HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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はじめに
面接対策としてガクチカの用意は済んでいるものの、実際に面接でどのように話したら良いのか不安に思う就活生の人も多いでしょう。
作成したガクチカの原稿をただ暗記してつらつら話すだけでは、なかなかその魅力は伝わりにくいものです。
この記事では、ガクチカの魅力を効果的に伝える話し方や面接時のマナーなど、面接本番前に就活生としてのクオリティアップを図るためのコツを紹介しています。
実際の選考に臨む前に、今一度ガクチカの話し方を学びましょう。
【面接でのガクチカの話し方】ガクチカはどうして聞かれるの?
面接自体にはさまざまな質問内容が存在し、企業によってどのような項目を選ぶかはまちまちです。
しかし、たくさんある質問内容の中でも、選ばれやすい定番というものがあります。
ガクチカ、つまり学生時代に力を入れたことも、そのような定番の質問の一つです。
では、なぜ企業は就活生が学生時代に力を入れたことを知りたがるのでしょうか。
実は、学生時代に個人が興味を持って取り組んだこと、熱意を注いで頑張ったことなどは、そのまま仕事の姿勢やモチベーションにつながります。
企業とのマッチ度を確認するため
学生時代に力を入れたことの分野や経験内容によって、実際にその企業と相性が良さそうかを判断している企業は多いです。
就活において、企業は基本的に自社の業務や理念、社風にマッチした人材を求めます。
これは相性が悪いと、転職などによる早期退職につながりかねないためです。
一度入った社員に転職をされてしまうと、採用や教育にコストをかけた企業はもちろん、就活生側にも不利益が生じます。
また、長期的に考えて企業の幹部候補を育てたいならば、部活のキャプテンなど特定の経験を持つ人がスタートラインとして望ましいと見られることもあるのです。
経験のレベルを知るため
企業はガクチカの内容から、現状のその就活生がどれだけのレベルで仕事ができそうかを判断しています。
とくに、自分で能動的にどのような目標設定を行い、実現のために何をしたかといった行動力を見ていることが多いです。
派手な役職や大きな成果など、華やかな経験は目立つでしょうが、採用担当者はただ単に実績を見ているわけではありません。
具体的な根拠にもとづき、どのような計画や目標を立て、いかにして達成したかという創意工夫など、過程の部分が大事なのです。
行動モチベーションを見る
仕事を長く続けていくためには、モチベーションをどう維持するかも重要です。
そのため企業は学生時代の経験から、その就活生が仕事に対するモチベーションをどれだけ抱いているか、またそれをどのように維持しているかも知りたがっています。
学生の間は、自分の行動次第で何かを成し遂げ、成果を残せる可能性が身の回りにたくさん存在しているものです。
そのため、就活生のガクチカを聞けば、そういったチャンスに対する行動モチベーションが高いかどうか判断できます。
また、モチベーションの根源が何なのかがわかれば仕事を振りやすくなるため、ガクチカが重要視されているのです。
論理的に思考できているか
仕事をするうえでやる気などのモチベーションも重要ですが、本人に能力が伴わなければ重要な業務は任せられません。
そのため、企業は学生時代の経験をもとに、その就活生が論理的に物事を考えられる人物なのかも判断しています。
論理的な思考ができていないと、普段の業務でも適当に行き当たりばったりで行動決定することになるでしょう。
そこで重大な判断を失敗した場合、企業に大きな不利益が出ることも少なくありません。
そのため、ガクチカを話す中で、自身に論理的に考える能力があることを示す必要があるでしょう。
ガクチカの内容自体も論理的にまとめることが重要ですが、多くの採用担当者は話すときの文構成を随時見ています。
相手にきちんと伝わるように話し、論理的な思考能力に問題がないことを示すことが大切です。
【面接でのガクチカの話し方】ガクチカの聞かれ方とは
面接でどのようにガクチカを聞かれるかによって、実際の話し方は異なります。
主なガクチカの聞かれ方や回答方式は、プレゼン形式、対話形式、グラフ形式の3つです。
話そうと考えているガクチカについて、それぞれの方式別にどのように答えるべきかシミュレーションしておきましょう。
プレゼン形式で回答する
プレゼン形式は、ガクチカについてある程度まとまった説明を行うノーマルな回答方法です。
何に力を入れて取り組んだか、どのような経験をしたかなどを順序良く話すための構成力を試される形式でもあります。
自分で話をまとめて説明する場合は時間をどれだけ割くべきか迷ってしまいますが、目安として1分前後です。
長くなりすぎないように注意すると良いでしょう。
力を入れたことの結論から始め、根拠となるエピソードを付け加えて説得力を持たせるのは、実際に仕事でプレゼンテーションをするための第一歩でもあります。
対話形式で質問される
メジャーなガクチカの話し方として、対話形式も挙げられます。
これは一問一答でガクチカを深掘りし、あたかも会話のキャッチボールをするかのように短い質疑応答を繰り返すやり方です。
そのため、一回一回「どこでやっていたんですか」や「何を得られましたか」など、細かい質問を区切ってされることがあります。
聞かれたことに対して適切なレスポンスを返せるよう、どのような質問をされそうかあらかじめ想定して練習しておくと良いでしょう。
グラフに表す
少し珍しい回答方法にはなりますが、学生時代の生活でそれぞれの項目にどれだけ力を注いだか、グラフで表す方法もあります。
具体的なエピソードなどを説明することがあまりないため、完全にガクチカであるとは言えません。
どのような活動に重点を置いて生活をしていたかを、パーセンテージで表す場合が多いです。
例えば、部活30%、ゼミ活動20%、アルバイト40%、趣味10%といったように、まとめて注力した割合を可視化します。
これにより、どのような活動になら張り切って取り組めるかを示すというわけです。
【面接でのガクチカの話し方】ガクチカを上手く話せない人は多い!
面接ではわかりやすく内容を伝えるために、はきはきと順序立ててガクチカを述べることが重要ですが、事前に準備していてもうまくガクチカを話せない人は多いものです。
ガクチカをうまく話せないことには、以下のような理由が関係しています。
・ガクチカがうろ覚え
・面接慣れしていない
それぞれの理由について具体的な点をチェックしていきましょう。
全部を話そうとしているから
面接でガクチカを話すときは、事前に準備した内容を余すことなくしっかり伝えようとするあまり、結果としてうまく話せなくなってしまうことが多いです。
ガクチカは定番質問のため、実際に、台本のように言うべきことを覚えてきている人は多いでしょう。
しかしながら、暗記した内容をコピペするかのように述べようとすると、緊張なども相まってうまくいかないことがほとんどです。
途中で詰まったり、文章を切るタイミングがおかしくなったりして、とてもコミュニケーションを取っているとは言い難い状況になります。
上手な話し方は、その都度状況に応じて、適切な文章量で区切る必要があります。
状況には具体的な面接の雰囲気、会話のテンポなどが関係してくるでしょう。
また、書き言葉と話し言葉はニュアンスが異なるため、ESの内容を暗唱すると不自然な印象になるのは言うまでもありません。
面接では自然にガクチカを話すためにも、考えた内容をコピペで話すのは避けましょう。
ガクチカがうろ覚え
面接の際にガクチカの話し方に困りやすいのは、単純に準備不足…というのもあります。
ガクチカについて十分に準備を重ねていないと、内容がうろ覚えの状態になるため、スムーズに伝えるべきことが出てこなくなります。
面接ではほかにも志望動機や自己PRなど、準備することがたくさんあります。
何度も内容をおさらいしていないと、要点が頭に入っていないため、ガクチカの内容はすっかり抜けてしまうでしょう。
上記のように丸暗記で伝えるのは不自然なためNGですが、だからといって覚える努力をしないのも問題です。
内容を頭にしっかり叩き込んだうえで、話し言葉を使ってナチュラルに伝えることが重要なポイントになります。
面接準備の一環として、ガクチカを覚えることは忘れないようにしましょう。
なお、覚えるテクニックとして大事なのは、「このガクチカを通じて面接官に何を一番伝えたいのか」を整理することです。
面接慣れしていない
ガクチカがうまく話せない理由・背景には、面接慣れしていないということが関係しているパターンもあります。
面接でうまく話せるかどうかは、最終的には慣れの問題もあります。
緊張から思うように話せなくなることは、どれだけ準備を万全に行っていたとしても、誰にでも起こり得ます。
学生はそもそも、ビジネスの雰囲気のある場で、大人と話すことに慣れていません。
慣れないうちはたじろいでしまうのも当然といえます。
場慣れするために面接の数をこなすことがもちろん一番ですが、人によっては、メンタル的にもたないということもあるでしょう。
その際は、教授や高校のときの先生、部活のコーチ、アルバイト先の上司などの周りの大人と会話してみるのがおすすめです。
ただし、普段からため口で親しく会話できる大人(家族など)と話すことは、あまり練習にはならないため注意が必要です。
【面接でのガクチカの話し方】ガクチカの話し方のポイントとは?
面接では、相手に伝わりやすいように話すことが大切です。
どんなに素晴らしい内容をアピールしようとしても、内容が面接官に伝わらなければ意味がありません。
構成や文量、話すスピードなどに気を配り、聞く人の頭に入りやすくイメージしやすい話し方を心掛ける必要があります。
なるべく本番前に色々な人に練習に付き合ってもらい、聞き取りやすい話し方を身につけておくと良いでしょう。
ガクチカの話し方に関するポイントについて、詳しく解説します。
エピソードを具体的に話す
ガクチカについて話すときは、実際のエピソードについて具体的な説明を心掛けましょう。
エピソードはそのガクチカを裏付ける根拠であり、説得力を持たせるための材料です。
そのため、まずは5w1hを意識して主語を明らかにし、何について説明しているかわかりやすく話すことがポイントとなります。
情景をイメージできるほど具体的に話すことで説得力が増し、実際に経験していない人にとっても理解しやすい内容になるでしょう。
エピソードについて具体的な内容がうまく思いつかないのであれば、比較的共感を得やすく評価されやすい部活やアルバイトなどの経験を活用してみることをおすすめします。
ただし、思いつかないからと言って、実際に経験していないような内容を話すのはやめましょう。
目安1分で話す
ガクチカについて話すときは、文量や話すスピードなど、かける時間についても気を配ると良いでしょう。
面接において、一つの質問に対する回答時間の目安は1分と言われています。
この時間から大きく離れてしまうと、採用担当者に内容が伝わりにくくなってしまうのです。
短ければその分必要な情報が足りなくなり、長ければ途中でダレてしまい聞く気がなくなってしまいます。
話す時間や文量は、重要な意味を持っているのです。
そして、採用担当者によっては就活生のスマートさや端的に物事を伝える能力を見ていることがあるため、十分時間を意識しながら話すと良いでしょう。
面接の本番前に時間を計りながら話す練習をすると、うまく時間内に収めやすくなります。
数字を用いて説明をする
ガクチカをより効果的に伝えるためには、エピソードの中で具体的な数字を挙げることも重要です。
課題や成果に対して具体的な数字を用いれば、誰でも客観的に評価することができます。
また、定量的にわかりやすくなるため、成果の内容によっては採用担当者にインパクトを与えることも可能です。
ガクチカ内のエピソードにおいて、その行動が周囲に対してどれくらいの影響力があるかを示すためには、具体的な数字の変化ほど適したものはありません。
エピソード自体の具体性が増すことにより、採用担当者はその就活生が会社に入ったら何ができるか、どんな成果をもたらしてくれるかを想像しやすくなります。
なるべく正確かつ具体的な数字を交え、ガクチカを説得力あるものにしましょう。
表情もコントロールする
面接でガクチカを話すときは、表情もしっかり意識してコントロールしましょう。
心理学で有名な「メラビアンの法則」によれば、コミュニケーションは言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%という割合で聞く相手に影響を及ぼしているといいます。
よって、コミュニケーションの際は、非言語コミュニケーションも意識する必要があります。
伝えたい内容を全部伝えたとしても、非言語的コミュニケーションがおろそかになっていては、良い評価には至らない可能性があるということです。
面接ではほかにも清潔感のある服装、笑顔のある対応などが重要になります。
このような非言語要素が好印象につながり、ガクチカを伝える際にも影響を及ぼすのです。
なお、感情の伝わりやすさを意識したほうが、相手から親しみや信用を得やすい傾向にあります。
表情などもしっかりコントロールしつつ、非言語コミュニケーションで好印象につなげていきましょう。
【面接でのガクチカの話し方】ガクチカで聞かれる質問3選
ガクチカを適切なタイミングで話すためには、どのような質問に対する回答がそれに該当するのかを知っておく必要があります。
また、ガクチカに付随する質問内容を知っておくことで、深掘りに対する対策がとりやすくなるでしょう。
ガクチカにおいて面接でよく聞かれる質問は、以下の通りです。
学生時代に最も力を入れていたことを教えてください
ガクチカそのものについて回答を求められる場合「学生時代に最も力を入れていたことを教えてください」という形式で聞かれることが多いです。
そのため、実際にこの質問がきたときに滞りなく話せるよう、事前に完璧に対策をしておきましょう。
目標とその理由を教えてください
対話方式の場合「目標とその理由を教えてください」という質問もよくされます。
これを聞くことにより、その就活生が持つ価値観や人間性などを見ているのです。
通常のプレゼン方式の場合でも「学生時代に力を入れていたことは何ですか」のあとに、追加でよく質問されます。
取り組みを通じて何を学んだか・それを社会にどのように活かすかを教えてください
ガクチカについて「取り組みを通じて何を学んだかや、それを社会にどのように活かすかを教えてください」という質問をされた場合、企業とのマッチ度を見ている可能性があります。
そのため「社会」の部分を「企業に入ったとき」に置き換えて、どのように活かしていくかを考えても良いでしょう。
【面接でのガクチカの話し方】評価される話し方
面接でガクチカを話す際は、ガクチカの内容はもちろん、話し方自体も評価されている場合が多いです。
そこで、面接時に高い評価を得やすい話し方について、いくつかご紹介します。
重要なのは、壁に向かって話しているわけではなく、聞いている人や対話している相手がいると意識することです。
相手の存在を無視することなく、自分が伝えたいことをわかりやすく伝えるためにはどうしたら良いのかを考えるのが大切になります。
評価されやすい話し方について、詳しく見ていきましょう。
話し方に抑揚をつける
ガクチカを話すときは、しっかり声に抑揚をつけるのがおすすめです。
話し方に抑揚をつけることによって、同じ話をしていても大きく印象は異なります。
感情を込めて話せばその分、実際に熱意を傾けたことを伝えやすくなるのです。
逆に、全体を通して棒読みになってしまうと、大した熱意がないと思われてしまうことがあります。
加えて、ぼそぼそ話しているわけでなくとも、冷淡で暗い印象を与えてしまうこともあるため注意しましょう。
抑揚が聞き取る際の区切りになることも多いため、聞きやすい話し方を心掛ける視点でも有効です。
声のトーンをコントロールする
声のトーンを意識的にコントロールすれば、ガクチカを伝える際には良い印象を与えられる可能性があります。
もともと声のトーンが高めな人は、若々しくフレッシュなイメージがあります。
一方で低めのトーンの人は、落ち着いていて大人っぽい印象を与えられるでしょう。
自分の地声がどちら寄りのトーンなのかチェックし、まずは、面接でどのような印象を与えたいのか考えてみましょう。
そのうえでトーンを上げたり下げたりして、コントロールを実践することが大切です。
なお、必要以上に高すぎるトーンや低すぎるトーンにも注意が必要です。
トーンが高すぎると騒がしく子どもっぽい印象になり、逆に低すぎると無気力で怒っているような印象を与えやすくなります。
面接の練習を通じて相手に自分の話し方をチェックしてもらい、適切なトーンを把握していきましょう。
オンライン面接では注意が必要!
近年は就活の際にオンライン面接が取り入れられることも少なくありませんが、オンライン面接では、通常時より話すときのトーンに注意が必要になります。
オンライン面接のときは、通常よりも声のトーンを上げて臨むことが望ましいでしょう。
画面越しでは通常よりも声が低く伝わってしまうことがあるため、トーンを上げていないと、「覇気がない」「何を言っているのか聞き取りにくい」などのマイナス評価につながる恐れがあります。
ある程度地声が高い人はそこまで意識しなくても問題ありませんが、特に男性と、声が低めの女性は、オンライン面接の際は意識的にトーンを上げて臨むと良いでしょう。
せっかく魅力的なガクチカを準備して面接に臨んでも、「話し方からやる気が感じられない」と判断されては、あまりにもったいないものです。
相槌を打つ
面接で高評価を得たければ、相手が話している間は相槌を打つのがおすすめです。
質問を受けて自分が話しているときに相槌打つことはほとんどありませんが、相手の話に対しては適度に相槌を打つのが良いでしょう。
面接官によっては、質問への回答後に今の質問がどのような意図で行われたものなのか説明してもらえたり、回答に対するコメントをしてくれたりすることもあります。
これに対して何のアクションも返さないと、自分のことしか考えていない人というレッテルを貼られる場合があるため注意が必要です。
相槌をする目的は、相手に話を聞いていると意思表示をすることです。
目を見て頷きなどのレスポンスを返し、面接官の話をしっかり聞いていると示すようにしましょう。
【面接でのガクチカの話し方】実際の例文
次にガクチカを1分以内に話せる例文を3つ紹介していきます。
どの例文を過不足なく情報を与え、採用担当者がイメージしやすい話の流れとなっています。
ぜひ参考にして自分なりの自己アピールに繋げてみてください!
例文1
学生時代、私は大学での単位取得に注力しました。
自分の興味や将来のキャリアに合わせた科目選択をするために、計画的な履修計画を立てました。
必修科目と専門科目を優先的に履修し、さらに英語や経済学など自分の興味がある分野を選びました。
また、留学や国際交流プログラムにも参加し、多様な文化や価値観に触れ、コミュニケーション能力と柔軟性を養いました。
これらの取り組みにより、卒業要件を満たすだけでなく、自己成長と将来への準備を進めることができました。
例文2
私は大学2年生から、自宅の近所にあるコンビニエンスストアでのアルバイトに力を入れました。
最初は接客やレジ操作などに不慣れで戸惑うこともありましたが、先輩や店長からの指導やお客様からの感謝に励まされ、モチベーションが高まりました。
それから、アルバイトを通じて自分のスキルや知識を向上させることに専念しました。
基本的な業務から始め、次に商品管理や発注などの裏方業務にも挑戦し、新人アルバイトの教育係も務めました。
このような経験を通じて、スキルや知識を身につけ、アルバイトの評価も高められました。
また、後輩への指導やアドバイスを通じてリーダーシップやコーチングスキルも発展させ、これらの経験は将来の社会人生活でチームワークやコミュニケーションに役立っています。
例文3
高校生の頃からカメラに夢中になり、被写体を撮る楽しさに取り組んでいました。
しかし、単なる写真を撮るだけでは満足できず、技術と表現力を向上させるため努力しました。
カメラの機能や写真の基本ルールを学び、自分のお気に入りの写真家を参考にしました。
その結果、写真展やインターネットでの公開によって評価を受け、これらの経験は社会人になっても自己表現に役立つと考えています。
趣味のカメラは私の成長と表現力向上の礎となりました。
【面接でのガクチカの話し方】面接練習の方法
面接でガクチカをもっとうまく話せるようになりたいと考え、面接練習を行う際は、具体的な面接練習のポイントを理解しておくことが大切です。
やみくもに面接練習を行うばかりでは、効率的に自分の課題を解決できない可能性があります。
ガクチカの話し方を磨くにあたって面接練習をする際は、主に以下の点を意識しましょう。
・友人など相談しやすい人に共有
では、詳細を整理していきましょう。
録画して確認
面接におけるガクチカの話し方を練習する際は、自分自身の様子を録画し、逐一確認することでブラッシュアップを図るのが望ましいです。
自分自身の印象を客観的にチェックできるため、伝え方として適切かどうか、効率良く確かめられます。
また、時間は1分ほどを目安にすると良いでしょう。
長すぎるとダラダラ話している印象があり、あまり良い評価にはつながらなくなります。
一方で短すぎると回答が簡素な印象になるため、準備不足感が出てしまいます。
なお、完璧に内容を暗唱するのではなく、伝えたいことや要点をしっかり述べることができているかに重きを置くことが重要です。
完璧に伝えることを意識しすぎると、面接当日もコピペで話している印象が強くなるため、伝え方に不自然さが残ります。
結果としてマイナス評価につながることもあるため、録画を確認しながら練習を重ね、できる限りナチュラルに話しましょう。
友人など相談しやすい人に共有
自分だけで作成したガクチカは、情報の過不足が生まれる場合があります。
自分自身では主観も入るため、何度推敲しても、それぞれの情報の要不要が判断しにくくなるのです。
そのためガクチカの内容をより魅力的に仕上げるには、友人などの相談しやすい人に、積極的に共有することが大切です。
友人や先輩後輩などから客観的な意見をもらえれば、必要な情報と不要な情報が判断しやすくなります。
上手な言い回し表現についても、良いアドバイスがもらえる場合があります。
とはいえ、周りの意見に振り回されすぎて、軸がぶれてしまうことには注意したいところです。
一番伝えたいことがぶれてしまっては、本末転倒です。
自分の軸はしっかり持ったうえで、足りない部分やわからない部分について、アドバイスや意見をもらうようにしましょう。
【面接でのガクチカの話し方】エージェントに相談しよう
ガクチカの話し方や面接でのマナーなど就活で悩んでいるのであれば、就活エージェントに相談しましょう。
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必要な情報さえ入力すれば、簡単に無料で登録をすることが可能です。
専属のアドバイザーが1対1で向き合いサポートしてくれるため、自分に合った企業の迅速な内定獲得につながります。
また、就活スタイルも個人に合わせて確立することができ、より自分らしさを発揮できる企業に出会えるようになるでしょう。
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【面接でのガクチカの話し方】面接でのマナー
現在の就活であまり手応えがないと感じている場合、理由として面接でのマナーが悪いという可能性があります。
就活のマナーは、学生生活の中では馴染みがないものも多いです。
しかし、実際に社会に出たときには、ビジネスマナーとして当たり前になっているケースがほとんどです。
そのため、面接においてもきちんとマナーを守り、自分に常識が備わっていることをアピールする必要があります。
面接におけるマナーについて、場面ごとに詳しく見ていきましょう。
受付
面接は、会場に入って受付をする瞬間から始まっていると考えて差し支えありません。
実際に、面接が始まる前の言動が直接評価の対象になるわけではありませんが、そこでの印象が全体の評価に影響する可能性はあります。
受付でははきはきと挨拶し、大学名と氏名を伝え、その後に面接を受けに来たという用件を伝えましょう。
会場に着いたときから評価されていると思って、身だしなみを整えマナーのある振る舞いを心掛けることが大切です。
また、10分前には会場に到着しておくようにしましょう。
待機室
待機室にいる間は、呼ばれるまでなるべく静かに落ち着いて待っているようにしましょう。
他の就活生と大声で喋る、携帯をいじるといった行為は印象が悪くなるため、やってはいけません。
場所によっては、音声が仕事の邪魔になることもあります。
呼びに来た採用担当者に見られてもいいように、姿勢を正して待つのがマナーです。
面接の本番に向け、携帯電話の電源はあらかじめ切っておくかマナーモードにしておき、突然鳴らないようにしておきましょう。
入室
面接本番は、面接官が待つ部屋への入室から始まります。
3回ドアをノックし、中にいる面接官から「どうぞ」という声掛けがあったら入室しましょう。
入室してドアを閉めるときは後ろ手ではなく、しっかり体をドアの方に向けて閉めます。
そして「失礼します」と言って、面接官に対してお辞儀をしてから席に向かいましょう。
面接官から「こちらへどうぞ」と席を指定される場合もありますが、そうでないときは室内の下座に座ります。
部屋の形状によってどこが下座に当たるのか、事前にパターンを調べておくと良いでしょう。
面接
就活生にとって最も重要なのは、面接本番中のマナーです。
持ってきた鞄は自分の足下に倒れないように置き、男性は手を軽く握った状態、女性は手を重ねてひざの上に置きます。
脚を開きすぎたり、背筋を丸めたりするなど、姿勢が悪くならないように気をつけましょう。
面接担当者の目を見ながら、自然な笑顔で受け答えをすることがポイントです。
先述した通り、説明などで相手が話している間は、頷きや応答を返して相槌をしっかり打つようにしましょう。
退室
面接の際は、退室まで気を抜いてはいけません。
一通りの面接が終わったら「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました」と一礼します。
その後起立して、椅子の横で再び「ありがとうございました」と一礼しましょう。
そのまますぐに出て行くのではなく、ドアの手前で一度面接担当者の方に向き直り「失礼いたします」と声を掛けてから退出します。
会場にいる間は、すれ違う社員の方などにきちんと挨拶を心掛け、帰途に就くまでマナーに気を配りましょう。
まとめ
面接でガクチカについて話すときは、聞いている相手がいるということを意識して、聞き取りやすいように話すことが大切です。
話し方や面接時のマナーに気を配ることで、採用担当者からの高評価にぐっと近付きます。
また、質問されやすい内容などを押さえて対策しておけば、本番で想定外のことを聞かれて慌てることも減らすことが可能です。
就活エージェントなども活用しつつ、実際にガクチカを話す練習をするなど、面接本番に備えるようにしましょう。