【経験別例文10選】几帳面は自己PRとして伝えて大丈夫?伝えるポイントと注意点

【経験別例文10選】几帳面は自己PRとして伝えて大丈夫?伝えるポイントと注意点

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

几帳面さを自己PRとしてアピールしたい方は多いでしょうが、果たして自己PRとして伝えて大丈夫なのかと考えている方も多いでしょう。

まず結論から言うと、几帳面さは自己PRとして活用できます。

しかし、多くの人が自己PRに用いる主題でもあるので、ありきたりな内容になってしまいがちです。

そこで今回は自己PRを作成する場合のポイントなどについて詳しく紹介していきます。

目次目次を全て表示する

【自己PRに几帳面】几帳面とは何か

まず、そもそも「几帳面さとは何か」という定義について考えていきましょう。

この言葉は様々な意味を持っていますが、まずは広い意味で説明するならば、「きちんとしていること」が挙げられるでしょう。

また、「時間をしっかりと守ること」や「仕事などにおいて最後までこだわること」なども挙げられます。

「タスク管理能力がある」とも言えるので、この言い換えができると非常に魅力的に映るでしょう。

自己管理ができる人物であることは企業の採用担当者に良い印象を与えられるので、積極的にアピールしていきましょう。

【自己PRに几帳面】几帳面はアピールになるのか

導入の段階で結論として述べてしまってはいますが、几帳面さは自己PRに用いるにあたっておすすめのアピールポイントです。

雑に作業をする人物こそ企業が最も求めていない人材ですし、丁寧に作業を行ってくれる、一つひとつしっかりとやるべきことをこなす人材こそ企業に求められています。

自分の魅力をアピールして、企業にとって自分が魅力的な人材であることを強調していきましょう。

几帳面は好印象!

几帳面さは数ある自己PRの中でも非常に好印象を与えられる特徴の1つです。

慎重で、ミスが少ないということは企業にとって非常に魅力的に映ります。

仕事を丁寧に行ってくれる人材なので、絶対に間違えられない作業なども安心して任せることができます。

また、丁寧に仕事をするということは、接客業などでお客様の前で業務を行う際も任せやすいので、接客スキルが求められる仕事を担当できるという意味でもあります。

時間や仕事の管理を正確に行えるということでもあるので、客先に出向いてもらうにも安心でしょう。

事務仕事などの、正確に一つひとつの仕事をこなす必要がある役割も任せられます。

このように様々なプラスの要素があるので、ぜひともアピールするようにしましょう。

几帳面はマイナスに捉えられるかも?

几帳面さを自己PRに取り入れる際は、その利点と潜在的なデメリットのバランスを考えてアピールすることが重要です。

几帳面さは、業務の正確性や細部に対する注意深さを示すため、ポジティブな印象を与えることが多いです。

例えば、プロジェクト管理やデータ処理、スケジュール管理など、誤りが許されない業務ではこの特性が強みになります。

しかし、過度な几帳面さが柔軟性や効率を損なうと捉えられることもあります。

そのため、面接で几帳面さをアピールする際は、それがどのように業務の効率向上やチームワークに貢献しているかを具体的なエピソードと共に示すことが効果的です。

この記事では自己PRで几帳面さをアピールする際の意識すべきポイントや注意点について細かく解説します。

【自己PRに几帳面】自己PRで企業が見ているポイント

自己PRは、応募者が企業にどのような価値を提供できるかを示す重要な手段です。

企業は、自己PRを通じて仕事に対する取り組み方や自社とのマッチ度を確認し、応募者がどのように組織に貢献できるかを見極めます。

ここでは、企業が自己PRで特に注目している2つのポイントについて説明します。

仕事に対する取り組み

自己PRを通じて、企業は応募者の仕事に対する姿勢を評価しています。

自己PRで取り組んだことが直接的に業務とは異なる場合でも、その取り組み方や問題解決へのアプローチは、仕事に対する姿勢に通じます。

たとえば、自己PRで挑戦した経験や努力の過程は、業務に対しても同様に真摯に取り組む姿勢を示すものとなります。

企業は、仕事に向き合う姿勢を重視し、その姿勢が自社の業務にどのように活かせるかを判断します。

自社にマッチしているかどうか

企業は、自己PRを通じて応募者が自社とマッチしているかどうかも見ています。

企業は、すでに在籍している社員と同じ志や価値観を持った人材を採用したいと考えています。

そのため、自己PRで自分がどのように企業に貢献できるかを伝えることが重要です。

企業文化や目指している方向性に共感し、それに合った働き方をする姿勢が評価されるので、その点を強調してアピールするようにしてください。

【自己PRに几帳面】几帳面を伝えるポイント

几帳面であることは就活において武器になることがわかったところで、ここからは自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介していきます。

大きく分けて3つのポイントがあるので、それぞれ深掘りし、同じような特徴を長所としてアピールしている就活生よりも魅力的な文章を作成できるように心がけましょう。

具体的に伝える

自己PRはあなたのスキルや能力を、わかりやすく伝えたいところです。

魅力を伝えるためには、具体的に述べることが大切です。

しかし、几帳面であることだけを伝えられても、「どのように几帳面なのか」「仕事で活かせるのか」などが全く伝わりません。

よって、これまでその特徴を発揮したエピソードや、スキルを身につけるに至った経緯などを詳しく説明することができれば良いでしょう。

具体的に説明することができれば、論理的思考力や言語化能力も合わせてアピールすることができます。

複数の能力を同時にアピールできる就活生は少ないので、他の就活生に大きく差をつけられます。

特徴についてわかりやすく説明しつつ、他の能力も合わせてアピールしましょう。

他者評価を加える

他人からの評価を加えるというのも、自己PRにおいて几帳面さを伝えるために重要なポイントの1つといえます。

他人からそのスキルを高く評価されていることをアピールできれば、客観的な評価であるため、さらに魅力的に映ることでしょう。

いくら自分で誠実さや、真摯に仕事に取り組むことを主張しても、「主観的な意見である」という印象を与えてしまい、説得力がない場合があります。

ピソードを述べる際にも、可能な限り、他人から評価されたエピソードを話すことが大切です。

客観的な評価をわかりやすく伝えることで、さらに魅力的に映ります。

是非とも、几帳面であることが良い方向に転んだ、周りから高い評価を得られたエピソードがあれば述べるようにしましょう。

几帳面さが生かされたエピソードを伝える

自己PRで強みを話す際は、その強みがどのように生かされたかを具体的に伝えることが重要です。

単に「几帳面」や「協調性がある」といった強みを述べるだけでは不十分で、その強みを活かして、どのように目標を達成したり、問題を解決したのかの具体例を示すことで説得力が増します。

たとえば、几帳面さを活かしてプロジェクトをスムーズに進めた経験や、細かい作業を通じて問題解決に貢献したエピソードを交えると、面接官にも強みが仕事にどう生かされるかが伝わりやすくなります。

入社後どのように活かすのかを伝える

社会人になった際、ただ丁寧なだけでは仕事は進められません。

そのスキルをどのように業務に活かすのかについても、詳しく理解してもらう必要があります。

例えば、あなたが受ける仕事が事務職の場合、そのスキルを活かして「ミス1つなく、しっかりと与えられた仕事をこなす」ということを主張するべきです。

また、その他にもなるべく企業の業務内容についてしっかりと調べておきましょう。

公式サイトなどには企業の理念やビジョン、ミッションや目標が掲載されていることが多いので、調べておくことで、より企業に適した自己PRを作成できます。

【自己PRに几帳面】几帳面の言い換え一覧

自己PRで几帳面の言い換え表現を用いるときは、以下の表現・言葉をチェックしておきましょう。

几帳面の言い換え一覧
  • 真剣
  • 忠実
  • 真面目
  • 誠実
  • 一生懸命
  • 律儀
  • 丁寧
  • まめな性格
  • 手を抜かない
  • 責任感が強い
  • 整理することが好き
  • 課題解決力がある
  • 準備を怠らない
  • 用意周到
  • 時間管理がしっかりしている
  • 自己管理能力がある
  • 悪い部分を改善できる
  • 細かい作業が得意
  • 気配りができる
  • ルールを守って行動できる
  • 継続力がある

言い換えや類語の表現のため、上記の表現は厳密にいうと几帳面と意味合いは異なりますが、人によっては「こっちの表現のほうがしっくりくる」と感じることもあるでしょう。

必要に応じて、自分に合う言い換えを見つけてみてください。

【自己PRに几帳面】几帳面の短所一覧

就職活動の自己PRにおいて、「几帳面」という性格を長所として挙げる際は、それに付随する短所も認識しておくことが重要です。

几帳面さはこだわりが強いことを意味し、これが他人に押し付けがちである点、また自身の方法以外を受け入れにくいために柔軟な対応が難しいという側面があります。

エントリーシートに記載した内容は面接でほぼ必ず質問されるため、これらの短所を自覚し、改善策や対処方法についても考えておくと良いでしょう。

さらに、几帳面な性格が神経質と受け取られ、周囲とのトラブルにつながる可能性もあります。

これらの点を踏まえ、自己PRでは几帳面さを長所としつつも、その影響と対応策を織り交ぜて説明することが大切です。

几帳面の短所一覧
  • こだわりが強い
  • 柔軟に対応しずらい
  • 神経質である
  • 柔軟さに欠ける
  • 効率が悪い
  • 仕事が遅い

【自己PRに几帳面】企業が求める几帳面な人材

自己PRで几帳面さをアピールするといっても、どんな企業のどういった業務内容やシーンにおいて几帳面さを発揮するのかという事は違ってきます。

また几帳面ということは「丁寧であること」や「準備が用意周到」など別の言い方にも言い換えられます。

自分が志望している企業や業務において、几帳面さがどういった形で貢献できるのかをいうことをイメージして言語化することが大切です。

こうすることで、企業側も活躍イメージを想像しやすくなります。

仕事を丁寧にこなす人材

企業が求める几帳面な人材は、特にプライバシー情報を扱う分野で重宝されます。

例えば、金融機関や医療関連企業では、顧客や患者の機密情報を取り扱う際、細心の注意を払い、正確に業務を遂行することが求められます。

几帳面な性格は、このような環境でのミスを最小限に抑え、企業や組織の信頼性を維持する助けとなります。

そして、自己PR時には、過去にどのようにして細部に注意を払い、誤りなくタスクを完了させたかの具体的な例を挙げると効果的です。

また、そのような取り組みがどのようにチームや組織の信頼性向上に寄与したかを強調し、責任感の強さをアピールすることで、企業に価値ある人材であることを示すことができます。

用意周到に仕事を行う人材

用意周到に業務にあたる人材であるということも企業にとっては魅力的で、特に会計や監査のようなエラーが許されない業務において重要です。

用意周到に事前準備を行い、細部にわたるチェックを怠らない性格は、企画の最終確認や財務報告において大きな強みとなります。

例えば、会計業務では、一つ一つの取引記録を丁寧に確認し、小さなミスも見逃さないことが重要です。

このような几帳面さは、組織全体の信頼性を保つ上で不可欠であり、企業の財務健全性の維持に直接貢献します。

そして、自己PRでは、過去にどのように細かい準備と確認作業を行ってミスを未然に防いだか、具体的なエピソードを交えて語ることが効果的です。

企業ごとに求める人材は異なる

企業ごとに求める人材は大きく異なるため、面接に臨む際はその企業がどのような特性を重視しているのかを事前に徹底的に調査することが重要です。

特に、几帳面さをアピールする際には、その企業がどの程度の几帳面さを求めているか、またはその特性が業務にどのように役立つのかを理解する必要があります。

例えば、精密機器を扱う製造業では、製品の品質管理における細かな注意力が求められますが、スタートアップではスピードと柔軟性が求められることもあります。

自己PRでは、自分の几帳面さを企業のニーズや文化に合わせて調整することで、求められる人材像に自分を適合させてアピールすることができます。

【自己PRに几帳面】几帳面な人に向いている仕事

ここからは几帳面な人が向いている仕事について詳しく紹介していきます。

几帳面な人は基本的に丁寧に仕事をこなすので、どのような仕事にも向いていることが多いですが、その中でも几帳面さが特に求められる仕事は大きく分けて3つあります。

下記の3つの仕事は几帳面な人にぴったりの仕事なので、興味があるものがあれば、是非就活の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

バックオフィス系

バックオフィス系はどのような職種かというと、事務や経理、秘書、人事などのことを指します。

ルーティンワーク、つまり決まった業務を行うことが多いので、几帳面な人はコツコツ取り組むことができ、向いていると言えます。

また、こうした仕事は基本的にスケジュールの管理なども徹底する必要があります。

よって、自身の几帳面さを積極的にアピールすることができれば、企業にとって魅力的な人材に映ることでしょう。

公務員

これは皆さん想像がつくことかもしれませんが、公務員も非常にルーティンワークが多い仕事の1つです。

イレギュラーなことが少ない分、マニュアルが非常に多いので、決まりきった仕事を丁寧に一つひとつこなしていかなければならないという点はある意味、几帳面でない人にとっては非常にストレスになる可能性が高いです。

一方で、丁寧で、一つひとつの仕事を丁寧にこなすことを大切にしている人からすれば、公務員はまさしくぴったりの仕事であると言えます。

ITエンジニア

几帳面な人に向いている仕事の代表格としてもう1つ挙げられる職種はITエンジニアです。

ITエンジニアはプログラミング言語を学び、コツコツと取り組む仕事です。

プログラミングはコードを1つでも間違えると正常に動きません。

極論「<」と「>」を間違えるだけで、バグが生じたり、表示がおかしくなったりします。

ミスをしてはいけない仕事、つまり几帳面な人が活躍しやすいフィールドの1つです。

バックオフィスに当たる事務職や公務員の業務がテクノロジーの発展により、人間によって行われる業務が減っているため、将来のことを考えてITエンジニアを選択する人が増えているというのも現状です。

【自己PRに几帳面】自己分析のすすめ

自己PRを作成する際、第三者的な目線であったり、客観的に自分の過去や経験を掘り起こしてみることは非常に重要です。

そのためにも自己分析は非常に有効な手段なので、そのやり方を解説します。

発見

自己分析を進める際の最初のステップは、自分の強みを発見することです。

また、効果的に行うためには、「モチベーショングラフ」を作成することが非常に有効です。

モチベーショングラフとは、小学校から大学までの自分の人生の流れを視覚的に示すもので、各時期のモチベーションの高低をグラフに表します。

このグラフを作成することで、自分がどのような状況でモチベーションが上がったのか、逆に下がったのかを一目で把握することができます。

出来れば大きな紙を用意して、自分の成長や経験を詳細に書き出すことで、重要な出来事や転機を見逃さずに整理できます。

この過程で、特定の活動や経験が自分にとってどれだけ重要だったかを振り返り、自己理解を深めることができます。

モチベーションブラフ

具体化

次に、自分の経験を具体化するステップに進みます。

具体化の作業では、部活動中の怪我や受験勉強に費やした時間など、具体的な出来事を書き出します。

そして、その出来事に対して自分がどう感じたか、特にポジティブな感情について詳しく考察します。

例えば、部活で怪我をしたときにどのように対処したのか、その経験から何を学び、どう成長したのかを深掘りします。

また、受験勉強で長時間の努力を続けたことが、どのように自分の粘り強さや計画性を育んだのかを考察します。

このように具体的なエピソードを通じて、自分の強みをより鮮明にすることで、自己PRや志望動機に説得力を持たせることができます。

そして共通点を見つけ出し、それを深掘りすることで、自分が何に対して強い興味や情熱を持っているのかを理解できます。

整理

最後に、発見した強みや具体化した経験を整理するステップに移ります。

この段階では、共通点を見つけ出し、それを言い換えたり細かく分けて考えることが重要です。

例えば「几帳面」という強みが見つかった場合、それを「作業ミスが少ない」や「丁寧にスケジュールを立てて仕事を進める」などに言い換えます。

さらに、それぞれの言い換えが具体的にどのような状況で発揮されるのかを細分化します。

これを通じて、強みを多角的に捉え、より深い理解を得ることができます。

また、その強みがどのように仕事に活かせるかを考えることも重要です。

こうして整理された強みを基に、自己PRや志望動機を構築することで、応募する企業に対して自分の適性や強みを効果的にアピールすることができます。

【自己PRに几帳面】構成

ここからは自己PRで几帳面であることをアピールする際、企業からみて評価が高まりやすくなる構成について解説していきます。

以下の構成をしっかりと守って自己PRを書くことで、他の就活生との差別化にも繋がりますし、内定を得られる可能性も高まるので是非押さえておきましょう。

自己PRの構成

①几帳面に関する強み:几帳面であることの自分の強みを伝える

②几帳面さが発揮されたエピソード:几帳面さが現れた具体的なエピソードを伝える

③入社後に貢献したいこと:几帳面さを活かし、どのように企業に貢献できるか伝える

①几帳面に関する強み

就職活動における自己PRで「几帳面」という特性をアピールする際は、その強みを具体的かつ分かりやすく説明することが重要です。

「几帳面」であることの最大の強みは、細部にまで気を配り、物事を計画的かつ丁寧に進める能力にあります。

例えば、プロジェクトの管理やタスクの実行において、細かいスケジュール管理や品質のチェックを徹底することで、ミスの発生を防ぎ、高い成果を生み出すことができます。

また、几帳面な性格はチーム内での信頼を築く上でも有効で、約束や締切を守ることで周囲からの信頼を得られます。

このように、几帳面さを生かした具体的な強みを明確に示すことで、面接官に対してポジティブな印象を与えることができます。

②几帳面さが発揮されたエピソード

就職活動における自己PRで「几帳面」であることをアピールする際、具体的なエピソードを述べることは面接官の理解を深めることに役立ちます。

そうすることで、ただ「几帳面である」と自己申告するよりも、その特性が具体的にどのように役立つのかを明確に示すことができます。

これにより、面接官はあなたが実際にその特性を生かして問題を解決したり、価値を生み出したりした具体的な経験があることを理解しやすくなります。

このように、具体的なエピソードを用いることで、「几帳面」という特性が実務でどのように活かせるかイメージさせることができ、効果的ということです。

③入社後に貢献したいこと

就職活動での自己PRでは、「几帳面」であることの強みを活かして入社後にどのように貢献できるかを具体的に示すことが重要です。

例えば「几帳面」という性質によって、プロジェクトの細部にわたる管理や計画の精度を高めることで、チームの成果を向上させることができます。

また、細かなスケジュール管理と徹底した情報整理を通じて、プロジェクト内のコミュニケーションをスムーズにし、ミスを最小限に抑えることも可能です。

さらに、その几帳面さを細かな品質チェックの徹底に転換し、製品やサービスの品質向上に寄与出来る等のアピールも可能です。

このように、几帳面さは、組織における効率的な運営と品質の高さの維持等に絡めて示すことが効果的でしょう。

【自己PRに几帳面】自己PRで几帳面をアピールする際の構成

几帳面さを自己PRで強みとしてアピールするなら、構成からまずは学んでいきましょう。

伝わりやすい文章の構成に沿って自己PRを完成させれば、採用担当者も要点を把握しやすくなります。

同時に印象にも残るため、少なくとも「何が言いたいのかわからなかったので、結局強みは把握できなかった」という評価を受けることは避けられます。

自己PRで重要な構成は、以下のとおりです。

  1. 結論(アピールポイント)
  2. 根拠となるエピソード
  3. 結果と学び
  4. 今後への活かし方

1~4の流れに沿って文章を組み立てれば、自己PRは非常に伝わりやすい内容に仕上がります。

それぞれの部分で重要な点を解説していきます。

結論(アピールポイント)

自己PRでは、まず、結論となるアピールポイントに触れる必要があります。

几帳面さをアピールするなら、はじめに結論として、几帳面な性格が自分の強みであることをはっきり伝えましょう。

結論から述べることは、相手に文章のテーマを把握させやすくなるため、就活では志望動機やガクチカを述べるときも同様の構成になります。

いきなり几帳面さが強みとなったエピソード・経験から述べてしまうと、「結局何が言いたいのだろう?」という印象ばかりが強くなり、採用担当者の頭の中に内容は入っていきません。

主張を明確に伝えるためにも、まずはアピールポイントを結論として伝えましょう。

根拠となるエピソード

最初に結論となるアピールポイントを伝えたあとは、次に、根拠となるエピソードに触れていきます。

エピソードは、文字数に合わせて内容を調整しながら、できる限り具体的に書くことが望ましいでしょう。

几帳面さを自己PRで伝える場合、その性格が実際に発揮されたエピソード・経験を伝えるかたちになります。

エピソードに触れればアピールポイントである強みには、より説得力と信憑性が増すため、具体的にどのような能力を持った学生なのか採用担当者は把握しやすくなるでしょう。

結果と学び

エピソードを具体的に述べたあとは、その中で起こった結果と、その経験を通じて何を学んだのかを伝えましょう。

自分の強みを発揮して問題を解決したり困難を乗り越えたりした経験からは、さまざまな学びがあるはずです。

なお、複数の学びがあった場合でも、ここで伝えるべき学びはできる限り一つに絞ったほうが良いといえます。

志望先企業の業務で活かせる学びか・ほかの就活生と差別化できるかという観点で、伝えるべき学びの内容を選択し、主張をぶれさせないことが大切です。

今後への活かし方

自己PRでは、最後に今後その学びや強みをどう活かしていくのかを伝える必要があります。

もちろん、「今後」というのは志望先企業に入社したときのことを想定しています。

今後の活かし方が具体的であればあるほど、企業研究をしっかり行ったことがわかるため、志望度の高さをアピールできます。

企業側も強みの活かし方や活躍ポイントに一番注目しているため、効果的な締めくくりになるように、繰り返し推敲しましょう。

自己PRは、最終的に採用担当者から「こんなふうに活躍してくれる学生なら、ぜひ入社してもらいたい」と思ってもらえるかどうかが重要になります。

【自己PRに几帳面】例文10選

ここからは几帳面さを自分の強みとする自己PRの例文を3つ紹介していきます。

ここまで紹介してきた構成の方法や自分の強みをアピールする方法、そして気をつけなければならない点などについて詳しく踏まえた上で作成している例文なので、参考になるはずです。

ぜひ参考にして、あなたの几帳面さが伝わるような、魅力的で採用担当の印象に残る自己PRを作成してください。

「部活」「サークル活動」「アルバイト」を通して身に付けた几帳面さをアピールしている自己PRの例文です。

几帳面の自己PR例文1:部活

部活

私の最大の強みは几帳面さです。
これは部活動でマネージャーとして活動していた経験から培われたものです。
部員が効率的に活動できるよう、細部にわたるサポートを心掛けてきました。
例えば、部活が始まる5分前には全ての準備を完了させる、荷物の整理整頓を丁寧に行い、メンバーの混乱を未然に防ぐなど、常に部員が最良の状態で活動できる環境作りに尽力しました。
これらの努力の結果、メンバーからは「ミスがなく、非常に助かる」といった感謝の言葉をかけられました。
私の几帳面さがチームのスムーズな運営に貢献し、全員が目標に向かって集中して努力できる基盤を作る手助けになったと自負しています。
社会人としてもこの几帳面さを活かし、些細な気配りから真摯に業務に取り組み、周囲のサポートや業務の効率化に貢献したいと考えています。

几帳面の自己PR例文2:サークル活動

サークル活動

私の強みは几帳面さです。
大学のサークル活動で映像制作を担当していた経験があり、プロジェクトの成功のためには計画性が必要だと学びました。
例えば、多くのメンバーが関わっているプロジェクトの場合、発表日までに計画的に作業を進めるため、綿密で無理のないスケジュール管理が求められました。
私は作業が無理なく確実に進むように、具体的なスケジュールを立て、毎日の進捗を記録し続けることを心がけました。
この方法により、トラブルを未然に防ぎ、計画通りにプロジェクトを進めることができました。
社会人としても、この几帳面さを活かし、自分の役割やタスクを明確にし、一つひとつ丁寧にこなしていき、組織の一員として確実な貢献をしていきたいです。

几帳面の自己PR例文3:アルバイト

サークル活動

私の強みは几帳面さです。
私の強みは几帳面さです。
事務サポートの経験があり、そこで他の人が面倒に感じるような細かな業務も積極的に取り組んできました。
細かい作業が得意であるため、各タスクに対して「何時までにこれを完成させる」と具体的な時間を設定し、計画的に進めてきました。
このアプローチのおかげで、効率よく業務を進めることができ、同僚や上司からも感謝される場面が多くありました。
私は常に「何をすれば周囲が喜び、感謝してくれるのか?」という点を考え、ミスがないように丁寧に作業を進めてきました。
貴社に入社した暁には、この几帳面に、そして時間内に業務をこなすスキルを活かし、自分の仕事だけでなく、円滑なプロジェクトの進行に貢献したいと考えています。

几帳面の自己PR例文4:インターン

インターン
私の強みは几帳面さです。

私は、細かい部分まで気を回すことができる几帳面な性格を、自分の強みとしています。
昔から几帳面な性格と周りから言われることは多くありましたが、自分自身で強みとして自覚したのは、以前参加したインターンでした。
マーケティング系の企業のインターンに参加したため、インターン中は、広告の効果測定業務に携わらせていただきました。<
その際は細かいところまで分析を行ったうえでABテストを繰り返し、クリック単価を下げることができたため、目標を達成できました。
データの細かい点にまで目を向けたため、その丁寧な作業が功を奏したのだと、社員の方からは良い評価をいただきました。
結果を出すためには、細かいところまでチェックと分析を怠らない必要があるのだと実感し、この考え方と自分の強みである几帳面さは、社会人になってからも大事にしたいと考えた次第です。
貴社に入社した際は、几帳面な性格を活かして細かい部分にまで焦点を当て、リサーチ業務で成果を出せる人材として活躍したいです。

几帳面の自己PR例文5:学業

タイトル

私は几帳面さが強みのため、丁寧に情報をまとめることができます。
その几帳面さからくる情報まとめスキルは、大学の授業を通じて培ってきました。
>授業中、板書はもちろんのこと、私は先生の補足説明もメモしているため、授業が再現できるレベルまで丁寧にノートを作成してきました。
少しでも疑問に思ったことは、放置せず、付箋に書き留めてあとで先生に確認したり、書籍をチェックして調べたりしていました。
その結果、授業で学んだことの復習の効率が上がり、テストでは良い結果を残すことができました。
さらにノート作りを通じて授業を深く理解していく過程で、自分が本当に興味を持てる分野を発見できたのも、プラスだったと感じています。
私はこの経験を通じて、几帳面に疑問を残さないように心がけたことで理解が深まり、新たな発見につながる可能性があることを知りました。
今後も物事への深い理解を大切にしたうえで、知識を充実させることで豊かな発想につなげ、企画職として積極的に貴社に貢献したいと思います。

几帳面の自己PR例文6:資格勉強

タイトル

私の強みは、几帳面な性格であることです。
几帳面さが役立ち、自分の行動や物の考え方について自信を持てたのは、資格の勉強がきっかけでした。
私は在学中に簿記2級の取得を目指してきたため、隙間時間を活用して勉強を行ってきました。
学業やアルバイトと両立するうえで、まとまった時間を多く取ることは難しかったため、私にとって隙間時間の活用方法は大きな課題でした。
そのため私はやるべきことを整理し、優先順位をつけたうえで綿密に勉強プランを練り、計画的に勉強を進めました。
結果、授業で後れを取ったりアルバイトを休んだりすることなく、無事合格を勝ち取ることができました。
私はこの経験を経て、限られた時間の中でも計画的に行動することで時間を作り出せると学んだため、今後も几帳面さを活かして計画的に行動する姿勢は大事にしたいと思った次第です。
貴社に入社後も、細かく計画を立てたうえで、複数あるタスクを効率的にこなしていきたいです。

几帳面の自己PR例文7:ゼミ

タイトル

私の強みは、几帳面なところです。
大学生活の中で私はゼミでの研究活動に特に力を入れており、その中では、几帳面で細かい部分までこだわる性質は、大きく役立ってきたと考えています。
研究発表の際は、直前に一夜漬けのようなかたちで完成させるのではなく、計画的に余裕をもって完成させることを心がけてきました。
練習は何度も行い、表現を工夫するなど細かい部分までこだわってブラッシュアップしたうえで、本番に臨みました。
その結果、自分自身でも満足のいく発表をスムーズに行うことができ、先生やメンバーからも「細部までこだわっていてわかりやすかった」と好評をいただきました。
私はこの経験を通じて、計画的に行動し期日に余裕をもって完成させることでブラッシュアップが可能になり、発表の質が上がることを実感しました。
貴社に入社した際は、細かい部分にまでこだわりを持ってブラッシュアップを重ね、プレゼン力を高めていきたいです。

几帳面の自己PR例文8:学園祭 

タイトル

私は、丁寧に一つひとつの仕事を行う几帳面さを、強みとして自負しています。
この几帳面な部分に対して自信を持てたのは、サークル活動がきっかけでした。
サークルのメンバーで学園祭に屋台を出すにあたって、私は責任者を務めました。
メンバーは普段のサークル活動もあり、大会を控えていたことから、学園祭準備に多くの時間を割けるわけではないことが大きな課題でした。
そのため私は早めにやるべきことを見極め、優先順位などを整理したうえで、準備の仕事を分担制にしました。
仕事の配分は、普段の活動と両立しやすい程度にすることを意識したため、学園祭は無事本番を迎えられました。
ークルの大会でも良い成果を残すことができ、もちろん「学園祭準備で忙しく、活動ができなかった」などの印象もありませんでした。
私はこの経験から、タスク管理とメンバーへの割り振りを丁寧に行うことで、複数のタスクをうまく両立できることを学びました。
今後、貴社に入社した際にプロジェクトリーダーなどを任せていただいたときは、丁寧にタスク管理や仕事の割り振りを行っていきたいと思っています。

几帳面の自己PR例文9:日常

タイトル

私は几帳面な性格をしており、決めたことを長期的に継続できる力を持っています。
普段の生活の中で私が続けているのは、毎日欠かさず日記を書くことです。
忙しかったり疲れていたりするときでも、高校生のときから日記を書かなかったことはありません。
日記を書く時間は自分と向き合い、反省点を見つけるきっかけになるため、これまでも日記が間違った行動の改善につながったことはたくさんありました。
私はこのように日記を真面目に続けてきたことで、忙しくても自分と向き合う時間を大切にすることで、自己管理ができることを学びました。
貴社は、一つを継続することでさまざまな学びにつなげることを、理念として大事にしていることを伺っています。
入社の機会をいただけた際は、ひたむきに日記を続けて自分と向き合ってきた姿勢を活かし、継続から多くを学ぶことでいち早く成長していきたいと思います。

几帳面の自己PR例文10:趣味

タイトル

私の強みは、几帳面な性格です。
几帳面さが培われたルーツは、幼い頃から続けてきているダンスの習い事にあります。
ダンスは手先の動きなど細かい部分までこだわるだけで、見え方が大きく変わるため、細部までこだわることが上達のポイントになります。
そのため私は大方振付を覚えれば満足するのではなく、ディティールまでこだわり、毎日練習と振り返りを欠かさず行ってきました。
その結果、コーチからは努力を褒められ、グループで臨んだ発表会ではセンターを任せてもらえました。
私はこの経験を経て、大枠を完成させるのみで満足するのではなく、細部まで突き詰めてこだわることの大切さを学びました。
この几帳面さから来る細部へのこだわりや手を抜かない姿勢は、上質な商品をお客様に提供するうえで欠かせない姿勢だと考えています。
入社後はぜひこの自分の強みを活かし、時間や予算との兼ね合いを見ながら、より良いものを追求していきたいです。

まとめ

今回は几帳面さを自己PRにしたい人向けに、自己PRの作成方法や気をつけなければならない点、組み込みたいポイントなどについて詳しく紹介していきました。

几帳面さは企業にとって非常に魅力的に映る自己PRの1つですが、多くの方がアピールするので、他の就活生に差をつける必要があります。

ぜひ本記事を参考にして、几帳面さを自己PRにできる採用担当の印象に強く残る、魅力的な文章を作成していきましょう。

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