自己PRでユーモアをアピールするには?メリットやアピール方法を徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

もしあなたが「他の就活生と差別化するためにユーモアをアピールした自己PRが書きたい!」と思っているなら賛成です。

ユーモアには人を惹きつける魅力があり、上手く伝えることができれば興味や関心を持ってもらいやすくなると言えます。

しかし、ユーモアの持つ意味や伝え方を間違ってしまうと実に勿体無いことになってしまいます。

この記事では自己PRでユーモアがあるとアピールすることのメリット、デメリットの両方を紹介した後、ユーモアのアピール方法や構成の仕方を説明していきます。

【自己PRでユーモア】自己PRにユーモアはあり?

まず最初に思うことは「自己PRにユーモアはあり?」ということではないでしょうか。

この記事の冒頭でもお伝えしましたが、ユーモアを自己PRにすることはありです。

ユーモアには人を惹きつける魅力や余裕、頭の回転の速さなどをアピールすることができる上、印象に残ります。

企業の採用担当者からしても「ちょっと面白いな」「面接で会ってみたいな」となる傾向にあり、とても効果的なアピールポイントだと言えます。

【自己PRでユーモア】ユーモアをアピールするメリット

自己PRで「ユーモアをアピールするメリット」をまずは見ていきましょう。

ここでは特にメリットとして認識されるポイントとして「他の就活生と差別化できる」「明るい印象を与える」の2つを詳しく説明していきます。

他の就活生と差別化できる

ユーモアをアピールするメリット1つ目は「他の就活生と差別化できる」ということです。

企業の採用担当者は就職活動が始まると何十、何百という数のエントリーシートに目を通すことになります。

その中でありきたりな内容を書いてしまうと、序盤の段階で「もう読まなくてもいいかな」となってしまうことがあります。

しかし、他の就活生とは違った目線や価値観を持った内容であると「おっ。

面白そう」と興味を持ってもらいやすくなります。

「他の就活生とは違うな」と思ってもらえるだけで印象に残るので、ユーモアを自己PRにするのはおすすめです。

明るい印象を与える

ユーモアをアピールするメリット2つ目は「明るい印象を与える」ことです。

ユーモアと明るさがイコールとは断言できませんが、どちらかというと「明るそう」と思われる傾向にあります。

この明るいという印象はあなたが想像するよりはるかに大きなメリットです。

第一印象は出会って3秒で決まると言いますが、「明るそう」と思われるだけで「良い人そう」と思われる確率をグンと上げることができます。

これは文章でも同じことが言えます。

ユーモアをアピールする自己PRが上手く伝われば「この学生は明るく前向きなんだろうな」という印象を与えることができます。

【自己PRでユーモア】ユーモアをアピールするデメリット

まずは大きなメリットを2つ説明しましたが、反対に「ユーモアをアピールするデメリット」も当然存在します。

ここでは特に大きなデメリットとして「面白さは求められていない」「自分の強みが弱くなる可能性がある」「面接の際にギャップが生まれる」の3つに絞って説明していきます。

面白さは求められていない

ユーモアをアピールするデメリット1つ目は「面白さは求められていない」ということです。

自己PRはあくまでもあなたの強みや長所をアピールする項目であるため、あなたが面白いということが伝わってもアピールにはなりません。

多くの就活生がユーモア=面白さだと勘違いをしており、「何かボケなければ」「笑いをとらなければ」と間違った方法性に進んでしまう人がたまにいます

注意して欲しいのは、就職活動に面白さは求められていないということです。

ユーモアの意味、アピールする内容を間違えないように心掛けましょう!

自分の強みが弱くなる可能性がある

ユーモアをアピールするデメリット2つ目は「自分の強みが弱くなる可能性がある」ということです。

あなたの強みとユーモアを掛け合わせることで、印象に残る内容を作ることができる反面、ユーモアの部分が強すぎると強みの部分を忘れられる可能性があります。

そのため、ユーモア部分はあなたの特徴が出る程度に押さえ、本来の目的であるあなたの強みをアピールするように意識しましょう。

ユーモアにあなたの強みがかき消されては実に勿体無いですよ。

面接の際にギャップが生まれる

ユーモアをアピールするデメリット3つ目は「面接の際にギャップが生まれる」ことです。

就職活動では「文章がとても表現豊かでユーモアに溢れていたのに、面接で会ったら全然イメージと違った」ということがよくあります。

こう思われてしまうとマイナス評価に直結してしまうため、ユーモアに焦点を当てすぎると危険です。

自己PRはあなたの強みを伝える項目です。

大袈裟な表現や他の人とは違う世界観をアピールしすぎるのはやめておきましょう。

【自己PRでユーモア】ユーモアのアピール方法

自己PRでユーモアをアピールするメリットとデメリットの両方が理解できたところで、次は「ユーモアをアピールする方法」を説明していきます。

ここではやりすぎないアピール方法として「キャッチフレーズを考える」「自分だけのエピソードを探す」の2つの方法を説明していきます。

キャッチフレーズを考える

ユーモアのアピール方法1つ目は「キャッチフレーズを考える」ことです。

キャッチフレーズは印象に残りやすいポイントであり、あなたのことを分かりやすく伝えるという意味でも効果的です。

例えば「コミュ力お化け」や「継続力マシーン」などの、少し特徴的なキャッチフレーズをつけることで印象に残りやすい文章になるはずです。

このキャッチフレーズは自分でつけてもいいですし、友人や家族から言われたことがあるものでも構いません

自分だけのエピソードを探す

ユーモアのアピール方法2つ目は「自分だけのエピソードを探す」ということです。

この自分だけのエピソードを探すことは思っているより難しく、しっかりと自己分析に取り組む必要があると言えます。

過去の自分の経験や出来事を振り返り、今の自分の強みの元になったエピソードを深掘りしていくと、「こんなことあったな」というエピソードが見つかるはずです。

複数のエピソードの中から、この経験は自分しかしていないであろうというものを選ぶことで、あなた独自の自己PRを組み立てることができます。

【自己PRでユーモア】ユーモアを使った自己PRの作成方法

ユーモアのアピール方法が分かったところで、次は「ユーモアを使った自己PRの作成方法」を説明していきます。

ここでは構成の仕方として「PREP法で書くようにする」、内容に関しては「エピソードはなるべく具体的に書く」「面白い自己PRを見つける」「企業で活かせることを書く」の4つに絞って説明していきます。

PREP法で書くようにする

ユーモアを使った自己PRの書き方は「PREP法で書くようにする」と伝わりやすい文章に仕上げることができます。

PREP法とはPoint:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:結論の頭文字を繋げたもので、相手に伝わりやすい文章を書くための方法の1つです。

最初に結論を書くことで、あなたが一番伝えたい強みや長所を確実に伝えることができます。

また、それを補足するための理由と具体例を加えることで、話に説得力を持たせることができます。

エピソードはなるべく具体的に書く

ユーモアを使った自己PRを書く際は「エピソードはなるべく具体的に書く」ことが大切です。

エピソードの内容は他の就活生と差別化を図るだけでなく、文章全体の信憑性を高めるためにもできるだけ具体的に書く必要があります。

具体的に書くために意識したいポイントとしては、数字で表せるものは全て数字で書くことです。

大学◯年生、〇〇チーム中◯位、〇〇人中◯人など、定量的に書くことで文章の説得力は飛躍的に向上します。

面白い自己PRを見つける

ユーモアを使った自己PRを書く際は、研究室の先輩やOB・OGの方々の「面白い自己PRを見つける」ことも方法の1つです。

自己PRは人によって書き方も表現の仕方も全然違います。

そのため、先輩やOB・OGの方々の自己PRを読んでみて、「この人ユーモアあるな」と感じた文章を参考にしてみると良いでしょう。

逆に「この人、何が言いたいのか全然分からないな」という文章は反面教師にし、あなたの自己PRがそうなっていないかを確認するようにしましょう。

企業で活かせることを書く

ユーモアを使った自己PRの文章の最後には必ず「企業で活かせることを書く」ことを忘れないようにしましょう。

あなたがどんなにユーモアに溢れ、素晴らしい強みや人間性があったとしても、入社してからどうやってそれを活かすのかが見えなければ採用とはなりません。

そのため、自己PRの最後には必ずあなたのユーモアと強みを活かしてどう活躍していきたいかを具体的に書いて文章を締めましょう。

この活躍するイメージが具体的である程に志望度の高さをアピールできるため、事前にしっかりと企業研究しておきましょう。

【自己PRでユーモア】ユーモアを交えた自己PRの例文

ユーモアを自己PRでアピールしてもいいんだと分かり、そのメリットやデメリットが正しく把握できた上、書き方も理解できたはず。

しかし、先ほども説明したように、自分だけの力で0から書くことは難しいです。

そのため、最後に「ユーモアを交えた自己PRの例文」を用意しました。

ここでは「目標達成能力をアピールした例文」「発想力をアピールした例文」「コミュニケーション能力をアピールした例文」の3つを紹介します。

目標達成能力をアピールした例文

私の強みは部活動で培われた高い目標達成能力です。

私は大学のラグビー部に所属しており、上手くはないのですがキャプテンを務めており、泥くさキャプテンとチームメイトから呼ばれていました。

その名の通り誰よりも泥臭いプレーを徹底して行い、それを続けることでチーム内外から評価してもらうことができました。

その結果大学3年生の時にはチームのキャプテンとして関東1部リーグ優勝と、入学当時の目標であった関東選抜に選出されました。

この経験から泥臭く努力を続けることで、目標を達成できるということを学びました。

貴社に入社後もこの姿勢を忘れることなく、泥臭く仕事に取り組むことで大きな成果を上げていきたいと考えています。

発想力をアピールした例文

私の強みは誰にも負けない発想力です。

私は大学で食品栄養学を学んでおり、ゼミ活動で食品廃棄の問題に取り組む機会がありました。

肥料にしたり、廃棄前に売りきるなどの意見が多い中、私は全く違う視点からアプローチする提案を行いました。

それは廃棄になった商品をリメイクし、再度販売するという方法です

これは日本人が発酵食品を好むことや、そもそも賞味期限・消費期限の設定が短いことに着目することで辿り着いた方法です。

この方法を学内のプレゼン大会で発表したところ、20人中1番の評価を得ることができました。

この強みを活かし貴社に入社後は、誰もが思いつかなかったような方法で貴社の発展に貢献していきたいと考えております。

コミュニケーション能力をアピールした例文

私の強みはコミュニケーション能力の高さです。

私はどんな環境にいたとしてもすぐに友人を作ることができます。

中学・高校・大学と入学式の帰りには友達ができていましたし、大学2年生の時に行った留学先でも同じでした。

どこに行ったとしてもすぐにその場に馴染んでしまうため、多くの友人から「コミュ力お化け」だと言われます。

この言葉は個人的に気に入っており、他の人よりも優れたコミュニケーション能力があることの証明だと私は思っています。

私はこの強みであるコミュニケーション能力を活かし、営業職として社内外多くの人からの信頼を獲得し、誰よりも頼れる存在になりたいと考えています。

まとめ

自己PRで他の就活生と上手く差別化するのは思っているよりも難しく、多くの就活生が頭を悩ませるポイントの1つです。

そんな中あなたが思いついた「ユーモアをアピールする」ということは、印象に残るという点でとても効果的な方法だと言えます。

しかし、メリットばかりではなくデメリットもあるため、伝え方には注意が必要です。

PREP法を意識しながら、内容は具体的かつ定量的に書くことで、説得力がありつつユーモアな文章に仕上げることができます。

ユーモアを伝えるのであれば、あなたらしさが伝わるような文章を心掛けましょう!

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