就活において、自己PRをうまく作成するというのは避けては通れない道です。
必ず、しっかりとした自己PRを作成しなければなりません。
そこで今回は気配りをアピールしたい方向けの自己PRの作成ポイントや、例文を紹介していきたいと思います。
就活をこれから始める方はもちろんのこと行き詰まっている方もぜひ参考にしてみてください。
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【気配りを自己PRでアピール!】企業が自己PRで見ているポイント
まずは企業が自己PRにおいて見ているポイントについて詳しく確認していきましょう。
就活において自己PRを見る際に企業が重視しているポイントは大きく分けて3つあります。
志望度
まず、自己PRを通してあなたが就活生がどれだけ自社を志望しているのかを詳しく確認しようとしていることが挙げられます。
自己PRでは企業が欲する人物像に合うアピールをどれだけできるかが重要になってくるので、可能な限りそれぞれの企業に合わせたアピールを行うようにしましょう。
正しいアピールを行うためには、企業研究が十分にできていることが必要になってきます。
それができてきているかどうかで志望度が分かり、「内定を出した場合、就職してくれるか」という信頼にも繋がります。
応募者の人柄
当然ながら、企業の採用担当者も人間なので人柄も重視します。
企業は複数の人間が集まった集合体なので、バラバラの価値観を持った人たちが集まってもあまりうまくいきません。
そこで、自己PRを通して就活生がどのような人物であるかを確認したいと考えているのです。
どれだけ優秀でも、あまりにも性格が悪い、社会性がないなどの理由で落とされてしまう可能性もあります。
自己PRでは就活生の強みは考え方などはもちろんのこと、価値観などを重視しているので、あなたの考え方がしっかりと伝わるような自己PRを作成するようにしましょう。
入社後活躍できそうか
仕事は結果を出せる人物がそうでないかが非常に重要になってきます。
よって、自己PRを通してあなたが入社後活躍してくれる人物かどうかについては詳しく確認したいと思っていることでしょう。
あなたがどのような強みを持っていて、どのように会社に活かせるのか詳しく説明することが大切です。
自分の強みを活かして入社後活躍できることを積極的にアピールすることができれば、高評価を得られる可能性は非常に高いです。
【気配りを自己PRでアピール!】企業が求める気配りとは
自己PRを作成するにあたって、あなたの魅力を主観だけで説明するのはあまりよくありません。
企業がどのような気配りができる人材を求めているのかについても知っておくことで、それに合わせた自己PRの作成をすることができます。
周りを見ることができる
気配りができる人材には、多くの企業が「周りを見ることができる能力」も期待していると考えられます。
周囲で困っている人を自然とサポートすることができる、などの気配りに関連する特性がある人は積極的にアピールしていきたいところです。
チームの些細な変化に臨機応変に対応できるなどといった能力もあると良いでしょう。
全般的に、常に広い視野を持ち、周りを見てチームに貢献することができる人物こそ、企業が求めていると言えます。
特に、決まりきった作業をする企業ではなく、チームでプロジェクトを進めていくような業界の場合はなおさら求められる能力の一つです。
周囲のモチベーションを上げることができる
せっかく気配りができるならば、周囲のモチベーションを上げることができるモチベーターとしての役割が期待できる人物であると、なお良いと考える企業は多いことでしょう。
モチベーションを上げる、とは鼓舞をするようなやり方に限ったことではありません。
モチベーションが下がっている、悩みを抱えている人がいる場合、早い段階で気づくことができ、サポートすることができるような人材のことも必要とされます。
周囲のモチベーションを上げることができる、またはモチベーションを上げるために自分が何をすべきか察知し、全体の士気を高められるような人物こそ求められると言えるでしょう。
謙虚な姿勢で努力できる
謙虚な姿勢で努力ができる人物も就活において非常に高く評価される可能性が高いです。
自分の功績や成果を他人に自慢したりチームの士気を下げるような言動をするような人材は、いくら能力が高くても周りのモチベーションを下げてしまうため、プロジェクトメンバーに入れにくいものです。
反対に、驕らず、常に努力を続けるような人物は周りのモチベーションを高めることもできます。
「あれだけ成績を残している人が、あんなに謙虚なんだから、自分も頑張らなければならない」などと触発もできるでしょう。
謙虚な姿勢で、チームために最善を尽くそうとする人物であることを積極的にアピールしていきましょう。
【気配りを自己PRでアピール!】気配り力をアピールしやすい経験
気配り力を自己PRにおいてアピールしたい人にとって、何かしら気配りのスキルが発揮されたエピソードを盛り込むことは非常に重要です。
ここからは気配りの能力をアピールしやすい経験について詳しく紹介していきます。
チームリーダーの経験
チームリーダーの経験は気配りのスキルをアピールするにあたって適している経験の一つと言えます。
リーダーという役職はチームメンバーに常に気を配りつつ、全員が最大のパフォーマンスを発揮できるように引っ張っていかなければならないものだからです。
つまり、あなたが部活やサークル、アルバイトなどでチームのメンバーを引っ張る経験をしている場合、積極的にアピールしていきたいところです。
特に「他のメンバーのことを考えて、常に行動していた」などの具体的な経験を挙げることができれば、気配りの能力が具体的にあることをアピールできるでしょう。
接客業の経験
接客業のアルバイトも、気配り力をアピールしやすい経験の一つの代表例として挙げられます。
接客業は常に「お客様」という最も気を配らなければならない相手と関わる仕事だからです。
気を配りながら仕事をしたことにより、周りからの評判が良くなったり、売上貢献につながったりした経験があれば説得力が強いです。
自分のスキルを積極的にアピールできるような接客業の経験を持っている方は、詳しく説明するようにしましょう。
ボランティアの経験
ボランティアは皆さん想像できるように、気配り力が最も必要とされる活動の一つです。
そのため、ボランティアの経験がある人は積極的に気配り力をアピールできることでしょう。
ボランティアは、助けを求めている人を対象として行われる事業です。
常にどのようなことを求めているのかについて考えながら作業を行うことになるでしょう。
また、どうしてボランティアに参加しようと思ったのか、動機も合わせて伝えることが大切です。
あなたがなぜボランティアに参加したのかがわかれば、採用担当者も自己PRを読む際、より内容を深く理解できることでしょう。
【気配りを自己PRでアピール!】気配りが評価されやすい業界・職種
いくらあなたが素晴らしい気配りのスキルを持っていたとしても、それが活かされる業界や職種でなければあまり意味がないことでしょう。
そこで、ここからは気配りが評価されやすい業界や職種について詳しく紹介していきます。
業界①サービス業
気配りが評価されやすい職種としてサービス業が挙げられます。
サービス業とは基本的に「お客様」を相手にする業界全てであると考えておけば良いでしょう。
宿泊業や教育業はもちろんのこと、福祉業を含めたサービス業では基本的に顧客にサービスを提供することがメインの仕事です。
相手が何を求めているかを考え、それに沿ったサービスを提供することが大切なので、気配りの能力は非常に重要であると言えます。
空気を読んだ行動が取れる、気配りのできる人物であることを積極的にアピールするようにしましょう。
業界②小売・飲食業
小売や飲食業も皆さんが想像できるように、気配りが大切な仕事です。
あなたは食事などに出かけた際に、気配りのできる素晴らしいスタッフに出会い、感動した経験があるでしょうか。
そうした素晴らしい対応をされた場合、例えば近くに別の店舗があったとしても、そのスタッフさんが居るという理由で遠い方に出向く人もいます。
このように、小売や飲食業においてはスタッフの質も高く評価されます。
また、百貨店などの高いサービススキルが求められる業種においても同じことが言えます。
特に百貨店などに訪れるお金持ちのお客様は、商品そのものよりも「サービスを買いに来ている」ような部分もあります。
感動できる接客体験を提供することができれば、よりその人が顧客となってくれる可能性は高いでしょう。
職種①営業
営業は商品やサービスを他社に売るのが役割です。
しかし、いくら売るのが仕事と言っても、強引に契約書にサインをさせるのが営業の役割ではありません。
相手に良い印象を持ってもらい、魅力的な人物であると感じてもらい、そして信頼してもらうことが非常に重要なのです。
これには気配り力が強く求められると言って良いでしょう。
特に業界の中にはどこの会社と契約したとしても、そこまでサービスも料金も変わらない場合もあります。
そうした際に何が決定打となるのかというと、担当者の質です。
あなたの気配り力を活かして、クライアントに気に入ってもらえるような、丁寧かつ熱心な対応を心がけるようにしましょう。
職種②販売員
販売員も当然のことながら、高い気配り能力が求められる職種の一つです。
販売員は商品を売るという特性上、顧客に信頼してもらわなければなりません。
そのような際に、ガサツな人物はなかなか信頼を得ることができません。
常に高い気配り力を発揮し、顧客が快適に買い物をしてくれるような対応を心がける必要があるのです。
特に人気店の場合、たくさんのお客様と1日にスムーズに会話をしなければならないので、さまざまな工夫が必要です。
疲れてきたとしても、対応がおざなりにならないようにしましょう。
常に気を配りながら行動できる人が求められています。
【気配りを自己PRでアピール!】自己PR作成のポイント
ここからは自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介しておきます。
下記の3つを参考にしておけば、質の良い自己PRが作成できることでしょう。
求められる人物像から考える
自己PRを書く際はあなたが話したいことばかりを話すのではなく、求められる人物像から考えるのが良いでしょう。
企業がどのような人物像を求めているのか分析し、それに沿ったものを書くことが大切です。
企業が求める強みとは異なる強みをアピールしてしまった場合、その企業に好印象を与えることはなかなか難しくなってしまいます。
まずは企業がどのような人物、強みを求めているのかリサーチし、それに合ったエピソードや強みをアピールできるようにすると良いでしょう。
好印象を与えるためにも、こうした工夫を行うことが大切なのです。
結果よりも過程を重視する
結果より過程を重視するというのも、非常に重要なポイントです。
確かに企業は結果が出せる人物を求めているので、結果が伴っているエピソードを述べられると、なお良いです。
しかし、過程を通してあなたがどのようなスキルを身につけ、どのように問題点に取り組むことができたのかについて述べられているかの方がよっぽど重要なのです。
あなたが気配りの能力を発揮した、または身につけることができたエピソードについて話すようにしましょう。
また、それを通してあなたの人物像や他の魅力などが合わせて伝わるような書き方ができると、なお良いでしょう。
エピソードの中に数字を入れる
就活において曖昧なことを話していると、なかなか魅力が伝わりにくいということもあるので気をつけるようにしましょう。
必ず、定量的に話すために数字を盛り込むように気をつけることが大切です。
自己PRのエピソードの中に、わかりやすい数字を入れることができれば、説得力のあるアピールになります。
例えば「自分の気配り力を活かしてチームの雰囲気を良くし、全国大会でベスト4に進出することができた」などと述べることができれば良いでしょう。
「気配り」を言い換える
「気配り」という言葉は多くの学生が使う言葉なので、差別化をしにくいことも多いです。
また、そもそも「気配り」という言葉だけ述べてしまうと、どのような意味なのか分かりにくい場合も多いです。
そこで、もう少し分かりやすい表現に言い換えられると良いでしょう。
「気配り」という言葉を言い換える際の例には、下記のようなものが挙げられます。
・思いやりがある
・気遣いができる
・状況判断能力がある
・臨機応変に対応できる
・率先して行動ができる
・視野が広く気遣いがある
・相手の立場に立って考えられる
【気配りを自己PRでアピール!】自己PRの構成
気配りを自己PRでアピールする際の構成についても押さえておきましょう。
この構成はどのような強みをアピールする際にも汎用的に活用できる構成なので、もし気配り力以外をアピールしたくなった際も、ぜひ参考にしてみてください。
結論
まずは結論を述べることが非常に重要です。
今回の場合「私の強みは気配りができることです。」という風に、結論を先に持ってくるようにしましょう。
こうすることで採用側は「これからこの強みに関する話をするのだな」予測することができるので、自己PRの内容を念頭に置いた状態で読む、または聞くことができるようになります。
採用側に内容をしっかり理解してもらえば、強みを適切にアピールすることができるので、まずは最初に結論を述べるようにしましょう。
具体的なエピソード
あなたの強みを補強できるエピソードを具体的に述べていることも非常に重要です。
まず結論で強みを述べたら、その後はその強みを身につけたエピソードや、強みが活きたエピソードを述べるようにしましょう。
エピソードがない場合、あなたの主張する強みが本当にあるのか、信頼性が低くなってしまいます。
よって、気配りの力を発揮したエピソードなどを述べて、説得力のある自己PRにしていきましょう。
どう貢献するか
就職した後その気配り力を活かしてどのように貢献するのかについても詳しく述べていくことが大切です。
企業は会社で活躍してくれる人物を求めているため、活躍や貢献してるイメージを持ってもらえるようにしましょう。
よって、企業研究を進め、どのような強みを求めているのか、どのような業務があるのかをチェックしておきましょう。
また、実際に働いてる姿がイメージできているということは、内定を出した場合、高い確率で内定を蹴らずに就職してくれるということでもあるので、信頼性も高まることでしょう。
企業研究の方法ついてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【気配りを自己PRでアピール!】気配りをアピールした自己PRの例文3選
ここまで気配り力を自己PRに用いる際のポイントなどについて詳しく解説してきました。
ここまでの内容をもとに、自己PRの例文を作成しました。
あなたの経験の中から最も近いものを中心に、参考にしてみてください。
例文①:部活動
この力は大学生時代に部活動のキャプテンを務めていた時に活かされました。
当時、私は部の練習効率を向上させるため、メンバー一人ひとりの意見に耳を傾けることを心がけていました。
練習に追いつけず不安を抱えているメンバーがいれば、彼らに個別に時間を割き、問題に対して臨機応変に対処しました。
練習方法を変更したり、個々の能力に合わせた指導を行ったりすることで、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献しました。
この経験から、私は気配りと積極的なコミュニケーションを重要視し、それによってチームをリードしていくことに自信を持っています。
異なるバックグラウンドを持つメンバーと効果的に協働し、共通の目標に向かってチームを導く能力は、どのような環境でも価値を発揮すると確信しています。
以上の経験と能力を活かし、新たな職場でもチームの一員として、またリーダーとしての責任を果たし、組織の発展に貢献できると信じています。
例文②:アルバイト
この強みは、大学生時代に飲食店で接客業をしていた経験から磨かれました。
私はお客様一人ひとりに細やかな気配りをしながら、店内の各テーブルの状況を的確に把握し、必要な対応を迅速に行っていました。
たとえば、混雑時にはスタッフ間で情報を共有し、効率的に業務を進めることで待ち時間を短縮し、特定のお客様に特別な配慮が必要な場合は迅速に対応することで顧客満足度を高めたりしました。
私のこのような積極的な行動がチーム全体のスムーズな業務運営に貢献しました。
この経験から私は常に視野を広く持ち、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献することができると自負しています。
新たな職場においても、この能力を活かし、チームメンバーとの協力を図りながら、共通の目標達成に向けて貢献していきたいと考えています。
周囲に気を配りながら、効率的かつ効果的に業務を進めることで、組織全体の成果に貢献する自信があります。
例文③:ボランティア
この力は、高齢者向けの施設でボランティアをしていた際に発揮されました。
私は利用者一人ひとりに細やかに気を配りながら、彼らとのコミュニケーションを通じてそれぞれの好みやニーズを理解しました。
例えば、ある利用者の方が常に一人で過ごされていることに気付き、他の利用者の方との交流を促す活動を提案しました。
これらは状況を深く理解し、施設の改善を行うことで、高齢者がより快適に施設を利用できるようにした事例です。
私はこの経験を通じて、いかなる状況でも迅速かつ的確に判断し、課題解決に導く能力を身につけました。
今後、新たな職場においても、この状況判断力を活かし、さまざまな課題に対して柔軟かつ効果的な解決策を提案し、実行することができると確信しています。
チームメンバーや利害関係者とのコミュニケーションを重視し、ニーズや期待を理解することで、より良い成果を生み出す所存です。
まとめ
今回は気配りを自己PRに使いたい人向けに、構成の方法やどのようにアピールすれば良いのかについて詳しく紹介してきました。
気配り力は多くの就活生がアピールするポイントではありますが、うまく説明することで差別化を図ることは可能です。
あなたの気配り力を存分にアピールし、第一志望への就職を叶えてください。