HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
就職活動において、多くの企業が選考の一環で適性検査を実施しています。
会社に合う人材であるかどうかを企業側が見極めるためにも必要な適性検査ですが、適性検査で落とされないためにはどのように対策をすればよいのでしょうか。
今回はその中のひとつとして実施される項目である性格診断について、無料で診断できるおすすめのサイトをご紹介します。
実際の選考前に一度性格診断を受けてみたい方は、ぜひ当記事を参考に無料診断を受けてみてください。
【おすすめ性格診断サイト】性格診断とは?
性格診断とは、応募者の個性や人柄などを知るために実施される心理検査です。
企業が採用時に実施する適性検査では、この性格診断と、思考力や学力などを測る能力検査の2つが実施されます。
業務を遂行する上で必要となる基礎的な能力は、SPIや玉手箱などといったWebテストを使って診断する学力的な部分の能力検査で測られることが多く、性格診断は合否の影響に大きくは関係しないとされています。
しかしながら、性格診断で一貫性のない回答や、あまりに企業側の求める人物像とかけ離れる結果が出てしまうと、性格診断が原因で落ちてしまう可能性もあるのです。
そのため、あらかじめ自分の性格を把握しておくことで一貫性のある回答ができるようになります。
【おすすめ性格診断サイト】無料で診断できるのか
自分の性格を把握しておくといっても、どのように性格診断をすればよいかわからないとお困りの方もいるでしょう。
インターネットが発達した現代では、オンラインで性格診断を実施できます。
中には無料で実施できるサイトやサービスも存在するため、自身の性格を大まかに把握するだけでもこれらを利用することを推奨します。
選考前に自分の性格を理解するかしないかで、本番における性格診断の難易度も大きく変わってくるので覚えておきましょう。
【おすすめ性格診断サイト】おすすめの無料診断サイト5選
性格診断を無料で実施できる、おすすめの無料診断サイトを5つ紹介します。
中にはメールアドレスの登録を求められるサイトもありますが、診断に際しての料金は基本的にかかりません。
各サイトの診断方法や分析結果の特徴についてもあわせてご紹介しますので、気になるサイトがあればお気軽に性格診断を実施してみてはいかがでしょうか。
余裕がある場合は、複数のサイトで性格診断を行うことで自身の性格がより精度が高く診断されるでしょう。
16Personalities
16種類の異なる特徴や性格のキャラクターが用意されており、自身がどのキャラクターにもっとも近いのかを診断してくれます。
解答時間は約12分で、メールアドレスなどの登録も不要ですぐに始められるテストです。
それぞれの設問に対して「同意する」「同意しない」の2種類の結論を7段階のレベルから選びます。
なるべく中立の答えは避けて、自身が思う答えを素直に解答しましょう。
ありのままに行動している理由について、具体的な説明を持って分析してくれます。
解答後に出てくる結果画面には、自身の長所や短所、恋愛や友人関係についてなどかなり詳しい形で分析結果が表示されます。
同じ性格タイプであるとされる世界的な有名人たちも表示されるので、参考がてらに見てみるとよいでしょう。
気になる方は、こちらのリンクから診断を行ってみてください。
https://www.16personalities.com/ja
データでわかる辛口性格診断
人間の自我(エゴ)を5種類のタイプに分けて評価する、エゴグラム理論に基づいた性格診断テストです。
全国幅広い年齢層のインターネットモニターの解答データを分析して、自身の性格を診断してくれます。
診断結果では仕事やストレス、交友関係についての自身の動向などが具体的に分析されます。
それぞれの設問に対して「非常に当てはまる」から「まったく当てはまらない」までの5段階のレベルで解答する仕様です。
問題は全25問なので、3分ほどですべて完了するため、素早く性格診断が可能です。
メールアドレスの登録も不要で、すぐに診断を始められます。
辛口性格診断とありますが、そこまで辛口に分析はされないため、気軽に受けてみることをおすすめします。
気になる方は、こちらのリンクから診断を行ってみてください。
https://www.jmrlsi.co.jp/cgi-bin/ego/diagform.pl
超精密性格診断テスト「mgram」
企業が実施する適性検査同等のレベルの高精度分析アルゴリズムを用いた性格診断が実施できるサイトです。
世界各国で1100万人以上が利用しているとされる性格診断を受けることができます。
自身にもっとも強く出ている8つの性質をピックアップする「8性格」や、標準的な日本人と比べてどういう個性があるのかを表す「4つの特異性」など、さまざまな観点で性格を分析してくれます。
問題数は105問で、解答所要時間は約15分が目安です。
それぞれの設問に対して「いつもそうしている」から「当てはまらない」までの5段階のレベルで解答します。
すべての設問に解答後にメールアドレスを登録することで、メール宛に診断結果が届く仕様となっています。
気になる方は、こちらのリンクから診断を行ってみてください。
https://mgram.me/ja/user/profiling/edit
トライ式性格診断
スタンフォード大学などで研究された性格診断法を元にしたテストを受けられるサイトです。
設問ごとに3つ、もしくは2つの選択肢があり、それぞれを選択して解答します。
統率者タイプや完璧主義タイプなどの9種類に分けられた性格タイプから、自身に最適なタイプを解答結果より分析してくれます。
タイプごとの長所や短所について詳しく説明してくれるため、自身の特徴を素早く把握できるのが特徴です。
問題数は全16問で所要時間は約1分、複雑な選択肢もないため、スムーズに診断を進められます。
メールアドレスの登録も不要ですぐにはじめられるため、サクッと性格診断を行ってみたい方にはおすすめです。
気になる方は、こちらのリンクから診断を行ってみてください。
https://www.trygroup.co.jp/sp/shindan/
hoyme「エニアグラム性格診断」
個人の特性を、すべての人が必ず当てはまる9つのタイプの中で、どれに分類されるかを診断するサイトです。
それぞれの設問に対して、当てはまる場合はチェックボックスにチェックを入れる、当てはまらない場合はチェックを入れずにそのまま空白という形で解答します。
このエニアグラム診断では、人の本質は20歳以下にあるという考えのため、実際には20歳を超えていても20歳以下を想定して診断してみましょう。
問題数は90問で、所要時間は10分ほどです。メールアドレスの登録は不要です。
分析後は、性格特徴や長所短所、自身の性格に当てはまるキーワードなどが表示されます。
性格診断というよりも、自己理解を深めることに長けた診断結果がでてきます。
気になる方は、こちらのリンクから診断を行ってみてください。
【おすすめの性格診断サイト】性格診断で分かること
性格診断は、回答内容や分析結果について、これといった正解がありません。
就活の選考における性格診断では、自身と企業の相性を調べるために行われます。
相性の合わない企業に入社してしまうことは、自身にとっても、企業側にとっても双方にメリットがありません。
では、その相性を見極めるための要素は一体何で、それがどのように企業側では重要視されているのかは知っておきたい部分です。
具体的にどのような部分が見えてくるのか、以下に紹介します。
意欲
性格診断では、自身の意欲の程度を知ることができます。
就活時の性格診断における意欲とは、会社で働く際の仕事に取り組むスタンスです。
仕事に対してやる気が見られず否定的である、意欲にあふれているのはよいが謙虚さが見られずに自信過剰すぎるなど、周囲といい関係を築きつつ誠意を持って仕事に取り組めるかを判断します。
こういう仕事に就きたい、出世して収入をアップさせたいなど、働くということに自分なりの目標を掲げてひたむきに努力できる人物を企業側は重宝します。
仕事における意欲的な姿勢は、まわりの高印象にもつながるため、意欲を持って働いて損はありません。
就活時も、就職後も必要となってくる要素ですので、自分自身の中に潜在的にある意欲の程度を知ることは重要です。
行動特性
自分自身が今までどのように行動してきたか、何を基準として動いてきたのかを表す行動特性を知ることができます。
たとえば、誰に対しても誠意ある対応を行っている誠実さは、会社に属してからも与えられた役割をきっちりとはたす責任感のある行動をとるために必要な要素です。
不平不満を漏らすことなく、時には自分を自制して冷静な行動をとれるスポーツマン精神にあふれた人物であるなど、行動特性から人物のさまざまな内面を把握できます。
この行動特性は選考のときだけでなく、自身が業界・企業を選ぶ際の適性を見定める場合にも役立ちます。
どのような仕事が向いているかを知りたい場合は、まずは自分の行動特性を性格診断で調べてみるとよいでしょう。
情緒
情緒とは、喜怒哀楽をはじめとするさまざまな感情です。
人間であれば誰でも持ち合わせている感情ですが、社会で生きていくためには、この感情のコントロールが必要不可欠な要素となっています。
たとえば、自分の仕事が山積みで頭が精一杯なとき、まわりに八つ当たりしてしまう人は、良好なコミュニケーションがとれているとはいいにくいです。
辛い仕事や状況を抱えている中でも、自身の感情をコントロールできる人であるかどうかは、会社で働く上での重要な要素として企業側にも判断されます。
とくに社外の人と関わることが多い営業職などは、良好な関係を築くためにも情緒を安定しておく必要があり、感情のコントロールができる強いメンタルが求められます。
ライスケール
ライスケールとは、その人の虚偽度合いを数値化した要素です。
印象よく見せようと嘘をついていないか、少しでも自分を大きく見せるため、無意識的に嘘をついていないかを確認します。
性格診断においては、選択肢の中に嘘をついているかを見抜く設問が用意されていることや解答次第では矛盾した答えとなってしまう設問を組み合わせて出題してくるケースがあります。
よい印象を与えようとした行動でも、それが嘘をついているものであれば、かえって悪印象を与えてしまう場合もあるので注意しましょう。
企業の選考によっては、このライスケールの高さで、不合格となってしまうケースもあります。
性格診断は、自身の素直な気持ちと向き合って正直に解答するのが望ましいです。
まとめ
性格診断について、診断できる要素やおすすめの無料診断サイトについてご紹介しました。
自身がどのような性格をしているのか、主観的には理解しづらい部分もあります。
性格を理解することで自身の適性もある程度見えてくるため、就活における業界や企業選びにも大いに役立ちます。
客観的に自身の性格を分析して、自己理解をより深めた上で就活に臨みましょう。
本番での性格診断も、決して嘘や誇張をせず、素直な解答を心がけましょう。