理系に通う大学生の勉強法5つ|文系との違いや大事なポイントもあわせて紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「理系の大学生の勉強方法が分からない」
「本当に正しい勉強法ができているのだろうか」
「実験やレポートに時間を取られ過ぎて自分の勉強が全然できていない・・・」
以上のような不安を感じたことはないでしょうか。

この記事ではそんな不安を解決するために、理系大学生におすすめの勉強法を紹介しています。基本的な正しい勉強法から応用ポイントまで解説しており、さらには理系と文系の違いについても触れています。

この記事を読み終えた頃には理系としての正しい勉強法や、文系との違いがはっきりと理解でき、自分の勉強に活かすことができるでしょう。

理系の大学生で、勉強法に迷っている方はぜひ参考にして勉強してみてください。

理系大学生はどのくらい勉強している?

実際、一般的な大学生は平日どの程度の時間を勉強に費やしているのか気になる方もいるでしょう。

全国大学生活協同組合連合会が2020年10~11月に実施した「学生生活実態調査」によると、「授業時間+大学の勉強+大学以外の勉強」の総勉強時間が321.1分だと報告されています。

このうち、予習復習などの「大学の勉強」の時間が63分、就職活動や関心事に関する「大学以外の勉強」が28.9分となっています。しかし、これは全国の大学生約11,000人の回答であるため、理系だけの情報ではないため注意が必要です。

出典:第56回学生生活実態調査の概要報告|全国大学生活協同組合連合会
参照:https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

理系大学生の勉強法5つ

大学生の方で、自分の勉強法が本当に合っているのか不安になっている方もいるでしょう。ここからは、理系大学生の勉強法を紹介していきます。自分が既にやっていることや、意外と知らなかった方法など、勉強法の参考にしてみてください。

  • 教科書とノートに情報をまとめる
  • 公式は1つにまとめておく
  • 授業は集中して受ける
  • 理屈で理解する
  • 数式は目で追わず書いて覚える

1:教科書とノートに情報をまとめる

参考書や過去問など、多くの情報が様々な本に載っていますが、後から見返そうとしてもどの情報がどこに載っているのか分からなくなってしまうことがあります。

せっかく復習しようと思っていた情報が見つからないのは時間の無駄になるため、ノートや教科書に書き込みをしていき情報を1か所にまとめます。1か所にまとめることで、復習する際の時間的ロスを減らしましょう。

2:公式は1つにまとめておく

公式などを思い出せない時のために、すぐに確認できるよう1か所に公式をまとめておくといいです。

普段の生活でも、よく目に付くところに公式をまとめたものを掲示したり置いたりすれば、記憶することができるでしょう。

3:授業は集中して受ける

当然のことかもしれませんが、1つ1つの授業は集中して受けましょう。まず、授業の前にはしっかりと予習をしておき、授業では予習で理解できなかった部分を重点的に聞きます。

理解できなかった部分以外も、答え合わせや復習のつもりで集中して聞き、予習した内容を理解できているかの確認を行います。

同じ範囲の授業は留年でもしない限りないため、聞き逃さないように1つ1つの授業を集中して受けましょう。

4:理屈で理解する

数学の問題などで数式自体を覚えてしまい、勉強した気になっている方もいるのではないでしょうか。完全に理解できていなければ、テストなどで値を変えた問題を出された時に問題が解けなくなるケースもあります。

しっかりと「なぜそのようになったのか」を段階的に理解していき、解き方を理屈で理解するようにしましょう。

5:数式は目で追わず書いて覚える

数式を目で追って、流し見して理解したつもりになっている人もいるでしょう。簡単な数式ならそれでも良いですが、少しでも理解できないと感じた数式については何回も書いてみるなど、手を動かして覚えるのがおすすめです。

しっかりと自分の意志で数式を書いていき、脳で理解したうえで定着させていきます。

理系大学で勉強する際に知っておくべきポイント5つ

理系大学に入学することができても、授業内容や勉強に関する部分で他の人との会話に付いて行けない方もいるのではないでしょうか。そういう人は勉強する際のポイントを上手く押さえられていない可能性があります。

ここからは、理系大学で勉強する際に知っておくべき具体的なポイントを5つ紹介してきます。ぜひ実践していき、効率の良い勉強をしていきましょう。

  • 自分に合った良い本を見つける
  • 書き写しながら本文を読む
  • YouTubeを活用する
  • 勉強と研究は別物だと理解する
  • マスターするためには時間がかかることを理解する

1:自分に合った良い本を見つける

教科書は万人に合うように作られている書物です。万人に合うように作られていますが、その書物自体が合わない人もいるでしょう。

教科書が上手く理解できない場合は、自分に合った良い本を見つけましょう。同じ解説でも違う文章で説明されると、すんなりと受け入れられるパターンもあります。

2:書き写しながら本文を読む

理系の本を読む際に大切なのは、しっかりと書き写すことです。本の情報に間違いがあることはほぼ皆無ですが、「本当にその式と結果であっているのか」など、疑問を持ちながら勉強をすることにより、再度計算しなおすなどを繰り返して自分の中に定着させていきます。

もちろん、文章の部分も書き写すことで解き方だけでなく、内容の暗記にも一役買っています。将来的には、レポートや論文を書くための文章力にもつながるため、一石二鳥だと言えるでしょう。

3:YouTubeを活用する

昔から、書籍を使った勉強法が用いられてきました。しかし、近年ではeラーニングサービスやオンライン授業など、様々な形式の勉強法が発展してきています。本と向かい合う勉強法も良いですが、文章だけだとどうしても分かりづらい部分が出てきます。

有名大学などが授業の内容をYouTubeにアップロードしており、非常に高い評価を得ています。

大事なところを強調してくれたり、何度も話してくれたりするため、強く印象に残ると言われています。本だけの勉強に行き詰まったらYouTubeなどを活用した勉強法を試してみましょう。

4:勉強と研究は別物だと理解する

大学に入り、多くの理系大学生は研究室に配属されます。その中で、研究は勉強の延長線にあり、勉強を重ねて完璧に近くなって初めて研究に移れるものだと考えている人もいます。

ある程度の基礎知識が学べたら研究にとりかかり、自分の手を動かして新しい角度からその分野に挑戦してみましょう。

5:マスターするためには時間がかかることを理解する

1つの分野をマスターするのには非常に多くの時間がかかるでしょう。特に理系の大学生は時間に追われることが多く、なかなか定着しないこともあります。しかし、焦ることはありません。多くの場合は時間をかければ定着するでしょう。

焦って短い時間で全て理解できるようになろうとしても上手くいきませんが、しっかりと割り切ってゆっくり反復学習して行けばマスターできるでしょう。

理系と文系の違い7つ

大学に入り、理系・文系と良く分けられますが、実際どのような違いがあるのでしょうか。理系は、文系と比べて学習分野以外にも多くの違いがあります。ここからは、実際にどのような違いがあるのか7つ紹介していきます。

  • 研究室で研究する
  • 実験と実習がある
  • 暗記よりも理解が必要
  • 拘束時間が長い
  • 単位数が少ない
  • レポートが多い
  • 大学院への進学率が高い

1:研究室で研究する

大きな違いとして、文系の大学生はゼミに入りますが、理系の大学生は研究室に配属されます。ゼミは学生同士の討論などで意見を出し合うことにより、新しい知見を得て行くのに比べ、研究室はテーマに沿った研究を重ねていきます。

2:実験と実習がある

文系の大学は「教員」を目指すなどの特殊な場合を除いて、実験や実習がほとんどありません。それに比べて理系の大学生は多くの実験や実習を通して成長していきます。実験と実習があるから良いとかではなく、その人に合う、合わないもあるでしょう。

3:暗記よりも理解が必要

文系科目の多くはひたすら暗記です。年号や歴代の偉人など、過去を学んで今に活かすことを目的としています。それに比べて理系は、なぜそうなったのかの理解に重きを置いているでしょう。

なにが、なぜ、どのように、そうなったのかについて理解し、それを踏まえたうえで新しい分野を開拓していきます。もちろん基礎となる知識は必要ですが、文系より理解力が必要とされるでしょう。

4:拘束時間が長い

理系の多くは実験であったり、実習であったりと文系に比べて様々なことに時間的拘束を受けます。

理系大学生が所属する研究室にコアタイム(必ず研究室にいなければならない時間帯)が設定されていない理由は、そもそも研究室に籠りっきりになるほど忙しいためです。

5:単位数が少ない

文系の大学生は多くの分野を広く受講するため、多くの単位を獲得できます。しかし、理系の大学では狭く深く学ぶため、文系と比べて単位数が少なくなりがちです。

その不足分の単位を貰うため、追加で実習を行ったり、追加の課題を出したりするケースもあるため、時間的余裕がさらに少なくなっていきます。

6:レポートが多い

授業以外で、理系の大学生が時間的拘束を受けるのが、膨大な量のレポートです。授業時間内に実験が終わらず、さらにはレポートを出さなければならないことを考えると憂鬱になるでしょう。

レポートの書き方にもコツがあるため、先輩のを参考にさせて貰ったり、ネットに載っている綺麗なレポートの書き方を参考にしたりすると良いでしょう。

7:大学院への進学率が高い

文系大学生の多くが卒業後就職するのに比べて、理系の大学生は大学院への進学率が高いです。博士号の取得まで目指す人も珍しくなく、さらには研究員になる人もいます。

もちろん、大学院に行っても膨大な量の研究が待っているのは間違いないでしょう。しかし、将来製薬会社の研究員であったり、膨大なデータを扱うアナリストになったりと、博士号でしかできない仕事もあるため、自分の選択肢が広がる可能性があります。

学年が上がるごとに専門性が高くなる

大学1年の時は、高校の授業から少しだけ発展させたものも珍しくなく比較的追い付いて行けるでしょう。

しかし、学年が上がるごとに専門性が高くなり、内容が複雑になります。それによって単位を落とす人もおり、取れる単位は下級生のうちに取れとよく言われています。

理系大学生の勉強法を知り時間を有意義に使おう

理系の大学生は実験や実習、さらにはそれに伴ったレポートなど、拘束時間が多くなります。それによって普段の勉強に時間が取れずに悩んでいる方も多いでしょう。

しかし、時間をかければ解決するものも多くあります。この記事で紹介した勉強法やポイントなどを実践して、時間効率をあげて作業しましょう。

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