HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「理系の大学って忙しいから、サークルには入れないかな?」
「理系の大学生がサークルに参加するメリットって何?」
このように、理系の大学生がサークルに入ることについて疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
この記事では、理系の大学生が大学生活を送りながらサークルに入ることができるのか、また、サークルに入るメリット・デメリットなどについて解説していきます。さらに、サークル以外にも大学時代に自分でできることについてもまとめています。
この記事を読むことで、理系の大学生でサークルに入るか迷っている方は、自分に合った大学生活の過ごし方を検討することができるでしょう。
理系の学部に進みたいと考えていてサークルも楽しみたいという方は、記事の内容をぜひ参考にしてみてください。
理系の大学生はサークルに参加できる?
学業に多くの時間を割かれる理系の大学生でも、サークルに参加することは可能です。
大学のサークルは部活と異なり、出席や遅刻に関する規則が緩いものが多いと言われています。そのため、勉強に集中したい時はしばらくサークルに行かないなど、活動量を自分で調整できるでしょう。
また、サークルに参加することで学部以外の人間関係を築くことができ、忙しい毎日の良い気分転換にもなるため、サークルは忙しい理系の大学生にとってぴったりな課外活動と言えます。
理系の大学生でも週3回くらいであればサークルに参加できる!
忙しい理系の大学生がサークルに参加する場合、週3日ほどであれば学業に支障が出ることなく活動を楽しむことができると言われています。
テスト前の時期や課題が出ている期間など、勉強に集中する時は活動を控え、その期間以外の授業の空き時間などを利用して、活動時間を捻出してみましょう。
このように学業を優先しながら活動時間を調整することで、サークルを無理なく続けていくことができるでしょう。
サークルに参加する4つのメリット
ここからは、理系の学生がサークルに参加することで得られる4つのメリットを紹介していきます。以下の内容を参考にして、理系の大学生活を送りながらサークルに参加することをイメージしてみましょう。
- 就活の際に話せるエピソードが増える
- 先輩からテストや授業の情報を聞ける
- 恋人ができたり友達が増えたりすることもある
- 他大学・他学部の人とも知り合える
1:就活の際に話せるエピソードが増える
社会人になると同僚や先輩と協力して仕事をこなすことが多いため、「人との関わりが得意である」「仲間と協力して何かを成し遂げたことがある」と印象付けられるようなエピソードがあると、面接官に好印象を与えることができます。
サークルで多くの仲間と過ごすことで、仲間と共に壁にぶち当たりながら努力・成長する経験を積むことができるため、サークルに参加することでさまざまなエピソードが自然に増えていきます。
就活で話せるエピソードが増えるというのも、サークルに参加するメリットと言えるでしょう。
2:先輩からテストや授業の情報を聞ける
理系のテストや授業は難易度が高く、勉強量と結果が比例しないこともあります。より効率良く勉強を進めるためには、先輩からテストや授業の情報を聞くのが良いでしょう。
サークルに参加し先輩の知り合いが増えることで、このような情報が聞けるという点もサークルに参加するメリットと言えます。
3:恋人ができたり友達が増えたりすることもある
サークルに参加することで、自然と出会いが多くなります。また、同じ趣味や目標を持つ仲間と出会う機会が増え、より濃厚な友人関係を築くこともできるでしょう。
このように友達が増えたり、場合によっては恋愛に発展したりすることもサークルに入るメリットです。
4:他大学・他学部の人とも知り合える
理系の大学生は大学内で過ごす時間が長いため、人間関係が限定的なものになってしまいがちです。サークルではこれまで出会えなかった学部・大学の学生に出会うことができるため、他大学や多学部に友人を増やすことができるでしょう。
また、サークルで築いた人間関係をもとに、さらに人脈を広げていくこともできます。
サークルに参加するデメリット
忙しい理系の大学生でもサークルに参加することはできるとお伝えしてきましたが、サークルに参加することで、思いがけずデメリットを被る場合もあります。
ここからは、サークルに参加するデメリットを紹介していきます。理系の学部に進学予定でサークルに入りたいと考えている方は、念のため以下の内容もおさえておきましょう。
- 予定を調整しないと忙しくなる
- 活動にお金がかかる
- インカレだと学内の交流が乏しくなる
予定を調整しないと忙しくなる
サークルに入ることで、ある程度の時間がサークル活動に割かれます。そのため、予定をしっかり調整しないと、忙しくなってしまう可能性があるでしょう。
また、理系の大学生活は学年が上がって実験が増えてくるにつれて、学業に費やす時間が増えていきます。こうした自由時間の増減に関しても、先輩の話を聞くなどしてある程度予想しておきましょう。
活動にお金がかかる
サークル活動はその内容によって、高額な活動費がかかる場合があります。道具代や合宿代などが必要になった場合、資金の調達をしなければならないこともあるでしょう。
しかし、理系の大学生は自由時間が少ないため、バイトを掛け持ちすることが難しいでしょう。このようにサークルの活動にお金がかかることが、デメリットとなる場合もあります。
インカレだと学内の交流が乏しくなる
国公立大学に比べ、私立大学はサークルの数が何倍も多いと言われています。これは、私立大は大学同士のつながりが強く、インカレが多いためです。
このようなインカレに参加することで他大学にも人脈が広がり、より刺激的なサークル活動を行うことができるでしょう。
一方、インカレを選ぶことは、学内の交流が乏しくなってしまう可能性もあるため、デメリットとも言えるでしょう。「他大学に知り合いを作りたい」という場合は問題ありませんが、そうでない場合は注意が必要です。
理系の大学生が忙しいと言われる4つの理由
「理系=勉強が忙しい」というイメージを持たれがちですが、実際のところ、理系の大学生はなぜ忙しいのでしょうか?
ここからは、理系の大学生が忙しいと言われる4つの理由をお伝えしていきます。
理系の学生の忙しさの理由を知りたいという方は、以下の内容をぜひ参考にしてみてください。また、これから理系の学部に進む方は、以下を参考に大学生活をイメージしてみましょう。
1:実験レポートの作成が大変
理系の学部に通っている場合、授業で多くの実験をこなさなければなりません。
実験はその内容の結論が出るまで終えることができないため、授業時間が終わってからも続きます。1つの実験をするために3~4時間かかることも多く、理系大学生はこの実験に多くの時間を割かれるでしょう。
また、実験に関しては実験レポートの作成もしなくてはなりません。実験レポートは実験の結果だけを記載するものではなく、仮説や考察といった実験前に書く内容や実験後に書く内容も多くあります。さらに仮説や考察を書くためには、根拠となる資料収集が必須です。
このように、実験レポートの作成が大変だということも理系の大学生が忙しい理由と言えるでしょう。
2:講義の難易度が高い
理系の学部の講義は難易度が高く、出席しないと授業の内容についていけなくなることもあるでしょう。さらに、単位を落とすと留年が確定する必修科目の内容も難しいものが多いため、気を抜くことができません。講義の前後に予習や復習が必要となります。
このように理系の学部は講義の難易度が高いため、学生は勉強に多くの時間が取られ、忙しくなってしまいます。
3:単位だけでなく良い成績を取らなければならない
理系の学部に入るメリットの1つに、就職活動で学校推薦枠を使えるということがあります。学校推薦枠というのは、一定の基準以上の成績をおさめる学生を大学が企業に推薦してくれるものです。
この学校推薦枠を獲得するためには、良い成績を取ることが必要となるでしょう。そのため、学校推薦枠を狙う理系の大学生は学業がさらに忙しくなると言われています。
4:テストのための勉強量が多い
先にお伝えしたように、理系の学部の講義は難易度が高いです。テストもまた同じように難易度が高く、パスするためにはかなりの勉強量が必要です。さらに、必修科目のテストを落としてしまうと留年に直結することもあるため、気が抜けません。
このように、テストのための勉強が大変だということも、理系の大学生が忙しくなる原因の1つと言えるでしょう。
サークルに入らなくても自分でできること
「サークルに入らない」という選択をした場合でも、自身の工夫次第で充実した大学生活を送ることができます。
ここからは、サークルに入らなくても自分でできることをお伝えしていきます。「サークルに入るのは無理だけれど、大学生活を充実したものにしたい!」という方は、以下の内容を参考にしてみてください。
アルバイト
お金の大切さを学ぶことができ、社会人的なマナーや常識を習得するきっかけにもなるため、アルバイトをすることも良いでしょう。アルバイトをすることで、多くの社会経験を積むことができます。
勉強が忙しくて規則的な時間を確保できないという場合には、単発のアルバイトを選ぶと良いでしょう。また、研究室の補佐のようなアルバイトであれば、移動や新たな人間関係の構築といった負担がないため、無理なく続けることができます。
趣味
趣味は大学生活や就職後の人生で、大きな癒しとなる存在です。また、趣味を通じて新たな友人を得ることもできるでしょう。
学生のうちに新たな趣味を見つけたり、その趣味に没頭したりするのもおすすめです。
ビジネス
最近の理系の大学生の中には、在学中に起業する学生も多くいます。このように、理系の大学生活を送りながらビジネスに挑戦するというのも良いでしょう。大学によってはオフィスの提供や、インフラのサポートをしてくれるところもあります。
また、大学時代にビジネスに打ち込む経験をしておくことで、資産形成について学べるというメリットもあります。
勉強
学生らしく、大学時代にとことん勉強に打ち込むのも良いでしょう。
普段の勉強はもちろん、思い切って理系の勉強以外の内容に取り組むのもおすすめです。結果が見えやすい資格の取得や、社会人になってからも使える語学学習にチャレンジしてみるのも良いでしょう。スキルを習得できるだけでなく、気分転換にもなります。
旅行
普段の学業が忙しい理系大学生でも、文系と同じようにある程度の長期休暇は確保できます。その長期休暇を利用して、旅行するのもおすすめです。
旅行は視野を広げ、自分を見つめなおす良い機会です。また、社会人になってからはまとまった休暇が取りづらくなるため、思いきって国外の旅行も検討してみましょう。
理系の大学生は忙しいが時間をうまく使えばサークルに参加できる
ここまで、理系の大学生がサークルに参加することができるのか、理系の大学生がサークルに参加するメリット・デメリットなどについてお伝えしてきました。
学業が忙しい理系の大学生でも、時間をうまく使うことでサークルに参加することが可能です。
サークルに参加したいと考えている方は、週3日ほどを目安に時間を作ってみてください。また、テスト前などの勉強が忙しい時期には活動を控え、学業に集中するのが両立のポイントです。
サークルに入らない決断をしたとしても、自分の工夫次第で充実した学生生活を送ることができます。この記事で紹介した趣味や旅行、ビジネスといったことにも、ぜひチャレンジしてみましょう。