SPI適性検査の「どちらかといえば」は選んでもいい!選んでいい理由を解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

「適性検査ってどんな内容の試験なの?対策は必要?」 「性格検査を受けたとき、曖昧な回答を選択してしまったけど大丈夫?」 「性格検査ではどんな答え方が正解なんだろう」 このように、就職試験などで使われる適性検査を受検予定の方には、たくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか?

ここでは適性検査とは一体どういうものなのか、性格検査ではどういう回答が正解なのか、その対策はどのようなものがあるのかを詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、適性検査について基本的な知識が身に付き、適性検査に対しての心構えや対策を把握できるようになります。自信を持って適性検査を受検し、就職活動等で自分の望む結果を得る第一歩を踏み出せるでしょう。

これから就職活動に臨む方や、転職や社内での適性検査受検に自信がない方はぜひ読んでみてください。

適性検査とは

適性検査とは、一定の行動や職業に対して、どれだけ適した素質を持つかを測定する検査のことを指します。客観的データを用い学力や知能だけではなく、様々な観点から応募者が職場や職種に適応できるかを判断することを目的としています。

企業と応募者のミスマッチを未然に防ぐために、多くの企業の採用試験に適性検査が導入されています。

適性検査は、大きく能力検査と性格検査の2種類に分けることができます。能力検査は知的能力や一般常識、情報処理能力といった基本的な能力を測定する検査であり、性格検査は人の思考の癖や性格、特性を測る検査となります。

適性検査の例

一口に適性検査といっても、企業で使われる適性検査の種類は数多くあり、かかる費用や時間、受検形式、測定内容など様々です。適性検査の例としては以下のものがあります。それぞれの特徴等を簡単にチェックしてみましょう。

まず、SPI3は「相手を深く知ること」をサポートするリクルートの適性検査です。大卒採用・高卒採用・中途採用と幅広い用途で使われ、大手企業だけでなく中小企業にも導入実績が多数あります。

次に、玉手箱ⅠVer.2です。新卒採用の母集団形成や初期選考に活用する目的で開発された検査です。パーソナリティに関する質問紙で行動・経験に関するアンケートに回答します。

GABは、英語での受検にも対応可能な新卒総合職の採用を目的に開発された検査です。CABは、コンピュータ職としての適性を診断します。

最後に、CUBICは新卒採用・中途採用だけでなく、社内の評価や配置転換の際にも利用され、ストレス耐性も測定されます。

性格検査が5択問題の場合

性格検査では質問に対して自分がどう感じるか、日ごろの行動や考え方に近いものを選択します。問題により回答の選択肢が2択の場合と5択の場合があり、自分の考えに最も当てはまるものを選んでいきます。

2択では「はい」「いいえ」、5択では「よく当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」「どちらともいえない」「どちらかといえば当てはまらない」「全く当てはまらない」の中から回答します。問題数が約300問と多いため、悩まずに直感的に次々と回答することが必要です。

「どちらかといえば」は選んでも大丈夫?

5択を選択するときに、悩んでしまうのが「どちらかといえば当てはまる」「どちらかといえば当てはまらない」という曖昧な回答の選択肢です。「どちらかといえば」を選ぶと、企業から優柔不断と思われるのでは?と不安になることでしょう。

結論としては「どちらかといえば」は選んでも大丈夫です。なぜなら、性格検査はひとつひとつどのような回答をしたかが重要なのではなく、全体としてどのような回答の傾向にあるかが重要になるからです。

むしろ極端な回答になるよりは、「どちらかといえば」を使った方がいいといえます。

「どちらともいえない」は?

「どちらかといえば」同様、「どちらともいえない」も選んでも大丈夫です。

理由は「どちらかといえば」と同じく個々の回答にどう答えたかではなく、全体としてどのように回答したかの傾向が大切だからです。

性格検査では約300問もの質問があり、繰り返し同じようなことを聞かれます。自分をよく見せようと偽りの回答をすると、どこかで必ず矛盾が生じごまかしきれません。

自分を偽らずに、正直な回答を心がけましょう。

性格検査で意識しておくポイント

性格検査を受検する際は、悩んだり取り繕ったりすることはせず、正直に回答することをおすすめします。

自分をよく見せようと自分の考えとは違う回答をしてしまうと、性格検査の結果と実際の自分との間にギャップが生じてしまい、面接や採用担当者とのやりとりをする際に違和感を持たれてしまいます。

性格検査に正解はありませんので、直感的に正直な回答をし、迷った際には自分のポジティブな面をアピールするよう心がけましょう。

回答に一貫性がないと印象が悪くなりやすい

例えば、「忍耐強く何事も最後までやりとげる方である」という問題に対して「よく当てはまる」と回答したのにもかかわらず、「飽きっぽい性格である」に対して「よく当てはまる」と回答すると、回答に一貫性がないとみなされます。

性格検査では、似たような問題が繰り返し出てきます。それらの回答に一貫性がないと、正直に回答せずに自分を取り繕っているのではないかとみなされ、悪い印象を与えることがあります。

企業風土に合わせようと嘘をつくことはしない

企業風土は就職試験を受ける前に必ず知っておくべき事項です。失敗を恐れずにどんどんやってみようという風土もあれば、逆に安定志向の企業風土もあります。

その企業に入社したいがために、自己を偽り企業風土に合わせた人物像を装う回答をすると、面接時に受ける印象とギャップが生じ印象が悪くなります。

また、いくら自分を偽り入社したところで、入社後に企業風土と合わずに苦労するのは本末転倒です。

性格検査では自分の気持ちに正直に、迷う問題があればその企業風土に少し寄せる程度での回答を心がけましょう。

極端な回答がマイナスになる可能性はある

「自分の思い通りにやらないと気が済まない」や「飽きっぽい性格である」という質問に対して「よく当てはまる」という回答だと、会社に入社しても気に入らないことがあったらすぐに辞めてしまいそう、という印象を持たれてしまいます。

正直に答えることは大切ですが、あまりにも会社生活に支障をきたすような極端な回答の多用は避けた方が無難でしょう。

性格検査の対策を万全にして選考に進もう

性格検査は企業と就活者のミスマッチを防ぐ目的のもので、質問事項について自分がどう感じるかを答えるテストであるため、正解はありません。

たとえ企業風土に合わせた回答をしようとしても、約300問もある質問に答える中で、必ずどこかで綻びが生じます。嘘は付かずに正直に答えることを心がけましょう。

事前の対策としては、就活準備として必須の自己分析をしっかりと行うことです。しっかりと自分を分析し理解していれば回答に迷うこともなく検査をスムーズに進められるでしょう。

また、短時間で多くの問題を解くテスト形式に慣れるため、一度Webやアプリで無料受験できる検査を受けておくことをおすすめします。問題に慣れ素早く回答できるように準備しておきましょう。

対策を万全にすることで自信を持って適性検査を受検でき、その後の選考にもいい影響を与えることになります。

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