関東在住の理系高校生必見!関東圏の理系大学を偏差値とともに紹介!

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はじめに      

大学受験に向けて、志望校を決めたいと考える人が増えてくる時期になりました。

志望校を探す際、自分の興味がある分野や自分が得意な教科などから学校を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

今回は、理系志望者に向けた、関東圏の代表的な理系大学を私立と国公立の2つに分けて紹介していきます。

偏差値やキャンパスの場所などの情報を紹介していくので、自分が無理なく通える通学範囲の大学や自分の実力に合った大学を探してみてください。

【関東圏の理系大学と偏差値は?】偏差値の高い順に関東圏の理系大学を紹介

大学受験では、多くの受験生が自分に合った偏差値帯から志望校を選んでいます。

この記事は、私立・国公立それぞれの関東圏にある有名理系大学を偏差値順で掲載するため、自分の実力に合わせた大学を探すことが容易です。

基本的には、今の自分の実力では受かるか受からないか、判断が難しいくらいの学校を第一志望にすると、目標へのモチベーションにつながり、成績向上にも効果的でしょう。

併願校を受験する予定があるなら、実力に見合った大学と、余裕を持って合格できそうな大学、両方をチェックしておくことも重要です。

【関東圏の理系大学と偏差値は?】私立編

まず紹介するのは私立大学です。

関東圏には数多くの私立大が籍を置き、理系の学部・学科がある大学も多く存在します。

学部や学科の幅が広く、理系分野でもさまざまな種類の学問を取り扱っているケースが多いというのが、私立の理系大学の特徴です。

また受験の際に必要な科目数が国公立に比べて少なく、ハードルが少し下がるという面もあります。

自分の得意科目に特化して受験を突破したいと考えている方は、私立大学の受験を考えてみても良いでしょう。

早稲田大学 先進理工学部

全国的に名の知れた名門、早稲田大学には、先進理工学部という自然科学系の学部があります。

偏差値は71と高く、目指すハードルはとしてはかなり難関と言えるでしょう。

キャンパスは東京都の西早稲田で、高田馬場駅や新大久保駅から歩いて15分前後の位置にあります。

物理や化学、電気、生命科学など、高校の時点で基礎を学べる学科が多く、それまでの勉強が大学での学問へ応用しやすいという点が大きな特徴です。

それまでの勉強を自分の研究に結びつけていくことができるので、大学進学を考える時点で自分のやりたい具体的な学問が定まっている方には良い環境と言えるでしょう。

また、上記の特徴から、出願の時点で自分の行きたい学科を選択しなければならないため、注意が必要です。

慶応義塾大学 理工学部

こちらも全国的に知名度の高い慶応義塾大学にある理系学部です。

偏差値は70と、一般入試での入学においてはかなりの難関校となっています。

キャンパスは年次によって分かれており、1・2年生は神奈川県の日吉キャンパス、3・4年生は同県の矢上キャンパスで学生生活を送ることになります。

数学や化学、物理といった基本的な自然科学系の学問分野に加え、さまざまな種類の工学系学科が存在し、「学門制」という特殊な入学スタイルを採用していることが特徴です。

学門はA~Eまで存在し、入試の時点で自分の志望する方向性に沿った学門を選択します。

その後2年次に、その学門内の学科に所属していくことになるため、受験する段階で自分のやりたいことが明確になっていることが重要です。

慶応義塾大学 環境情報学部

同じく慶応義塾大学にある環境情報学部は、神奈川県の湘南藤沢キャンパス(通称SFC)というキャンパスで学生生活を送ることになります。

偏差値は70とこちらも高く、容易に合格できる学部ではありません。

環境情報学部では、生命や心身の健康、防災やメディアなどの新しい課題に対し先端科学からのアプローチを試みることを目指しています。

また、同じ湘南藤沢キャンパスにある総合政策学部と一体となって、社会科学を学んでいくことができるというのが大きな特徴です。

環境情報学部と総合政策学部、この2つの学部は自由に授業を行き来することができ、文・理の区別なく学びを深めていけるというメリットがあります。

社会に対してのアプローチを分野にとらわれず考えることができる珍しい学部と言えるでしょう。

気象大学校

気象大学校は、千葉県柏市にある省庁大学校です。

偏差値は70となっており、受験年度4月1日時点で高等学校、または中等教育学校を卒業した日の翌日から2年経過していない、または翌年3月までに高等学校または中等教育学校を卒業する見込みがあるという方にしか受験資格がありません。

私立大学という分野とは異なりますが、受験科目数は多くの私立大学と似通っているため、この項目で解説します。

気象大学校は気象庁の施設等機関であり、大学部に受かると国家公務員として気象庁に採用されたことになります。

将来的に気象庁の中枢職員となる人員を養成するための機関なので、学ぶ内容も、気象業務のための学問や科目がほとんどです。

気象庁に務めたいという方にとっては、目指す価値がある学び舎と言えるでしょう。

日本獣医生命科学大学 獣医学部

日本獣医生命科学大学は、日本最古の私立獣医科大学であり、獣医を目指す方にとっては非常に有名な関東圏の大学です。

東京都武蔵野市にキャンパスがあり、偏差値は68となっています。

獣医学部は非常に倍率が高く、浪人生の合格者割合も高い傾向となっているため、入学にはかなりの対策が求められるでしょう。

学生数が多くなく、手厚い指導を受けられるのが特徴で、動物に関する施設も数多く存在しています。

臨床の技術や知識だけではなく、看護や栄養など、動物たちへのさまざまな施術を行うための学びを得ることができるため、獣医師を目指す方にはかなり充実した環境と言えるでしょう。

獣医学部は医学部と同様に6年制で、獣医師国家試験を受けることで獣医になることができます。

東京理科大学 理学部

東京理科大学は、関東圏の理系大学としては非常に評価の高い大学です。

特に研究力の高さが評価されており、就職活動などでも有利に働く場面が多いでしょう。

偏差値は66ほどで、なかなかの難しさとなっています。

キャンパスは東京の神楽坂キャンパスと葛飾キャンパスの2つで、工学部はすべて葛飾キャンパスが所在地です。

理学部は神楽坂キャンパスに多いですが、応用物理学科のみ葛飾キャンパスとなっています。

大学院への進学率が非常に高く、全体の5割近くが卒業後大学院に進学しています。

進級が難しいことでも有名ですが、その分得られる知識や学びは深く、就職率も高いため、理系大学に進学し、理系の職種に就きたいと考えている人にとってはおすすめの大学です。

立教大学 理学部

立教大学の理学部は、偏差値65と高難易度ですが、東京の池袋という、かなり通いやすい位置にあることが特徴です。

理学部は基本的に少人数制ですが、立教大学自体は学生数が多く、充実したキャンパスライフを楽しめる大学と言えます。

大学院進学率も高く、図書館の蔵書数もトップクラスのため、学習環境も申し分ありません。

数学・物理・化学・生命理学の4つの学科があり、どれも入試では数学、理科(学科によって選択できる科目は異なります)、外国語(英語)の3科目で受験することが可能です。

入試の時点で学科を選ぶ必要があるため、自分が得意だと感じている科目や学びたい学問分野などから、進学したい学科を早めに定めておくと良いでしょう。

青山学院大学 理工学部

立教大学と同様にGMARCHの一角に数えられる青山学院大学の理工学部は、神奈川県の相模原にキャンパスがあります。

偏差値は60ほどで、入試科目は数学、理科(学科によって選択できる科目は異なります)、外国語(英語)の3科目です。

大学院進学率は3割ほどで、多くの学生が卒業後就職しています。

「理工学国際プログラム」と「理工学高度実践プログラム」という独自のプログラムが存在し、留学や専門研究などの能動的な学びの意欲がある人に向けたサポートが充実しているのが特徴です。

また、「青山スタンダード科目」という全学共通の教養科目が存在し、さまざまな領域の学問的観点、思考を学ぶことができます。

学生数が多く、キャンパスもきれいで、のびのびとした学生生活を送ることができるでしょう。

日本大学 理工学部

全国トップクラスの学生数を誇る、日本大学の理系学部です。

キャンパスは東京の駿河台と千葉の船橋にあり、偏差値は55となっています。

「理工サーキュラー」という教員自らが企画・編集を行い学生に情報発信する、季刊広報誌の発行など、さまざまな試みを行っています。

学科の数が充実しており、公式ホームページから、自分が学修したいと考えているキーワードや取得したい資格から、行きたい学科を探すことが可能です。

体的にどういった学科を選べば良いのかがわからないという方は参考にしてみても良いかもしれません。

また公務員試験対策や教員試験対策などにも力を入れており、公務員内定者が多いことも特徴です。

就職に対してのサポートが充実している点も強みと言えるでしょう。

【関東圏の理系大学と偏差値は?】国公立編

次に紹介していくのは国公立大学です。

理系の学部・学科を持つ国公立大学は多く、関東圏にもさまざまな大学が存在します。

設備や教員など、学びの環境の充実度が高いというのは、国公立の理系大学の特徴です。

また、就職の際、大手メーカーへの就職を考えている場合は、国公立大学出身という経歴はかなりプラスに作用します。

入試には共通テストと大学が課す二次試験に合格する必要があるため、入学のハードルは高くなりますが、その分非常に高水準な研究を行うことができるでしょう。

東京大学 理科三類

まず紹介するのは、日本で最も有名な東京大学の理科三類です。

偏差値は81、キャンパスは本郷、中野、駒場、柏と複数あります。

これは東大のリベラルアーツ教育が、1・2年生の前期までの間は駒場キャンパスで教養学部として前期課程を履修していき、その後自分の学びたい分野に進学する仕組みとなっているためです。

その後の進学先の学部によってキャンパスの所在地が異なるため、今回は複数のキャンパス名を挙げました。

理科三類は基本的に医学科への進学がしやすい科類ですが、制度上ほかの学科に進学することも可能となっています。

日本最高峰の大学かつ、医学科への進学を想定されている科類のため、ほかの大学への入学に比べ難易度は圧倒的に高く、並大抵の勉強量では合格は不可能です。

東京工業大学 第4類

国公立大学における理系の最難関の一つとされるのが、東京工業大学です。

第4類は偏差値72と高い水準でしたが、現在東京工業大学はそれまでの「類」制から「学院」制に変更されました。

第4類に相当するのは工学院となり、入試難易度にはあまり変化はありません。

詳しい専門分野を学べるようになるのは2年次以降に所属する「系」からとなっており、基本的に1年次に選んだ学院から進むことができる「系」が決まります。

そのため、進学前に自分の行きたい学院を定めておくことが重要です。

東工大は、この学院制を採用したタイミングで、大学院と学部を統合し再編成したスタイルとなっています。

自分の研究分野にじっくりと取り組むことができる非常に良い環境です。

お茶の水女子大学 理学部

お茶の水女子大学は、国公立の難関大の一つです。

理学部の偏差値は64と高レベルで、定員数も少ない傾向があるため、入試難易度は非常に高いと言えるでしょう。

キャンパスは文京区にあり、落ち着いた雰囲気があります。

理学部は設置から70年近くになる伝統と歴史のある学部で、女子大では珍しい理系の学問を学べる場です。

教員1人あたりに対し学生数が少ないため、少人数でゼミや実験を行える充実した学習環境となっています。

教員も女性が多く、身近に社会で活躍するロールモデルとなる女性がいることから、キャリアビジョンにも意欲的な姿勢になれるでしょう。

大学院進学率も高く、就職支援も充実しているため、理系志望者の女子学生からの人気が非常に高い大学です。

東京都立大学 都市環境学部

東京都立大学は、東京の八王子にある公立大学です。

都市環境学部の偏差値は58で、文字通り「都市」と「環境」をテーマに学んでいく学部となっています。

人々が安心、安全かつ快適に生活できる都市空間の形成のために、専門分野や文理融合的にさまざまな科学体系、施策を掘り下げて学んでいくことが可能です。

インフラや建築など、人々の生活を支えていくための実学的な学科が多いことが特徴で、ほかの大学にはない観点から、化学や工学を学んでいくことができます。

卒業後の進路は就職と進学で同じ割合のことが多く、就職率も90%以上と、高い傾向があります。

八王子という、大都市東京の郊外から、都市環境をのびのびと学べる雰囲気の良い大学です。

静岡大学 工学部

静岡大学は、首都圏である静岡県浜松市にある大学で、偏差値は55となっています。

静岡大学の工学部の前身である浜松高等工業学校は、当学校の元教授であった高柳健次郎によって、世界で初めてテレビ実験が行われた場所でもあります。

ものづくり教育に力を入れており、平成19年度には、「技術者の実践対応力育成カリキュラムの開発」として、文部科学省の現代GPに選定されている大学です。

「創造教育実習」という独自の授業カリキュラムがあり、選択型の実習テーマに沿ったロボットシステムの開発を通して問題解決、企画、実行、評価、プレゼンテーション能力を養っていくことができます。

技術者として高いレベルを目指す人には、環境の整ったおすすめの大学です。

【関東圏の理系大学と偏差値は?】理系の学費事情

ここまでで、関東近辺にある私立・国公立両方の理系大学を紹介してきました。

しかし、いまいち大学を選ぶ基準が定まらないという方もいるかもしれません。

そんな方は、学費なども考慮してみると良いでしょう。

基本的に、文系の学部と比較すると理系の学部は学費が高い傾向にあります。

理系学部は実験などによる消耗品や機材にかかる費用が高く、それらを学費で補っていることが多いのです。

4年生の場合、文系大学や文系学部と比較すると初年度は360万円、4年間で140万円ほど、理系学部のほうが高くなっています。

もちろん、これは大学にもよるため、あくまで目安です。

また、国や県から支援がある国公立大学に比べ、私立大学は学費や寄付金などで運営を行っているため、学費が高くなる傾向があります。

まとめ

関東圏の理系大学について紹介してきました。

どのような大学があるのか、少しでも知るきっかけになったと思います。

今回紹介した大学には、ほかにも理系学部や学科が存在していたり、文系学部でも理系的な視点から研究を行える学部などがあったりします。

また、文系でも入試科目に数学を利用できる学部など、得意科目から大学を選ぶ場合も、実はさまざまな選択肢が存在しているのです。

気になった方は、各大学の募集要項などを見てみると良いでしょう。

 

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