【例文あり】コンサルティング業界の就活の軸って何?仕事内容やポイントを徹底解説

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はじめに

コンサルティング業界は仕事の幅も広く、多岐に渡っているため就活生は就活の軸を決めにくく悩む業界の1つです.

コンサルティング業界の仕事内容やポイントを理解して、採用担当に刺さる就活の軸を見つけましょう。

【コンサル業界就活の軸】コンサルティングとは

コンサルティングとは一般的に、企業が抱えるさまざまな課題や問題を解決に導くためのアドバイスを行う企業を指します。

コンサルティングを行っている専門家はコンサルタントと呼ばれ、自身の専門的な知識やノウハウを活かして、企業への適切な指導やアドバイスなどを行うのが仕事です。

企業は経営を行っていく上で、経営や戦略、組織、会計など多くの難しい問題を抱えています。

これらの問題への相談を受け、専門的な知見を活かして適切なアドバイスを送るなどしますが、企業によっては直接的に経営や企画などに携わることもあります。

経営戦略や、事業開発、業務開発など、企業のさまざまな場面でコンサルタントが携わり、適正運営やさらなる事業改善をサポートします。

【コンサル業界就活の軸】コンサルタントの仕事内容

コンサルタントの仕事内容は多岐にわたるものが多いですが、大きく分けると3つに分かれます。

「クライアント企業の現状分析と企業の把握」「課題に関する情報の収集」「課題解決に向けたビジョンの策定と実行支援」この3つに分けることができます。

また、コンサルテイングを担当する専門家は、コンサルタントと呼ばれますが、コンサルタントも詳しく分けると4つに分類されます。

次にそれぞれ解説しますので、詳しく見ていきましょう。

アナリスト

マネージャーやコンサルタントの指導の下で情報収集や分析、提言などを行うのが主な仕事です。

新卒や、第二新卒が採用されて最初に配置されるポジションがアナリストの仕事になることが一般的です。

他社事例の調査や、アンケートの分析などの情報収集や分析の業務を担うことが多く、コンサルタントになるための基礎スキルを身につける位置づけでもあります。

おおむね1〜3年の期間で基礎スキルを習得し、次のポジションへ進みます。

コンサルタント

アナリストから昇格すると、次のステップはコンサルタントです。

マネージャーの指揮下で、プロジェクトの遂行を担います。

アナリストに求められる基本的なコンサルスキルを身につけていることは前提で、自らの判断に基づいて必要な情報収集や、分析、提言などを実行します。

また、このポジションでは、相手クライアントの中堅メンバーとのリレーション構築や議論なども期待されるポジションです。

単に任せられた仕事を行うのではなく、自らの判断で仕事を進めていきます。

マネージャー

コンサルタントから昇格すると、次はマネージャーの仕事です。

マネージャーは主に、プロジェクトの責任者としての役割が求められ、顧客開発やリレーションマネジメント、プロジェクトのスコープ、各タスクの役割分担など、プロジェクトを円滑に進める上での多くの役割を担います。

また、企業によっては人材の採用などの内部管理を任される場合もあるでしょう。

専門性を磨くことも求められ、特定の分野のスペシャリストとして活躍できる能力を身につけます。

パートナー、プリンシパル

最終的なステップが、パートナー、プリンシパルです。

パートナー、プリンシパルは共同経営者として、経営的な意思決定に関与し、プロジェクト運営に関する最終責任者です。

内部管理における主導的役割や新規のプロジェクト獲得、オフィスマネジメント業務などが追加されます。

また、企業幹部のディスカッションパートナーとして、彼らが抱える経営課題に対して、方向性を見いだすサポートなどが期待される重要なポジションです。

【コンサル業界就活の軸】就活の軸とは

就活の準備を始めると「就活の軸」という言葉を耳にする機会が増えると思います。

この就活の軸とはどういった意味でしょうか?

言葉の意味をしっかりと理解することで、対策も分かってきます。

就活の軸とは、企業を選ぶ上で重視する「自身の価値観や譲れない条件」のことをいいます。

就活を進めていくうえでの、中心的な基準や方向性のことです。

この基準については、あいまいであったり、抽象的では良くありません。

言語化することが目的とされており、希望する働き方や業務形態、どんな社会人生活を送りたいのかを明確化する必要があり、キャリアビジョンをしっかりと描く必要があります。

就活の軸は企業を決めるうえで、重要な判断材料です。

【コンサル業界就活の軸】就活の軸の決め方

就活の軸については、理解できたと思います。

では、具体的に就活の軸を決めるためには、どうしたらいいでしょうか?

以下に3つの分析を紹介します。

これらを参考にして、自身の就活の軸を決めていきましょう。

自己分析

1つ目の分析は自己分析です。

就活の軸を決める際には、自分自身が何をしたいのか、どのようになりたいのかといった自分自身への理解を深めることが重要です。

就職をして自分は将来何をしたいのかや、得手不得手は何であるかを理解して、自身の軸を選定していきます。

自分の過去の経験をもとにして、これから自分が求めていく環境や、本当にやりたいことを深掘りしてください。

自分自身のことをしっかりと理解しなければ、就活の軸を決めることはできません。

企業分析

2つ目は企業分析です。

企業研究や業界研究を行うことで、各企業の特徴や市場分析、将来性などが分かってきます。

これらの分析を行うことで、自身の興味や価値観がどの業界にマッチするのかが分かってくるでしょう。

具体的に企業のインターンや会社説明会などに参加して、会社の雰囲気や業務内容をしっかりと把握することも重要です。

自分が魅力を感じた企業の共通点やポイントを深掘りすることで、就活の軸が見つかることもあります。

他己分析

最後は他己分析です。

友人や家族、その他の近しい人たちに自分の長所や短所、第一印象などを聞いてみて、自分自身を客観的に分析することも非常に重要です。

人は自分のことを分かっているようで、理解できていないものです。

他人の目からは、自分がどのように見えているかと、自分自身が行った自己分析を比較してどの点に違いがあるかを捉えることは重要な作業です。

このため、自己分析にプラスして他己分析を行う必要があります。

【コンサル業界就活の軸】コンサルティング業界の就活軸例

志望する業界が決まっている方は、その業界の特徴に合わせた就活の軸を選定した方が良いでしょう。

コンサルテイング業界にも、その業界の特徴がいくつかあります。

コンサル業界に合った就活軸の例をいくつか見ていきましょう。

顧客と深く関わりたい

コンサルティングの仕事は、顧客の問題解決にあります。

そのため、顧客について深く考えることはもちろんですが、その業務内容や、取引先その他に至るまで、さまざまなことを考え、解決の糸口を探します。

その過程では、必然的に顧客との深い交流や絆なども生じます。

これらについては、コンサルティングの仕事を行っていなければ得られない経験であり、非常に有意義で貴重な経験でもあります。

このような、めったに得ることのできない経験ができる職業は就活の軸として非常に良いです。

多種多様な人と関わる仕事がしたい

コンサルティングの仕事では、顧客に対して既存事業をどのようにして、今以上に成長させていくべきかや、どのような新規事業を立ち上げるべきかを一緒に考えるなどの業務があります。

このような業務を成功させていくためには、多くの企業や事業の知識や人脈などが必要です。

このため、コンサルタントはさまざまな人との関わり合いを持ち、知識や人脈を広げていくことも大切な仕事の1つです。

このように、多種多様な人と関わりたいと考える人にとっては、最適な就活の軸になります。

課題解決がしたい

コンサルティングを依頼しようと考える顧客の問題を解決することは容易ではありません。

本来、業績が順調であればコンサルティングを必要としないと考える企業も多いでしょう。

このため、コンサルティングが解決する問題は難しい問題であることが多い特徴があります。

特に前例のないケースの問題に遭遇しても、他の事例やデータをもとに解決策を考える必要があります。

このため、問題解決をしたいというのは、就活の軸として良いといえるでしょう。

就活の軸を答える際のポイント

就活の軸を聞かれて、答えるときにもいくつかのポイントがあります。

何も考えずに軸を話したりしても、採用担当には刺さらないですし、他者との差別化も難しいでしょう。

次に紹介するポイントを意識して、答えると分かりやすく伝わりやすい内容になります。

就活の軸になった経緯を具体的に説明する

就活の軸になった経緯を具体的に話すことで、内容の信ぴょう性は高まります。

まず最初に、就活の軸を伝えます。

その後に、その軸になった経緯を実体験に基づいて説明すると良いでしょう。

具体的なエピソードは、採用担当もイメージがしやすく、説得力が増します。

どのような経緯があって、就活の軸にしたかを、分かりやすく丁寧に説明することが大切です。

説得力や信ぴょう性の高いエピソードは、採用担当からも高い評価を得ることができます。

志望度の高さを説明する

具体的なエピソードとともに、自身の志望度の高さも説明するのがポイントです。

能力やスキルのアピールも当然必要ですが、なぜその企業を志望しているのかや、その企業でなければならない理由を説明できると良いです。

ただし、ここもやみくもに志望度の高さをアピールするだけではなく「なぜ」なのかには重点をおいてください。

明確な理由をもとにして、その企業に就職したい熱意を採用担当者にしっかりと伝えましょう。

【コンサル業界就活の軸】就活の軸例文

ここまで就活の軸についてを解説してきましたが、理解できたでしょうか?

次に就活の軸の例文をいくつか紹介します。

ここまで解説してきた、ポイントなどを踏まえて3つの例文を紹介します。

これらの例文を参考にして、自身のオリジナルの就活の軸を作成してください。

顧客と深く関わりたい

私の就活の軸は、顧客と深く関わる仕事に就くことと考えています。
実家では、自動車部品を作る小さな工場を経営していますが、過去に売上が伸びずに廃業まで考えたことがありました。
しかし、コンサルをお願いしたことで業績が持ち直した経験があります。
この経験から、コンサルタントになることに憧れを持ちました。
また、その時の経験から人と深く関われる仕事であり、そのような仕事は私の希望でもあります。
御社の経営理念である「顧客と共に成長する」という言葉は、まさに私の考えるところであり、非常に感銘を受けました。
このような企業で人との関わりを大切にしながら、自分自身と企業を成長させていきたいと考えています。

企業や事業の知識を得たい

私は将来は独立をして起業したいと考えています。
そのため、多くの企業や事業の知識が得られることを就活の軸としています。
将来は、国内で伝統的な文化を制作している職人を守るために事業を行うことが目標です。
幼いころより、日本の伝統文化に興味を持ち、職人へのあこがれがありました。
近年では伝承や、その他の諸問題により、これらは存続の危機に立たされています。
このため、将来はこれらの職人を救うための事業を行いたいと考えています。
御社では、さまざまな企業との取引をしており、特に中小企業の成長に力を入れて取り組んでいるため、より良い勉強ができると考えています。
御社に入社した際には、会社のため貢献するとともに、積極的に活動を行いたいです。

課題解決がしたい

私の就活の軸は、企業の問題を多く課題解決することです。
私は学生時代に、地域創生のゼミナールに所属していました。
そこでは地域で発生するさまざまな問題に対して、解決できる案を考え、企画書などの提出をしましたが、完璧に解決できるものは1つもありませんでした。
いくつかの案は、採用され解決間際までいくものもありましたが、結果的に自身が満足できるような完璧な解決には至るものはありませんでした。
この経験から、ビジネスを通して地域のためにコンサルをしたいと考えるようになり、現在の就活の軸に至っています。
御社に入社した際には、社員の一員として社会のため、そして企業の利益のために貢献したいと考えています。

まとめ

今回はコンサル業界での就活の軸についての解説を行いました。

いかかでしたでしょうか?

就活の軸はしっかりと決め、説得力を持たせることで、他者との差別化も可能ですし、面接担当からも高い評価を得ることも可能です。

ぜひ、納得のいく就活の軸を作り、就活を有利に進めましょう。

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