HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
自己PRを作成するにあたって向上心をアピールポイントにしたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、自己PRを作成するにするにあたってはいくつかポイントや注意点があります。
これらを押さえた上で作成することで、より良い印象を与えられる自己PRを作成できるので、一緒に確認していきましょう。
【向上心で自己PR】向上心を自己PRにしても大丈夫?
まず向上心があることを、自己PRにしても良いのかどうか悩んでいる人もいるでしょう。
結論からいうと、まったく問題ありません。
むしろ向上心があることは、十分にポジティブな内容であり、それによって良い印象を抱いてくれる企業は少なくないでしょう。
仕事においては何事にも向上心が必須になりますので、何かそれにまつわる話を持っている場合は、積極的に伝えるようにしてみてください。
その内容次第では、採用を検討してくれる可能性が高くなるはずです。
決して当たり前なことではありませんので、自信を持ってください。
理系は向上心をアピールしやすい?
ちなみに理系の人であれば、向上心をアピールしやすいといえるでしょう。
なぜなら、普段からさまざまな実験や課題を繰り返すことが多々あるからです。
その中には、スムーズに成功した人だけではなく、中にはたくさんの失敗を繰り返してきた人もいるでしょう。
そんな経験を自己PRの中に詰め込むことができれば、自然に向上心があるのをアピールできるはずです。
自分のエピソードを具体的に話すことで説得力が強まるため、単純に好奇心があるのを伝えるのではなく、どのような経緯が合って好奇心が芽生えたのかもきちんと伝えるようにしましょう。
【向上心で自己PR】向上心とは
まず自己PRにこのスキルを挙げる際には、「向上心」という言葉の意味について深くもう一度考えておく必要があります。
皆さんご存知のことかもしれませんが、向上心という言葉は自分の能力や技術をより成長させるために努力をできる人のことを指します。
つまり、日々やるべきことを、一定の熱量を持ち、続けていく能力です。
このスキルがあると言えば企業にとって良い印象を与えられることは間違いありません。
【向上心で自己PR】向上心がある人の特徴
では向上心がある人といえば、どのような特徴があるのでしょうか?
ここでは向上心がある人にありがちなポイントを、大きくわけて2つ紹介します。
もし当てはまっていれば、あなたも十分に向上心のある人だといえるでしょう。
ポジティブ思考
向上心があることは、すなわち物事をすべてポジティブに考えられる人です。
つまり、たとえ何か問題にぶつかることがあったとしても、そう簡単に挫けてしまうことはないでしょう。
そして何よりも、一度経験した失敗を繰り返さないように注意できるのも、大きな特徴だといえます。
もし何でも前向きに考えて行動できるタイプなのであれば、それだけで向上心がある人間だと考えて問題ありません。
目標達成意欲が高い
向上心がある人といえば、どんなことにおいても諦めない力があるといえるでしょう。
例えば仕事でもプライベートでも、何か目標を決めてそれに向かって維持でも突き進むタイプの人もいますよね。
また、人と何か競争をすることになっても、必ず勝つことを意識してしまう人もいるはずです。
そのようなタイプの人も、十分に向上心があるといえます。
【向上心で自己PR】向上心がある人の魅力
向上心がある人は、誰から見ても輝いて見えるものです。
では具体的に、どんなところが魅力的なのでしょうか。
ここでは、向上心がある人の良いところを2つピックアップして紹介します。
素直で努力家
まず素直であり、かつ努力家であることがいえるでしょう。
素直さや努力家なところは、一見当たり前なことだと思いがちな人もいるかもしれません。
しかし、決してそんなことはないのがポイントです。
人によっては何事に対しても、努力するのが嫌いなタイプもいます。
例えば誰かに何かアドバイスされた時に、素直に受け止められるタイプですか?
また失敗経験をした際に、そのまま放置せず次に活かせるための努力をしたことはありますか?
向上心がある人ほど、このような内容に当てはまる人が多いでしょう。
失敗を恐れないチャレンジ精神
向上心がある人ほど、どんな物事に対してもおそれずに立ち向かえる力と勇気があるでしょう。
なぜなら、どうなるのかわからないようなことに対しても、好奇心を持って取り組もうとする傾向があるからです。
新しいことにチャレンジすることに対して、何も抵抗がない人は、それだけで向上心のあるタイプだといえます。
【向上心で自己PR】向上心が企業に与える印象
このスキルのある人材は企業にどのような印象を与えるのかについても考えていきましょう。
向上心があるとアピールされた際、企業の採用担当者が考えることとしては、チャレンジ精神がある人材であると考える可能性が高いです。
日々努力し、スキルを伸ばしていこうという気概を感じられることでしょう。
また妥協をしない点や、視野が広い努力家などの印象を与えられる可能性は高いです。
結果に対して貪欲に動けるような印象を与えられる可能性が高く、企業からしても魅力的に映ることなので間違いなしなので、積極的にアピールしていきたいところです。
【向上心で自己PR】自己PRが聞かれる理由
そもそもなぜ自己PRを企業から聞かれるのか?と、疑問を抱いている人もいるかもしれません。
そんな人のために、企業が自己PRを通じて何を知ろうとしているのかを、ここで詳しく解説します。
求める能力とマッチしているか確認するため
企業にはそれぞれ、新しく採用する人材に対して求めている能力があります。
つまり、その能力をできる限り正確に判断するために、自己PRを聞こうとするのです。
だからこそ、自己PRでは企業が求めている人材であることを、全力でアピールするようにしましょう。
何かポテンシャルがありそうなところが伝われば、それだけでも積極的に採用してくれる可能性があります。
入社後のミスマッチを防ぐため
せっかく新しい人材を手に入れても、早期退職されてしまうケースは珍しくありません。
なぜなら、入社前と入社後でギャップを感じてしまうこともあるからです。
そんなミスマッチが起きるのは、お互いにとって決して良くないことですので、未然に防ぐために自己PRを詳しく聞こうとします。
特に最近では、その人のスペックだけではなく、どのような人柄なのかも慎重に見るところが増えています。
だからこそ、企業にとっては自己PRが必要不可欠な情報になるのです。
自己PRと長所の違い
自己PRと長所について、明確にその違いを解説できますか?
どちらもなんとなく理解している人はたくさんいるかもしれませんが、意外と同じようなものだと認識している人もいるでしょう。
実は一見同じように見えて、大きく違うポイントがあります。
例えば、自己PRは自分の強みをはじめ、そこからどのように職場で活かせるのかまで伝えなければいけません。
一方で長所の場合は、自分の性格面を踏まえた上で、どんなところが良いところなのかを伝える必要があります。
【向上心で自己PR】向上心の自己PRが有効な会社
当然ながら、企業は成長意欲が高く、仕事の中で学び続ける人材が欲しいものです。
しかし、その中にも、特に選考においてこのスキルを重視している企業というものは存在します。
この能力がある人材を求める企業がどのようなものであるかを把握しておくことで、今後のあなたの就活の方向性なども定まってくるはずです。
下記の特徴を参考に、就活の方向性についてしっかりと考えていきましょう。
年齢問わず活躍の場がある
このスキルを自己PRでアピールするのはどの企業においても悪くはないことではありますが、特に成長意欲をアピールすることで有効な企業はどのようなものなのかについて考えていく必要があります。
特に成長意欲が高い印象を与えられる場面として、ベンチャー企業の就職活動が挙げられるでしょう。
年功序列ではなく、若手からの活躍を推奨するような会社のことを指します。
会社の発展に向けて動くような人材であることをアピールできれば印象が良いでしょう。
【向上心で自己PR】向上心をアピールできるエピソード例
実際に自己PRで向上心をアピールする際には、何か根拠となるエピソードを用意する必要があります。
なぜなら、エピソードがないと本当に向上心がある人なのかどうかがわかりにくいからです。
ここでは向上心を伝える際に、適したエピソードの例を2つ紹介します。
自身の技量が結果に影響するエピソード
これまでの学生生活で、どんなことを頑張ってきましたか?
例えば部活やサークル活動は、自分の技量が結果に大きく影響するものです。
そのため、向上心がなければ長く頑張り続けることはできないでしょう。
または、アルバイトでの経験も、向上心をアピールするエピソードとして使うことができます。
よくあるのが、自分の成果がそのまま収入に直結するような仕事です。
家庭教師をはじめ、テレアポのような仕事も、常に向上心がなければ難しい仕事だといえるでしょう。
何か1つでも良いので、この中で長期的に努力してきたものがあるなら、その内容を自己PRのエピソードとして使ってみてください。
大きな失敗をしたエピソード
エピソードの内容は、必ずしも成功体験である必要はありません。
そのため、逆に何か大きな失敗をしたエピソードを話してみるのも良いでしょう。
大きな失敗経験をした人は、おそらく二度と同じ過ちを繰り返さないように、さまざまな努力をしてきたはずです。
それは向上心がないとできないことですので、十分に自己PRとして成立します。
【向上心で自己PR】自己PRの構成
これから初めて自己PRを作ろうと考えている人は、どのような構成で組み立てていけば良いのかわからずにいるかもしれません。
そんな人に向けて、もっとも相手に伝わる自己PRの構成方法を紹介します。
自分の強み(結論)
普段から自己PRを作り慣れていない人ほど、伝えたいことがうまく伝わらずにぼんやりとした自己PRになる傾向があります。
そのため、最初に意識してほしいのが、自分の強みや結論となる部分を明確にすることです。
そして、必ず冒頭にその内容を持ってくるようにしましょう。
なぜなら、その方が伝わりやすい自己PRになるからです。
また、「向上心」という言葉は他の人とも被りやすいアピールポイントになる可能性があります。
そのため、別の言葉に言い換えてみるのも検討してみてください。
例えば「失敗から学んで、行動に移せるところが強みです」のような形にしてみても良いでしょう。
発揮したエピソード
結論を伝えたあとは、いよいよ具体的なエピソードに移っていきます。
もちろんここで話す内容は、必ず結論につながるものでなければいけません。
そして意識しなければいけないのが、いくつものエピソードを伝えるのではなく、1つに絞った上で伝えるようにすること。
そうすれば、話の内容を綺麗にまとめやすくなります。
薄いエピソードを並べたところで何も響かない自己PRになるおそれがあるため、注意しましょう。
また、エピソードを書く際には、できる限り話を深掘りするのがポイントです。
その内容が濃ければ濃いほど、1つ1つの言葉に説得力が出てきます。
数値化できる部分がある場合は、明確な数字も入れるようにしましょう。
そこまで意識することで、より質の高いエピソードができるはずです。
仕事での活かし方
自己PRで大事なのは、自分のことばかりを伝えるのではなく、最終的に強みをどのように仕事で活かせるのかまで伝えることです。
つまり、ここまで書いていないと、自己PRとして弱いものになってしまうでしょう。
また、あらかじめ志望する企業に関する情報を集めておくことも大切です。
そこからどのような人材が求められているのかを把握できる可能性があるため、より刺さりやすい強みの活かし方をアピールできるでしょう。
【自己PRで向上心を用いた例文】向上心を伝える際のポイント
ここからは向上心を就職活動においてアピールする際のポイントについて詳しく紹介していきます。
いくらやる気がある人でも、それをうまく伝えられなければ、せっかくの魅力が伝わりません。
モチベーションの高さを伝えるためのポイントについて再度確認し、よりあなたの魅力が伝わるような自己PRを作成していきましょう。
言いかえ表現を使う
向上心を伝える際には、ストレートに向上心があることを伝えるよりも、別の言葉に言い換える方が良いでしょう。
なぜなら、オリジナリティのある強みになりにくいからです。
例えば「現状に満足せず、常に高みを目指して行動できる」のような言い方もできます。
言い方1つ変えるだけでも、相手に与える印象が変わったり、場合によっては興味を惹きつけることもできるでしょう。
そのため、向上心をアピールしたい人は、自分だったらどのような形で向上心があるのかを、一度イメージしてからESに書いてみてください。
伝えたいことを明確にする
向上心を伝える時には、とにかく読み手のことを考えてわかりやすく伝えるように意識しなければいけません。
つまり、文章の作り方まで考える必要があります。
そこで必ず守ってほしいのが、先に伝えたいことを明確にすることです。
その内容を、文章の頭に持ってくるようにしましょう。
これだけでも、読み手に対してスムーズに自己PRの内容が伝わりやすくなります。
また、結論をはっきりさせたあとは、必ずその結論につながるようなエピソードを書かなければいけません。
文章を書くことに慣れていないとつい脱線してしまうこともあるため、常に意識し続けてください。
そして最後は、きちんと見直すことも忘れないようにしましょう。
一文を短くする
文章を書く時のコツは、一文を短くすることです。
そのため、文字数は50~70字くらいで書くようにしましょう。
なぜなら、一文が長すぎると何を伝えたいのかがぼやけてしまうからです。
採用担当者も1日に複数のESに目を通すことが多いため、疲れさせないように気を使わなければいけません。
それができれば、どんな人に対しても印象に残る自己PRになるでしょう。
【自己PRで向上心を用いた例文】向上心を伝える際の注意点
ここまでは「向上心」が就活の自己PRにおいてどのような役割を果たすのか、そして良いイメージを与えるためにはどのような工夫を凝らす必要があるのかについて詳しく解説してきました。
自己PRにおいて向上心を伝える際には、当然ながら注意点も存在します。
下記の2点を抑えておくことで、より良い印象を与えつつマイナスイメージを避けることができるので、参考にしてみてください。
向上心が持てた理由を必ず書く
向上心をうまく伝えたいなら、できる限り具体的なエピソードを話すことが大切です。
つまり、向上心をなぜ持っているのかまで、しっかり深掘りしなければいけません。
どこかで「なぜ?」と思うようなポイントが出てくると、その時点で「この人は良くわからない人だな」と思われてしまうおそれがあります。
そのため、相手が疑問を残さなくても済むように、最後まで事細かくエピソードを書くようにしましょう。
自分が持つ価値観や人柄まで伝われば、きっとあなたのことに興味津々になってくれるはずです。
向上心が与えた影響について考える
向上心があることによって、どのような影響があったのかを探しておいてください。
なぜなら、自己PRで自分の強みをアピールしたとしても「それって向上心の有無とか関係ないのでは?」と思われてしまう場合もあるからです。
そうなるとせっかくの自己PRが台無しになることもあるため、向上心があったからこそ得られた結果や影響を、忘れずに深掘りしておきましょう。
【自己PRで向上心を用いた例文】向上心を用いた自己PRのNG例文
ここまで自己PRで向上心を用いる際のポイントなどについて詳しく紹介してきました。
良い例文を見る前に、まずは向上心を用いた自己PRのNGの例文の方をついて確認していきましょう。
これは悪い見本ではありますが、多くの就活生が作ってしまいがちな文章でもあります。
つまり、何の対策もしないと、あなたも書いてしまう可能性がある展開となっています。
そこであらかじめ悪い見本、つまり反面教師を確認し、良い文章を作成するようにしましょう。
協調性がなく見える向上心の例文
サッカー部も50名ほどいましたが、他の誰よりも向上心が強いです。毎日深夜まで自習しているため、私以上に努力している人はいないと思います。
私の強みは向上心です。
私は学生時代、サッカー部に所属していましたが、他の誰よりも強い向上心を持っていました。
レギュラーを獲得するため、絶え間ない努力を続けました。
50人という膨大な部員の中で最も練習に熱心だったのは私です。
毎日深夜まで練習に取り組み、努力を続けました。
私ほど学生時代に努力を重ねた人物は居ないと思います。
就職後はこの努力できる向上心を活かし、業務に貢献し、貴社で活躍できる人物を目指していきます。
入社後も努力を続け、足りないスキルを補いながら成長したいです。
NG点
あまりにも他者との比較や一方的な主張が強すぎる文章です。
自分の評価だけを強調すると、協調性がないと思われてしまいます。
他の部員の努力を軽視しているようにも感じますし、努力した結果、どのような結果を手にしたのかも書いていません。
ネガティブに見える向上心の例文
私は野球部に所属しており、活躍を目指していました。
しかし、初心者ということもあり、技術が無く、他の人に迷惑をかけないか常に心配がありました。
そこで他の人に迷惑をかけないためにも、必死に練習に取り組みました。
誰よりも早く練習に行き、一番遅く帰っていました。
休みの日も自主練習に取り組み、スキルを磨き続けたのです。
これにより体力はもちろん、基礎的なスキルを身につけることができ、試合でも活躍できました。
この向上心を活かし、貴社の業務においても常に成長を心がけ、活躍したいと考えています。
NG点
この文章の原動力は「迷惑をかけないため」になっています。
当然ながら仕事においては「迷惑をかけないため」と消極的な人材は要りません。
活躍のイメージが湧かないですし、そもそも向上心があるようにも見えません。
活躍のイメージを伝えるためにも、こうした文章を作成しないようにしましょう。
【自己PRで向上心を用いた例文】向上心を用いた自己PRのOK例文
悪い例文を読み、注意点などがわかったところで、ここからは自己PRで向上心を用いてうまく企業に対してアピールする際のポイントについて詳しく、自己PRの例文を紹介していきます。
部活、サークル、アルバイトなど、多くの人が参考にできるであろうものをテーマに作成しています。
ぜひ、あなたの経験の中で最も近いものを中心に参考にし、より良い自己PRを作成してください。
サッカー部の経験を用いた向上心の自己PRの例文
中学から高校にかけて、私は「もっと技術を磨きたい」という一心で毎日の練習に励んでいました。
初めは技術面で多くの課題を抱えており、自分のプレースタイルに自信が持てない時期もありましたが、それでもその思いを胸に練習を重ねました。
特に印象的だったのは、冷たい風が吹き抜ける冬の練習後、誰もいなくなったグラウンドで一人、フリーキックの練習を繰り返した日々です。
周囲からは「もう十分だ」と言われることもありましたが、私は常に「まだまだ上手くなれる」と自分に言い聞かせ、追加のトレーニングを行っていました。
先輩や監督にも積極的にフィードバックを求め、そのアドバイスを真摯に受け止め、自己のスキルアップに役立てました。
その甲斐あってか、高校2年生の時には主将という重要な役割を任され、そのリーダーシップのもとチームは県大会出場という目標を達成しました。
個人としても、努力が実を結び多くの試合で結果を残すことができました。
社会人としてこの向上心は、常に新しいスキルを身につけ、効率的な方法を模索し、チームやプロジェクトの成功に寄与する糧になると信じています。
陸上部の経験を用いた向上心の自己PRの例文
私の向上心は、陸上部での日々の活動から育まれました。
部活動では、限界を超えることへの挑戦に喜びを感じ、自らを常に高い目標に向かって突き動かしてきました。
毎日の練習メニューに30本の坂道ダッシュを組み込んだ当初、その厳しさに多くの部員が苦慮しました。
しかし私は、この過酷なトレーニングを欠かさずこなすことで体力だけでなく、精神力も養うことができると確信していました。
確かに、多くの日々が体力的には非常に厳しいものでした。
特に夏場の炎天下や冬場の冷え込む日は、練習を始める前から身体が重く感じられることも少なくありませんでした。
それでも私は、決して諦めることなく坂道を上り続けました。
その結果、徐々にですが、確実にタイムが改善し、体力の増強を実感することができました。
また、その努力が認められ、先輩や後輩からは励みになる言葉を頂戴し、チーム内での評価も高まっていき、自分自身で設定した厳しい目標を達成し続けることができたのです。
社会人になってからも、この経験を活かし、同じ向上心を持って日々の仕事に取り組みたいと考えています。
吹奏楽部の経験を用いた向上心の自己PRの例文
高校時代、吹奏楽部に所属しフルート奏者として活動していた私には、最初から音楽の才能があったわけではありませんでした。
初めは単純な音階練習さえままならないほどでしたが、自らに課した向上心が、日々の練習を続ける原動力となりました。
私は単に練習時間を重ねるだけでなく、具体的な目標を持って取り組みました。
音の一つひとつに対する認識を深め、自分の音がアンサンブルの中でどう響くか、どう表現すべきかに対するこだわりを深めていったのです。
セクション練習では、他のパートとの調和を重視し、個人練習では音量と音色のバランスを調整することに注力しました。
特に記憶に新しいのは、3年生になって初めてソロパートを任された演奏会のことです。
その演奏会では、私は数々の練習を経て、自分のフルートがオーケストラの中できちんと存在感を放つよう努めました。
そして本番では、積み重ねてきた努力が結実し、ソロパートを無事に成功させることができました。
社会人としても、この経験を生かし、常に自己改善を怠らず、仕事に臨みたいと考えています。
学際実行委員会の経験を用いた向上心の自己PRの例文
学生時代、私は学際実行委員会の一員として、イベントの企画・運営に携わりました。
私がこの役割を担った際、常に頭にあったのは「どうすればこのイベントをより魅力的なものにできるか」という向上心でした。
この疑問を解決する過程で、私はさまざまなスキルを磨き、多くの成果を上げることができました。
具体的には、私たちの学際は従来のものと一線を画すべく、革新的な試みに挑戦する必要がありました。
先輩からの過去の知見を活かすことはもちろん、現代的な視点を取り入れた新しいアイディアの提案を担いました。
実行委員会内でのコミュニケーションを活発化させるためには、まずはそれぞれの意見を尊重する姿勢が不可欠でした。
私はメンバーからのアイデアを一つひとつ丁寧に検討し、それを現実のものとするために具体的なアクションプランを立てました。
そして、長時間にわたるミーティングと試行錯誤を繰り返す中で、私たちのコンセプトが形になり始めました。
この経験を活かし、常に「どうすればもっと良くできるか」と自問自答しながら、業務に取り組んでいきたいと思います。
ゼミ活動の経験を用いた向上心の自己PRの例文
大学時代のゼミ活動は、私の向上心が試された一大プロジェクトでした。
私にとって、初めての研究テーマ設定や論文執筆は未知の挑戦の連続でしたが、私はそれを「どう成長の糧にするか」という視点で捉え、常に次の進展を考えながら研究に取り組みました。
最初の論文は厳しい評価を受けました。
しかし、私はそのフィードバックを糧にし、毎週のゼミでの発表を改善の機会と捉えました。
このプロセスの中で、特に心に残っているのは、卒業論文のテーマである「地域経済における小規模事業の持続可能性」について、地元の事業主へのインタビューを行った経験です。当初は文献に頼った理論的なアプローチで研究を進めていましたが、実際の声を直接聞くことで、理論だけでは捉えられない実態が見えてきました。
このフィールドワークから得た知見は、私の論文に深みと実践的な視点を加えることができ、最終的には高い評価を受けることに繋がりました。
今後も常に自己改善を怠らず、新たなチャレンジを恐れずに、目の前の課題に全力で取り組むことで、組織の成長に寄与していきたいと考えています。
居酒屋のアルバイトを経験を用いた向上心の自己PRの例文
大学時代のアルバイト経験は、私の向上心が如実に表れた貴重な学びの場でした。
当時、私は居酒屋で働き始め、最初はオーダーを間違えるなど、多くのミスを犯しました。しかし、そこでめげることなく、「常により良くする」を自分のスローガンに掲げました。
毎勤務の終わりには、その日一日の仕事についての深い省察を行い、メモを取る習慣をつけました。
これらのメモは、何が上手くいったのか、何を改善すべきかを把握するのに役立ちました。
さらに、お客様から直接フィードバックを得られる機会があれば、それを心から受け止め、サービス改善のヒントとして取り入れました。
特に心に残っているのは、繁忙期に新人スタッフのトレーニングを任されたことです。私は自らの経験を活かして、彼らが速やかに業務に慣れ、自信を持って接客できるよう指導しました。
これにより、スタッフ全員が一丸となって仕事に臨む姿勢が店内に根付き、結果としてお店の売上にも大きく貢献しました。
今後の職場でも、この経験を土台に、自己の向上心を持続させ、常に成果を追求する姿勢を維持していきたいと考えています。
塾講師のアルバイトの経験を用いた向上心の自己PRの例文
塾講師としての2年間は、私にとって、自己の向上心と教育に対する情熱を磨く貴重な時間でした。
当初、授業の進め方や生徒一人ひとりの理解度に合わせた指導法に苦労しましたが、これを克服するために、私は授業後の反省会を日課としました。
ある時、分数の授業で、生徒たちが公式をただ暗記するのではなく、なぜその公式が成り立つのかを理解することに重点を置きました。
一つひとつのステップを生徒自身に考えさせ、一緒に答えを導き出すことで、単なる数学の問題が論理的思考のトレーニングへと変わりました。
その結果、生徒たちは数学に対する苦手意識を克服し、自信を持って問題に取り組むようになりました。
私のクラスでは、半年後の定期テストでクラス平均点が大幅に上昇するという成果が表れました。
また、授業の終わりに生徒たちが「次はどんな問題を解くの?」と積極的に質問する姿を見て、私の取り組みが彼らの学びに対する意欲を引き出していることを実感しました。
生徒たちからの刺激もあり、私自身も日々勉強を続け、教える技術だけでなく、人間としての成長も遂げることができました。
貴社に入社した暁には、この向上心を活かし、常に改善を図り、貴社に貢献したいと思っています。
留学のアルバイトの経験を用いた向上心の自己PRの例文
留学経験は、私の人生において自己成長と向上心を鍛える大きな節目となりました。
異国の地で言語と文化の違いに直面した際、私は容易に溶け込むことができず、孤立感を感じることもありました。
しかし、この経験は私にとって1つの試練であり、逆境を乗り越えることで自己を高めるチャンスだと捉えました。
特に記憶に新しいのは、現地大学での授業です。授業のペースは速く、専門的な議論も多かったため、理解を深めるためには日常的な努力が必要不可欠でした。
私は、授業後に毎日2時間以上図書館で学習することを自分に課し、週末には関連する文献を調査し、知識の枠を拡げました。
さらに、ネイティブスピーカーの学生や教授と積極的に交流し、学問的な理解を深めるだけでなく、言語能力の向上にも努めました。
私はこの経験から得た教訓と向上心を、仕事においても発揮し、新しい環境や課題にも臆することなく、前向きに取り組んでいく所存です。
まとめ
今回は自己PRにおいて向上心をアピールする際のポイントや注意点などについて紹介し、例文も多く紹介してきました。
向上心は自己PRにおいて多くの学生が用いるポイントなので、差別化を図らなければいけません。
しかし、しっかりと内容のある自己PRならば、企業の採用担当者に非常に良い印象を与えられること間違いありません。
是非参考にし、第一志望への合格を目指してください。