HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
この記事では、アパレル業界のインターンシップに臨む学生に向けて、参加する際の服装や面接のポイントなどをご紹介。
アパレル業界に興味のある方はぜひ参考にしてください。
アパレル業界って具体的にどんな仕事をしているの?
「アパレル業界に興味はあるけど、いまいち仕事内容のイメージが浮かばない……」
ファッションが好きな方は、アパレル業界への就職を一度は考えたことがあるかもしれません。
しかし、アパレル業界の具体的な仕事内容が分からないという学生は多くいます。
アパレル業界といっても様々な職種があるため、希望する企業のインターンシップに参加して、実際のアパレル業界の仕事内容に触れることをおすすめします。
今回はアパレル業界でのインターンを希望する学生に向けて、面接対策や参加時の服装についてご紹介。
まずは希望する企業でのインターン選考突破を目指しましょう。
アパレル業界のインターンシップの特徴
華やかなイメージがあるアパレル業界ですが、一般的なインターンと比べてどのような特徴があるのでしょうか。
《アパレル業界のインターンシップの特徴》
・本格的な就業体験ができる
企業によって条件は異なりますが、アパレル業界のインターンシップは「最低1カ月から」「週1日勤務」など、長期にわたって開催されるものがあります。
そのためインターンシップでは実際の業務内容に近い仕事を密に体験できるのが最大の魅力。
接客サービスだけでなく、サービスの開発に関わったり企画を考えたりすることができるのは、インターンならではの経験です。
・短期間で密な内容のワークを体験することができる
1日限定のワークショップなどでは、業界研究を図る内容のワークや、企業が持つデータを元にしたショップのビジュアルを考えるワークなど様々な内容のものを密に体験することができます。
アパレル業界のインターンシップの内容
ここで、アパレル業界のインターンシップで実際に行われる内容を企業ごとに紹介します。
ワールドグループ
ワークやゲーム体験を通じてアパレル業界やファッションビジネスを学ぶことができます。
体験できる職種は、企画やマーケティング、店舗販売戦略、販売、仕入れ、広報など多岐に渡ります。
イトキン株式会社
『「ファッションが好き」を仕事に置き換えると?』とのテーマを掲げるインターンシップ。
会社概要などの説明をはじめ、コーディネートを提案するグループワークを実施します。
現役社員からのフィードバックをもらうことができます。
株式会社オンワード樫山
テーマは「ファッションビジネスの仕組みを学ぶインターンシップ」。
企画や生産、営業、販売など各職種の仕事内容や、ファッションがどのようにマーケットに提案されていくのかをグループワークを通じて学び、理解を深めていくことができます。
株式会社アズノゥアズ
「ひみつのワーク」
あるテーマに沿って参加者の質問に企業側が回答します。
内容は当日まで秘密の、文字通りのワークが特徴です。
「グループワーク」
第一線で活躍しているスタッフが、どのようなことに意識しながら仕事をしているのかを学びます。
トゥモローランド
販売、商品企画、店舗設計、バイヤー、販売促進など様々な仕事が体験できる1dayのインターンシップを開催しています。
どの職種にも共通する、「好きを仕事にする楽しさ」「トゥモローランドらしさ」が体感できます。
エアークローゼット
エアークローゼットでは、様々な職種のインターン募集があります。
中でも、給与支給の長期インターンが最大の特徴です。
(平日週3日以上、10時〜19時の間で1日6時間以上、時給1000円~)
人事部のアシスタントとして経営側に関わることができるほか、新規事業の企画、デザイン、Web関連まで実践的な業務を任されます。
アパレル業界のインターンシップに参加するメリット
ここで、実際にアパレル業界のインターンシップに参加するメリットをお伝えします。
・アパレル業界が自分に向いているか確認できる
アパレル業界を志望する学生は「ファッションが好き」「コーディネートに興味がある」など、ファッションに対する興味や憧れを抱いている人がほとんど。
しかし、実際に働いてみると理想と現実のギャップを感じることもあるでしょう。
インターンシップではアパレル業界にはどのような仕事があるのかを体験・勉強することで、自分のやりたい仕事かどうかを確かめ仕事への適性を測ることができます。
・インターンシップの経験を就活でアピールすることができる
インターン参加によって他のライバル学生と経験値や業界理解に差をつけることができるのもポイントの一つ。
アパレル業界への就職を希望する方は、スムーズな就活を叶えるためにもインターンシップに参加することをおすすめします。
・ファッションセンスが磨かれる
アパレル業界の最前線で働いている人のほとんどが、海外のファッション事情にも精通しています。
そのため、ワークを通して最新の流行を知ることができるほか、海外のアパレル業界の事業形態なども知ることができるでしょう。
販売の体験の場合、自らのファッションセンスも磨くことができるのも魅力の一つ。
意外と難しい!? アパレル業界のインターンシップに参加するときの服装
アパレル業界のインターンシップでは、参加者のファッションセンスをみるために私服を指定されるケースがあります。
しかし、私服と指定されると尚更着ていく服に迷いが生じることもあるでしょう。
ここではインターンシップに参加する際の服装について詳しいポイントをご紹介。
気になる方はチェックしてみてください。
ブランドイメージに合ったコーディネートを意識する
どんな服を着ればいいのか分からない……という方は、参加先の企業のブランドイメージに合うコーディネートを心がけましょう。
フォーマル、スポーツ、ナチュラルなど、そのブランドのテイストや志向に合わせることで統一感が出やすくなります。
「服装は自由だから」と自分の趣味を全面に押し出したコーディネートは、ブランドコンセプトに合わず浮いてしまう可能性があります。
インターン先のブランドで揃えない
自身をアピールするためにインターン先のブランドで統一させるのはご法度。
企業側から「見え透いたアピールだ」と思われてしまうかもしれません。
企業側は「自社のブランド愛」を見ているのではなく「どのようなアイテムを合わせて着こなしているか」を見ています。
自分が好きなブランドの服で、インターン先の企業のブランドコンセプトに添ったコーディネートにしましょう。
アパレル業界のインターン選考の面接で聞かれることとは
アパレル業界インターン選考の面接では、就活で定番の質問はもちろん、中にはアパレル業界特有の質問もあります。
面接でしっかり答えられるように、事前に準備をしておきましょう。
志望動機
どの面接でもいえることですが、まずは志望動機を明確にすることが大切です。
特にインターン選考の面接の場合は「なぜこのインターンに参加したいか」だけでなく、インターンの内容を把握して「インターンを通してどのようなことを身につけたいのか」を伝えられると、より説得力が増すでしょう。
またインターン内容で魅力を感じた点や、他社には無いその企業独自の特徴を踏まえて志望理由を答えるのもポイント。
「この企業のブランドが好きだから」という答えも志望理由の一つにはなりますが、それだけの理由だと「志望動機としては弱い」と感じられる可能性があります。
自己PR
就活において定番の質問であると同時に、学生にとって回答が難しいものの一つでもある自己PR。
この質問は学生のパーソナルな部分を知るために必要なものであり、社風や会社でどのように活躍してくれるかの判断材料にもなり得ます。
自己PRを考える際はインターン先の企業が求める人材を調べ、それに合致する部分をアピールしましょう。
先述の通り、自己PRはパーソナルな部分を紹介する場でもあります。
まずは自己分析をして自分の特技や長所、短所、過去の成功/失敗エピソードなどを洗い出しておきましょう。
場合によっては「自分を動物に例えると?」など、特殊な質問をされることもあります。
そういった時でも冷静に回答できるように、自分を客観視しておくことをおすすめします。
学生時代に取り組んだこと
企業側が「学生時代に取り組んだこと」を質問する際は、物事に取り組む姿勢や問題が起きた時にどのような対応が取れるかを判断します。
そのため「学生時代に取り組んだこと」で話すエピソードは、アパレルに関連した内容でなくても問題ありません。
ポイントは「いつ、どんなことを、何人で、どのくらいの期間、何を得たのか」など、5W1Hを使って分かりやすく説明すること。
「何がきっかけでどのようなことに取り組み、問題に対してどのような解決策を講じたのか」を具体的に回答しましょう。
接客経験の有無
接客の経験があるからといってインターン選考に必ず受かるというわけではありませんが、接客経験がある場合はアピールできるチャンスです。
接客経験がない場合は「インターンを通して勉強したい」「これから経験していきたい」と、ポジティブな気持ちを伝えると良いでしょう。
インターン内容が実店舗に立って接客を行うものでなくても、入社後に販売の現場を経験させる企業もあるため、アパレル業界に就職したい方は接客のアルバイトを経験しておくと良いかもしれません。
逆質問に対する答え方
面接の最後には担当者から「何か質問はありませんか?」と逆質問をされることがあります。
逆質問への対策として、以下のようにインターンへの意欲が感じられるような質問を数点用意しておくのがポイントです。
《例》
・インターンやアルバイトの経験がないが問題ないか
・インターン参加の前に学習しておくべきことはあるか
・インターン内容に○○とあるが、これは具体的にどのような体験ができるのか
など
仕事内容やインターンに参加するにあたっての疑問点などがあれば、積極的に質問しましょう。
ただし「販売以外にどのような事業を行っているのか」などのように、その企業のHPなどをみれば分かる内容を質問するのはご法度。
「企業研究を怠っている」と悪印象を与えてしまうかもしれません。
また「質問は特にない」と答えてしまうと、参加意欲がないと思われる可能性があるため注意が必要です。
アパレル業界のインターンシップに受かりにくい人の特徴
アパレル業界のインターンシップに受かりにくい人には、以下のような特徴があります。
志望動機がはっきりしていない
「なぜこのインターンに参加したいのか」を伝えられない人は、選考に受からない可能性があります。
志望動機は「この企業でないといけない」という具体的な理由を答えるのが最大のポイント。
「このワークに興味をもったから」「ワークを通して○○に挑戦したいから」などのように、インターンの内容に絡めた志望動機を答えられると選考に受かりやすくなるでしょう。
質問の意図を理解できていない
面接官の質問に対してまとまりのない答えを返したり、関係のないことまで答えたりすると、コミュニケーション能力や思考をまとめる能力が低いと判断されかねません。
質問に答えるまでに時間を要する場合、面接対策を怠ったと思われる可能性もあります。
質問された内容に対して素早く反応するためにも、上記でご紹介した質問例の回答を事前に準備し、伝えるべきことを分かりやすくまとめて伝えましょう。
また「えー」「あのー」「うーん」などの“つなぎ言葉”を使用しないよう注意することもポイントのひとつ。
口癖のように多用していると、マナー違反として減点されてしまう恐れがあります。
アパレル業界のインターンで内定に一歩近づこう
アパレル業界は華やかなイメージがあるため、アパレル業界での就活を目指す学生は多くいます。
しかし、アパレル業界の主な業務内容を知らない学生は少なくありません。
アパレル業界の仕事内容が自分に合っているか、また自分が本当に就業したい業界・職種は何なのかを知りたい方は、事前にインターンシップを体験することをおすすめします。
アパレル業界でのインターンシップ合格を狙う学生は、インターンで何を得たいのか目的まで深く考えた上で選考に臨みましょう。