HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活において、自己PRをうまく作成するというのは避けては通れない道です。
必ず、しっかりとした自己PRを作成しなければなりません。
そこで今回は気配りをアピールしたい方向けの自己PRの作成ポイントや、例文を紹介していきたいと思います。
就活をこれから始める方はもちろんのこと行き詰まっている方もぜひ参考にしてみてください。
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【自己PRで気配りをアピール!】企業が自己PRで見ているポイント
まずは企業が自己PRにおいて見ているポイントについて詳しく確認していきましょう。
就活において自己PRを見る際に企業が重視しているポイントは大きく分けて3つあります。
志望度
まず、自己PRを通してあなたが就活生がどれだけ自社を志望しているのかを詳しく確認しようとしていることが挙げられます。
自己PRでは企業が欲する人物像に合うアピールをどれだけできるかが重要になってくるので、可能な限りそれぞれの企業に合わせたアピールを行うようにしましょう。
正しいアピールを行うためには、企業研究が十分にできていることが必要になってきます。
それができてきているかどうかで志望度が分かり、「内定を出した場合、就職してくれるか」という信頼にも繋がります。
応募者の人柄
当然ながら、企業の採用担当者も人間なので人柄も重視します。
企業は複数の人間が集まった集合体なので、バラバラの価値観を持った人たちが集まってもあまりうまくいきません。
そこで、自己PRを通して就活生がどのような人物であるかを確認したいと考えているのです。
どれだけ優秀でも、あまりにも性格が悪い、社会性がないなどの理由で落とされてしまう可能性もあります。
自己PRでは就活生の強みは考え方などはもちろんのこと、価値観などを重視しているので、あなたの考え方がしっかりと伝わるような自己PRを作成するようにしましょう。
入社後活躍できそうか
仕事は結果を出せる人物がそうでないかが非常に重要になってきます。
よって、自己PRを通してあなたが入社後活躍してくれる人物かどうかについては詳しく確認したいと思っていることでしょう。
あなたがどのような強みを持っていて、どのように会社に活かせるのか詳しく説明することが大切です。
自分の強みを活かして入社後活躍できることを積極的にアピールすることができれば、高評価を得られる可能性は非常に高いです。
【自己PRで気配りをアピール!】企業が求める気配りとは
自己PRを作成するにあたって、あなたの魅力を主観だけで説明するのはあまりよくありません。
企業がどのような気配りができる人材を求めているのかについても知っておくことで、それに合わせた自己PRの作成をすることができます。
周りを見ることができる
気配りができる人材には、多くの企業が「周りを見ることができる能力」も期待していると考えられます。
周囲で困っている人を自然とサポートすることができる、などの気配りに関連する特性がある人は積極的にアピールしていきたいところです。
チームの些細な変化に気付き、臨機応変に対応できるなどといった能力もあると良いでしょう。
全般的に、常に広い視野を持ち、周りを見てチームに貢献することができる人物こそ、企業が求めていると言えます。
特に、決まりきった作業をする企業ではなく、チームでプロジェクトを進めていくような業界の場合はなおさら求められる能力の一つです。
周囲のモチベーションを上げることができる
せっかく気配りができるならば、周囲のモチベーションを上げることができるモチベーターとしての役割が期待できる人物であると、なお良いと考える企業は多いことでしょう。
モチベーションを上げる、とは鼓舞をするようなやり方に限ったことではありません。
モチベーションが下がっている、悩みを抱えている人がいる場合、早い段階で気づくことができ、サポートすることができるような人材のも必要とされます。
周囲のモチベーションを上げることができる、またはモチベーションを上げるために自分が何をすべきか察知し、全体の士気を高められるような人物こそ求められると言えるでしょう。
謙虚な姿勢で努力できる
謙虚な姿勢で努力ができる人物も就活において非常に高く評価される可能性が高いです。
自分の功績や成果を他人に自慢したりチームの士気を下げるような言動をするような人材は、いくら能力が高くても周りのモチベーションを下げてしまうため、プロジェクトメンバーに入れにくいものです。
反対に、驕らず、常に努力を続けるような人物は周りのモチベーションを高めることもできます。
「あれだけ成績を残している人が、あんなに謙虚なんだから、自分も頑張らなければならない」などと触発もできるでしょう。
謙虚な姿勢で、チームために最善を尽くそうとする人物であることを積極的にアピールしていきましょう。
先を見越して行動できる
企業が求める気配りの一つは、先を回りして主体的に行動できる力です。
例えば、相手が忙しいときに状況を判断し、相手が何を必要としているかを察知し、自発的に動けることが求められます。
受け身で指示を受けてから仕事をする人間よりも、誰よりも先に相手のことを考え行動できる人は、積極的に行動できる強みとして企業にアピールできます。
また、これをアピールすることによって、気が利くなと思ってもらえます。
このような気配りは、職場での信頼関係の構築や円滑な業務進行に貢献します。
見返りを求めない
気配り上手な人は、相手の気持ちを考え、相手が今どんな感情なのかを理解しようと努めます。
相手の立場に立って考えられる力は社内でも社外のお客様とでも役に立つ力です。
相手の立場に立って感がれられる力があることにより、空間や雰囲気を和らげ、居心地の良い場所を作り出すことができます。
自分優先ではなく、他人を優先することで場の雰囲気を壊すことなく、相手にも見返りを求めない姿勢が重要です。
このような気配りは、自分の利益よりもチームのために貢献し成長しようという意欲を示すものであり、企業にとって非常に価値のある特性です。
この姿勢はチームワークの向上や全体の成果に大きく寄与します。
【自己PRで気配りをアピール!】気配り力をアピールしやすい経験
気配り力を自己PRにおいてアピールしたい人にとって、何かしら気配りのスキルが発揮されたエピソードを盛り込むことは非常に重要です。
ここからは気配りの能力をアピールしやすい経験について詳しく紹介していきます。
チームリーダーの経験
チームリーダーの経験は気配りのスキルをアピールするにあたって適している経験の一つと言えます。
リーダーという役職はチームメンバーに常に気を配りつつ、全員が最大のパフォーマンスを発揮できるように引っ張っていかなければならないものだからです。
つまり、あなたが部活やサークル、アルバイトなどでチームのメンバーを引っ張る経験をしている場合、積極的にアピールしていきたいところです。
特に「他のメンバーのことを考えて、常に行動していた」などの具体的な経験を挙げることができれば、気配りの能力が具体的にあることをアピールできるでしょう。
接客業の経験
接客業のアルバイトも、気配り力をアピールしやすい経験の一つの代表例として挙げられます。
接客業は常に「お客様」という最も気を配らなければならない相手と関わる仕事だからです。
気を配りながら仕事をしたことにより、周りからの評判が良くなったり、売上貢献につながったりした経験があれば説得力が強いです。
自分のスキルを積極的にアピールできるような接客業の経験を持っている方は、詳しく説明するようにしましょう。
ボランティアの経験
ボランティアは皆さん想像できるように、気配り力が最も必要とされる活動の一つです。
そのため、ボランティアの経験がある人は積極的に気配り力をアピールできることでしょう。
ボランティアは、助けを求めている人を対象として行われる事業です。
常にどのようなことを求めているのかについて考えながら作業を行うことになるでしょう。
また、どうしてボランティアに参加しようと思ったのか、動機も合わせて伝えることが大切です。
あなたがなぜボランティアに参加したのかがわかれば、採用担当者も自己PRを読む際、より内容を深く理解できることでしょう。
【自己PRで気配りをアピール!】エピソードの見つけ方
自己PRで気配りという自分の強みをアピールしたくても、具体的なエピソードが思いつかない場合もあると思います。
そんな人のために企業の理念や方針とマッチさせつつ、効果的にアピールする方法や準備について解説します。
どういう気配りなのか分析
まず、自分の気配りが企業が求めるどの分類に当てはまるかを分析します。
これには、自分が気配りがあると認められた状況を振り返り、それがどのような種類の気配りであったかを判断することが必要です。
例えば、友人や家族、アルバイト先の同僚から「気配りがある」と言われたエピソードを思い出し、その状況を具体的にまとめてみましょう。
これにより、自分の強みが明確になり、自己PRに使えるエピソードが見つかります。
成果を上げた経験を振り返る
気配りは一人で発揮することよりも、チームや団体行動で発揮される能力です。
具体的なエピソードが思い浮かばない場合は、チーム内で気配りを発揮して何らかの成果を上げた経験を振り返りましょう。
例えば、部活動で優秀な成績を収めた経験や、プロジェクトチームでの成功事例などを考えてみます。
具体的な成果がなくても、日常生活で周りから感謝された経験を思い出し、それを具体的に説明するだけで十分です。
具体的な状況とその結果を示すことで、気配りの有効性と実践力をアピールできます。
【自己PRで気配りをアピール!】気配りが評価されやすい業界・職種
いくらあなたが素晴らしい気配りのスキルを持っていたとしても、それが活かされる業界や職種でなければあまり意味がないことでしょう。
そこで、ここからは気配りが評価されやすい業界や職種について詳しく紹介していきます。
業界1.サービス業
気配りが評価されやすい職種としてサービス業が挙げられます。
サービス業とは基本的に「お客様」を相手にする業界全てであると考えておけば良いでしょう。
宿泊業や教育業はもちろんのこと、福祉業を含めたサービス業では基本的に顧客にサービスを提供することがメインの仕事です。
相手が何を求めているかを考え、それに沿ったサービスを提供することが大切なので、気配りの能力は非常に重要であると言えます。
空気を読んだ行動が取れる、気配りのできる人物であることを積極的にアピールするようにしましょう。
業界2.小売・飲食業
小売や飲食業も皆さんが想像できるように、気配りが大切な仕事です。
あなたは食事などに出かけた際に、気配りのできる素晴らしいスタッフに出会い、感動した経験があるでしょうか。
そうした素晴らしい対応をされた場合、例えば近くに別の店舗があったとしても、そのスタッフさんが居るという理由で遠い方に出向く人もいます。
このように、小売や飲食業においてはスタッフの質も高く評価されます。
また、百貨店などの高いサービススキルが求められる業種においても同じことが言えます。
特に百貨店などに訪れるお金持ちのお客様は、商品そのものよりも「サービスを買いに来ている」ような部分もあります。
感動できる接客体験を提供することができれば、よりその人が顧客となってくれる可能性は高いでしょう。
職種1.営業
営業は商品やサービスを他社に売るのが役割です。
しかし、いくら売るのが仕事と言っても、強引に契約書にサインをさせるのが営業の役割ではありません。
相手に良い印象を持ってもらい、魅力的な人物であると感じてもらい、そして信頼してもらうことが非常に重要なのです。
これには気配り力が強く求められると言って良いでしょう。
特に業界の中にはどこの会社と契約したとしても、そこまでサービスも料金も変わらない場合もあります。
そうした際に何が決定打となるのかというと、担当者の質です。
あなたの気配り力を活かして、クライアントに気に入ってもらえるような、丁寧かつ熱心な対応を心がけるようにしましょう。
職種2.販売員
販売員も当然のことながら、高い気配り能力が求められる職種の一つです。
販売員は商品を売るという特性上、顧客に信頼してもらわなければなりません。
そのような際に、ガサツな人物はなかなか信頼を得ることができません。
常に高い気配り力を発揮し、顧客が快適に買い物をしてくれるような対応を心がける必要があるのです。
特に人気店の場合、たくさんのお客様と1日にスムーズに会話をしなければならないので、さまざまな工夫が必要です。
疲れてきたとしても、対応がおざなりにならないようにしましょう。
常に気を配りながら行動できる人が求められています。
【自己PRで気配りをアピール!】自己PR作成のポイント
ここからは自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介しておきます。
下記の3つを参考にしておけば、質の良い自己PRが作成できることでしょう。
求められる人物像から考える
自己PRを書く際はあなたが話したいことばかりを話すのではなく、求められる人物像から考えるのが良いでしょう。
企業がどのような人物像を求めているのか分析し、それに沿ったものを書くことが大切です。
企業が求める強みとは異なる強みをアピールしてしまった場合、その企業に好印象を与えることはなかなか難しくなってしまいます。
まずは企業がどのような人物、強みを求めているのかリサーチし、それに合ったエピソードや強みをアピールできるようにすると良いでしょう。
好印象を与えるためにも、こうした工夫を行うことが大切なのです。
結果よりも過程を重視する
結果より過程を重視するというのも、非常に重要なポイントです。
確かに企業は結果が出せる人物を求めているので、結果が伴っているエピソードを述べられると、なお良いです。
しかし、過程を通してあなたがどのようなスキルを身につけ、どのように問題点に取り組むことができたのかについて述べられているかの方がよっぽど重要なのです。
あなたが気配りの能力を発揮した、または身につけることができたエピソードについて話すようにしましょう。
また、それを通してあなたの人物像や他の魅力などが合わせて伝わるような書き方ができると、なお良いでしょう。
エピソードの中に数字を入れる
就活において曖昧なことを話していると、なかなか魅力が伝わりにくいということもあるので気をつけるようにしましょう。
必ず、定量的に話すために数字を盛り込むように気をつけることが大切です。
自己PRのエピソードの中に、わかりやすい数字を入れることができれば、説得力のあるアピールになります。
例えば「自分の気配り力を活かしてチームの雰囲気を良くし、全国大会でベスト4に進出することができた」などと述べることができれば良いでしょう。
【自己PRで気配りをアピール!】「気配り」を言い換える
「気配り」という言葉は多くの学生が使う言葉なので、差別化をしにくいことも多いです。
また、そもそも「気配り」という言葉だけ述べてしまうと、どのような意味なのか分かりにくい場合も多いです。
そこで、もう少し分かりやすい表現に言い換えられると良いでしょう。
「気配り」という言葉を言い換える際の例には、下記のようなものが挙げられます。
- 思いやりがある
- 気遣いができる
- 状況判断能力がある
- 臨機応変に対応できる
- 率先して行動ができる
- 相手の立場に立って考えられる
思いやりがある
思いやりがあると伝えると優しい印象を与えます。
サービス系の企業の選考を受けている場合、お客様のために行動ができそうだと思われるため印象が良いでしょう。
逆にいわゆる営業ガツガツ系の企業の場合、優しさが先に出てしまい、あまり営業できないと思われる可能性があるため注意しましょう。
気遣いができる
気遣いができるも思いやりと同様、優しい印象を与えます。
気遣いができるというのは周りを見て行動することや発言することが得意なタイプのため、こちらの表現もサービス系の企業にはとても印象が良いでしょう。
また、気遣いができる人は気が利くとも言い換えることはできますが、気が利く行動を自分からできますというのは少し説明がしにくいため、自己PRにおいては気遣いができるという表現を使う方がおすすめです。
気が利くに関しては周りから自分を見たときの印象や、長所で伝えるようにしましょう。
状況判断能力がある
状況判断力に関しては職種業界に関係なく仕事ができる印象を与えます。
状況判断力というのはリーダーとしても人を率いることができますし、ビジネスを成長させるうえで必要不可欠な能力です。
また、状況判断ができるということは状況を俯瞰して考えられるという視野の広さも示すことができます。
総じて、気配りではなく状況判断力と伝えることで、少しビジネス要素の強い表現となるので、自身が受ける企業に合わせて表現を変えてみましょう。
臨機応変に対応できる
臨機応変に対応できる点に関しても職種業界関係なくアピールできる内容です。
仕事においては予測不可能なことが起こりやすいため、臨機応変に対応できる人はとても重宝されます。
営業をしていて用意していなかったことを聞かれたり、動かしている施策がうまく動かなかったり、様々な不測の事態に対して臨機応変に対応できることは、自分で考えて行動できるということも同時にアピールすることができます。
率先して行動ができる
率先して行動ができるに関しても職種業界関係なくアピールできる内容です。
業界などではなく、主体的な行動を求められるような職場環境にアピールできると魅力的に感じてもらいやすいです。
率先して行動できる人は何をすれば良いのかを察知する力に長けています。
視野が広いとも言い換えることができますが、視野が広いだと行動ベースで伝えられないため、接戦して行動ができると伝えることをおすすめします。
相手の立場に立って考えられる
相手の立場に立って考えられるに関しても職種関係なくアピールできる内容です。
しかし、主にコミュニケーションを取り合う職種でアピールした方がより強みと業務のマッチ度が高いと言えます。
営業職、販売職など相手がいるお仕事においては自分の利益のことだけではなく、相手のことを理解してサービスを提供する必要があります。
相手の立場に立って考えられるというのは相手のニーズを考えられるという意味にもなるため、自身の受ける企業によって使い分けましょう。
【自己PRで気配りをアピール!】自己PRの構成
気配りを自己PRでアピールする際の構成についても押さえておきましょう。
この構成はどのような強みをアピールする際にも汎用的に活用できる構成なので、もし気配り力以外をアピールしたくなった際も、ぜひ参考にしてみてください。
結論
まずは結論を述べることが非常に重要です。
今回の場合「私の強みは気配りができることです。」という風に、結論を先に持ってくるようにしましょう。
こうすることで採用側は「これからこの強みに関する話をするのだな」予測することができるので、自己PRの内容を念頭に置いた状態で読む、または聞くことができるようになります。
採用側に内容をしっかり理解してもらえば、強みを適切にアピールすることができるので、まずは最初に結論を述べるようにしましょう。
具体的なエピソード
あなたの強みを補強できるエピソードを具体的に述べていることも非常に重要です。
まず結論で強みを述べたら、その後はその強みを身につけたエピソードや、強みが活きたエピソードを述べるようにしましょう。
エピソードがない場合、あなたの主張する強みが本当にあるのか、信頼性が低くなってしまいます。
よって、気配りの力を発揮したエピソードなどを述べて、説得力のある自己PRにしていきましょう。
どう貢献するか
就職した後その気配り力を活かしてどのように貢献するのかについても詳しく述べていくことが大切です。
企業は会社で活躍してくれる人物を求めているため、活躍や貢献してるイメージを持ってもらえるようにしましょう。
よって、企業研究を進め、どのような強みを求めているのか、どのような業務があるのかをチェックしておきましょう。
また、実際に働いてる姿がイメージできているということは、内定を出した場合、高い確率で内定を蹴らずに就職してくれるということでもあるので、信頼性も高まることでしょう。
企業研究の方法ついてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【自己PRで気配りをアピール!】注意点
気配りが自分の強みであることを自己PRで示したい場合に気を付けておくべきことをいくつか紹介します。
本当の気配りができたとしても、以下の点を疎かにしてしまうと、マイナスイメージを企業に与えてしまう場合もあるので注意してください。
印象が薄い
誰にでもできる気配りは面接官に印象が薄くなりがちです。
例えば、「泣いている人の話を聞いた」というエピソードだけでは印象に残りません。
具体的には、「泣いている人がいたので、周りの状況を察知し、なぜ泣いているのかを考えて話を聞いた」とすることで、より具体的で印象的なエピソードになります。
自分が分析した気配りのタイプを使って、他の就活生との差別化を図りましょう。
抽象的すぎる
気配りのエピソードが抽象的すぎると、面接官にあなたの人柄や価値観が伝わりにくくなります。
具体的な状況と行動を示すことで、気配りのタイプを明確にし、わかりやすく説明することが大切です。
例えば、「気配りができる」と言うだけでなく、「プロジェクトの進行中、チームメンバーの負担を減らすために自発的に作業を引き受けた」という具体例を挙げると効果的です。
これにより具体的なイメージを与えることができます。
就活時に気配りがない
面接時にしか面接官は就活生の人柄や価値観を判断できません。
そのため、面接中に何度も質問を重ねたり、説明を聞きなおしたりする行為は、気配りがないとみなされることがあります。
気配りをアピールする際は、面接中から気を付けて行動することが重要です。
例えば、面接官の話をよく聞き、適切なタイミングで質問することで、コミュニケーションのスムーズさを示すことができます。
これにより、面接官に対して実際に気配りができる人物であることを印象付けることができます。
【自己PRで気配りをアピール!】気配りをアピールした自己PRの例文7選
ここまで気配り力を自己PRに用いる際のポイントなどについて詳しく解説してきました。
ここまでの内容をもとに、自己PRの例文を作成しました。
あなたの経験の中から最も近いものを中心に、参考にしてみてください。
例文1:部活動
私の強みは周囲の状況に応じて臨機応変に対応する力です。
この力は大学生時代に部活動のキャプテンを務めていた時に活かされました。
当時、私は部の練習効率を向上させるため、メンバー一人ひとりの意見に耳を傾けることを心がけていました。
練習に追いつけず不安を抱えているメンバーがいれば、彼らに個別に時間を割き、問題に対して臨機応変に対処しました。
練習方法を変更したり、個々の能力に合わせた指導を行ったりすることで、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献しました。
この経験から、私は気配りと積極的なコミュニケーションを重要視し、それによってチームをリードしていくことに自信を持っています。
異なるバックグラウンドを持つメンバーと効果的に協働し、共通の目標に向かってチームを導く能力は、どのような環境でも価値を発揮すると確信しています。
以上の経験と能力を活かし、新たな職場でもチームの一員として、またリーダーとしての責任を果たし、組織の発展に貢献できると信じています。
例文2:アルバイト
私の強みは視野が広く、周りに気を配ることができる能力にあります。
この強みは、大学生時代に飲食店で接客業をしていた経験から磨かれました。
私はお客様一人ひとりに細やかな気配りをしながら、店内の各テーブルの状況を的確に把握し、必要な対応を迅速に行っていました。
たとえば、混雑時にはスタッフ間で情報を共有し、効率的に業務を進めることで待ち時間を短縮し、特定のお客様に特別な配慮が必要な場合は迅速に対応することで顧客満足度を高めたりしました。
私のこのような積極的な行動がチーム全体のスムーズな業務運営に貢献しました。
この経験から私は常に視野を広く持ち、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献することができると自負しています。
新たな職場においても、この能力を活かし、チームメンバーとの協力を図りながら、共通の目標達成に向けて貢献していきたいと考えています。
周囲に気を配りながら、効率的かつ効果的に業務を進めることで、組織全体の成果に貢献する自信があります。
例文3:ボランティア
私の最大の強みは状況判断力の高さにあります。
この力は、高齢者向けの施設でボランティアをしていた際に発揮されました。
私は利用者一人ひとりに細やかに気を配りながら、彼らとのコミュニケーションを通じてそれぞれの好みやニーズを理解しました。
例えば、ある利用者の方が常に一人で過ごされていることに気付き、他の利用者の方との交流を促す活動を提案しました。
これらは状況を深く理解し、施設の改善を行うことで、高齢者がより快適に施設を利用できるようにした事例です。
私はこの経験を通じて、いかなる状況でも迅速かつ的確に判断し、課題解決に導く能力を身につけました。
今後、新たな職場においても、この状況判断力を活かし、さまざまな課題に対して柔軟かつ効果的な解決策を提案し、実行することができると確信しています。
チームメンバーや利害関係者とのコミュニケーションを重視し、ニーズや期待を理解することで、より良い成果を生み出す所存です。
例文4:サークル
私の強みは、楽しめるような環境づくりでの気配りです。
大学時代、バレーサークルの幹部として活動し、新入生の勧誘や新歓イベントの企画に携わりました。
新入生が不安を感じずに楽しめるように、先輩と新入生が気軽に話せる場を設けることに力を注ぎました。
例えば、歓迎会では新入生と先輩が自然に交流できるように、ゲームやアイスブレイクを取り入れた企画を行いました。
その結果、サークル内のコミュニケーションが活性化し、新入生も積極的に参加するようになり、サークル全体の雰囲気が明るくなりました。
この経験を通じて、私自身もリーダーシップやチームビルディングのスキルを磨くことができました。
今後も、自ら行動し、周囲を巻き込みながら、企画を発案し、組織の活性化に貢献していきたいと考えています。
例文5:マネージャー
私の強みは、周りを見て状況に率先して応じられる気配りです。
大学時代、サッカー部のマネージャーとして活動しており、毎日のきつい朝練でメンバーの体調や精神面に気を配ることが求められました。
特に、メンバーの体調が優れないときや精神的に疲れているときに、どうすれば彼らが集中できるかを考えました。
マネージャー間で会議を開き、練習環境を改善するための具体的な取り組みを行いました。
例えば、練習前後にリラックスできるストレッチや、心身をリフレッシュさせるための休憩時間を設けるようにしました。
その結果、メンバーの体調が改善され、チーム全体のパフォーマンスも向上し、優勝という結果を残すことができました。
この経験を通じて、私自身もサポート役としての重要性を実感し、今後も周囲をサポートする役割として貢献していきたいと考えています。
例文6:インターン
私の強みは、人を満足させる気配りです。
大学時代に行った営業のインターンシップでは、他社に商品を売る仕事を担当しました。
顧客に良い印象を持ってもらい、信頼してもらうためにどのような行動が必要かを常に考え、実行してきました。
具体的には、顧客とのコミュニケーションを大切にし、彼らのニーズを的確に把握し、それに応じた提案を行いました。
例えば、顧客が求める情報を事前に調査し、訪問時にはその情報を提供することで、信頼関係を築くことができました。
その結果、顧客からの満足度が向上し、契約件数も増加しました。
この経験を通じて、営業職においても相手のことを考えた丁寧な接客が重要であることを学びました。
今後もこの経験を活かし、営業職で顧客満足度を高めるために全力を尽くしたいです。
NG例文
私の強みは、気配りができることです。
大学時代、部活で後輩に練習するうえでのマナーや勉強を教える役割を担っていました。
特に、新入部員が不安を感じずに練習に取り組めるように、自分なりにできるケアを最大限してきたつもりです。
その結果、後輩たちは安心して練習に集中でき、部全体の雰囲気も良くなりました。
この経験を通じて、他人を思いやり、サポートすることの大切さを実感しました。
今後も、この気配りの精神を大切にし、職場でも周囲の人々が快適に働ける環境を作るために尽力したいと考えています。
気配りを活かして、チームの一員として貢献し、信頼関係を築いていきたいです。
まとめ
今回は気配りを自己PRに使いたい人向けに、構成の方法やどのようにアピールすれば良いのかについて詳しく紹介してきました。
気配り力は多くの就活生がアピールするポイントではありますが、うまく説明することで差別化を図ることは可能です。
あなたの気配り力を存分にアピールし、第一志望への就職を叶えてください。