SIerの志望動機が無い人必見!今すぐできる志望動機のイロハを解説!

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はじめに

新卒でSIerを志望する理系就活生の方は例年非常にいらっしゃいます。

ただ「どんな志望動機を書けば企業に評価されるのか分からない」なんて方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそんな方のためにSler業界のことや効果的な志望動機の書き方を解説します。

まずシステムインタグレーション(SI)業界は大量採用が常であり、特に理系の新卒採用市場でも非常に人気があります。

しかしその反面、具体的な志望動機を持つことが重視されます。

この記事を参考に是非就活を効率的に進めてくださいね。

【SIerの志望動機】志望動機を書く前に知っておきたい、SI業界の概要

SIerに応募する際の志望動機書類の作成では、まずSIerの仕事内容とその業界の特性を正確に理解することが不可欠です。

SIerは様々な業界のITシステムを構築・管理し、クライアントのビジネスを支える役割を果たします。

これにより、業種問わず最先端のビジネスの現場を経験できるという魅力があります。

そこから、自分自身がその業界で何を学び、何を達成したいのかを明確にしましょう。

技術的なスキルアップを目指すのか、幅広い業界のビジネス知識を得たいのか、それともその両方か。

SIerで得たいものと、自分がSIerに貢献できるものをつなげ、自己の成長と会社への貢献を同時に示すことが重要です。

下記、仕事内容について細かく解説していきますので確認してみてください。

仕事内容

SIerは、顧客のビジネス要件やニーズを満たすためのITシステムを設計、開発、導入する専門家です。

主な仕事はソフトウェア、ハードウェア、ネットワークの各面をカバーし、クライアント企業の運営を支えることです。

またSIerの業務は「上流工程」と「下流工程」に大別されます。

まず上流工程です。

プロジェクトが始まる初期段階で行われる作業、つまりシステムの必要条件を設定し、設計する段階を指します。

一方、下流工程では、具体的なシステムの開発、テスト、導入、保守など、プロジェクトの後半部分の作業を行います。

上流と下流の仕事内容についても更に細分化してみていきましょう。

上流工程

上流工程では、顧客の要件収集とシステム設計を行います。

まず、顧客のビジネス要件やニーズを深く理解するために、細かいヒアリングや質問を行います。

この理解は、顧客が求めるソリューションを具体的に定義する上で不可欠です。

次に、要件定義を行い、顧客の要求を満たすためのシステムの仕様を作成します。

最終的には、これらの情報を基にシステム設計を行います。

設計工程では、機能性、パフォーマンス、セキュリティ等の観点から最適なシステム構成を模索し、詳細な設計図を作り上げます。

この一連のプロセスは、成功するシステム開発の基礎を築く重要なステップです。

下記、更に細かく解説していきます。

要件定義

要件定義は業務要件定義とシステム要件定義の2つに分けられます。

業務要件定義では、主にコンサルタントが関わり、業務フローや目的など、システムが達成すべきビジネスの要点を定義します。

対して、システム要件定義は、システムエンジニア(SE)が主導します。

これは、業務要件を具体的なシステムの機能や要求事項に変換する作業を行います。

顧客とのヒアリングやワークショップを通じて、これらの要件を洗い出すことをします。

そうすることでシステムの機能や利用環境などを明確にします。

このプロセスは、システムの品質を保証し、顧客のビジネス目標を実現するために不可欠なものです。

要件定義の明確性と詳細さがシステム開発の成功に大きく寄与すると言っても過言ではありません。

システム設計

要件定義が固まったら、それに基づきシステム設計を実施します。

システム設計は、そのシステムが要件定義に従って機能するための詳細な設計図を作成するプロセスです。

システム設計では、主にシステムアーキテクチャ、データベース設計、そしてインターフェースの定義などが行われます。

これらのプロセスを通じて、システム全体の構造を形成し、各機能がどのように動作すべきかの仕様を定めます。

これにより、具体的な開発作業に移る前のシステムの全体像を明確に描き出します。

この一連の作業を通じ、後続の開発フェーズを円滑に進めることが可能になります。

下流工程


下流工程業務は、情報システムの設計から実装、導入、保守、そして運用までを包括する重要な業務です。

この工程では、設計されたシステムを実際にソフトウェアやハードウェアとして具現化することがミッションです。

結果、企業の情報システムとして稼働させる役割を果たします。

下流工程業務はシステムが持続的に価値を提供し続けられるようにするための重要な役割を果たします。

下記、更に細かく解説していきます。

システム開発

システム開発はシステム設計から実装、そしてテストまでを一手に引き受ける重要なプロセスです。

このプロセスでは上流フェーズで詳細に設計されたシステムの開発に注力します。

まず設計フェーズでは、要件定義や設計文書を基にシステムの構造と動作を詳細に描き出します。

つぎに開発フェーズでは、プログラミング言語とソフトウェア開発ツールを駆使して、設計したシステムを具現化します。

テストフェーズでは、さまざまなテストが実施されます。

システム単体のテストから始まり複数のシステムを結合した際のテスト、さらに全体を総合的に評価する総合テストまでを行います。

これらのテストを通じ、システムがユーザーの期待に応える品質と性能を持つことを保証する重要な業務です。

システム導入

システム導入業務は、多岐にわたる慎重な計画と管理に基づく一連のプロセスです。

まず第一に、新システムの導入に先立ち、その計画の策定が必要となります。

これには、企業のビジネス目標、作業の効率化、コスト効果などを考慮に入れた適切なシステム選択が含まれます。

次に、導入するシステムに必要なインフラストラクチャを準備します。

ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク設備などの適切なセットアップと保守が求められます。

さらに、顧客の要件に合わせてシステムのカスタマイズが行われ、企業の特定のニーズと目標に最適化されます。

これらの初期段階を経た後、データの移行が行われます。

これは既存の情報を新システムに安全に転送し、その互換性と整合性を確保する重要なステップです。

その後、システムテストが実施され、機能やパフォーマンスが想定通りであることを確認します。

最終段階では、使用者への指導が行われ、新システムを適切に操作できるようになるようにサポートします。

全てのステップが完了した後、新システムが正式にリリースされ、日々の業務に組み込まれます。

保守・運用

保守・運用業務は、システムが安定して機能し続けるための重要な業務です。

具体的には、システム障害への対応、バグの修正、そしてシステムアップデートの適用が含まれます。

まず、システム障害への対応とは、想定外のエラーや停止が発生した際に、速やかに原因を特定し、問題を解決する業務です。

これにより、サービスのダウンタイムを最小限に抑え、企業のビジネス活動への影響を減らします。

次に、バグ修正は、ソフトウェア中の欠陥を見つけ出し、それを修正することで、システムの品質を維持します。

これはユーザーの体験を向上させるとともに、システムの信頼性を確保する上でも重要な役割を果たします。

最後に、システムアップデートの適用は、新しい機能の追加やセキュリティ強化等、システムを最新の状態に保つ業務です。

これにより、企業の競争力を維持し、システムの安全性を確保します。

これらの業務は、システムの持続的な安定稼働と、その品質と安全性の確保を実現する上で欠かせないものです。

職種

ここからはSIerにおける重要な職種を3つ解説していきます。

具体的には「SE」「ITコンサルタント」「営業」になります。

それぞれの職種の特徴と自分の志向性を照らし合わせて、今後の準備や志望動機の作成に役立ててくださいね。

SE

「SE」はシステムエンジニアを指し、企業のITシステムを設計、開発、導入、保守・運用するという重要な役割を果たします。

彼らの専門分野は、プログラミングからネットワーク構築、データベース管理まで多岐にわたります。

これらの技術的なスキルによって、企業のITインフラの効率性、安定性、拡張性を保つことが可能になります。

また、多くの企業ではSEの採用人数が多いため、彼らの影響力は企業のIT戦略全体にわたって広がります。

これらの理由から、SEは企業の成功を支えるキープレーヤーと言えるでしょう。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ビジネス要件や課題の理解と解決を主な任務とする役割です。

顧客との直接的なコミュニケーションを通じて、そのニーズを的確に把握し、最適なITソリューションや戦略を提案します。

ビジネスの視点を忘れず、具体的なシステム導入の支援も行います。

これには、システムの選定から導入、そしてその運用・管理までの全プロセスが含まれます。

顧客のビジネスを最大限に活用できるよう、最新のIT技術を用いて適切な支援をする重要な役割と言っていいでしょう。

SEとITコンサルタントの違い


SEとITコンサルタントは、共にITを活用した業務遂行に貢献する職種であり、一見、役割が重なっているように見えます。

しかし、彼らのアプローチや重視する視点に大きな違いがあります。

ITコンサルタントはビジネスや戦略の視点で問題を捉え、ITを活用してビジネスの課題を解決するアドバイスを行います。

例えばWi-Fiの導入に際して、顧客の要件やニーズを深く理解し、Wi-Fiの導入が企業にもたらす利益や影響を評価します。

それはセキュリティやパフォーマンスの観点から、どのようなWi-Fiシステムが最適かを提案する役割も含まれます。

一方、SEは具体的な技術的な問題解決に焦点を当てます。

ITコンサルタントが提案したWi-Fiシステムの導入において、具体的な実装を担当します。アクセスポイントやルーターの設定、ネットワークの設定、セキュリティ対策などを含む技術的なタスク等。

さらにシステムの最適化、障害対応、バグ修正、保守運用などもSEの役割です。

つまりITコンサルタントはビジネス戦略を視野に入れた解決策の提案を行い、SEはその提案を技術的な現場で具現化します。

共にITの専門家である彼らが協力して働くことで、企業は最適なIT環境を実現し、ビジネスの成長を支えることができます。

営業

Sler企業における営業職は、新規および既存顧客の関係性を維持し拡大するための重要な役割を果たします。

業務は主に、市場の研究と顧客のニーズの理解、それに基づいたソリューションの提案です。

これには、提案書の作成や商談、さらには交渉のスキルが求められます。

また、既存顧客のビジネスの成長を支援し、長期的なパートナーシップを築くことにも焦点を当てています。

これらの活動を通じて、企業の成長と市場での地位を拡大するための重要な役割を果たします。

主要企業

ここからはSler企業の代表的なものを系統別に解説していきます。
おなじSIerでもかなり業務内容や得意分野が異なってくるので、ここでしっかりと内容を確認しておきましょう。

ユーザー系

元々親会社のIT部門であったが、規模が大きくなり独立したSIer企業はユーザー系と呼ばれます。

主な例として、NTTデータ、野村総研、SCSKが挙げられます。

NTTデータは、元々日本電信電話公社(現在のNTT)のデータ通信部門であり、1988年に独立しました。

幅広いITサービスを提供し、特に公共・金融セクターで強みを持つ一方、グローバルにも展開しています。

野村総研は、野村證券の情報システム部門として発足しました。

現在は総合ITソリューション企業として金融業界を中心に幅広い業界に対してサービスを提供しています。

最新の技術トレンドに追従し、クライアント企業の変革を支援しています。

SCSKは、住友商事と住友電工のシステム部門が合併して設立された企業です。

主に製造業や流通業を中心にビジネスソリューションを提供しています。

強固なパートナーシップを通じてお客様のビジネス成長をサポートしています。

これらの企業は、元々親会社の一部として成立し、独立してからもその特性を活かし、各自の得意分野でサービスを展開しています。

また、共通して言えるのは、親会社から得た業界知識と深い専門知識を基に、顧客企業のビジネス改善に貢献しているという点です。

メーカー系

つぎにメーカー系です。

主にコンピューターハードウェア等の製造元が持つシステムインテグレーション(SI)部門が独立した形態です。

これらの企業は、自社で製造したハードウェアを活用することが特徴です。

そしてソフトウェアと組み合わせた包括的なITソリューションを提供することを得意とすることが多いです。

その中でも代表的な企業として、日立製作所、富士通、NECがあります。

日立製作所は、幅広い産業での経験と豊富な技術力を活かし、多岐にわたるシステムインテグレーションを提供しています。

社会インフラからビジネス向けITソリューションまで、幅広くカバーしています。

富士通は、コンピューターシステム開発からソフトウェア開発、保守・運用までを一手に担う企業です。

クラウドサービスやAIを用いた最先端のソリューションも展開しています。

NECは通信、IT、電子デバイス、ネットワークインフラなどの幅広い分野で、システムインテグレーションを展開しています。

社会問題の解決に向けた最新技術の適用にも積極的です。

これらメーカー系SIer企業の強みは、自社製品を活用した一貫したソリューション提供による高い信頼性と安定性です。

そして長年のビジネス経験から生まれる深い業界知識も強みでしょう。

独立系

独立系は、親会社を持たない自立した企業のことを指します。

主にITシステムの企画、設計、開発、運用といった一連の業務を手掛け、顧客のビジネス課題解決や業務改革を支援します。

TIS、大塚商会、オービック等が代表的な独立系SIerとして挙げられます。

TISは、金融・製造業を中心に幅広い業界へITソリューションを提供しています。

システム開発、アウトソーシングサービスから、ITインフラの設計・構築まで、一貫したサービスを提供します。

大塚商会は、オフィスのIT環境をトータルで支援する会社です。

パソコンやサーバーなどのハードウェアから、ソフトウェア、ネットワーク、クラウドサービス等幅広く扱います。

これによって、個々の企業に合わせた最適なソリューションを提案します。

オービックは、特に会計、人事・労務、販売管理などの業務領域を得意としています。

具体的にはパッケージソフトウェアやクラウドサービスを開発、提供し、導入支援や保守サービスも手掛けています。

これらの企業が共通して持つ特徴は、ITソリューションを通じて顧客企業の業務改革や競争力強化を支援すること。

また、そのための技術開発やサービス提供を独立して行うことです。

このように、独立系SIerは自立した経営体として、顧客ニーズに対応した柔軟なサービスを提供しています

そして、その特性が多くの企業から高く評価されています。

【SIerの志望動機】業界の将来性

SI業界の将来性ですが、非常に将来性はあると言っていいでしょう。

その理由を以下に詳しく項目ごとに解説していきますので、確認してみてください。

DXの需要

デジタルトランスフォーメーション(DX)の波は、今後も加速すると予想されます。

競争力を維持・向上させるため、企業や組織は日々デジタル化を進めており、その重要な役割を果たすのがSIerです。

SIerは、システム導入、カスタマイズ、インフラ構築等、デジタル化を支える多様なサービスを提供しています。

そしてこれらのニーズ増加に伴い、その存在価値がますます高まると考えられます。

特に現代は新たなテクノロジーの普及や社会の変化に伴い、適応性とスピードが求められる時代です。

そんな世の中において、SIerの技術力と経験は不可欠となります。

また、データの利活用やセキュリティ対策、リモートワーク環境の整備など、新しい課題にも対応が必要です。

そこで、絶えず進化するデジタル領域での知識とスキルが求められます。

これらを満たすSIerは、今後もDX推進の主要なパートナーとなるでしょう。

クラウドサービス

クラウドサービスの普及が進む中で、企業がこれを利用するメリットが多く認識され始めています。

一つには、ビジネスの柔軟性が増すことでしょう。

クラウドサービスは場所を問わずアクセスが可能であり、またデータ量に応じて容量を増減させることができます。

そのため、企業の変化に迅速に対応することが可能となります。

また、インフラの拡大も容易であり、ビジネスの拡大に伴うITコストの増加を抑えることができます。

これに伴い、クラウドサービスの導入や運用に関するサービスを提供するSIerの役割も大きくなると予想されます。

企業がクラウドサービスを有効に活用するためには、導入から運用、セキュリティ対策まで包括的な知識と技術が必要となるためです。

これらを持つSIerは、企業のクラウドシフトを支援し、ビジネスの変革を進める上で重要なパートナーとなるでしょう。

AIやビッグデータの活用

AI(人工知能)とビッグデータの利用は現代企業の経営戦略において欠かせない要素となりつつあります。

企業の意思決定プロセスや業務の効率化において、これらのテクノロジーは大きな役割を果たしています。

SIerとしての役割は、AIやビッグデータをビジネスに適応させ、それらの技術を組み込むための提案をすることです。

これにより、ビジネスで使用するデータの洞察と高度な処理を可能にし、企業の競争力を向上させます。

現代はデータが新たな「資源」であり、その解析と活用が企業の競争優位性を生む重要になっています。

そのため、AIとビッグデータの利用の需要は急速に高まっています

【SIerの志望動機】SIerに必要なスキル・資質

Slerを目指す上で必要なスキルも解説していきましょう。

これを理解しておくだけでも、自分が企業にどのように貢献できるかイメージもつき、準備もしやすくなります。

コミュニケーション能力

SIerにおけるコミュニケーション力の重要性は極めて高いです。

職種によりますが、顧客からの要望やニーズを精確に把握し、最適なソリューションを提案する業務も多くなってくるでしょう。

そうした際にコミュニケーション能力は非常に重要になってきます。

これにより顧客との信頼関係を構築し、ビジネス上の目標を達成するための具体的なITソリューションを形成するためです。

また、上流工程を担当する場合、チーム内での協調性やコンフリクト管理能力も同様に重要となります。

プロジェクトが大規模であればあるほど、多様なスキルを持つメンバー間での意思疎通と協力が不可欠です。

そしてこれを適切に促進するためには強いコミュニケーション力が求められます。

プロジェクト管理能力

SIerの業務は、プロジェクトベースで行われることが多く、プロジェクト管理能力に大いに依存します。

プロジェクトは複数のタスクを期限内に完了させることが求められることが多いものです。

これらをうまく管理する能力は、資源の最適化、作業の効率化、および目標の達成に不可欠です。

また計画立案はプロジェクトの目標設定やロードマップの作成を含みます。

なので、全体の進捗を監視して適時に必要な調整を行う進捗管理が重要となります。

さらに、予期せぬ問題や遅延の影響を最小限に抑えるためのリスク管理も不可欠です。

したがって、SIerの役割は技術的なスキルだけでなく、時間、人材、リスクを効果的に管理する能力を求められます。

このようなプロジェクト管理能力があれば、期待通りの結果を効率的に達成し、顧客満足度を高めることが可能となります。

柔軟性

SIerにおいて柔軟性は、業務成功の鍵となるでしょう。

プロジェクトは常に変動し、緊急対応が必要な場面も出現します。

これらの変更に素早く適応し、適切な解決策を提案する能力は、プロジェクトを円滑に進行させるために不可欠です。

また、異なる業種や職種のクライアントと効果的にコミュニケートし、彼らのニーズや期待に応えるためにも、柔軟性が求められます。

したがって、SIerは技術的な知識やスキルだけでなく、柔軟性をもって臨機応変に業務を進める必要があります。

【SIerの志望動機】志望動機を考える3step

ここからはSIe rを目指しているが、志望動機がパッと思い浮かばない方向けにどのように構成を考えればいいか解説します。

3stepで項目ごとに順を追って解説していきますので、全く何も手につかない方は是非チェックしてみてください。

step1:どんなことを成し遂げたいかイメージする

まず志望動機を考える初歩は、何を達成したいかを未来志向で具体的に描くことです。

特に、イメージが浮かばない場合、SIer企業のホームページにある導入事例を参照すると良いでしょう。

それらは具体的なプロジェクトの成果や達成目標の例を提供してくれ、自身が目指すべき方向性を提示する貴重なヒントになります。

これにより、自己のキャリアビジョンを明確に定め、志望する企業やポジションへの意欲を具体的に表現するための準備が整います。

よって目標を具体化することと、実際の事例をリサーチすることの両方が志望動機を考える際の重要なステップとなります

step2:どうして成し遂げたいかを考える

成し遂げたいことがイメージできたら、つぎにどうしてそれを成し遂げたいのか、を考えましょう。

またその理由を考える時には、自身の過去の経験や原体験から導き出すことが大切です。

未来の目標と過去の体験を繋げることで、志望動機はより説得力のあるものとなっていきます。

そうすることで、自己の意志と向上心を明確に表現することが可能となります。

ITに関する原体験のヒント

ITに対する原体験がないと感じている人でも、実は日々の生活の中でITと深く関わっている例は数多くあります。

例えば、アルバイト先でのIT導入経験は大きな原体験になり得ます。

レジシステムの導入や在庫管理のデジタル化などにより業務効率が格段に上がった体験は、ITの力を実感する絶好の機会です。

また、Zoomやオンラインバンキングのようなデジタルツールの利用も重要な体験です。

これらのツールを通じて、地理的制約なくコミュニケーションを取ることもあるでしょう。

また銀行窓口に行かなくても金融取引が可能になったといった利便性の向上を感じたことも、ITに対する直接的な体験と言えます。

これらの経験は、ITが生活や仕事をどのように変え得るのか、その可能性を理解するきっかけとなります。

そして、それは自然とIT業界への興味や志向を高める一助となることでしょう。

step3:企業を選んだ妥当性を見つける

企業に対する理解と分析は、その企業を選択した妥当性を説明するために重要です。

具体的にはその企業が提供するリソース、文化、価値観、そして市場動向を深く理解する必要があります。

この理解が不足していると、特定の企業に対する説得力を失います。

これは企業側が特別視されていないと感じたり、他の応募者と同じとみなされてしまう可能性があるでしょう。

したがって、各企業の特性とニーズに合わせて調整した準備が必要で、これを達成するためには詳細な企業分析が不可欠です。

企業分析のヒント

SIerの仕事は企業間で大きく変わらないため、差別化が求められます。

社風の違いや、文化や特定の分野への注力度合いなどに着目することで違いが見えてくることも多いです。

例えば「個性を尊重する社風」だったり、「ヘルスケアやモビリティ分野の知見」、そして企業規模等です。

また、企業を深く理解するためには、投資家情報(IR)や中期経営計画の熟読が効果的です。

さらにはOpenworkというサイトで企業の強み分析を参照することもいいでしょう。

Openworkでは企業ごとの口コミやリアルな実態が社員や元社員によって書き込まれており、参考になりますよ。

【SIerの志望動機】志望動機の構成

ここからは志望動機の構成について解説していきます。

せっかく良い内容の志望動機を考えても伝え方で損をしてしまい、企業からの印象を悪くしてしまう方も非常に多いです。

自分で考えている志望動機はあるけど、どう書いたらいいか分からないなんて人は是非参考にしてみてください。

結論

志望動機を書く際には結論ファーストの原則が重要です。

まず結論部分を明確に示し、その後でその結論に至る理由や経緯を詳細に書くことで、読み手に対する理解を深めやすくします。

そして、その結論は就職活動の軸として設定した基準から導き出すことが望ましいです。

理由は、それが自身が企業を選ぶ基準となるからです。

具体的には、自分がどのような価値観を重視しているのか、また、その価値観がどのようにして形成されたのかを説明します。

この流れを結論ファーストで書くことで、志望動機の説得力を高めることが可能です。

根拠

結論を導くためには、その根拠を説明することも不可欠です。

ここで言う根拠とは、就職活動の基軸を形成するようなエピソードや経験を意味します。

企業は、この根拠部分を非常に重視しています。

それは、具体的なエピソードを提示することで、説得力が増すからです。

自身の主張が自身の経験に基づいていることを明示すると、自分が深い洞察力を持っていることを示すことができます。

よって説得力のある根拠をはっきりと示すことは、自分自身の価値を伝え、企業から採用される可能性を高めます。

展望

「入社後の展望」を述べることも重要です。

自身が企業にどのような価値をもたらし、どのように成長していきたいかを示すことです。

これは自分が企業と共に進む方向性をはっきりさせるための重要な要素となります。

また、自分が具体的にどのような行動を取るか、どのような成果を上げるかを考えることで、意欲を示すことができます。

更に企業の強みについて言及することで、企業研究を深く行っていることを示す有力な証拠となります。

これらを通じて、自分が企業にとっての価値を明確に示し、長期的なビジョンを共有することが重要となります。

【SIerの志望動機】志望動機の例文

私の志望動機は、製造業界の製品供給不足を解消し、ICT技術が普及した豊かな社会を実現することです。

コロナ禍で対面活動が縮小される中、ICT技術の影響力と恩恵を身をもって実感しました。

例えば、オンライン授業やテレワークは、ICT技術の発展なくしては存在し得ないものです。

これらにより学問やビジネス活動が継続可能になったことは大きな変化でした。

この経験から私もICT技術を扱い、社会の発展に寄与したいとの強い意志が芽生えました。特に貴社は実装力に強みを持ち、スマートファクトリーなど先進的な取り組みを行っているところに強く惹かれました。

私の傾聴力を活かしてクライアントの潜在ニーズを引き出し、貴社の技術力と組み合わせたいと思っています。

そうすることでDX化の波を更に加速させ、製造業の製品供給を安定化させる一助となりたいと考えています。

【SIerの志望動機】志望動機が書けたら...

自分で志望動機を作成したら、それを直接企業に提出する前に、信頼できる人に見てもらうことが重要です。

そんな人がいない場合は、就職活動の専門家「就活エージェント」に助けを求めることを強く推奨します

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おわりに

今回はSIerの志望動機の書き方のコツやイロハを解説してきました。

SIerは今後の将来性も非常に明るいですが、それだけ人気もある業界です。

是非この記事を参考に効果的な志望動機を作成してみてください。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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