【例文3つ】人事職向け自己PRのコツとポイント|概要からNG例まで徹底解説

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【人事職の自己PRをマスターしよう】人事の仕事内容5選

企業の人事職は一見すると目立たない職種と感じるかもしれませんが、企業の成長を支える重要なポジションです。

人材採用が主な仕事と捉えられがちですが、その他にも社員に関わるさまざまな業務を担当しています。

以下でその仕事内容を紹介していきます。

①採用

採用の仕事内容は、今後の事業に向けた人員計画を立て、企業が求める人材を採用する業務です。

採用計画の策定や、求人広告の選定、作成、出稿、掲載などを担います。

最近ではWebからの応募も増えているため、求人サイトの選定や、SNSの活用なども行っています。

生産年齢人口が減少の一途をたどっているため、各企業の採用は非常に厳しい状況が続いています。

このため、企業ごとに応募者向けのブランディングを行うなどして、応募者の確保に注力しています。

②教育

教育も人事の大きな仕事の一つです。

代表的なものとしては、新入社員研修が思い浮かびますが、それ以上に重要なことが既存社員の教育です。

企業が成長を続けるためには、社員のスキルアップや能力向上は欠かせません。

このため、社員のレベルに合わせた段階別研修や、マネジメント研修などの教育カリキュラムの企画を行い、実施します。

企業によって、人事職員自らが講師となって研修するケースや、外部講師に委託するケースなどさまざまな方法で研修を進めていきます。

③人事評価

人事評価は社員の成果や貢献度を適正に評価することで、その社員の能力に応じた昇給や昇格を管理し、配置や異動の決定を行うことを目的に実施されます。

そのため、目標管理やそれらを基にした評価制度の策定や運用を行います。

その他に、自己評価アンケートを実施して、定期的な評価面談を行うことも人事の重要な仕事の一つです。

また、昇給や昇格の管理においては、非常に重要度の高い業務です。

正当に評価し、還元することで、社員のモチベーションや生産性の向上につながるため、

制度に基づき適正に評価を行うことが重要です。

④給与・福利厚生

給与や福利厚生の運用に関わることも、人事の仕事の一つです。

給与制度の設計や運用を行い、社員一人ひとりの給与を決めていきます。

これは社員の生活に直結し、生活を支える部分でもあるため、非常に重要な仕事です。

また、福利厚生の企画や実施なども行っています。

最近では、福利厚生の内容も企業によって多様化しています。

さまざまな福利厚生がある中で、自社の特色が出せるオリジナルの福利厚生を導入するケースも増えてきています。

⑤労務管理

労務管理の基本は、社員一人ひとりが安心して働ける環境を提供することです。

そのために、労働基準法などの法令遵守や、就業規則の運営や改定などを行います。

また、残業時間の管理や、休暇管理、安全衛生管理、健康診断の実施なども労務管理の仕事の一環です。

このように、労務管理は社員の働き方をマネジメントするために、さまざまな業務に取り組んでいます。

最近特に注視すべき事項としては、メンタルヘルスがあり、長時間労働やストレスなど、さまざまな要因があるため注意が必要です。

【人事職の自己PRをマスターしよう】人事をする上で必要な能力

他の仕事同様に人事の仕事をする上でも、必要な能力や備えていた方がいいスキルがいくつかあります。

ここでは、大きく3つに分けて紹介します。

まずは、自身の持っている能力と比べ、対応できるかを確認してみましょう。

コミュニケーション能力

人事職を行う上で、コミュニケーション能力は欠かせない能力の一つです。

人事の主要な仕事の一つである採用を行うために、会社の代表として日々多くの求職者と接する機会があります。

また、その他にも社員間でのコミュニケーションや経営陣などのステークホルダーと接する機会も多く持ちます。

このような、社内外の人々と円滑なコミュニケーションを図ることは、組織の健全な運営に欠かせない業務です。

そのため、人事の仕事では、コミュニケーション能力は非常に重要なスキルです。

分析力

分析力も重要な能力の一つです。

経営戦略や市場動向、社員のスキルや能力を分析して、これらの情報を人材マネジメントに活かす必要があるためです。

組織の成長や競争力を維持、向上させるためには、経営陣と連携しながら、戦略的な人材プランニングを実現する必要があります。

これには社員のスキルやキャリアの成長を的確に評価し、適切なトレーニングを行うためのデータ分析が必要です。

また、市場動向の分析は、求人戦略の調整や競合状況を理解するために重要です。

これらをしっかりと実行するためには、分析力が欠かせません。

課題解決能力

最後は課題解決能力です。

人事職は、企業が抱える人材に関する課題を解決することも重要な役割であるからです。

組織内外で発生する多くの課題や矛盾点に対処し、効果的な解決策を見つける仕事を担っています。

人事担当者は問題を整理し、適切な解決策の立案を行い、それを実行に移す必要があります。

例えば、採用における課題や、社員の教育や研修における課題、組織文化の改善に関する課題など、企業にはさまざまな課題があります。

人事担当はこれらの課題に対応し解決する能力が必要です。

【人事職の自己PRをマスターしよう】自己PRの構成

自己PRを作成する上で、構成は必要な作業です。

構成がないままに自己PRを書き進めると、読みにくく伝えたい内容がしっかりと伝わらない可能性があります。

いかに相手に読みやすく、印象に残るかが非常に重要です。

その点を考慮しながら、以下のポイントを理解して作成しましょう。

結論

まず、最初に結論を端的に書きましょう。

最初の段階で長々と説明を重ねると、何が言いたいのかが良くわからなくなり、印象が悪くなる可能性があります。

このため、端的に結論を話し、これからの全体像を理解しやすくする効果を狙います。

また、今後の人事職に活かせる強みや、経験をアピールすることが大切です。

できるだけ、具体的なエピソードを用いて、自身の強みや経験を採用担当にイメージしてもらい、興味を持ってもらうことが重要です。

これらの効果を最大限に活かすためにも、最初に結論を述べて、印象を高めていきましょう。

理由

ここでは、なぜ人事職を志望したのか理由を明確にすることが大切です。

志望動機はかなり重要な部分であり、採用担当が最も興味を持っている内容でもあります。

このため、ここでの内容は非常に重要なポイントです。

人事職を志望する理由を明確に相手に伝えることで、採用担当者へあなたのこの仕事に対する熱意や、意欲を強くアピールができます。

人事職に興味を持つことになったきっかけのできごとや、人事職を通して将来どのようなことを実現したいのかを具体的に伝えることが大切です。

志望する理由を明確にし、熱意をしっかりと伝えることで、強いアピールを行うことができます。

エピソード

次はあなたの強みや経験を裏付けるエピソードを書きます。

最初の結論の部分で述べた自身の強みを、より具体的に想像できるようにエピソードを書いて証明します。

ここでのエピソードもあまり長々と説明する必要はないですし、長すぎると印象が悪くなる恐れもあります。

できるだけ、簡潔に分かりやすく書くことを意識してください。

エピソードがしっかりと、具体性を持って伝えることができれば、最初の段階で話した強みもより真実性を持たせることができます。

気をつけなければならないのは、強みや経験にしっかりとつながっている内容であることに注意をしてください。

入社後

最後に入社後にどのように貢献したいのかを伝えてまとめます。

企業に入社した際には、どのように貢献するのかを的確に伝えることで、採用担当者にあなたの将来像やビジョンをアピールできます。

ここでの貢献や将来像については、独りよがりの内容ではなく、しっかりと企業に貢献できる内容であることが大切です。

あなたという人材を採用した場合、会社にどのような利益をもたらすのか、どのような貢献ができるのかを担当者が想像できるように伝える必要があります。

人事職としてどのような仕事をしていきたいのか、目標や計画を具体的に述べましょう。

【人事職の自己PRをマスターしよう】自己PRのポイント3選

自己PRを書く際には抑えておきたいポイントがいくつかあります。

これらのポイントをしっかりと抑えることで、面接担当者により印象を残せる文章が作成できます。

以下に3つのポイントを紹介しますので、作成の際に意識してみてください。

①具体的なエピソードを用いる

最初のポイントは、具体的なエピソードを用いることです。

自身の強みや経験をアピールする際には、具体的なエピソードを用いてアピールすることが重要です。

抽象的な内容では、イメージがしにくいためアピール度も低くなってしまいます。

このためできる限り、具体的に伝えることが大切です。

例えば「私はコミュニケーション能力が高い」といった内容だけでは、具体性に乏しく説得力に欠けてしまいます。

具体的なエピソードを用いて説明することで、採用担当がイメージをしやすくなり、アピール度も向上します。

②客観的な評価を用いる

次のポイントは客観的な評価を用いることです。

客観的な評価を使うことで、強みやアピールしたい内容に真実性が増すため、採用担当者からの評価を高くできます。

例えば「私は周囲からよくコミュニケーション能力が高いと言われます」と言った表現は主観的な評価であるために、説得力に欠ける内容になってしまいます。

客観的な評価を用いることで、自分の強みをより印象付けることが可能になり、効果的なアピールが可能です。

③結論を明確にする

最後のポイントは結論を明確にすることです。

結論を明確に示すことで、あなたの意欲や熱意を表現できます。

自己PRの最後では、結論を明確にして、意欲や熱意を示すようにしましょう。

企業の採用担当者には、あなたが人事職に向いている人材であることをアピールする必要があります。

このためには、結論部分を明確に表現して、熱意を強く伝えることが最も大切です。

しっかりとアピールを伝えることで、採用担当からの評価を高めることが重要です。

【人事職の自己PRをマスターしよう】自己PRの注意点3選

自己PRを作成する上で、注意しなければならない点もいくつかあります。

表現の仕方次第では、アピールが伝わりにくく、印象も悪くなる可能性があります。

NG例を確認して、採用担当の目に留まる自己PRを作成しましょう。

①強みや経験が人事職に活かせるかどうか不明

せっかくアピールした強みや経験が、これからの仕事に活かせない内容であれば、意味がありませんし、評価を受けることもできません。

アピールする内容が、今後の仕事にどのように活かしていけるのかを伝え、企業の担当者に評価してもらうことが重要です。

例えば「コミュニケーション能力が高い」だけのアピールであれば、今後どのように仕事に活かすのかが分かりません。

その能力をどのように発揮して、結果的にどんな成果があがったのかを伝わるように説明する必要があります。

そうすることで、伝えた強みが、今後仕事で活かせるかや、必要な能力なのかを企業の担当者が想像することができます。

②具体的なエピソードが不足している

具体的なエピソードが不足している自己PRでは、内容が伝わりにくく採用担当者からの評価も低くなってしまいます。

抽象的な言葉や、スキルリストだけでは、あなたの実力や価値を効果的に伝えることができません。

例えば単に「リーダーシップ力がある」と述べても、具体性がなく内容が良くわからないでしょう。

プロジェクトでの具体的なリーダシップを発揮した経験や、その結果何を達成したのかなどを話すことにより、具体性を持ち相手にも理解されやすくなります。

採用担当者は、成果や経験を通してあなたの能力を確認したいと考えています。

自己PRを作成する際に、具体的なエピソードをあげることで、それらの成果を強調することが重要です。

③入社後にどのように貢献したいのかが不明

自身の強みやスキルを活かし、入社後にどのように会社に貢献するのかを明確に示す必要があります。

抽象的な表現や、スキルを羅列するだけでは、採用担当者に入社後の貢献を明確に伝えることはできません。

例えば単に「会社に貢献したい」と述べるよりも、具体的な計画やアイディアを提示することで、相手が想像できるよう明確に伝えることが大切です。

そのためには、あなた自身も自らのビジョンを明確に描いておく必要があります。

付け焼刃で対応しようと思っていても、さまざまな質問を受けるなかでボロが出る可能性もあるため、十分に注意して、当初より描いておくことが重要です。

採用担当者はあなたの熱意や具体的な目標を通じて、将来の貢献度を見込みたいと考えています。

そのためにも、自身のビジョンと貢献度を具体的に示すことが大切です。

【人事職の自己PRをマスターしよう】自己PRの例文3選

ここまでの流れを踏まえて、自己PRの例文を3つ紹介します。

実際に人事職に向けた自己PRの例文ですので、構成や流れなどが参考になると思います。

これらを参考にしながら、あなた自身のオリジナルの自己PRを完成させてください。

①サークルの代表を務めた例文

サークルの代表を務め、メンバー募集や活動企画などを担当し、目標達成に向けた協力を仰ぐ力を培いました。
代表としてメンバーの協力を得るために、リーダーシップとコミュニケーションのスキルの向上を身につける努力を継続してきました。
計画的な募集と協力の仕組みを構築することで、結果として組織全体の目標を達成しました。
特に印象に残っていることは、大規模なチャリティイベントの成功です。
チームメンバーと連携し、予算の調達から実施までをスムーズに進行し、地域社会に貢献しました。
将来はこれらの経験を活かし、人事職でのキャリアを築きたいと思い志望いたしました。
サークルの代表で培ったリーダーシップやコミュニケーションスキルを活用し、効果的な人材採用を行い、組織の成長に貢献していきたいと考えています。

②ゼミの人材マネジメントに取り組んだ例文

私は課題分析、解決策の立案・実行する力に自信があります。
大学時代に、ゼミで人材マネジメントの研究に取り組みました。
具体的には組織内のスキルマッチングを改善し、新たなコミュニケーションプラットフォームの導入を提案し、実行しました。
結果、チーム内の連携が活性化し、生産性が約30%向上しました。
この経験から、私は将来は人事職に進みたいと考えるようになりました。
入社後には組織全体での人材戦略の策定と実行に貢献し、効果的な人員配置を行うことで企業の成長をサポートしていきたいと考えております。
私が培った課題解決のスキルと人材マネジメントの知識を活かして、将来は結果が出せる人事のプロフェッショナルとして貴社に貢献したいと考えております。

③ボランティアでの活動

私は、相手の気持ちや考えを理解し、共感する力に自信があります。
大学時代には、ボランティア活動を行い、児童養護施設で子どもたちと一緒に遊ぶ活動をしていました。
その際には、子どもたちの話を良く聞き、その気持ちや考え方を理解するように努めました。
結果、子どもたちとの強固な信頼関係を築くことができ、彼らの過去のトラウマを克服させ、自己価値観を高めるための手助けができました。
この経験から、将来は人事職に進みたいと決意しました。
入社後には従業員の声にしっかりと耳を傾け、共感し、必要な支援を提供することで職場環境の向上と個人の成長を促進したいと考えています。
私の今までのスキルを活かし、人々が共感と理解を感じる組織を築き、ともに成長できる企業を目指し貢献したいと考えております。

【人事職の自己PRをマスターしよう】まとめ

就活を進める上で、自己PRはほぼ100%と言っていいほど必要な書類です。

今回は人事職向けへの書き方のコツとポイントを解説しましたが、理解はできたでしょうか。

大切なことは、相手に読んでもらうことをしっかりとイメージして作成することです。

できるだけ、簡潔に相手の印象に残るような文章作成を心がけていきましょう。

例文を参考に、あなたらしい自己PRの作成を目指してください。

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