HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
誰かをサポートできる人物というのは、どこにおいても重宝されるものです。
そこでサポート力に自信のある方は自己PRに用いたいところですが、どのようにアピールすれば良いのか、そして注意点などにはどのようなものがあるのかについて詳しく知りたいことでしょう。
今回は網羅的に解説しつつ、例文も詳しく紹介しているので、一緒に確認していきましょう。
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企業が求めるサポート力について
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サポート力を持つ人が向いている仕事
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サポート力の自己PRの例文
【自己PRにサポート力】サポート力を自己PRにしても大丈夫?
そもそもサポート力を自己PRに挙げても良いのかについて、まずは簡単におさらいしていく必要があります。
サポート力が自分の魅力であるとは考えているものの、「主体性がない」「受け身すぎる」といった印象を与えてしまうのではないかと心配になっている就活生も多いことでしょう。
結論から言うと、サポート力を自己PRにしても全く問題ありません。
仕事においては全員が主役になる必要はなく、誰かをサポートする役割も必要だからです。
どの業界でも裏方で人を支える役割というものが存在していますし、そのマインドを大切にしている業界や企業もあるので、全く問題ないと言えるでしょう。
【自己PRにサポート力】企業が求めるサポート力とは
就活で活用するにあたって、サポート力とはどのような言葉なのかについて定義を考えていく必要があります。
より詳しく知ることで具体的に言語化できるようになり、あなたの魅力が自己PRにおいて企業の採用担当者により伝わりやすくなることでしょう。
さまざまな言い換えがありますが、「サポート力」という言葉には「誰かを支える力」という意味があります。
つまり1人いるだけでグループに良い影響を与える人物であるということが言えます。
他の人のために頑張れるメンタルを持っている、つまり利他の精神があるということであり、企業からしても魅力的な人材であることでしょう。
【自己PRにサポート力】サポート力が与える印象
では「サポート力がある」と言うと、企業に対してどのような印象を与えられるのかについても詳しく一緒に考えていきましょう。
このスキルをアピールすることで、企業に対して組織を引っ張る、組織を支える人材であるという認識をされます。
企業においては、確かに「プロジェクトリーダーなどを務めるタイプではない」と思われるかもしれません。
しかし組織においていなくてはならない存在であり、常に貢献を続け、周りに気を配れる存在であるという意味にもなります。
よって、企業から欲しがられる魅力の1つであると言えます。
【自己PRは計画力】自己PRが聞かれる理由
そもそも、企業はなぜ自己PRを聞いているのでしょうか。
就活を進める上で、なぜどのメディアでも「絶対に自己PRは対策しろ」と言われ、揃いも揃ってどの企業も自己PRを聞いてくるのでしょうか。
その理由は大きく分けて2つあるので、一緒に確認していきましょう。
- 求める能力とマッチしているか
- 入社後のミスマッチを防ぐため
求める能力とマッチしているか確認するため
企業は当然ながら求めている能力を持っている人物を採用したいと考えています。
求めている能力とマッチしていない人材を採用してしまうと、あまり意味がないからです。
入社後に活躍できるポテンシャルを持った人物を多くの企業は求めています。
そこで、自己PRで求めている人材や能力にマッチしているかどうかを見極めるために自己PRを課しているのです。
入社後のミスマッチを防ぐため
入社後のミスマッチを防ぐというのも自己PRを聞く理由の一つと言えるでしょう。
入社後にミスマッチが発覚してしまうと早期離職につながってしまいます。
当然ながら就活生にとってもマイナスなポイントとなりますし、人材を採用するというプロセスにはさまざまな経費がかかります。
お金をかけて採用した人材がすぐにやめてしまってはマイナスです。
つまり両者にとって全く得がないので、あらかじめミスマッチは絶対に防ぎたいと考えているのです。
自己PRと長所の違い
では、自己PRと長所の違いについても簡単に確認しておきましょう。
自己PRは企業に対してどのような強みを持っているか、どのように貢献できるかなどといったポテンシャルが中心となってきます。
一方で長所は「どのような特性を持った人物か」など、人柄の方にフォーカスしているので、決定的に違うわけではありませんが、ニュアンスは多少異なるので、あらかじめ区別しておきましょう。
【自己PRにサポート力】サポート力の魅力とは?
自己PRを作成するためには、自分の持っているサポート力にはどのような魅力があるのかについても考えていく必要があります。
ここからはサポート力がどのような魅力を与えることができるのかについて考えていきましょう。
相手の求めていることを見抜ける
サポート力のある人は、往々にして相手の求めていることがどのようなものであるのか見抜くことができるというのが大きな特徴であると言えます。
サポートする相手が求めていることを見抜くことができなければ、そもそもサポートすることはできません。
このことから、傾聴力や観察力を併せ持っていることが魅力の一つと言えるでしょう。
自分のサポート力をアピールする際に、この能力も文字数が余った際には併せてアピールしておきたいところです。
チームの仕事に徹することができる
サポート力のある人の多くはチームの仕事に徹することができるので、会社という組織において非常に役立つ人材であると考えてもらえる可能性が高いでしょう。
サポート力が高い人は個人に対してだけでなく、チームに対しても徹底的にサポートを行うことができます。
つまり、「チームが円滑に働くために貢献しよう」と考えられるのです。
また、チームを見渡して足りない部分を補うことやチームの仕事の効率の向上に取り組むなど、チームの仕事に徹することができる人物はさまざまな現場において重宝されることでしょう。
周囲と良好な関係を築ける
サポート力を持つ人は、自分の業務に留まらず、チーム全体の成功を促すことで周囲と良好な関係を築きます。
単に仕事を進めるだけでなく、周囲を助け、励まし、協力して目標を達成することができるため、企業にとって非常に価値のある存在です。
このような能力がある人はチームワークを強化し、組織全体の生産性を高めることで、会社の成長に欠かせない貢献をすると言っていいでしょう。
【自己PRにサポート力】サポート力がある人が向いている仕事
このスキルが企業側からしても魅力的に映ることが分かったところで、ここからはサポート力がある人が向いている仕事について詳しく紹介していきます。
当然ながらサポート力があることはどのような仕事においても重要なことではあるのですが、特に下記の3種類の仕事はサポート力が必須とも言える業務です。
下記の3つの職業を就職活動の選択肢に入れてみても良いのではないでしょうか。
バックオフィス
バックオフィスの仕事はサポート力がある人にとって非常に向いていると言えるでしょう。
「バックオフィス」とカタカナで書いていますが、簡単に言うならば「事務職と秘書職」です。
細かい作業が多いですが、その作業のおかげで業務が円滑に回っています。
派手さはありませんが、なければならない存在です。
経理などは居ないと困る存在でありながら、表に立つことはない仕事なので、目立つことはできません。
しかし、多くの従業員そして会社の上層部からも感謝される存在です。
秘書などの仕事も同じことが言えます。
サポート力を活かしていくことができる仕事です。
マネジメント
マネジメント職もサポート力があると円滑に進めていくことができる仕事の1つであると言えるでしょう。
マネジメント職とは一言で言うならば「人材教育を行う業務」です。
教えることや学ばせることなど、人材を育てる、能力を伸ばすのがメインの役割となっています。
どのようにしたらマネジメントをする相手、つまり教育対象が成長できるのか、より良くなれるのかについて日々考え続ける必要があり、企業の採用担当者など、人事の仕事も向いていることでしょう。
コンサルタント
少しハードルは高いですが、コンサルタントもサポート力があると目指すことのできる仕事の1つと言えるでしょう。
コンサルタントは一言で言うならば「企業の問題を解決に導く役割」です。
サポート力は支えるということに強みがあるため、経営を支えるサポートをするという観点から考えるならば、コンサルタントのような業務も非常に向いています。
特にコンサルは最近人手不足が嘆かれている業界なので、最初のうちは激務となる会社も多いかもしれません。
しかし、関わる業務は企業や企業内の部署における作業効率化など、規模の大きい業務ばかりです。
「誰かのためになれている」という強いやりがいを感じられる業界でもあるので、サポート力がある、思いやりのある人にはぴったりの業界であると言えるでしょう。
教育業界
サポート力がある人に向いている仕事として、教育業界が挙げられます。
教育業界では、生徒や学生の学習を支援することが中心となりますが、これには授業の準備や運営、教材の作成、進路相談やカウンセリングなどが含まれます。
例えば、生徒が困難に直面した際には、個別に対応して学習計画を立て直すサポートが求められます。
また、クラス全体の進行をスムーズにし、学生が快適に学べる環境を整えることも重要です。
これらの業務は全て、強いサポート力と献身的な姿勢を必要とします。
営業事務
サポート力が求められる職業の一つに営業事務があります。
営業事務の主な役割は、営業チームの活動を支援することであり、見積もりや契約書の作成、顧客データの管理、営業報告の作成などが含まれます。
例えば、営業チームが商談に集中できるように、必要な資料の準備やスケジュール調整を行います。
また、商談後のフォローアップを通じて、顧客との関係を維持し、次のビジネスチャンスにつなげるための情報を整理・提供するサポートも求められます。
ヘルプデスク
ヘルプデスクもサポート力が求められる仕事です。
簡単に説明すると、困ったことがあったときに助けれくれる人のことをさしています。
コンピューターが動かないとき、新しいソフトを使いたいときなど、技術的な問題や質問に対してサポートしています。
自社の社員からの問い合わせに対応する場合は社内ヘルプデスク、自社製品を利用する顧客からの問い合わせに対応する場合は社外ヘルプデスクと呼ばれます。
【自己PRにサポート力】サポート力をアピールする際の注意点
ここまで自己PRにおいてあなたのサポート力を最大限にアピールし、企業の採用担当者に魅力的な人物であると思ってもらえるような工夫について紹介してきました。
しかし、マイナスイメージを与えないための工夫についても考えていく必要があります。
大きく分けて3つあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。
消極的に伝えない
サポート力があるとだけ伝えると、消極的なイメージを与えてしまう可能性があることについては、皆さんもなんとなくイメージがつくのではないでしょうか。
つまり、「率先して前に出る人材ではない」という印象になってしまい、消極的な人物に映ってしまう可能性があるのです。
よって「自分は仲間にも自分から協力を申し出る、良い影響を与えられる人物だ」ということをアピールすることが大切です。
自分から動き、誰かを助けたり、サポートしたというエピソードを盛り込むことができれば非常に良いでしょう。
求める人物像に沿っているか確認
企業が求める人物像に沿っているかどうかも確認しなければならないポイントです。
これはサポート力を自己PRでアピールする際以外にも言えることではあるのですが、企業は求める人物像に沿った人材を採用したいと考えています。
あなたがいくら社会貢献をしたいと考えていても、まずは会社を伸ばすことを最優先に考えている企業を受けた場合、ビジョンが一致することはありません。
こうしたビジョンの不一致は自己PRにも現れますし、お互いの満足いく結果になることはありません。
そこでまずは自分の自己PRが企業の理念や今後の目標に沿っているか、などについてもしっかりと確認しておく必要があるのです。
ひとりよがりにならないようにする
就職活動の自己PRでサポート力をアピールする際は、「ひとりよがりにならない」ことが重要です。
効率や実際の成果を無視した自己中心的なサポートは、逆効果となりかねません。
そのため、サポートがどのようにチームやプロジェクトの目標達成に貢献したかを、具体的な成果や数値を用いて説明することが重要です。
このアプローチにより、あなたのサポートが実際に価値を生み出し、組織にとってプラスになることを明確に示すことができます。
受け身な内容にしない
サポート力を自己PRでアピールする際は、受け身のイメージを避けることが重要です。
サポート力は他者を助ける活動ですが、それを単なる補助と捉えられないよう、自ら積極的に行動し、主体的に問題を解決した例を示すことが効果的です。
このように自己の行動を前面に出すことで、サポート力が単なる裏方作業でなく、チームの成功に不可欠な能力であり、自分はそのようなスキルを持っている事を示すことができます。
【自己PRにサポート力】アピールする際のポイント
自己PRにおいてサポート力があると、どのように有利なのか、そしてどのような業界が向いているのかについて分かったところで、ここからは自己PRにおいてサポート力をアピールする際のポイントについて詳しく紹介しておきます。
大きく分けて2つありますが、これらを押さえておくことで企業の採用担当者により良い印象を与えられる可能性が高まるので、参考にしてみてください。
サポート力を言い換える
サポート力は残念ながら多くの就活生が自分の魅力としてあげる長所でもあるため、ただサポート力が長所であると述べるだけでは他の学生との差別化を図ることが難しくなってしまいます。
そこで言い換え表現を使うことで他の就活生との差別化を図り、あなたの魅力がより伝わりやすいように工夫をするようにしましょう。
サポート力を言い換える言葉には様々ありますが、代表例としては下記のようなものが挙げられるでしょう。
- 縁の下の力持ち
- 傾聴力がある
- 自分以外の人のために行動できる
- スケジュール管理能力がある
- コンサルティング力がある
- 課題解決力がある
- 協調性がある
結論
まずは結論を述べることが非常に大切です。
「私はサポート力があります。」という言い回しはもちろんのこと、「私には傾聴力があります。」と言った、先ほど紹介したサポート力を言い換えるような言い回しを用いても構いません。
とにかく、最初に結論を述べることが大切なのです。
企業の採用担当者は就活のシーズンになると、大量の自己PRを読むことになるため、文章を読むこと自体にも疲れてきています。
そうした際に結論が何なのかよくわからない、ダラダラとした冗長な文章を読まされたら集中力が途切れ、流し読みされてしまう可能性もあります。
そこでまずは結論を読み、「この人はこれを話の軸として展開していくのだな」と念頭に置いてもらうことが大切なのです。
根拠のエピソードを具体的に伝える
続いてサポート力に関してのエピソードを述べることが非常に大切です。
結論を伝えたら、続いて具体例を出すのがビジネスにおける文章構成の鉄則です。
今回で言うならば、サポート力が伝わるようなエピソードを詳しく述べていきましょう。
エピソードに関してもどのような問題が発生し、それをどのように工夫し、サポート力を生かして解決したのか、そしてどのような結果が出たのかなどについて述べることが大切です。
企業は結果を出せる人物を求めているので、どのような結果が出たのかが気になっているのです。
伝えたいことを明確にする
自己PRにおいてサポート力をアピールする際のポイントの一つとして挙げられるのは、「伝えたいことを明確にすること」です。
結論で述べているにもかかわらず、そのエピソードがサポート力をあまり根拠としていないものの場合、マイナスイメージになります。
複数のエピソードを話してしまうと、結局主題がなんなのかわかりません。
冗長な文章となってしまい、「伝えたいことが何なのか」と疑問を与えてしまうことも多いでしょう。
そこで、一度書いてみた後に「このエピソードでサポート力をアピールできているか」と客観的に見直してみることが非常に重要です。
エピソードを1つに絞る
エピソードを1つに絞るのも自己PRでサポート力をアピールする際に非常に重要なポイントの一つであると言えるでしょう。
「複数のエピソードを用いるべき」と主張するサイトも多いですが、これは絶対に間違いです。
一つのエピソードに絞るようにしましょう。
エピソードを複数述べてしまうと、一つひとつの内容が薄くなってしまい深堀りができなくなってしまいます。
例えば特殊な会社で、課題の文字数が3,000文字程度あるならば、複数のエピソードを用いても良いかもしれません。
しかし、大抵の企業の課題は200文字から500文字程度なので、一つの複数のエピソードを紹介することはそもそも不可能です。
プロセスを述べる部分も短くなってしまうため、エピソードは必ず一つに絞るようにしましょう。
一文を短くする
一文を短くするというのも非常に重要なポイントです。
採用担当は1日に何本も自己PRや志望動機、ひいてはガクチカなども読むため、読みやすさで合否を付けられることもあります。
一つの文章が長くなってしまうと文章が横に伸びるイメージを与えてしまい、構成が理解しにくくなってしまいます。
そこで一文を50文字から70文字に納めて区切ることを心がけましょう。
こうすることで非常に分かりやすいイメージを持たせることができますし、文章自体も読みやすくなります。
【自己PRにサポート力】言い方別の例文
サポート力には様々な言い換えがあるので、代表的な言い方別の例文についても詳しく紹介していきたいと思います。
ここまでで紹介してきたサポート力を伝える際の自己PRの構成方法やポイント、注意しなければならない点などについて全て踏まえた上で作成しているので非常に参考になるはずです。
サポート力×部活動の例文
私の最大の強みは、何よりもチームを支え、前進させるサポート力です。
このスキルは部活動を通して身に付けました。
ある時、部員間の意見対立が活動の進行を妨げていました。
私はまず個別に部員の意見を聞き、それをもとに全員が納得のいく調整案を作成しました。その過程で、異なる意見を持つ部員同士が直接話し合う機会を設け、互いの立場を理解する場を作り出したのです。
結果として、部員同士の理解が深まり、以前よりも一層団結したチームワークを実現することができました。
私のこの取り組みは、卒業時に部員から「副部長はあなたで良かった」という感謝の言葉に結実しました。
これは私にとって、ただの褒め言葉ではなく、チームのために尽力した結果が具体的な成果として表れた瞬間でした。
貴社の業務においてもこの経験を活かし、常にチームの調和と成長を第一に考え、各メンバーが持つ潜在能力を最大限に引き出すことで、組織の発展に寄与していきたいと考えています。
縁の下の力持ち×マネージャー経験の例文
縁の下の力持ちとして、活躍できるのが強みです。
学生時代は部活動においてマネージャーとしてこのスキルを磨いてきました。
エピソードとして特に印象深いのは、梅雨の長雨で練習が屋内に限られた時期です。
まず、屋内練習が可能な施設の空き状況をリサーチし、練習できる時間帯を確保しました。
また、屋内で効率的にトレーニングを行うためのプログラムをコーチと協力して作成しました。
さらに、屋内練習に最適なトレーニング用具を調達し、部員のモチベーション維持にも一役買いました。
このような私の努力が認められ、卒業時には部員から色紙に感謝の言葉が寄せられました。彼らが笑顔で色紙を手渡してくれた時、私のマネージャーとしての奉仕が部活動の一端を支えていたと実感し、大きな達成感を得ました。
社会人としても、この経験を活かし、言われたことを淡々とこなすだけではなく、いかにして周囲を支え、業務をスムーズに進めるかを常に考え、行動していきたいと思います。
スケジュール管理能力がある×サークル長の例文
私の自己PRポイントは高い管理能力です。
大学時代、副サークル長として活動計画の立案とその実行において中核的役割を担いました。
具体的なエピソードとしては、年間のイベント計画を任された際のことです。
私はまずサークルの目標を明確に設定し、それを達成するためのイベント計画を策定しました。
しかし、単なる計画だけでは不十分だと考え、リスクアセスメントを含む実行計画まで手掛けました。
雨天による屋外イベントの中止リスクに備えて、代替日や室内プログラムの準備をしておくなど、細かい部分にまで目を配りました。
また、私は部員一人ひとりの役割を明確にし、進捗を定期的にチェックしました。
万が一に備えたフレキシブルな対応策を準備するなど、臨機応変な管理を行いました。
その結果、活動は非常にスムーズに進み、計画通りに多くのイベントを成功させることができました。
この経験は社会人としても活かせるものであり、計画的に物事を進め、チームやプロジェクトのリスクを予測し、対策を講じることができます。
協調性×大会経験の例文
私は自らの協調性を最大の強みとしています。
特に記憶に新しいのは、年間大会でのエピソードです。
私たちは、観客に印象深い体験を提供するために、従来の演奏会の枠を超えた創造的な演出に挑戦することを決めました。
しかし、そのアイデアは多岐にわたり、一人ひとりの意見をどのように取り入れ、統一したビジョンを作り上げるかが課題でした。
私はメンバーからのアイデアを集め、それぞれの意見に耳を傾けながら、全員が納得できる演出案を作り上げる役割を担いました。
具体的には、プロジェクターを使用したバックスクリーンの映像演出や、照明を駆使した演奏者の演出など、アイデアを形にするために多くの議論と調整を行いました。
演出に必要な資材の調達、スケジュールの管理、実際の運用におけるディテールの調整など、細部にわたりメンバーと密に連携を取りながら進めていきました。
この一連のプロセスで、私の協調性がメンバー間の架け橋となり、結果として大会での演奏会は大成功に終わりました。
貴社においてもこの協調性を活かし、チームメンバーと協力しながら、一つひとつの仕事を成功に導くことができると確信しています。
課題解決力×アルバイトリーダー例文
私の強みは明確な課題解決力です。
アルバイトリーダーとしての経験では、この力を存分に発揮する機会が多々ありました。特に印象的なのは、研修体制が整っていないという大きな課題に直面した時です。
ある時、新しいアルバイトメンバーが業務の流れを理解せず戸惑っているのを見かけました。
彼らの不安を取り除き、より働きやすい環境を提供したいと考え、私は自発的に研修プログラムの企画・実施に取り組みました。
まず、私はアルバイトメンバーと個別に面談し、彼らが抱える具体的な問題点を調べ、その情報をもとに実務に即した研修内容を策定しました。
研修マニュアルを作成し、実際の業務で生じうる様々な状況を想定したロールプレイングや疑問点が無いか確認する時間を組み込みました。さらに、彼らが自信を持って業務に臨めるよう、定期的なフィードバックの機会も設けました。
この取り組みにより、アルバイトメンバーはそれぞれの業務において自信を持って取り組むようになり、業務効率も格段に上がり、チーム全体の士気も高まりました。
社会人としても、私はこの課題解決のスキルを活かし、組織や顧客が直面する問題に対して積極的に取り組みます。
人のため×塾講師バイト
私は他人の成長を支えることに情熱を持っており、塾講師としてのアルバイト経験から、学生のために全力で取り組む能力を発揮してきました。
特に記憶に残っているのは、数学が苦手な生徒がいた時のことです。
この生徒が中間試験で良い成績を取れるように、放課後や週末に追加で個別指導を行いました。
私は彼の理解度に合わせたカスタマイズされた教材を作成し、彼の疑問を一つ一つ丁寧に解決していきました。
その結果、彼は試験でクラスでトップの成績を取ることができました。
この経験から、私はどんな状況でも柔軟に対応し、相手のニーズに応えるために最善を尽くす力を持っていると自負しています。
傾聴力×教職
私は傾聴力を重視し、相手の立場に立って考えることを大切にしています。
この力を特に発揮したのは、教職課程での経験です。
授業で生徒たちの意見を聞くプロジェクトを担当した際、生徒一人一人の話に耳を傾け、彼らの考えを理解することに注力しました。
例えば、ある生徒が学校生活のストレスについて話している時、その生徒の感情や背景に深く共感し、適切なアドバイスを提供することができました。
この経験を通じて、私はコミュニケーションの質を高め、相手の本音を引き出すことができると自信を持っています。
これにより、教育者としてだけでなく、どのような職場でもチームの一体感を育む重要な役割を果たすことができると考えています。
コンサル力×長期インターン
私は営業の長期インターンシップで顧客のビジネス課題に対して具体的な解決策を提案し、高いコンサルティング能力を発揮してきたと自負しています。
あるプロジェクトで、顧客の売上減少問題に直面していました。
この課題に対し、私は市場分析を徹底的に行い、ターゲット顧客層の特定と新たなマーケティング戦略の策定をリードしました。
その結果、顧客の売上は3ヶ月で20%向上しました。
この成功体験から、私は深い洞察と戦略的思考をもって顧客のニーズに応え、具体的な成果に結び付ける力を持っていることを証明しました。
今後もこの力を活かし、様々なビジネスシーンで価値を創出していく自信があります。
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まとめ
今回は自己PRを作成するにあたって、サポート力を長所としてアピールしたい方向けの文章の構成方法やポイント、注意点などについて解説しました。
サポート力は多くの学生が長所に用いる、ありふれた長所ではありますが、うまく伝えることができれば企業の採用担当者に強い印象を与えることができます。
ぜひ本記事を参考に、魅力のある自己PRを作成してください。