【流体力学専攻をウリにする】流体力学を学んだ経験を活かした自己PRの作り方!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【流体力学専攻をウリにする】はじめに

流体力学は、航空関係に就職したい人にとっては必須の学問ですが、流体が関わる技術はほかにも多々あります。

商用電力においても流体エネルギーは欠かせない存在ですし、上下水道や都市ガスなどインフラにおいても流体力学が応用されています。

また機械要素設計でも流体力学の技術は利用されているため、機器開発においても需要の高い知識です。

就活において流体力学を専攻したことをウリにするためには、 どのような点がポイントになるのでしょうか。

【流体力学専攻をウリにする】自己PRの書き方

まず自己PRの書き方ですが、PREP(プレップ)法を使いましょう。

PREPは「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を意味しており、物事を伝えるための基本的な手法とされています。

1.Point:要点 2.Reason:理由 3.Example:具体例 4.Point:要点 となり、この順で伝えるのが有効です。

ビジネスでは 結論を最初に述べるのが鉄則で、具体的なエピソードを添えることで説得力を増すことがポイントです。

効率的に主張を伝えることができるため、以下の流れに沿って組み立てるだけで適切な自己PRとなります。

1.Point 最初のPointでは自分の強みを述べます。

2.Reason 最初に述べた強みがあると、なぜ考えるのか根拠を簡潔に述べます。

3.Example 根拠となったエピソードの詳細を書きます。

4.Point 基本的に最初に主張した結果の繰り返しですが、自己PR全体の結論となるように書きます。

【流体力学専攻をウリにする】自己PRで使える特徴

企業は学生の強みを知り、入社後にどのように活かせるか考えます。

企業とのマッチはとても重要ですので、企業の求める人材像をよく把握したうえでPRしましょう。

また近年、企業は採用する人柄を非常に重視するようになりました。

そのため自分が 企業が理想とする人柄であることをアピールすることも重要なポイントとなります。

専門知識を学んだことも大切ではありますが、ここでは流体力学に囚われすぎず、人間力を打ち出せる特徴を挙げましょう。

コツコツと積み上げることができる

仕事はどんなものでも簡単ではなく、何度も壁に突き当たりながら少しずつ越えていくような作業になります。

いかなるときもあきらめず、コツコツと小さなことから実績を積み上げていける人材はとても歓迎されますし、良いPR材料になるでしょう。

専攻では設計などの段階で、さまざまな計算などを緻密に行ってきた経験があるはずです。

機械工学にはさまざま分野が存在する中、最重要と言えるのが流体力学ですので、 難しい流体の力学的釣り合いや運動をコツコツと解析してきた実績をアピールしましょう。

流体力学は、流体を取り扱う製品や設備などの設計を行ううえでも非常に重要であり、ミスの許されない分野です。

少しずつ基本知識や専門知識を身につけてきた努力を強みにするのは、良い手段と言えます。

チームワークを活かした動きができる

扱う設備規模が大きい場合が多いため、とても1人で請け負える仕事ではありません。

仕事においては常にチームワークを必要としますし、プロジェクトをスムーズに進行するためには組織を超えた仲間との協同が必要です。

そのため、複数人数で1つの目標に向かえる人柄は歓迎されます。

研究の段階で仲間と成し遂げてきた経験をあわせて話すことで、魅力的なPRになるでしょう。

チームの中でどのような役回りを請け負うのが得意かは一人ひとり千差万別ですが、 自分のキャラクターを活かして組織に貢献できることをアピールしてください。

もちろん大学で実際に業務にあたる経験はできませんが、組織として仲間と連携した体験は貴重です。

忍耐力がある

近年では流体力学は、ロケット開発や鉄道、リニアモーターカーなどの開発、騒音防止などあらゆる分野で技術が用いられています。

学ぶべきことが山ほどあるうえに求められるクオリティが高く、容易に結果を出すことが困難な業務も少なくありません。

そうした中、壁に突き当たっても粘り強く、可能性を一つひとつ精査していくには根気が必要です。

たとえ思うような結果が出なくても、何回も試行錯誤してきた経験を話すことはとても有効です。

どんな仕事でもそうですが、難しい仕事でも投げ出さず、 責任を持って最後までやり遂げる忍耐力のある人材は高く評価されます。

これまでに困難を乗り越えてきた経験を強みとしてPRしましょう。

【流体力学専攻をウリにする】やってはいけないこと

流体力学に限りませんが、専攻をウリにするときに注意すべき点がいくつかあります。

学部では1年から4力学を叩き込まれ、単位を取るのが大変だったという学生も少なくないでしょう。

ただ就活面接は、そうした専門知識を披露する場ではありません。

よかれと思って勘違いし、 真逆のPRにならないよう、気を付けるべき点をまとめておきましょう。

専門用語を使いすぎる

応募先企業によっては、かなり専門的な知識を持つ面接官と対面する場合もあります。

ただし学生が実際に社会人として現場で働いている人を相手に、さも知識を披露するかのように専門用語を使うことは良い結果を生みません。

特に一定規模の企業であれば、一次面接や二次面接などでは人事部など専門組織ではない所属の面接官であることがほとんどです。

専門用語は使わず、広く一般的にわかりやすい言葉に言い換えができないようでは、社会人としてマナー違反と取られても致し方ないでしょう。

話す言葉は意識して丁寧に選び、正しく伝わるようにしましょう。

裏付けのないアピールはやめる

自己PRですから、自分の強みを宣伝するのは正しいことです。

積極的にアピールすることになんら問題はありませんが、問題は 「なぜ」その点が自分のアピールポイントなのかをしっかりと説明できるようにしておくことです。

PREP法の項目でも具体的なエピソードを絡めるよう述べましたが、裏付けのないアピールは人としての信用を失う結果になりかねません。

就職したいから口からでまかせを言っているだけ、普段から根拠のないプライドに囚われている人物などと評されてしまっては、大きなダメージになってしまいます。

消極的ではいけませんが、アピールするからには説得できるだけの材料は用意しておきましょう。

自分はどのように貢献できるのかを述べない

学生の自己PRで惜しいケースは、とても魅力的でアピールになる強みを持っていながら、それが入社後にどのように発揮されるか言い及んでいない場合でしょう。

自己PRなので自分のアピールをするのは良いのですが、その目的は就職だということを忘れてはいけません。

それが相手企業に どれくらいの貢献になるのか、自分なりに考えて説明することはとても大切です。

もちろん本当にそのような貢献ができるかどうかは実際に働いてみなければわかりませんが、少なくとも自分がどこを目指してどのように活躍したいのか、意欲は示しましょう。

これは志望動機にもつながってくる部分なので、全体の主張がチグハグにならないように注意することも大切です。

【流体力学専攻をウリにする】例文

それでは具体的に自己PRの例文を紹介します。

ここで挙げるのはあくまで例ですので、自分の考えや実際に経験したエピソードに合わせて自分なりのPR文章を構成してください。

また 自己PR文章は複数用意し、相手企業によって、求められる人物像に合致する内容に変えることも大切です。

自己分析でいくつか強みを導き出し、よりマッチングしやすい言葉に置き換えて効果的にアピールすることも覚えておきましょう。

忍耐力があること活かした例文

私の強みは、辛抱強く一つのことに頑張れることです。

ゼミでは流体力学に関連したさまざまな機器開発を目標とし、流体の画像計測による現象の解明を行ってきました。

当大学は研究発表会に参加する機会がとても多く、ほかの大学との合同発表会も頻繁に開催されています。

そのためしばしば膨大な計測データの解析を行わなければならず、長時間にわたりコツコツ数字と向き合う日々が続くことも少なくありませんでした。

大学2年の夏の合同発表会で初めてプレゼンテーションの役を任された際、データをまとめる作業と並行して発表原稿も構成しなければならず、非常に苦心したのです。

それでも日々ひたむきにデータと向き合い、納得のいく結果にまとめあげ高い評価を得られたことは大きな自信につながりました。

忙しいからといって投げ出さず、何事も粘り強く取り組むことで意味のある成果が生まれると考えます。

貴社では目標に真摯に取り組める人材を求められているとのことですので、ゼミで培った力を活かし事業に貢献していきたいです。

チームワークを活かした例文

私の強みは、チームワークを構築するキッカケになれることです。

大学の研究室では計測・制御の技術を応用しさまざまな現象解明を目指した研究を行っていますが、国際交流の機会が多くしばしば海外の研究生も合流していました。

私は成果を出すためにはチームワークが必須であり、お互いがお互いのことをよく知り人間性を理解し合うことが大切だと考えています。

そこでチームメンバーが国籍や年齢も問わず忌憚ない意見を言える場を作るため、週に1度コミュニケーションを持つ場を作り、チームワーク構築に努めました。

最初はなかなか参加してくれないメンバーもいましたが、研究室の外でも私のほうから積極的に足を運び、顔を合わせることで1ヶ月後には理想的な場ができるようになりました。

チームワークが高まるにつれ作業やレポートにおいてもさまざまな意見が活発に飛び交うようになり、結果的に大学からも評価される研究成果を収めることができたのは嬉しい限りです。

御社においても自分がチームワーク構築の原点になり得るよう努力を重ね、成果を出せる仕事に取り組みたいと考えております。

【流体力学専攻をウリにする】まとめ

いかなる自己PRであっても、自信を持って裏付けある実績を発表できる学生は、 ライバルと差をつけることができます。

流体力学は近年、産業の進化とあらゆる社会問題の解決策として活用される学問であり、その有用性はとても高いと言われていますので、ぜひ魅力的な自己PRで企業へアピールしてください。

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