富士通のWebテストってどんなもの?特徴や対策方法について解説

富士通のWebテストってどんなもの?特徴や対策方法について解説

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はじめに

業界および企業研究がある程度進み、中でも富士通への就職を希望されている就活生の皆さん、Webテストの情報収集および準備は万全でしょうか。

今回は、「富士通の選考に通過したいと思っているけど、Webテストの内容がよくわからない」、「どんな対策をすればいいの?」とお悩みの方に向け、富士通のWebテストの特徴と対策について解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、希望企業への就職活動の参考に役立ててみてください。

【富士通のWebテストってどんなもの?】富士通の選考フロー

富士通は4種類の新卒採用コースがあります。

自由応募、学校推薦のいずれも可能な「JOBマッチングコース」「職種マッチングコース」「OPENコース」と、学校推薦のみの「研究所コース」です。

すでになりたい職種が決まっているか否か、また内定時には部署と職種が確定していることを望むかどうかによって選択するコースも変わってきます。

まずは各コースの概要を把握することから始めましょう。

コースによって応募締め切りの時期も異なりますので、スケジュールも含めて事前にしっかりリサーチしておくことをおすすめします。

JOBマッチングコース

JOBマッチングコースは、希望する本部と職種が決まっている人が受けるコースで、希望本部との面談を実施のうえ、内定時に配属本部(部署)および職種が約束されます。

自由応募と学校推薦があり、部署によって募集している職種はさまざまです。

選考フローは、情報収集⇒応募(「履歴書」「エントリーシート」の提出、「適性検査」「成績登録」)⇒書類審査⇒マッチング面接⇒人事面接⇒内定という流れで、必要な本部のみ、コーディングテストというテストが追加で行われます。

情報収集の段階では、富士通の新卒採用情報ページから、出身学部や専攻、職種、事業フィールドなどから気になる本部を探すことができるので、数多くの職種の中から自分に合ったものがピンポイントで見つかれば、JOBマッチングコースを選択してみるのも良いかもしれません。

研究所コース

研究所コースは研究職(富士通研究所)を志望する人が受けるコースです。

学校推薦のみの募集で、自由応募はありません。

修士課程を修了見込み、または博士号取得予定の方が対象で、希望分野の研究員とのマッチングを実施し、内定時に研究分野が決定されます。

選考フローは情報収集⇒応募(「履歴書」「エントリーシート」「研究概要資料」の提出、「適性検査」「成績登録」)⇒書類審査⇒マッチング面接⇒人事面接⇒内定という流れです。

富士通の新卒採用情報ページのJob Guideには、「富士通研究所 研究本部」に関する紹介がありますので、事業フィールドやビジョン、最先端のテクノロジー情報をあらかじめ取得し、どういった技術領域での研究開発に取り組んでいるのかを確認しておきましょう。

 

職種マッチングコース

職種マッチングコースは、自分がなりたい職種のみがすでに決まっている人向けのコースで、内定時に配属職種が約束されます。

自由応募と学校推薦があり、具体的な配属先については内定後の面談を通して決定されます。

職種マッチングコースはJOBマッチングコースとは異なり、部署とのマッチング面接がありません。

希望する本部(部署)は決まっていないけど、職種は決まっているという人はこの職種マッチングコースを選択すると良いでしょう。

選考フローは情報収集⇒応募(「履歴書」「エントリーシート」の提出、「適性検査」「成績登録」)⇒書類審査⇒複数回の面接⇒内定という流れです。

主な募集職種には、ビジネスプロデューサー、ソリューション&サービスエンジニア、ソフトウェア開発、ハードウェア開発などがあります。

OPENコース

OPENコースは、やりたい仕事や職種をじっくり考えながら選考を実施するコースです。

一般的な新卒向け採用コースで、富士通を受けるほとんどの就活生が選択しているようです。

自由応募と学校推薦があり、内定後のプロセスにて職種や配属先を検討し、決定されます。

選考フローは情報収集⇒応募(「履歴書」「エントリーシート」の提出、「適性検査」「成績登録」)⇒書類審査⇒複数回の面接⇒内定という流れです。

主な募集職種には、ビジネスプロデューサー、ソリューション&サービスエンジニア、ソフトウェア開発、ハードウェア開発、コーポレート(サプライチェーンマネジメント、購買、知的財産、経理、総務・人事)などがあります。

なりたい職種がまだ決まっていないという方は、このOPENコースを選択してみてはいかがでしょう。

【富士通のWebテストってどんなもの?】富士通のWebテストの特徴

就活において初めにくぐり抜けなければならない関門が「Webテスト」です。

多くの企業で採用されているWebテストには「SPI」「ENG」「玉手箱」「GAB」「TG-WEB」の主に5種類が挙げられますが、富士通のWebテストは玉手箱と呼ばれる適性検査の試験が例年実施されています。

内容はSPIに比べて時間的制限が厳しく、正確に多くの数の問題を解くことが求めらます。

ただし、富士通のWebテストが今年も必ず玉手箱であるとは限りませんので、注意は必要です。

【富士通のWebテストってどんなもの?】問題形式

富士通のWebテストで行われるであろう玉手箱の対策を行うには、玉手箱の特徴や問題形式を把握しておく必要があります。

玉手箱は「計数理解」「言語理解」「英語」「性格」の4つの問題からなっており、1つの出題形式に対して1種類の問題のみが出題されることが大きな特徴です。

SPIでは1つの出題形式に対して数種類の問題が出題されますので、1種類のみの出題となる玉手箱は、SPIと比較すると対策はしやすいと言えるでしょう。

計数理解

計数理解は方程式の空欄となる数字を計算したり、図表から数値を読み取ったりする問題が中心です。

「四則逆算」、「図表の読み取り」、「表の空欄の推測」の3種類の問題がありますが、富士通では過去四則逆算が用いられました。

四則逆算の問題は、たとえば2+□=5 のように出題され、□に当てはまる数字を答えるものです。

9分で50問ほどの問題を解かなければなりません。

実際には単純な足し算や引き算だけではなく、掛け算や割り算、分数などを絡めた複雑な問題も出題されるため、事前に問題の数をこなして慣れておくことが必要です。

なお、自宅受験型であるWebテストでは、電卓の使用が認められていることがほとんどのため、あらかじめ使い慣れたものを準備しておくことをおすすめします。

言語理解

言語理解では長文把握能力と文章を正確に理解する能力が求められます。

具体的には「GAB形式の言語(論理的読解)」「IMAGES形式の言語(趣旨判定)」「論旨把握」の3種類がありますが、富士通ではGAB形式の言語が用いられているのです。

GAB形式の言語は長文を読んで設問に解答するもので、8長文それぞれに4問ずつ計32問出題され15分で解くか、または52問出題され25分で解きます。

IMAGES形式の言語も長文を読んで設問に解答するもので、8長文それぞれに4問ずつ、計32問出題され、制限時間は10分です。

論旨把握は筆者の考えに最も近いものを4つの選択肢から選ぶというもので、10問出題され、12分で解きます。

こちらは学生時代に経験した国語のテストに近い形式と言えるでしょう。

英語

英語の問題はいわば言語理解の英語版と言えます。

「GBA形式の言語(論理的読解)」と「IMAGES形式の言語(趣旨判定)」の2種類があり、内容はそれぞれ次の通りです。

GBA形式の言語は長文を読んで正誤について解答します。

8長文それぞれに3問ずつ、計24問出題され、10分で解きます。

論理的思考力によって設問文の主張が正しいかどうか判断しなければなりません。

IMAGES形式の言語も長文を読んで正しい答えを選ぶ方式です。

8長文それぞれに3問ずつ、計24問出題され、制限時間は10分です。

英語の長文を読んだ後設問に答える形式で、言語理解と同様に設問文の趣旨を判断する思考力が問われます。

富士通のWebテストは英語があるのが特徴です。

性格

性格診断は前述した「計数理解」「言語理解」「英語」とは異なり、能力ではなく、応募者の性格や思考などを診断・評価するために行われます。

性格の善し悪しを判断するということではなく、応募者の性格を客観的に可視化して分類することを目的としています。

採用企業側としては、あらかじめ応募者の性格を知ることで自社の社風や職種にマッチする人材であるかどうかを図ることが可能となり、入社後のミスマッチを防ぐことにも役立っているようです。

問題は約200問が出題されますので、1問1問じっくり考えて回答する余裕はありません。

直観的に素早く回答していきましょう。

性格診断の内容は、パーソナリティーを主体とする「性格に関する質問」と、仕事に対する「意欲」に関する質問が主となります。

【富士通のWebテストってどんなもの?】富士通のWebテストの対策

富士通のWebテストの中身についてはある程度ご理解いただけたのではないでしょうか。

では、実際にWebテストを受けるにあたり、どんな対策をすれば良いのでしょう。

もちろん何も準備をせずに本番を迎えるということでは結果はおのずと決まってしまいます。

しっかり事前に対策し、自信を持ってWebテストに臨みましょう。

おすすめする効果的な対策は「参考書を回す」「解答集を使う」「富士通子会社のWebテストで練習する」の3点です。

 参考書を回す

制限時間が短いが、問題形式は多くないのが玉手箱の特徴です。

特段難しい問題があるわけではないので、問題慣れすることがとても重要です。

参考書を何度も何度も繰り返して解いていくことで、問題の傾向が自然と身についていくでしょう。

とにかく問題に慣れるために、参考書は最低でも3周ほど繰り返すことをおすすめします。

問題傾向と解答方法に慣れてきたら次は時間を意識しましょう。

制限時間がシビアな玉手箱の場合、いかに効率良く問題を解いていけるかが、いい結果を残すための大きなポイントです。

問題を解ける能力があったとしても、素早く解答できる能力がなければ高得点には結びつきません。

焦る必要はありませんが、「スピード」は玉手箱対策に必要な大きな要素の一つと言えます。

解答集を使う

玉手箱の解答集というものに目を向けてみましょう。

Webテストの解答をあらかじめ入手しておけば、テストを有利に進めることができるかもしれません。

実際、インターネットでは玉手箱をはじめとするWebテストの解答が出回っていることもあるようです。

しかし、インターネットで得た出所のわからない解答集を使って本番のWebテストに臨むには相応のリスクがあります。

まずは解答集の中身についての精度が不確かな点が挙げられます。

不正解のものが混じっていることがあるかもしれません。

そして、もう一つは解答集を使って不正にテストを受けた時の処遇です。

解答時間が早すぎる場合や正解率が高すぎる場合、Webテストの受験方法について企業から怪しまれる可能性があることを理解しておきましょう。

富士通の子会社のWebテストで練習する

富士通のWebテストを受ける前に、富士通の子会社や関連会社のWebテストを受けてみるというのも対策の一つでしょう。

なぜなら、同じ系列の会社の場合、採用活動の方法やプロセスが統一されており、富士通と同じWebテストが実施される可能性が高いからです。

富士通以外でも玉手箱を採用している大手企業はありますが、問題傾向の一致という面からも、系列会社をピックアップしたほうが良さそうです。

マイページの作成やエントリーシートの提出などの手間はあるかもしれませんが、本番前に玉手箱を経験できるという点は、非常にメリットが大きいのではないでしょうか。

富士通を本命で受ける前に、練習として子会社や関連会社のWebテストを受けてみるという就活生は意外と多いようです。

自己分析ツールを使う

性格はなかなか変えられないものですが、富士通が新卒採用者に求める人物像と自身の性格が合っているかを知っておいて損はありません。

あらかじめ自己分析ツールを使って性格診断をしておきましょう。

性格診断をすることで、自分では気づいていなかった自身の特性や深層心理などを知ることができ、本番で落ち着いて性格テストに臨むことができます。

ただし、富士通の求める人物像に合わせようとする気持ちが強く、本来の自分ではない選択肢ばかりを追い求めてしまうのは本末転倒です。

求められる人物像と自己の性格を俯瞰的に見て、基本的には正直に自分の性格を判断していきましょう。

LINEを使って簡単に自己分析ができるこちらのツールは、素早く正確に自己分析を行うことができるので特におすすめです。

まとめ

最後までお読みいただき、富士通のWebテストについての特徴と対策についておわかりいただけましたでしょうか。

富士通で実施が想定される玉手箱については、準備をせずに本番に臨んでも、高得点を取ることは難しいと考えられます。

まずは、玉手箱の特徴をしっかりと把握し、制限時間を意識したうえで繰り返し参考書を回すなど、早め早めの対策が大切です。

書類審査、面接へと進んでいけるよう、まずはWebテストに注力するところから頑張っていきましょう。

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