理系大学を目指す受験生必見!受験科目や受験方式を解説!

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はじめに

理系を選んだ受験生が考えるべきことの1つに、受験科目があります。

受験科目は大学によってもさまざまですが、国公立か私立かによっても異なります。

理系大学に進学したいと考えていても「どの科目を勉強したら良いのか」「国公立と私立にはどんな違いがあるのか」と悩んでいる人も多いでしょう。

そこで、国公立と私立の受験方式の違い、受験日程の違いのほかに、志望校を決めるポイントなども紹介していきます。

理系大学の受験に関しての知識を身につけたい方は、ぜひチェックしてみてください。

【理系大学受験科目】理系科目の受験科目は英・数・理!

国公立大学か私立大学かを決めるときに、前提として、必須科目があります。

それは、英語・数学・理科です。

難易度や、国公立・私立などに関係なく、理系大学を志望する場合は、この3つの科目が必要です。

理系科目に属する数学・理科は必ず受験しなければなりせん。

それでは、英語はなぜ必要なのでしょうか。

英語で書かれた論文を読む際や、論文を発表する際に必要となるため、習得できていれば、あらゆる場面で有利になるのです。

そのため、受験科目は英語・数学・理科と設定されているのです。

理系大学を志望するうえで必要な理系科目はこの3つですが、科目数などの違いが国公立と私立にはあります。

そんな国公立と私立の違いについては、このあとくわしく説明していきます。

【理系大学受験科目】国公立と私立の違い

国公立と私立の違いはたくさんあります。

その違いは、国によって運営されているか・個人や企業によって運営されているかだけでなく、授業料などのお金に関するものまであり、さまざまです。

しかしここでは、それらの基本的な違いではなく、受験方式や受験日程に重点を置き、国公立と私立を分けてくわしく説明していきます。

受験方式や受験日程の理解に間違いがあると、受験勉強をスムーズに進められません。

計画を立てるためにも、まずは国公立と私立の違いから理解していきましょう。

受験方式

まずは大まかなことを述べてきましたが、ここからはくわしく説明していきます。

国公立と私立にはたくさんの違いはありますが、1番の違いは受験の方式でしょう。

簡単に言うと、国公立に比べて、私立のほうが挑戦できる回数は多いです。

国公立は受験回数が決まっているにもかかわらず、一方で私立は上限なく受験できます。

そのため、一般的に国公立より、私立の受験者数のほうが多い傾向にあります。

そんな受験方式について、ここからくわしく見ていきましょう。

国公立:共通テスト+二次試験

国公立の受験方式は、共通テストと、その大学独自で課せられる二次試験です。

共通テストと二次試験の2つを受けなければいけません。

基本的に、共通テストを受けることは必須と考えましょう。

なぜなら、多くの大学が共通テストの点数と二次試験の点数の合計で、合否を判定するからです。

そんな共通テストでは、英語・数学に加えて理科が2科目、そして社会が1科目、さらに国語の受験が必要です。

理科2科目は、物理・生物・化学・地学の4つあります。

その中から自分が得意とする2科目を選択しましょう。

そして、社会1科目というのは、世界史・日本史・倫理政経・地理の4科目です。

理科と同様、この中から得意な1科目を選択しましょう。

それに加えて受験が必要な二次試験は、大学によって異なりますが、多くの場合は、英語・数学・理科の独自試験が課せられます。

私立:共通テスト利用or独自試験

次は、私立大学の受験方式について解説します。

私立大学の受験方式は、国公立大学の受験方式とは大幅に異なります。

簡単な違いは、二次試験がない点です。

国公立を受ける際には、共通テストを受けて、そのうえで二次試験に挑みます。

しかし、私立の場合は、二次試験などありせん。

試験は共通テストかその大学が課す独自試験しかなく、どちらかを受けるだけで良いのです。

それでは、くわしく説明するために、それぞれの受験方式について見ていきましょう。

共通テストのみ

私立の1つ目の受験方式は、共通テスト利用と呼ばれるものです。

この方法は比較的簡単に行われます。

なぜなら、共通テストを受けていれば、その結果をふまえて願書が出せるからです。

そのため、共通テストの結果を見て「この結果なら受かるかもしれない」という根拠のもとに大学を決められます。

要するに後出しジャンケンのようなものです。

この方法を用いれば、わざわざ受けたい大学のキャンパスや会場に足を運んで独自のテストを受けることなく受験し、結果を待つことができます。

しかし、この共通テスト利用は、比較的多くの人が利用する試験です。

そのため、受けた大学の倍率が高くなってしまい、合格の可能性が低くなる場合もあります。

そのため、確実に受かる自信のある大学を共通テスト利用で受験するのがおすすめです。

独自試験のみ

私立の受験方式の2つ目は、独自試験を受ける方法です。

独自試験とは、受験する大学が、自ら作成したテストであり、そのテストを受けることによって合否判定されます。

国公立の二次試験も大学による独自試験ですが、国公立の場合は、共通テストと合わせて受験する必要があります。

一方、私立の独自試験を使った受験に、共通テストを受験する必要はありません。

そのため、共通テストの点数がたとえ低くても、その大学の独自試験の対策をすれば、合格の可能性があるのです。

独自試験に合格するためには、共通テストのようにどの大学にも必要である学力をはかるテストとは別に、その大学特有の対策をしなければいけません。

その大学の過去問が載っている赤本を利用して、その大学の独自試験はどれくらいの難易度なのか・どんな問題が出題される傾向にあるのかを対策してから、試験に臨むのがおすすめです。

受験日程

国公立と私立の違いには、受験方式だけではなく、受験日程にも違いがあります。

ここでは受験日程の違いを、国公立と私立に分けてくわしく紹介していきます。

受験日程の違いですが、基本的には私立大学の受験が行われ、そのあとに行われるのが国公立大学の受験です。

国公立大学の受験は私立大学の受験のあとに行われるため、受験時期にズレが生じます。

それによって出てくるメリットやデメリットなども紹介していきます。

受験方式だけでなく、受験日程の違いについても理解しておきましょう。

国公立:二月下旬から三月中旬

国公立大学の受験は、2月下旬から3月下旬に実施されるため、受験日程としては遅いほうだと言えます。

共通テストは1月下旬に実施されるため、共通テストが終わってからでも対策は可能です。

つまり、共通テストを受験したあとでも、共通テストの点数をふまえて受ける大学を選べるため、しっかりと対策を練られるでしょう。

私立大学の受験日程と比べて、国公立大学の受験日程は遅く、1ヶ月ほど違うため、その分長く勉強できます。

しかし、1ヶ月長く勉強できるメリットがある反面、私立を受験した人よりも、長くギリギリまで勉強しなければいけないのです。

したがって、国公立の受験には忍耐力も必要であることもきちんと覚えておきましょう。

私立:一月下旬から二月下旬

私立大学の受験は、1月下旬から2月下旬と比較的早くに実施されます。

1月下旬に共通テストが実施され、その結果を見てから共通テスト利用で受験する大学を決めたり、点数が悪かったら独自試験に切り替えたりと、この期間で柔軟に対応できます。

国公立大学の受験日程とはずれていて、少し早いため、この期間に国公立大学の滑り止めを確保することも考えておきましょう。

この期間、私立大学の合格を出せば、国公立大学の受験に失敗したとしても、私立大学に進む道が確保されているので安心できます。

そのため、私立大学を受験する際には、自分の成績にあった大学、もしくは少しレベルが下の大学に絞って滑り止めの大学を決めるのがおすすめです。

受験回数

続いて、国公立と私立の受験回数の違いについて確認していきます。

受験回数はどちらを受けるかによってまったく異なります。

簡単に説明すると、国公立には受験回数に制限が設けられていますが、私立大学には受験回数に制限がありません。

「私立大学には受験回数に制限がないのであれば、できるだけたくさん受けたほうが良いのではないか」と考えるかもしれませんが、ここには注意すべき点もあります。

もちろん、国公立大学の受験にも注意が必要です。

そんな注意点も含めて見ていきましょう。

国公立:3回のみ

国公立大学の受験回数は3回のみです。

その3回は、前期・中期・後期に分けられます。

その名の通り、前期・中期・後期の順番で行われます。

しかし、この3つは大学ごとに3回受けられるのではなく、異なる大学を受けたとしても、最大で3回という意味です。

A大学を前期日程で受けたとしたら、もう前期日程でほかの大学を受けられません。

しかし、たとえ前期にA大学を受けたとしても、中期・後期は別の大学を受験可能です。

このように、異なる大学を受験したとしても、合計で3回のみとなるため、志望校を決める際は慎重に考えましょう。

また、中期の日程があるのは、公立大学のみです。

国立大学は前期と後期の2回しかチャンスがない点には注意しましょう。

私立:上限はない

一方で、私立大学の受験回数に制限はありません。

たとえ、志願した大学に受かっていなかったとしても、ほかの大学を何回でも受験できます。

しかし、ここには大きな注意点が存在します。

それは受験料の問題です。

「私立には制限がないから、ひたすら受ければ良い」と考えた人もいるかもしれませんが、受験料はその大学によってさまざまであり、受ける大学ごとに必要です。

そのため、私立大学の受けすぎには注意しましょう。

ただやみくもに試験を受けたとしても、受験料が無駄になってしまうだけです。

さらに、私立大学の入試は、受験してから合格発表まで時間がかかることも多いです。

自分の実力を見定めて、何回受験するかは慎重に決めましょう。

【理系大学受験科目】理系大学で学べること

理系大学では、高校数学ではやらなかった、より深い内容の数学を勉強できます。

そのため、高校数学の内容はできるだけ完璧にしておきましょう。

高校で数学が得意だったとしても、大学の数学が難しくてつまずく場合もあります。

そういった事態に陥らないよう、自分のレベルにあった大学を見定めましょう。

また、理系科目である、物理や化学、生物についてもより深く学べます。

より専門性が増したことを学ぶため、自分の好きな分野の学部を選択しましょう。

もし、生物を専門的に学びたくても、ほかの学部に入ってしまっては学べません。

理科だけでなく、数学にもさまざまな分野が存在します。

自分の学びたい分野をしっかりと学べるように、学部選びには注意が必要です。

【理系大学受験科目】志望校選びのポイント

志望校選びにはいくつかのポイントがあります。

ここでは、志望校選びのポイントを紹介していきます。

理系大学を受験するうえで必要な知識だけでなく、特に国公立と私立の違い・受験方式の違い・理系大学で学べることなどは先に述べた通りです。

それらを理解したうえで志望校選びに臨みましょう。

そうでなければ、受験日程のズレなどから、受験が失敗に終わるかもしれません。

そうならないように、上記のことと、さらにこれから紹介するポイントをふまえて志望校を選びましょう。

国公立か私立かをまず決める

まずは、国公立にするのか、私立にするのかを決めましょう。

先ほど述べたように、国公立と私立には、受験方式の違いから受験回数の違いまで、たくさんの違いが存在します。

そんな違いをきちんと理解したうえで決めましょう。

たとえば、国公立大学に進学したいと考えたとします。

その滑り止めとして私立はどこを受けるのか、私立大学に進学したいのであれば、どこの大学をどの受験方式で受けるのかなど、考えるべきことはたくさんあります。

また、受験料などのお金の問題に関しては、自分の判断のみならず、両親の了承が必要です。

したがって、自分の両親や先生などにきちんと相談をすることが大切です。

国公立か私立か・何回受験するのか・どれだけお金がかかるのかも、志望校を選ぶポイントであるため、家族や先生とも相談しながら決定していきましょう。

自分の学びたいことを明確にする

志望校を選ぶうえで、自分の学びたいことを先に明らかにしておくのは大切です。

国公立か私立か・お金の問題や受験方式・受験日程の問題も大事ですが、やはり志望校を決めるための1番の理由は、自分がその大学で何を学びたいかにするべきです。

もし「自分の学力よりもレベルが下で、難易度が簡単だから」という理由で大学を選んだのであれば、大学での勉強を退屈に思うでしょう。

ほかにも、自分の学びたいことではない分野の学部に行ってしまっても、その大学での勉強が退屈になるでしょう。

このように、自分の学びたいもの・得意なもの・何を専門的に知りたいかは、大学を選ぶうえで非常に大切です。

大学に入ってから失敗したと後悔しないように、自分の興味のある分野は何か・得意な科目は何かをゆっくり分析して、明確にしておきましょう。

自分の成績を把握しておく

自分の成績をしっかり分析しておきましょう。

現在の自分の成績を見誤って志望校を決めてしまうと、受験勉強をしていくうえで苦しい思いをしてしまうかもしれません。

そのため、難易度の高すぎる志望校設定はやめておきましょう。

無謀な志望校になってしまうと、受験勉強のやる気が削がれてしまうこともあります。

そうならないためにも、自分の成績ともきちんと相談し、失敗しないようにしましょう。

そうはいっても、受験勉強は挑戦です。

無謀な志望校設定はやめるべきですが、第1志望の大学は、自分のレベルよりも少し高めに設定しておくことをおすすめします。

なぜなら、少し挑戦的なラインに設定することによって、適度にやる気が出てくるからです。

志望校設定によってやる気が削がれてしまわないよう、自分の成績をしっかり理解しておきましょう。

まとめ

ここでは、理系大学に進学したいと考えている人に向けた知識を紹介してきました。

特に、国公立大学と私立大学の違いにおいて、国公立大学の方の受験回数に制限があることは注意すべきです。

せっかく積み上げてきた受験勉強の成果が台無しにならないよう、しっかりと覚えておきましょう。

また、国公立大学は二次試験という形で2回受験をする必要があります。

それに対して私立大学は、共通テストか独自試験のどちらかを受ければ合否判定をもらえる点にも、十分に注意してください。

今回紹介したことをふまえて、理系大学の受験勉強の計画をしっかり立てましょう。

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