【地銀志望者必見】インターンの志望動機の書き方を紹介!

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要約

就活生の写真 地方銀行でのインターンを希望する就活生へ、説得力ある志望動機を作成するための解説です。

メガバンクではなく地方銀行を目指す理由や、自分の考えを明確に伝えるための手法などのノウハウを詳しく紹介します。

地方銀行の概要や志望動機の例も含め、地方銀行でのインターン志望動機の書き方をわかりやすく説明します。

はじめに

地方銀行はメガバンクと比べて華やかさが薄いイメージがあるのは事実でしょう。

それでも就活生からは人気の高い志望先でありライバルも多いため、インターンと言えど志望動機はしっかり作成する必要があります。

全国展開するメガバンクと比べれば仕事で携わる範囲も縮小しますが、それを承知のうえでなぜ地方銀行を目指すのか、採用担当者は納得できる理由を志望動機から見つけようとしています。

もちろん就職すれば転勤などの心配がないといった条件的なメリットもありますが、それでは採用担当者の心には響きません。

志望動機では地方銀行ならではのポイントをしっかりと押さえ、インターンで実現したい目標を伝えることが重要です。

インターンと本選考の志望動機の違い

多くの就活生が疑問に思うのが、インターンの志望動機と本選考の志望動機には何の違いがあるのかという点です。

近年インターンに応募する就活生が増えていますが、中には「何となく」「みんながやっているからとりあえず」応募している就活生も一定数存在します。

銀行に限らずインターン実施先が志望動機を聞く意図は、志望度の高さやマッチングだけでなく「目的意識」の有無です。

つまりそこに就職したいという意思だけでなく、インターンで実現したいことが何なのかを意識することが重要になってきます。

インターンの志望動機とは

インターンの志望動機は、単にその仕事を経験してみたいからと答える就活生は多いでしょう。

もちろんそれはそのとおりなのですが、そこでもう一度、なぜその業界なのかなぜその地方銀行で経験してみたいのかを自問してみるのが一番です。

地方銀行は金融業ですので、ほかにもたくさんのジャンルがあります。

そもそも地方銀行と一言でいっても数多あり、なぜその地方銀行の仕事を経験したいのかの理由にはなりません。

こうして自問自答することで、自分がインターンに何を求めているかが見えてくるようになります。

また、自分の将来の夢や目標がすでに定まっている場合と、まずはインターンへ参加することが第一優先である場合とでは志望動機も変わってくるでしょう。

今自分がどこに立っていて、どこを見ているのか、どんな状態なのかをあらためて知るには、自己分析も有効です。

インターンの志望動機の書き方については詳しい記事がありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

本選考の志望動機とは

本選考の志望動機は、「そこに就職したい」というはっきりとした意志が固まっていることが大前提です。

インターンの場合はまだ「経験してみたい」という段階、つまりまだ手探りの部分があることも基本的には許されます。

またインターンにはさほど志望度が高くない学生にも広く参加してほしいと考える実施先もあります。

ただ本選考となればそういった曖昧な部分があってはいけませんし、それだけ本気度の高さを強くアピールする必要が生まれます。

本選考では応募先が自分たちの求める人物像に当てはまるかどうかもチェックしますので、入行後にミスマッチが起こらないことにも意識が必要です。

自分が将来やりたいことがそこでできる仕事と一致していることがもっとも重要であり、だからこそ志望したという構成にすることが何よりも大切だと言えるでしょう。

ここがインターンの志望動機と大きく異なる点です。

そもそも地方銀行とは?

地方銀行でのインターンを希望するなら、当然、地方銀とは何かを深く理解しておく必要があります。

生活で身近にあり、いつも何気なく利用しているから知っているような気がしているだけかもしれません。

ここであらためてまとめておきましょう。

地方銀行の特徴とは

地方銀行は率直にいって目立たない印象で、メガバンクのように華々しいイメージはありません。

その代わり地域に密着した営業基盤を持っていることが何よりの強みです。

全国地方銀行協会に加盟している銀行を指しますが、その名のとおり地方に集中して展開する銀行です。

ただし規模が小さいと考えるのは早計で、協会全体で見れば相当な規模になります。

地方銀行の特徴はその使命にあり、特定地域の中小企業など有望な企業に融資し、その成長をサポートすることにあります。

顧客企業を取り持ち新たな企業価値を生み、地域経済を支えることが重要な役割です。

地場産業を支える強力なパートナーであり、その特徴からそのエリアではメガバンクより絶大な影響力を持つことも少なくありません。

メガバンクとは何が違う?

メガバンク網羅しているエリアの幅が広いことが特徴であり、地方銀行エリアは狭いものの地域と深く密着していることが特徴です。

担当地域の細かい情報にも精通し、地域社会と厚い信頼関係を構築しているのは地方銀行です。

過去の不況の折にはメガバンクによる貸し渋りや貸し剥がしなどが社会問題になったことがありますが、地方銀行ではそうしたこともほとんど起こりません。

メガバンクが特定地域とともに発展したり地域社会を後押ししたりすることはありませんが、地方銀行はまさにそちらをメイン業務としている点が一番の違いです。

わかりやすいのが支店やATMの数で、利用促進のためエリア内に多く構えているのは地方銀行のほうです。

メガバンクは郊外に支店やATMを設置しませんが、地方銀行はどこにいても地域生活者が困らないよう、利便性を第一に考えるのが一般的です。

また地方銀行は積極的に地域のイベントを主催したり協賛したりしますが、メガバンクがそうした活動をすることはほとんどありません。

地方銀行に求められている人材とは?

地方銀行が求める人物像は把握しておく必要がありますが、優秀な人材を求めていることには変わりありません。

仕事内容もメガバンクとさほど差はありませんので、それを踏まえたうえで必要な要素をまとめてみましょう。

ポイント①

地域社会とともに成長するのが地方銀行の理念ですので、その地域が好きで貢献したいという熱意があることは重要です。

ただし地域密着型だからといって、地元出身者でなければならないというわけではありません。

動機の面からして地元出身の就活生が多くなることは事実としてありますが、採用されるのは地元以外の就活生でも変わりません。

銀行も優秀な学生の取り合いになっているため、地元以外でも担当地域に愛情を持って仕事に臨んでくれるなら、ぜひ受け入れたいと考えています。

とは言えライバルは地元出身者が多いですし、そうでなくても地域の情報に詳しい就活生が大勢応募してきます。

営業区域についてはあらかじめよく調べ、地域社会の情勢や生活者の実態などは把握しておく必要があります。

ポイント②

インターンなので、まだ明確にその銀行を志望するかは定まっていない場合もあるでしょう。

ただ、社会に数多ある業界の中でこのジャンルを選び、その銀行を指定する以上、なんらかのビジョンは見えている必要があります。

もし地方銀行に入行したらこんなことをしてみたい、もしかしたらこんなこともできるかもしれない、そんな将来のビジョンがある学生のほうが選ばれやすいのは事実です。

たとえばその地域の地場産業を活性化させたいもっとここに力を入れれば全国へ発信できる産業に成長させられるといった、地域社会活性化の夢を掲げるのもよいでしょう。

そうした熱意もその地域を知っているからこそ出てくるビジョンですので、やはり強い愛情が基盤になると言えます。

地方銀行の志望動機を考えるステップ

なぜインターンを希望するのか、掘り下げるときに自問自答を繰り返すのはおすすめの方法です。

そこで得た結果を志望動機としてまとめるため、以下のステップに沿ってロジカルに構成していきましょう。

金融業界を志望した理由

まず、「なぜ金融業界を志望しようと考えたのか」を考えます。

地方銀行はもちろん金融業界に属しますので、自分がどうして金融業界に興味を持ったのかを考えてみましょう。

ここで有効なのが業界研究です。

金融はそもそも、資金のあるところが必要とするところに融通することを指します。

業界内には各業種があり、銀行はもちろん証券会社や生命保険会社、損害保険会社、資産運用会社などがあります。

よく金融は経済活動の血液と言われますが、確かにお金の流通なくしては経済は成り立ちません。

生活になくてはならないもの、社会になくてはならないものに携わりたいと考えるのは自然なことですので、自分が金融のどの部分に興味を持っているかを掘り下げてみましょう。

銀行を志望した理由

次に、なぜ銀行でインターンをしたいのかを考えてみましょう。

たとえば金融業界に興味を持ったのだとすれば、証券会社でも生命保険会社でもよいはずです。

なぜそちらではだめなのか、その理由は自分の中にしかありません。

もっとも本音だとしても、競争率が低そうだったから、楽に内定がもらえそうだったからなどというものでは、選考にとおらないことはいうまでもないことです。

たとえば、証券会社ではどの企業でも扱う商品が同じだという特徴があります。

違う企業でも同じ証券商品を扱うことになり仲介業がメイン事業になるため、自分のやりたいこととは異なるという考えもあるでしょう。

地方銀行を志望した理由

銀行である理由が定まったら、銀行の中でもメガバンクではなく地方銀行を志望する理由を考えます。

このステップでは、自分が地方銀行で何を実現したいのかをしっかり考えましょう。

応募先は学生が目的意識を持ってインターンに臨んでいるのか、単に周りにあわせてとりあえずエントリーしているのかを見ています。

自分が目的を持ってインターンに参加したいと考えていることを、ちゃんと伝えられるようにしましょう。

また地方銀行でしか成し遂げられないことを明確にするのも大切です。

先にも述べたように、地方銀行は地域社会の成長を支えることが使命であり、一緒に発展することを目指して仕事をします。

そうした活動の中から自分のやりたいことを見つけ出すのは、さほど難しい作業ではないでしょう。

その企業を志望した理由

最後のステップは、その地方銀行を選ぶ理由です。

前述したとおり必ずしも出身地の地方銀行を希望する必要はありませんし、全国地方銀行協会に加盟している銀行は2020年10月現在、全部で63行存在しています。

比較的規模の大きい第一地銀と規模の小さい第二地銀を合わせると102行ありますが、その中からどうしてそこを選んだのかは、やはりその地域に対する思いを述べる必要があります。

地域社会に対してどういった貢献をしたいのか、そこで何を実現したいのか、自分でしっかり考えをまとめてみてください。

その地域で現在どのような取り組みが行われているかを調べることも大切です。

回答例

それでは地方銀行のインターン志望動機について、回答例をまとめます。

ここで紹介するのはあくまで例ですので、実際には自身の思いに沿って、相手に響く志望動機を作成してください。

回答例①

私が貴行のインターンシップへの参加を志望するのは、生まれ育った地元に唯一ある地方銀行で、地域の中小企業活動を支える仕事を経験したいと考えたためです。

私の実家は~市にあり、子供のころは近くの~商店街を遊び場のようにして育ちました。

ところが中学、高校と進学するにつれ、商店街にはシャッターを閉めたままの店が増え、現在ではすでに半数程度の営業数にまで減少しています。

こうした地域の経済状況を少しでもよくするため、何が必要か考えることから金融業界に興味を持ち、企業研究で地方銀行の使命に強い興味を惹かれました。

私は大学時代にサークルでさまざまなイベント活動を行いましたが、その際、何をするにもまずは資金が必要であることを実感しました。

地域活性化のためのイベント企画なども考えてみましたが、やはり最初の一歩を踏み出すためには、資金力という支えがなければなりません。

こうした経験からも、法人渉外による地元の中小企業のサポートを経験するため、貴行でのインターンを志望いたしました。

将来的には地元産業と一緒に発展できる仕事に携わりたいと考えます。

回答例②

私は子供のころから生活と切っても切れない「お金」の働きに興味があり、お金に関わる問題を解決できる仕事に就きたいと考えておりました。

この度貴行においてインターンシップが行われることを知り、ぜひ~市の地域社会に貢献したいと考え、参加を志望いたしました。

私は地元出身者ではありませんが、高校時代にテレビ番組の特集で、貴行の地域活性化の取り組みについて拝見したことを鮮明に覚えています。

そのときの内容は、海外資本に買収された企業の~市の工場が、エンプロイー・バイアウトにより従業員が経営権を取り戻し、独立するのを支援するというプロジェクトでした。

メガバンクであれば成し得ない、地方銀行だからこそできる熱い取り組みに強く心を打たれ、自分もいつかこうした意義ある仕事に携わるのだと決めた思いは今も変わりません。

貴行に入行した暁には貴行にしかできないプロジェクトに関わり、銀行業務以外にもさまざまな活動を通じて多面的に地域貢献したいと考えております。

まとめ

地方銀行では現在、優秀な学生の取り合いになっているのは事実です。

地域社会への貢献が使命となる地方銀行ですが、地元出身の学生ばかりではなく、広く就活生が応募しているのが現状であり、銀行側も受け入れを強化しています。

インターンとはいえマッチングはチェックされますし、何よりその学生が目的意識をきちんと持って参加表明しているのかどうかは、厳しく見られていることを理解しましょう。

本選考ではないものの、その地方銀行での実務経験を希望する理由、その地域でなければならない理由は明確にしておく必要があります。

インターンで実現したいことに触れるのはもちろんですが、自分が入行した際にどのようなビジョンを目指して働きたいかも考えることが大切です。

ぜひ、魅力的な志望動機を作成してください。

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