HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動が始まったものの、まだ志望動機を書いたことがなく「どう書いたらいいのか分からない」と不安に感じていませんか?
まだざっくりと「建設業界を受けてみようかな」としか考えていなくても大丈夫です!
この記事ではそんなあなたのために、志望動機の書き方や書く前の準備、書く時のポイントなどを具体的に紹介していきます。
建設業界と志望動機の書き方の両方への理解を一緒に深めていきましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
【建設業界の志望動機】建設業界とは
まずはそもそもあなたが目指している「建設業界とは」どのようなことをしているのかを説明していきます。
建設業界とは建築や土木工事など、様々な建設に携わる業界のことを指します。
駅前の大きな商業施設を建設したり、道路やダムの建築など、社会経済に与える影響がとても大きな業界と言えます。
また商業施設や道路の建設・建築をすることで、その地に雇用を生み出し地域経済の発展にも貢献できる業界でもあります。
ここではさらにそれを細分化した「建築」と「土木」についての深掘りと、「建設業界と建築業界の違い」を詳しく説明していきます。
建築
建設業界における「建築」という言葉は、あなたが住んでいる一軒家やマンションの他、大型商業施設やオフィスビルなどの建物を設計・建設する分野のことを指しています。
つまり、あなたが普段の生活で触れる機会が多い建物の構造や機能性、耐久性を考え、それを形にする分野ということになります。
そのため、専門的知識を持った建築家や設計士が家主やオーナー、クライアントの要望を聞き、それを形にすることがメインのお仕事です。
美しい造形だけでなく、その機能性や耐久性、再現性の高さなどが評価されやすい分野と言えます。
多くの就活生が建設業界という言葉でイメージするのはこの分野ではないかと思います。
土木
一方では「土木」とは道路や橋、ダムやトンネルなどの社会インフラに大きな影響を与えるものを建築する分野のことを指します。
こちらの土木は景観的な美しさなどのデザイン性ではなく、安全を第一に考えた効率的な設計が求められる分野です。
そのため、地盤工学や構造工学の知識や経験が必要不可欠であると言えます。
また、その土地の地形や環境に配慮する必要もあり、1つの建設物を完成させるのには多くの時間がかかることも特徴の1つと言えます。
建築と土木は手がける建築物に違いはあれど、多くの人々に影響を与えるという点では同じです。
どちらも責任感とやりがいのある仕事と言えるでしょう。
建設業界と建築業界の違い
建設業界と建築業界は、しばしば混同されがちですが、明確な違いがあります。
建設業界は建物や橋、道路などのインフラの建設を含む広範囲な分野をカバーしています。
この業界は土木工事や重工業的なプロジェクトも含め、多岐にわたる作業と技術を要求されます。
一方で、建築業界は具体的に建物の設計、建設、改修に特化しており、住宅、商業施設、公共建築物などの建築物に関連する業務が主な焦点です。
例えば、建設業界の会社がダムや高速道路の建設を手がける一方で、建築業界の会社はオフィスビルやマンションの設計と建設を専門としています。
これらの違いを理解して就活の準備しておくことは、将来仕事のミスマッチを防ぐためにも非常に重要です。
建築業界については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
【建設業界の志望動機】建設業界の魅力
建設業界で働く中で実感できるやりがいや魅力について解説します。
建設業界はインフラ構築をするという意味でも非常にダイナミックで、魅力的な要素が多い業界なので、興味のある方は自信を持って目指してください。
社会貢献ができる
建設業界は、社会に直接的な貢献を行うことができる点で大きな魅力を持っています。
この業界のプロジェクトには、道路、橋、病院、学校などの生活基盤となる重要な施設が含まれます。
これらの施設は日々の生活に不可欠であり、それを構築することで地域社会の発展に寄与し、人々の生活の質を向上させることができます。
このように、建設業界での仕事は、目に見える形で社会に影響を与えるため、多くの人々にとってやりがいを感じる分野です。
やりがいを感じやすい
建設業界で働く魅力の一つは、形として目に見える成果が残ることで、非常に大きなやりがいを感じることができます。
建設された橋、ビル、住宅などは、数十年、あるいはそれ以上にわたって使用され、多くの人々の生活や活動を支える基盤となります。
自分が関わったプロジェクトが街を形作ることや、地域社会の発展に貢献する橋や道路として機能し続けることは、大きな誇りとなります。
例えば、新しい公共交通システムの建設に携わることで、都市の交通問題を解決に導くなど、その影響は次世代にまで及びます。
【建設業界の志望動機】建設業界の職種
建設業界のことが大まかに理解できたところで、次は「建設業界の職種」について説明していきます。
ここでは代表的な職種として「営業職」「事務職」「技術職」「技術開発職」「施工管理」「統計職」の6つの職種を順番に説明していきます。
あなたが何をしたいのか、どの仕事が向いているのかを確認しながら見てみて下さい。
営業職
建設業界の代表的な職種の1つ目は「営業職」です。
建設業界における営業職の仕事とは、オーナーやクライアントなどから依頼を受ける窓口であり、よき相談相手になることです。
それだけでなく、自社製品の提案を行い新規契約を獲得したり、関連部署とのやりとりを行うことでプロジェクトがスムーズに進むよう調整することも大切な業務の1つです。
社内外問わず多くの人と関わる職種であるため、コミュニケーションに長けた人が向いている職種と言えるでしょう。
事務職
建設業界の代表的な職種の2つ目は「事務職」です。
事務職と聞くと一見地味に思えるかもしれませんが、建設現場と事務所を繋ぐ大切な職種の1つです。
建設現場の資材などの発注や労務管理など、建築現場での作業に大きく関わるものの管理を担当しており、遠場への貢献度はとても大きいと言えます。
この事務職には経理や人事などの専門性の高い分野も含まれているため、企業を運営していく上で必要不可欠な職種と断言できます。
技術職
建設業界の代表的な職種の3つ目は「技術職」です。
文字通り技術が求められる職種で、建物や道路、ダムなどの建築物のデザインや設計、プロジェクトのスケジュール管理などを担当しています。
そのため、この職種は専門的な知識を持っている設計士や建築家、土木技術者などが担当することが多いと言えます。
技術職は建築物の土台である設計を担当するため、責任感があり基本に忠実な人が向いている職種と言えるでしょう。
技術開発職
建設業界の代表的な職種の4つ目は「技術開発職」です。
この技術開発職は今ある技術をさらに発展させることで、より安全な建物を効率的に建築する方法を日々考えています。
この技術開発職は専門的な知識に加え、現場での経験も求められるため、入社直後に配属になる可能性は低いと言えます。
しかし、大学で現場の経験があったり、建築士の資格を保有している場合はその限りではありません。
建設業界は日々技術革新が起こっている業界のため、その流れに取り残されないことも重要と言えます。
施工管理
建設業界の代表的な職種の5つ目は「施工管理」です。
この施工管理職の主な仕事内容は建設現場の管理を行うことです。
建設現場では多くの人がいて、同時に複数の作業が行われているため常にその状況を把握しておく必要があります。
また、建設現場での事故は大きな被害に繋がるため、絶対に事故を起こしてはいけません。
そのために施工管理職の人が作業工程や人員の配置などをしっかりと確認し、必要に応じた指示を出すことが必要と言えます。
また、製品の品質基準が十分であるかの確認をするのも施工管理職の大切な仕事の1つです。
統計職
建設業界の代表的な職種の6つ目は「統計職」です。
統計職と聞いてすぐにピンとくる就活生はまだまだ少なく、すぐに分かった就活生はしっかりと業界研究ができていると言えます。
この統計職の主な業務内容は建物に関するあらゆる情報やデータを分析し、整理することです。
これらのデータを元に作業工程や建設費用などのコストについての意思決定を行うため、とても重要な職種と言えます。
また、プロジェクトの効率化やコスト削減の方法を検討する際にも活用されるため、全従業員に影響を与える職種と言っても過言ではありません。
【建設業界の志望動機】志望動機を書く前に
建設業界の職種への理解が深まったところで、次は「志望動機を書く前に」準備しておきたいことを説明していきます。
ここでは必ず実施して欲しいこととして「業界研究」「企業研究」「自己分析」の3つを説明していきます。
これらは志望動機だけでなく自己PRやガクチカでも活用できるため、しっかりと確認して下さいね。
業界研究
志望動機を書く前に必ず実施して欲しいこと1つ目は「業界研究」です。
あなたが興味のある建設業界の現状をしっかりと把握しておきましょう。
建設業界全体の規模、その中での企業の立ち位置、現状の景気や業界の将来性などを把握しておくことで企業選びの基準がはっきりと見えてくるはずです。
また、業界全体の問題点や課題を把握しておくことで、面接などの選考時に活用できることもあります。
企業研究
志望動機を書く前に必ず実施して欲しいこと2つ目は「企業研究」です。
あなたが興味のある企業や受けようと考えている企業を中心に、企業理念や将来のビジョン、社風などを深掘りしていきましょう。
ここで注意して欲しいのが、順番は業界研究→企業研究でないと理解しにくいということです。
業界全体のことを大まかにでも把握してから、その中の1つに焦点をあてるという順番でないと、企業を選ぶ基準が不安定になってしまうためです。
自己分析
志望動機を書く前に必ず実施して欲しいこと3つ目は「自己分析」です。
「就職活動の前に自己分析しておくべきだよ」という言葉を軽く考えていませんか?
「自分のことは自分が一番知っている」と思っているかもしれませんが、案外そうでもありません。
自分の人生を振り返り、自分と向き合う機会はそう多くありません。
就職活動を良いきっかけと考えて、本当の自分を見直すことを強くおすすめします。
あなたの思いがけない一面にきっと出会えるはずです。
【建設業界の志望動機】志望動機を考えるときの3STEP
建設業界の志望動機を考える際のおすすめの順番を3段階に分けて解説します。
いきなり志望動機を考え始める人もいますが、基本的に以下の順番に沿って考えるとまとまった志望動機になり、企業からの評価も上がりやすいので意識してみてください。
1.なぜその建設業界を志望するのかを考える
まず、建設業界を選んだ具体的な理由やきっかけを深掘りすることが重要です。
例えば、子供の頃に見た地元の大規模建設プロジェクトに感銘を受けた経験や、家族が建設業界で働いていることから自然とその魅力に触れた、などが挙げられます。
このように、自分の経験や価値観を反映させた志望動機は、面接での説得力を高めることにつながり、他の就活生よりも深い内容を示すことができます。
2.なぜその企業を志望するのかを考える
つぎに、「なぜその企業に行きたいのか」という点を明確にすることが重要です。
例えば、その企業の持続可能な建設方法への取り組み、または特定のプロジェクトが自分のキャリア目標や価値観と合致し、魅力を感じたという理由等が挙げられます。
これにより、なぜ他の企業ではなく「その」企業でなければならないのかが明確に表現することができ、企業からしてもあなたを採用する理由を明確にすることができます。
3.自分が成し遂げたいことを考える
建設業界でのキャリアにおいて自分が成し遂げたいことを明確にすることは、志望動機を考える際に非常に重要です。
例えば、環境に配慮した持続可能な建設プロジェクトを実現すること、または大規模なインフラプロジェクトを成功させ、地域社会の発展に寄与することが目標かもしれません。
このような大きな目標でなくても構わないので、受身ではなく、自分が能動的にやりたいことがその業界や企業であるか徹底的に深掘りしてください。
それを志望動機に織り交ぜることで、その業界や企業で働く意義とやりがいを効果的にアピールできます。
【建設業界の志望動機】建設業界の志望動機を書く時のポイント
志望動機を書く前に実施しておくことが分かったところで、次はより具体的に「建設業界の志望動機を書く時のポイント」を説明していきます。
ここでは特に意識して欲しいポイントとして「企業の独自性に触れる」「一文が40〜50字」「構成をはっきりさせる」の3つに絞って説明していきます。
企業の独自性に触れる
志望動機を書く時のポイント1つ目は「企業の独自性に触れる」ことです。
志望動機とは「私が貴社に入社したい理由」を述べる項目です。
そのため、「建設業界の他の企業ではなく貴社でないといけない!」という理由を伝える必要があります。
これは業界研究をしてから企業研究をすることで明確になった他社との違いを伝えることで解決できます。
この際注意したいのが、福利厚生などの条件面での違いに触れないことです。
あくまでも業務内容や将来のビジョンなどでの独自性に触れるように意識しましょう。
一文が40~50字
志望動機を書く時のポイント2つ目は「一文が40〜50文字」であることです。
一文が長くなればなる程、あなたの文章は分かりづらく読みにくくなることを意識しておきましょう。
しかし、50文字を超えてはいけないということではありません。
具体的なエピソードを書く際には50文字を超えても構いませんし、文字数に縛られすぎるのもよくありません。
大切なのは簡潔に伝わりやすい文章を書くことを意識することです。
構成がはっきりとさせる
志望動機を書く時のポイント3つ目は「構成をはっきりとさせる」ことです。
よく見かける志望動機に「エピソードは凄くいいけど結局何が言いたかったのか分からない」という文章があります。
こういう文章に共通している特徴が、構成がはっきりとしていないため、文章にメリハリがないということです。
あなたが何を伝えたいのかを明確にするために構成をはっきりとさせる必要があります。
その構成の仕方は後の「志望動機の書き方」の項目で詳しく説明していきます。
【建設業界の志望動機】ありきたりな志望動機にしないために
志望動機を書く時のポイントが分かったところで、次は「ありきたりな志望動機にしないために」意識するべきことを説明していきます。
志望動機は企業を受ける理由と一緒に「自分の強みをアピールする」「具体的なエピソードを盛り込む」という認識を持っておくことで、あなたらしい文章にすることが可能です。
自分の強みをアピールする
ありきたりな志望動機にしないためには「自分の強みをアピールする」ということを意識しておきましょう。
ここではアピールすることで大きなプラス評価に繋がる傾向にある強みとして「責任感」「対応力」「向上心」「コミュニケーション能力」を説明していきます。
責任感
建設業界でプラス評価に繋がりやすい強み1つ目は「責任感」です。
建設業界では住居だけでなく商業施設や道路、ダムなどの社会インフラに関わるものに携わります。
そのため、多くの人の暮らしや安全を守るために1つひとつの仕事に責任感を持ち取り組む姿勢がとても大切です。
全ての職種に共通してこの責任感は必要なため、受ける職種問わず好印象を与えることができる強みだと言えます。
対応力
建設業界でプラス評価に繋がりやすい強み2つ目は「対応力」です。
建設業界ではオーナーやクライアントからの要望を受け建物を設計・デザインし、実際に着工します。
その際、急なデザイン変更などの要望が発生することもあり、それに柔軟に対応する必要があります。
また、建設現場では日々人員の変更や作業の進捗状況、資材の在庫数などによって作業工程を組み直したり変更したりすることもあり、それに素早く対応する必要もあります。
そのため、トラブルやアクシデントに対応し、素早く解決に導く対応力が求められます。
向上心
建設業界でプラス評価に繋がりやすい強み3つ目は「向上心」です。
建設業界は日々技術革新が起こる程に業界全体が進むスピードが早い業界です。
そのため、常に新しい情報や技術を学ぶための向上心がないとついていくことは難しいと言っても過言ではありません。
特に技術職や技術開発職に携わる場合、常に情報をキャッチできるようにアンテナを立てておく必要があります。
向上心を持ち自発的に学ぶことができることをアピールできれば、大きなプラス評価に繋がることは間違いありません。
コミュニケーション能力
建設業界でプラス評価に繋がりやすい強み4つ目は「コミュニケーション能力」です。
多くの就活生が勘違いしていることですが、このコミュニケーション能力が生きる職種は営業職だけではありません。
建設現場と事務所を繋ぐ事務職、設計やプロジェクトの管理をする技術職、データを分析する統計職の人であってもコミュニケーション能力は必須の能力です。
チームでプロジェクトを進めることが多いため、仕事を円滑に進めるためには多くの人と連携する必要があります。
積極的に自分からコミュニケーションを取ることができることをアピールできれば、確実に内定に一歩近づくことができると言えます。
具体的なエピソードを盛り込む
ありきたりな志望動機にしないためには、あなたの「具体的なエピソードを盛り込む」ことを意識しましょう。
企業の採用担当者は就職活動の期間中に数多くの志望動機に目を通すことになります。
その中で印象に残るためにはあなたらしさが伝わるような、オリジナリティ溢れる文章にする必要があります。
そのためには他の就活生には書けない、あなた独自のエピソードを文章に盛り込む必要があります。
このエピソードを具体的に書くためには自己分析をしっかりと行っておく必要があるため、事前に取り組んでおきましょう。
【建設業界の志望動機】志望動機を聞かれる理由
志望動機を書く時のポイントや独自性を出すための方法が分かったところで一度原点に立ち戻り、そもそも「志望動機を聞かれる理由」は何かを説明していきます。
ここでは特に見られているポイントとして「企業とのマッチ度を図るため」と「熱意を見るため」の2つのポイントに焦点をあてて説明していきます。
企業とのマッチ度を図るため
志望動機を聞かれる理由の1つ目は「企業とのマッチ度を図るため」です。
志望動機からあなたの就活の軸や価値観、人柄を汲み取ることで、あなたと企業の相性を判断しています。
あなたがどんなに優秀な人材であっても、企業との相性が悪ければ職場で活躍することは難しいと言えます。
また、企業の価値観や社風に合わない環境にい続けることは想像以上に苦痛です。
企業との相性を選考中に確認することは、あなたにとっても大切なことだと断言できます。
熱意を見るため
志望動機を聞かれる理由の2つ目は「熱意を見るため」です。
企業の採用担当者は当然ですが、熱意を持って選考に挑んでくる人材と共に仕事をしたいと考えています。
熱意の伝え方は人それぞれですが、エントリーシートで熱意を伝える場合はこの志望動機の内容を充実させることをおすすめします。
業界・企業研究をしっかりと行い、同業他社との違いをしっかりと認識している上に職種への理解も深い就活生は熱意があると判断される傾向にあります。
志望動機で熱意を伝えるためには事前の準備がとても大切だと言えるでしょう。
【建設業界の志望動機】志望動機の書き方
志望動機が聞かれる理由が分かったところで、次は具体的な「志望動機の書き方」を説明していきます。
構成をはっきりさせることが重要であることは先ほど説明しましたので、ここではその構成の仕方に焦点をあてていきます。
構成の順番通りに「結論:どうしてこの企業を志望したか」「根拠:その企業を志望するに至った経緯」「入社後のイメージ:入社後どのように活躍したいか」の3つに分けて詳しく説明していきます。
結論:どうしてこの企業を志望したか
志望動機を書く時はまず「結論:どうしてこの企業を志望したか」を書きましょう。
結論を最初に書くことであなたが一番伝えたいことが明確になり、結論迷子になることを防いでくれます。
また結論から述べることで後の展開を企業の採用担当者に想像させることができ、話が頭に入ってきやすい状態を作ることができます。
この結論部分はダラダラと書かずに一文にまとめ簡潔に伝えるように意識しておきましょう。
根拠:その企業を志望するに至った経緯
結論が書けたら次はそれを補足する「根拠:その企業を志望するに至った経緯」を書いていきましょう。
この根拠の部分はあなたの過去のエピソードを絡めながら具体的に書くことで、文章の説得力を上げることができます。
具体的にために意識したいことが、文章を簡潔かつ定量的に書くことです。
大学◯年生の時や〇〇年に起きた、〇月にあったなど、数字で書くことで文章がより具体的になり、想像しやすくなります。
入社後のイメージ:入社後どのように活躍したいか
結論、根拠が書けたら最後に「入社後のイメージ:入社後どのように活躍したいか」を書きましょう。
ここで大切なことは、自分の強みを活かしてどう活躍していきたいかを具体的に述べることです。
そのためには自己分析と企業研究が欠かせない要素になってきます。
ここの内容が具体的である程、あなたの熱意が伝わりやすくなります。
その上、再現性の高い内容で書くことができると「一緒に働いてみたい!」と思わせることができるはずです。
【建設業界の志望動機】業種別例文
建設業界の志望動機の書き方やアピールするべきポイントが分かり、「ちょっと書いてみようかな」と感じている頃ではないでしょうか。
しかし、頭では理解できているもののいざ書こうとしても上手く書けないものです。
そこで最後に建設業界の「業種別例文」を用意しました。
ここでは先ほど紹介した代表的な職種である「営業職」「事務職」「技術職」「技術開発職」「施工管理」「統計職」の6つの例文を紹介していきます。
建設業界の営業職の志望動機
私は多くの人々が安心して楽しめる場所に携わりたいと思い貴社を志望しました。
就職活動を始める際に軸として考えているのが、多くの人の笑顔を創造することです。
そこで一番最初に思いついたのが地元にある◯〇という大型商業施設であり、調べてみると貴社が建設したことが分かり興味が湧きました。
説明会に参加すると〇〇分野に特化していることや将来のビジョン、具体的な職種についての理解が深まり、その一員として働きたいと思うようになりました。
私は学生時代にサークルの代表をしており、コミュニケーション能力には自信があります。
この強みを活かし、営業職として多くの顧客の信頼を獲得し、貴社の発展に貢献したいと考えております。
建設業界の事務職の志望動機
私は社会のインフラを支える仕事がしたいと思い貴社を志望いたしました。
私はインフラの中でも特に重要なのは道路だと考えています。
その理由は道路なくして私たちの生活は維持できませんし、発展もないと感じているためです。
そう考えている中、貴社が道路の建設・施工に強みを持っていることを説明会で知り、私もそのサポートをしたいと強く感じました。
また、貴社の掲げている環境に最大限配慮した物作りをすることにも強く共感いたしました。
私は学生時代にしていた居酒屋のアルバイトの経験から、様々な状況に対応することに慣れています。
この強みである対応力を活かし、事務職として現場と事務所を繋ぐ仕事に就きたいと考えています。
建設業界の技術職の志望動機
私は人々が見ただけで感動するモノづくりに携わりたいと考え貴社を志望しました。
私は趣味でサッカー観戦に出かけるのですが、その際貴社が手がけた〇〇スタジアムを見てその美しさに感動しました。
それと同時に、私も見ただけで感動するような建造物を作る仕事に就きたいと感じました。
貴社は業界内でもデザイン性や機能性に優れた建造物を作ることを得意としており、私のしたいことを体現していると感じました。
私は学生時代にデザインの勉強をしており、大学3年生の時には500通の応募がある建造物デザインコンテストで優勝経験があります。
このスキルや経験を活かし、見た人を感動させるような建造物の建設に挑戦したいと考えております。
建設業界の技術開発職の志望動機
私は建設業界の仕組みを変えたいと思い貴社を志望しました。
貴社が建設業界の中であらゆることに先行して取り組んでいることに感銘を受けました。
私の父は建設業界で仕事をしており、現場で作業中に事故にあった経験があります。
その際に父が言っていた現場は常に危険と隣り合わせだという言葉が忘れられません。
しかし、貴社が取り組んでいる作業の効率化・デジタル化を進めればそのような危険な作業を大幅に削減できると感じています。
私は学生時代にAi技術の研究を行い、学内の論文大会で優勝した経験があります。
この技術力を活かすことで、建設業界の仕組みを変えることができると信じており、貴社でそれを成し遂げたいと考えております。
建設業界の施工管理の志望動機
私は地図に載るような建造物に携わりたいと思い貴社を志望しました。
私の小さい頃からの夢は自分で建てたものが地図に掲載されることです。
その思いを胸に就職活動をしている中で、貴社がダム建設に強みを持っていることに興味を持ちました。
ダムは実家の近くにもあり、よく近くまで散歩していたことを思い出しました。
それに加え、河川の水量の調整や貯水など、あらゆる場面で私たちの生活に影響を与えている建造物であることを再認識できました。
私は大学時代に部員150人いる部活動で主将を務めており、マネージメント能力には自信があります。
入社後はこのスキルを活かし、施工管理職として安全な現場の実現に貢献したいと考えております。
建設業界の統計職の志望動機
私は強みであるデータ分析のスキルを活かし、街の発展に貢献したいと考え貴社を志望しました。
私の地元には大きな駅ビルがあり、その施設ができてから駅で降りる人が増え、街に活気が生まれました。
その結果移り住んでくる人も増え、さらに活気が生まれるという好循環を目の当たりにしました。
その駅ビルというのが貴社が建設した〇〇です。
先日の説明会でビルを建てる際には多くのデータを元に分析した情報が欠かせない要素の1つであると知りました。
私は研究室での経験から、多くの情報を分析し成果に繋げることができます。
この能力を活かし、多くの街の発展に貢献できる建造物を世の中に作り出していくサポートをしたいと考えております。
まとめ
建設業界はオフィスビルや商業施設だけでなく、道路やダムなどの社会インフラを支える建造物にも携われる業界です。
かつては危険でキツいイメージが先行して志望する就活生が少なくなっていた時期もありますが、技術革新もあり近年は人気の業界の1つとなっています。
そのため、志望動機はしっかりと考え対策する必要があり、業界・企業研究や自己分析を事前に取り組む必要があると言えます。
構成は結論・根拠・入社後のイメージの3つに分けることで、相手に伝わりやすい文章を作ることができます。
あなたの経験や印象的な出来事を上手く活用し、独自性のある志望動機を作って行きましょう!