HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
【人が就活の軸】就活の軸は「人」でも大丈夫?
そもそも、就活の軸を「人」にすることは問題ないのでしょうか。
「人」というと漠然とした印象がありますし、「人」から派生する意味合いは幅広いので、就活の軸としてうまく伝わるか不安になるかもしれません。
また、「人」は直接、仕事と関係しないイメージがあり、就活の軸としてふさわしくないのではと心配する方もいることでしょう。
そのため、就活の軸は「人」でいいのかが問題となります。
もちろん大丈夫!
「人」は仕事と直接関係しないように思えますが、仕事を進めていく上でも「人」との関わり合いは重要な要素といえます。
ビジネスを行っていく上では、一緒に働く同僚や上司、取引先、顧客との関係をもつからです。
企業にとっても、会社経営で重要な三大要素は人・物・金です。
中でも人材を人財と称して、人こそが企業の持続的成長を遂げる大切な要素と位置付けられるため、「人」を就活の軸にしても問題はありません。
特に今の時代は少子高齢化で人材が不足しており、企業も「人」を重んじ、採用にも積極的に取り組んでいます。
あとはどのような理由で「人」を就活の軸として選んだのかや、それをもとにどのようなアピールをするかです。
【人が就活の軸】「人」が就活の軸になるときの例
「人」を就活の軸とする場合、「人の役に立つ」「人柄」「人とかかわる」「人とのつながり」など、さまざまな観点が考えられます。
この軸を選ぶ人は、他者との関わりや環境によってモチベーションが高まり、成長するタイプであることが多いです。
たとえば、他人を支えることに喜びを感じる人や、人と接することで自分自身も学びや成長を得る人などがこの軸に当てはまります。
しかし、同じ「人」を軸にしても、その着目点は人によって異なります。
誰かに寄り添うことに重きを置く人もいれば、人との信頼関係を築くことに注力する人もいます。
そのため、自分が「人」に対してどのような考え方を持ち、どの部分に重きを置いているのかを自己分析を通じて明確にすることが重要です。
【人が就活の軸】人を就活の軸にするメリット
次に人を就活の軸にするときの利点について説明していきます。
人を就活の軸にすることで「企業の差別化が簡単にでき」、「一貫性を生み出す」ことができます。
この2点について、以下で詳しく解説していきます。
企業の差別化が簡単にできる
人を就活の軸にする利点として、企業の差別化が簡単にできるという利点があります。
なぜなら、業務内容や提供サービスが類似している場合でも、個々の人の能力や特性によって企業の魅力を明確に示すことができるからです。
例えば、同じ業界の企業が似たような商品やサービスを提供している場合、それだけでは顧客に対する差別化が難しいかもしれません。
しかし、就活の軸として人を選ぶ場合、個々の人が持つスキルや経験、人格などが企業の差別化要素となり得ます。
個人の能力や特性によって、企業は顧客に対して提供する価値を高めることができます。
コミュニケーション能力が高く、チームをまとめる力に長けた人材がいる企業は、顧客との関係構築やプロジェクトの円滑な進行において優位性を持つことができます。
また、特定の業界や市場においては、専門的な知識や経験を持つ人材が重要となる場合もあります。
一貫性が出る
人を就活の軸にする利点として、一貫性が出るという利点があります。
人を軸にする場合は、自身の過去の経験になることが多いため、ガクチカや自己PRとの繋がりがでやすいです。
これにより、自己ブランディングやキャリアパスの構築において統一感が生まれ、自己の強みや志向性を明確にアピールすることができます。
また、一貫性のある選択は自信と信頼性を示し、企業側に対しても求職者の真剣度や意欲を伝えることができます。
結果として、自身の人材としての魅力を高め、希望するキャリアや成長に繋がる機会を得ることができるのです。
人柄が伝わる
就活で「人」を軸にするメリットは、自分の人柄や価値観が明確に伝わる点にあります。
例えば、ある企業の社員との交流やその人の働き方に感銘を受けたという話をすることで、どのような人に影響を受け、どのような働き方を尊重するのかが伝わります。
この手法は、応募者自身がどのような人間関係を大切にし、どんな職場環境を求めているかを示す良い機会となり、企業にとってはその人の人間性を理解する手がかりとなります。
【人が就活の軸】人を就活の軸にするデメリット
人を就活の軸にするメリットについて解説してきましたが、ここからは逆に人を軸にすることによって生じてしまうデメリットについて解説します。
以下で紹介する観点を意識しておけば、基本的には人を就活の軸としてアピールすることはメリットの方が大きいので、しっかりとおさえておいて下さい。
業務理解が足りないと思われてしまう
就活で「人」を軸にするデメリットの一つは、業務理解が不足していると思われるリスクがあることです。
例えば、応募者がある企業の社員の人柄や企業文化に魅力を感じることを主に話す場合、面接官は「仕事の具体的な内容を理解しているのだろうか?」と疑問を持つかもしれません。
また、実際に業務に就いた際に、人間関係は良好でも業務内容にギャップを感じる可能性があり、それが原因で早期退職に至るケースも考えられます。
したがって、人を軸にする場合は、そのバランスを取りながら、業務内容への理解や興味も同時に示すことが重要です。
【人が就活の軸】人を就活軸にするときの事前準備
「人」を就活の軸にするときには、しっかりとした準備が必要です。
自己分析を通じて自分がどのように人と関わりたいのかを明確にし、さらに企業研究を行うことで、自分の価値観と企業が求める人物像が一致しているかを確認すること等が重要です。
自己分析を徹底して行う
「人」を就活の軸にするためには、まず自己分析を徹底して行うことが重要です。
これまでの対人関係や人間関係において、自分が何を大切にしてきたか・どのような関わり方をしてきたかを振り返ることで、自分の就活軸を明確にできます。
たとえば、過去にどのような場面で人に対して価値を提供してきたか、どのような人間関係を築きたいかを具体的に考えることで、面接でも一貫した答えを出せるようになります。
この過程で得た自己理解は、企業へのアピールにおいて非常に重要な基盤となります。
企業研究を行う
自己分析に加え、企業研究も欠かせません。
受ける企業がどのような人を相手にしているのか、職場にはどんな人が働いているのかを知ることが、あなたの就活軸が企業と合っているかどうかを判断するポイントになります。
インターンシップやOB・OG訪問を活用し、実際に職場環境や社風を体験することも有効です。
そうすることで、企業の価値観や仕事の進め方が自分の考えと一致しているか確認できます。
企業とのマッチングが確認できれば、より具体的で説得力のある就活軸が完成します。
「人」の定義を考える
「人」を軸にする際は、「人」とは具体的に何を指しているのかを定義することが大切です。
たとえば、「人との関わりを重視するのか」「人の役に立ちたいのか」といった具体的な価値観を明確にすることで、自己分析の結果とリンクさせやすくなります。
また、面接では自分が実際に行っている行動(例:笑顔で接する、お礼を欠かさない)などを具体的に伝えることで、自分の人間性や雰囲気をより具体的にアピールすることができます。
これにより、面接官にも強い印象を与えることができるでしょう。
【人が就活の軸】人を就活軸にする際のポイント
ここからは人を自分の就活の軸として設定する場合、意識しておくべきポイントについて解説します。
これらのポイントは企業の採用担当者がどういう視点で応募者を評価しているのかという事を理解しておけば十分に盛り込める内容です。
もし自分の考えている軸の内容に以下の観点が抜けていたら出来るだけ入れるようにして下さい。
必ず人軸以外も考える
就活で「人」を軸にする際は、リスクを避けるためにもう一つの軸を持つことが重要です。
人間関係や企業文化の魅力を重視することはプラスになりますが、それだけでは実務への理解が不足していると見なされる可能性があります。
例えば、ある企業のイノベーションに対する姿勢や具体的な業務内容、技術力など、別の軸を用意することで、自分がその企業にどれだけフィットしているかを示すことができます。
これにより、単に人柄や文化に魅力を感じるだけでなく、実際の業務に対しても高いモチベーションと理解を持っていると評価されます。
理念共感とともに伝える
就活で「人」を軸にする際、単に「人が良い」という表現に留まらず、企業の理念に共感していることを一緒に伝える事が有効です。
これにより、自己の価値観が企業の理念とどのように一致しているかを示すことができます。
例えば「企業の環境保護への取り組みに感銘を受け、その理念に共感している」といった具体的な言及により、人だけではなく、その企業の文化や理念に共感している事を示せます。
こうする事で、企業との価値観の合致を明確に伝えることができ、より説得力のある内容になります。
「人」が大事なのか伝える
就活の軸を「人」にする場合、なぜ「人」が重要なのか、そしてその理由を明確に伝えることがポイントです。
面接官に好印象を与えるためには、その理由を具体的に説明できることが求められます。
単に「人が好きだから」という理由ではなく、自分の過去の経験や出来事から得た教訓や価値観を示すことが大切です。
例えば、アルバイトでお客様対応を行い、感謝された経験や、チームで協力して成果を出した経験を挙げることで、「人」を軸にしている理由を強調できます。
【人が就活の軸】人を就活の軸にするときの注意点
就活の軸を人にする人は要注意です。
以下では他の人との差別化の必要性、そしてインターンへの参加の重要性を書いているので見てみましょう。
ポジティブな差別化が必要
就活の軸を人にしたいと考えている人は少なくありません。
さらにも、就活の軸を「人」だけにしても、アピールとしては弱く、伝え方によってはいい印象を与えることができません。
人付き合いがうまくできない人なのではと思われたり、自分は棚に上げて相手の人の良し悪しに頼る人なのではと思われかねません。
人の性格や自分との相性で人を選り好みするとなれば、同僚との関係性や取引先や顧客との対応でも不安が残ります。
協調性がない、チームワークができないなどと思われては、採用されません。
そのため、就活の軸として「人」を据える場合にはマイナス思考ではなく、 人との関わり合いについてプラス思考の理由を挙げるとともに、プラスアルファの要素も用意しておくことが望ましいです。
人の理解が必要
就活で「人」を軸にする際には、その理解を深めるために実際に社員と関わることが重要です。
選考で感じた印象だけでは、内容が浅くなってしまう恐れがあります。
そのため、企業の社員との直接的な交流を通じて、企業文化や働く人々の性格や価値観を理解することが必要です。
これを実現するためには、OB訪問やインターンシップへの積極的な参加がおすすめです。
これらの活動を通じて、企業の内部環境を体験し、そこで働く人々との対話から得られる具体的な情報や経験を基に、その企業での自分のマッチング度を確かめる事が出来ます。
【人が就活の軸】軸となる人の考え方
では、就活の軸に「人」を据える場合、どのように考えていけば、企業に理解してもらうことができ、企業へのアピールとして成り立つのでしょうか。
就活の軸に「人」を挙げる場合、業種や職種、その人の考え方により、何に重きをおくかは異なるはずです。
接客業やサービス業、医療や介護など人との接点が多い業種や職種であれば、人とのコミュニケーションが好きといったアピールの仕方が考えられます。
一方で、職場での人間関係が気に入ったことを企業選びの判断材料とする場合は、どのように考えていけばいいのでしょうか。
自分がどういった人間環境が好きなのか分析する
人とのコミュニケーションを重視するのか、職場や仕事に関連する人との人間関係のよさを重視するのかなど、就活の軸に「人」を挙げる場合でも、それぞれ「人」の意味合いは異なるはずです。
そこで、漠然と「人」を軸にするのではなく、自分がどういった人間環境が好きなのかしっかり分析することからスタートしましょう。
和気あいあいとした穏やかな雰囲気だと安心して仕事に取り組める、体育会系の職場のほうがモチベーションが上がる、個を重んじて裁量を与えてくれる職場のほうが自分の能力を発揮できる、お互い尊重し合える関係性が理想など、いろいろとあるはずです。
これまでの自分の経験を踏まえ、どのような人間環境なら能力を発揮し、活躍していくことができるのか、入社後の貢献を見据えて分析しましょう。
OB訪問をしてリアルな環境を知る
職場の人間環境によって自分の能力の発揮のされ方が異なると考える方や、職場の人間環境が企業選びに大きく影響を与えると考える場合に、それを就活の軸として、その企業を選んだ理由に位置付ける場合、それを根拠づける必要があります。
企業の実情を知らず、企業の採用サイトの人事担当者のメッセージから自分に合うと思ったとか、社員インタビューを見て人間環境がよさそうだと思ったとか、過去にパワハラやセクハラ問題が発生していないからとの理由や、育児休業や有休が取りやすいと書いてあったのでお互いをカバーし合える人間環境だと思ったという理由づけでは、いずれも見聞にすぎず、説得力に欠けます。
実際に企業見学をしたり、インターンとして働いた経験や、OB訪問をしてリアルな環境をリサーチすることで、自分の実体験として人間環境に魅力を感じたことをアピール材料にするのが望ましいです。
尊敬できる人を探す
職場内の人で、訪問の際、もしくは訪問する前から何らかの情報手段で尊敬できる人が職場内にいて、その人とともに働きたいと考える人もいると思います。
そんな人は、尊敬できる上司や経営者がいるからその人の下で働きたい!という強い思いをもって企業を志望しているということを、素直にそれを話してみましょう。
その場合は、その人のどんなところ、何を尊敬して、また自分はどうなりたいのかというように具体的に、軸となる人と自分とをすり合わせながらせつ目営していく必要があります。
尊敬できる人も十分に軸となりうるので、深掘りしていきましょう。
自分が何にやりがいを感じるかを知る
そもそも自分自身が、どんなことに対してやりがいを感じるのかを、理解しておくことも大切です。
そのためには、あらかじめ自己分析をすることも重要になるでしょう。
自己分析とは、要するに自分のことをより深く知るための行動です。
意外と自分のことをきちんと理解できていない人は少なくありませんので、何にやりがいを感じるのかピンとこない人は、やっておいて損はしません。
自分のやりたいことと、企業での仕事内容がフィットしていれば、それは就活の軸になるので覚えておきましょう。
【人が就活の軸】人に注目した就活軸の言い換え
では人に注目した就活の軸を作る際に、どのような形式で考えるのが良いのかわからない人もいるかもしれません。
基本的には、職場環境が良いから働きたいと思うケースと、それに加えて人を支える仕事がしたいと思うケースに分けられるでしょう。
ここからは、それぞれのケースに応じた例について解説します。
職場環境を重視した例5選
職場環境を重視する軸への言い換えを紹介します。
「チームで一体となって働ける 」
チームとして一体感を持って働ける環境を志望している場合、このような言い方により、協調性や柔軟性をアピールすることが可能です。
多くの企業では、個人プレーだけでなく、必ずチームでの連携が求められる場面が存在します。
そのため、チームで一体となって働けることを軸にすることで、プロジェクトの貢献や目標達成に向けた意欲を示すことができます。
「活気あふれる職場環境で働きたい 」
若手社員が多い企業を希望する際には、単に「若手が多い企業」という理由ではなく、「活気あふれる職場環境」を求めると伝えると良いです。
新しいアイデアや意見が活発に交換され、エネルギッシュな職場で刺激を受けながら働きたいと説明することで、熱意や前向きな姿勢をアピールできます。
このような環境で、自分の成長を促し、企業に貢献したいという意欲を示すことができれば、企業側にも好印象を与えます。
「お互いに刺激を受けながら成長できる環境 」
協力と競争の両方をバランスよく取り入れた企業文化にマッチしていることを示すことができます。
また、仲間と協力し合いながら、時にはライバル意識を持ちつつ、自分自身の成長に繋げていきたいという姿勢は、企業の成長にも貢献できる力強いメッセージになります。
「尊敬できる上司のもとで働ける」
「尊敬できる上司のもとで働ける」ということを就活の軸にしている人は多数いるかと思います。
しかし、それだけでは抽象的で分かりにくい印象があります。
そのため、その上司のどういう部分が尊敬できるかなど明確にしておく必要があります。
例えば、「指導力のある上司のもとで働くことで、自分の成長やスキルの向上を図ることができる」などが挙げられます。
ただし、この就活の軸を据えて就職活動を行うのなら、OB訪問やインターンを複数回行い、実際にそういった社員を見た結果であるという根拠が必要になります。
「コミュニケーションが活発な環境」
まず、コミュニケーションが活発な環境では、情報共有や意思疎通が円滑に行われるため、仕事の効率や品質が向上します。
また、多くの人々との交流や議論を通じて、新たなアイデアや視点を得ることができ、創造性やイノベーションが促進されるでしょう。
さらに、チームワークや協力関係の構築が容易になり、良好な人間関係を築くことができます。
しかし、軸として「コミュニケーションが活発な環境」とする場合は、自身のコミュニケーションスタイルや関わり方を見極め、自身の意見やアイデアを積極的に発信することが重要です。
事業内容を重視した例5選
事業内容を重視した言い換えの例も紹介します。
「人を支える」
「人を支える」という軸は、誰かを支えることで社会や企業の一部を担うことに喜びを感じるという姿勢を伝えることができますが、具体性が求められます。
例えば、医療、福祉、教育、インフラなど、人の生活を根底から支える業界であれば、その分野で自分がどのように貢献できるのか、具体的な役割や行動計画を示すことが重要です。
「人とのつながりを大切にする」
これは営業やサービス業など、顧客との信頼関係が重要な業界に適しています。
この軸を選ぶ際には、過去の経験でどのように人とのつながりを築いてきたか、そしてそのつながりがどのような成果を生んだかを具体的に伝えると効果的です。
例えば、アルバイトやボランティア活動で顧客や同僚と信頼関係を築いた経験を示し、その結果どのように顧客満足度やチームワークが向上したかを説明することで、企業に良い印象を与えることができます。
「人を応援したい」
他者をサポートし、その人が目標を達成するための助けとなることに喜びを感じる姿勢を示すものです。
この軸を選ぶ際には、特に顧客や同僚をサポートする役割を果たす職種や、顧客志向が強い企業に適しています。
具体的なエピソードとして、たとえば部活動やプロジェクトチームで仲間を励まし、その人が目標を達成するまでの過程をサポートした経験を挙げると効果的です。
「人の役に立つ」
人に注目した就活の軸を設定する際には、人の役に立ちたいという想いを詰め込むのも良いでしょう。
なぜなら、それだけでも企業に対して好印象を残しやすいからです。
どのような仕事においても人と関わることになるため、このような気持ちを持つ人材は、ほとんどの場合重宝されます。
そのため、自己PRの際には、お客様や一緒に働くことになる社員に対して、自分がどんなことをしていきたいのかを、明確に伝えるようにしましょう。
その優しさとやる気に、企業は採用を決断してくれるかもしれません。
「人と多く関わる」
もし就活の軸を聞かれた時は、人とたくさん関わりたいからということを伝えるのもおすすめです。
自ら積極的にコミュニケーションを取れる人材は、どんな企業にとってもありがたい存在になります。
また、職業によってはそれが大きなアピールにつながることも少なくありません。
例えば営業職であれば、仕事を通じて外部の人とたくさん交流することになるでしょう。
そんな仕事環境において、コミュニケーション能力は必要不可欠な要素です。
そのため、もし人と関わることが多くなる職場に行く場合は、この内容を軸に設定すれば良いでしょう。
【人が就活の軸】人を軸にした際の例文
私の企業選びの軸は、人とのつながりが強く、またチームワークを大切にされている企業かどうかです。
そう考える理由は、チームワークがよければ望ましい結果を出せると経験から学んだからです。
中学、高校時代を通してサッカー部に所属していましたが、強くなるためにはチームワークが欠かせません。
中学3年生のときサッカーがうまい部員が入部しましたが、自分本位だったためチームの和が乱れ、試合に負け続けてしまったことがあります。
私たちは話し合い、チームワークの大切さを確認して絆を強めることを約束しました。
その結果、チームは再び勝ち続けることができたのです。
私は部活動での6年間の経験を通し、人間関係やチームワークの大切さを学びました。
御社はチームワークの良さが業界でも有名であり、この会社なら自分の能力を発揮して仕事に貢献できると考え、志望いたしました。
私は御社のインターンシップでメンターを勤めていただいたAさんとの対話の中で御社の志望が固まりました。
インターンシップ中に、Aさんは「常に先輩や優秀な同期から刺激を受けて日々の仕事に取り組んでいる」というお話をしてくださいました。
私はこれまで、この仕事の経験なく、仕事内容に関して大きな不安を感じていました。
しかし、Aさんの常に第三者から学び続ける姿勢とその姿勢を認め課題を与え続ける御社の人材成長にかける思いをどの企業よりも強く感じ取ることができ、私もいち早くその環境で仕事がしたいと考えるようになりました。
入社後は常に能動的に学び、会社に貢献していきたいです。
私の就活の軸は、世の中の生活を支える仕事が実現できるのかどうかです。
私がなぜそのように考えているのかというと、御社の○○サービスにすごく助けられた経験があるからです。
実は以前、飲食店でアルバイトをしていたのですが、突然のコロナ禍によって大幅にシフトを減らされてしまいました。
そのため、収入も必然的に減ってどうしようかずっと悩んでいたのですが、御社が提供している○○サービスによって、なんとか経営を立て直すことができたのです。
おかげで私も生活を維持しやすくなったので、今でもずっと感謝しています。
だからこそ私も御社に入って、まだ見ぬ困っている人たちを1人でも多く助けてあげたいなと思いました。
私が就活の軸にしていることは、とにかく人と関われる仕事に就くことです。
なぜなら、人とのコミュニケーションが大好きだからです。
私は大学2年生の頃、3か月間にわたりイギリス留学をしていました。
最初はあまり心配していなかったのですが、いざイギリスで現地の人と話してみると、言語の壁を強く感じたのを覚えています。
そのため、その日からすぐに必死になって言語を勉強するようになり、なんとか日常的な会話ができるところまで成長することもできました。
今となっては海外の人との交流が、とても楽しくて仕方がありません。
御社は国内だけではなく海外でも事業を展開しているとのことなので、ぜひここで自分の語学力とコミュニケーション能力を、活かしていきたいなと考えております。
まとめ
「人」を就活の軸にしても問題はありません。
ただし、漠然と「人」を挙げても意味合いが広すぎ、説得力に欠けます。
人を選り好みしたり、対人関係がうまくいかないのではと思われ、いい印象を与えられない場合もあります。
そのため、自分がどういった人間環境が好きなのかしっかり分析することが大切です。
OB訪問をしてリアルな環境を知り、人間環境にいかに魅力を感じたかを就活の軸に据えることができれば、説得力も高めることができます。