【理系業界紹介】理系生が進む7つの業界と業種を紹介。なぜ就活生は業界を知っておくべきなのか?

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はじめに

就活にあたり、どのように志望企業を決めようと考えていますか。

企業のイメージや製造している商品やサービスをもとに選んでいる方もいるかもしれません。

ですが、企業を選ぶ前の段階として、理系生は就活前に業界を知っておくのがベストです。

業界を知ることでどんな点にメリットが生まれるのか、理系生が進む7つの業界と業種を紹介していきますので、ぜひ就活の参考にしてください。

【理系業界紹介】業界を知っておくべき理由とメリットとは?

理系学生は、就活にあたって、なぜ業界を知っておくべきなのでしょうか。

志望する仕事があるなら、それだけ知っておけばいいと思われるかもしれません。

ですが、自分がやりたい仕事や志望する企業が決まっていたとしても、その企業が属する業界をはじめ、主な業界を知っておくメリットがあります。

業界を知っておくべき理由とメリットとは「自分が進みたい方向性が決まる」、「面接で話すことができる」ことです。

それぞれ、詳しく解説していきます。

自分が進みたい方向性が決まる

業界を知っておくべき理由とメリットの一つは、 「自分が進みたい方向性が決まる」ことです。

最初から1つに絞り込むのではなく、多彩な業界を知ることで、自分に合う業界や自分が学んできたことが活かせる業界を知ることができます。

すでにやりたい仕事がある、志望している業界があるという方も、もしかすると、ほかの業界を知れば、もっとやってみたいことがあった、もっと自分の理想に近い仕事があったと気付くかもしれません。

働きたい業界を知れば、自分が取るべき資格やスキルも見えてきます。

就活が始まるまでの間に大学や独自の学習で学びを深めることや資格やスキルを習得し、アピールできる材料を身につけることができるのがメリットです。

面接で話すことができる

業界を知っておくべき理由とメリットの2つ目は、 「面接で話すことができる」ことです。

業界を知ったうえで就活に臨むことで、エントリーシートや面接において、なぜその業界に興味を持ったか、具体的な理由が話せることや志望動機をより明確にアピールすることができます。

他の業界も知ることで、より自分に合った業界だと感じることができる場合や自分がやりたいことが確かにこの業界にあることがわかります。

業界の理解があやふやでは志望動機も定まらず、つっこんだ質問を問われても答えられなくなるかもしれません。

志望企業のことだけでなく、競合他社や関連する業界のことも知っておくことで、その企業に志望した動機をより明確にできるのがメリットです。

【理系業界紹介】理系生が進む7つの業界を紹介

理系生が進む代表的な業界7つを確認していきましょう。

理系生の知識や技術など学んだことが活かせる代表的な6つの業界と、文系志望者とも競合することもある、その他の業界の7つです。

その7つの業界とは、 「情報・IT業界」、「モノ作り業界」、「エネルギー業界」、「輸送業界」、「金融業界」、「素材業界」、そして、理系に限定されない業界の「その他」です。

7つの業界の特徴と、業界を代表する業種をご紹介します。

情報・IT業界

理系生が進む7つの業界として今の時代に花形なのが、情報・IT業界です。

情報システムの構築や運用、ソフトウェア開発、データ入力などを担う業務や、Webサイトの構築や運用、クラウドサービスの開発や運用などを行う業界です。

技術進歩も早い業界であり、新しいサービスもどんどん生み出される業界であり、職種や仕事内容も多岐にわたります。

プログラミングの技術を活かしたい方、PCやシステム、ネットなどに興味がある方、将来性重視の方に選ばれている業界です。

業種紹介

情報・IT業界にはソフトウェア、情報処理、インターネット、PC関連などの業種があります。

エンジニア職志望といっても、システム系、オープン系、ネットワーク系など多彩で、習得しておくべきプログラミング言語なども異なるので、しっかり研究しておきましょう。

モノ作り業界

理系生が進む7つの業界として安定的な人気を誇っているのが、モノ作り業界です。

家電製品など身近なものから、自動車など自分が好きな製品、日常では使わない大型機械に至るまで、さまざまなモノを開発したり、生産したり、生産工程の管理などに携われる業界です。

製品を作り出し、誰かに提供すると業界であり、自らのアイディアと技術でモノを作り出したい人に人気があります。

形あるものを作って、人や社会に役に立てたい方に向いています。

業種紹介

モノ作り業界には、各種機械や家電製品、自動車、建築などの業種があります。

機械も産業用や医療用など幅広いですし、家電メーカーが製造する製品も多様化しています。

どの企業に入っても、やることは同じわけではないため、企業研究も不可欠です。

エネルギー業界

理系生が進む7つの業界として、大規模な事業を手がけたい方に人気があるのが、エネルギー業界です。

電気やガス、石油などを扱って人々の生活を支える業界であり、ライフラインの提供や維持、企業活動にも欠かせないサービスを提供しています。

これまでは寡占的な業界でしたが、電力自由化やガス自由化の解禁により、新電力が参入することやガス会社が電力供給事業もスタートするなど多角化が進んできました。

太陽光や風力、地熱、バイオマスなど自然エネルギーも、これからの時代は注目に値します。

業種紹介

エネルギー業界には電力・ガス・石油などの伝統的な業種に加え、太陽光発電や風力発電、地熱発電やバイオマスなどの再生可能エネルギー事業を手がける業種も注目に値します。

寡占的な業界でしたが、新電力なども参入していますので視野を広く持ちましょう。

輸送業界

理系生が進む7つの業界として、大規模な社会インフラに興味がある方に人気なのが輸送業界です。

鉄道、航空、船舶などによって人や物を運ぶ業界であり、乗り物を製造するモノづくり業界や、トラックやタクシーなどの運転を行う運送業界やサービス業界とは異なります。

さまざまな業務がありますが、主に技術者として土木・建築・機械・電気・情報分野の方が活躍できる業界です。

車両の整備や保守点検、運行管理など多彩な業務があります。

業種紹介

輸送業界は鉄道、空運、海運などの業種があり、旅客サービスまたは貨物輸送サービスを提供する業種です。

陸海空のインフラを担う規模の大きな業種ですので、理系職種も幅広くあるので、どんな仕事が向いているか研究しましょう。

金融業界

金融業界は文系向けなイメージがありますが、理系生が進む7つの業界の一つです。

金融業界では数値を扱い、データ分析や理論に基づく複雑な計算などを行う必要があります。

損害保険のアクチュアリーや、証券会社や投信会社での投資戦略や相場変動の予測といったデータ分析などアナリスト系の仕事も理系向きなのです。

金融機関の多くは独自のシステムを開発、運用していることも多く、自社でお抱えのエンジニアを求めているケースも少なくありません。

業種紹介

金融業界は銀行、証券、生命保険・損害保険などの金融機関や、貸金業なども含まれます。

文系向けの業界に思われがちですが、数理計算やデータ分析、自社システムの開発や運用など理系出身者が活躍している業種の一つです。

素材業界

理系生が進む7つの業界として、素材業界があります。

素材と素材を組み合わせ、より良い素材や新しい素材を作り、他産業へ供給する業界です。

素材がなければ、モノづくりができず、企業や個人が必要とするモノを生み出すことができません。

製品のベースとなる素材を造る、重要な基幹産業です。

金属系や非鉄金属をはじめ、化学成分や自然素材など各種の素材を詳しく研究してきた方や、素材を加工する知識や技術を習得した方に向いています。

業種紹介

素材業界には鉄鋼・非鉄鋼金属・化学・セメントなどの業種で、機械メーカーや自動車メーカーなど国内外のモノ作り業界への原材料供給がメインとなります。

素材に関する知識や加工技術が活かせる業種です。

その他

理系生が進む7つの業界のそのほかに挙げるのは、理系に限定されず、文系出身者にも人気が高い業界です。

文系向けの業界や文系出身者が多い業界でも、活躍する理系生は実は数多くいます。

文系生にはない理論的な発想や分析力、数字や計算に強いといった能力やスキルが重宝されます。

企業においても多様化は不可欠であり、文系、理系、さまざまな人がいるほうが、より良いものが生み出せます。

文系向きかもと決めつけることなく、自分が興味があり、やってみたい仕事があるならチャレンジしてみましょう。

業種紹介

その他の中でも理系学生に人気の業種として、教育関連やコンサルティング業、広告・出版、商社などが挙げられます。

文系出身者と競合する職種もありますが、理系出身者は有利に働く場合が多いので、理系ながらその他業種を選んだ志望動機を明確化しておくことが大切です。

【理系業界紹介】業界の選び方とは?

理系学生が知っておくべき代表的な7つの業界と主な業種をご紹介してきましたが、どのように絞り込むのか、自分がやりたい仕事を探していくべきなのでしょうか。

業界はどうやって選んでいくべきか悩んだら、 「インターンに参加する」ことで、実際に現場を見てみるのも一つの方法です。

最初から「分野を絞りすぎない」こともポイントで、幅広い視野を持って、検討しましょう。

自分が今やりたいと考えている仕事より、より自分に合った仕事や、チャレンジしたい仕事が見つかるかもしれません。

インターンに参加する

知識として、どんな業界かの概要を知っても、実際の仕事のイメージが湧かない、理系出身者がどう役立ち、何をするのかわからないという方は、インターンに参加してみましょう。

業界を知り、具体的な業務内容を理解できるだけでなく、 インターンをする企業の社風や職場の雰囲気なども知ることができます。

理系出身者は実験や研究に時間が取られ、長期インターンには参加しにくいという方も少なくありません。

ですが、短期インターンでも業界や職場の雰囲気を知り、実際の業務を経験することが可能です。

夏休み1ヶ月といったインターンなら十分に職場体験ができますし、業界を知り、仕事を知るなら数日程度のインターンでも十分です。

分野を絞りすぎない

理系生の場合、研究分野や専攻してきた分野があるので、その分野でないと採用されない、仕事に活かせないと、自分の研究分野だけに絞りがちになります。

ですが、 大学の専攻や研究で習得した知識やスキルは、思わぬところにも活用できる場合や応用が可能です。

最初から分野を絞りすぎず、幅広い視野を持つことが必要です。

分野より、自分が本当にやってみたいことは何か、興味がある分野はないか検討してみましょう。

分野が異なったとしても、理系というベースがあれば、就職してから知識や技術を習得することもできますし、磨いていくこともできます。

将来のイメージを描き、自分が本当にチャレンジしたい仕事を見つけましょう。

【理系業界紹介】まとめ

理系学生は業界を知っておくことで自分が進みたい方向性が決まり、 面接でアピール材料にできるなどのメリットが生まれます。

7つの業界と業種をはじめ、多様な仕事があることを理解し、自分がやりたい仕事や自分の学んできた知識や習得した技術をどう活かしていくか検討しましょう。

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