物理選択で行ける学部はどこ?学部別の受験科目を徹底解説!

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「物理って難しいだろうか?」
「物理と生物ならどちらの方が受験に有利だろうか?」

理科の授業を選択する時に、何となく理系の大学に行きたいと思っているが、特に行きたい大学・学部がまだ決まっていないなど、どの科目を選択しようか迷っている受験生も多いでしょう。

この記事ではそんな受験生に向けて、物理と生物どちらを選択した方が良いのか、またどんな人が物理に向いているのかなどを紹介します。

実際の受験者数や、理系大学の学部ごとの必須受験科目の傾向や共通テストの科目を選ぶ際の注意点などについても説明しているため、物理を勉強中、あるいはどの科目を選択しようか迷っている受験生のヒントになるでしょう。是非参考にしてください。

【物理選択で行ける学部】物理と生物どちらを選択するべき?

将来理系の大学を希望している場合は、理系大学・学部では物理が受験科目に該当するパターンが多いため、生物よりも物理を選択した方が大学や学部の選択幅が広がるでしょう。

特に理系学部では理科を2科目選択する時に、物理と化学を受験した方が選べる学部数が多い傾向だと言われています。

しかし物理と生物では問題傾向が異なり、人によって得意・不得意が出るケースがあります。入試の難易度やテストの時に高得点を得られるかなども大事なポイントでしょう。

物理が苦手な人でも学部によっては生物を受験科目の対象にしているところもあるため、進路先の受験科目を調べることも重要です。

【物理選択で行ける学部】大学入学共通テストの各理系受験者数

令和3年度の大学入学共通テストの受験者数を見てみましょう。

大体、前期では物理は約140人、生物は約50人、化学は約180人になり、生物は受験者数が大幅に少なく化学が一番受験者数が多い傾向が見られます。同じく後期でも化学の受験者数が一番多いとされています。

また生物と地学は両方とも物理や化学と比較すると、受験者数は圧倒的に少なくなりますが、受験科目が基礎になると生物基礎が4科目の中で一番受験者数が多い結果と見られます。

この結果から理系大学の受験を希望している受験生は、専門科目に該当するため、物理と化学を受験している可能性があるでしょう。

【物理選択で行ける学部】物理と生物の入試の難易度

入試の点数について生物は安定的に点数を得ることができ、物理は受験者によってバラつきが出てしまう傾向にあります。

入試の難易度は一概には言えず、人それぞれで得意・不得意などありますが、物理は点数が高い人と低い人に別れやすく、受験生が平均点を満遍なくとる傾向ではないようです。対して生物は、全体的に点数のバラつきが少なく受験者は平均点前後をとる傾向と言われています。

物理の場合

物理の入試問題は、理科科目の中で物理は暗記内容が少ないため、暗記が苦手で計算が得意な人は受験しやすいでしょう。反対に計算が苦手な人の場合、入試の難易度は高く感じると言えます。

また、1つの問題が他の問題にも繋がっている形式が多いため、始めの問題につまずいた時に点数が上がらないデメリットもあります。そのため高得点を取れる時と、点数が低い時の2つのケースが発生しやすい傾向になります。

物理の問題は、文章を読み解いて自らで立証する内容が多いため、文章問題の計算式が得意で、なおかつスピーディに内容を理解できる人は、物理で点数を取れる可能性が高いでしょう。

生物の場合

生物の入試問題の特徴は、暗記問題と文章量が多いことが挙げられます。他の理科科目と比較すると問題の文章量が多く、文章を読むのに時間がかかる傾向が見られるため、読解が苦手や文章読むのが遅い人の場合、難易度が高く感じられるでしょう。

暗記は時間をかければある程度覚えられるため、勉強期間を多く確保できる人には点数取得に繋がる可能性があります。生物は暗記時間を確保でき、暗記と文章読むのが得意な人におすすめです。

【物理選択で行ける学部】学部別理系の受験科目

資格取得のためや将来の進路・就きたい仕事に向けて、理系大学を受験する受験生も多いでしょう。将来が決まっている受験生は、行きたい学部や大学の受験科目を知り、入試勉強をすることをおすすめします。

看護師や放射線技師、理学療法士などの専門的な職業ならば、より受験する大学や学部が限定される場合も考えられるでしょう。受験科目を考えての勉強は大事なポイントになります。

ここからは理系の学部別に必要になる受験科目について紹介します。自分が得意な科目で選ぶのか、行きたい学部で決めるのかなど、進路選択時の参考にしてください。

  • 工学部系
  • 理学部系
  • 薬学部系
  • 医歯学部系
  • 農水産学部系

工学部系

工学部系では物理と化学の両方か、もしくはどちらかが受験科目にされているケースが多く見られます。

また、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目を選択するケースもあるため、受験科目の選択パターンとして3種類から選べる可能性があるでしょう。

理学部系

理学部系の受験科目の特徴で見られるのが、大学で勉強する専攻に関連した内容を試験科目にしているケースです。

ただ、大学によっては受験科目を指定せずに、物理、化学、生物、地学から2科目を選択する形式も見られるため、事前に調べておくとよいでしょう。

薬学部系

薬学部では、受験科目に化学が指定される場合が多いとされています。

国立の薬学部では理科を2科目から選択できる大学もありますが、私立大学では化学・化学基礎を必須科目とするところが多く見られるでしょう。化学基礎・化学が必須で、物理基礎・物理か生物基礎・生物から、もう1科目選択する大学もあります。

化学を指定していない大学もありますが、入学後は化学の勉強が必須になる場合が多いため、ある程度化学の知識を身につけておくことをおすすめします。

医歯学部系

医歯学部系の理科選択の特徴は、生物を選択できるケースが多く、化学も物理も苦手な人でも生物でカバーできる可能性があります。また地学が選択できないケースもあるため、事前に調べておきましょう。

農水産学部系

医歯学系と同じく、農水産学部系も受験科目に生物が選択に含まれ、地学が選択不可能なケースが多く見られます。

理科の受験科目は物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物の3つから1つを選択できるケースもあるため、事前に調べておきましょう。

【物理選択で行ける学部】共通テストの科目を選ぶ際の注意点

共通テストの理科の科目数は大学や学部によって異なるケースが見られます。

理系の大学では専門科目は2つ必要になるケースもあるため、志望大学が決まっていない場合は、2科目受験できるように準備しておくことをおすすめします。志望大学が複数ある場合は、それぞれに合った受験科目に対応できるように勉強しましょう。

また理系の場合は専門科目で、化学と物理を必須とする傾向が見られます。ただ医学部や農学部では生物も受験科目の対象に含まれる場合があるため事前に調べておきましょう。

物理のテスト点数のデメリットとメリットを紹介すると、物理は問題が理解できない時は点数が低くなり、問題が理解できれば高得点を得られる可能性もあります。

生物でのメリット・デメリットは、生物は暗記問題が多いため勉強をしていれば、ある程度の点数を確保できる傾向があります。ただ、そのため周りの平均点も高くなり、高得点を得られる可能性が低いです。

理系で物理を学ぶべきか迷ったら将来の進路を元に考えよう

大学によって求められる受験科目は異なります。理系の大学では物理か化学を必須とする傾向が見られ、生物よりも物理を勉強する方が理系大学の選択や理系学部の幅が広がるでしょう。

しかし物理が苦手で生物を選択したい人の場合、医学部や農学部が希望なら生物も受験科目に含まれるケースがあります。

物理を選択するか迷った際は、将来どの大学の何の学部に入りたいかをベースに受験科目を調べ始めることをおすすめします。

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