【4種の例文あり】有機化学を研究した人の長所・短所とは

【4種の例文あり】有機化学を研究した人の長所・短所とは

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就活では長所や短所を尋ねられる機会が多いため、自己分析を行って自分の強みと弱みを理解し、入社後にどう活かせるかを考えることが必要です。

長所、短所を検討する際は、入社後に活かせる長所や、短所でありながらも仕事をしていくうえでプラスに変えられる点をアピールしなくてはなりません。

有機化学を研究してきた方がアピールすべき長所、短所と、取り上げたいエピソード例、長所、短所を就活で伝える際の注意点をご紹介します。

有機化学を研究した人の長所とは?

では、有機化学を研究した人の長所として、 「0から新しいものを作り出す力がある」 「粘り強く積み重ねていくことができる」のケースで例文をご紹介します。

自分の長所はどの点かを考え、例文を参考にオリジナルのエピソードを踏まえて作成してみましょう。

0から新しいものを作り出す力がある

有機化学を研究した方の代表的な長所が、「0から新しいものを作り出す力がある」ことです。

有機化学においては今の世の中に、どんなものが足りず、どんなものが必要かを考え、それを基に新たな分子を作ろうと研究に励んできたはずです。

自然界に存在するものを人工的に作り出すにはどうすればいいか、これからの時代に役立つ新しい物質を作り出せないかと、物質を混ぜたり加熱したり実験を繰り返してきたことでしょう。

この経験は「0から新しいものを作り出す力」としてアピールできます。

粘り強く積み重ねていくことができる

有機化学の目的は新たな分子を生み出すことですから、そう簡単に成果が出せるものではありません。

なかなか結果が出ない研究のために、日々、素材や配合を変えながら同じような実験を繰り返してきたことでしょう。

それでも、途中であきらめたり、くじけたりすることなく、検証を積み重ねて結果を導き出してきた経験があるはずです。

この経験は「粘り強く積み重ねていくことができる」長所としてアピールできます。

長所の例文

では、有機化学を研究した人の長所として、「0から新しいものを作り出す力がある」、「粘り強く積み重ねていくことができる」のケースで例文をご紹介します。

自分の長所はどの点かを考え、例文を参考にオリジナルのエピソードを踏まえて作成してみましょう。

0から新しいものを作り出す力がある

私の長所は0から新しいものを作り出す力があることです。

大学では光触媒の防汚、除菌作用に着目し、光がなくても有効に活用できないかを研究していました。

光触媒なのに光が不要という逆転の発想でしたが、人体や環境に安全という光触媒の性質を変えずに、違う働きを加えることに苦労しました。

いくつかの元素を用いながら実験を繰り返していたところ、企業が酸化チタンを用いた暗がりでも使える光触媒の開発に成功したのです。

少し悔しい思いもありましたが、酸化チタンも候補のひとつに挙げており、実験した中では良好なデータが得られていたため、自分の考え方が間違いではなかったことが立証されたようでうれしくもありました。

大学時代の経験を活かし、これまでにない時代から求められる物質の開発に取り組みたいです。

粘り強く積み重ねていくことができる

私の長所は粘り強く積み重ねていくことができることです。

大学での卒論の研究テーマとして、二酸化炭素の有効活用法に取り組みました。

地球温暖化の原因として悪者にされる二酸化炭素ですが、いかに排出を抑制するかだけでなく、発生した二酸化炭素を役立たせる新たな用途を考えたいと思ったからです。

しかも、植物が二酸化炭素を吸収して光合成に活用するように、生活の身近なところで簡単に役立つものを作りたいと思ったため、何度も挫折を繰り返しました。

それでも、あきらめることなく取り組むことができ、卒論の発表では、学部で優秀賞を頂戴しました。

1年半あまり、毎日のように研究室に通って実験を繰り返した努力が実ったと感じた瞬間です。

粘り強さなら誰にも負けない自信があります。

この経験を活かし、入社後も貪欲に与えられた課題の解決や、業務の遂行をしていきたいです。

有機化学を研究した人の短所とは?

では、有機化学を研究した人の短所としては、どのような点があるでしょうか。

短所を話すと内定がもらえなそうで不安という方も、短所を短所と感じさせない短所を、有機化学を研究したという観点から導き出せば、心配する必要はありません。

こだわりが強いことがある

実験室の中で牛肉を作り出すなど、従来の常識を覆すような研究をする学問であり、日々、同じような実験を繰り返しながらも、 あきらめることなく0から新しいものを作り出そうとする方が多いのが有機化学を研究する方の特徴です。

つまり、結果が出るまでとことん取り組むなど、こだわりが強い点があります。

こだわりの強さは長所とも言えますが、仕事をしていくうえでは、研究予算や期間が制限されることもあるため、柔軟に合わせて任務を遂行していくことも必要です。

臨機応変に動けない時がある

ひとつのことに集中的に取り組み、結果が出るまで粘り強く積み重ねていくことができる反面、柔軟性に欠け、 臨機応変に動けない時があるのが短所のひとつに挙げられます。

仕事をしていくうえでは、急な条件変更が生じたり、環境が変化したりすることも少なくありません。

成し遂げたかった研究や開発の途中で、別の業務に異動させられることもあります。

過去の成果物に欠点が見つかって急な対応を迫られることもあるかもしれません。

結果を出すスピードや、急なトラブルに迅速に対応する必要も生じるため、柔軟に動ける姿勢も身に着けておくべきです。

短所の例文

では、有機化学を研究した人の短所として、「根こだわりが強いことがある」、「何臨機応変に動けない時がある」で、例文を見ていきましょう。

自分の短所はどんな点かを考えたうえで、例文を参考にオリジナルのエピソードを入れて、実際に作成してみてください。

こだわりが強いことがある

私の短所は、こだわりが強くて周囲が見えなくなることがある点です。

大学のゼミでチームを組んで、同一の課題に取り組む機会がありました。

実験の過程でどうしても納得できない点があり、周囲の助言を聞き入れずに、実験をイチからやり直したところ、課題の発表日までに結果を出してまとめることができなかったのです。

結局、チームメンバーにも迷惑をかけてしまい、結果も出せずに不完全燃焼に終わる結果となりました。

この経験から、限られた条件の中でいかに結果を出すかも重要だと気づかされました。

入社して仕事に取り組むにあたっては、限られた予算や時間をしっかり意識し、その中でベストパフォーマンスが出せるよう、取り組んでいきたいです。

臨機応変に動けない時がある

私の短所は臨機応変に動けない時があることです。

研究したいテーマを見つけると、その達成に向けて没頭してしまいます。

後輩から他のテーマの研究について相談を持ち掛けられたり、アドバイスを求められたりしても、「後にしてほしい」と対応できないことが多々ありました。

せっかく自分を頼ってくれることや、自分の知識やこれまで蓄積してきた経験やノウハウを活かせるチャンスであったのに、もったいないことをしたと感じました。

自分の研究ばかりに取り組んでいるより、他の意見を聞いたり、疑問に対して助言したりするアウトプットを行うことで、より自分の知見を磨け、取り組んでいた研究にも活かせたかもしれないと思ったからです。

他に時間を割くことはもったいないと思っていましたが、逆に回り道をした方が成果につながると気づきました。

この経験を活かし、仕事でどんなことが起きても、より柔軟に対応できるようになりたいと考えています。

長所短所を伝える時の注意点

就活で長所短所を伝える際には、注意しなければならない点があります。

長所、短所それぞれにおいて、伝える時の注意点がありますので、注意点に気を付けて内容を構成していきましょう。

長所をどのように活かすかを伝える

就活では、自分の長所を伝えるだけでは、志望企業に採用されるためのアピールとしては不十分です。

志望企業に是非とも採用したいと思わせる、アピールが欠かせません。

そのためには、 長所を入社後にどのように仕事に活かすかをアピールすることが大切です。

自分の長所が志望する企業で仕事をしていくうえでどう活かせるのか、企業研究をしっかり行い、職種の理解や業務内容を把握することが求められます。

短所を言い換える

短所があると内定がもらえないかもと、不安になっていませんか。

短所を伝える際にネガティブな話で締めくくるのはNGです。

短所を短所で終わらせるのではなく、言い換えをして 短所も仕事に活かせるようにポジティブな方向性に話を持っていきましょう。

「臨機応変に動けない時がある」短所があるけれど、他方で「粘り強く積み重ねていくことができる」といったように、短所が長所として役立つことをアピールできるとベストです。

まとめ

有機化学を研究した人の長所は 「0から新しいものを作り出す力がある」こと、「粘り強く積み重ねていくことができる」ことです。

短所としては「こだわりが強いことがある」や「臨機応変に動けない時がある」などが挙げられます。

長所を伝える時は長所をどのように活かすかを伝えるようにし、短所を伝える時は短所を言い換えるようにすることがポイントです。

短所を短所で終わらせるのではなく、言い換えにより短所も仕事に活かせることをアピールしましょう。

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