はじめに
ほとんどの企業のESや面接で必須と言っても過言ではないものが自己PRです。
本記事では自己PRを見つける方法から正確性があることをアピールしたい人に向けてのポイントの解説まで詳しく行っていきます。
自己PRがなかなか見つからないという方から、既に正確性という長所を積極的にアピールしたいという意思がある人まで、どのような人にもおすすめできる記事の一つです。
【正確性を自己PRにする】正確性とは
正確性を自己PRに用いる際のポイントや構成例文についてこの後紹介していくのですが、そもそも正確性という言葉の定義について一度考える必要があります。
正確性という言葉は「ミスなく正しく物事を遂行する力」です。
これはほとんどの仕事において重要な能力であると言えますし、ミスなく業務を遂行してくれるということは信頼でき、重要な任務を任せられるということでもあります。
つまり自己PRにおいて非常に有用な能力であると言えますし、企業にとって魅力的に映ること間違いなしです。
【正確性を自己PRにする】正確性が企業に与える印象
では正確性という言葉の定義について考えた後は、企業に対して正確性という言葉がどのような意味を持つのかについて考えていきましょう。
まず一言で言うならば、真面目な印象を受けることでしょう。
確実に与えられた仕事をこなしてくれるということは、信頼が置ける人物であるということでもあるので、丁寧な作業が求められるような業務なども任せられるはずです。
このように「正確性」を強みに挙げる学生は信頼性が高く、企業も良い印象を受けることでしょう。
【正確性を自己PRにする】正確性を持つ人が向いている仕事
ここからは正確性を持つ方がどのような仕事に向いているのかについて詳しく紹介していきます。
大きく分けて2種類の仕事があるので、一緒に確認していきましょう。
数字を用いる仕事
まず、これは当然と言えるかもしれませんが、数字を用いる仕事は正確性が非常に求められます。
数字を用いる仕事にもさまざまありますが、例えば経理やデータ管理などを例にあげてみましょう。
これらの仕事は1つでも数字を間違えてしまえば非常に業務に支障が出ます。
どこが間違っているのかを確認するためにかなりの時間がかかってしまうこともありますし、会社全体の業務に影響を与えます。
そこで正確性がある人物が求められるのです。
また、細かい作業にもなるのでその点においても正確性のある人は向いていると言えるでしょう。
ITエンジニア
数ある仕事の中でもITエンジニアは最も正確性が求められる仕事の1つと言えるでしょう。
ITエンジニアは皆さんご想像の通り、プログラミングの言語などを覚えてコツコツ一つひとつの業務に取り組む必要があります。
正確に業務を行える人でないとミスが多くなって時間がかかってしまいますし、何よりプログラミングのコードというものは1つでも間違えてしまうと正しく作動しません。
「<」と「>」を間違えるだけでも想定通りに機能しなくなりますし、膨大なコードの中からそんな細かいミスを見つけるのは並大抵のことではありません。
一つひとつの業務を丁寧にこなしてくれる人物こそ、ITエンジニアにぴったりであると言えるでしょう。
【正確性を自己PRにする】正確性の言い換え
正確性を言い換える言葉にはさまざまなものがありますが、自己PRで活用しやすいのは「確認作業を怠らない」「ミスを最小限に減らす」「頭を整理して行動できる」などが挙げられるでしょう。
また、「真剣に物事に向き合う」「真面目」「几帳面」なども正確性という言葉を言い換えるにあたって良い選択肢の一つです。
「仕事においてどのように活かせるのか」という観点から考えて言い換えを行うことで、企業の採用担当者により良い印象を与える可能性が高まります。
【正確性を自己PRにする】そもそも自己PRとは
正確性を自己PRにするのは悪くない選択ですが、そもそも自己PRとはどのようなものなのかについて考える必要があります。
就活において必ずと言って良いほど聞かれる自己PRですが、果たして就活においてどのような意味合いを持っているのでしょうか。
大きく分けて2つのポイントがあるので、一緒に確認していきましょう。
自社と合っているかを見ている
まず1つのポイントとして、自社と合っているかどうかを見ているということが挙げられます。
企業は可能な限り自社と合っている人材を採用したいと考えています。
どれだけ優秀な人材であろうが、自社と方向性が異なる場合や、目標やビジョンが異なっている場合は100%の力を発揮することができません。
長く働いてくれない可能性もあります。
そこで必ず自社と合っている人材を採用するためにさまざまな工夫を凝らしているのであり、自己PRもその一環の1つであると言えます。
入社後に能力を発揮できるか
入社後に能力を発揮できるかどうかについても、自己PRを通して確認している企業は多いです。
例えば今回のテーマである「正確性」をあなたの自己PRとしているならば、数字を用いる仕事やシステムエンジニアなどが適任でしょう。
しかし、あまり合っていない仕事や、別のあまり意味のないスキルをアピールされたところで、企業は入社後に能力を発揮できるかどうか判断できません。
自己PRを通して就活生が就職後、企業の役に立ってくれるかどうかを確認しているのです。
【正確性を自己PRにする】自己PRの見つけ方
ここからは自己PRを見つける方法について詳しく紹介していきます。
下記の3つの対策を行えば、あなたが自己PRにおいてどのような点をアピールすれば良いかについて考えることができるでしょう。
また、これらの対策は志望動機やガクチカを作成する際にも役に立つ可能性があるので、ぜひ志望動機などに活かせる点がないか、頭の片隅におきながら自己PRを作成してください。
自己分析
まずはしっかりと自己分析を行うことが非常に重要であると言えます。
あらゆる記事や先輩から「自己分析を行え」と言われ続けてうんざりしているかもしれませんが、就活においては自己分析が最も重要なので、しっかりと行う必要があります。
特に、自己PRを作成するに当たっては自分が成長したと思うエピソードについて掘り下げていくことが非常に重要です。
モチベーショングラフを用いる、自己分析ツールを利用するなど、自己PRに関わらず、就活をしていく中で自己分析は必ずやる必要があるので、積極的に取り組んでいくことが非常に重要であると言えます。
自己PRでアピールできる力
自己PRでどのようなスキルをアピールできるのかについても、自分でしっかりと考えていく必要があると言えるでしょう。
まずは自分がどのような力をアピールすることができるのかを確認することが大切です。
大きく分けて、「他社との関わりに活かせる力」、例えば協調力、リーダーシップ、「自分自身を保つ力」計画性や忍耐力「課題に立ち向かう力」、問題解決力、分析力、論理的思考力、企画力などが挙げられるでしょう。
この中で自分がどのようなスキルを持っているか、それぞれ分けて説明することが重要です。
また、複数当てはまる場合は、企業がどのような点を重視しているのかについて考えるのも選択肢の一つでしょう。
企業が求めている回答を用意することは、採用担当者に「しっかりとリサーチを行っている就活生である」とみなしてもらえる可能性も高まる、非常に良い対策です。
先輩のESを見る
合格した先輩のESを見るのは、最も手っ取り早い対策の一つであると言えるでしょう。
先輩が合格した企業に提出したESを持っている場合は、ぜひとも見せてもらうようにしましょう。
自己PRの構成などの参考にもなるので、非常におすすめです。
また、直接関わりがある先輩が参考になるESを持っていなかったとしても、さまざまなサイトで公開されているので、そちらで確認してみるのも選択肢の一つであると言えるでしょう。
自分が目指す業界や職種に近い先輩のESを検索してみて、どのようなものがあるのか確認し、自分の自己PRにそれらの要素を盛り込んでいきましょう。
【正確性を自己PRにする】正確性をアピールする際のポイント
ここからは正確性をアピールする際のポイントについて詳しく紹介していきます。
正確性は自己PRにおいて非常に有用な能力の1つであるとは言えますが、適切にアピールできなければあなたの魅力は最大限とはなりません。
そこであなたの正確性がより企業の採用担当者に魅力的に映るような工夫を凝らしていくことが大切なのです。
企業の求める人物像に合わせる
これは先ほども少し述べた部分ではありますが、企業の求める人物像に合わせるというのも、自己PRを作成する上で非常に重要なポイントであると言えます。
なぜならば、企業は可能な限り求める人物像に合っている、活躍してくれる人材を採用したいと考えているからです。
公式サイトや説明会などで公開されていることが多いので、それに正確性という特徴が当てはまっているのかについてわかりやすく確認していきましょう。
他に、「求める人物像」に近い力でアピールできるものがないか確認してから書くことも非常に重要です。
正確性の言い換え表現を使う
残念ながら正確性は多くの就活生が自己PRに用いる長所の1つであるため、企業の採用担当者からしてもただ正確性があることをアピールするだけでは魅力的に映らないことも多いです。
また、「正確性が長所である」と述べられている文章を見ると「また正確性を長所として挙げている人が居る」とうんざりしてしまうこともあるでしょう。
そこで下記のような言い換え表現を使うことで、差別化につながるので、積極的に用いるようにしましょう。
-
仕事の精度が高い
-
誠実に仕事ができる
-
抜け漏れがない
具体的に伝える
具体的に正確性を伝えるのも自己PRを作成する上で非常に重要なポイントです。
これは他の能力を自己PRでアピールする際においても同様のことが言えるのですが、ただ一言「私の長所は〇〇です。」と言われたところで具体的にイメージすることができません。
「言語化が下手な人材である」と思われてしまいますし、魅力が伝わることなく、自己PRが流されてしまいます。
そこで具体的なエピソードを用いたり、数字を用いて分かりやすく伝えたりするようにしましょう。
企業の採用担当者は複数の自己PRを読むので、全てを隈なく読むことはできません。
志望動機の低い人の書いた自己PRであるとみなされたら、途中から流し読みされてしまう可能性もあるため、具体的にあなたの魅力が伝わるような文章を作成することが大切なのです。
正確性を維持するために気を付けていることを伝える
正確性を維持するために気をつけていることについてわかりやすく伝えることも非常に重要です。
正確性についてアピールしているにも関わらず、それに関する説明がなければ、ただあなたが「自分で正確性があると思っているだけ」と捉えられてしまう可能性もあるからです。
どのようなことに気をつけているのか、しっかりとした考えのもと行動していることをアピールしていくことが非常に重要です。
これについて考えると、主張を裏付けるエピソードにもつながりやすいので、より自己PRを構成しやすくなりやすいでしょう。
再現性があることをアピールする
再現性があることをアピールするのも、正確性を自己PRにおいてアピールする際に非常に重要なポイントであると言えます。
自己PRでアピールする力はあなたがただ長所としてアピールしたいものではなく、実際に仕事として活かせるものでなくてはなりません。
よって、あなたのスキルにどのような再現性があるのか、仕事の場面でどのようなことに活かせるのかについてわかりやすく説明していくことが非常に重要であると言えるのです。
【正確性を自己PRにする】正確性をアピールする際の注意点
ここまで就職活動の自己PRにおいて正確性をアピールする際のポイントや、正確性を兼ね備えている人が向いている仕事について詳しく紹介してきました。
正確性をアピールするにあたっては、いくつか注意点もあります。
これらを抑えた上で執筆することで、よりマイナスイメージを避けつつあなたの魅力が伝わるので、下記の2点を参考にしてみてください。
当たり前のことで終わらせない
これは当然と言えることかもしれませんが、「当たり前のことで終わらせない」というのは重要です。
企業からすれば「ミスをしない」ということは当然のことであり、当たり前です。
「時間に正確で、遅刻をしません。」と言われたところで「そんな当然のことをアピールされても...」と思ってしまうでしょう。
正確であるということは当然のことなので、なぜ正確に働くことができるのか、なぜミスを犯さないのか、業務に業務を正しく遂行することができるのかなど、その過程の話をしっかりと入れることが大切です。
あくまで当然のことを述べるのではなく、そこから少し発展させ、正確性を活かしてどのように業務に取り組んでいくのかについても詳しく述べる必要があります。
仕事内容と合わない内容と伝えない
仕事内容と噛み合っていないアピールを述べることはマイナス点にもなりがちです。
あなたが志望している企業の業務内容と合っているかどうかをまずは確認することが大切です。
企業が求めていない人物像をアピールしたところで魅力的には映りませんし、むしろ企業研究をしっかりしていない、適当な学生であると思われてしまう可能性すらあります。
正確さは当たり前に必要なことではあるのですが、マニュアル通りに仕事をこなすだけの人材と思われてしまう可能性もあります。
接客業など臨機応変な対応を求められる業務においてはむしろアピールしない方が良い可能性もあります。
【正確性を自己PRにする】正確性を用いた自己PRの書き方
ここからは正確性を用いた自己PRの書き方について詳しく紹介していきます。
自己PRには書き方のひな形というものが存在します。
それに沿って書いていくことで文章構成などもはっきりしますし、慣れると非常に書きやすいので、参考にしてみてください
結論
まずは一番最初に結論を述べることが大切です。
最初に「私の長所は正確性です。」と述べることにより、企業の採用担当者はあなたのアピールポイントが何なのかを念頭に置いた状態で自己PRを読むことができます。
結論がはっきりしない、冗長な文章は読んでいる間に集中力が削がれてしまいますし、あなたの伝えたいことがいまいち伝わりきれない可能性もあります。
よって、まず最初に結論を述べ、話の主軸が何なのかはっきりさせるようにしましょう。
具体的なエピソード
あなたの魅力が何なのかを述べた後は、続いて具体的なエピソードを述べることが大切です。
ただ自分の魅力について述べただけでは、企業の採用担当者は納得してくれません。
あなたのその魅力を裏付ける具体的なエピソードを詳しく述べていく必要があります。
そのスキルを活かしてどのような問題を解決したのか、どのような成功体験を積むことができたのかなどについて詳しく述べるようにしましょう。
課題
エピソードについて簡単に説明が終わったら、続いてそのエピソードにおいてどのような問題や課題が発生したのかについて述べていく必要があります。
基本的に自己PRのエピソードというのは何かしら問題が発生して、それを自分のスキルや魅力を通じて解決させた、という文章展開をさせる必要があるため、何かしら課題を述べる必要があります。
解決策
課題についてしっかりと言及することができたら、続いて解決策を述べる必要があります。
基本的に仕事というのは問題が発生し、それを解決するということの繰り返しなので、問題解決能力がない人材はあまり魅力的に映りません。
そこで、ここまで解説してきたエピソード、そしてその課題について述べることができたら、続いてどのような工夫を凝らしてあなたが解決したのかについて述べましょう。
ここであなたが最初に結論として述べた自分の長所を用いたことを詳しく分かりやすく説明することができれば、より魅力的な自己PRを作成できるはずです。
結果
企業は結局結果を出せる人材を欲しがっています。
確かに人柄やモチベーションの高さなども非常に重要ではあるのですが、やる気があるだけで何もできない人材は企業は求めていません。
企業は結果を出せる人物を求めているので、自分がここまで話してきた具体的なエピソードについての課題や解決策について述べた後は、最終的にどのような結果になったのかについても話す必要があります。
あなたが将来就職した際に、どのように仕事で結果を出してくれるのかイメージしやすくなりますし、これまで結果を出してきた人材ならば、仕事でも結果を出してくれるだろうと想像できることでしょう。
入社後どのように貢献するか
ここまでしっかりと書くことができていれば、企業の採用担当者は入社後、あなたがどのように活躍してくれるのかについてある程度想像はできているでしょう。
しかし、ここでさらにあなたの魅力を強固にするためにも、入社後どのように貢献するのか自分でも考えているということをアピールしましょう。
入社後どのように貢献するかをアピールすることで、あなたを採用した際のメリットがより明確になります。
また、何より入社後活躍するイメージができているということは、企業に対してのモチベーションが高いということにもなるので、内定を出した場合、就職してくれる可能性が高いというイメージを与えることもできます。
【正確性を自己PRにする】正確性をアピールする例文
ここからは正確性をアピールするための自己PRの例文を3つ紹介していきます。
ここまで紹介してきた注意点やポイント高性能の方法などを踏まえた上で作成しているので、非常に参考になるはずです。
正確性をアピールする例文①
この強みは、大学時代にサークル活動で磨かれました。
サークルではさまざまなプロジェクトやイベントがあり、さまざまな問題も発生します。
私がこの強みを発揮した具体的な例は、ある大規模なイベントの準備プロセスです。
私たちのサークルでは、年に一度、大きなイベントがあり、その企画を担うこととなっていました。
その際、私は多くのタスクを任され、それらをスケジュール通りに完遂しなければなりませんでした。
私は与えられたタスクごとに実行計画を作成し、各タスクに対してリアルな締め切りを設定しました。
それらを遂行するために自己管理を徹底しました。
特に最も印象的だったのは、広告のデザインと印刷のタスクでした。
このタスクはイベントの成功に直結する重要な要素でした。
私は依頼を受けてからすぐにデザイン案の作成に取り掛かりました。
アイディアを捻り出し、そしてフィードバックの収集と反映には多大な時間を要しました。
それでも、私は決められたスケジュール通りに進め、提出期限の3日前には印刷業者に最終デザインを提出しました。
これにより、万が一の誤差やトラブルにも対応できる余裕を持てたのです。
この経験から、物事を前もって計画し、余裕をもって行動することの大切さを学びました。その結果、イベントは大成功を収め、私のタスク管理能力はサークル内で高く評価されました。
入社後もこの経験を活かして、与えられた任務に対して正確に計画を立て、期限内に適切にこなしていくことで、業務の進行に遅れが出ることなく、クライアントに対して安心感を提供し、高い価値を提供したいと思います。
正確なタスク管理とスケジューリングは、どのような職種においても必要不可欠なスキルであり、私はそれを極めています。
正確性をアピールする例文②
この力を身につけた具体的な経験は、大学時代にサークルでの会計業務を担当した際です。
サークルの資金管理は極めて重要で、誤りは許されない作業でした。
私はその責任をしっかりと理解し、毎回の会計処理を緻密に行いました。
レシートの収集から支出の分類、予算との照合に至るまで、1つ1つのステップを綿密にチェックしました。
しかしながら、私一人の努力だけでは、いつかミスが起こってしまうと考え、対策を考え直す必要性を感じました。そこで私は会計作業の精度をさらに高めるために、チェックポイントを明確にするマニュアルを作成しました。
それには、どのような領収書を保存する必要があるか、支出をどのように記録し報告するか、また、予算との整合性をどのように確認するかなど、会計業務を詳細に記載しました。
このマニュアルは、後進の会計メンバーにも受け継がれ、作業の正確性を確保するための標準作業手順となりました。
私が会計を担当した期間中、1つのミスも発生することなく、サークルの財政は常に健全な状態を保ちました。
この経験から、私は何事にも細心の注意を払って取り組む癖を身につけました。
社会人としてこの厳密な作業態度と、周到な準備の習慣を活かし、企業の貴重な資源を扱う際も、常に高い精度で業務を遂行します。
正確性をアピールする例文③
この強みは、部活動での経験から培われました。
ある時、部活の顧問である先活から、部員全員の名前と誕生日のリスト作成を依頼されました。
これは先生が毎年部員に誕生日プレゼントを贈るためのものでした。依頼されたタスクは簡単なものでしたが、ただリストを作成するだけでは先生の真の目的に対して最大限の価値を提供しているとは言えないと感じました。
そこで私は、名前と誕生日だけでなく、各部員の好きな食べ物や趣味、さらには好きな色やブランドまでを調査しました。
これには部員一人ひとりとじっくりと会話する時間が必要でしたが、この追加情報が先生のプレゼント選びに大いに役立つと信じていました。
リスト完成後、先生に提出したところ、先生はただ感動するだけでなく、私の細やかな配慮に深く感謝されました。
このリストのおかげで、先生はそれぞれの部員にパーソナライズされたプレゼントを選ぶことができ、部員からも喜びの声が上がりました。
この経験を通して、私は仕事を行う上で、ただの実行者であるだけでなく、依頼者のニーズを深く理解し、期待を超える提案ができることの重要性を学びました。
社会人になっても、この姿勢は変わらず、与えられた任務に対して相手が何を本当に求めているかを考え抜き、期待を超える価値を提供し続けることで、組織に貢献していきたいと考えています。
まとめ
今回は正確性を就職活動の自己PRで強みとしてアピールしたい方に向けて、正確性とはどのような言葉の意味を持つのか、企業からすればどのような魅力として映るのかについて解説してきました。
また、今回紹介してきた自己PRの構成の方法は正確性を自己PRとしていない以外にも活用できる汎用性の高い方法です。
もし他の記事などを参考にするにあたり、自分の魅力が他にあると気付いた場合は、構成の部分だけでも参考にしてみてください。
