長期インターンをするのにおすすめの企業の条件とは?

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

要約

長期インターンは長い方では大学入学して間もない時期から数年にわたって、ひとつの企業でインターンとして働くものです。

多くの学生がアルバイトをする中、アルバイトのような位置づけで働く方もいますが、将来の仕事に結び付いたり、自分の適性を見極める機会が得られたりし、アルバイトとは異なります。

そのため、インターンを探す前にはしっかりと自己分析を行って、なぜ長期インターンをするのかという目的を定めたうえで、企業を選ぶようにしましょう。

目的に合わせ、企業選びの観点も変わってきます。

ルーティンワークではなく、その業界で本格的な仕事を経験したのか、将来のために経営真マネジメントを学んでみたいのか、もしくは、入社に結び付けたいのか、稼ぎたいかによって企業選びが異なります。

はじめに

将来の仕事選びを間違うことなく、かつ、スムーズな就職を目指して、インターンをしたいと考える方は少なくありません。

もっとも、インターンにもいくつか種類があり、数日程度の職業体験形式のものから、1週間から夏休みの一定期間といった短期のものをはじめ、半年から数年にわたって行うような長期インターンもあります。

インターンに挑戦するか、応募するかを検討する前に、長期インターンとはどのようなものかを理解しましょう。

そのうえで、長期インターンをすることで何を得たいのか、どうしたいのか目的を明確にします。

目的に合った企業を選ばないと、単なるアルバイトと代り映えがなくなり、長期インターンに挑戦する意味がなくなりますので注意しましょう。

長期インターンとは?

長期インターンは数ヶ月から1年、数年にわたって長期的にインターンとしてひとつの企業で仕事を学べる制度です。

長期インターンには短期インターンとは異なる特殊性があります。

夏休みを利用するなど大学の授業との兼ね合いをとったスケジュールではなく、大学の授業がある期間でも仕事があること、長期の拘束があり、一定の成果が求められる分、短期インターンとは異なり、給与の支払いがなされる点も大きな違いです。

一方で、アルバイトとは位置づけも扱いも異なります

インターンのための特別なプログラムが用意され、正社員から指導を受けながら仕事に取り組んでいきます。

とはいえ、正社員並みの給与が与えられるわけではなく、学べるという立場からアルバイトより時給が低い場合も少なくありません。

長期インターンの詳細については、他の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

長期インターンを探す前にすべきこと

企業によっては、期間の定めもなく継続的にインターンができるケースも少なくありません。

正社員の指導のもとで仕事のやり方を学び、実際に業務に取り組みながら、一定の成果を出していくことが求められます

一方で、業務や企業が所属する業界や業種、職種のことも現場経験を通じて理解が進み、長期インターンをする企業の社風や実際の職場の雰囲気や人間関係、独自の仕事の進め方なども知ることができます。

将来どの道に進むべきかを長期インターンをしながら考えることができ、就職の機会につながる可能性もあるため、長期インターンを選ぶ際にはしっかり検討が必要です。

まずは自己分析を行い、どのような方向性で仕事をしていきたいのか明確にしましょう。

おすすめの企業とは?

長期インターンをする企業を選ぶうえでは、目的に合わせて明確にした観点から選んでいくことがポイントです。

どのような目的で何を得るべく長期インターンに取り組むのかを明確にしたうえで、それにマッチする企業を選びましょう。

裁量権が大きい

社会人経験を積みたいだけなら、通常のアルバイトでもいいわけです。

業界や業種選びに迷ったり、職種に悩んだり、どんな企業か少し知りたいだけなら、短期インターンでも目的は達成できます。

長期インターンにチャレンジしたい方は、アルバイトのようなルーティンワークだけではなく、正社員になって活躍するときのような本格的な業務を経験したいと思う方も多いです。

そうした場合には、業務に携わるにあたって自分で考えて行動を起こすことができる裁量権が大きい長期インターンをさせてくれる企業を選びましょう。

長期インターンのための特別なプログラムを用意していると、裁量権が大きいケースが多いです。

たとえば、長期インターンだけのチームや、正社員とチームを組んで、新商品開発をイチから行うといった内容です。

経営者直下

将来、起業願望がある方や、マネジメント業務に就きたい方、早期に出世コースを歩みたいなどと考えているなら、経営者直下で仕事ができるインターンを選びましょう。

起業家の考えや行動を身近で見ながら、経営者やマネジメント層がどのような決断に迫られ、瞬時に判断を下していくのかなどを肌で感じることができます。

起業家の視点から業界や業種の動きを考察できたり、日本経済や世界経済の動きも見据えた環境での判断や経営戦略の立案などの様子を観察したり、実際に意見を言う機会やアイディアを出す機会も与えられます。

経営者を頂点としての企業内の位置関係や組織のあり方なども、学び取ることが可能です。

経営者直下の長期インターンは大手企業では難しいですが、ベンチャー企業や中小企業などで募集がなされる可能性が期待できます。

インターン生の採用実績がある

長期インターンを志望する人の多くが明確な目的として挙げずとも、心のどこかで期待しているのが、実際の入社に有利に働かないかという点です。

長期インターンをした学生が、そのまま入社できるわけではありません。

一方で、地方の中小企業やベンチャー企業の中には入社を前提に長期インターンを採用しているケースもあります。

長期インターンとして仕事をしていく中で、入社を打診されることもあります。

長期インターン=新卒採用ではない企業でも、実際の仕事ぶりなどを評価されれば、新卒採用にエントリーすれば選考に通りやすくなることもしばしばです。

採用を目指したいなら、採用されやすくなるかもという期待ではなく、実際に採用実績がある企業を探しましょう。

過去に採用したことがあるとマニュアルがあり、雇用主側がインターンの成長イメージができているためです。

稼げる

長期インターンは大学の授業が終わった放課後や、授業がない日などを中心に長期にわたって仕事をするもので、時間的な制約や期間的な拘束期間も長くなります。

長期インターン向けのプログラムのほか、正社員の補助的業務や正社員と同等の業務に携わることもあるため、一定の報酬や対価が用意されるのが一般的です。

もっとも、正社員やアルバイトとは異なり、あくまでも仕事を学ぶインターンという位置づけなので、アルバイトよりも時給が抑えられていることもあります。

そのため、自分で生活費や学費を稼ぐ必要がある学生の中には長期インターンをしたくても、あきらめる方もいます。

そうした方でも、稼げる長期インターンを見つければ問題は解決されます。

時給制ではなく、成果報酬制やインセンティブ制度がある企業、営業職などを中心に探してみましょう。

勤務時間に融通がきく

長期インターンは企業の業務を学ぶ場でもあるので、多くのケースで大学の授業がある平日に仕事をすることになります。

大学生の場合、授業の取り方によって平日でも休みができたり、空き時間が長くなる日も作れたりするので、多くの学生が授業のない日やない時間を活用して週に数回などのスパンでインターンに取り組んでいます。

もっとも、学年が変わって授業を取り直す際には、とりたい授業があっても長期インターンのスケジュールに合わせてあきらめるか、新たな授業のカリキュラムに合わせてインターンの時間を変更してもらわなければなりません。

大学の授業が終わった放課後を中心に働ける、夕方から夜にかけてのシフトがある、土日や祝日にもインターンができる企業だと便利です。

まとめ

長期インターンを目指すなら、長期にわたり、かつ、採用に結び付く可能性もあるからこそ、しっかりと自己分析をしていって、なぜ、長期インターンをするのかという目的を明確にしましょう。

そうでなければ、就活までの大切な時間を無駄にしてしまうかもしれません。

将来どの業界や業種、職種で仕事をしたいのかを考え、実りある経験ができるような企業を選ぶことが大切です。

将来のやりたい仕事に合わせて選ぶ、学びたいことによって選ぶ、入社を志望している企業の採用を目指して選ぶ方法もひとつです。

一方、アルバイトに代えて長期インターンをするため、インターンであっても稼げる、時間の融通がきくといった観点からも検討に値します。

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