
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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就活軸が必要な理由
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就活軸を人事が聞く意図
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面接で使える就活軸の答え方5選
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【就活の軸の答え方】就活の軸とは
就活の軸とは、企業を選ぶ際の自分の譲れない条件や目指したいことを反映させた基準です。
この軸を持つことで、志望動機を深掘りし、自分の意見がぶれずに効率的に就職活動を進めることができます。
また、面接やエントリーシートで就活の軸を答える際には、選考通過を意識し、企業に対して適切な印象を与えるために本音と建前を使い分けることが重要です。
【就活の軸の答え方】なぜ軸は必要なのか
そもそもなぜ就活軸は必要なのでしょうか?
就活軸は本来、仕事選びや企業選びをする際に、「これだけは絶対に譲れない」という自分自身の価値基準のことです。
この基準をあらかじめ作っておくことで、面接の際に自分の考えや熱意を伝える際に説得力を持たせることが出来ます。
ここでは、就活軸が必要な理由を大きく分けて3点解説します。
- 企業選びが効率的になるから
- 入社後の自分を想像できるから
- 就活のモチベーションになるから
企業選びが効率的になるから
まず、就活軸が必要な理由は、軸を持っておくことで企業選びが効率的になるからです。
日本には約350万社以上の企業が存在し、新卒は約4万社程度選択肢があると言われています。
就活生はその約4万社の中からエントリーする企業を選択しなければなりません。
就活の軸がないと、何を基準に企業へエントリーすべきか分からず、面接でも自分の答えに一貫性がなくなり、面接官からもマイナスなイメージを抱かれる可能性があります。
自分の中に明確な就活軸を持っておくことで、自分の価値観や譲れない条件と照らし合わせながら志望企業を絞っていくことが可能になり、より効率的な企業選びをすることが出来ます。
また就活の軸によって自分に合う業界を絞り込むことができます。
例えば開発でものづくりに携わりたい、最新技術に触れたいという軸の場合はIT企業がおすすめでしょう。また課題解決がしたいなどではコンサル業界がおすすめでしょう。社会貢献度の高い仕事をしたいという軸の場合は、金融業界がおすすめです。
さらに業界と同様に職種も就活の軸から絞り込むことができます。例えばワークライフバランスを重視したい場合は、事務職を志望するとよいでしょう。新規のアイデアを提案したい場合は企画職がよいでしょう。
入社後の自分を想像できるから
2つ目の理由は、入社後の自分を想像できるからです。
就活軸を明確にするためには、自分が将来どうなりたいのかを考える必要があります。
自分の将来を考えることによって企業に入社した後の自分をイメージすることにも繋がるため、より自己理解も深まります。
将来ビジョンを考え、就活軸を決めることでキャリアビジョンの内容も作成できるようになるため、なんとなくのイメージ就活ではなく、将来の自分のための就活ができるようになります。
就活のモチベーションになるから
3つ目の理由は、就活のモチベーションになるからです。
目的や目標がない中で取り組むのは就活以外のことでもなかなか続かないかと思います。
就活も同様で、目的や目標がない中取り組んでいても、何のために就活をしているのかわからなくなってしまい、メンタルが落ち込んでしまうことがあります。
しかし、就活の軸が決まっていると目的目標に対しての行動になり、きつい・つらいと感じても踏ん張る理由になります。
【就活の軸の答え方】なぜ軸を聞かれるのか
なぜ企業の採用担当者は学生の就活軸を確認するのでしょうか。
採用担当者が就活の軸を確認する理由を大きく分けて3点ご紹介します。
- 志望度をはかるため
- 企業との相性をはかるため
- 価値観をはかるため
”志望度”をはかるため
採用担当者が就活の軸を知りたい理由の1点目は、学生の本気度を知りたいからです。
就活生の中には「この企業は大企業で知名度もあるから、もし内定がもらえたらラッキーだな」と、とりあえずエントリーをしている人がいるのも事実です。
そのため、就活の軸についての質問をすることで、何となく就活をしている志望度の低い学生を見極めることができるのです。
選考において能力ももちろん大切ですが、新卒採用の場合は将来性を重視した採用を行っているため、志望度を高く持っている学生のみに絞り込むために就活の軸を聞いています。
企業との”相性”をはかるため
就活の軸を尋ねるもう一つの理由は、その学生が企業の求める人物像にマッチしているかを知るためです。
以前は一度就職した会社で定年まで働くのが当たり前でしたが、今はそうではありません。
実際、新卒社員の3割が入社後3年間の間に離職をしています。
採用には多くの時間とコストがかかるため、企業としては入社してすぐに辞められてしまうのは困るのです。
たとえば「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれて「福利厚生がしっかりとしているからです」と答えたとしましょう。
たしかに福利厚生も大切なことですが、それならば福利厚生さえしっかりとしていれば別の会社でも良いということになってしまいます。
担当者は「すぐに辞めてしまうかもしれない」という印象を持つでしょう。
就活の軸を聞かれたときは「なぜ他の会社ではなく、この会社を選んだのか」を説明できるような回答を心がけるのがポイントです。
学生の”価値観”を図るため
就活で軸を聞かれる理由は、企業が学生の価値観を知りたいからです。
学生の価値観が企業の方向性や文化と合致していれば、入社後もモチベーションを保ち、長期的に活躍できると考えられています。
また、価値観から学生がどのような目標を持ち、どのように成長したいかを見極め、職場での適応力や貢献度を予測するためです。
企業は、学生の軸を通じて、組織にうまくフィットするかどうかを判断しようとしています。
【就活の軸の答え方】軸を持っていると深堀りに対応できる
学生がどのような就活の軸を持っているのかを知ることは企業にとって大きなメリットがあることが分かったとも思いますが、就活の軸を定めることは学生にとってもメリットがあります。
特に、面接での質問に対する受け答えのときには面接の軸があると便利なので、就活をスタートさせるにあたっては必ず就活の軸を定めるようにしましょう。
就活の軸をしっかり持っていると、志望動機を深堀りされたときにスムーズに対応することができるからです。
面接では志望動機に関する質問を必ず聞かれますが、企業によってはかなり深い部分まで質問してくることがあります。
このときに就活の軸があると、その軸に沿った内容で自分の能力や性格を会社の業務内容に合わせてアピールすることができるようになります。
就活の軸は複数個あって大丈夫
就活の軸には業界、収入、将来のキャリア、福利厚生、社風など、さまざまな観点が存在します。
これらの軸を複数設定しておくことで、自分の希望や価値観に合った企業をより正確に見つけることができます。
ただし、複数の軸を持つ場合には、それぞれの優先順位を明確にすることが重要です。
優先順位をつけることで、選考時に迷うことなく判断ができ、企業選びの基準がブレにくくなります。
また、軸が多いほど志望理由が分散しがちになるため、それぞれの軸を具体的に言語化し、一貫性を持たせることが大切です。
【就活の軸の答え方】就活軸の見つけ方
就活の軸の見つけ方を紹介します。
選考を通るための「就活の軸」を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、自己分析とOB訪問をすることです。
また、就活の軸の作り方については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
自己分析をする
「自己分析をする」といってもざっくりとしてわかりづらいという人も多いと思います。
そんな人向けに、最低限取り組むべきことを紹介します。
それは、過去の価値観の深掘りです。
「昔夢中になったこと」「過去にモチベーションが上がったのはどんな時だったのか」を考えてみましょう。
現在の価値観は幼少期に形成されていることが多いと言われています。
小学校の時にハマったことや部活動での自分の役割などを掘り下げてみましょう。
以下の2つの方法で簡単に自己分析をすることができます。
モチベーショングラフは、人生の中でモチベーションが高かった時期と低かった時期を時系列でグラフ化したものです。
横軸に時間、縦軸にモチベーションの高さを取り、これまでの成功体験、頑張ったこと、苦労した経験などをすべてグラフに反映させます。
これにより、自分が何に対して強い意欲を持ち、逆に何がモチベーションを低下させたかを振り返ることができます。
自分史は、これまでの自分の経験を時系列に沿ってまとめたものです。
幼少期から現在までの出来事や転機をリスト化し、それに対してどのように感じ、何を学んだかを振り返ることで、自分の価値観や強み、弱みが明確になります。
また、成長過程を見直すことで、どのように困難を乗り越えたかが理解でき、自己分析の一助となります。
これにより、面接での回答準備ができ、自然に自分の軸を発見することができます。
他己分析をする
他己分析は、自分の性格や長所を他者に聞くことで、客観的に自分を分析する方法です。
自己分析とは異なり、第三者の視点から見た自分の特徴を知ることができるため、新たな一面に気付けることが多いです。
就職先を選ぶ際には、自分がどのような人間かを深く理解しておくことが必要不可欠です。
また、他己分析を通じて得た情報は、自分の価値観や適性を確認する手助けとなり、就活の軸を明確にする際にも役立ちます。
OB/OG訪問をする
自分だけで就活の軸を考えてしまうと、都合よく作りがちです。
そのため、第三者に壁打ちをして深掘りをすることが大切になります。
その中で1番有効な壁打ち相手が、実際に社会に出て働いているOBやOGを訪問することです。
社会人のレベルで自分の考えが通用するのか、確かめることができます。
自分の出した就活の軸に対して偏りがないかを確認してもらいましょう。
PDCAを回すことで選考において求められている人材に近づくことができるでしょう。
企業分析をする
企業の事業内容を調べ競合他社との比較を通じて、志望度の優劣を明確にすることで就活の軸を見つけられます。
具体的になぜその企業でなくてはならないのか、自分自身が一体何を実現させたいのかを明確にします。
そうすることで、就活で何を重視しどのように企業を選んでいるのかが自ずと見えてきます。
その際、比較対象を広く捉えておきましょう。
その方が、これまで気がついていなかった基準を発見できる可能性があります。
インターンシップに参加する
就活の軸を見つけるためには、インターンシップに参加することが有効です。
実際に企業で働くことで、業務内容や職場の雰囲気を直接体験でき、自分に合った企業選びの基準を見つけやすくなります。
社員と関わることで、具体的な業務の流れや企業文化を理解し、自分の価値観やキャリアビジョンに合った企業を見つける手助けになります。
また、インターンシップを通じて得た経験や気づきを基に、自分が大切にしたい要素を軸として定めることができます。
例えば、自分がどのような職場環境で働きたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを具体的に考える機会となります。
インターンシップは、実際の業務体験を通じて、将来のキャリアに対する視野を広げる絶好の機会です。
就活エージェントを使用する
就活の軸が見つからない人は、就活エージェントの利用がおすすめです。
大手から中小ベンチャーまで1,000社以上の紹介実績を持つ就活エージェントが、専属でサポートしてくれます。
自己分析から企業分析までの就活の軸を見つける手順に限らず、ESなど選考書類の対策や面接対策まで徹底したサポートが受けられます。
しかも、全ての就活サポートは無料です。
もし、1人で考えることが難しい人は、ぜひ相談してみてください。
【就活の軸の答え方】実際に使える就活の軸一覧
多くの就活生が就活の軸に据えるのは、自己成長と企業の環境、社会や地域貢献に関係する内容です。
自己成長の観点では、仕事内容が自己のスキルアップにつながるのかが大切になります。
企業の環境に目を向ける際は、社内制度や社風、職場の雰囲気が自分に合っていて働きやすい環境なのかが肝要になります。
社会や地域貢献は企業の社会的地位とも結びつく要素で、これの意識が低いと事業の継続性にも関わります。
自己成長
自分が成長できる企業であるかを就活の軸にすることはとても重要です。
モチベーション高く働けるのかやチャレンジが奨励される職場なのかなどが、自己成長の意欲を満たす企業を判断する軸になります。
また、若手でも責任あるポストを担っているなど、多様な経験を積む機会があることも自己成長につながる要素です。
なので、自己成長を軸にした就活の答え方では、具体的な成長機会を求める姿勢が重要です。
- 自己成長の機会が最大限に活かせる環境
- チームワークを重視し一人一人が成長できる環境
- キャリアパスの透明性がある環境
- プロジェクトに早くから挑戦できる環境
- モチベーションが継続できる環境
企業が社員の能力をどれだけ大切にし、その成長をどのように支援しているのかに注目しましょう。
企業の環境
長く働き続けるにはワークライフバランスを重視することや、研修制度が整っていることが重要です。
そのため、リモートワークやフレックスタイム制が導入されているのかやスキルアップのための研修制度が充実しているのかが判断する軸になります。
また、法定休暇や有給休暇の取得しやすさ、福利厚生施設の充実度も大切な判断の軸でしょう。
ただし、面接では積極的に伝えるべき事柄でない点に注意が必要です。
なので、企業の環境を軸にした場合、教育・研修制度が充実していることや、歴史のある企業で働くことに魅力を感じている点を強調しましょう。
- 教育・研修制度が充実している
- 環境歴史のある企業
- 責任感を持てる環境⇔(大企業である)
- モチベーションに繋げられる環境⇔(ワークライフバランスが整っている)
- 仕事に集中できる環境⇔(福利厚生が良い)
上記にあるものは直接的に言及するとマイナスイメージを与える可能性があるため、「長期的に働ける環境」などの言い換えが必要です。
社会や地域貢献
地域社会への貢献や環境保全を重視すること、サステナビリティを判断の軸にするのも良いです。
エシカル消費の意識の拡大を受けて、企業は環境保護や社会貢献、労働者の権利保護などに配慮した製品やサービスを提供する必要性が高まっています。
これらの要素は持続可能性に影響を及ぼしかねないことです。
なのでこれらを軸にし、答える場合、社会的責任を重視する姿勢が伝わります。
ただし、軸にする際は、必ず自分の具体的なエピソードを述べられないと信憑性が低くなってしまうため気をつけましょう。
- 地域経済に貢献できる企業
- 地域社会への貢献が実現できる環境
- SDGsを活用している環境
- 教育を支援し活性化できる環境
【就活の軸の答え方】こんな就活の軸はNG
就活の軸は、基本的に自分が譲れないことを設定すれば問題ありません。
ただし、それはあくまでも自分の中でだけです。
企業から就活の軸を聞かれることも想定しなければいけないため、企業に良い印象を与えられるような就活の軸を決めておくことも大切だといえます。
例えば「休みがたくさんある」「プライベートを充実できそうなところ」のような内容を、就活の軸に設定するのは控えた方が良いでしょう。
【就活の軸の答え方】面接で軸の質問例
就活の軸に関連した面接での質問は、企業があなたの価値観や目標、そしてそれが自社にどのようにマッチするかを確認するために非常に重要な役割を果たします。
以下に、軸に関連した面接での具体的な質問例と、それに対してどのように答えるべきかのポイントを、詳しくまとめます。
Q1.就活の軸はあるかどうか
面接でまず問われるのは、あなたが就活において何を軸としているかです。
この質問に対しては、軸が明確に定まっていることを強調し、最初に結論を述べてから、その軸の内容を簡潔に説明します。
・軸がいくつあるかを具体的に伝えること
・その軸を選んだ背景や理由についても触れること
こうすることで、面接官にあなたの価値観や目標がしっかりと定まっていることを伝えることができます。
さらに、短く要点をまとめつつ、軸の選定に至った経緯を簡潔に説明することで、好印象を与えられます。
Q2.なぜその軸にしたのか
軸についての質問に答えた後、その軸を選んだ理由について深掘りされることが多くあります。
この質問には、過去の経験や具体的な実績を交えながら、自分がその軸を選んだ背景を詳しく説明することが求められます。
・数字や具体的なエピソードを加えること
・その軸が志望企業でどのように実現できるかについても言及すること
説得力を高めたり、企業への志望度の高さを強調することができます。
Q3.どのように軸を実現するのか
就活の軸として自己成長を掲げている場合、企業はその成長をどのように実現するのか具体的な計画を知りたがります。
企業が提供する成長機会をどのように活用し、自分の目標を達成するかを具体的に述べること
例えば、プロジェクトにどのように関わり、どのようなスキルを習得する予定であるか、またそれがどのようにキャリアの成長につながるかを詳述すると効果的です。
Q4.長期的なキャリアプランはどのようなものか
自己成長を軸に設定している場合、長期的なキャリアプランについても深く問われることがあります。
自己成長を続けていくための具体的なキャリアビジョンや目標を詳細に伝えること
例えば、数年後にはどのようなポジションに就きたいのか、そのためにどのようなスキルを習得する予定であるかなど、長期的な展望を描きつつ説明すると良いでしょう。
就活コンサルタント木下より

具体的なキャリアステップやその中での成長をどのように実現するかを示すことで、しっかりとしたキャリアビジョンを持っているという印象を与えることができます。
Q5.自社のどこが軸を実現できると思ったのか
この質問では、なぜ自社を選んだのかという志望動機と、就活の軸がどのようにリンクしているのかが問われます。
志望企業にしかない特徴や強みを具体的に挙げ、その特徴が自分の軸をどのように実現できるかを詳しく説明すること
企業分析を徹底的に行い、企業の提供する機会と自分の軸との結びつきを詳細に述べることで、面接官に「この企業でなければならない」という強い理由を伝えることができます。
【就活の軸の答え方】軸を聞かれた時の答え方
では、実際に就活軸を聞かれた際にはどのように答えるのが正解なのでしょうか?
ズバリ、就活の軸を答える時のポイントは、「就活の軸を決めた背景」と「企業への志望度を伝えること」です。
以下で詳しく解説します。
結論ファーストで伝える
まず就活の軸を聞かれた際には、結論ファーストで答えることを意識してください。
その理由は、結論から先に伝えておくことにより、そのあとの話がスムーズに入りやすくなるからです。
そしてその際に覚えておいてほしいのが、PREP法と呼ばれる文章構成方法になります。
これはPoint、Reason、Example、Pointの頭文字を取ったもので、要するに結論から入り、そこから理由を付け加え、さらに具体例を入れつつ結論まで持っていくだけです。
この流れで構成することにより、就活の軸を効率よく伝えることができます。
背景をしっかりと伝える
背景をしっかりと伝えることは、就活の軸を明確にし、その軸が自分にとって重要である理由を面接官に納得してもらうために欠かせません。
背景が曖昧だと、「その軸を選んだ理由が分からない」や「誰にでも当てはまりそう」と受け取られる可能性があります。
そのため、軸を選ぶに至ったきっかけや具体的な経験を説明することが重要です。
たとえば、学生時代の活動やアルバイト経験、家族の影響などを具体的に述べることで、軸が単なる理想や言葉ではなく、自分自身の経験に基づいていることを示せます。
企業への志望度を伝える
自己分析で見つけた就活の軸と、企業の特徴があっていることをアピールしましょう。
就活生の性格や将来のビジョンと、会社の事業革新・進出での共通点を伝えることで、会社に本当に興味を持っているのかを伝えることができます。
このように「第一志望です」だけでなく、「なぜそう思うのか」「会社のどこに共感して志望しているのか」を伝えることが大切です。
具体的なエピソードを伝える
就活の軸を聞かれた際には、具体的なエピソードを交えて答えることが大切です。
単に「成長できる環境が良い」と言うだけでは、企業側にその想いが伝わりにくいです。
例えば、以前のインターンシップで新しいプロジェクトに挑戦し、その過程で自分の成長を実感した経験を話すことで、成長環境を求める理由に説得力が増します。
具体的なエピソードを通じて、自分の軸がどのように形成されたかを明確に伝えることがポイントです。
また、そのエピソードにおいて、どのような課題に直面し、どのように解決したのかを詳しく説明することで、自己の強みや価値観をより具体的に伝えることができます。
企業側にとっては、あなたがどのような経験からその軸を持つに至ったのかを理解することで、入社後の活躍をイメージしやすくなります。
【就活の軸の答え方】複数個あるときの答え方
就活の軸を複数持っている場合、それをどのように伝えるかは非常に重要です。
1つの場合と同様、具体的な経験や企業との共通点をしっかりと説明する必要があります。
複数の軸を効果的にアピールするためには、それぞれの軸がどのように自分の価値観や経験に基づいているのかを明確にし、企業に対する適合性を示すことがポイントです。
2個の場合
就活の軸が2つある場合、まずその個数を明確に伝えた上で、それぞれの軸についてきっかけや背景を説明します。
たとえば、「私の就活の軸は、キャリアの専門性を深められることと、働きやすい環境の2つです。」と始めます。
次に、それぞれの軸に関連する具体的な経験を述べます。
「大学時代に□□の活動を通じて、スキルを高める重要性を実感しました。また、アルバイトでのチーム運営経験から、職場環境が成果に与える影響を学びました。」という形で説明できます。
さらに、志望企業がそれらの軸にどう合致するかを伝えます。
「貴社の〇〇な環境は、私のスキルを磨くと同時に働きやすさを感じられる点で魅力的です。」と述べると効果的です。
最後に、入社後の展望を示すことで、明確な意欲を伝えられます。
2個の場合の例文
私の就活の軸は、キャリアの専門性を深められることと、働きやすい環境の2つです。
大学時代には、データ分析に関する研究に打ち込み、課題解決能力を高める大切さを学びました。
また、アルバイトでの接客業務を通じて、良好な職場環境が個々の成果に与える影響を強く感じました。
この経験から、自分が成長できる環境と働きやすい環境が揃った職場こそ、自分の能力を最大限に発揮できると確信しました。
貴社の充実した研修制度は、スキルを向上させる場であるとともに、社員同士の協働を重視した働きやすい環境である点に大きな魅力を感じています。
これらの軸を基に、貴社で成長しながら価値を生み出し、長期的に企業の発展に貢献する存在になりたいです。
3個の場合
3つの軸を持つ場合も、まずその個数を述べ、それぞれの軸の背景を順に説明します。
「私の就活の軸は、自己成長ができる環境、チームでの協働を重視、そして社会的意義のある仕事の3つです。」と伝えるのが基本です。
それぞれに関連する経験を述べます。
「大学での□□活動を通じて、学び続ける重要性を実感しました。また、△△プロジェクトではメンバー全員で目標を達成する達成感を味わいました。そして、〇〇ボランティアに参加し、社会的に意義のある取り組みの魅力を知りました。」と続けます。
志望企業がそれらの軸にどう合致するかを述べ、「貴社の△△事業は、成長機会や協働の文化、社会貢献を実現する場だと感じています。」と伝えます。
最後に入社後の目標を述べ、「これらの軸を基に貴社で新たな価値を創造し、貢献したいと考えています。」と締めます。
3個の場合の例文
私の就活の軸は、自己成長ができる環境、チームでの協働を重視、そして社会的意義のある仕事の3つです。
大学では、AI技術を活用したデータ解析の研究に取り組み、新しい知識を吸収する楽しさと重要性を実感しました。
また、地域活性化を目的とした産学連携プロジェクトに参加し、メンバー全員で目標を共有し、達成する充実感を得ました。
さらに、被災地支援のボランティア活動では、人々の生活を支える仕事の意義を深く理解し、自分の力が社会に役立つ喜びを感じました。
貴社の医療機器事業は、先端技術を活かしながら社会の課題を解決するという点で、これら3つの軸を実現できる場であると確信しています。
自己成長を続けながらチームとともに成果を上げ、さらに社会に役立つプロジェクトに貢献し、人々の生活を豊かにする存在になりたいです。
【就活の軸の答え方】答える時の大事なポイント
就活で軸を答える際には、企業に自分の価値観や長期的なビジョンをしっかりと伝えることが重要です。
そのためには、単に軸を述べるだけでなく、それを深く掘り下げ、具体的なエピソードや志望企業との関連性を示すことで、信頼性と独自性をアピールする必要があります。
以下では、就活の軸を効果的に伝えるための3つのポイントを紹介します。
きっかけをしっかり深堀する
就活の軸を答える際には、その軸を選んだ経緯やきっかけを具体的に説明することが大切です。
特に、自分が体験したエピソードを交えることで、自分の価値観や考え方をしっかりと伝えることができます。
たとえば、何かを経験した結果「お客様に寄り添うこと」が大切だと感じたというエピソードを入れることで、独自性を持たせることができ、企業に自分の信念がしっかりしていることを示すことができます。
志望度を伝える
就活の軸を答える際には、志望度を高く示すことがポイントです。
軸と企業の特徴が合致していることをしっかり伝えましょう。
「就活の軸は〇〇であり、これを実現できるのが御社です」といった表現を使い、企業独自の魅力を理解していることを示すことが重要です。
企業分析をしっかり行い、その企業にしかない強みや特徴を、自分の目標と結びつけて説明することで、志望度の高さを強くアピールでき、採用担当者に好印象を与えられます。
キャリアビジョンを明確にする
就活の軸を通じて、入社後にどのように成長し、企業にどのように貢献できるかを示すことが重要です。
軸を基に、自分がどのようにスキルアップし、企業の発展に貢献できるかを具体的に伝えることで、長期的なキャリアビジョンを描ける人材としての印象を与えます。
また、自身の成長と企業の成長が共にリンクすることを示すことで、企業にとって価値のある人材であることをアピールできます。
これにより、入社後の姿を具体的に想像させることができます。
【就活の軸の答え方】軸を答える際の注意点
就活軸を伝える際に、押さえておかなければいけない注意点があります。
特に以下の2点に気をつけてES・面接を通過しましょう。
- 一貫性を持たせる
- 多くの企業に当てはまるものにしない
一貫性を持たせる
1つは、軸を述べる以上、自分の発言に一貫性を持つということです。
面接官は学生の発言に矛盾が見つかると、嘘をついているのではないかと不安に感じ、マイナスな評価になる場合もあります。
中には、その矛盾を解消するために深掘り質問をしたり、問い詰めるような形で学生に質問していく面接官もいます。
そのため、自分の中でブレない就活の軸を作ったのならば、その軸に則った発言を意識し、一貫性を持つことが何よりも大切です。
多くの企業に当てはまるものにしない
2つ目は、多くの企業に当てはまるものにしないということです。
就活の軸を設定する際に、多くの企業に当てはまる内容にしてしまうと、他の候補者との差別化が難しくなり、企業側に強い印象を与えることができません。
また、そのような一般的な軸は、「エントリーシートの使い回しではないか」「志望度が低いのではないか」「他社でも実現できるのではないか」といった、ネガティブな印象を面接官に与えるリスクがあります。
そのため、就活の軸は、自分の価値観や経験に基づいた、志望する企業に特有の要素を反映させることが重要です。
【就活の軸の答え方】志望業界別の軸例一覧
就活の軸を考える際には、業界ごとの特徴や求められる人物像を理解することが重要です。
ここでは、IT業界、人材業界、金融業界、広告業界、食品業界、不動産業界、コンサル業界の各業界における特徴とおすすめの就活軸を解説します。
それぞれの業界が求める人材像に合致する軸を設定することで、面接官に好印象を与えられるので参考にしてくださいにしてください。
IT業界
IT業界は、最新技術を用いて課題解決やサービスの提供を行う業界です。
成果主義やスピード感の早い環境で仕事が進むため、変化への対応力が求められます。
また、新しい技術のキャッチアップが必須であり、自己研鑽を怠らない姿勢が重要です。
企業ごとに求められるスキルや姿勢に違いはありますが、基本的には論理的思考や忍耐強さ、問題解決能力などが評価されます。
業界の成長性を活かして、自身の成長や社会貢献を考える軸が効果的です。
- 技術を通じて社会課題を解決することへの挑戦。
- 成果主義の環境で自己成長を追求する姿勢。
- スピード感のある仕事で課題解決を目指すこと。
- 最新技術の活用で未来を切り開く力を発揮すること。
- チームで協力してプロジェクトを成功に導く意識。
人材業界
人材業界は、人と企業をつなぐマッチングや採用支援を行う業界です。
企業が求める人材と個人が目指すキャリアを的確に把握し、それぞれのニーズを満たす提案力が必要とされます。
また、幅広い知識やコミュニケーション能力が活かされる環境であり、柔軟な対応力も求められます。
採用だけでなく、育成やキャリア形成支援に関わる場合も多く、貢献意識が高い人が求められる業界です。
- 人の成長を支援することに全力を注げる。
- 多様な価値観を受け入れ、調整する柔軟性。
- クライアントの期待を超える成果を目指す意識。
- 個人と企業の未来を支える責任感。
- 長期的な関係構築に重きを置く姿勢。
金融業界
金融業界は、地域経済の発展や日本全体の経済基盤を支える役割を担います。
銀行、証券、保険などさまざまな職種があり、それぞれに異なるスキルや適性が求められます。
例えば、銀行では地域密着型の提案力、証券では分析力、保険では信頼構築力が重視されます。
いずれの職種でも、倫理観や正確性が不可欠であり、企業の社会的責任を意識することが重要です。
- 地域社会の発展に寄与する金融サービスの提供。
- 経済基盤を支える仕事に対する責任感。
- 分析力を活かして最適な提案を行う意識。
- 人々の安心と信頼を守る姿勢。
- 長期的な視点で価値を提供することへの意欲。
広告業界
広告業界は、広告制作やプロデュース、マーケティングなど多岐にわたる業務を行う業界です。
商品の魅力を最大限に引き出し、消費者に効果的に訴求する役割を担います。
クリエイティブな発想力だけでなく、マーケティングリサーチやデータ分析能力、そしてクライアントとのコミュニケーション能力も重要です。
市場の変化やトレンドを迅速にキャッチし、柔軟に対応できる人材が求められます。
業界特有のスピード感に対応しつつ、独創性と実行力を兼ね備えた姿勢が評価されます。
- 商品の魅力を最大限に引き出すクリエイティブな発想。
- クライアントの期待を超えるプロデュース。
- 市場の変化に対応し、新しい価値を創造できること。
- チームと協働しながらプロジェクトを成功に導く姿勢が活きる。
- 消費者視点に立ち、心に響く広告を作る意欲が求められる。
食品業界
食品業界は、メーカーや小売業を中心に、食を通じて人々の生活を支える業界です。
消費者の健康や安全を第一に考え、品質管理や商品開発に注力する企業が多いです。
また、食の多様性を追求する中で、グローバルな視点や革新的なアイデアが重視されます。
地域密着型の活動や環境への配慮も業界の特徴であり、食を通じて社会に貢献したいという姿勢が求められます。
- 食品を通じて人々の健康を支える取り組みをしたい。
- 高品質で安心できる商品を提供する責任感が求められる。
- 地域や環境に配慮したサステナブルな活動をしたい。
- 消費者のニーズを満たす商品開発への情熱を活かしたい。
- チームと共に新しい価値を創造する意欲を発揮したい。
不動産業界
不動産業界は、土地や建物を活用して、より良い街づくりや生活環境を提供する業界です。
開発や管理を通じて地域社会に貢献することが期待されます。
業界の特性として、法規制や市場動向を理解すること、そして信頼関係を構築するスキルが求められます。
特に、大規模なプロジェクトに関わる際には、協調性やリーダーシップも重要です。
不動産業界ならではの視点で社会に貢献する軸を明確に伝えることが大切です。
- 地域社会に寄り添い、住みやすい街づくりを目指す風土。
- 住環境の改善を通じて豊かな暮らしを提供できる。
- 長期的な視点で資産価値を高めることができる。
- 多くの人と信頼関係を築きながら事業を進められる。
- 法規制や市場動向を活かした提案力を活かす。
コンサル業界
コンサル業界は、企業や団体に対し課題解決や成長戦略を提案する業界です。
戦略コンサル、ITコンサル、経営コンサルなど多岐にわたる分野があり、それぞれに異なるスキルが必要です。
業務には分析力、論理的思考力、提案力が求められ、クライアントとの信頼構築も重要な要素です。
プロジェクトベースの仕事が多く、柔軟な発想と実行力を発揮することも求められます。
- データ分析と論理的思考を活かして課題を解決することができる。
- クライアントの期待を超える提案をする機会がある。
- 柔軟な発想で新しい価値を創造する姿勢がもとめられる。
- 社会全体の成長を支えるビジネスモデル構築に携わるチャンスがある。
- チームと協力してプロジェクトを進めることができる環境。
【就活の軸の答え方】面接での答え方の例
面接でいきなり「あなたの就活の軸は?」と質問されてもしっかりと答えることができるように、前もって準備しておきましょう。
答えるときは自分の就活の軸が応募した企業の求める人物像とマッチしていることをアピールすることが重要です。
そのためにも、自己分析と合わせて企業分析も十分に行うようにしましょう。
ここでは面接で聞かれたときの答え方を例文として紹介しますので、答え方がよく分からないという学生はぜひ参考にしてみてください。
私が就職活動を行うにあたって軸に据えているのは「達成感を得られる職場で働きたい」ということです。
私は営業の仕事に興味を持っており、大学3年の1年間はIT関連の企業で長期インターンに参加していました。
もちろん最初のうちは一人で何もできずに先輩社員の後を追いかけて仕事のやり方を覚えることで精一杯でしたが、半年が過ぎる頃には一人でも月に数件の契約を取ることができるようになりました。
そのうちにこの仕事に大きなやりがいを感じるようになり、先輩のやり方をコピーするだけでなく自分なりのやり方も少しずつ取り入れた結果、社員の方と肩を並べるほどの成績を上げることができるようになりました。
御社は社員一人ひとりが主体的に仕事をするという風土が根付いているとお聞きし、そのような会社で他の社員と切磋琢磨して仕事をすることで、大きな達成感を得られると考えております。
また、そのような環境で働くことはさらなる成長につながると思って志望させていただきました。
私の企業選びの軸は2つあります。
一つ目の軸は「何事にもチャレンジできる環境があるかどうか」ということです。
学生時代は企業のマーケティング活動について学んできましたが、市場を取り巻く環境が著しく変化する現在の状況では変化に柔軟に対応することが不可欠であることを実感しました。
状況によっては、これまでとはまったく異なる分野にも進出しなければならないこともあると思いますが、その決断は難しいものです。
しかし、御社はこれまでも積極的に異業種へ進出し成功を収めてきた経験があるので、ぜひとも自分の力を試してみたいと思いました。
もう一つの軸は「若いうちからチャンスをもらえるか」ということです。
私は先日までインターンシップに参加していましたが、その際に企業の立ち上げに携わる経験をさせていただきました。
非常にやりがいのある仕事であり、その中で仕事をやり遂げることの楽しさを学ぶこともできました。
この楽しさをまたすぐにでも味わいたいという思いが強くあり、たとえ経験が少なくても若手に積極的にチャンスを与えてくれる御社に興味を持ちました。
私が就職活動を行う軸にしているのは社会問題の解決で、特に環境問題に貢献したいということです。
学生時代に環境問題の学びを深める中で、地球温暖化だけでなく社会にはゴミの処理問題に関して多くの問題を抱えていることを知りました。
例えば、私が学んだのは多くの地域でゴミの適切な処理がされず、それが水質汚染や生態系への影響を及ぼしているという事実です。
ただ、その時点では具体的な行動には移しておらず、情報を知っているだけの状態でした。
そんな私が目を向けたのは、御社が展開するゴミ処理事業です。
御社の環境問題に対する高い意識と具体的な取り組みを知り、自分も関わりながら何かを変えていけるのではないかと感じました。
御社では、新卒1年目からでも積極的に仕事に取り組み、結果を出せる機会を提供されていることを知りました。
御社であれば、自分を高めながら社会貢献できると確信し、志望させていただきました。
私の就職活動で大切にしている軸は、2つあります。
1つ目は、「外国で活躍するチャンスがあるか」です。
私は学生時代にカナダへ5カ月間の留学経験で、経済学について学びました。
その時の学びから、市場を取り巻く環境が著しく変化する現状では、海外における日本商品の市場はとても重要な要であると考えています。
例えば、家電製品やアニメーションなどの需要は大きいものがありました。
御社は積極的に海外事業を展開された経験があるため、その事業に加わり自分の力を試したいと思っています。
2つ目は、「海外の社会問題に取り組んでいるか」です。
日本よりも治安が悪い国では、残念ながら犯罪などが横行しており危険な場所が存在します。
そのような社会問題に対して御社は支援サービスを発足していることや募金支援を行っている事に感銘を受けました。
私の海外での経験を活かして、社会支援の活動に貢献しさらに学んでいきたいと考えております。
私の就職活動で大切にしている軸は、人に寄り添えることがあるかということです。
私は学生時代の遊園地での接客アルバイトを通じて、人々に喜びや驚きを提供する素晴らしさを知りました。
その仕事では遊園地が持つ魅力的な世界観を壊さないように常に笑顔を心がけ、積極的にお客様に話しかけて一緒に楽しむ時間を大切にしていました。
そして、その姿勢がお客様にも伝わり多くの方からお礼の言葉を頂くことができました。
先日御社のインターンシップに参加した際に、顧客とコミュニケーションをとってフィードバックを大切にした商品開発を行いニーズに寄り添う方法を体験しました。
このような接客とは異なるアプローチで、多くの人々の心に寄り添う素晴らしい商品やサービスを提供されていることを実感しました。
私もこのような形でお客様に寄り添う商品を提供し、多くの人に喜んでいただくお手伝いをしたいと思い、御社を志望させていただきました。
大学時代、児童福祉施設でのボランティア活動を通じて、子どもたちへの学習支援に取り組みました。
活動を続ける中で、子どもたちが勉強に対して前向きになり、自信を持つ姿を目にするたび、大きな達成感を得ました。
特に、一人の生徒がテストで良い結果を出したと報告してくれたとき、社会に貢献することのやりがいや意味を深く実感しました。
私は、仕事を通じて人々の生活にプラスの影響を与えることを目標にしています。
貴社の社会課題に向き合う事業を通じて、より多くの人々に役立つ取り組みに携わりたいと考えています。
文化祭のイベント運営で、私は運営リーダーとしてチームの調整役を担いました。
当初、メンバー間で意見が分かれる場面が多く、進行が滞ることがありましたが、全員で話し合いの場を設け、意見を整理し直しました。
その結果、役割分担を明確にし、効率的な作業が可能となり、イベントは成功を収めました。
この経験を通じて、個々の考え方や立場を尊重しながら目標を達成する方法を学びました。
さらに、メンバー間のコミュニケーションが深まり、信頼関係を築く重要性も感じました。
貴社で多様なプロジェクトに参加し、チームの一員として目標達成に貢献し、新しい価値を生み出す活動をしたいです。
大学でプログラミングの基礎から応用まで学び、特にAIアルゴリズムに関する研究に取り組みました。
研究の過程では、問題解決の手法を試行錯誤しながら学ぶことで、新しい知識を習得する喜びを感じました。
たとえば、自作のコードが初めて正確に機能したときの達成感は格別でした。
さらに、研究を通じてデータ分析やシステム設計の基礎を身につけ、実社会での応用可能性を広げる視点も得られました。
このような経験を通じ、専門分野をさらに深め、自分のスキルを磨き続ける大切さを実感しています。
貴社での業務を通じて、最先端の技術を活用し、新たな価値を提供できる人材を目指したいです。
大学ではアルバイトと研究活動の両立を目指していましたが、初めはスケジュール管理がうまくいかず、体調を崩した経験があります。
この失敗をきっかけに、生活リズムを見直し、タスクごとに優先順位をつける方法を取り入れました。
結果として、研究成果を出しながらアルバイトでも評価を得られるようになりました。
また、効率的にタスクを進める中で、限られた時間を有効活用するスキルも身につきました。
この経験から、仕事と生活のバランスが効率的な働き方に直結することを学びました。
貴社では、働きやすい環境でスキルを磨きつつ、成果を最大限に引き出す働き方を実現し、自分らしいキャリアを築きたいです。
幼少期、父が頻繁に転職をしていた影響で、家族全体が不安定な状況に陥った経験があります。
その中で、自分自身も学校や住環境に慣れるのに苦労したため、安定した基盤がある環境の重要性を痛感しました。
大学進学後は、自分のキャリアを安定的に築きながら長期的に成長できる道を模索してきました。
たとえば、アルバイト先での長期間の勤務を通じて、同じ職場環境で得られる信頼関係やスキル向上のメリットを実感しました。
貴社の事業基盤と長期的な成長ビジョンに魅力を感じており、その中で自分のキャリアを築きながら会社に貢献していきたいと考えています。
安定性を大切にしつつ、新たな挑戦にも柔軟に対応できる環境で力を発揮したいです。
大学3年次に参加した交換留学では、異文化の中でのプロジェクトに取り組む機会がありました。
たとえば、アジア各国から集まった学生と一緒に市場調査を行い、報告書をまとめるプロセスでは、言語や価値観の違いを調整する難しさを経験しました。
しかし、その過程で相手の意見を尊重しながら協働する方法を学び、大きな達成感を得ることができました。
また、異文化理解の重要性を実感し、グローバルな視野で物事を見る力が身につきました。
貴社の国際的な事業展開において、自分の経験を活かし、さまざまな文化背景を持つ人々と協力しながら成果を上げることに挑戦したいです。
グローバルな環境で自分の能力を高めながら社会に貢献したいと思っています。
大学時代、スタートアップ企業でインターンを行い、新規事業の立ち上げをサポートしました。
その際、自分が提案したアイデアがプロジェクトに採用され、形にしていく過程で仕事のやりがいや責任を実感しました。
たとえば、新規商品企画の市場調査では、自分なりに工夫してデータ分析を行い、結果としてチームの意思決定に貢献できました。
この経験を通じ、変化の多い環境で柔軟に対応しながら、新しい価値を生み出すことの意義を学びました。
貴社の新規事業開発における取り組みに強い魅力を感じており、自分の挑戦心とアイデアを活かし、成長しながら貢献したいと考えています。
環境の変化に対応しつつ、新たな可能性を切り開く役割を担いたいです。
大学で後輩の指導に携わった経験から、教えることで自分自身も成長できることを実感しました。
具体的には、研究室の新入生に対して実験手順を教える際、自分が知識を整理して説明する過程で、より深い理解が得られることに気づきました。
さらに、後輩からの質問に答える中で、新たな視点を得たり、自分の知識の不足に気づく機会もありました。
この経験から、学び続ける環境が自分の成長には欠かせないと考えるようになりました。
貴社の充実した研修制度は、専門知識やスキルを深めるだけでなく、実践を通じて学び続ける環境が整っていると感じています。
この制度を活用して自己研鑽を積みながら、成長を続け、組織に価値を提供できる人材に
研究室で、新しい技術を使った実験に取り組んだ際、初めは失敗の連続でしたが、粘り強く試行錯誤を続けました。
たとえば、新素材の開発において既存の手法では結果が出ない状況が続いたため、新たな実験プロセスを提案し、試した結果、突破口を見つけることができました。
この経験を通じて、挑戦し続ける姿勢と、失敗から学ぶことの大切さを実感しました。
貴社が掲げるイノベーションの推進に共感しており、自分の学んだ姿勢とスキルを活かして新しい価値を生み出したいと考えています。
入社後は、変化の多い市場においても柔軟に対応し、革新的なプロジェクトに携わることで、企業の成長に貢献したいです。
大学時代、サークル活動で未経験の会計係を引き受けた際、初めは知識不足で苦労しましたが、必死に学びながら業務を遂行しました。
たとえば、過去の記録を調べ、他の役員と相談しながら収支計画を作成した結果、予算の効率的な配分ができ、サークル活動を成功させることができました。
この経験を通じて、新たな挑戦に取り組むことで、自分の限界を超える達成感を得られることを学びました。
貴社の多様な事業展開の中で、未知の分野に挑戦し続けることで、自分を成長させながら組織の発展に貢献したいと考えています。
積極的に課題に取り組む姿勢を活かし、より大きな価値を生み出す存在になりたいです。
アルバイト先で、お客様から「あなたが対応してくれて助かった」と感謝の言葉をいただいた経験があります。
この時、自分の仕事が誰かの役に立つという実感を得て、大きなやりがいを感じました。
たとえば、商品を探しているお客様に対し、丁寧にヒアリングを行い、最適な提案をした結果、笑顔で感謝された瞬間は今でも忘れられません。
この経験を通じて、人々に直接価値を提供できる環境で働くことの意義を深く理解しました。
貴社の事業は、社会に必要とされる商品やサービスを通じて人々に喜びを届けることを重視しており、私の価値観と一致しています。
入社後は、自分の働きがいを見つけながら、顧客満足度を高める取り組みに全力で貢献したいです。
大学のゼミ活動で、研究発表の進行方法を一任された際、自分の提案でプロセスを一新し、大きな成果を上げることができました。
たとえば、従来の一方的なプレゼン形式ではなく、ディスカッション形式を導入し、参加者全員が意見を共有できる場を作りました。
この結果、意見の多様性が生まれ、研究内容がより充実したものになりました。
この経験を通じて、自由な裁量を持ちながら自分のアイデアを形にすることで、より大きな価値を生み出せることを学びました。
貴社の裁量権を重視する企業文化に魅力を感じており、自分の発想力を活かして新たなプロジェクトを推進したいと考えています。
アルバイト先では、上司や同僚が親身になってサポートしてくれる温かい環境があり、その中で働くことに大きなやりがいを感じました。
たとえば、業務で困難な状況に直面した際、先輩が適切なアドバイスをくれたことで、無事に課題を解決することができました。
このような協力的な環境が、自分の成長を促し、働く意欲を高める大きな要因になったと考えています。
貴社の社員同士の支え合いを大切にする社風は、私が求める働きやすい環境そのものであり、自分の力を最大限に発揮できる場だと確信しています。
入社後は、チームの一員として協力しながら成果を上げ、企業全体の発展に寄与したいです。
大学時代にダイバーシティ推進のイベント企画に携わり、多様な価値観を持つ人々が協力し合うことで生まれる可能性を実感しました。
具体的には、留学生や異なる専攻の学生とともにテーマを設定し、アイデアを出し合いながら企画を完成させました。
その中で、異なる視点を受け入れることで新しい発想が生まれ、企画を成功に導くことができました。
この経験から、多様性を活かした環境で働くことの意義を強く感じるようになりました。
貴社のダイバーシティ重視の姿勢に共感し、異なるバックグラウンドを持つ同僚と協力しながら、社会に新しい価値を提供していきたいと考えています。
アルバイトで接客業を経験した際、クレーム対応を任されたことがあります。
最初は不安でしたが、丁寧に話を伺い、誠実に対応することでお客様の信頼を回復し、感謝の言葉をいただいた時、大きな達成感を得ました。
この経験から、顧客の立場に立った対応が重要であることを学び、課題解決のために尽力する姿勢の大切さを理解しました。
貴社の顧客志向を大切にする企業理念に共感し、その中で自分のスキルを活かして多くの人々の期待に応えたいと考えています。
入社後は、顧客満足度を追求しながら、長期的な信頼関係を築くことに全力を尽くします。
【就活の軸の答え方】就活の軸に関するよくある質問と解答例
就活の軸を設定するときのよくある質問や、具体的にどのように対策や準備をしておけばいいのかということを解説します。
下記の質問や悩みは就活生であれば基本的に皆感じたことがあるものが殆どなので心配しなくても大丈夫です。
ただ、ここをしっかりと理解して準備できるかどうかということが就活の合否を決めることもあるので、是非以下を読んで準備万端にしておいてください。
就活の軸は何個言うべき?
就活の軸は2、3個持つことがおすすめ
軸が1つだけでは多くの企業に当てはまりやすく、説得力が欠ける可能性があり、複数の軸を持つことで、企業に対する具体的な希望や期待を明確に伝えることができます。
例えば、「成長環境」「チームワーク」「社会貢献」の3つを軸とし、それぞれについて具体的なエピソードや理由を述べることで、自身の複数の価値観を強くアピールできます。
また、これにより企業側はあなたがどのような環境で働きたいのか、どのような価値観を持っているのかを理解しやすくなり、より具体的な評価が可能となります。
多角的に自分をアピールすることで、企業とのミスマッチを減らし、より適した職場を見つけやすくなる可能性が高まります。
どうしても就活の軸が見つからない場合はどうすればいい?
どうしても就活の軸が見つからない場合は、一度「面接で伝える」ことを忘れ、自分の理想像を思い浮かべることが重要
自分が将来なりたい姿を明確にし、そのためにどのような企業や環境が適しているかを逆算して考えます。
さらに、それでも思い浮かばない場合は、就活の軸発見ツールを利用することをおすすめします。
ツールを使って、自分の価値観や興味を整理し、軸を見つける手助けをしてもらうことができます。
また、過去の経験を振り返り、自分が最も達成感を感じた瞬間や楽しかった出来事を思い出すことで、ヒントを得られるかもしれません。
友人や家族、キャリアカウンセラーと話し合い、自分では気づかなかった強みや興味を引き出してもらうことも有効です。
どの業界・企業にも当てはまる軸になってしまう
どの業界・企業にも当てはまるようなものになってしまう場合、まずは複数の軸を準備することが対策
例えば、成長環境に加えて具体的な業務内容や職種に関する軸を追加します。
さらに、もし軸が社会貢献に関するものであれば、具体的にどの分野で社会貢献をしたいのかを深掘りしていきます。
例えば、「環境保護に関わる仕事がしたい」「地域社会の発展に寄与したい」など、明確にすることで、企業に対して自分の志向や価値観を具体的に伝えることができます。
また、各企業の理念やビジョンに合わせて、自分の軸を調整し、企業との相性をアピールすることも重要です。
これにより、より具体的でその企業に合った軸を設定し、説得力のある自己PRが可能となります。
まとめ
就活の軸を明確にすることは自分の将来の方向性を決めることでもあり、企業選びを効率的に行うためには不可欠です。
世の中には膨大な数の企業があり、その中から自分に合った企業を選ぶのは大変な作業です。
適当に選んでしまうと入社してすぐに離職してしまうリスクも高くなってしまうので、自分に合った就職先を見つけるためにも自己分析と企業分析をしっかりと行って、正しい方法で就活の軸を定めるようにしましょう。
就活コンサルタント木下より
このような志向を具体的な行動計画に結びつけて語ることで、企業に対する強い関心と共感を示すことができます。