【例文付き】就活の軸をESで聞かれたときの答え方や注意点をご紹介

【例文付き】就活の軸をESで聞かれたときの答え方や注意点をご紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活では軸というのが大切で、ESや面接でも就活の軸は何か聞かれることがあります。

軸をしっかりと考えておくと就活を効率よく行うことができますし、企業としても自分としてもミスマッチを防ぐことが可能です。

文章を考える際に伝わりやすさも大切で、PREP法を利用すると好印象な文になります。

ただ文章を考える際に、どこでも当てはまることを書いたり福利厚生や待遇を全面的に書いてしまうのは止めましょう。

魅力的な文章を書いて、面接へ進めるようにしましょう。

目次目次を全て表示する

【就活の軸をESに書く】はじめに

企業側も自分の会社にマッチした学生を採用したいと思っていますので、就活の軸について聞かれることは多いです。

就活を行う上でも軸を考えておくのは必須事項でもありますので、これから就活を始めるという方は覚えておきましょう。

後々ESに限らず面接で答える時や、実際に企業に採用されて働く時にもこの就活の軸が役立ちます。

こちらでは、どんなふうに就活の軸をESに書けばいいかなどを紹介していきます。

【就活の軸をESに書く】就活の軸とは

これから企業で働く際に、自分の中で一番大切にしているポリシーが就活での軸になります。

他のことは多少妥協をしなければならないとしても、これだけは譲れないということです。

ここがしっかりとしていると、何の質問を面接でされても話している内容に一貫性がもます。

ESでもこれが就活の軸ですということをしっかりと書き、他の質問に対しての答えもブレがないと好印象です。

企業で欲しい人材の雰囲気とマッチしていると、面接へと進みやすくなります。

【就活の軸をESに書く】軸を作るメリット

就活を始めると、さまざまな方から就活では軸が大切だとよく言われる機会も増えるでしょう。

なんとなくは軸が大切だと分かっていても、どうして決めなければいけないのかあまりよく分かっていない方もいるかもしれません。

こちらではなぜ就活の軸を考えておくことが重要で、ESなどでも聞かれるのかの理由をお伝えしていきます。

ぜひ、これから就活の軸を作る時の参考にしてみてください。

効率よく就活できる

自分の中でしっかりとどんな企業で働きたいという気持ちが定まっていないと、考えもまとまっていないので面接ではちぐはぐな答えを言ってしまいやすくなります。

面接官もさまざまな学生を見ているので、「この人はあまりよく考えないで面接を受けに来た」というのがすぐに分かります。

すると他の就活の軸をしっかりともった学生が採用され、自分には興味をもってもらえないまま終わってしまうのです。

就活の軸を考えておくことのメリット

就活の軸を考えておくと、そのことが企業選びや志望動機に通用する部分が多くなり、さらに効率よく自分にピッタリな企業を探しやすくなります。

いざESを書く時だけでなく、面接でも一貫性がある発言ができるようになり好印象を与えられます。

就職したあとのミスマッチを減らせる

企業としてのブランドなどのかっこよさだけで就職を決めてしまうと、奇跡的に内定をもらって働けても自分に合わなくてすぐに辞めたくなります。

無理をしてしまうと、入社後にキツさを感じ早く辞めたくなってしまうのです。

実際にも新卒で入った会社を3年以内に辞めてしまう方は多く、企業にも迷惑をかけてしまいます。

だからこそ企業側としても考え方の根本が違う人とではなく、社風に合う人を採用したいと思っています。

就活の軸が自分の企業の社風にマッチしていれば、その方を採用したいとも考えるのです。

マッチしていれば学生側も入社してから考えの相違がほとんどないので、ストレスも少なく長く続けられます。

志望動機に説得力を持たせられる

就職活動において、自身の軸を持つことは、エントリーシートや面接で信頼性を高める重要な要素です。

明確な軸があれば、志望動機を具体的に書けるため、面接官に納得感を与えやすくなります。

企業が就活の軸を尋ねる理由は、志望度を測るためです。

企業は早期退職を防ぎ、長期的に活躍する人材を採用したいと考えています。

そのため、明確な軸を持つことで、自社との相性を示し、面接官に安心感を与えることが可能です。

企業が就活の軸を聞く意図

企業が就活生に就活の軸を聞く際の意図は、応募者の価値観や志向性を理解し、自社とのマッチ度を確認することです。

就活の軸をしっかりと定めている学生は、自分の価値観や優先事項を明確にしているため、早期離職などのリスクを回避するための重要な判断材料になります。

それぞれの理由について詳しく説明します。

自社とマッチするか

企業が就活の軸を聞くのは、応募者の価値観や考え方が自社と合致しているかを判断するためです。

就活の軸は、応募者が自分の優先事項や価値観に基づいて設定したものであり、それを通じて企業側は、応募者が自社にフィットするかを見極めます。

これにより、入社後のミスマッチを防ぎ、企業と応募者双方にとって良い結果をもたらすことが期待され、リスクを最小限に抑えるための重要な判断基準となっています。

志望度が高いか

企業は、応募者の志望度の高さを知るために就活の軸を確認します。

志望度が高い応募者は企業分析をしっかり行い、仕事に対する取り組みの姿勢が明確です。

面接で就活の軸とその理由を話す際に、企業の強みや特徴に関連づけ、「だからこの企業を選びました」という姿勢をアピールすることで、志望度の高さを示すことができます。

これにより、企業への熱意や真剣さが伝わりやすくなり、評価も高くなります。

長く働いてくれるか

企業が就活の軸を聞く理由の一つに、応募者が長期的に働いてくれるかを確認したいという点があります。

採用には多くの時間とコストがかかるため、企業としては早期離職のリスクを避けたいと考えています。

そのため、面接では就活の軸を通じて、応募者の長期的なキャリアビジョンや企業への貢献度を見極めることを非常に重要視しているのです。

安定した勤務を見込める応募者は、企業にとって大きな魅力となるので、そう思ってもらうような意識を持つことがポイントです。

【就活の軸をESに書く】選考通過する軸の見つけ方

就職活動を成功させるためには、エントリーシートにおいて自分の「就活の軸」を明確に伝えることが重要です。

ここでは、就活の軸を見つけるための方法として、

方法
  • 過去の自分を振り返る
  • 周りの人に聞く
  • 志望企業から見つける

という3つのアプローチについて解説します。

過去の自分を振り返る

就活の軸を見つける第一歩は、自己分析を通じて「自分が何をしたいのか」を考えることです。

過去の経験から心に残っている出来事を多く思い出し、自分が何に興味を持ち、どのようなことに熱中してきたかを振り返ります。

これを行う方法として、自分の歴史を年表のように作ったり、モチベーショングラフを使って自分のモチベーションの変化を視覚的に把握することが有効です。

縦軸にモチベーションの高さ、横軸に年齢を設定し、モチベーションの変動を曲線で表現してみると、自分が大切にしてきた価値観が見えてきます。

周りの人に聞く

他己分析も就活の軸を見つけるための有効な手段で、家族や友人に自分のことを聞くことで、自己理解が深まります。

彼らから見た自分の長所や大切にしてきた価値観を聞くことで、自己分析では見落としていた自分の特性を発見できるかもしれません。

他己分析を通じて得られた客観的な意見をもとに、自分の軸を具体化し、自己分析だけでは気づけない視点を得ることができ、自分の強みや価値観を明確にすることができます。

志望企業から見つける

自分の優先事項がわからない場合、企業から就活の軸を見つけることも一つの方法です。

このアプローチでは、興味を持った企業を複数リストアップし、そこから共通点を見つけ出します。

また、OB/OG訪問を通じて企業の良さや文化を知り、それを軸に据えることも有効です。

さらに、インターンシップに参加して実際の企業の雰囲気や業務内容を体験することで、実感を持って自分の軸を決めることができます。

企業との接点を持ち、自分に合った軸を発見することで、面接時にも自信を持って志望動機を語ることができるようになります。

 

【就活の軸をESに書く】本音と建前の決め方

就活の軸をエントリーシートに記載する際には、本音と建前を適切に使い分けることが重要です。

特に、以下で紹介するポイントを抑えておきましょう。

1.本音の軸を決める

まず、自分が大切にしている価値観を洗い出しましょう。

「残業はしたくない」「収入を重視したい」「海外勤務を目指したい」など、率直な希望をリスト化するのが効果的でおすすめです。

ただし、すべてを叶えるのは難しいため、優先順位を明確にすることがポイントです。

具体的な手法としては、過去の経験を振り返り、自己分析ツールを活用することも役立ちます。

2.建前に置き換える

次に、本音の軸を建前に置き換える作業を行います。

これは、本音の軸がそのままでは面接官に悪い印象を与える可能性がある場合に有効です。

たとえば、「給料が良い会社で働きたい」という本音は「タフな環境で成長したい」といったポジティブな表現にできます。

ただし、建前の軸を考える際には、あくまで自分の本音に基づいたものであることが重要です。

3.場合によって本音の軸を使う

建前の軸ではなく、面接で本音を問われる場面があることも想定しておく必要があります。

圧迫面接などで「本当にその軸なのか」と追及された場合、説得力を持たせるために本音を交えることが有効です。

たとえば、「厳しい環境で成長したい」という建前の軸に対して、「育った環境からお金の大切さを理解しており、その分努力する覚悟がある」と具体的な理由を補足することで、本音と建前をうまく繋げられます。

また、本音を用いた場合でも、企業が求める人材像に近い形で伝えることを心掛けましょう。

本音と建前の両方を使い分けることで、自己の軸に一貫性を持たせながら、柔軟な対応力を示すことができます。

【就活の軸一覧】就活の軸の種類4つ

就活の軸を明確にすることで、選考対策が効率的に進むだけでなく、自分に合った企業選びが可能になります。

ここでは、代表的な4つの軸について解説します。

業務内容

どのような業界でどのような業務を行いたいかを基準に軸を設定する方法です。

これは「自分が将来どのようなキャリアを築きたいか」を具体化するきっかけになります。

例えば、「ものづくりを通じて社会に貢献したい」「英語を活かして海外で新たな市場を開拓したい」といったものが挙げられます。

業務内容を軸に設定することで、自分がどのようなスキルを得たいのか、将来的にどのような役割を果たしたいのかを明確にできます。

業務内容における軸例10選

  • 専門性を高められる仕事
  • 幅広い業務に挑戦できる仕事
  • 裁量権が大きい仕事
  • 企画・提案ができる仕事
  • モノづくりに関わる仕事
  • データを活用した仕事
  • グローバルに活躍できる仕事
  • 社会課題を解決できる仕事
  • 新しい技術に触れられる仕事
  • デザインやクリエイティブな業務に携われる仕事

企業理念・企業方針

企業が掲げる理念や方針を基準に軸を設定する方法です。

企業理念やビジョンは、仕事のスタイルや働き方に直接影響を与えるため、これを重視することで自分に合った職場環境を見つけやすくなります。

たとえば、「環境問題に積極的に取り組む企業で働きたい」といった希望が考えられます。

企業理念を基準に選ぶことで、自分の価値観と一致する職場を見つけやすく、入社後のミスマッチを防ぐことが可能です。

企業理念・企業方針における軸例10選

  • 社会貢献を重視する企業
  • 成長し続けることを理念としている企業
  • 社員を大切にする企業
  • 顧客満足を最優先する企業
  • 挑戦を歓迎する企業
  • 多様性を尊重する企業
  • 倫理観を重視する企業
  • 長期的なビジョンが明確な企業
  • 環境や社会に配慮する企業
  • 地域に根ざした企業

周りの人・顧客

職場で関わる人や仕事を通じて接する顧客を基準に軸を考える方法です。

仕事は基本的にチームで行うことが多く、周囲の人との協力やコミュニケーションが成果に直結します。

例えば、「自分と価値観が近い仲間と働きたい」といった考え方が挙げられます。

また、顧客が事業者か消費者かといった違いも、働く環境や仕事内容に大きな影響を与えます。

この軸を考えることで、職場の人間関係や顧客との関わり方が自分に適しているかを見極めることができます。

さらに、周りの人や顧客を基準にすることで、自分がどのような環境でモチベーションを維持できるかを明確にできるため、早期離職のリスクを減らす効果もあります。

周りの人・顧客における軸例10選

  • チームワークを大切にする職場
  • 上司・先輩と距離が近い環境
  • 若手が活躍できる職場
  • 顧客との接点が多い仕事
  • 顧客満足を重視する企業
  • エンドユーザーの声が反映される仕事
  • 社内コミュニケーションが活発な企業
  • 人との関わりが多い仕事
  • 信頼関係を築ける仕事
  • 社員同士が切磋琢磨できる環境

働く際の環境

給与や福利厚生、勤務地、勤務時間などを基準に軸を設定する方法です。

これらは働き続けるうえで非常に重要な要素であり、自分の基盤として考えることが大切です。

例えば、「ワークライフバランスを重視したい」といったものが考えられます。

ただし、この軸はそのまま企業に伝えるとマイナスの印象を与える可能性があるため、自分の中で基準として持つことをおすすめします。

環境を重視する軸を設定することで、長期的に健康で働ける職場を選びやすくなります。

また、選考では環境面を強調するのではなく、他の軸と組み合わせることで、志望動機に一貫性と説得力を持たせることが重要です。

働く際の環境における軸例10選

  • ワークライフバランスが整っている企業
  • リモートワークが可能な企業
  • フレックスタイム制度がある企業
  • 福利厚生が充実している企業
  • 育児・介護と両立できる企業
  • 社内の雰囲気が良い企業
  • オフィス環境が快適な企業
  • 勤務地を選べる企業
  • 安定した経営基盤がある企業
  • 成果主義が明確な企業

【就活の軸をESに書く】答える際の4つのポイント

就活の軸をESに書く際には、単に自分の価値観を述べるだけではなく、企業との関連性を意識することが重要です。

企業は就活の軸を通じて、応募者がどのような価値観を持ち、それが自社に適しているかを判断しています。

以下では4つのポイントに分けて答え方を解説します。

自分の「軸」にあった企業を受ける

企業がESで就活の軸を尋ねるのは、「応募者が企業の価値観や業務内容と合っているか」を判断するためです。

そのため、自分の軸に合わない企業を受けると、企業側から見ても応募者から見てもミスマッチが生じやすくなります。

例えば、チームワークを重視する企業「個人で成果を出したい」という軸を持つ人が応募すると、選考を通じて不一致が明らかになりやすく、結果として不採用になったり、仮に内定を得ても入社後に違和感を覚える可能性があります。

このような事態を防ぐためには、事前に企業研究をしっかり行い、自分の軸と合致する企業を選ぶことが重要です。

また、企業の公式サイトや説明会を活用し、理念や働き方が自分の価値観と一致しているかを確認することが大切です。

具体的に書くことを意識

ESに就活の軸を書く際は、できるだけ具体的に表現することが重要です。

例えば、「社風が合う企業が良い」と書くだけでは抽象的すぎて、企業側にどのような環境を求めているのか伝わりにくくなります。

「チームワークを大切にしたいのか」「個人の成果を重視する文化が良いのか」といった細かい部分まで深掘りし、自分が大切にしたいポイントを明確にすることが求められます。

また、「挑戦できる環境が良い」といった表現も、具体的に「若手が裁量権を持って新しいプロジェクトに関われる環境」などと書くことで、より説得力が増します。

面接官は応募者の言葉から「入社後のイメージ」を持ちたいと考えているため、具体的な軸を示すことで「この人は自社に合いそうだ」と思ってもらえる可能性が高くなります。

 「自分らしさ」を出す

ESにおいて、印象に残る内容にするためには、自分の経験を交えて「自分らしさ」を出すことが大切です。

誰にでも当てはまるような内容ではなく、「どのような経験を通じて、その就活の軸に至ったのか」を明確にすることで、独自性のある文章になります。

例えば、「成長できる環境を重視する」と書く場合、なぜ成長を大切に考えるようになったのか、その背景となる経験を加えると良いでしょう。

部活動やアルバイト、インターンなどで努力を積み重ねた経験があれば、「目標に向かって努力し、達成感を得た経験があるため、継続的に成長できる環境を求めている」といった形で書くことで、軸に説得力が増します。

このように、自分自身のエピソードを交えることで、他の応募者と差別化し、印象に残るESを作成することができます。

企業との共通点でを意識し、軸を志望理由に繋げる

就活の軸をESに書く際は、単に自分の希望を述べるだけでなく、それが企業選びにどのように影響しているのかを明確にすることが重要です。

企業の特徴や理念と自分の軸を結びつけることで、志望動機との一貫性が生まれ、より納得感のある内容になります。

例えば、「顧客志向を大切にする企業で働きたい」と述べた場合、その企業が「顧客満足を最優先にしている」という具体的な取り組みを挙げることで、企業とのマッチ度を強調できます。

また、「挑戦できる環境が良い」といった軸を持つ場合、企業が若手に裁量権を与えている実例を示すことで、志望理由とリンクさせることができます。

このように、企業との共通点を意識してESを書くことで、企業側に「この応募者は当社の文化や方針と合っている」と感じてもらいやすくなります。

【就活の軸をESに書く】ES(エントリーシート)での就活の軸の書き方

ESにいざ就活の軸を書こうとしても、何からどのように書いたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

書き方も自分には分かっても、面接官に分からない書き方をしてしまうと何も伝わりません。

より効率的に自分の気持ちが伝わる書き方というものもありますので、しっかりと覚えましょう。

 

PREP法を用いる

効率的に自分の考えを伝えられる方法として、PREP法というものがあります。

こちらはまず結論から始まり、理由、具体例、最後にもう一度結論の順番で伝えるようになります。

まず大事なことを強調し、その後に理由や具体例を伝え分かりやすく話して最後にもう一度強調して結論を言うのが特徴です。

分かりやすい文章構成になりますので、説得力が出てきます。

そして短時間で言いたいことが伝わるというメリットもあるのです。

正直何を話しているのか分からない話を聞いても、話した方はスッキリしても聞いている方は何の話かよく分からないまま終わってしまいます。

先に結論を話し、短時間で何が言いたいのか分か相手の心にも響きます。

結論

始めの結論については、相手に伝わりやすいように一言で伝えるようにしましょう。

結論を長々と話してしまうと、分かりにくい話になってしまいます。

この話はこれを言いたいというものを強調させるためにも、「私の就活の軸は〇〇です。と一言で終わらせましょう。

ここで何の話が始まるのかが分かり、次に続く理由などが理解できるようになります。

実際に一人の軸を設定して、PREPで書いてもみましょう。

就活の軸の結論としての例は、人に直接接し生活に寄り添う仕事であること、休みがあり、女性でも結婚や出産を経ても働き続けられる雰囲気があることなどさまざまあります。

理由

結論を聞いたあとは、どんな理由でそうなったのか聞きたいと面接官は思っています。

分かりやすい理由を話すためにも、個々の部分では理由にVISIONなども入れて話すようにしましょう。

理由も分かりやすいと、さらに次の具体的な話もスムーズに聞けますし、理解度も大きくなります。

一番は具体例で長く話すので、理由を話す時にもそれほど長い文章にならないようにして、大切な話の内容を入れるようにしましょう。

エピソード

エピソードは結論を裏付けるさらにも分かりやすい部分ですので、面接官は注目して見ています。

ESの中でも結論や理由も見てはいるのですが、それ以上にこの具体例を見て判断しています。

ここからその人の考えや、体験したことに対してどのように考えるのかが見えてくるので注目しているのです。

よりその時の情景が浮かぶように、具体的な話を書きましょう。

結論

最後にもう一度結論を言うのですが、ここでもう一度言うことでさらに何の話だったのかを印象付けることができます。

大切なことは何回も繰り返し伝えた方が、相手には伝わりやすいのです。

そして話の内容も分かりやすくなり、印象に残りやすくなります。

この方法を使えば、ただ文章を並べて話すよりも大変分かりやすく、その内容も企業の社風などにマッチしていれば大きく興味をもってもらえるでしょう。

【就活の軸をESに書く】やってはいけないこと

書く時にこれをやってしまうと、他の学生の方に興味をもってしまい自分には興味をもってもらえないという書き方もあります。

せっかくPREP法を使って魅力的に書いたはずなのに、ダメだったということになったらもったいないです。

ここではどんな書き方をしてしまったらあまりよくないのか、詳しく紹介していきます。

どこにでも当てはまることを書く

一番よくないのは、話の内容がどの企業にも当てはまってしまう書き方をしてしまうことです。

それほど自分の企業ではなくてもいいのではないかというような書き方をしてしまうと、それよりも自分の企業で働きたいという気持ちが具体的になっている学生の方が魅力的に見えます。

話の内容が曖昧だと、本当に興味を持ってきてくれたのか上辺だけを見て来てくれたのか分からなくなってしまうのです。

書いてあることが曖昧でテキトーなことだったら、企業が深いところまで理解できなくなってしまい、最悪の結果となってしまうでしょう。

この企業だったから選んだというのが分かるように書きましょう。

福利厚生や待遇を全面的に書いてしまう

ここの中では就活の軸は大きく福利厚生や待遇のことを考えていたとしても、そのことを全面的に書いてしまうとあまり好印象にはなりません。

本来は仕事の内容に興味をもっていて、このようにして頑張りたいという話を聞きたいと思っています。

それが仕事の内容はそっちのけで、福利厚生ばかりに話がいっているとなんだか仕事はやる気がないのかもしれないと思われます。

福利厚生などはやりがいや目標みたいなものをあまりに無視しているので、書いてもいい印象にならないということを覚えておきましょう。

ほかの回答との一貫性がない

就活の軸をエントリーシート(ES)に書く際に注意すべきは、一貫性の欠如です。

自己PRや志望動機など、ES内の他の回答と矛盾が生じていないか、確認を徹底しましょう。

一貫性のない回答は、面接官に「確認不足」や「適当」といった印象を与え、信頼を損なう可能性があります。

回答に一貫性を持たせるためには、しっかりとした自己分析と企業分析を行い、第三者に添削してもらうことも有効です。

その企業に合ってない

就活の軸を答える際には、自分が大切にしたい価値観をそのまま伝えるだけでなく、企業の特徴や求める人物像に合ったものを選ぶことが重要です。

企業が就活の軸を尋ねる理由は、応募者が企業の方針や職場環境とマッチしているかを判断するためです。

そのため、企業の価値観や求める人物像と大きくズレた軸を話してしまうと、「この人は本当に当社で働きたいのか?」と疑問を持たれ、選考で不利になる可能性があります。

【就活の軸をESに書く】そもそも就活の軸が分からない時

自己PRや就活の軸が定まらないと感じている人は、まずは自分の興味や適性を深掘りすることが大切です。

ここでは、就活の軸を見つけるための3つの具体的な方法を紹介します。

自分に合う手法を試して、少しずつ自分の考えを整理していきましょう。

消去法でやりたくない仕事を考える

自分が「やりたいこと」を探すのではなく、逆に「やりたくないこと」から絞っていく方法もあります。

やりたくない仕事や、避けたい仕事の条件をリストアップすることで、自分がやりたくないものがはっきりと見えてきます。

例えば「人と話すのが苦手」「ずっと座りっぱなしの仕事は嫌だ」など、日常的に感じている嫌な要素を整理することで、自分が向いている仕事の特徴が見えてくるかもしれません。

過去の成功を振り返る

これまでの自分の経験を振り返ることで、就活の軸を見つける方法です。

成功した体験や、満足感を得られた瞬間を思い出してみましょう。

例えば、学生時代にチームで取り組んだプロジェクトや、アルバイトで得た達成感などがあれば、それらを基に自己分析を行いましょう。

その成功体験から、自分が得意なことや他人に評価されたことを見つけ、それを仕事にどう活かせるかを考えることで、業界や職種を絞り込む手助けになるはずです。

好きなことをあげてみる

自分がやっていて楽しいことや、得意なことをリストアップするのも有効な方法です。

自分が無理なく続けられることや、自然に熱中できることに注目してみてください。

例えば趣味や特技、他の人より得意だと思える分野をリスト化してみましょう。

その上で、その好きなことや得意なことがどんな業界や職種で活かせるかを考えてみます。

自分の興味と企業の方針が一致している企業を見つけることができれば、より具体的に就活の軸を定めることができるでしょう。

【就活の軸をESに書く】ES用文字数別の例文

就活の軸の例文を文字数別に紹介します。

200文字~400文字程度で指定されていることが多いので、志望企業の指定文字数にあわせ、参考にしてみてください。

200字

私の就活の軸は、グローバルな環境で働き、多様な人々と協力しながら、国際的な視野で成長することです。

大学時代に留学を経験し、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションを通じて、信頼関係を築くことの大切さを学びました。

この経験を基に、将来的には政界をはじめとする国際的な舞台で、多様な人々と協力しながら大きな成果を挙げたいと考えています。

300字

私の就活の軸は、グローバルな環境で働き、多様な人々と協力しながら、国際的な視野で成長することです。

大学時代に留学を経験し、異なる文化背景や価値観を持つ人々と深く関わる中で、信頼関係を築くことの大切さを学びました。

また、異文化理解を深めることで、広い視野を持って柔軟に対応する力も養いました。

この経験を通じて、将来的には政界をはじめとする国際的な舞台で、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力し、大きな成果を挙げることに貢献したいと考えています。

そこで、貴社のようなグローバルな視点で成長できる環境を重視し、自らの可能性を広げていきたいです。

400字

私の就活の軸は、グローバルな環境で働き、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力しながら、国際的な視野で自己成長を遂げることです。

大学時代、私は交換留学を経験し、現地でさまざまな国籍の学生や教授と意見を交わしながら、異文化理解を深めました。

この経験を通じて、単なる語学力の向上だけでなく、多様な価値観を尊重し、異なる背景を持つ人々と協働することの重要性を実感しました。

また、課題解決に向けて協力する中で、信頼関係を築くことがいかに成果に直結するかを学びました。

将来的には、政界をはじめとする国際的な舞台で、異文化交流を活かし、多様な人々と協力しながら、社会に貢献できるような仕事に携わりたいと考えています。

グローバルな視点で成長し続けることができる貴社のような環境に身を置くことで、将来的に社会に価値を提供できる人材を目指しています。

【就活の軸をESに書く】業界別例文12選

就活の軸は人によって異なりますが、志望する業界や企業にマッチするものを選択することが効果的です。

以下に志望業界別で就活の軸の例文をいくつか紹介するので参考にしてみてください。

メーカー

私の就活の軸は、「ものづくり」に携わることです。

ものづくりは、自分のアイデアを形にし、それを多くの人々に届けるという魅力があります。

学生時代に参加したロボット製作サークルで、チームと共に試行錯誤しながらロボットを完成させた経験が、ものづくりの楽しさを教えてくれました。

そのとき、デザインから実際の組み立てまで関わり、完成した瞬間の達成感と、仲間と一緒に成し遂げたことに対する感動を味わいました。

御社では、新製品開発に積極的に取り組む姿勢と、技術革新を重視する企業風土に共感しました。

私は、ものづくりを通じて社会に貢献できる仕事をしたいと考えており、御社の一員として挑戦的なプロジェクトに携わり、さらに自分の能力を高めていきたいと考えています。

金融

私の就活の軸は、「経済的に困窮している人を救うこと」です。

大学で経済学を学ぶ中で、金融の仕組みが人々の生活を左右することを知り、より多くの人々に適切な金融サービスを提供することがいかに重要かを痛感しました。

特に、地方の中小企業や個人が金融サービスの利用に苦しんでいる現状を目の当たりにし、彼らを支援することができる仕事に就きたいと考えました。

御社は、地域密着型の金融サービスを展開しており、多様なニーズに応えるための柔軟な対応力が魅力的です。

私は、経済的に困窮している人々を支援することができる金融機関での経験を通じて、自分の知識とスキルを活かし、社会に貢献できる仕事をしたいと考えています。

御社での業務を通じ、より深く金融の現場を学び、私の使命を果たしたいと考えています。

事務

私の就活の軸は、「誰かをサポートできる環境」です。

私は、人の役に立つことに喜びを感じる性格で、これまでのアルバイトやボランティア活動でも、誰かを助けることにやりがいを見出してきました。

大学でのサークル活動では、イベントの運営や後輩の指導を通じて、他人を支えることの重要性を学びました。

特に、サークルの一員として裏方での業務を経験したときに、メンバー全体のパフォーマンスを上げることに貢献できたことが、自分にとって大きな達成感となりました。

御社は、社員一人一人が活躍できるようなサポート体制を大切にしており、事務職としてチームの一員として会社を支えることに魅力を感じています。

私のサポート力を活かして、御社での業務が円滑に進むよう尽力したいと考えています。

IT

私の就活の軸は、「社会に大きな影響を与えられること」と「常に進化を感じられること」です。

IT業界は、技術革新のスピードが速く、日々新しいチャレンジがあります。

私は大学でプログラミングを学び、アプリ開発のプロジェクトに参加した経験があります。

その中で、自分の作ったアプリケーションが多くの人々の生活を便利にし、社会に貢献できることに大きなやりがいを感じました。

御社は、最新のテクノロジーを駆使して多くのイノベーションを生み出している企業であり、私の目指す「社会への影響力」と「技術の進化」にピッタリです。

御社で働くことで、常に最先端の技術に触れながら、自分自身も成長し、社会に貢献する製品やサービスを提供したいと考えています。

食品

私の就活の軸は、「人々になくてはならないものに携わりたい」ということです。

食品は生活に欠かせないものであり、食を通じて多くの人々に喜びを提供することに魅力を感じています。

大学時代、飲食店でのアルバイトを通じて、お客様に喜ばれる商品を提供することの大切さを学びました。

特に、地元の特産品を使ったメニュー開発を手掛けた際に、多くのお客様から「美味しい」と喜ばれることに大きなやりがいを感じました。

御社は、安全で美味しい食品を提供し続けることにこだわりを持ち、消費者の信頼を得ている企業であるため、私の軸にピッタリです。

私は御社で、消費者に愛される商品づくりに貢献し、多くの人々に喜びを届けたいと考えています。

商社

私が就職活動で大切にしている軸は、「グローバルな視野で多様性を活かすこと」です。

大学時代に海外留学を経験した際、異なる文化を持つ人々と共同プロジェクトを進める機会がありました。

その中で、価値観の違いを受け入れ、共通の目標を達成するための調整力が重要であると実感しました。

また、多国籍チームで働くことで、言語や文化の壁を超えたコミュニケーション能力が身につきました。

これらの経験を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力しながら、国際的なビジネスの場で活躍したいと考えるようになりました。

商社の業務は、さまざまな国や地域の人々と関わりながら、事業を拡大することが求められます。

その中で、異文化理解と柔軟性を活かし、貿易や海外プロジェクトに携わることで、グローバル社会に貢献したいと考えています。

インフラ

私の就活の軸は、「人々の生活を支える基盤を作ること」です。

幼い頃、地元の橋が災害で損壊し、復旧までの間、地域全体が大きな不便を強いられる経験をしました。

その時に復旧作業を担ったインフラ事業者の重要性を目の当たりにし、安全で便利な社会の土台を築く仕事に興味を持ちました。

大学では都市計画について学び、防災やインフラの設計に関心を深めました。

特に、人々が安心して暮らせる環境を整えるためには、技術力だけでなく、長期的な視点での計画性が必要であると考えています。

インフラ業界で働くことで、地元やそれ以外の地域の方々に安心感を提供し、暮らしをより良くしたいです。

コンサル

私が大切にしている就活の軸は、「課題解決を通じて価値を提供すること」です。

大学のゼミ活動で地域企業のマーケティング支援を行った際、顧客の課題を丁寧に分析し、具体的な改善提案を行う経験をしました。

その結果、企業の売上向上に繋がり、感謝の言葉をいただけたことで、課題解決の意義を強く感じました。

この経験から、論理的思考とコミュニケーションを活かして、顧客の成長をサポートする仕事に挑戦したいと考えています。

コンサルタントは、企業が直面するさまざまな問題に対して的確な解決策を提供する役割を担います。

その仕事を通じて、多くの企業の成功に貢献し、社会全体を活性化させたいと考えています。

広告

私の就職活動の軸は、「創造的なアイデアで人々の心を動かすこと」です。

学生時代に参加した広告コンペティションで、企画立案からプレゼンテーションまでを経験しました。

特に、自分たちの提案した広告が審査員に高く評価され、感動を共有できた瞬間が非常に印象的でした。

広告業界では、クリエイティブな発想を形にして、多くの人々にメッセージを届ける機会があります。

その中で、チームと協力しながら、斬新なアイデアを提案し、人々の心に残る広告を生み出したいです。

広告を通じて感動や驚きを提供し、社会にポジティブな影響を与える仕事をしたいと考えています。

不動産

私が重視している就活の軸は、「人々の生活を快適にする環境を作ること」です。

幼少期、家族で新居を購入した際、不動産業者の方が家族の要望を丁寧に聞き取り、理想の住まいを提案してくれた経験があります。

そのプロセスを通じて、人々の生活をサポートする仕事に興味を持つようになりました。

大学では建築デザインを学び、住環境が生活の質に与える影響について研究しました。

不動産業界での仕事は、単なる物件の取引ではなく、人々の夢や希望を形にする大切な役割を果たします。

その責任を担いながら、多くの人にとって理想の住まいを提案できる存在になりたいと考えています。

小売り

私の就活の軸は、「人々の生活を豊かにする商品やサービスを提供すること」です。

学生時代にアルバイトで接客業を経験し、顧客が本当に求めているものを理解する難しさと重要性を学びました。

お客様に合った商品を提案できた際の「ありがとう」という言葉に、やりがいを感じたことが印象に残っています。

小売業は、顧客のニーズを直接汲み取り、それに応じたサービスを提供できる業界です。

その中で、自分の接客スキルを活かして、多くの人に喜んでもらえる仕事をしたいと考えています。

顧客一人ひとりに寄り添い、満足度の高い買い物体験を提供することで、生活に笑顔を届けたいです。

サービス

私が就職活動で大切にしている軸は、「顧客に満足と価値を提供すること」です。

学生時代、飲食店でのアルバイトを通じて、お客様が求めるものを超えたサービスを提供することの大切さを学びました。

たとえば、常連のお客様に合わせた細やかな対応を心掛けた結果、信頼を得られた経験があります。

サービス業では、お客様との直接的な関わりを通じて、満足度を高める努力が求められます。

その中で、自分のホスピタリティ精神を活かし、さらなるサービスの向上に挑戦したいと考えています。

顧客にとって特別な体験を提供し、感謝される喜びを感じられる仕事に携わりたいです。

まとめ

本当に自分が成し遂げたい就活の軸を明確にし、PREP法で分かりやすく書くことが大切です。

この時にどこの企業でも通用してしまうようなことを書いてしまうとあまり好印象ではないですし、他の分かりやすく書かれた文章で、この企業だったから働きたいと思ったという理由が明確な学生に負けます。

個々の企業だから働きたいと思ったという、就職の軸を書きましょう。

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