【例文付き】企画職の自己PRの書き方とコツを徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

これから就活に向けて自己PRを書こうとしている方は、どのように書けばいいのか悩んでいませんか?

特に企画職でエントリーを検討している方は、仕事の範囲も広いため、どのようにアピールをしたら良いかを難しく考えてしまうかもしれません。

今回は企画職志望の方へ向けた、自己PRの書き方とコツを解説していきます。

アピールしたい項目を3つに分けた例文も紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

【企画職の自己PR】企画職とは?

企画職の仕事は、担当分野の問題を発見し、マーケティングを行い立案することを行っています。

市場や顧客のニーズを把握した上で、それらの動向を分析しなければいけません。

結果も目で見えやすい職種であるため、達成感ややりがいを大きく感じられる仕事であり、職種柄、経営層とも関わることが多くあります。

また、ひと言で「企画職」といっても業界や企業によって担当する仕事内容はさまざまです。

具体的にどのような仕事内容があるかを、理解しておいた方が良いでしょう。

商品企画

企画職の中では一番最初に思い浮かぶ代表的な職種です。

市場調査の結果をもとにして会社のサービスや商品をゼロから考える開発や企画を行います。

また、既存商品をニーズに合わせて改良したり、アップデートするなどの仕事も行っています。

何もないところから新たな商品を生み出すのは大変な作業ですが、販売動向などで成果が目に見えて分かるためやりがいも大きい職種です。

宣伝企画

新しい商品やサービスを世間に広めるための企画を担当しており、その名前の通り宣伝を企画するのが主な仕事です。

商品をテレビや雑誌などのメディアに取り上げてもらうためのPRを行い、販売促進や知名度のアップを目指してさまざまな施策を行います。

責任が大きい職種ですが、その分の充実感も大きい仕事です。

営業企画

営業担当の業務をよりスムーズなものにするために売上や販売に関する戦略の提案を行います。

社内の営業社員に向けてさまざまな企画を提案し、後方支援などを行っています。

また、売上数値の分析や競合他社情報収集と分析など、営業活動に専念できるような環境を整えるサポートも行います。

会社の売上を拡大するために、縁の下から支える役割を担う重要なポジションです。

経営企画

企業経営に関する専門的な知識を身につけ、社長や役員などのトップマネジメントをサポートする仕事です。

具体的には、経営層の方針や考え方を実際に落とし込むために予算や目標値、プロセスなどを具体的に考えて、各部署に実行させます。

経営陣と実際に接する機会が多く、プレッシャーも大きく感じますが、やりがいと学びの多い職種です。

【企画職の自己PR】なぜ自己PRが必要なのか

就活で自己PRが必要な理由は、企業の担当者が応募者を知るための判断材料にするためです。

企業の担当者は自己PRから、応募者の人柄や性格、入社への意欲や企業への理解度などさまざまなことを読み取り、その人材がどれだけ企業とマッチしているかを測っています。

そのために、自己PRでは他者とは違う自分の「売り」をしっかりとアピールしましょう。

日本人はこのような場面では、謙遜してしまいがちです。

しかし、必要性を考え、誰に向け何のために書くのかを意識してしっかりとアピールすることが重要です。

【企画職の自己PR】企画職に求められる力

就活では多くの知識やスキルを有している人材の方が有利に働くでしょう。

では、企画職ではどのような力があれば良いのでしょうか?

企画職は携わる範囲も広いために、多くの能力を持っていた方がいいのですが、代表的な3つの力について解説します。

自身の持っている力と比較してみて、アピールできる部分については、しっかりと伝えることが大切です。

分析力

1つ目に求められる力は分析力です。

企画職では、集めた情報を分析する能力が重視されます。

発見した課題がなぜ発生しているのか、どうすれば解決できるのかと、なぜを繰り返して分析する力が求められます。

また、同業他社の施策を分析したり、消費者の行動などを分析し世の中で本当に求められている商品やサービスを追求していきます。

これ以外にも、商品やサービスを販売後の売上動向や傾向の分析も重要な仕事の1つです。

コミュニケーション力

求められる力の2つ目はコミュニケーション力です。

企画職は多くの部署と連携して仕事を行うことが多い職種のため、コミュニケーション力は必須の能力です。

社内での関係部署間の連絡調整やスケジュール管理、また社外の代理店とのやり取りなど、企画を円滑に進めるために、中心的な役割を担うため高いコミュニケーション力が求められます。

また、クライアントと連携して商品の企画を行うこともあるため、クライアントのニーズを引き出すためのコミュニケーション力が必要です。

プレゼン力

求められる力の3つ目はプレゼン力です。

企画した商品やサービスの出来栄えがいくら良いと思っていても、社内での承認が得られなければ、世の中に出すことができません。

そのために、自らの企画の魅力を経営層や関係部署にプレゼンし納得させるだけのプレゼン力が必要です。

自分がどのような趣旨でその企画を行ったかの背景や、その企画がどれだけ魅力的なものであるかをうまく伝え、相手の立場に立って課題をさまざまな角度から落とし込む力が重要です。

【企画職の自己PR】企画職の自己PRを書くポイント

自己PRを作成する際には、いくつかの気をつけるべきポイントがあります。

これらのポイントを無視して作成すると、言いたいことが伝わらずうまいアピールにはつながりません。

限られた自己PRのスペースで最大限のアピールをするためには、ポイントを絞って訴求することが求められます。

企画職で自己PRを書く際に、特に重要である3つのポイントに絞って解説します。

これらのポイントをしっかりと意識して、自己PRを作成しましょう。

自己分析する

1つ目のポイントは自己分析を行うことです。

自己PRはその名前の通り、自分のことを伝えるものです。

当然ですが、自分のことをきちんと理解して分かっていなければ魅力的な自己PRを書くことはできませんし、書いても企業の担当者にはすぐに見抜かれてしまいます。

まずは、しっかりと自己分析を行い、自身の能力や価値観、強みや弱みを明確に理解するところから始めてください。

自分自身が知らなければ、的確に相手に伝えることができませんし、自己分析を行うことで、自身も知らなかった自分の能力や強みに気づくこともあります。

これらの自己分析を行った結果を見て、自身の能力や価値観の一覧ができあがりますので、どの点を重点的にアピールするかを考えていきます。

また、自己分析については以下のサイトで詳しく解説しています。

自己分析のやり方についても紹介されていますので、参考にしてみてください。

企画職に必要な力をアピールする

自己分析を行うことで、自分の力や向いていること、好きなことなどが分かると思います。

それらの内容がどれだけ企画職に必要な力とマッチしているかを考え、自己PR内でのアピールにつなげていきます。

前述までの内容で、企画職に必要な力や求められる力は理解できたと思います。

これらの必要な力の中で、自分の持っている力や価値観がどれだけ役に立つかや、マッチしているかを十分に見極めてアピールにつなげていきます。

どれだけ優れた力や、他の人にはなさそうな能力を持っていたとしても、企画職に役立つ力でなければ意味がありません。

このため、企画職の仕事内容を今一度振り返り、どのようにマッチして具体的にどのように貢献できるのかをしっかりと理解してアピールをしましょう。

経験や実績を伝える

3つ目のポイントとしては、経験や実績を伝えることです。

自分の力を伝える際には、まず説得力がなければいけません。

また、説得力があればより、効果的に自分の力をアピールすることも可能です。

そのため自己PRでは、自分がその力を活かしてできた経験や、成し遂げた実績などを一緒に伝えることで、説得力を増すことができます。

このように、自己PRを作成する際には、できるだけ経験や実績を詳細で具体的に伝えるようにしましょう。

具体的な実績などを示すことで、面接担当もアピールする力のイメージがしやすくなります。

実際に社内でその力を活用して活躍する姿を想像できれば、良い印象を与えることができるため評価も高めることができます。

【企画職の自己PR】自己PRの構成

自己PRはそう長くはない文章ですが、それ故にしっかりとした構成を行う必要があります。

構成を整えて作成しなければ、うまく伝わらないため効果的なアピールができません。

自己PR作成に向けての構成を紹介しますので、これらを参考にして作成を進めてください。

自分の強み

まずは自分がどのような強みを持っているかと言った結論から書き始めます。

結論を先に述べることで、自己PRを読む面接担当者は今後の流れも見えるため、内容的に分かりやすく、理解しやすい文章となります。

また、注意する点としては長く書かないことです。

最初の部分で結論を述べますが、長く書きすぎると結論が見えにくくなり、何を伝えたいのかが分からなくなります。

このため、できるだけ簡潔にわかりやすく結論を伝える文章を意識しましょう。

それにまつわるエピソード(経験など)

冒頭で述べた結論である自身の強みが、なぜそのように考えるようになったかを説明します。

ここでは、具体的に自身が経験したことや、そのエピソードを書くことで内容に説得力を持たせます。

このような経験をしたことによって、強みを活かすことができた話や、経験によって強みを身につけることができたなど、実際の経験をもとにして書くと良いでしょう。

経験をもとにした、自己分析ができていることも同時にアピールができます。

浮き出た課題

強みを活かした活動を行っている中での、浮き出た課題や問題点を述べます。

問題点に対してしっかりと考えたことや、問題意識を持って取り組んだことなどが、強みやエピソードに説得力を持たせます。

ここでの課題については、特段大きなものでなくても構いません。

ささいな課題や問題点であったとしても、なぜそれに気づき、どのように考えたかの方が重要です。

課題の大きさを気にしすぎて、課題が出なくならないように気をつけてください。

その時にどんなことを考えていたか

課題が見つかった際に、どのようなことを考えたかを述べます。

経験時に課題が見つかり、その際の自身の考えたことを具体的に書きます。

この考えをしっかりと書くことで、自己PRにさらに説得力をもたせることができます。

また、課題が見つかったときに、どのように考えていたかを書くことで、その人の人柄を表すこともできます。

そのため、自身がどのように考えていたのかをできるだけ詳細に書くのが良いでしょう。

その課題に対してどう対応したか

見つかった課題に対してどのように対応したかを書きますが、ここの文章は重要です。

課題をそのままにしておく人はいないため、その課題や問題をどのように捉えて、どのような考えで対応したのかを書きます。

対応方法については、できるだけ詳細にわかりやすく伝えるのが良いでしょう。

どのような考えを持ってその対応方法になったのかを説明し、しっかり問題意識を持ってアプローチができる人間であることをアピールします。

結果

問題に対応した結果、どのようになったか結末を述べます。

取り上げた問題に対して、自身の考えで対処したあと、どのような結果がでたのか。

思い通りの結果が出た場合には、考えが間違えていなかったことの証明でもありますので、流れを詳細に伝えるのが良いでしょう。

また、思った結果が出なかった場合についても、なぜ結果が出なかったのか。

考え方自体が間違えていたのかや、対処の過程で間違えたのかなど、どの点がうまく行かなかったのかを、しっかりと分析できていれば問題ありません。

入社後にどう活かしていくか

冒頭で述べた強みを入社後にどのように活かして行くのかを述べます。

単に強みを伝えるだけでは、十分な自己PRにはなりません。

自身の身につけた強みが、入社後の職場でどのように役立ち、活かせるのかを具体的に伝えます。

企業の担当者に実際に働いているイメージや、担当部署で活躍するイメージを持たせることができれば、高い評価を得ることができるでしょう。

相手がしっかりとイメージできるくらい、具体的に伝えられるようにしましょう。

【企画職の自己PR】企画書を自己PRで書く際の注意点

自己PRを書く際には、いくつかの注意するべき点があります。

これらの点に注意を払って作成しなければ、読みにくい内容であったり、分かりにくい内容の自己PRになってしまうため、以下の点に注意をして作成を進めてください。

冗長にならない

できるだけ、読んでいて興味が増していくような書き方や内容を意識してください。

文字数にとらわれすぎたり、内容を装飾しようとしすぎると、余分な言葉が多くなってしまい冗長な文章になってしまう場合があります。

冗長な文章は、単に長いだけの文章であり内容がなく意図が伝わりにくくなります。

また、冗長な文章と判断されることで、評価が低くなる可能性もあるため注意が必要です。

抽象的な内容にならない

自己PRで何かを説明する場合には、できるだけ詳細に具体的に書くことを意識しましょう。

抽象的な表現では、企業の担当者もイメージがしにくくなるため、良い評価につながることはありません。

特に経験などを書く場合には、その時の詳細な状況とともに、自身が考えたことまでを文章で表現し、相手に伝えられれば評価も高まるでしょう。

【企画職の自己PR】例文3選

ここまで自己PRを作成する際の構成や注意点について解説してきました。

理解できたでしょうか?

頭ではイメージができていても、実際の文章に落とし込むのは難しいものです。

そこで、具体的に自己PRの例文を3つ紹介します。

アピールしたい力ごとに分けて3つの例文を載せていますので、自身の自己PRを作成する際には、ぜひ参考にしてください。

例文①分析力をアピール

分析力の例文

私の強みは課題や問題をすぐに発見できるところです。

学生時代は、レストランでのアルバイトをしていましたが、オーナーは売上が伸びないことを悩んでいました。

私は原因を考えましたが、ドリンクの売上が低いことに気づきました。

分析をしてみると、地元のお客様でワインの知識がない方が多いにもかかわらず、メニューにはワインの詳しい説明がされていないことが分かりました。

そのため、全てのドリンクメニューにワインの説明書きを加え、お客様がワインに興味を持ってもらえるような工夫を行いました。

これは成功し、ドリングの売上が増加し全体の売上もアップすることができました。

入社後にも、課題を素早く発見し、改善することで御社の発展のために寄与していきたいと考えています。

例文②コミュニケーション力をアピール

コミュニケーション力の例文

私の強みはコミュニケーション力に長けているところです。

人はそれぞれ異なる考え方を持っているとの考えが根底にあり、異質的な人ともコミュニケーションの仕方を変えることで、良好な関係を保てることを理解しています。

以前、ワークショップの授業を行った時に、話しのペースが合わない人がおり、この状況では成果をあげられないかもしれないとの懸念を抱きました。

そこで私は、相手の人に合わせたコミュニケーションを取るように意識的に改善を行いました。

結果的にスムーズに連携ができるようになり、ワークショップも期限内で完成することができました。

入社後には、関わる全ての人と円滑にコミュニケーションをとり、チームが成果をあげられるように貢献していきたいと思います。

例文③プレゼン力をアピール

プレゼン力をアピール

私はプレゼン力に自信を持っています。

学生時代からグループでのプレゼンを行う機会が多く、メンバーへの魅力的な意見の伝達が得意でした。

このため、グループを代表してプレゼンを行うことも多く経験しました。

大学の授業では、購買会と連携して商売を行うことがありました。

この時も私は購買会に対して、新たな商品の導入の提案を行いました。

市場調査を通じて、学内の需要とトレンドを分析した上で特定の商品を導入するようにプレゼンを行い、採用されることが決まりました。

結果、新商品の導入がうまくいき、売上を増加することができました。

貴社に入社後は、自身のプレゼン力を活かし、新しいアイディアやプロジェクトを進行し、貴社の成長に寄与していきたいと考えています。

【企画職の自己PR】まとめ

企画職の自己PRの書き方のコツについて解説してきました。

いかがでしたでしょうか?

企画という職種は、幅が広く守備範囲も多岐に渡っています。

大まかな業務内容は同じでも、会社によって特色が異なりますので、しっかりと企業研究をした上で、志望企業に合わせて作成するのが良いでしょう。

個人の持っているスキルや人柄はもちろんですが、うまく自己PRができるかどうかも合否を分ける重要なポイントです。

しっかりと自分をアピールして、志望企業の内定をつかみましょう。

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