HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
大学4年生にもなると、研究室の実験や卒業論文などの予定が詰まり、あまり他のことに時間をかけられない状態になっているのではないでしょうか。
しかし、周りの友人を見てみると就職活動の選考が進んでおり、そろそろ重い腰を上げなければと焦っているのはあなただけではありません。
そうは言っても就職活動に割ける時間は限られていると思います。
そこでおすすめしたいのは便利なツールを使用することです。
この記事では自己PRの作成ツールに焦点をあてて、メリットやデメリット、使う際のポイントなどを徹底的に解説していきます。
就活をしているといかに楽出来るかも考えますよね・・・
そんな中、自己PRを考えるのに時間を取られてしまうとタイムロスになってしまいます。
そこで就活のプロが監修している「自己PR作成」がおすすめです!
Web上で完結でき、自己PRが約3分で作成でき、完全無料の使い放題です!
ぜひこちらの作成ツールを使用して効率良く就活を行なってください。
【自己PR作成ツール】自己PRとは
そもそも「自己PR」とはどのようなことを書く項目なのでしょうか。
その答えはあなたの強みや長所を受ける企業に売り込むための項目ということです。
継続力があることや、我慢強いこと、リーダーシップがあることや細かい作業が得意なことなどを思う存分企業にアピールしていきましょう。
この自己PRはガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)とセットで質問される傾向にあります。
そのため、この自己PRとガクチカはセットで考える方が良いと言えます。
よく内容が混同されがちですが、自己PRは過去の経験からあなたのアピールする項目、ガクチカは学生時代に力を入れたことから学んだことをアピールする項目であると認識しておくと良いでしょう。
【自己PR作成ツール】自己PRで企業が見ているポイント
自己PRで書くべき内容が分かったところで、次は「自己PRで企業が見ているポイント」を説明していきます。
ここでは特に見られているポイントとして「自社と合う人材かどうか」「自己分析をできているかどうか」の2つに焦点をあてて説明していきます。
自社と合う人材かどうか
自己PRで企業が見ているポイント1つ目は「自社と合う人材かどうか」です。
企業の採用担当者はあなたと自社の相性を最重要視しており、あらゆる項目を自社との相性を判断する材料にしています。
その中でも特に価値観や熱意が文章に現れやすいと考えられているのが自己PRです。
そのため、アピールする強みやそれを裏付けるためのエピソードは企業の求める人物像に合わせた内容で構成する方が大きなアピールに繋がりやすいと言えます。
自己分析をできているかどうか
自己PRで企業が見ているポイント2つ目は「自己分析をできているかどうか」です。
自己PRとはあなたの強みや長所を企業にアピールする項目であるため、十分に自己分析ができていないと文章の内容が薄くなってしまいます。
逆にいうと、自己PRの内容やエピソードが具体的であればある程自己分析ができていると思わせることが可能です。
自己分析にしっかりと取り組めている就活生は就活軸が定まっているため、入社後のミスマッチが起こりにくいと考えられています。
それは企業の採用担当者に長く働いてくれそうという印象を与えることになり、大きなプラス評価に繋がる傾向にあります。
【自己PR作成ツール】自己PR作成ツールの紹介
自己PRで見られているポイントが分かったところで、次はそれを簡単に作成するための「自己PR作成ツールの紹介」をしていきます。
ここでは自社の「自己PR作成ツール」をはじめ、「スカウト用自己PR作成ツール」「就活AI」「MyPR Maker」「「自己PR」発掘診断」の5つのツールを紹介していきます。
自己PR作成ツール
まずは自社の「自己PR作成ツール」をご紹介します。
この自己PR作成ツールはあなたの持っているスマートフォンのLINE上で完結する手軽さに加え、トーク上で質問に答えるだけという簡単さが売りです。
さらに回答時間は10分程度と時間のないあなたでも、隙間時間にさっと取り組める点もメリットです。
様々な業界に対応しているので、是非あなたも一度試してみてはいかがでしょうか。
気になる方は是非、下記から作成してみてください!
自己PRジェネレーター
自己PRジェネレーターは、5つの質問に答えるだけで簡単に自己PRを作成できます。
業種やMBTI、強みなどの基本情報に加え、成果やエピソードなどの経験を入力するだけで、自分に合った自己PRが自動生成されます。
大切な構成を守って作成されるため、自分なりに訂正するのも安心です。
このツールを使うメリットは、手軽に質の高い自己PRが作れる点で、一方デメリットとしては、入力内容によっては個性が反映されにくい場合があることです。
スカウト用自己PR作成ツール
マイナビが提供しているサービスの1つである「スカウト用自己PR作成ツール」も簡単手軽に自己PRを作成できるツールです。
スカウト用自己PR作成ツールは、3ステップで自己PRが完成します。
穴埋め形式の質問にどんどん回答を入力していくと文章が生成されます。
その文章を自分で確認し修正することで、質の高い自己PRの文章を作成することができます。
しかし、必ず文章を自分で修正する必要があるため、本当に時間がない時には使いづらい点はデメリットと言えます。
就活AI
ジェイックが提供しているサービスの1つである「就活AI」は自己PRのたたき台を自動で作成してくれるツールです。
メールアドレスや個人情報を入力する必要もなく、いつでも誰でも使うことができる点は大きなメリットと言えます。
しかし、このツールはChatGptを使用しているため、時間帯によってはアクセスしにくく、文章の生成にも時間がかかるというデメリットがあります。
そのため、時間がなくすぐに作って欲しいという時にはおすすめできないツールと言えます。
MyPR Maker
FC2のホームページ上で公開されている「MyPR Maker」は、質問に次々と答えていくことで、自己PRの文章を作成してくれるツールです。
選択肢から選ぶパターンと穴埋め形式の質問がランダムで質問されることで、よりあなたらしい文章を作ってくれるツールと言えます。
しかし、質問への回答で文字を打ち込むことが多く、思っているよりも時間がかかるツールであるため、すぐに作って欲しいという方にはおすすめできません。
「自己PR」発掘診断
パーソルキャリアが提供しているサービスの1つである「「自己PR」発掘診断」は16問の質問に答えるだけで、自己PRを作ってくれる優秀なツールです。
前半は◎、◯、わからない、△、×から自分に合っているものを選択する質問が続き、後半は3択の質問になります。
これらに直感的に答えていくことで、あなたがアピールできるスキルを列挙してくれます。
しかし、それらのスキルに沿った内容の文章を見るためには会員登録をする必要があり、多少の手間と時間がかかります。
【自己PR作成ツール】ツールを使う際のメリット
便利な自己PR作成ツールのメリットやデメリットが分かったところで、次は「ツールを使う際のメリット」を説明していきます。
ここでは大きなメリットとして「提出する内容が効率的に完成する」「自分の気づいていなかった強みに気付ける」「構成を知れる」の3つのポイントを紹介していきます。
提出する内容が効率的に完成する
ツールを使う際のメリット1つ目は「提出する内容が効率的に完成する」ことです。
冒頭でも触れましたが、大学4年生は大学生活の集大成の1年であるため、やらなければならないことが山のようにあります。
そのため、就職活動が本格的に始まったのはいいものの、時間を割くのが難しいと悩む就活生が多くいます。
そんな時自己PR作成ツールを使えば、最短10分程で1つの自己PRが完成するので、効率的に就職活動に取り組むことができ、それは大きなメリットと言えます。
自分の気づいていなかった強みに気付ける
ツールを使う際のメリット2つ目は「自分の気づいていなかった強みに気付ける」ということです。
自己PRは自分で考えるものというイメージがあるかもしれませんが、第三者からの客観的な意見も盛り込み作るという方法もあります。
普段であれば友人や家族、アルバイト仲間などに聞いて教えてもらうという作業が発生しますが、ツールを使えば質問に答えるだけで簡単にその意見を得ることができます。
中には思いがけない発見もあるかもしれませんので、他己分析の代わりにツールを使ってみるのもおすすめです。
構成を知れる
ツールを使う際のメリット3つ目は「構成を知れる」ということです。
自己PR作成ツールを使うと、大まかな構成を理解することができます。
どう書けばいいかわからない人でも、ツールが構成を説明してくれるため、順序や必要な情報の書き方を効率的に学べます。
また、ツールは社会で求められる礼儀や文言、適切な言葉の表現も示してくれるため、常識を身につけることができます。
これにより、質の高い自己PRを簡単に作成でき、自分の強みを効果的にアピールすることができます。
【自己PR作成ツール】ツールを使う際のデメリット
自己PR作成ツールを使う際の素晴らしいメリットの説明の後は「ツールを使う際のデメリット」についても説明していきます。
ここでは代表的なデメリットとして「内容に所有感を持てない」「自分らしさがなくなってしまう」「抽象的な内容になってしまう」という3つのポイントを紹介していきます。
内容に所有感を持てない
ツールを使う際のデメリット1つ目は「内容に所有感を持てない」ということです。
当然ですがツールを使うと自動的に生成された文章が作り出されることになります。
その作り出された文章はどこか他の人のエピソードのようにも感じられ、自分の文章だという所有感が持てないという就活生が多くいます。
所有感が持てていないまま面接に臨んでしまうと、深掘り質問された時に詰まってしまう可能性があり危険です。
生成された文章は少し自分なりにアレンジして使うことをおすすめします。
所有感を持つ方法
自己PR作成ツールを使う際には、「所有感」つまり「自分の言葉」に落とし込むことがポイントです。
ツールが作成した自己PRをそのまま使用せず、それを参考にして自分の言葉で深く考え、再構成することが大切です。
自分自身で作り直すことで、自己PRの内容が頭に記憶され、面接で深掘りされた際にも自信を持って答えることができます。
こうしたプロセスを通じて、自分の強みや経験に対する理解が深まり、説得力のある自己PRが完成します。
自分らしさがなくなってしまう
ツールを使う際のデメリット2つ目は「自分らしさがなくなってしまう」ことです。
自己PR作成ツールを使って文章を作ると、どうしても形式的な文章に仕上がってしまいます。
また、文中のエピソードが自分と全然関係ない内容であったりするため、あなたらしさをアピールするには少々物足りないという印象を受けます。
自分らしさを全面的に出したいという就活生には、自己PR作成ツールは向いていないと言えるでしょう。
自分らしさを出す方法
自己PR作成ツールを使用した後に、自分らしさを出すためには、ツールで作成した内容を自分の言葉で書き直すことが重要です。
具体的には、自分自身の経験や成果、エピソードを盛り込み、オリジナリティを出すことで、自分らしい自己PRが完成します。
これによりツールの構成を維持しながら、自分だけの体験や思考を反映させることで、個性的で印象的な自己PRが作成できます。
結果、他の応募者との差別化を図り、自分の魅力を効果的に伝えることができます。
抽象的な内容になってしまう
ツールを使う際のデメリット3つ目は文章が「抽象的な内容になってしまう」ということです。
自己PR作成ツールの多くが簡単な質問に答えるだけという仕組みを採用しているため、必要最低限の情報を元に文章を作ることになります。
そのため、あなただけでなく他の就活生にも当てはまるような内容になりがちです。
文章の内容が抽象的である場合、文章全体の信憑性が低くなってしまい、説得力のない文章だと判断される傾向にあるため、マイナス評価に繋がる可能性を高めてしまいます。
具体性を持たせる方法
具体性を持たせるためには、自己分析を徹底し、自分自身の経験やエピソード、課題から得た成果を詳しく取り入れることが重要です。
ツールが作成した基本的な構成に、自分独自の具体的な事例や数字、成果を追加することで、具体性が増します。
これにより、自己PRがよりリアルで説得力のあるものとなり、他の就活生との差別化が図れます。
具体的なエピソードを盛り込むことで、面接官に対しても強い印象を与えることができ、自分の強みを効果的にアピールできます。
【自己PR作成ツール】ツールを使う際のポイント
自己PR作成ツールを使う際のメリットとデメリットの両方を理解できたところで、次は「ツールを使う際のポイント」を具体的に説明していきます。
ここでは活用するポイントとして「複数使用してより良いものを作成する」「これまでで最も力を入れて取り組んだ経験を使う」「自分の強みを把握できる手段として使う」の3つの方法を紹介します。
複数使用してより良いものを作成する
ツールを使う際のポイント1つ目は「複数使用してより良いものを作成する」ことです。
自己PR作成ツールは無料で使えるサービスがほとんどなので、複数のツールを試してみましょう。
複数のツールを使うことで、同じ結論だったとしても言い回しが違ったり、エピソードが違ったりと文章の内容を比較することができます。
それらの複数の文章からいいとこ取りをすることで、より文章の完成度を高めることができます。
これまでで最も力を入れて取り組んだ経験を使う
ツールを使う際のポイント2つ目は「これまでで最も力を入れて取り組んだ経験を使う」ことです。
大学時代だけでなく、高校時代の経験でも構いません。
最も努力したといえることは自分の自慢であり、自信にもつながります。
そしてその経験の中で、どのような目標を立て、どのように課題に取り組んだのかを具体的に述べることが重要です。
具体的な行動や成果を示すことで、納得のいく自己PRが完成するということです。
自己PRで強みが思い浮かばない方は以下の記事も参考にしてみてください。
自分の強みを把握できる手段として使う
ツールを使う際のポイント3つ目は「自分の強みを把握できる手段として使う」ことです。
自己PR作成ツールは自己PRの文章を作ってくれるツールですが、その文章自体を使うのではなく、自分が考える強み自体が合っているかを確認するツールとしても活用できます。
例えば、あなたが「私の強みはリーダーシップがあるところ」と考えていたとします。
しかし、自己PR作成ツールを複数使い文章を作ってみると、そのどれもが強みは「高いコミュニケーション能力」であるという文章が出来上がるなんてこともあります。
そのため、自分の強みの伝え方の答え合わせとして自己PR作成ツールを活用してみて下さい。
【自己PR作成ツール】ツールを使う際の注意点
自己PR作成ツールを使う際のポイントが分かったところで、次は気をつけたい「ツールを使う際の注意点」を説明していきます。
ここでは特に注意したいポイントとして「PREP法になっているかを確認する」「誤字やおかしな言い回しがないか確認する」「ばれないようにする」の3つを紹介します。
PREP法になっているかを確認する
ツールを使う際の注意点1つ目は「PREP法になっているかを確認する」ことです。
PREP法とはPoint:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:結論の頭文字をとった文章構成方法です。
300文字前後であればこのPREP法が相手に一番伝わりやすい構成となっているため、この順番通りに組み立てられているかを確認しておきましょう。
この順番がバラバラになっている場合、相手に伝わりにくい文章になっている可能性が高いため、自分で修正するか、文章を作り直しましょう。
誤字やおかしな言い回しがないか確認する
ツールを使う際の注意点2つ目は「誤字やおかしな言い回しがないか確認する」ことです。
自己PR作成ツールは膨大なデータ量の中から、あなたの回答に沿った内容を選んで文章を作ってくれる便利なツールです。
しかし、1つひとつの文章を人が確認している訳ではないため、たまに誤字や脱字が発生することがあります。
また、普通は使わない難しい言葉や言い回しが使われている可能性もあるため、必ず最後はあなたの目で確認するようにして下さい。
ばれないようにする
ツールを使う際の注意点3つ目は「ばれないようにする」ことです。
自己PR作成ツールを使う際には、ばれないように注意が必要です。
最近流行しているChatGPTは、大学生が語句の説明や要約、レポート作成に頻繁に利用しています。
しかし、最新情報が網羅されておらず、偽情報を提供する場合もあります。
また、ChatGPTは高い完成度の一般的な回答を生成するため、個性が出にくく、使用がばれる可能性があります。
特に理系の就職活動では、AIに詳しい人が多いため使用が疑われやすいので、ツールを上手に使い、自分の言葉に変換することが重要です。
【自己PR作成ツール】自己PRの基本構成
自己PR作成ツールを使う際の注意点が分かったところで、次は「自己PRの基本構成」を具体的に説明していきます。
ここでは構成する順番通りに「自身の強み」「具体的なエピソード」「入社後の取り組み方」の3つの項目に分けて詳しく説明していきます。
自身の強み
自己PRの文章は結論であるあなた「自身の強み」を最初に伝えるようにしましょう。
ここはPREP法でいうPointの部分にあたり、あなたが一番伝えたいことを伝える部分です。
そのため、自己PRではあなたの強みや長所を伝えることを一番に意識し、その書き方はできるだけ簡潔に書くようにしましょう。
例えば「私の強みは継続力です」「私の長所はアルバイト経験で培ったコミュニケーション能力です」などの文章になります。
できるだけ一文に収まるように書いていきましょう。
具体的なエピソード
結論である自身の強みを伝えた後は、それを補足するために「具体的なエピソード」を述べるようにしましょう。
ここはPREP法のReasonとExampleの部分にあたり、あなたらしさや持っている価値観をアピールすることができる部分です。
ここの内容はできるだけ具体的である方が良いとされているため、特にエピソードは鮮明にイメージできるような内容を意識して組み立てていきましょう。
入社後の取り組み方
自身の強み、具体的なエピソードを述べた後は「入社後の取り組み方」を忘れず伝えましょう。
ここはPREP法の最後のPointの部分にあたり、あなたの強みや長所を入社後にどう活かしていくのかを伝えていきましょう。
ここの内容はあなたが応募した職種に合わせて内容を変える必要があります。
どの職種でも使えるようなざっくりとした内容だと「使い回しているな」と思われる可能性があるため、面倒でも一社ごとに新しく内容を考えていきましょう。
【自己PR作成ツール】自己PRの考え方
自己PR作成ツールを使う際の注意点が分かったところで、次はそもそもの「自己PRの考え方」を紹介していきます。
ここでは自己PRを作る際に欠かせないこととして「自己分析をする」「他己分析をする」の2つに絞って詳しく説明していきます。
自己分析をする
自己PRを作るのに欠かせないのが「自己分析をする」ことです。
自己分析とはあなた自身のことをしっかりと見つめ直すことであり、自分を客観的に評価することでもあります。
自己分析に関しては「過去経験を振り返る」方法と「自分の長所短所を書き出す」方法があります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
過去経験を振り返る
自己分析と聞いて真っ先にイメージされるのが「過去経験を振り返る」ことではないでしょうか。
あなたの今までの人生における印象的な経験や、人生のターニングポイントになった出来事を振り返ることで、あなたが何を大切にしているのかが分かります。
また、頑張れていた理由などを深掘りすることでモチベーションの源泉に気づくことができるはずです。
自分の長所短所を書き出す
自己分析の方法として「自分の長所短所を書き出す」という方法もあります。
一枚の紙を用意しあなたの長所と短所を思いつくままに書き出していくと、そこに共通点が見えてくるはずです。
そうすることで自分が思う長所と短所に気づくことができるようになります。
他己分析をする
自己PRを作るのに「他己分析をする」ことも欠かせません。
自己PRでアピールする長所に第三者からの意見を盛り込むことで、エピソードの説得力が段違いに高まります。
いくら主観的に「私は〇◯だ!」と言っても、初対面に近い状態の企業の採用担当者はなかなか納得してくれません。
しかし、そこに第三者からの客観的な意見が少しでも含まれていると、信憑性の高いエピソードだと思わせることができます。
そのため、自己分析だけでなく他己分析にも取り組んでおくべきだと言えます。
【自己PR作成ツール】強み別自己PR例文
自己PRの考え方や構成の仕方、注意するべきポイントや書くために準備しておくべきことが分かったところで、最後に「自己PRの例文」を見ながら理解を深めていきましょう。
今回強み別と業界別で自己PR例文を紹介しますが、まずは業界別自己PR例文を紹介していきます。
具体的に、ここでは「自己PR×コミュニケーション能力の例文」「自己PR×主体性の例文」「自己PR×チャレンジ精神の例文」「自己PR×協調生の例文」「自己PR×行動力の例文」「自己PR×好奇心旺盛の例文」を紹介します。
そのまま使うのではなく、あなたらしい言葉や経験に置き換えて使うようにして下さいね。
自己PR×コミュニケーション能力の例文
私の強みはアルバイト経験を通じて培った高いコミュニケーション能力です。
私は大学1年生の8月から今も個人経営の喫茶店でアルバイトをしています。
喫茶店には様々な年齢層の方が来られるので、始めた当初はお客様と話を上手く合わせられずによく気まずくなったものです。
しかし、次第に常連さんの好きな話題を把握できるようになり、スムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。
最近では「〇〇さんがいるからここに来るよ」と言ってもらえるようになり、大きなモチベーションに繋がっています。
貴社に入社後も、得意先の方に合わせたコミュニケーションを心掛け、信頼してもらえる営業として活躍していきたいと考えております。
自己PR×主体性の例文
私の強みは高い主体性があることです。
私は大学3年生の時にゼミでプレゼン大会に出場することになりました。
私はチームリーダーとしてメンバーをまとめる役割を担いました。
最初は何をしたらいいのか分からず、他のチームも二の足を踏んでいる状態でしたが、私はその中でも積極的にメンバーに指示を出し、いち早く作業に取り掛かるようにしました。
その後もメンバーの作業をサポートしたり他のメンバーが嫌がるような細かなデータを収集したりと、誰よりも作業に関わりチームを引っ張りました。
その結果、プレゼン大会では20チーム中3位の成績を残すことができました。
貴社に入社後も、主体性を活かし成果を上げていきたいと考えております。
自己PR×チャレンジ精神の例文
私の強みはチャレンジ精神旺盛なところです。
私は大学3年生の時に運動経験がないにも関わらずフルマラソンに挑戦しました。
最初は完走できればいいかなという気持ちでした。
しかし、練習を重ねる度にタイムが伸びていることに喜びを感じるようになり、初フルマラソンながら目標タイムを4時間として、日々の練習に打ち込みました。
友人と切磋琢磨しながら練習し、当日を迎えました。
結果、完走はできたものの、タイムは4時間10分とクリアすることができませんでした。
しかし、挑戦できたことに対して大きな達成感を感じることができました。
貴社に入社後も、大きなことにどんどん挑戦し、その壁を超えていきたいと考えております。
自己PR×協調性の例文
私の強みは部活動を通じて培った高い協調性です。
私は大学でサッカー部に所属しており、3年生の時にはキャプテンに就任し関東2部リーグ残留に貢献した経験があります。
私がキャプテンに就任した当初、チームはバラバラな状態で試合にも全然勝てないような状態でした。
そこで私が最初に取り組んだことは、頻繁にミーティングを開き、チーム全員で話をする機会を増やし、全員が積極的に会話に参加できる雰囲気作りに取り組むことでした。
そうすることでチームの気持ちが1つになり、試合結果も上向き、無事2部リーグ残留を決めることができました。
貴社に入社後も、チーム全員が連携できるよう、潤滑油として活躍していきたいと考えております。
自己PR×行動力の例文
私の強みは高い行動力です。
私は大学時代、留学に挑戦し、短期間で成果を出すために積極的に行動しました。
特に、留学先でのインターンシップ活動では、自ら現地企業にアプローチし、現地のビジネス文化を学ぶ機会を得ました。
最初は文化や言語の壁に苦しみましたが、現地スタッフや他のインターン生と積極的にコミュニケーションを取り、仕事の流れを素早く理解しました。
その結果、プロジェクトを予定より早く完了させ、現地企業からも評価をいただきました。
貴社でもこの行動力を活かし、積極的に行動して成果を上げていきたいと考えております。
自己PR×好奇心旺盛の例文
私の強みは好奇心旺盛なところです。
私は大学時代、幅広い分野に興味を持ち、学業以外でも様々な活動に積極的に参加しました。
特に、ゼミでは自ら手を挙げ、他の学生が敬遠しがちな新しい研究テーマに挑戦しました。
その際、文献を読み込むだけでなく、専門外の教授にも積極的に質問し、多角的な視点から課題に取り組みました。
その結果、ゼミ発表会では独自の視点を活かした発表が高く評価され、ゼミ内で最優秀発表賞を受賞することができました。
貴社においても、この好奇心を活かし、未知の領域でも積極的に取り組み、幅広い知見を深めたいと考えております。
【自己PR作成ツール】業界別自己PR例文
ここまで強み別の自己PR例文を紹介してきました。
最後に、業界別の例文を「金融業界」、「IT業界」、「メーカー」、「商社」の4つに絞って紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
金融業界の例文
私の強みは、責任感と正確さを持って業務に取り組むことです。
大学では、経済学を専攻し、ゼミでは統計データを用いた分析を行いました。
特にデータ処理や分析において、正確さを求められる作業に集中し、ミスのない結果を出すことを心掛けてきました。
また、アルバイトでは、売上管理を担当し、正確な金銭管理を行ってきた経験があります。
金融業界では、データや数字の正確な取り扱いが求められるため、私の強みを活かして貢献できると考えています。
IT業界の例文
私の強みは、IT技術に対する強い興味と柔軟な対応力です。
大学ではプログラミングを学び、実際にウェブアプリケーションを作成しました。
ゼミや個人プロジェクトでは、課題解決のためのロジックを自ら考え、チームメンバーと協力して開発を進めました。
また、新しい技術に積極的に挑戦し、独学でフレームワークやプログラミング言語を学ぶことで、実務にも対応できるスキルを磨いてきました。
IT業界での変化に対応し、常に成長し続けたいと考えています。
メーカーの例文
私の強みは、物事に対して粘り強く取り組み、問題解決に向けて創意工夫をすることです。
大学では、製品開発のプロジェクトに参加し、設計から試作まで一貫して携わりました。
試行錯誤の末、製品の品質向上に成功した経験から、課題に直面しても粘り強く解決策を見つけ出す力を身に付けました。
メーカーでは、効率的かつ高品質な製品づくりに貢献し、さらに自分のスキルを高めていきたいと考えています。
商社の例文
私の強みは、コミュニケーション能力と調整力を活かし、チームでの協力を重視して成果を上げることです。
大学では、学生団体のリーダーとして、メンバーとの調整や企画の進行管理を担当しました。
異なる意見をまとめることで、メンバー全員が納得できる最適な解決策を導き出し、企画を成功させました。
商社では、多様な取引先との交渉や調整が求められるため、私のコミュニケーション力と調整力を活かして貢献したいと考えています。
まとめ
自己PRはエントリーシートで必ずと言っていい程の頻度で聞かれる項目です。
しかし、その文章を1から自分で作るのは難しく、多くの就活生が挫けているのも事実です。
そのため、最初は自己PR作成ツールを活用しながら文章を組み立てていくことをおすすめします。
自己PR作成ツールにも様々な種類があるため、自分に合ったツールを選び使うようにしましょう。
ツールを使って作成した自己PRの文章は必ず見直し、誤字脱字や変な言い回しがないかどうかを確認するようにして下さい。