【例文6選】集中力を自己PRにしてOK?魅力的な自己PRにするポイントを解説!

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エントリーシートを書こうとする際に、筆が止まり頭を抱えてしまうのが自己PRの欄です。

自由度が高い項目であるがゆえに、何をどうアピールして良いのかわからない、ほかの人と被らないかなどという悩みは多く耳にします。

今回は、「自分の武器は集中力だ」と考えている方に向けて、集中力を自己PRとして書く際のポイントや注意すべき点について解説していきます。

また、記事の後半には6つの例文を記載していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事をおすすめしたい人
  • 自己PRについて考えている人
  • 自己PRに集中力を用いて良いのかわからない人
  • 確実にES通過する自己PRを作りたい
  • 効率的に就活をしたい
この記事を読んでわかること
  • 自己PRに集中力を用いる時のポイント・書き方
  • 魅力的な自己PRを作るコツ
  • ES通過率がUPする自己PR例文

目次目次を全て表示する

【集中力を自己PRにする】集中力を自己PRにして大丈夫?

企業にアピールする能力として、「集中力は少し地味なのではないか」と懸念する学生も多いでしょう。

結論から言うと、集中力を自己PRにしてもまったく問題はありません。

むしろ、どのような職種においても集中力は不可欠な能力であるために、評価を受けやすいテーマとも言えるでしょう。

そのため、伝え方の工夫次第では面接官に良い印象を残せます。

しかし、周りにも集中力をアピールする人がいる可能性があり、ほかの学生と差別化を図られなければなりません。

【集中力を自己PRにする】自己PRとは

そもそも自己PRは、企業に自分をアピールするためのプレゼンのようなものです。

ほぼ確実に企業のエントリーシートにあるといっても過言ではない、就活において非常に大事な項目です。

そのため、就活本番になって考えるのではなく、就活の準備段階で数種類の自己PRを用意しておくことが望ましいと言われています。

まずは、実際にどのような内容にしていけば良いのか、具体的なポイントについて解説していきますので、1つずつ見ていきましょう。

自己PRの基本

まず、自己PRの基本について確認しておきましょう。

一見、自分の長所を自由に伝えれば良いように思えます。

しかし、企業にとってあなたがいかに魅力的な人材であり、採用するに値する人か思わせられなければ意味がありません。

たとえば、営業職を目指すのに、「コツコツ一人でする作業が得意です」とアピールするのは、実際の業務内容を考えると少しずれているように感じるでしょう。

企業に評価されるように、自分の長所を打ち出すのが自己PRなのです。

自己PRと長所の違い

自己PRと並び就活の中で聞かれるものの一つとして長所があります。

この二つは一見同じようにも見えてしまいますが、実際には少し異なっています。

先ほども言ったように自己PRとは企業にとって魅力的な人材であり、採用するに値する人だとアピールすることです。

一方、長所とは自分がどのような人間かを企業に伝えることです。

企業はその人の考える自分のいいところと企業の社風がマッチするのかを見定めています。

長所についてより詳しく知りたいかたはこちらの記事を読んでみてはいかがでしょうか。

【集中力を自己PRにする】自己PRが聞かれる理由

次に自己PRが聞かれる理由について解説していきます。

必ずと言ってもいいほどES・面接で自己PRが質問されます。

しかし、自己PRが聞かれる理由を把握していない人が大多数です。

自己PRが聞かれる理由を把握することで、ポイントを抑えた自己PRを書くことができるので、ぜひ一緒に確認していきましょう。

求める能力とマッチしているか確認するため

自己PRを聞く理由の1つ目は「企業が求める能力とマッチしているか確認するため」です。

企業は将来的に活躍できるであろう就活生を求めており、「求める人材=現在活躍している人材」となります。

つまり、求める人材・能力にマッチしているかどうかを判断し、活躍できる人材を見つけるために自己PRを聞きます。

入社後のミスマッチを防ぐため

自己PRを聞く理由の2つ目は「入社後のミスマッチを防ぐため」です。

新入社員の早期退職は非常に問題視されており、2022年度では大卒の者だけで31.5%の社員が3年以内に離職したというデータがあるほどです。

そして、早期離職の理由の1位は企業とのミスマッチです。

そのため、自己PRを通して人柄・価値観を知り、ミスマッチを選考の段階でできるだけ少なくしたいと考えています。

【集中力を自己PRにする】集中力とは

集中力とは、特定の作業や活動に対して、心や注意を完全に向け、外部の干渉や内的な雑念に惑わされることなく、継続的に熱中して取り組む能力のことです。

この力があると、タスクを効率的に、かつ高い品質で完成させることができます。

また集中力が高いと、学習、仕事、スポーツなど、あらゆる場面でのパフォーマンスが向上し、目標達成に必要な時間が短縮されると共に、成果の質も高まります。

そして集中力を高めるには、環境を整える、一つのタスクにフォーカスする、短い休憩を挟むなどの方法があります。

【集中力を自己PRにする】集中力がある人の特徴

ここからは具体的に集中力がある人とはどんな人かということを解説していきます。

特徴別に分けて解説していくので、自分がもし当てはまったら集中力がある性格なのだということで認識してもいいでしょう。

自分を追い込める人

集中力がある人の特徴として、「自分を追い込む」能力が挙げられます。

これは、長期目標を達成するために短期目標や具体的な行動計画を設定し、限られた時間内で集中して作業に取り組むことを意味します。

自分自身に厳しい目標を課すことで、集中するための環境を自ら作り出し、そのプロセスの中で没頭しやすくなります。

このような人は、効率的にタスクを進めることができ、時間を有効に活用しながら高い成果を出すことができます。

メリハリがある人

集中力がある人は「メリハリがある」のが特徴です。

彼らはタスクに取り組む際、全力で集中し、一方で休息の時はしっかりとリラックスします。

このようなバランスの取れたアプローチにより、精神的、身体的なエネルギーを効率的に管理し、疲れを感じにくくします。

作業中は外部の干渉を避け、目標に向かって没頭する一方で、休憩時は心身ともにリフレッシュすることで、再び作業に戻った時の集中力を高めることができます。

このメリハリのあるスタイルは、持続可能な高いパフォーマンスを実現する鍵です。

環境に左右されない人

集中力がある人は「環境に左右されない」強さを持っています。

彼らは周囲の雑音や誘惑があっても、それに動じることなく、自分のやるべきことに集中できる能力を持っています。

近くにテレビやスマホがあっても、それらの存在を意識せずにタスクに没頭することができます。

このような人は、どのような状況下でも自分の意志で注意の焦点をコントロールできるため、効率的に作業を進めることが可能です。

【集中力を自己PRする】集中力が求められる職種

ここまでは集中力を自己PRにする際のポイントや、そもそも自己PRの場面では何を重視して企業が質問しているのかについて詳しく紹介してきました。

ここからは実際に集中力がどのような職種において求められるのかについて一緒に確認しておきましょう。

あなたが目標としている職種以外にも、もしかしたら向いている仕事が見つかるかもしれません。

総務

総務職は集中力が求められる職種の代表例とも言えるでしょう。

企業内のさまざまな業務を統括し、調整する役割が求められるからです。

文書の管理やスケジュール調整などはもちろんのこと、さまざまな細かい作業が頻繁に発生する仕事が総務なのです。

当然ながら、これらの細かい処理を適切に行うためには高い集中力が必要であると言えます。

ホームや人事といった分野での正確な情報管理も重要とされるので、総務には集中力が求められると言えるでしょう。

クリエイティブ

クリエイティブ系の仕事も集中力が求められるので、自己PRにおいて積極的にアピールしたいところです。

グラフィックデザイナーやアーティストなどといったクリエイティブな職業においては、アイディアの創出やデザイン作業に集中力が不可欠であると言えます。

美的感覚はもちろんのこと、目標としているコンセプトの理解やディティールへの注意が高いクオリティの制作に直結してきます。

ITエンジニア

ITエンジニアも集中力が求められる職種の一つであると言えるでしょう。

ITエンジニアはコードの作成やシステムの保守はもちろんのこと、高度な技術的仕事を広範囲にわたって行う必要があるからです。

複雑なアルゴリズムや問題解決、アルゴリズムの理解や問題解決には深い理解と注意深いプログラミングが必要であると言えます。

エラーの許容範囲が非常に狭く、少しのミスでも問題となってしまうため、高い集中力が求められます。

継続的な学習も必要であり、情報の迅速な吸収が必要である点もITエンジニアに集中力が求められる理由の一つであると言えるでしょう。

webライター

webライターにも高い集中力が求められます。

webライターは情報の整理やクリエイティブな文章の構築に従事する仕事です。

つまり読者にとって分かりやすく、魅力的な文章を作り挙げる必要があり、それにはテーマに沿って集中し要点を把握するスキルが重要であると言えます。

また、SEO、つまり検索エンジン最適化の知識やトレンドの把握も必要です。

SEOは常にコアアップデートというGoogleによるアルゴリズムの修正などにも対応しなければなりません。

情報に対して常に敏感である必要もあり、総合的に集中力が求められる仕事であると言えるでしょう。

【集中力を自己PRにする】集中力が企業に与える印象

ここからは集中力があるということを自己PRとしてアピールする場合、企業からみた印象がどんなものになるか解説していきます。

基本的にポジティブな印象になりますが、どんな印象になるか知った上で面接等に臨むだけでも準備の仕方や受け答え等も工夫できるので是非抑えておきましょう。

パフォーマンスが高い

「集中力が高い」と自己PRすることは、企業に「パフォーマンスが高い」という印象を与えることができます。

集中力の高さは、仕事を迅速に進め、与えられたタスクを期限内に確実に完成させる能力と直結していると一般的に認識されるためです。

その結果、効率的に業務を遂行し、組織に貢献できる人材だと評価されやすくなります。

実際にその通りですし、近年増えているリモートワーク等も集中力が高い方がどんな環境でも仕事に集中できるので成果が出やすいことは明白でしょう。

ミスが少ない

就活で「集中力が高い」と伝えると、企業からは「ミスが少ない人材」という印象を受けます。

集中力の高さは、注意深くタスクに取り組むことを示しますし、結果としてケアレスミスの発生率を低減させると考えられるためです。

この能力は、特に細かい作業や複雑なプロジェクトにおいて、高い信頼性と精度を期待される仕事で価値があると評価されるでしょう。

それ以外の仕事でもミスをしないということは小さなことでも積み重ねることで周囲の信頼を生んでいきます。

こういった信頼関係はビジネスの上で非常に重要な要素と言っていいでしょう。
 

遂行力がある

集中力が高いということは与えられた仕事を必ず遂行してくれるという信頼につながります。

計画を立てて、優先順位や効率性を加味しながら仕事を進めていく上では欠かせないスキルになります。

頼んだ仕事を必ず遂行してくれる人材は企業からも重宝されるでしょう。

【集中力を自己PRにする】企業に伝わりやすい自己PRの構成

次に自己PRの構成について解説していきます。

「集中力」という素晴らしい強みを持ちながら、自己PRの構成があやふやとなり、お祈りされてしまうケースがよくあります。

そこで、「集中力」の魅力を存分に伝えられる自己PRの構成を一緒に確認していきましょう!

はじめに結論

自己PRに限らず、ビジネスの場面では結論から始めるのが基本です。

最初に結論を書き、話の道筋を予想できるようにすることで、採用担当者の関心を惹きつけます。

結論が先延ばしにされてしまうと、「いったい何が言いたいの?」と聞き手が興味を失うリスクがあるのです。

結論ファーストの文章は、相手の理解が進みやすいためぜひ実践してください。

ただし導入の部分でもあるため、全体のバランスを考慮し文章が長くなりすぎないように注意しましょう。

エピソードや経験

次に、結論を裏付けるエピソードや経験を述べていきます。

結論を聞いた採用担当者は、その詳細について知りたいと興味を抱いている状態です。

そのため、エピソードや経験で「集中力がある」という結論を肉付けしていく作業が必要になるのです。

しかし、あまりに抽象的なエピソードだと信憑性に欠けてしまうほか、ありきたりでインパクトの少ない経験だとほかの学生と差別化できないなどのリスクが懸念されます。

そのため、エピソードの選定には十分注意しましょう。

数字を可能な限り使う

エピソードや経験によって集中力があることを説明していく際には、なるべく数字を使うことを意識しましょう。

集中力はとても抽象的な概念です。

そのため、客観的な数字によってエピソードを補強することによって具体化し、説明に説得力をつけることが求められます。

面接官の方に理解してもらうためにも客観的な指標である数字を使うことを意識しましょう。

どのように活かせるか

最後に、自分の「集中力がある」という強みを用いて、企業にどう貢献できるかをアピールします。

自己PRの目的は自分を売り込むことなので、この部分は特に重要と言えます。

集中力を感じさせるエピソードだけでは、ただ自分の魅力を伝えただけで、自己紹介の域を出ません。

企業にとって有益な人材であることを、自分の集中力がどう関係してくるのかを交えて伝えましょう。

なお、ここで先ほど説明した企業研究をどれほどやり込んだかが、うまくまとめられるかどうかのカギになります。

集中力の活かし方

業務において、集中力はどのように活かすことができるのでしょうか?

以下は、集中力が評価される業務の一覧です。

自己PRの「どのように活かせるか」を書くときのヒントにしてみてください!

・ミスが許されない業務
・マルチタスクが要求される業務
・目標が明確に設定されている業務
・短い期間で高い成果物が要求される業務
・コツコツと進めることが必要な業務

【集中力を自己PRにする】自己PRのポイント

自己PRの構成について解説しました。

この構成に沿って書くことができれば、論理的で「集中力」の強みがしっかりと伝わる構成となります。

次に「集中力」の自己PRをさらに魅力的にするポイントを紹介していきます。

以下で紹介するポイントを押さえ、「集中力」の自己PRをブラッシュアップしていきましょう!

差別化する

1つ目のポイントは「差別化する」ことです。

集中力は、ビジネスパーソンとして備えておきたい力のひとつです。

そのため、集中力の高さをアピールする学生が自分以外にもいると頭に入れておく必要があります。

ほかの学生に埋もれないためには、エピソードや経験で差別化するのが効果的な方法です。

たとえば、アルバイトや部活の経験は、ほかの人と重複する可能性が高いことは否めません。

しかし、ほかにエピソードが思いつかないという方は、集中力を別の言い方に言い換えて差別化を図るという方法もおすすめです。

たとえば「1つのことにフォーカスして淡々と仕事をすることが得意」というニュアンスで伝えると、まったく違う印象を与えられます。

ありきたりな話になってしまったと感じたら、単語を文章に変換すると、自分が伝えたいことを新鮮な響きで届けられるかもしれません。

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集中力の言い換え表現

集中力の言い換え表現としては以下があります。

・高いモチベーションで取り組むことができる。
・1つの事に向き合って取り組むことができる。
・最後まで物事をやり遂げることができる。
・切り替えが早く、1つのことに没頭できる。

他の長所と合わせてアピールする

ただ集中力だけをアピールする場合、ありきたりな自己PRの文章となってしまう可能性が非常に高いので、他の長所と合わせてアピールすることも念頭に置いておきましょう。

他の長所と合わせて自己PRをすることで、ただ自己集中力をアピールするだけの人よりも一段階クオリティの高いものを作成できるはずです。

しっかりと差別化を図り、他の就活生よりも優れていることをアピールしましょう。

例えば集中力をアピールしたい方は行動力などと合わせて強調しても良いでしょう。

エピソードを1つに絞る

2つ目のポイントは「エピソードを1つに絞る」ことです。

「自己PRは複数のエピソードがあった方が説得力が増す!」と主張する人もいるでしょう。

しかし、新卒の自己PRにおいて、エピソードは1つに絞った方が圧倒的に評価されます。

その理由は、エピソードの深掘りができるからです。

中途の場合は結果が重視され、プロセスよりもどのような実績(結果)があるかが大切になります。

しかし、新卒採用の場合はポテンシャル採用であり、結果よりもプロセスが重要となります。

エピソードを複数用意してしまうと、1つ1つの深掘りができないため、プロセスの説明やアピールができなくなります。

そのため、エピソードを1つに絞った方が、プロセスの説明・アピールができ、評価されます。

時間で表現する

3つ目のポイントは「時間で表現する」ことです。

「集中力があります!」と主張しても、どれくらいの集中力があるのかを伝えることができません。

そこで、「集中力」を伝えるときには、時間や期間で表現することが大切です。

また、時間で表現するときには比較対象を用意することが大切です。

例えば「⚪︎時間早く成果を出せることができました。」と言っても、⚪︎時間の短縮の凄さが伝わりにくいです。

そこで、「他の人や従来〜時間かかるところを〜」といった形で表現していきましょう。

一文を短くする

4つ目のポイントは「一文を短くする」ことです。

一文が長すぎるため、何を伝えたいか明確でないESが多くあります。

1日に何本もESを読む採用担当者からすると、そのようなESは読みにくく、そこで合否がつけられてしまうこともあります。

そこで、一文は50〜70字に納めるようにしましょう。

一文に1つのメッセージを意識しながら書いていくことがコツです。

【集中力を自己PRにする】集中力を自己PRにする際の注意点

集中力に限った話ではありませんが、どのような能力にもマイナスの側面があります。

たとえば、几帳面な性格は神経質、寛容な性格は大雑把など必ず良い面と悪い面があるので、この二面性を理解したうえで採用担当者に伝えることが重要なのです。

集中力があることは、「周りが見えなくなる人なのか?」「興味があることにしか集中できないのではないか?」という懸念を抱かせるおそれがあります。

採用担当者に不安を与えないよう、マイナス面をリカバーするポイントも押さえておきましょう。

周りが見えなくならないということを伝える

集中力がある人は、1つのことに集中しすぎてしまい、「周りが見えなくなる」ことがあります。

作業に没頭するあまり周囲に配慮できない、ほかのことをおろそかにしてしまう人材は、組織において好ましくないと考える業界も少なくありません。

そのような考えを払しょくするために、短所に見えそうな点はしっかりと弁明をしておくことをおすすめします。

たとえば、協調性を持っていること、また状況に応じて融通を利かせることも可能であることをエピソードに盛り込むと良いでしょう。

興味がないことでも集中できることを伝える

面接官によっては、あなたの集中力がすべての分野に発揮されるか疑問に感じることもあるでしょう。

ビジネスの場面では、気の進まない業務に携わることも当然あるため、好きなことしか打ち込めないという人はマイナスの評価を受けてしまいます。

そのため、集中力を発揮できる対象が限定されないことを、複数のエピソードや経験を使って伝えると良いでしょう。

たとえば、苦手なことを集中力で克服した、困難な課題も優先順位をつけ集中して取り組んだおかげで乗り越えられたというエピソードは有効です。

融通が利かないと懸念される

一つのことしかできない、周りとのコミュニケーションが取りづらいと思われる可能性があります。

ビジネスの面ではコツコツと1つのことを進めていく場合もあれば、いくつかのタスクを同時進行で進めることもあります。

そのため様々な方向にアンテナを張りながら各タスクに対して集中力を発揮することができるということを伝えれば問題ないでしょう。

【集中力を自己PRにする】自己PRで集中力をアピールする例文6選

集中力を活かした自己PRを作成するコツや注意点について話してきましたが、実際書いてみようとすると思うように筆が進まないものです。

そこで、集中力の自己PRの例文を6つご紹介しますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。

例文①

資格勉強で集中力をアピールする

私の強みは、どのような状況でも課題に没頭できる集中力です。

大学1年生のときに「英語を話せるようになりたい」と思うようになり、TOEICで800点を取るという目標を掲げました。

毎日2時間テキストに取り組むほか、ヒアリング力を上げるために映画やラジオで英語に触れ、書き起こすという作業を欠かさず続けたのです。

途中、伸び悩み投げ出したくもなりましたが、自分の弱みや課題を客観的な視点で分析し、集中的に取り組むことで克服しました。

その結果、850点という目標を上回る点数を取得し、高い語学力を手にできたのです。

限られた時間内でベストを尽くす姿勢と、手にした語学力を活かし、貴社のすばらしいサービスを海外に広く普及していきたいと考えています。

例①資格勉強の解説

はじめに結論として「どのような状況でも課題に没頭できる集中力」を掲げています。

次にエピソードや経験としてTOEICの勉強を示して資格勉強に関する課題とその対策、実際の行動を示しました。

最後にどのように活かせるかという点で「時間内でベストを尽くす姿勢」と「語学力」とし自分がどのように企業の役にたつことが出来るのかをはっきりとさせています。

例文②

部活動で集中力をアピールする

私は、自分の長所のひとつでもある集中力を活かし、どのようなことにも高い成果を残せる人間です。

学生時代はテニスの部活動に力を入れており、レギュラーとして地域や県の大会に出場していました。

テニスは、精神の揺らぎがボールコントロールに直結するために、いかにゲームに集中できるかが勝敗を決めると言われています。

ベスト8を決める大会で、中学時代惨敗した相手にあたることがわかりました。

不安になりましたが、ランニングなどの基礎練習を1日1時間、コーチやペアに協力してもらいながら実戦形式のトレーニングを毎日3時間以上することで精神状態を保ち、集中してゲームに臨み強豪を打ち破ることができました。

このように、私はどんなプレッシャー下でも動じない精神力と集中力で自分のベストを尽くせます。

この能力を活かし、貴社の製造部門で緻密な作業を行い、売上アップに貢献していきたいと考えています。

例②部活動の解説

はじめに結論として「集中力を生かし高い成果を残せる人間」であると提示し、集中力があることで自分にはどのような強みがあるのかを示しています。

次にエピソードや経験としてテニス部での活動を紹介しています。

自分が相手に敗北し、そこから自分がどのように考え行動したのかを示すことで集中力があることを分かりやすく説明しています。

最後にどのように活かせるかという点で「プレッシャー下でも動じない精神力と集中力」として経験と結びつけてPRを締めくくっています。

例文③

アルバイトで集中力をアピールする

私の強みは高い集中力です。

学生時代は、焼肉チェーン店でアルバイトをしており、ホールリーダーとして仕事にあたっていました。

私はお店の売上アップのために、店内をうまく回しながら顧客満足度の向上を図ることを課題に掲げました。

そのためには、いかに集中して店内の状況を素早く察知できるかが大切です。

予約表を見て開店前にスケジュールを全員に認知させ、営業中は店内を細かくチェックしていました。

提供が遅れている席はないか、追加のドリンクオーダーを聞いていない席はないかなど確認し、自らお客様に積極的に声をかけ、後輩に指示を出しました。

その結果、昨年12月は創業以来トップの売上を記録でき、お喜びの声もたくさんいただいたのです。

アルバイトで発揮した広い視野と集中力を活かし、貴社の企画職でより顧客満足度を高められる商品の開発に努めていきたいと考えています。

例③アルバイトの解説

はじめに結論として「強みは高い集中力」とし、直接的且つ簡素に強みを示しています。

次にエピソードや経験として焼肉チェーン店でアルバイトをし、ホールリーダーとして仕事をしたことを紹介しています。

自分が行ったことに加えてその結果どのようなことが起きたかを具体的に示すことでエピソードの補強をしつつオリジナリティを生み出しています。

最後にどのように活かせるかという点で広い視野と集中力を持つことから、企画職での商品開発で貢献できるとしています。

貢献できることを具体的に示すことは事業内容を十分に理解していなければ難しいことなので企業にとっても好印象にもつながります。

例文④

ボランティア活動で集中力をアピールする

私は、集中力があり目標に向かって諦めずに取り組むことができます。

この性格を活かして、高校1年生からボランティア活動に積極的に取り組んでいました。

私が参加しているボランティア団体では、定期的に福祉施設や病院などへ訪問し、高齢者や病気の方を楽しませるイベントを行っています。

その際に、全員が楽しめるよう、相手の話に耳を傾け、丁寧に対応することが重要となってきます。

この活動は、様々な人と関わるため、1つ1つの対応にとても集中力を必要とします。

このボランティア活動を通して、相手の視点に立って考えることができるようになり、コミュニケーション力や社会貢献の重要さを知ることができました。

これからも、集中力を持って、粘り強く取り組みながらより多くの人の役に立つ活動を行っていきたいです。

例文④ボランティア活動の解説

はじめに結論として「目標に向かって諦めずに取り組む」ことをPRとし、集中力があることでどのようなことができるのかを示しています。

次にエピソードや経験として高校1年生からおこなっているボランティア活動を紹介しています。

ボランティア活動そのものが社会貢献に対する意識が高く感じられるトピックであるため、具体化していくことでよい印象を与えることができます。

最後にどのように活かせるかという点で相手の視点に立って考えるということで企業との親和性を示しています。

例文⑤

長期インターンで集中力をアピールする

私の強みはどんな事にも集中して取り組めることです。

私は長期インターンシップでテレアポの業務を行っています。

テレアポの仕事は単純作業が多く、始めた当初は中々業績が伸びませんでした。

しかし、このままではいけないと思い、集中して業務をこなそうと決めました。

強みである集中力を活かして、1日200件を目標として、業務を行っていました。

それにより、インターン生の中でテレアポの回数と契約数が優秀であるともらえる賞を社内で受賞することができました。

この経験から、入社後はこの集中力を活かして集中して、目標達成のために尽力することができます。

例文⑤長期インターン解説

はじめに結論として「どんな事にも集中して取り組める」と掲げています。

次にエピソードや経験として長期インターンシップでテレアポの業務を示しています。

ここでは具体的な目標や実際の数値を示すことによってより具体的な内容にしています。

最後にどのように活かせるかという点で目標達成のために尽力するとし、集中力を持っているからこそ地道に努力を続けることが出来るという点を示しています。

例文⑥

研究活動で集中力をアピールする

私は繊細な作業でも集中力をもって丁寧にこなすことができます。

私は大学4年から研究室に所属し農作物の品種改良についての研究を行いました。

品種改良は一度の交配でたくさんのサンプルが作成され、その中から自分が目標としている作物を選抜しなければいけないのですが私は自分の理想の個体を思うように作ることができませんでした。

しかし、自分の理想と実際に作成されるもののギャップをを一つ一つ洗い出し、その要素を改善するためにはどのようなものが求められるのかを分析しました。

その結果、長い時間はかかったが自分が求める甘みの強い農作物を作成し提供することができました。

この経験からどこに課題があるのかを洗い出し、その課題に対して一つ一つ丁寧にアプローチしていくことができます。

例文⑥長期インターン解説

はじめに結論として「繊細な作業でも集中力をもって丁寧にこなす」と掲げています。

次にエピソードや経験として長研究室での品種改良を示しています。

何を目的にどのような研究をしたのかをはっきりと示すことで集中力を持っているという主張の根拠につながっていきます。

最後にどのように活かせるかという点で課題に対して一つ一つ丁寧にアプローチするとし、どのような点で企業に対して利益があるのかをはっきりとさせています。

なお、研究室は多くの理系学生が経験する活動の一つであるので、周囲との差をつけるためにもより簡潔で丁寧な説明を心がけましょう。

自分の持つ集中力でよりよい自己PRをしよう

集中力は、どんな企業でも評価されやすい強みですが、アピールの仕方次第でどのような評価が得られるかが変わっていきます。

有能な人材だとアピールするためには、企業の求める人物像を理解し、そこに響くエピソードを打ち出すことが重要です。

そのためにも、自己分析と企業研究は納得のいくまで取り組みましょう。

1つのことに没頭して話が通じないという印象を与えないように、企業にいかに貢献できるかを、字数制限内の言葉一つひとつに込めて、全力でアピールして内定を勝ち取ってください。

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