MARCHの理系は就職に強いのか?就職率や就職先について解説!

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はじめに

MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)は、いずれも文系・理系学部を両方設置している総合大学です。

この記事では、MARCH5校の理系学部の就職事情(就職の強さ・主な就職先など)について解説します。

【MARCH理系の就職】MARCHの理系は就職に強いのか?

MARCHの理系は、就職に強い学部です。

学歴自体が高く、キャンパスが就職活動しやすいエリアにあることなどが主な理由でしょう。

大学の偏差値や序列は簡単に変わらず、今後も急激に就職の強さが落ち込むということは考えにくいです。

【MARCH理系の就職】なぜMARCHの理系は就職に強いのか?

まずはMARCHの理系が就職に強い理由について、4つの観点を紹介します。

MARCHの5校はいずれも、関東の数ある大学の中で就職に強いという評価を確立してきました。

しっかり就活準備を進めれば、MARCHの理系学生が希望の企業から内定をもらえる可能性は高いです。

学歴フィルターに引っかからない

MARCHの理系は偏差値的に、学歴フィルターに引っかかる可能性がほとんどありません。

偏差値の低い大学だとエントリーシートを提出しても、学歴フィルターによりシートを読んでもらうことなく落とされてしまうことがあります。

よほどの企業でない限り、入り口の時点で落とされてしまう可能性のないMARCHの学生は、それだけ多くのチャンスがあり、他大学より有利です。

ただし、筆記試験などが免除されるわけではないので、しっかり試験対策をしておく必要があります。

大手企業に就職できる

MARCHの理系は、大手企業への就職実績が多いところが就職に強い理由です。

大手企業へ就職した方の割合を見ても、MARCHの理系は一定の割合を占めています。

実績があると、大手企業はもちろん、他の企業からも大学名が「ブランド」として見られることが多いです。

特に関東エリアの企業や全国規模の企業では、同じ偏差値の大学と比べたときに、現役社員が自分の卒業したMARCHの学生を優遇することもあります。

現役社員のMARCH出身者が優秀であれば、人事や経営者がMARCHの学生をよいイメージで見てくれる可能性が高いです。

キャンパスライフで経験できることが多い

MARCHは学生の多い関東の大学であるため、サークル活動や部活が盛んなところが大きな特徴です。

キャンパスの立地がよいことから、よいアルバイト先やインターン先を見つけやすく、有利であることは間違いないでしょう。

学生のうちはさまざまなチャレンジをしやすいので、就職活動のアピール材料を作りやすいところも、MARCHが就職に強い理由です。

学生時代の経験が多いほど他の就活生との差別化をしやすくなり、さまざまな社風の企業に対応した志望動機・ガクチカを書きやすくなります。

大学の就活支援が大きい

MARCH5校は、大学からの就活支援が手厚いところも就職に強い理由です。

私立大学が学生を集めるためには、どうしても就職実績でよい数字を残さなければいけません。

MARCHのようにライバルの多い大学が、就活支援に力を入れるのは当然です。

もちろんこれはMARCHが企業からも信頼されていて、多くの企業とコネクションを持ちやすいという背景もあります。

説明会などの情報を得やすいことや模擬面接などの練習をする機会があることは、就職活動において大きなプラスです。

低学年のうちから大学の働きかけにより、就職について考えるきっかけを持てることも、就職に有利に働きます。

【MARCH理系の就職】大学別のMARCH理系の就職率

MARCHの理系では、実際にどれぐらいの学生が就職できているのでしょうか。

以下の見出しで、5校それぞれの就職率について見ていきましょう。

データを参照すると、MARCHの理系が就職に強いという事実がはっきり見えてきます。

明治大学

明治大学には理工学部・農学部・総合数理学部という3つの理系学部があり、それぞれの就職率(2021年度)を見ると、理工学部が95.9%・農学部が97.8%・総合数理学部が97.3%となっていました。

理系のすべての学部で95%以上の就職率を誇っているところから、就職に強いことが分かります。

大学院に進む方も多い理系学部ですが、明治大学では四大卒でも多くの学生が就職できています。

どの学部を選んでもしっかり就職に向けて準備を進めれば、内定が取れずに困る可能性は低いでしょう。

青山学院大学

青山学院大学は英語教育に強く、文系学部のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

実際に、ほとんどの学部が文系となっていますが、1965年に理工学部も設置されました。

学部は1つですが、7つの学科を選ぶことができます。

理工学部は相模原キャンパスにあり、勉強に集中しやすいという評判が高いです。

2021年度の理工学部卒業者就職率を見ると、94.0%と高い就職率を誇ります。

文系中心に優秀な学生を輩出してきた青山学院大学ですが、理系も負けていません。

立教大学

立教大学も、青山学院大学と同様に、理系の学部は1つ(理学部)しかありません。

理学部には、数学科・物理学科・化学科・生命理学科といった学科が設置されています。

キャンパスは池袋にあり、充実したキャンパスライフを送りやすいという評判の学部です。

就職率を見ると、94.4%とよい数字を残していることが分かります。

純粋な理系学部ではありませんが、理系に近い情報系の学部も就職率が高く、大学全体で見ても就職に強いです。

中央大学

中央大学の理工学部は、非常に多くの学科を持っているのが特徴です。

数学科・物理学科・都市環境学科・精密機械工学科・電気電子情報通信工学科・情報工学科・生命科学科・応用化学科・人間総合理工学科・ビジネスデータサイエンス学科が設置されています。

就職率を見ると57.6%と低い数字ですが、中央大学の理系学生は大学院進学率が4割近くもあり、多くの方が進学を選んできました。

したがって、見た目の数字ほど就職に弱い学部であるとはいえません。

法政大学

法政大学は、情報科学部・デザイン工学部・理工学部・生命科学部といった理系学部を設置しています。

理工学部で航空操縦学専修コースを設置しているなど、MARCHの中でもかなり特色ある理系学部を持っています。

法政大学にある4つの理系学部の就職率(2021年度)を見ると、理工学部93.1%・デザイン工学部93.4%・生命科学部93.1%・情報科学部91.4%と、いずれも高い数字でした。

MARCHの他の大学と同様に、法政大学の理系学部も就職に強いです。

【MARCH理系の就職】マーチの理系就職先の業界

MARCHの理系学部を卒業した方は、どのような業界に就職しているのでしょうか。

設置している学科の教育カリキュラムによって、就職先の業界が異なります。

以下の見出しで、MARCH5校の理系出身者が就職した業界を見ていきましょう。

明治大学

明治大学の理工学部出身者が就職した業界で、最も多いのは情報通信業界でした。

情報通信業界が全体の3割、続いて製造業・建設業といった業界に多くの学生が就職を決めています。

大学院進学率も高く、進学にも力を入れていることがデータから読み取れます。

農学部も情報通信業界が3割で就職割合1位になっており、次に多いのは卸・小売業界でした。

情報数理学部は情報通信業界への進学率が高く、半分以上の方がこの業界に就職をしていました。

もちろんこれは、大学で学ぶ内容(情報学)を活かしたいと考える方が多いということを現しています。

ただし情報通信業界は人気業界でもあるので、他学部からも志望する学生が多いのは明治大学に限ったことではありません。

青山学院大学

青山学院大学の理系学部(理工学部)では、ソフトウェア業界・情報処理業界に就職した方が多いです。

次いで多い製造業を加えると、この2業界だけで就職した方の半分以上を占めています。

大学院進学率も高く、約4割の卒業生が大学院への進学を決めていました。

理工学部は情報処理などを学ぶことが多く、ソフトウェア業界・情報処理業界に興味を持つ方が多いのは納得できるでしょう。

情報・電子工学といった設置学科の特徴を考えても、IT系の業界に進む方が多いのは自然なことです。

立教大学

立教大学の理系学部は、サービス業に就職している方が多いのが大きな特徴です。

35%の方がサービス業界への就職を決めているというデータがありました。

教育業界・製造業界へ就職している方も多く、これら2つの業界で4割を占めます。

立教大学の設置学科を見ると情報系の学科がないことが、他大学のようにIT系へ進む方が多数派にならない理由のようです。

もちろん、立教大学の理系学部でも情報通信系の業界を選び就職している方はいらっしゃいます。

中央大学

中央大学の理系学部出身者には、情報通信サービス業界に就職している方が多いです。

2021年度の数字を見ると、32.6%と3人に1人が情報通信サービス業界を選んでいました。

次いで多いのがメーカーで、上位の業界を見ると一般的な理系学部の大学に近い傾向にあります。

情報通信サービス業界とメーカーが、学生の就職先のおよそ半分を占めています。

次に多いのが卸・小売、サービスその他、建設業界と続き、公務員を選ぶ学生も5%ほどいらっしゃいました。

法政大学

法政大学の理系就職先は、4つの学部に分けて紹介します。

理工学部のデータを見ると、情報通信・製造・サービス・卸小売・運輸郵便といった業界を選ぶ学生が多く、中でも情報・通信が4割程度を占めていました。

デザイン工学部では、建設・情報通信製造・公務・サービス・卸小売といった業界を選ぶ学生が多い傾向が見られます。

勉強する内容と関連ある建設業界を選ぶ方が多く、全体の4割が就職先に選んでいました。

生命科学部は情報通信・製造・卸小売が全体の7割を占めますが、サービス・金融保険・公務など幅広い業界に学生を輩出しています。

情報科学部は、情報通信業界に8割もの方が就職していました。

サービス・卸小売・製造・公務といった業界を選んでいる方もいらっしゃいます。

【MARCH理系の就職】就職活動を成功させるために

MARCHの理系は就職に強いですが、努力なしに希望通りの就職を叶えられるわけではありません。

以下の見出しで、就職活動を成功させるためのポイントを紹介します。

特に競争の厳しい人気企業へ入りたい方は、ぜひ意識しておきましょう。

自己分析をする

就職活動を成功させるコツは、しっかり自己分析をすることです。

自己分析をすると自信を持って自己PRをすることができ、説得力が高まります。

企業の採用担当者も、しっかりした自己分析をもとにした自己PRや志望動機のほうが好印象を持てます。

逆に、自己分析がしっかりしていないと自己PR文と面接で話す内容に矛盾が生まれたり、自分の本当の強みをアピールできなかったりする可能性があるので注意しましょう。

他の人に自分の長所を聞いてみるなど、さまざまな方法で自己分析を進めていくことをおすすめします。

企業・業界研究をする

自己分析と並行して、企業・業界研究をして自分に合った業界や企業を見つけることも重要です。

自分に合った企業の選択は、入社後のミスマッチを防ぐために欠かせません。

企業研究を進めておくことは、選考で有利に働きます。

「企業に入ったら何をしたいか」「どうしてウチの企業を選んだのか」といった質問に答えやすくなり、多くの採用担当者が重視する入社への意欲もアピールしやすくなります。

その企業独自の強みや魅力がどこにあるか、しっかり研究してください。

ガクチカを作っておく

MARCHは学歴によって他大学よりもやや有利な位置に立って就活を進められますが、学歴だけで簡単に内定を得られるわけではありません

ガクチカを作り、充実した学生生活を送ってきたことを示すのも大切です。

大学生活の中で、意識的にガクチカで胸を張ってアピールできる材料を作るよう意識してみましょう。

アルバイトも部活もすべて頑張るよりも、どこか1つに絞って頑張るほうがガクチカを書きやすくなります。

低学年のうちから学生生活の軸を作っておくのがおすすめです。

就活エージェントを利用する

就活エージェントを利用すると、より高い確率で就職活動を成功させやすくなります。

専属のエージェントの方に相談すると、自分に合った企業を見つけやすくなりますし、書類添削や面接対策などのサポートを受けられる点が魅力です。

無料で利用できるので、ぜひ活用してみましょう。

特におすすめのサービスは、就活市場インターンです。

インターン先探しにも役立つので、登録をおすすめします。

詳しいサービス内容は、公式サイト(https://shukatsu-ichiba.com/internship)からご確認ください。

まとめ

MARCHの理系学部はどの大学も就職に強く、情報通信系などで多くの卒業生が活躍しています。

しかし就職に強い大学に在籍しているだけで、自分に合った企業に就職できるわけではありません。

自己分析や企業研究などに時間をかけて準備を進めることが、理想の内定を得るためのカギです。

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