エントリーシートと履歴書の違いを徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

エントリーシートと履歴書にはいくつか違いがありますので、その点を知っておくのは大切です。

まず取得場所の違い、文章を記入する際の差ペースの大きさの違いがあります。

そして公的文書かどうではないか、過去を書くのか未来を書くのかという違いもあります。

さまざま違う点もありますが、文章を書く時に一貫性があるか、相手にどう見られているか意識して書くというのは共通の重要な点です。

【エントリーシートと履歴書の違い】はじめに

アルバイト経験があれば履歴書を記入したこともありなんとなく書く内容も分かりますが、エントリーシートは就活においてしか書く機会がないのであまりピンとこないかもしれません。

そしてパっと見た感じでは、履歴書もエントリーシートも似たようなものに感じてしまうでしょう。

実際にはエントリーシートと履歴書は別のものになります。

どんなふうに違うのかなどその違いを、こちらでは詳しく紹介していきます。

【エントリーシートと履歴書の違い】エントリーシートと履歴書って何?

似ているような用紙で何が違うのかイマイチ分かりにくいエントリーシートと履歴書ですが、大まかには次のような違いがあります。

エントリーシートとは企業が独自に作成した選考に使う書類に対して、履歴書は人事データとしても使う公的な書類で、どこで働く際にも提出を求められます。

ここからは、さらに詳しくその違いを見ていきましょう。

エントリーシートとは?

企業が独自に作成できるものですので、どこの企業でも同じ様式ではないのがエントリーシートになります。

あくまで採用の際にさらに深く学生を知るために提出してほしいとお願いしている書類で、公的な書類ではありません。

必要がないと感じている企業でも、そもそもエントリーシートの提出は求められません。

フォーマットも選考において知りたいことが中心になっていて、自由に書く欄を設けているエントリーシートも多々あります。

履歴書って?

履歴書の場合企業で提出してほしいというよりは、公的書類のためどこで働く際にも必要になります。

よく履歴書不要と書かれているアルバイト先でも、行って面接の前に履歴書にそっくりな用紙を渡されて記入する場合がほとんどです。

記入した氏名や住所、連絡先、学歴などを元に従業員データとして扱われます。

万が一虚偽の記入があった際には、私文書偽造になり大変な事態を招いてしまうので止めましょう。

【エントリーシートと履歴書の違い】何が違うの?

エントリーシートと履歴書がなんとなく違うものだと分かってきたところで、さらに別の違いも見ていきましょう。

取得する場所なども変わってきますので、注意が必要です。

取得場所の違い

エントリーシートや履歴書が欲しいと思った時に、取得できる場所がまったく違いますので注意が必要です。

まず履歴書は市販のものや学校指定のものなどがありますが、スーパーやコンビニエンスストア、文房具屋で簡単に買えます。

お店まで行かなくても、ネット通販でも購入ができますので買う場所で困ることはありません。

ただ履歴書の様式はほとんど一緒なのですが、種類やサイズなどが微妙に違ってきますので間違わないように注文しましょう。

エントリーシートの場合は、市販で販売されているものではありません。

企業の公式サイトのホームページに行き、そこからダウンロードする必要があります。

他には直接入手しなければいけない場合もあり、履歴書に比べ限られた場所でしか手に入れられません。

スペースの大きさの違い

履歴書ではほとんど決まった様式になっていますので、それほど自分の個性をアピールできる場所ではありません。

視覚など他の人が持っていないような高度なものがあれば、アピールにはなります。

しかし氏名や住所、学歴、資格などを書いて終わりになってしまいますので、さらに自分を紹介したいと思っても難しい様式になっています。

それに比べてエントリーシートはスペースも広く取られていて、記述スペースを大きく取っているものがほとんどです。

長所やガクチカなども具体的にアピールでき、企業に自分を上手に売り込みやすいシートとも言えます。

公的文書の違い

今回就活でさまざまな学生が受けに来るため、より自社に合っている人材が欲しいという考えからエントリーシートを作成している企業がほとんどです。

必ず記入しなければならない決まりなどもないですし、なければなくてもいい書類です。

それに比べて履歴書の場合は公的文書になりますので、面接後も保管しておかなければない法的な扱いに違いがあります。

具体的に用紙の違いを見ていくと、履歴書には捺印欄がありハンコを必ず押します。

エントリーシートはハンコを押す欄がないので、ここは大きな違いになるでしょう。

企業側としてもエントリーシートは採用の際に参考にするだけで、入社後などもずっと残しておかなければいけない書類ではありません。

過去を書くのか未来を書くのか

履歴書ではこれまでの学歴について書いたり、取得した資格について記入したりしますので、ほとんど過去について入力をします。

対してエントリーシートでは未来の自分がどうなっているかについて書く欄が多く、たとえば入社してすぐの自分、3年後や10年後について書く場合もあります。

志望動機についてに関しては履歴書でもエントリーシートでも記入しますが、他の質問に関しては過去と未来に大きく分かれるのが特徴です。

枠を見るとなんとなく似たような項目を書くのかと感じてしまいますが、実際には違いが大きくあると覚えておきましょう。

提出するタイミング

履歴書とエントリーシートは求められる時期が違う場合もあり、必ずしも一緒に欲しいと言ってくる企業ばかりではありません。

とくにエントリーシートでは面接を行う前に、ある程度学生を見て自社に合う人だけに絞りたいと考えています。

そのためより学生の人柄を知るためにも、面接の前に提出する場合がほとんどです。

それに対して履歴書は面接の前に必ず提出してくれという企業だけでなく、内定後に欲しいと言ってくる企業もあります。

そのタイミングはまちまちですが、エントリーシートよりは後に求められるケースが多いです。

エントリーシートの内容で上手にアピールできないと、次の面接にも進めないですし履歴書を提出する機会もないまま終わってしまいます。

具体的かつ魅力のあるエントリーシートを書けるように、自己分析をしっかりと行いましょう。

【エントリーシートと履歴書の違い】二つの共通点

これまではエントリーシートと履歴書の違いについてご紹介してきましたが、今度は共通点についても話していきます。

書くテーマ

エントリーシートも履歴書も文章で自分の魅力を表すように書けなければならないのですが、その際に書くテーマに対してさまざまな方向に話しが飛んでしまうとなんだかよく分からない文章になってしまいます。

さらに始めはAという考えを述べたと思ったら、急にBの考えになり、今度はCにと変わっていくと、この人の本当の考えはどこにあるのか怪しまれてしまいます。

話しは始めから最後まで一貫性を持たせ、志望動機や長所、ガクチカなどを記入する際にもつながりがある文章にしましょう。

Aという人間だと自分の中でしっかりと理解していれば、ここを軸にして話しを進めていくようにするだけで一貫性が保てます。

どう見られてるかを意識すること

自分だけが分かっても、人事の方に伝わらないような文章を書いてしまうとイマイチ人柄が分からないということで面接まで呼んでもらえないかもしれません。

具体的なエピソードなども、自分だけが理解できても相手に伝わっていないと何でもないストーリーの説明になってしまいます。

読む相手にどんなふうに伝わっているのかを考えながら、分かりにくい箇所はより具体的に表現をするなど工夫をしましょう。

履歴書の場合は欄も少ないので、より簡潔で理解しやすい文章を心がけるのも大切です。

【エントリーシートと履歴書の違い】まとめ

エントリーシートや履歴書をよく理解していない時には、似たようなものに見えてしまいます。

しかしこちらで見ても分かるように、実際に記入する内容は過去と未来の違いがあったり、公的な書類かどうではないかという違いがあったりと違う面が多いのも特徴です。

特徴を踏まえながら、どちらでも魅力的な自分をアピールできるように工夫して記入するようにしましょう。

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