HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「社員から突然面談に呼ばれたけど何だろう?」 「リクルーター面談って選考と関係があるの?」 「リクルーター面談でどうやったら評価を得られるの?」 リクルーター面談は本選考と違った特色があり、本記事ではリクルーター面談の疑問について答えていきます。
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リクルーター面談とは?
就活生なら一度は「リクルーター」と顔を合わせる機会があるのではないでしょうか。
リクルーターとは「企業の人事部とは別に、採用に関するサポートを行う社員」のこと。
就活を進めていると本選考とは別に、リクルーターとの面談のオファーが来ることがあります。
リクルーターは直接採用を決める人事部ではなく、3年目~5年目の比較的若い現場の社員が多めです。
OB・OG訪問の違いとしては必ずしも自分の大学の先輩とは限らないこと。
またOB・OG訪問は自分から企業に会うためにアクションを起こしますが、リクルーター面談は企業から連絡が来ます。
リクルーター面談の分類は主に3つあります。
実質的な選考の場
面談が選考に直結するパターンです。
ここで優秀な判定を受けることができたら、本選考で1次面接免除やその後すぐ内定などの優遇を受けることができます。
逆に印象がよくなかったら、本選考では面接をさせてもらえない、エントリーシート落ちということも起こります。
気になる学生に自社を受けてほしいとアプローチする場
気になる学生にアプローチをすることで自社に興味を持ってもらう目的があります。
このパターンでは 高学歴であったり、体育会や課外活動で結果を出したりした学生がアプローチされることが多いです。
会社説明の場
選考に関係なく会社の説明をするために、面談の機会を設けるパターンです。
例年採用活動は早期化する傾向にあるので、早い段階から学生に自社を認知してもらうという目的があります。
3つのパターンで比較的少ないといえます。
①~③で直接採用と関連するのは③のみですが、①と②のパターンでも学生の振る舞いは基本的に採用に関わる人事部に報告されます。
つまりそれは間接的に選考に繋がるという可能性があるということです。
そのため リクルーター面談を設定されたら油断せず準備をすることが必要になります。
リクルーター面談の流れ
リクルーター面談4つのステップ
企業にエントリー・インターンシップの参加
上記のようなアクションを取るとリクルーターがつきます。
リクルーターは全員につくことはなく、 高学歴の学生やインターンシップに参加した学生などから優先的に案内がされます。
企業からのメール・電話→日程調整
企業にエントリー・インターンシップに参加した学生には、 メールや電話で案内が来ます。
このときに「選考です」と直接いわれることは殆どありません。
といったように案内されます。
カフェ等で面談
オフィス街やホテルに併設されているカフェで面談します。
リクルーターは3年目~5年目の若手社員がつくことが多いことから、話しやすくフランクに進むことが多いです。
ただし、リクルーター面談の位置づけで述べたように選考に繋がっていることが多いため準備は必要になります。
次回日程の調整
1回目の面談で優秀もしくは気になる人材だと判断されたら次回の面談の案内が来ます。
リクルーター面談は早期から優秀な学生を見極める目的があるので、 深く見極めるために複数回(2~3回)面談する傾向があります。
リクルーター面談の対策・気をつけるべきポイント
リクルーター面談3つの対策ポイント
最低限のビジネスマナー
リクルーター面談だけでなく社会人と関わるうえで最低限のビジネスマナーは必要です。
リクルーター面談は選考の場として行われることが多く、 最低限のビジネスマナーができていない学生はその時点で採用対象外になります。
自己分析
リクルーター面談では学生が社員に質問する機会とされていますが、社員から学生に質問もされます。
質問の内容は
といったものが多いです。
この質問に答えるためには、 自分の経験や志向性を理解するための自己分析が必要になります。
自己分析の方法は以下記事にあるので参考にしてください。
質問する内容の準備
リクルーター面談では必ずといっていいほど、社員に質問する時間が設けられます。
ここで質の高い質問ができれば、リクルーターに良い印象を与えることができ選考に有利に働くでしょう。
質問は自分が知りたいことを聞くのはもちろんですが、リクルーターに合わせた質問をすることでいい印象を与えることができます。
リクルーターは基本的に5年目までの若手社員がなります。
若手に経営に関する(御社の今後の経営方針はどうなっていますか?など)質問をするのはよくありません。
そのため 現場の仕事について聞くことがベターだといえます。
質問集をいかにのせておきますので参考にしてください。
ポイントとしてはいくつか質問をする中で、 リクルーター自身の経験を1つは聞いておくことです。
リクルーター面談の後にある本選考で、リクルーターの経験談を話すことができたら内容に独自性を生み出すことができます。
まとめ
いかがでしょうか? 上記で述べた通りリクルーター面談はカジュアルな場で行われる選考というパターンが多いです。
準備を入念にすることで選考突破に繋がるので、選考とは関係ないと言われても注意して臨むようにしましょう。
リクルーター面談は選考の場でもありますが企業で働く社員の話を聞ける絶好の機会なので、有意義な時間にしていただけたらと思います。