卒論っていつごろから書き始めればいい?スムーズに書き終えるためのコツを紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

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卒論の作成には準備が必要です。

そして、理系の卒論は文系と比べて難しいといわれています。

なぜなら、文系は根拠となるデータなどを資料に頼ることができる場合も多いのに対し、理系は自身で実験して得たデータを使用して論文を作成する必要があるからです。

実験をしても証明したい結果にならない場合もあり、時間やエネルギーが必要になるでしょう。

この記事では、いよいよ卒論を作成するという場面で、具体的にいつごろから書き始めればいいのか、またスムーズに書き終えるためのコツを紹介します。

【卒論はいつから書き始める?】そもそも卒論は何をもって終わるの?

卒論は期限までに提出するだけの論文ではありません。

在学中の研究成果をあらわすのが卒論であり、もし認められなければ卒業できないこともあります。

万が一、留年することになれば、せっかく懸命におこなった就職活動で内定が決まっていた場合も取り消されてしまうでしょう。

つまり卒論は、大学を卒業するために越えなければならない高い壁なのです。

では、そもそも卒論は何をもって終わるのでしょうか。

以下で述べる2つの作業をもって終了となります。

卒業研究を製本化する

卒論は研究成果をまとめて執筆したものを、最後に製本化して提出します。

一般的に20ページ前後になることが多いです。

文字以外にも図表などを使用し、いかに読みやすくわかりやすい、また美しい本にできるかが重要になります。

大学によっては、製本の仕方についても詳細に決められている場合があります。

まずは、規則や細かいフォーマットを確認することから始める必要があるでしょう。

製本の方法については、市販の製本キットを使用したり、印刷会社などの業者に依頼したりするものがあります。

業者へ依頼する場合は、プロの手で製本されるので、中身が重要なのはいうまでもないことですが、好印象を与えることができるでしょう。

どのような方法であったとしても、できあがった卒論は見栄えのよいものである必要があります。

審査員の前でプレゼンする

卒論を製本化したあとに待っているのは、審査員に向けたプレゼンです。

プレゼンは場合によっては企業に就職したあともおこなう多いです。

卒論のプレゼンは、その場の雰囲気や緊張感を味わったり、そのなかで伝える力を訓練できたりする貴重なステージとなります。

相手に伝わるプレゼンをするためには、相手の立場になって物事を見る力が必要です。

一般的にプレゼンの際は、卒論の内容をスライドにして使用する場合が多いようです。

いかに見栄えがよく、論理的でわかりやすい構成のスライドを作成するかも、プレゼンの成功に不可欠な要素となるでしょう。

図表や文字、空白のバランスも考え、見ている人が疲れないように配慮するとよいかもしれません

このように、卒論は製本化し審査員の前でプレゼンをして終了します。

そのあと、審査員により卒業認定がされることになります。

【卒論はいつから書き始める?】卒論はいつから書き始める?

では、具体的に卒論はいつから書き始めればよいのでしょうか。

理系の場合は実験が伴うため、スケジュールに余裕をもたせる必要があるかもしれません。

また、大学によって独特のルールがあったり、書式が細かく指定されていたりする場合もあります。

論文を書き始める前に確認しておきましょう。

提出前にそのあとおこなうプレゼンの大まかな準備や練習もしておきたいので、それもスケジュールに含める必要があります。

いずれにしても、まずは提出期限をしっかり確認しましょう。

思い込みで動いているとあとで大変なことになる可能性があります。

同じく卒論に取り組んでいる仲間と話をしたり、先輩たちに話を聞いたりするとよいかもしれません。

以下で一般的な提出期限と、プレゼンの時期について紹介します。

提出期限はゼミによって異なる

理系では研究室と呼ばれることも多いゼミですが、卒論の提出期限はゼミによってそれぞれ定められている場合があります。

また期限だけでなく、卒論作成のルールもゼミにより異なる場合もあるので注意が必要です。

ゼミのルールを守らずに提出すると、卒論がやり直しになる可能性もあります。

卒論の提出期限はおおよそ3月下旬ごろといわれます。

しかし、同じゼミの生徒と話してお互いの認識が合っているのか、定期的に確認するのもよいかもしれません。

また、ゼミによっては卒論の中間発表をおこなうこともあります。

その場合、最終的な提出期限に加え、中間発表の提出期限も念頭に置かなければなりません。

ゼミや卒論は大学によって大きな違いがあります。

自分の大学や所属しているゼミの決まりごとを十分確認したうえでスケジュールを立てることが大切です。

提出期限の2ヶ月前が目安!

卒論を書き始める時期としては、提出期限の2ヶ月前ぐらいが目安といわれています。

2ヶ月前というと余裕をもったタイミングと思われますが、理系の場合実験によりスケジュールがずれ込むこともあります。

そのため少し余裕をもたせるぐらいがおすすめです。

それまでにおこなってきた実験やデータ収集、考察などを文章にまとめる作業になります。

スケジュールに余裕があるからといって悠長にかまえず、一気に集中して書き上げましょう。

提出期限の2ヶ月前から短期間でまとめることで、そのあとの修正や整理などに時間を使えます。

また、指導教官のアドバイスを受けたい場合、提出期限ギリギリはほかの生徒も殺到する可能性があり、なかなか順番が回ってこないことも考えられます。

その点、余裕をもって着手すれば、早めにアドバイスを求めることができるでしょう。

プレゼンは2月下旬ごろにおこなわれる

卒論の最終段階であるプレゼンですが、2月の下旬におこなわれることが多いようです。

そのため、卒論の執筆が終わったらプレゼンのためのスライドを準備する作業に取り掛からなければなりません。

スライド1枚で1分ほど話すと考えると、持ち時間10分なら10枚前後のスライドが必要になります。

その数のスライドを作成するには当然時間がかかりますし、スライドの中身も評価につながるため重要です。

また、上手にプレゼンするための練習もしなければなりません。

プレゼンでは質問を受けることもあるため、発表の練習だけでなく、どんな質問をされる可能性があるか想定し、答えを準備しておくことも必要です。

これらの点を考えると、卒論は提出期限から十分余裕をもった時期から書き始めるのがよいでしょう。

【卒論はいつから書き始める?】スムーズに卒論を終わらせるためのコツ

卒論をスムーズに終わらせるコツはあるのでしょうか。

まずは、どんなことにも共通することですが、しっかりスケジュールを立てて取り組むことが重要です。

理系は、実験の失敗や思うようなデータが得られないなど、イレギュラーな事態が発生しがちな分野なのでなおさらです。

また、早い段階で卒論の大枠を決めておくことも重要といえます。

さらに、第三者の意見や卒論を参考にすれば、論文作成をより効率よく進められるでしょう。

そこで、スムーズに卒論を終わらせるためにできる3つのコツを紹介しましょう。

卒論の大枠を決める

卒論を作成する際に最初にすることは、卒論のテーマを決めることです。

これは、研究室によりある程度の枠に絞られるため、研究室の先生と話し合って決めることが多いようです。

テーマを決めたなら、目的と最終目標を決めなければなりません。

特に最終目標が明確でなければ、スムーズに作成することは難しく、結果も内容がぼやけたものになる可能性があります。

最終目標が決まったなら、そのために必要な実験の下調べや準備をおこないます。

より効率的にデータを得るためには、しっかり計画して実験をする必要があるでしょう。

このように卒論作成へ実際に取り組む前に、卒論の大枠を決めておくことが、効率よくスムーズに卒論を終わらせるコツです。

ここに十分な時間を割いて、そのあとは一気に進めましょう。

定期的に先生や先輩に聞く

卒論に限らず、ずっと同じテーマについて考えていると、視点がかたよってしまったり、行き詰まってしまったりすることがあります。

そうすると卒論の執筆が思うように進まず、納得のいかない出来になったり、提出期限ギリギリになってしまったりする事態になりかねません。

その点で効果的なのは、定期的に先生や先輩の話を聞くことです。

先生は当然、毎年また何年にも渡って生徒の卒論を評価しているので、適切なアドバイスを期待できます。

また、同じ研究室で卒業した先輩に話を聞いてみるのもよいでしょう。

もちろん自分の研究についてしっかり執筆することも大切ですが、客観的な視点を取り入れることも卒論の作成により学べる点といえます。

バランスの取れた高評価が得られる卒論を書くために、第三者の意見も上手に取り入れましょう。

先輩の卒論を参考にする

先生や先輩に話を聞くことに加えて、先輩の卒論を参考にするのも卒論をスムーズに終わらせるコツの1つです。

先輩の卒論は、大学にもよりますが、図書館や研究室内で閲覧できる場合があります。

なかには制限が厳しく、閲覧するための手続きが必要となる可能性もありますが、もし閲覧できるようなら参考にしましょう。

特に同じ研究室の卒業生の論文であれば、同じテーマの卒論を読めるかもしれません。

もちろん、参考にするだけで自分の卒論はオリジナル性の高いものに仕上げる必要があります。

しかし、同じような実験をしていたり同じ、最終目標に到達している内容を読んだりすることで、自分のテーマにより自信をもって取り組めるでしょう。

特に、卒論作成のルールがゼミで細かく定められている場合、先輩の卒論は参考になるはずです。

【卒論はいつから書き始める?】まとめ

大学を卒業するために大切な卒論ですが、理系の場合は特に余裕をもったスケジュールで作業をすることが重要といえます。

プレゼンも含め、卒論は卒業前の難関と思われがちです。

しかし、考えをまとめて文章にすることや、わかりやすい資料を作成すること、また人前で自分の考えを上手に話すことなど、社会人になったあとも役立つ重要なことを学ぶ機会でもあります。

卒論をポジティブにとらえ、大学時代のよい思い出となるように、真剣に楽しみながら取り組みましょう。

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