HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
今回は旅行会社志望の就活生の方に向けて、志望動機作成のポイントや注意点を解説していきます。
「旅行業界を志望しているが旅行業界についてはあまり知識がない」なんて方は是非チェックしてくださいね。
この記事を参考に納得のいく志望動機を作れるようになってもらえれば嬉しいです。
- 旅行会社とは
- 志望動機の構成
- 志望動機を作る際のポイント
- 旅行業界の志望動機の例文
- 旅行会社を志望する人
- 選考を通過する志望動機を作成したい人
- 志望動機を作成したが不安な人
目次[目次を全て表示する]
【旅行会社動機】旅行会社とは
旅行会社は、人々が旅行を楽しむための企画、手配、実施を主な業務としています。
そのサービスは国内外の広範囲に及び、具体的には観光地の選定、交通手段の手配、宿泊先の予約などを行います。
また、旅行会社の種類は四つに分けられます。
第1種は海外及び国内の旅行を企画でき、第2種は国内旅行のみを企画し、第3種は一定の条件下で国内旅行を企画できます。
さらに、特定の地域の旅行だけを企画する地域限定というタイプも存在します。
また市場のマーケティングに基づいて商品企画を立て、地方自治体やレジャー施設と協力することもあります。
それによって地域の特産物を活用したオリジナルツアーを提供することもあります。
また、営業として旅行者や企業向けにツアーの紹介や、顧客のニーズに基づいたカスタムメイドの旅行プランの提案もします。
このように、旅行会社の業務は多岐に渡り、その分やりがいもあります。
旅行代理店
まず旅行代理店とは簡単にいうと、旅行に行こうとしているお客様の代わりに、旅行で必要な手続きや手配などをすべて代行する企業を指します。
そのため、単純にお客様に対して旅行のパッケージを提案するだけではありません。
仕事を通してお客様との交流も多く、さまざまな旅行に関する悩みも聞くことになるため、うまくコミュニケーションをとることができれば、その都度感謝される仕事です。
達成感のある仕事がしたい人にとっては、最適な選択肢といえるでしょう。
OTA
OTAとはオンライントラベルエージェントの略で、要するにインターネットを通じて旅行商品を販売しているサービスのことです。
ただし実店舗を持っている場合には当てはまらないため、両方の販売ルートがある企業はOTAに該当しません。
実店舗で運営しているところとは異なり、OTAは24時間365日営業しているのがポイントです。
そのため、現代においては誰にとっても便利なサービスだといえるでしょう。
【旅行会社志望動機】職種
ここからは旅行会社における主要な職種をそれぞれ解説していきます。
自分の興味やスキルと照らし合わせながら、向いていそうな職種があれば是非参考にしてみてくださいね。
商品企画・開発
まずは商品企画・開発職です。
旅行会社における「商品企画・開発職」は、クリエイティブな視点とビジネスセンスを併せ持つ者が求められるポジションです。
具体的には、旅行プランやパッケージツアーの設計、新たな観光地の探索、ホテルや交通手段との契約交渉などを担当します。
一つの旅行商品を生み出す全工程を担う職種と言っていいでしょう。
そのため、地理や文化、旅行業界の動向に精通していることが不可欠です。
また、商品企画・開発職はマーケティングにも関与します。
顧客の需要や市場のトレンドを把握し、それに対応した商品を開発するための戦略を立てます。
これには、調査結果の分析やターゲットセグメントの設定、プロモーション計画の策定などが含まれます。
顧客に喜ばれる商品を提供することの達成感や、アイデアが具体的な商品として形になるというやりがいを感じることができます。
販売促進・旅行パンフレット・広告
つぎに販売促進・旅行パンフレット・広告関連の職種です。
これも旅行会社において重要な役割を果たすポジションです。
この職種の主な仕事は、旅行製品やサービスの売り上げを増やすための戦略を設計し実行することです。
その方法は多岐にわたりますが、一例として新聞や雑誌、テレビCM、SNSといったメディアを用いた広告活動があります。
また、具体的な商品の魅力を伝えるための旅行パンフレットの作成も重要な業務の一つです。
パンフレットは、顧客が旅行先を選ぶ上で大きな判断材料となるため、その内容は非常に重要です。
旅行先の情報だけでなく、旅行プランの特長や旅行会社の強みを鮮やかに描写することで、顧客の心をつかむことを目指します。
そしてこれらの仕事は、旅行会社の売上向上やブランド価値の向上に寄与します。
法人営業
つぎに法人営業職です。
旅行会社で、公庁、学校、企業などの大規模な団体を対象に旅行プランを提案し、営業活動を行う役割を指します。
主な業務は、クライアントの旅行ニーズを把握し、それに適したカスタマイズされた旅行プランを設計すること。
さらに、価格交渉、予約管理、旅行中の問題解決支援などを行います。
この職種の特徴は対象となるクライアントが大規模な団体であることから、成約一件あたりの売り上げが大きいという点にあります。
これは旅行会社の収益に大きく貢献することを意味します。
そのため、優れた交渉力、企画力、問題解決能力が求められます。
また、法人クライアントに対する長期的な関係性の構築も重要な業務となります。
これらを通じて、法人営業職は旅行会社の利益を直接引き上げる重要な役割を担っています。
カウンター・店頭営業
つぎにカウンター・店頭営業職です。
旅行会社の実店舗で、顧客と直接接触し、彼らの個別の旅行ニーズに対応するプロフェッショナルな役割を果たします。
仕事の中心は、顧客との密接なコミュニケーションです。
旅行の目的地、交通手段、宿泊施設など、顧客の旅行計画全体について深く考え、サポートをします。
例えば顧客とともに、それぞれの旅行要望に最適なソリューションを見つけ、それを実現するための予約や調整を行います。
この一連のプロセスを通じて、顧客から直接感謝の言葉をもらえることも多く、これが職業の大きな魅力となります。
サイト運営
つぎにサイト運営職です。
この職種では、会社のWebプレゼンスを設計、管理、そして強化する責任を負います。
使いやすく効率的な予約システムを開発し、会社の価値提案を明確に伝えることにより、訪問者の予約意欲を促進します。
サイト運営職の業務範囲は広範で、Webデザイン、コンテンツ作成、ウェブマーケティングが含まれます。
Webデザインはユーザーエクスペリエンスを最適化するために重要なスキルです。
一方、コンテンツ作成とマーケティングはブランドのメッセージを伝え、ウェブサイトへのトラフィックを増加させます。
この職種では、旅行業界の動向と消費者の行動を理解し、それに応じてウェブサイトの戦略を調整する能力が必要です。
またオンライン旅行予約の需要が増加している現在、サイト運営職は業界内での競争力を維持するための鍵となる役割を果たします。
ツアーコンダクター
つぎにツアーコンダクター職です。
旅行者の旅行体験を最大限に向上させるための専門職です。
彼らの役割は旅行の管理から観光地の案内まで幅広く、顧客のニーズに対応します。
またツアーコンダクターは旅行の全体的なフローを管理し、旅程のスケジュール作りから実施までを一手に引き受けます。
旅行会社に雇われているツアーコンダクターもいますが、専門のツアーコンダクター派遣会社から派遣されてくることも一般的です。
ツアーコンダクターは、個々の旅行者にとっての旅行の価値を最大化することが役割になります。
そのために旅行先の文化や歴史についての知識、地域の情報、観光地の案内などを行います。
また、旅行者が楽しみながら、安全で快適な旅を送るためのサポートをすることも重要な業務です。
この役割を果たすためには、高度な対人スキル、組織能力、問題解決能力が求められます。
しかし、旅行者の感動に直接近い距離で触れることができるのがこの職種の最大の魅力でしょう。
【旅行会社志望動機】旅行会社のやりがい
ここからは旅行会社で働く際に感じられるやりがいについて紹介していきます。
当然ながら業種や職種によって得られるやりがいというものは変わってくるので、以下を参考にして本当に旅行会社で働きたいのか考えるきっかけにしてみてください。
人々の幸せを創出する喜び
旅行会社での仕事は、人々の幸せを創出し、忘れられない思い出を提供することに大きなやりがいを感じることが多いです。
顧客の夢や希望を形にし、その旅行計画の準備から実現に至るまでの過程で、直接的な満足や喜びを感じることができるのは、この職種ならではです。
顧客からの感謝の言葉や、旅行後に見せる満足そうな表情は、大きな達成感とともに、この仕事の醍醐味と言えるでしょう。
世界を身近に感じる経験
世界各地の文化や地域について深く学び、理解を深めることができるのも、旅行会社ならではのやりがいです。
業務を通じて、自らが多様な場所を訪れる機会が増えますし、それによって新しい発見や異文化との出会いが自然と多くなります。
こういった経験は、世界をより身近に感じさせてくれ、自分の価値観や視野を大きく広げてくれます。
大前提として顧客のために仕事はするものですが、自分の経験値や人間性も同時に高めてくれることができる業種と言っていいでしょう。
創造性を発揮する機会
旅行会社での業務は、顧客の夢や希望に応えるオーダーメイドの旅行プランを企画・提案することで、創造性と発想力を存分に発揮する機会が豊富にあります。
顧客一人ひとりのニーズや興味を深く理解し、それを踏まえた旅行体験をデザインする過程は、難しいですが、それを実現した時の達成感は計り知れないものがあります。
多様なアイデアを考えてそれを形にするための努力は、勿論顧客のためにもなりますし、自分にとっても常に新しいことを創造できる喜びを感じることができます。
【旅行会社志望動機】向いている人
ここからは旅行会社に向いてる人の特徴を解説していきます。
もし自分がこの特徴と当てはまったら、是非自信をもって引き続き映像業界を目指してくださいね。
1. 人と関わることが好きな人
まずは人と関わることが好きな人です。
旅行会社の仕事は、個々のお客様の旅行計画や旅行中のサポートなど、人と密接に関わることが多いです。
お客様一人ひとりの希望や要望を理解し、その上で最適な提案をするためには、コミュニケーション能力が必要です。
また、旅行中に発生する様々な問題に対応するためにも、人との関わりを楽しむことができる人が向いています。
人間関係が苦手な人では、お客様とのコミュニケーションを円滑に進めることが困難となるでしょう。
2. 流行に敏感な人
つぎに、流行に敏感な人です。
理由は単純ですが、旅行業界がその時々の流行やトレンドに大きく影響を受けるからです。
新しい観光地の開拓、旅行スタイルの変化、さらには世界的な社会情勢など、旅行の魅力は常に動的です。
これらを素早くキャッチし、顧客に適切な提案をするためには、旅行会社のスタッフが流行に敏感であることが求められます。
また、旅行の成功は顧客の満足度に直結します。
流行に敏感なスタッフは、顧客の期待を超える体験を提供し、満足度を高めることができると言えます。
これらから、「流行に敏感」な人材は旅行会社にとって非常に価値のある存在となります。
3. 臨機応変に対応ができる人
つぎに、臨機応変に対応ができる人です。
旅行会社では、さまざまな状況に直面し、それぞれ異なるニーズと期待を持つ顧客と対話することが頻繁に求められます。
計画的なスケジュールが急遽変更される場合、不慮の事故が起こる場合、または特定のリクエストが出される場合。
このように予期しない状況が頻繁に発生します。
臨機応変な人はこれらの未予測の状況に効率的に対処することができます。
そして顧客の満足度を保つためには、安心感と信頼感を提供し、問題や懸念事項をスムーズに解決する能力が必要です。
このような能力は、旅行の成功を左右し、顧客のリピートビジネスを確保し、企業の評判を高める上で重要です。
【旅行会社志望動機】向いていない人
ここからは逆に旅行会社にあまり向いていない人の特徴を解説していきます。
あくまで傾向になりますので、自分が当てはまったからといって肩を落とさず、是非改善できるように意識してみてください。
1. スケジュール管理が苦手な人
まずはスケジュール管理が苦手な人です。
旅行会社は常に複雑なスケジュール管理に対応しなければならない業界です。
例えば、各顧客の旅行プラン、航空券の手配、ホテルの予約、現地でのアクティビティのスケジュールなどです。
複数の要素を組み合わせて最高の体験を提供するためには、きちんとしたタイムラインの管理が不可欠です。
スケジュール管理が苦手な人は、これらの情報を適切に整理し、調整することが難しいかもしれません。
また、予期せぬトラブルや変更が発生した場合、迅速な判断と対応が求められます。
しかし、スケジュール管理に困難を感じる人はこのような状況にも対応できない可能性があります。
2. 注意力に欠けている人
つぎに、注意力に欠けている人です。
旅行会社では、予約の管理からスケジュールの作成、顧客の要望への対応まで、様々な業務をこなす必要があります。
この中で、細部まで注意が必要な作業も多く存在します。
特に、飛行機の予約やホテルの手配など、数字や英語のスペルが一文字違うだけで大きな問題を引き起こす可能性があります。
顧客に不便をかけたり、企業の信頼性を損なったりする恐れがあるからです。
なので注意力に欠けている人は、このような細部まで気を配ることが求められる旅行会社の業務には向いていないかもしれません。
正確性と丁寧さが求められるこの業界では、注意力は必要不可欠なスキルと言えるでしょう。
3. 人と関わることが苦手な人
つぎに、人と関わることが苦手な人です。
旅行会社は、顧客サービスと対人コミュニケーションが極めて重要な業種です。
もし、人と関わることが苦手な人がこの職場にいると、コミュニケーションの質や顧客満足度に影響を及ぼす可能性があります。
また、社内コミュニケーションも重要です。
旅行業は、予期せぬトラブルに直面することも少なくありません。
その際、チームメンバーとスムーズにコミュニケーションを取る能力が求められます。
対人スキルがない人だと、ストレスが溜まる可能性が高く、結果としてパフォーマンスに影響を与えることが考えられます。
したがって、人との対話やコミュニケーションが得意でない人は、旅行会社よりも他の適合する職種を検討した方が良いでしょう。
【旅行会社志望動機】旅行業界で有利となる資格
ここからは旅行業界で働くにあたって、持っていた方がいい資格を紹介していきます。
必ず必要というものではありませんが、持っていないよりは確実に有利になりますし、他の就活生との差別化にもつながります。
旅行業務取扱管理者
旅行業務取扱管理者は、旅行業法に基づく国家資格で、旅行業界における唯一の資格です。
この資格によって、旅行業務の正確かつ適切な取扱いを行うために必要な専門知識や技能を持つことを証明することができます。
旅行業法では、旅行会社の各営業所に少なくとも1名以上の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられているので、重要な資格です。
総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者、地域限定旅行業務取扱管理者と3つに分類されるので、以下でそれぞれについて解説していきます。
総合旅行業務取扱管理者資格
総合旅行業務取扱管理者資格は、旅行業法に基づく国家資格であり、国内外の旅行企画、販売、案内業務を管理するための専門的な知識と技能を持つことを証明するものです。
この資格を持っている人は顧客のニーズに応じた高度な旅行プランの提案や企画、効率的な業務運営、質の高い顧客対応など、幅広い業務領域に貢献することが期待されるでしょう。
旅行業界におけるサービスの質と信頼性を担保する重要な資格であり、その専門性は旅行業務のさまざまな側面において不可欠なものです。
国内旅行業務取扱管理者資格
国内旅行業務取扱管理者資格は、国内旅行の企画、手配、案内などの業務を適切に実施するために必要な専門的な知識や技術を有することを証明する国家資格です。
この資格を持っていると、国内旅行に関連するサービスの企画立案から顧客対応、具体的な旅行プランの手配まで、国内に特化した旅行サービスの提供に幅広く関わることができます。
顧客にとって快適で満足度の高い国内旅行体験を創出するためのキーパーソンとして、専門知識と技能を活かし、国内旅行の魅力を最大限に引き出す役割を担うということです。
地域限定旅行業務取扱管理者資格
地域限定旅行業務取扱管理者資格は、特定の地域に特化した旅行業務の企画、販売、案内を適切に行うための専門的な知識と技能を証明する国家資格です。
特徴としては国内旅行業務取扱管理者資格の範囲をさらに絞り込んだ形で、指定された地域に関する深い知識と理解を必要とします。
この資格を活かし、地域の文化や観光資源を活かした旅行プランの企画立案、地域特有の魅力を伝える案内など、その地域に限定された旅行サービスの提供に関わることができます。
語学資格
旅行業界において、語学資格は国際的なコミュニケーション能力を証明する重要なスキルとなります。
特に、TOEICスコアは、英語力を測る指標として一般的で、最低でも600点以上を持っていると、旅行業界での就職やキャリアアップにおいて有利と思っていいでしょう。
語学スキルは、海外からの訪問客の対応、国際的な旅行プランの企画・提案、海外パートナーとの交渉など、幅広い業務で活かされます。
そして結果的に顧客満足度の向上やビジネスチャンスの拡大に直結する重要なスキルです。
【旅行会社動機】そもそも志望動機とは?
ここからは「志望動機」についてその重要性と企業の着眼点等をメインに解説していきます。
志望動機は、応募者が企業やその役割にどの程度適合しているかを示します。
明確な志望動機により、企業の文化や理念に対する理解を示し、企業でうまく働くことができるという事を伝えることが可能です。
また志望動機は、その職種や業界に対してどの程度情熱を持っているかを示し、仕事へのモチベーションも伝える役割があります。
これは企業にとって非常に重要な要素となります。
業績を上げるためには、従業員が自分の仕事に対して情熱を持っていることが求められるからです。
これらの理由から、曖昧な志望動機では企業からみても「短期間で離職するリスク」があるとみなされてしまうので注意が必要です。
【旅行会社志望動機】志望動機を作成する前に
旅行会社の志望動機を作り始める前に、しておくべき準備がいくつかあるのでそれぞれ解説していきます。
これらの準備を怠ってしまうと志望動機のクオリティが下がってしまい、企業からも評価されにくくなってしまうので注意しましょう。
業界分析
志望動機を作成する前に、まず業界研究に取り掛かりましょう。
旅行業界の仕事内容、最新の動向、将来性、そして業界が直面している課題などについて深く理解を得ることが目的です。
これにより、旅行業界がどのように発展してきたか、どのような特徴があるか、現在どのような変化が求められているのかを把握できます。
また、同時に自分のスキルや経験を活かせるポイントを見つけ出すことができ、それを志望動機に反映させることで、具体性と説得力のある動機をつくることができます。
企業分析
企業分析も欠かせないステップです。
志望する企業のビジョン、ミッション、強み、独自性、そして市場でのポジションなどについて徹底的に調べて理解を深めていきます。
また、その企業が提供する製品やサービスの特徴、顧客評価、業績動向、企業文化など、企業の様々な側面を把握することがポイントです。
この情報を基に、企業の求める人材像と自己のキャリアプランがどのように合致するかを示すことで、説得力のある志望動機を作成することができます。
自己分析
自分自身の強み、弱み、性格、価値観を深く理解するための自己分析もしっかりとしておきましょう。
これによって自分がどのような環境で働き、どのように活躍していきたいかを明確にでき、自分のキャリア目標や業界での活躍の方向性が見えてきます。
自分の適性や熱意が旅行業界のどの分野と合致しているのかを理解し、それを元に独自の志望動機の作成ができます。
そして結果的に、企業に自分の熱意と業界への貢献可能性をアピールできるのです。
志望動機と関連させた自己PRを作成しよう!
志望動機と関連付けた自己PRを作成することで、面接官の印象に強く残る効果があります。
志望動機は企業への熱意や理由を示し、自己PRは自分の強みや経験をアピールするものです。
これらを関連付けることで、統一性が生まれ、自分の強みがより効果的に伝わります。
例えば、志望動機で「貴社のグローバルな物流ネットワークに魅力を感じ、海運業界でのキャリアを築きたい」と述べた場合です。
この際、自己PRでは「大学時代に国際交流プログラムを運営し、異文化理解と円滑なコミュニケーションを実践した経験があります」と具体的なエピソードを挙げると効果的です。
このように、志望動機と自己PRを関連付けることで、面接官に対して一貫したメッセージを伝え、自分の強みを効果的にアピールすることができます。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
【旅行会社の志望動機】志望動機を作る際のポイント
これから旅行会社を志望する際に、押さえておくべきポイントがあります。
ここではその具体的な内容を3つにまとめますので、志望動機を作る時の参考にしてみてください。
なぜ旅行業界を志望するのか
そもそも、なぜ旅行業界を志望するのかを、最初に考えておきましょう。
例えば旅行業界に飛び込もうと思ったきっかけが、おそらく何かしらあるはずです。
どんな企業も、本当に旅行に対して興味関心がある人を採用したいと考えているため、志望する理由が明確になっていないと、なかなか採用に踏み切ってもらえません。
もしイメージするのが難しいと感じる場合は、旅行業界で自分がどんな目標を達成したいのかを、一度考えてみるのもありです。
すると、自然に旅行業界に行きたい動機が見つかるでしょう。
なぜその旅行会社を志望するのか
旅行会社と一言でいっても、世の中には数多くの会社が存在します。
そのため、実際に応募してきた人に対して「なぜウチを選んでくれたのか?」と考えてしまうのは、ごく自然なことだといえるでしょう。
だからこそ、その旅行会社を自分が選んだ明確な理由も、あらかじめ考えておいてください。
とはいえ、人によっては特別な理由がどうしても思いつかないケースもあるでしょう。
そんな時は、必ず自分が志望する企業のホームページやSNSをチェックしてください。
そこから志望理由が見つかることも珍しくありません。
企業が求めている人物像を理解する
志望動機を相手に伝える時に、いつも意識してほしいのが、企業目線になってその内容を伝えることです。
なぜなら、企業によって求めている人物像にはさまざまなパターンがあります。
そのため、大前提として企業が望む人材であることを、志望動機の中に含める必要があるのです。
いくら志望動機で良いことを伝えられたとしても、それを最終的に決めるのは相手ですので、あらかじめどんな人材を必要としているのかを調べておいた方が良いでしょう。
【旅行会社の志望動機】選考を通過するポイント
ここでは、旅行会社の選考を通過するための志望動機のポイントをいくつか紹介します。
旅行会社への志望動機では、独自性を出すために自分の「原体験」を盛り込むことが効果的です。
旅行会社を志すに至ったきっかけや経験を話すことで、自分の思いや背景が伝わり、説得力が増します。
例えば、学生時代の旅行での感動や、旅行の中で人と出会う楽しさを感じた瞬間など、具体的なエピソードを取り入れてみましょう。
また、自分の原体験がどのように仕事への情熱や意欲に繋がっているかを明確に述べることで、他の志望者との差別化が可能になります。
競合他社と比較してその会社を選んだ理由を説明することが大切です。
企業が持つ独自のサービスや強み、特色をしっかりリサーチし、なぜその企業で働きたいのかを明確にすることで、面接官に熱意が伝わりやすくなります。
また、具体的な内容を伝えることで、「他の会社ではなく、この企業だからこそ」という理由が説得力を持ちます。
たとえば、独自の旅行プランニングやお客様へのきめ細かい対応が特徴であれば、その強みに共感し、どう自分の能力を活かせるかを考えて伝えることで、志望動機に深みが加わります。
最後に、面接官が短時間で理解できるように、シンプルかつわかりやすい構成にすることが重要です。
限られた文字数や時間の中で自分の意図を伝えるため、結論から始めて理由やエピソードを添え、最後に入社後の抱負で締めくくると効果的です。
また、箇条書きや簡潔な文にまとめ、具体的な表現やわかりやすい言葉を選ぶことで、読み手の負担を減らすことができます。
【旅行会社志望動機】志望動機の構成
ここからは志望動機の作成における構成のポイントや注意点について解説していきます。
どの要素が欠けても企業からの評価が落ちてしまう可能性が高いので是非チェックしてみてください。
1. 結論を簡潔に述べる
志望動機の文の始まりは、読み手に強く印象付けることができる箇所です。
結論から始めると、その文のメインメッセージが明確に伝わり、印象に残りやすくなります。
また企業側も日々沢山の応募者の書類に目を通しているので、結論から簡潔に書いてある文章は好印象だと思われます。
さらに結論の内容としては自分の就活の軸や企業選びの基準について書くとそのあとの文章が書きやすくおすすめです。
2. 具体的なエピソードを入れる
つぎに、「具体的なエピソードを入れる」ということです。
結論の次に、その元となるエピソードを記載するように意識しましょう。
理由としては、具体例を含むことで説得力が増し、他の候補者と比較して差別化が出来ることもメリットです。
またそのエピソードは出来るだけ自分が実際に経験した原体験をベースとして作るように意識してください。
そうすることでより独自性が増し、企業の目にも止まりやすくなる可能性が高くなります。
3. 入社後に実現したいこと、入社意欲を伝える
つぎに、入社後に実現したいこと、入社意欲を伝えることです。
まず入社後のビジョンを明確にすることで、自己の目指す道を理解し、自己啓発の姿勢を示すことができます。
これは企業にとっても大切な情報となります。
なぜなら自己の目標と理想を持つことは、組織の中で成長し、長期的に貢献し続ける可能性があることを示せるからです。
またビジョンを明確にすることで、自身がその企業や業界で働くことの適性や適合性を証明することができるでしょう。
また、同時に意欲も高いことを含めて伝えると、その説得力は倍増するのでおすすめです。
【旅行会社志望動機】旅行会社の志望動機5選
ここからは旅行会社の志望動機の例文をいくつかご紹介していきます。
自己流で上手く書ける人はいいですが、最初はこういった例文から書き方を学ぶことが大切です。
自分の志望動機と照らし合わせながら、参考にできそうな部分は是非盗んでみてくださいね。
旅行会社×視野を広げる経験を提供したい
私が貴社を志望する理由は、過去の体験から来る深い感動と、それを通じて芽生えた私の夢を実現したいからです。
大学2年の春、初めての海外旅行で貴社のツアーを利用した際のことです。
地元とは異なる風景、文化、食事という全てが新鮮であり、心から楽しむことができました。
その体験がもたらした感動は単なる旅行の思い出以上のもので、私に大きな影響を与えました。
旅は人の心を豊かにし、視野を広げる力を持つと痛感しました。
これからの私の目指すところは、他人に同じような感動を与え、その人生を豊かにする旅行のプランニングに関与することです。
そのためには旅行業界で働くことが最善であり、特に私が直接感動を受けた貴社で働きたいと強く思います。
私の情熱と経験を活かし、お客様一人一人の心に響くような旅行体験を提供することに全力を尽くしたいと考えております。
旅行会社×お客様に安心した旅行をしてもらいたい
私の志望動機は、旅行が私の人生に大きな価値をもたらした経験からくるものです。
昔、家族との海外旅行中、予期せぬトラブルでホテルに滞在することができなくなりました。
その時、旅行会社のスタッフが丁寧に対応してくれ、代替の宿泊施設を急遽手配してくれました。それにより、私たちは旅行を続けることができました。
その経験から、旅行会社の存在がどれだけ重要であるかを痛感しました。
そして、同じように他の人々の旅行をサポートしたいという思いが芽生えました。
入社後、私が実現したいことは、お客様にとって最高の旅行体験を提供することです。
具体的には、顧客が直面する可能性のある問題を事前に予測し、それを解決するための提案を行います。
そして、それらの問題が生じた場合でも安心して旅行を続けられるような環境を提供することです。
私の旅行への深い愛情と顧客に対する思いやりをもとに、顧客に最高の旅行体験を提供したいです。
旅行会社×人と関わる仕事がしたい
私の志望動機は過去の書店でのバイト経験から「人と関わることの喜び」を実感し、その価値を活かして仕事に取り組みたいからです。
大学時代に書店でアルバイトをしていた際のことです。
一日中立って働き、時には難易度の高いお客様への対応が求められることもありました。
しかしそれらの経験を通じて「人と深く関わる」ということの素晴らしさを学びました。
特に、お客様が旅行のために適した本を探していて、私の推奨した本が旅行の一助となったと感謝された瞬間です。
このとき、自分の努力が直接、他人の喜びにつながっていると感じ、大きな達成感を得ました。
この経験から、人々の旅行体験をサポートする仕事に強く引かれ、旅行会社への志望に至りました。
入社後に実現したいことは、このアルバイト経験を活かし、お客様一人ひとりの旅行が最高の体験となる提案をすることです。
また、新たな視点を持ち込み、旅行業界全体の発展に貢献したいと考えています。
そして、より多くの人に旅の喜びを感じていただくことに強い意欲を持っています。
旅行会社×社会貢献をしたい
私が貴社を志望している理由は、地域に貢献できる仕事がしたいと思っていたからです。
私は大学時代に、世の中でおこなわれている地域創生に関することを勉強しました。
その際に、初めて地方の過疎化問題について触れたため、その時の衝撃は忘れられません。
だからこそ、私は地方の過疎化を少しでも抑えていきたいと思い、この業界で頑張ろうと思いました。
特に貴社では、定期的に地域の活性化を目指して取り組みがおこなわれているのを知っているため、ここなら自分が実現したいことも叶うかもしれないと思っています。
貴社に入社した際には、積極的に街のPRをしたり、魅力を伝えるための企画も作っていきたいと考えています。
旅行会社×英語力を活かした仕事がしたい
私が貴社を志望している理由は、自分が持つ英語力を存分に発揮したいと考えているからです。
実は大学時代に、1年間海外留学をしていました。
最初はまったく英語力がなかったのですが、実際に海外で過ごすようになると少しずつ英語が肌に馴染み、最終的には普通に地元の人と交流できるまで成長していました。
そして何より、日本とはまったく異なる歴史や文化にもたくさん触れることができたので、海外での経験はとても素晴らしいものだと実感できました。
貴社に入社した際には、この経験を活かして海外の魅力をしっかり伝えていければ良いなと考えています。
【旅行会社志望動機】職種別!旅行会社の志望動機
ここからは旅行会社の職種別の志望動機の例文をいくつか紹介します。
同じ会社でも職種が違うと仕事内容も全く異なり、それに応じて志望動機の書き方のポイントや活かせる強み等も変わってくるので注意してください。
旅行会社×商品企画×志望動機
私が旅行会社を志望する理由は、商品企画を通じて旅行者に新しい体験を提供したいからです。
大学時代に旅行サークルのリーダーとして、国内外の旅行企画を担当し、多くのメンバーに満足してもらえるプランを作成しました。
この経験から、旅行の楽しさと新しい発見を提供することに喜びを感じました。
特に貴社は、多様なツアー企画で顧客のニーズに応えるだけでなく、地域の魅力を引き出す独自のプランが強みです。
例えば、地域密着型の旅行企画や、エコツーリズムの推進など、貴社の取り組みは私の理想とする旅行企画の方向性と一致しています。
私は、これまで培った企画力と発想力を活かし、貴社でさらに多くの人々に感動と新しい発見を提供する商品を作りたいと考えています。
旅行会社×広告×志望動機
私が旅行会社を志望する理由は、広告を通じて多くの人々に魅力的な旅行体験を提供したいからです。
大学時代、広告研究会での活動を通じて、ターゲット層に響くメッセージの重要性を学び、具体的な広告戦略を立案・実行しました。
この経験から、旅行の魅力を最大限に伝える広告作成に情熱を持つようになりました。
特に貴社は、クリエイティブな広告キャンペーンで業界をリードしており、私のスキルを活かせる環境だと感じました。
貴社の広告部門で、ターゲット市場に合わせた効果的なプロモーションを展開し、多くの人々に新しい旅の楽しみ方を提供することで、企業の成長に貢献したいと考えています。
旅行を通じて人々の生活を豊かにする広告を制作し、貴社のブランド価値をさらに高めたいです。
旅行会社×ツアープランナー×志望動機
私は、旅行を通じて人々に素晴らしい体験を提供することに情熱を持っており、ツアープランナーとして貴社でその思いを実現したいと考えています。
大学時代に国内外の旅行を企画・実行するサークル活動を行い、旅行の計画から実施までの全プロセスに関与しました。
この経験から、詳細なスケジュール管理や多岐にわたる手配業務の重要性を学びました。
特に貴社は、独自のテーマ性を持ったツアー企画で知られており、私の企画力を活かしてさらに魅力的なツアーを提案できると確信しています。
例えば、現地の文化や自然を深く体験できるツアーを企画することで、旅行者に忘れられない思い出を提供したいです。
貴社でのツアープランナーとして、多くの人々に新しい発見と感動を提供することが私の目標です。
旅行会社×営業×志望動機
私が旅行会社の営業職を志望する理由は、旅行の魅力を多くの人に伝え、素晴らしい体験を提供することで顧客の満足度を高めたいからです。
大学時代、旅行サークルの代表として多くの旅行企画を立案し、メンバーに提供しました。
特に、企画した海外旅行プランが高評価を得て、新規参加者の増加にも繋がった経験があります。
営業職として、顧客のニーズを的確に把握し、最適な旅行プランを提案する力が必要だと考えています。
貴社の営業チームで、これまで培ったコミュニケーション能力と企画力を活かし、顧客満足度の向上と売上の増加に貢献したいです。
特に、貴社の多彩な旅行商品を通じて、顧客に新しい旅行の楽しみ方を提案し、リピーターの獲得を目指したいです。
【旅行会社志望動機】志望動機がかけたら!
志望動機が自分なりに作れたら、それをそのまま企業に提出する前に頼れる人に添削をしてもらいましょう。
「周りにそんな人いない」なんて場合は就活のプロの「就活エージェント」に相談することをおすすめします。
就活エージェントをまだ利用していない方におすすめのエージェントは「ジョブコミット」になります。
プロの専属アドバイザーが10時間以上に渡ってしっかり面談を行うことが特徴です。
一人ひとりの自己分析や業界研究、面接対策、内定後までのサポート体制が整っているので是非チェックしてみてください。
まとめ
今回は旅行会社志望の就活生の方に向けて、志望動機作成のポイントや注意点を解説しました。
誰もが知っていてやりがいも感じられる旅行会社は人気も高い分、競争力も非常に高いです。
是非この記事を参考に納得のいく就活をしてくださいね。
最後までお読みいただいてありがとうございました。