【通信業界の業界研究】通信業界ってどんな業界?仕事内容・将来性や年収などを詳しく説明

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はじめに

どんな業界への就職を目指すにしても、事前に業界研究をしっかりしておくことは非常に大切です。

通信業界はインターネットやスマートフォンが普及している現代において、常に注目されている業界であるといえます。

成長余地が高いだけに就活生からの人気も高く、しっかり業界研究をしていなければなかなか内定を得られません。

この記事では、通信業界の仕事内容や将来性・年収などについて解説します。

通信業界への就職を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

【通信業界の業界研究】通信業界とは

通信業界とはどのような業界なのかを詳しく紹介します。

仕事や生活において、通信インフラは私たちにとって欠かせないものになりました。

かつては、通信といえば電話を通しての音声でのやり取りが主流でしたが、今ではインターネットで世界中とファイルや動画を共有できるようになっています。

そのため、通信業の種類もかなり細分化されてきました。

今後さらに技術が進歩することも考えられ、今までになかったサービスを手がける業者が台頭する可能性もあるでしょう。

通信業の種類

まずは、通信業の種類について紹介します。

どの種類においても、情報を伝えることの手助けをするという目的は変わりません。

しかし、個人・企業の違いや扱うデータの種類などで、最適な通信手段も異なります。

現在はパソコンやスマートフォンでデータをやり取りするのが中心であり、通信業界に勤めるなら、これらの機器やシステムについての基礎知識が求められるでしょう。

営業職など技術職には就かない方も、最低限の通信・ITに関する興味や知識が必要です。

無線通信(移動通信)

無線通信(移動通信)は、スマートフォンに代表される無線での通信システムを支えます。

現在はスマートフォンを24時間手放せない方が多く、仕事のツールとして活用している方もいらっしゃる時代です。

昔は、モバイル機器で扱えるデータ量に制限があるのが普通で、膨大なデータ通信をすると数十万円かかることもありました。

しかし今は、データ無制限などさまざまなプランが登場し、高速で大容量データの通信ができるようになっています。

ユーザーが快適にデータをやり取りできるよう整備するだけでなく、ユーザーのニーズに合ったプランを提案することも求められるようになりました。

どんどん便利になってはいるものの、セキュリティなど解決すべき課題もまだまだたくさんあります。

固定通信

固定通信では、家にある固定電話のように、ケーブルにつないで通信するためのシステムを提供します。

無線通信が安定しない時代は、こちらが大容量データ通信の主流でしたが、近年は減少傾向にあります。

無線だと部屋がコードだらけにならずに済み、機械が苦手な方も機器の接続などがやりやすいでしょう。

今後も、固定通信が無線通信にとって代わられる傾向が続く可能性は高いですが、まだまだ固定通信のサービスを利用しているユーザーが世界中に存在します。

パソコンが仕事やコミュニケーションのメイン機器になっている方の場合、とくに固定通信のサービスを契約している割合が高いです。

通信の安定度は固定通信の強みであり、パソコンの固定通信・スマートフォンの無線通信を状況によって使い分ける方もたくさんいらっしゃいます。

ISP(インターネットサービスプロバイダー)

光通信などのように、ユーザーがインターネット回線に接続するためのサービスがISPです。

現代では各家庭で必要なものとなっており、普及率がかなり高くなりました。

各社がさまざまな料金プランを出しており、非常に競争の激しい業界です。

通信速度や安定度も顧客満足度に影響しており、月額費用が安いだけではユーザーの支持を得られません。

電話回線・固定回線・モバイル回線を一括にしたプランも多く、固定通信・無線通信どちらでも顧客を確保できれば、非常に大きな利益となります。

ソフトバンクやドコモといったもともと携帯電話事業をしていた企業だけでなく、現在は楽天といった企業までプロパイダー事業に乗り出すようになりました。

今後もサービス競争が激化する可能性があり、目が離せません。

ビジネスモデル

通信業界のビジネスモデルを3つに分けて見ていきましょう。

業界全体の大きな特徴として、個人向けサービスの割合がかなり高いことが挙げられます。

法人向けサービスの方が料金の高いプランになっていることが多いとはいえ、個人でも法人でも通信回線を開くサービスであることは変わりありません。

個人ユーザーの数も、企業の利益にかなり大きく影響する業界です。

今後も新規業者が参入してくる可能性があり、非常に激しい競争が続く時期は続くでしょう。

BtoC営業(個人営業)

私たちが日常的に使うスマートフォンなどは、個人ユーザーへの営業が中心です。

ユーザーの1人あたりが払ってくれる料金は決して高くありませんが、毎月安定して利用料が得られるメリットは見過ごせません。

ある程度以上のユーザーを確保できれば、かなり安定した事業運営を続けられます。

かつてはドコモ・ソフトバンク・auの大手3社がほぼ独占状態の市場でしたが、今は格安スマホが登場しさらに競争が激化しました。

スマートフォンにどれだけ依存しているかは、ユーザーによってかなりの差があります。

最低限の調べものやLINEでのコミュニケーションができれば良いという方もいらっしゃいますが、ビジネスや高画質なゲーム目的で、スマートフォンでも快適な通信環境を求める方も多いです。

BtoB営業(法人営業)

機器・システムなど幅広い商材を駆使し、法人向けの営業をかけるビジネスモデルも存在します。

いわゆる提案型営業が多く、企業が通信で何を実現したいのかをヒアリングしたうえで、その課題を解決するためのソリューションを提案し、契約を取り付けるビジネスモデルです。

当然、提供できる機器やシステムの幅が広いほど、さまざまなニーズに応えられるので有利になるでしょう。

クライアント企業の業種や規模によって、寄せられる相談内容もかなり異なります。

オフィス内のコミュニケーションを円滑にしたいといった小規模なニーズもあれば、世界中に点在する拠点と通信したいというニーズもあるでしょう。

大型の契約を取れれば、毎月かなり安定したリース料などを得られます。

BtoBtoX事業

最近の通信業界では、ビッグデータを活用し、顧客分析や業務効率化といった事業に携わる形で活躍する企業も見られます。

現在は5G(第5世代移動通信システム)が無線通信の中心となり、多数同時接続が容易に実現できるようになりました。

そのため通信業界のみならず、幅広い分野の業界と協力して優れた製品やサービスが開発されています。

ゼロから新たな価値を創造しなければならず、既存の事業にとらわれない斬新なアイデアを実現できる人材が求められる事業です。

企業が手がけるビジネスだけでなく、官公庁が提供する市民向けのサービスでもBtoBtoX事業が必要とされています。

今後どんな企業が通信業界の助けを得て新サービスを発表し、飛躍的な成長を遂げるかにも注目しましょう。

【通信業界の業界研究】仕事内容

続いて、通信業界ではどんな仕事をする方が求められているか紹介します。

通信業界もそのほかの業界と変わらず、企業や個人に営業をかける営業・販売職の方が必要です。

さらに、庶務や経理など一般的な事務作業に従事する方も求められます。

しかし、通信業界ならではの仕事に従事している方も多いです。

エンジニアなどの専門職は、IT機器やシステム・プログラム方面の専門知識が必要であることが多く、企業の募集条件によって新卒での就職チャンスが限られることもあります。

営業職

営業職は個人営業・法人営業などに携わり、自社の製品やサービスをより多くの方に利用してもらうのが仕事です。

仕事のやり方は、通信業界も他業界の営業職とあまり違いがありません。

しかし、法人営業を中心に提案型の営業を求められることが多く、ただ営業トークが上手なだけでは良い成果を出せないでしょう。

通信に関する知識はもちろん、他社の事業展開や最新のトレンドも知っておく必要があります。

また、相手企業の事業に対する理解も必要で、今企業がどんな課題を抱えているかを事前にリサーチし、相手のニーズを正確に汲み取らなければいけません。

最初の商談で実施するヒアリングからいきなり勝負どころであり、高いヒアリング能力に加え、初対面の相手にも信頼される人柄の良さや話術が必要です。

マーケティング職

自社の製品をどのように知ってもらうか・アピールするか・マーケティング戦略を立てるのかが、マーケティング職の仕事です。

企画立案やブランディングも重要な仕事で、営業と連携してユーザー獲得に全力を尽くさなければなりません。

とくに個人営業は、一般消費者の知名度や評判が新規顧客獲得に大きく影響しています。

現在はキャリアの乗り換えも比較的容易にできるようになっており、料金やサービスで他社のユーザーを奪う力がなければなかなか生き残れません。

マーケティング職として成功するためには、コミュニケーション能力や基本的なビジネススキルに加え、分析力・洞察力などが求められます。

社内の方にマーケティングのプランを認めさせるためには、プレゼンテーション能力も必要です。

コーポレート職

経理・人事など、直接通信に関係する仕事に携わらないコーポレート職も存在します。

これらの職種は職種別採用で、エンジニアや営業職と別々の採用活動が実施されている場合も多いです。

本社勤務の方は経営陣の近くで仕事をする可能性もあり、株主役会や取締役会関連の業務などで役員と直接接することもあるでしょう。

これらの仕事に従事する方は、ほかの業界と仕事内容がほぼ同じであり、転属しない限り通信の専門的な知識が求められることはあまりないといえます。

しかし、給与・待遇は企業の規模や利益に大きく左右され、同じ仕事をしていても100万円以上の差がつく場合もあるでしょう。

これらの職種に応募する場合、なぜ通信業界に魅力を感じたのか・なぜその企業でなければならないのかを明確にする必要があります。

研究開発職

通信業界は技術力で勝負する業界ともいえ、常に新しい技術・サービスの開発をしていかなければなりません。

最近は通信機器やシステムだけでなく、BtoBtoX事業で求められるAIやロボットの開発ができる方も求められています。

そのため、通信業界でも幅広い理系分野に精通した方を採用しており、自分が研究してきた事柄をうまくアピールすることが内定への近道です。

修士課程・博士課程を修了した専門知識の豊富な方が優遇される仕事ですが、学士卒でも研究開発職として採用される方はいらっしゃいます。

大卒でも院卒でも、自分がその企業でどのような開発をしたいかを明確に述べ、研究への意欲を示しましょう。

進化スピードの速い業界なので、常に学ぶ姿勢を持っていることを認めてもらう必要もあります。

エンジニア職

通信業界のサービスの中心となって支えているのはエンジニアであり、とくにシステム・ソフト関連の企業で大活躍する職種です。

エンジニア職は、さらにシステムエンジニア・ネットワークエンジニアと分類することができます。

IT業界は人手不足が業界全体の課題であり、とくにネットワークのスペシャリストは今後の通信業界において欠かせません。

そのため、ネットワークの知識があること・ネットワークに強いプログラミング言語を習得していることは大きな武器になります。

システムエンジニア

システムエンジニアは、社内システムの構築・運用・保守など幅広い仕事を担う職種です。

クライアントから要望を寄せられた際に、その要望をどのように実現できるかを議論し、計画を立てる役割も求められます。

提案型・法人営業の現場では、とくにシステムエンジニアが営業職の方としっかり連携しなければ、良い提案ができません。

自身がプログラミングなどを直接担当することは少ないですが、プログラミングに関する知識も求められる難しい仕事です。

ITスキル・コミュニケーション能力のどちらも求められる仕事で、応募する際は何を武器に自分をアピールするか慎重に考えましょう。

理系のイメージを持つ方も多くいらっしゃいますが、実は文系の新卒でも内定をもらえる方が多い職種です。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークシステムの開発・サイバー攻撃に対する防御など、幅広い仕事に従事します。

企画から運用まであらゆる仕事が求められますが、現在多くの方が頼りにしているスマートフォンのシステムは、主にネットワークエンジニアが管理しており非常にやりがいのある職種です。

今後もスマートフォンのニーズがいきなりなくなることは考えられず、優秀なネットワークエンジニアは多くの企業で重宝されるでしょう。

こちらもシステムエンジニア同様に理系のイメージを持つ方もいますが、文系からでも就職可能な職種です。

しかし、文系の勉強をしていた方がどうしてこの仕事をしようと思ったのか、履歴書や就職面接で説得力のある説明をできなければいけません。

データサイエンティスト

データ情報を分析・活用するデータサイエンティストも、通信業界で非常に重要な役割を担う職種です。

現代は5Gによって得られる情報が膨大となり、今まで以上にデータを活用したビジネスがやりやすくなりました。

しかしいくらデータを取得できても、それを活用できなければ意味がありません。

得られるデータが膨大になるほど、データサイエンティストが正確な分析を行い、的確なアドバイスをマーケティング職や経営陣に送る重要性が増しているといえます。

とくに経営計画を立てる方々は、情報分析の結果次第でその後の戦略を大きく変更する可能性があるでしょう。

データサイエンティストが携わる仕事は、企業全体のかじ取りに影響を与えるほど重要であると考えてください。

【通信業界の業界研究】通信業界の展望・将来性

数十年前は、通信インフラといえば電話がメインで、インターネットはそこまで生活に必要なものと考えられていませんでした。

しかし現代は、スマートフォンの無線通信も重要なインフラであると考える方が多いでしょう。

無線通信が生活に欠かせないものとなった今、いきなりこの事業が縮小していくことは考えられません。

逆に、楽天のように他業種から通信業界に参入していく企業もあるほどの成長業界であるといえます。

技術の進歩も、近年の通信業界の成長・躍進を大きく支えてきました。

5Gサービスの導入により、さらに通信業界が活性化していくことは間違いないでしょう。

もちろん4Gの後に5Gが来たということは、さらにその先に6Gサービスが導入される日が来ることも意味しています。

すでに6Gに関するニュースも出てきており、数年後には6Gの登場で通信業界がどのような変化を遂げているか注目です。

通信業界は将来性が確かでありながら、先の予想がつきにくい刺激的で興味深い業界であるといえます。

【通信業界の業界研究】年収

通信業界は、ほかの業界と比べてかなり平均年収の高い業界です。

もちろん大手の業績が好調で、優秀な社員を多く抱えていることも平均年収の高さに大きく影響しているでしょう。

とくに、役職に就いている方の平均年収は845万円程度というデータがあり、これは勤め人全体で見ても相当上位に位置する数字です。

全国の平均年収が450万円前後であるところ、役職に関係ない通信業界全体の平均年収が650万円というのも、かなりの高水準であるといえます。

しかし実際には企業の規模によって年収にかなり差があり、大手以外では全国平均年収を下回る給与水準であるところも多いです。

一方、給与水準の高い人気企業は、簡単に内定を勝ち取れません。

大学1~2年生のうちから長期インターンで評価されたり、エンジニアのアルバイト経験で実績を積んでいたりしていると就職で有利になります。

大手通信企業への就職を希望する方は、就活が本格化する前から就職に向けたアクションを起こしましょう。

プログラミングについて学ぶといった地道な活動も必要です。

【通信業界の業界研究】向いている人

通信業界は常に新しい技術を取り入れなければならず、変化に適応できないと生き残れない業界の筆頭といえるでしょう。

そのため、そこで勤める方も新しい環境に適応できる・変化を楽しめる資質が求められます。

また、通信業界は売上・利益などの数字にシビアで、実力主義の風潮が強いことも特徴です。

評価されれば若い方でも責任ある立場に就けたり、高収入を得られたりしますが、競争の苦手な方だと職場の雰囲気が合わない可能性もあります。

そのため、実力主義・成果主義の環境を歓迎できる、負けず嫌いで向上心の強い方の方が向いているといえるでしょう。

もちろん、IT関係の技術やトレンドに興味を持ち続けられることも大切です。

入社後も毎日が勉強の日々であると考えてください。

【通信業界の業界研究】通信業界に入るためには

通信業界は就活生に非常に人気があり、内定をもらうのは簡単ではありません。

しかし、とくに入社前に求められるスキル・資格はなく、職務経験がない四大卒の方が新卒で入社することが多いです。

入社するために学生のうちからやっておくべきことも、そのほかの業界と大差ありません。

就職試験も、エントリーシート・面接など一般的な内容であることがほとんどです。

ただし開発職などの専門性の高い職種では、学生時代の専攻分野に対する知識・IT技術への理解度などをチェックされます。

志望動機を作りこむ

通信業界では、最初から専門的な知識・技術を持っている学生が少なく、ポテンシャル重視の採用になる傾向が強いです。

そのため、能力・スキルといった項目よりも、志望動機をしっかり書けているかがチェックされています。

人気の業界であるため、ただ単に入社したい理由を示すだけでは、志望動機欄の内容として不十分です。

どうして通信業界でなければならないのか、どうしてその企業でなければならないかをしっかり書く必要があります。

自分の強みや性格を活かしてどのように企業に役立ちたいかを述べ、仕事への熱意を示すことも重要です。

競争が激しく実力主義の世界だけに、ほかの業界以上にやる気のある学生を高く評価する企業もたくさんあります。

志望動機を作りこみ、しっかりと自らの能力や熱意をアピールしましょう。

通信業界にこだわる理由を作る

通信業界は、先述したように平均年収が高く、かなり高待遇であることが人気の一因です。

誰もが名前を知っている企業に勤められれば、ネームバリューの点でもメリットがあるでしょう。

そのため、仕事へのやりがいや熱意ではなく、実利的なメリットを目的に通信業界を志望する方も多いです。

履歴書やエントリーシートの志望動機で、なぜ通信業界で働きたいかという理由を伝えられれば、ほかの学生と差別化できるチャンスとなるでしょう。

通信業界の仕事にどんな社会的意義があり、どんな人を助けているかを考えるところから始めるのがおすすめです。

自分が過去に通信サービス・システムに助けられた経験があるのなら、そのエピソードを軸に志望理由を述べることもできるでしょう。

その企業でなければならない理由を作る

なぜ通信業界を志望するかに加え、なぜその企業なのかも明確にできれば、より面接官の印象に残りやすい志望動機欄になります。

通信サービスを提供する企業はどこも似たサービスを展開しており、業務内容などで差別化することは難しいでしょう。

なぜほかの通信業者ではなくその企業なのか、はっきりと自分なりの理由を述べるには企業研究が欠かせません。

今後の事業展望や社風、企業が求める人材などさまざまな角度から分析してみましょう。

とくに同業他社も併願して就職活動をする場合、どうして自社が第一志望といえるのかという質問に明確に答えを出す必要があります。

志望動機欄でその企業ならではの取り組みや特色に触れ、自分もその中で何ができそうかを書ければベストです。

面接対策をしっかり行う

通信業界の就職試験は一般的な内容で、グループディスカッションや面接が中心になります。

面接は数回実施され、最後は社長や役員との面接をパスしなければなりません。

志望者が多いため選考過程が長く、何度も面接があるので、面接対策をしっかりしていなければ内定をもらうのは困難です。

まずは模擬面接で、面接の雰囲気に慣れておくことをおすすめします。

大学のキャリアセンター・就職部で模擬面接を開催してくれることもありますし、就活エージェントサイトに登録していればそちらで模擬面接のサービスを受けられることも多いです。

面接後に評価・フィードバックがもらえるので、次の模擬面接や本番にアドバイスを活かしましょう。

頻出質問を調べておき、自分ならどう答えるか考えておくのも大切です。

【通信業界の業界研究】オススメの資格

通信業界の就職試験を受ける際、自分の熱意やスキルを伝えるのに役立つ資格を紹介します。

これらの資格を持っていれば、IT業界・通信業界で働きたい気持ちが強いことを示せますし、実用的な知識やスキルを備えているアピールにもなるでしょう。

IT・通信系の資格は試験を受ける前に実務経験を求められることが少なく、学生でも資格取得を目指せます。

学生のうちは難易度の低い試験からチャレンジし、就職後に仕事で知識を身につけてから難しい試験に挑むのも良い方法です。

ITパスポート

ITパスポートは国家資格である情報処理技術者試験の1つで、ITに関する基本的な知識を備えていることを証明できます。

情報処理技術者試験の中では最も難易度が低い「レベル1」であり、しっかり勉強すれば比較的簡単に合格できる試験です。

高校生や専門学校生の受験者もたくさんいらっしゃいます。

しかし、現代はあらゆる職種でITの基礎知識が求められており、とくに通信業界では専門職以外でもITの専門知識を要求される場合があります。

そのため、通信業界の就職試験を受ける前に、ITパスポートを取得しておいて損はありません。

試験が毎月実施されており、自分のタイミングで勉強・受験しやすい資格です。

資格でほかの就活生と差をつけておきたいなら、ぜひ取得しておきましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、システムエンジニアの登竜門などと呼ばれる試験です。

こちらも情報処理技術者試験の1区ぶんであり、難易度は「レベル2」とされています。

合格者は、高度IT人材となるための知識や実践的スキルを備えていると判断され、就職・転職市場で高い評価を受けることも多い資格です。

ITパスポートに比べるとかなり難しい試験で、合格率は3割にも届いていません。

しかし、文系学生でも合格する方はいらっしゃいます。

在学中に取得できれば、就職試験で非常に強いアピール材料になることは間違いないでしょう。

情報セキュリティ・モラルなど幅広い試験分野を勉強しなければならず、受験までにしっかり学習計画を立てる必要があります。

将来システムエンジニア・ネットワークエンジニアを目指している方は、ぜひ取得を目指しましょう。

ネットワークスペシャリスト

情報処理技術者試験は、最高難易度である「レベル4」で「ITストラテジスト」・「システムアーキテクト」などかなり細分化されたスペシャリストの資格があるのが特徴です。

通信業界でとくに評価される「レベル4」の試験は、ネットワーク管理に必要な知識が問われるネットワークスペシャリストです。

先述のITパスポートや基本情報技術者試験と比べても相当難易度が高く、深い専門知識を備えていなければ合格できません。

しかし、この試験に合格できるほどの知識があれば、通信業界への就職でかなり有利になります。

非常に専門性の高い試験ですが、学生でも試験を受けることは可能です。

一度の受験で合格するのは大変困難なので、何度も受験することを前提に合格までの学習計画を立てましょう。

まとめ

通信業界は非常に人気の業界で、志望動機をしっかり書けていなければ、書類選考など早い段階で落とされてしまう可能性が高いです。

とくに志望者が多い大手では、エントリーシート提出の段階から厳しい選考がなされます。

まずはなぜ通信業界を志望するのか・自分のどのような長所が仕事に役立ちそうかを考えてみましょう。

そのためには、企業研究・業界研究が非常に大切です。

可能であれば短期インターンなどにも積極的に参加し、通信業界の仕事や業界のトレンドについて理解を深めてください。

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