【軸例文付き】商社志望者必見!ウケのいい就活の軸を企業の求める人物像や注意点から徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【商社の就職の軸】はじめに

【例文あり】商社の就活の軸って何?企業が求める人物像や注意点を徹底解説

商社で働きたいと考えているものの、なかなか就活の軸が定まらず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は商社の就活の軸を定める上で重要なポイントや、企業が求める人物像、注意点等について詳しく紹介していきます。

【商社の就活の軸】就活の軸とは

就活の軸を定める前に、そもそも就活の軸とは何なのか、定義についてあらかじめ確認しておきましょう。

就活の軸とは就活生が就活をする上で絶対にゆずれない条件のことです。

就活の軸を定めておくことで企業を見つけやすくなります。

効率よく就活を進めるためにも、そして自分にぴったりな、長く、やりがいを持って働くことができる企業を見つけるためにも、就活の軸を定めることが非常に重要です。

就活の軸と企業選びの軸の違い

就活の軸と似たものに「企業選びの軸」という言葉が存在します。

いずれも似ているものですが、違うものなのでしっかりと定義付けておきましょう。

企業選びの軸は、就活の軸とほとんど同じ意味で使われますが、詳しく説明するならば、企業を選ぶ自分なりの基準のことです。

企業選びの軸は企業に焦点を当てている一方で、就活の軸はどのような仕事がしたいのか、どのような業界で働きたいのかという、もう少し広いものなので、分けて覚えるようにしましょ。

就活の軸は何個がいい?

就活の軸は何個用意するのが良いのでしょうか。

基本的に1つや5つでも良いとはされてはいますが、少なすぎる、または多すぎると企業を絞り込むことが難しくなってしまうので、3つが最適であるとされています。

「興味や関心」「強みや性格」「やりがいや働き方」の3つに焦点を当てて考えるようにしましょう。

明確に何個と定められているわけではありませんが、上記の3つを中心に定めることで、企業選びや選考対策がしやすくなることでしょう。

【商社の就活の軸】商社について

商社は日本経済を支える重要な存在で、国内外のサービス流通を向上させるために多岐にわたる業務を行っています。

主な業務は商品の輸出入や市場調査、物流管理、さらに金融サービスの提供などです。

これらの業務は大きく二つの部門に分かれ、それぞれが国際的な取引やサービスを支えています。

総合商社

総合商社は、幅広い商材を取り扱う企業で、食料品やエネルギー資源、サービスなど多岐にわたる分野で取引を行います。

国内外の企業や政府機関など、多様なクライアントとの大規模な取引を実現しています。

主な役割は、相手企業と企業の間に立ち、双方のニーズを満たすための仲介を行うことで、国内外の産業全体に影響を与える大きなプロジェクトを推進する力を持っています。

また、取引先との強いネットワークと幅広い事業領域を活かし、新たなビジネスチャンスを創出することが求められる業界です。

専門商社

専門商社は、特定の分野に特化して事業を展開し、その分野において高い専門性を持っています。

メーカーと小売業者、あるいは消費者を繋ぐ役割を果たし、特定の産業に深く根付いたノウハウや専門的な知識を駆使して取引を行います。

専門商社の強みは、メーカーや顧客との長年にわたる信頼関係と、蓄積された専門知識にあります。

これにより、効率的かつ的確なサービス提供が可能であり、取引先のニーズに応じた柔軟な対応や、付加価値の高いサービスを提供できる点が特徴です。

【商社の就活の軸】就活の軸は必要か

就活において、自分自身の軸を明確にしておくことは、企業選びや面接において大きなメリットをもたらします。

商社のような多岐にわたる業務を行う業界では、軸があることで選択肢を絞り込み、効率的に就活を進めることができます。

以下に、就活の軸を持つことで得られる具体的な利点を紹介します。

企業選びに役立つ

就活の軸を持つ最大の利点は、企業選びを効率化できることです。

軸があれば、業界を絞った後に、それに合致する企業を探すという明確な基準ができます。

たとえば、「グローバルな環境で活躍できる企業」「挑戦を重視する社風の企業」といった軸を設定することで、自分の価値観、目標に合った企業を効果的に選べます。

これにより、幅広い選択肢の中から、自分に適した企業を効率的に見つけることが可能です。

さらに、就活の軸に基づいた企業選びを実現できると、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

将来のビジョンが見える

就活の軸を定める過程では、自己分析を通じて「将来どうなりたいか」を明確にする必要があります。

このプロセスを経ることで、面接で将来のビジョンを問われた際にも、自信を持って答えることができます。

たとえば、「将来は貿易事業を通じて地域経済の活性化に寄与したい」「チームを牽引するリーダーになりたい」といった具体的なビジョンを描けるようになります。

さらに、将来像を考える中で、今何をすべきかが明確になるため、学生時代の残り時間を有効に使う指針にもなります。

このように、就活の「軸」というものは、自分の将来設計を形作る上での重要なツールとなります。

【商社の就活の軸】商社で求められる人物像

商社の就活の軸を作成する上で、そもそも商社で働くにあたっては何が重視されているのかについても確認しておきましょう。

下記の3つの能力を身に付けている人は、商社に向いていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どのような仕事においても非常に重要視される能力ではありますが、商社で働くにあたっては特に重要な能力の1つです。

なぜならば、国内だけでなく、国内外の取引先に提案をすることも多く、さまざまな人と関わる仕事だからです。

コミュニケーション能力だけでなく、相手の話をしっかりと聞く傾聴力や語学力など、人々と関わるにあたって重要とされている能力は全般的に必要とされています。

忍耐力

忍耐力も商社で働くにあたって非常に重要な能力の1つと言えるでしょう。

商社はさまざまな場所に商品を提供する必要があるので、毎回の仕事で100%の期待した通りの結果が得られるとは限りません。

また、収益性が低い交渉等の際は、モチベーションが高まらないこともあるでしょう。

しかし、常に忍耐力を発揮して、いかに収益性を高く交渉することができるかが必要となるので、忍耐力を発揮する必要があると言えます。

課題発見能力

課題発見能力も商社で働くにあたって非常に重要な能力の1つといえます。

商社は新しい取引先をどんどん考えていく必要があるため、課題がどのようなものであるのか、常に考え続け、それを発見する能力が必要とされているのです。

特に取引先がどのようなものを望んでいるのか、どのようなことが課題なのかをしっかりとリサーチすることが重要であるとされています。

課題発見を通して、企業に対してどのような提案ができるか、企業に対してどのようなメリットを提供できるかが商社で働くにあたって重要であるとされているのです。

グローバル視点

商社で働く際には、グローバルな視点と価値観が欠かせません。

特に専門商社の多くは、海外の企業や市場との取引やサービスを提供するため、日本国内だけにとどまらない広い視野を持つことが求められます。

たとえば、文化や商習慣の異なる地域と取引する際には、現地の価値観やニーズを正確に理解する必要があります。

これにより、柔軟な対応力や異文化への適応力が重要なスキルとなります。

また、グローバルなビジネス環境で競争力を維持するため、語学力や国際ビジネスに関する知識、そして多様なステークホルダーとの信頼関係を構築する力が求められます。

たとえば、海外の取引先との交渉や、現地パートナーと連携したプロジェクト管理などが日常業務の一部となる場合があります。

チャレンジ精神

チャレンジ精神は、商社で働くうえで最も重要な強みの一つです。

商社は新しい挑戦を通じて利益を創出する企業が多く、失敗を恐れて消極的な姿勢では競争の中で他社に利益を奪われてしまう可能性があります。

そのため、挑戦を厭わず、積極的に新しい市場やプロジェクトに取り組める姿勢が求められます。

商社の業務は多岐にわたり、既存のビジネスモデルに満足するだけでは成長を続けることが難しい業界です。

たとえば、新しい取引先の開拓や、未知の市場での事業展開など、リスクと隣り合わせの挑戦が日常的に求められます。

こうした環境では、失敗を恐れずに行動できるチャレンジ精神が、成功と成長の鍵となります。

【商社の就活の軸】企業にささる例10選

ここからは商社で働く人が就活の軸に挙げる例を詳しく紹介していきます。

大きく分けて5種類あるので、自分に合うものを中心に就活の軸を考えていきましょう。

商社向け就活の軸
  • 流通で経済を支えたい
  • 企業の商品を全世界に広めたい
  • 責任感のある仕事がしたい
  • 大規模な事業に関わりたい
  • 特定の分野で最後まで貢献したい
  • 幅広い事業分野で成長したい
  • 世界中の人々と協力して新しい価値を創造したい
  • 社会にとって重要な分野で役立つ仕事がしたい
  • 企業との長期的な信頼関係を築きたい
  • 挑戦し続ける環境で自己成長を図りたい

流通で経済を支えたい

「流通で経済を支えたい」は、多くの就活生が商社を受けるにあたって挙げる就活の軸です。

流通は経済を経済を支える一端であり、よって、商社で働くことは流通を支えていると言えるでしょう。

商社でやりたいことが決まっていることをアピールするためにも、流通で経済を支えたいと積極的に述べるのは選択肢の1つです。

将来やりたいことが決まっている就活生は企業の採用担当者からも良い印象を受けることでしょう。

企業の商品を全世界に広めたい

企業の商品を全世界に広めたいというのも、多くの就活生が商社を受けるにあたってあげる就活の軸の1つです。

日本の商品を世界に広めるというのは商社だからこそできる唯一無二の仕事です。

よって積極的にアピールしていきましょう。

特にグローバルを意識している商社であれば、このような就活の軸を持っている人材はぜひとも採用したいと考えていることでしょうその企業でしかできない仕事をアピールすることで、積極的に入社に対する意欲をアピールすることができるのです

責任感のある仕事がしたい

責任感のある仕事がしたいというのも、商社を受けるにあたっておすすめの就活の軸の1つです。

商社はさまざまな企業に商品を売り込むことが多いため、企業同士での取引となることが多いです。

この業務には一つひとつの作業に責任感が非常に伴います。

よって、責任感のある仕事を若いうちからしたいと考えている人は、質の高い就活の軸を作成できることでしょう。

大規模な事業に関わりたい

大規模な事業に関わりたいというのも、多くの就活生が商社を受ける際に、就活の軸に挙げるものの1つです。

商社は外国の企業などの大きな企業との取引が多いため、大企業であれば大きなプロジェクトにつながる機会もかなり多いです。

グローバルに活躍したいと考えている人や、企業の仕組みについて勉強をしたいと考えている人は、事業内容について詳しく話すことができれば、良い就活の軸を作成することができるでしょう。

特定の分野で最後まで貢献したい

特定の分野で最後まで貢献したいというのも就活の軸の1つです。

特に専門商社では医療や食品など特定の分野に絞って取引をする力と最後までやり遂げる力が必要とされます。

専門商社を志望する人は最後まで特定の分野で責任をもってしたいというのを就活の軸とすることで企業側からもいい軸としてとらえてもらえるでしょう。

幅広い事業分野で成長したい

商社は、複数の産業や地域を横断する独自の事業モデルを持つため、一つの業界にとどまらず幅広い分野で経験を積むことが可能です。

この仕組みは、業界を越えた知見を得られるだけでなく、新しい分野への挑戦を通じて自らのスキルや視野を広げるきっかけにもなります。

さらに、さまざまな業界を経験することで将来的に新規事業を創出する力も養われます。

特に成長意欲や適応力をアピールする際、この軸は説得力を持つポイントとなるでしょう。

世界中の人々と協力して新しい価値を創造したい

商社は、多国籍にわたる取引先を持つため、グローバルな視野と異文化に適応する能力が求められます。

異なる価値観や文化を持つ人々と協働しながら成果を上げることは、商社特有の魅力であり、重要なスキルです。

たとえば、海外市場でのプロジェクトに参加する際、現地のニーズを正確に把握し、適切な解決策を提案する力が求められます。

この軸は、国際ビジネスでの貢献意欲を具体的に示し、商社の活動と自分自身の能力を結びつけるうえで有効です。

社会にとって重要な分野で役立つ仕事がしたい

商社はエネルギー、食料、水、インフラといった社会基盤を支える事業を多く手掛けています。

これらの事業は、世界的な課題解決を目指すビジネスであり、個人の使命感や社会的貢献を重視する価値観と深く結びつきます。

たとえば、持続可能な社会を目指すSDGsに基づいた活動や、新興国市場でのインフラ整備などがその一例です。

こうした仕事は、自分の活動が社会全体にどのような影響を与えるかを実感する機会を提供してくれます。

この軸をアピールすることで、商社で働く意義を説得力を持って伝えられます。

企業との長期的な信頼関係を築きたい

商社において、取引先やパートナー企業との信頼関係がビジネス成功の鍵を握ります。

この軸は、長期的な協力を実現するための誠実さやコミュニケーション能力を強調するうえで効果的です。

信頼を築くには、単なる取引を超えて相手の価値観やビジョンを共有し、深い関係性を構築することが求められます。

特に人を大切にする姿勢は、企業文化や顧客対応においても重要なポイントとなります。

この軸を通じて、自分が信頼をベースにしたビジネスを推進できる人材であることをアピールできます。

挑戦し続ける環境で自己成長を図りたい

商社は、事業環境が常に変化しており、新たな市場やビジネスモデルに対応する力が必要です。

このダイナミックな環境では、自己成長を求める姿勢が特に重要とされます。

たとえば、未経験の市場で新しい取引先を開拓するプロジェクトに参加することで、自分のスキルを高められるでしょう。

変化に柔軟に対応しながら価値を生み出す人材であることをアピールすることが、商社において重要なポイントです。

また、学び続ける意欲を示すことで、企業にとって成長を支える存在と感じてもらえるでしょう。

【商社の就活の軸】本音である就活の軸の言い換え

自分が就活において大事にすることを就活の軸としますが、それが企業側にとってマイナスな印象になってしまうことも多いです。

そのため、本音を建前として言い換える必要があります。

以下が言い換えを参考にして、自分の就活の軸について振り返ってみましょう。

本音と建前
  • 給与が高い→責任感を持って仕事に取り組みたい
  • 福利厚生がいい→働きやすい環境で仕事に集中したい
  • 大企業だから→業界をリードする企業で大規模な事業に関わりたい
  • 海外進出したい→グローバルな視野で国際的に働きたい

【商社の就活の軸】面接で軸を聞かれた際の答え方

就活の軸を聞かれた際には、単に軸を述べるだけでなく、なぜその軸を選んだのか、そして志望企業でそれをどう実現するのかを明確に伝えることが大切です。

この手順をしっかりと踏むことで、自分の考えや価値観を具体的かつ論理的に説明でき、面接官に強い印象を与えることができます。

1. 就活の軸は何か

最初に、自分の就活の軸を具体的に答えることが重要です。

たとえば、総合商社を志望する場合には「多様な商材を扱いながら社会的課題を解決したい」といった軸を設定できます。

専門商社の場合は、「特定の分野で深い専門性を活かし、取引先の課題に最適な解決策を提供したい」など、業界特性に応じた軸を考えると良いでしょう。

この際、商社ならではの事業モデルや使命感を意識しながら答えることで、軸の説得力を高めることができます。

2. なぜその就活の軸になったのか

次に、その軸を持つに至った理由を説明します。

たとえば、大学時代に国際交流プログラムに参加し、多様な文化や価値観が交わる中で協力して課題を解決する経験を通じ、総合商社の仕事に魅力を感じたと述べると具体性が増します。

また、特定の分野に興味を持つ場合は、自分が取り組んだ研究やアルバイトの経験などを交えて、なぜその分野に関心を持ったのかを伝えましょう。

経験を具体的に述べることで、軸に対する納得感と自分らしさを面接官に伝えることができます。

3. 志望企業での軸の実現方法

最後に、自分の就活の軸が志望企業でどのように実現できるのかを述べます。

たとえば、総合商社を志望する場合、「多国籍チームでのプロジェクト運営や新興市場への事業展開を通じて、自分の軸を叶えられると考えています」と伝えるとよいでしょう。

専門商社の場合は、「貴社の扱う化学製品を通じて、持続可能な社会の実現に貢献できると考えています」といった具体例を盛り込むと説得力が増します。

企業の強みや特徴をしっかりリサーチし、それを自分の軸に結びつけることで志望度の高さをアピールできます。

【商社の就活の軸】商社志望に大切な軸のポイント

単に軸を述べるだけでなく、具体的な経験や商社の業務との関連性、自分の成長ストーリーと結びつけることで、説得力を高めることができます。

以下に、その具体的なポイントを解説します。

具体的なエピソードを交えて話す 

就活の軸を伝える際には、「何が大事」と言うだけでなく、その考えに至った背景を具体的なエピソードを通じて説明することが重要です。

たとえば、「なぜグローバル視点を大切にしたいと思ったのか」や「チームワークの重要性を実感した瞬間」などを具体的な経験とともに述べることで、説得力が増します。

たとえば、留学経験を通じて多様な価値観を知り、グローバルな視点の重要性を痛感したエピソードや、部活動でチームをまとめる役割を果たしたことでチームワークの意義を学んだ経験を挙げると効果的です。

商社の業務に結びつける

商社が求める人材像を理解し、それを自分の軸と関連づけることも重要です。

商社の業務では「グローバルな視点」「柔軟性」「交渉力」などが特に求められます。

それらに対し、自分の強みや経験がどのようにフィットするかを具体的に説明することで、軸が商社の業務に直結していることをアピールできます。

たとえば、「異文化の環境で築いたコミュニケーション能力が商社での国際的な交渉に活かせる」といった形で、自分の経験と商社の業務の関連性を示します。

これにより、自分の軸が単なる個人的な価値観ではなく、商社での活躍に必要な要素であることを伝えることができます。

分の成長と軸の関連性を強調

就活の軸を話す際、自分の成長ストーリーと関連づけることで、面接官に良い印象を与えることができます。

たとえば、「自分はこの軸を大切にして成長してきた」「これからもその軸に基づいて成長していきたい」といった姿勢を示すことが効果的です。

エピソードとしては、「海外インターンシップで異文化の中で柔軟性を発揮し、結果としてプロジェクトを成功させた経験から、柔軟性が私の軸になった」などの具体例を示します。

また、この軸を今後どのように企業での成長につなげていくかを話すことで、将来性や意欲等を強調することが可能です。

【商社の就活の軸】就活の軸を述べる際の注意点

就活の軸を述べる際には、いくつかの注意点も存在します。

下記の3つを意識した上で作成し、マイナスのイメージを与えないように注意することも重要です。

他の軸と一貫性があるようにする

他の軸と一貫性があるようにすることは非常に重要です。

就活の軸以外にも自己PRや志望動機、ガクチカなどを提出しているはずですが、それらの内容と全く一貫性がない場合、信憑性がないと思われてしまいます。

例えば、あなたが短所に、「人とコミュニケーションを取ることが苦手」と話しているにもかかわらず、商社を志望するに当たった理由について「多くの人とグローバルに関わりたいから」と述べていては、どっちが本当なのかわかりません。

就活の軸が応募先企業と合っているか確かめる

就活の軸が応募先の企業と合っているか、しっかりと確認することも非常に重要です。

商社にも総合商社と専門商社があります。

自分がどちらの商社に入社したいと考えているのか、しっかりとチェックすることが重要です。

専門商社でしか行えないことを総合商社の面接で述べたり、反対に総合商社でしかできないことを専門商社の面接で述べてしまったりした場合、マイナスイメージを与えることが多いです。

業界研究や企業研究をしていない人材であるとみなされてしまう可能性も高いので、あらかじめ就活の軸が応募先の企業と合っているかは確認しておく必要があると言えるでしょう

他社と差別化する

他社と差別化することも、商社を受けるにあたって非常に重要なポイントです。

商社は皆さんご存知の通り日本に複数あるので、なぜその企業を選んだのか、誰が聞いても納得できるような説明をしていかなければなりません。

他の企業と比較した、自分が企業ならではの良さをしっかりと述べることで、より良い就活の軸を作成することができるでしょう。

「自分の目標は、その企業だからこそ成し遂げることができる」という話をすることで、企業の採用担当者も、あなたの就活の軸を納得を持って聞いてくれることでしょう。

【商社の就活の軸】商社の就活の軸例文

ここからは商社志望の就活生の「就活の軸」について回答している例文をいくつか紹介します。

それぞれ商社で働く上で使える軸を自分の経験にうまく絡めて伝えることができているので、ぜひ参考にしてみてください。

流通で経済を支えたい

私の就活の軸は、「流通を通して日本の経済を支えたい」という強い思いです。

私は大学1年生の頃にコロナウィルスが流行し、目標としていた海外留学に行くことができませんでした。

しかし、規制が明けてから海外旅行に行き、アメリカでさまざまな日本の商品を目にした際、感動と同時に、まだ日本には世界に知られていない素敵な商品が多くあることを広めたいと強く感じるようになりました。

グローバルにさまざま商品を輸出している貴社で働くことを通じて、日本の素晴らしい商品を世界中に広め、より多くの人に手に取ってもらえる一端となりたいと考えたため、志望しました。

企業の商品を全世界に広めたい

私の就活の軸は、「日本の優れた商品を全世界に広めること」です。

大学在学中に参加した交換留学プログラムを通じて、異なる文化や価値観に触れ、国際的な交流の重要性を深く実感しました。

そこで、文化や言語が異なる国々で、日本の優れた商品やサービスがどのように受け入れられるかを学び、そのプロセスに強い興味を抱きました。

貴社のようにグローバルにビジネスを展開し、日本の素晴らしい商品を世界中に届けている企業で働くことは、私の目指すべきキャリアそのものです。

私は、日本の技術や文化が世界にどのように貢献できるかを考え、それを実現するために、自分の国際的な視野と経験を活かして働きたいと考えています。

貴社での仕事を通じて、多くの人々に喜びと価値を提供し、世界中の人々に日本の商品を知ってもらうことが私の社会人になってからの目標です。

責任感のある仕事がしたい

私の就活の軸は、「責任感を持って仕事に取り組み、成果を上げること」です。

大学時代に学生団体のリーダーとしてプロジェクトを進行した経験から、責任感の重要性を強く学びました。

特に、プロジェクトの進行中に起こるさまざまな問題や困難に対して、自らが率先して解決策を考え、チームメンバーと協力して実行することで、プロジェクトを成功に導いた経験があります。

この経験から、私は責任感を持って仕事を遂行することの大切さを実感し、これをキャリアの軸としました。

世界を舞台にする貴社で働くことで、大規模なプロジェクトや重要な業務に取り組み、自分の責任感とリーダーシップを発揮して、確実に成果を上げたいと考えています。

私の目指すキャリアは、常に高い責任感を持ち続け、大きなプロジェクトであっても確実に目標を達成することです。

また、リーダーシップを発揮する中で、周囲のメンバーと信頼関係を築き、チーム全体の成功に貢献することも重要だと考えています。

大規模な事業に関わりたい

私の就活の軸は、「大規模な事業に関わり、社会にインパクトを与えること」です。

大学でのゼミ活動では、経済学の視点から大規模プロジェクトの成功要因を分析する課題に取り組み、そのスケールの大きさと影響力に魅了されました。

この経験から、社会や経済に大きな影響を与えるような事業に携わることが、私のキャリアの軸であると確信しました。

貴社は総合商社として多様な大規模プロジェクトを手掛けており、私が目指すべき環境が整っていると感じています。

私自身の力を最大限に発揮し、貴社の成長と社会の発展に貢献することで、自分が関わった事業が社会に与えるインパクトを実感したいと考えています。

さらに、プロジェクトの成功には多方面からのアプローチが必要であり、そのために私は常に学び続け、柔軟に対応する力を磨きたいと考えています。

貴社のように挑戦し続ける企業であれば、私のスキルと情熱を最大限に発揮できると信じています。

特定の分野で最後まで貢献したい

私の就活の軸は、「特定の分野で深く貢献し続けること」です。

大学時代に取り組んだ研究プロジェクトでは、テーマに深く関わり続けることの重要性を学びました。

プロジェクトを通じて、問題を解決するためには、表面的な知識だけでなく、根本的な理解と継続的な努力が不可欠であることを痛感しました。

私はこの経験を基に、特定の分野やプロジェクトに深く関わり続けることで、長期的に成果を上げたいと考えています。

貴社のように専門性を持って事業を展開している商社であれば、自分の知識とスキルを磨きながら、長期的に貢献できると信じています。

また、特定分野での継続的な努力が、企業の競争力を高めるだけでなく、自分自身の成長にもつながると確信しています。

貴社での経験を通じて、私は専門的なスキルをさらに磨き、将来的にはリーダーシップを発揮できる存在へと成長したいと考えています。

まとめ

今回は商社を目指す人向けに就活の軸の作成方法について詳しく紹介していきました。

商社はなかなか就職が難しいですし、就職してからも大変な業務が多いですが、ぜひ本記事を参考に、企業の採用担当者に良い印象を与えられる就活の軸を作成してください。

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