総合商社のWEBテスト方式は何が多い?対策方法やポイントまで徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就活でWEBテストが課されるケースは年々増えています。

総合商社は人気の業種でもあるため、高い確率でWEBテストを受ける必要があるでしょう。

今回は、WEBテストを受ける際の対策やポイントを解説します。

最後まで読んで、ぜひ参考にしてください。

【総合商社WEBテスト】人気な総合商社はテストの何度難度が高い

最近では多くの企業で実施されているWEBテストですが、学生に人気の高い総合商社でももちろん実施されています。

また、人気のある企業においては当然受験する学生も多くなるため、最初の段階のWEBテストで振るいをかけられます。

このため、基準の点数を下回ってしまった場合には、容赦なくその段階で不合格になるでしょう。

総合商社では倍率が高く、その分難易度も高いため、しっかりとした対策を行って臨む必要があります。

【総合商社WEBテスト】近年SPIよりGAB形式が多い

WEBテストには多くの種類があり、シェアの一番高いテストはSPIです。

しかし、最近では人気の商社の多くがGAB形式のテスト試験を実施しています。

三菱商事や三井物産、伊藤忠商事などの大手の総合商社では、GAB形式のテスト試験が実施されているため、受験を検討している方はGAB形式の対策が必要でしょう。

GAB形式は、新卒総合職採用のために開発されたテストであり、SPIなどと比べるとまだまだ知名度は低いものの、さまざまな企業の新卒採用で使われています。

【総合商社WEBテスト】GABテストの特徴とは

GABは企業の指定する会場で受験するスタイルのペーパーテストです。

マークシート形式で行われるテストで、「言語理解」「計数理解」「パーソナリティ」の3つで構成されており、所要時間は3つの試験の合計で90分です。

GABの難易度は適性試験の中でも、難しい適性試験であるといわれており、高得点を獲得するためには理論的に考える力が必要といわれています。

また、問題数は公表されていませんが、問題数に対しての制限時間は短いといわれており、難易度が高いといわれる理由の1つでもあります。

C-GABという形式もある

GABの受験方式の1つにC-GABという形式もあります。

こちらは、テストセンターのPCで行う形式であり、言語理解、計数理解の他に英語の科目が必ず追加されます。

GABでは言語、計数合わせて60分の制限時間でしたが、C-GABでは英語も科目も加わった上で、制限時間が40分と短いのが特徴です。

また、パーソナリティテストは自宅で行われます。

総合商社では、三井商事、住友商事、伊藤忠商事などで、前年度C-GAB形式での試験が実施されています。

【総合商社WEBテスト】対策を始める時期

WEBテストにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があるため、個別の対策が必要です。

対策を始める時期は、当然早ければ早いほど良いのでしょうが、一般的にはいつころから始めると良いでしょうか?

対策を始める時期について解説します。

本選考であれば大学3年の冬から

新卒採用の本選考はおおむね3月ごろから始まります。

このため、遅くても前年の12月ごろまでには取りかかっておいた方が良いでしょう。

試験には慣れや、繰り返し解くことが大切なため、最低でも3か月以上前には対策を始めておいた方が良いです。

しかし、この時期は同時に就職活動を始める時期でもあるため、何かと忙しくなる事が考えられます。

対策がおろそかにならないように、できるだけ早めに取り組む事を意識しましょう。

近年は選考が早期化している

近年の就職活動では、さまざまな要因により、活動の早期化が進んでいるといわれています。

人気企業や大手企業の本選考の時期が変わる可能性は少ないと思いますが、その他の企業では、早まる傾向があるといわれています。

一部の企業では、大学3年生の春ころから募集を始めている企業もあるといわれ、売り手市場の現在では、極力早めに囲い込みを行いたい意向もあるため、この傾向は変わらないでしょう。

このため、対策はできるだけ早めに始める方が有利であり、大学3年生の春から始めておいた方が良いでしょう。

【総合商社WEBテスト】効果的な勉強方法

WEBテストの受験に向けて、効果的な勉強方法をいくつか紹介します。

限られた時間の中での対策は、過去に受験してきた人たちの効果的な勉強方法を踏襲して実施するのが一番効果的です。

いくつかの具体的な勉強方法を紹介しますので、自分に合ったものを試してください。

問題集を繰り返し解く

GABのテストで一番難しい部分が時間配分といわれています。

1問に時間を使いすぎて、最後まで解くことができなかったといった話しは、良く聞かれる失敗談の1つです。

このため、短時間で情報を処理する能力を身につけるためにも、問題集を繰り返し解くことが有効な対策です。

能力を急激に上げる事は難しいですが、繰り返し行う事で慣れていくため確実にスピードは上がります。

1つ解答するのに、どれだけの時間がかかるのかを意識しながら解くと、さらにスピードアップにつながります。

時間配分を意識する

前述したように、GABのテストにおいて時間配分は重要なカギです。

GABは誰もが難しいとの印象を受けますが、それは時間配分による影響が大きいといわれています。

多くの受験者が時間が足りなくて苦しんだ経験を持っており、試験後の感想でも時間が足りなかったと話す学生が多いのが特徴です。

このため、自分が解ける問題は時間をかける事なく解き、難しい問題では時間を調整しながら解くといった技術を身につける必要があります。

出題形式のパターンを見つける

参考書や過去問題を使用して学習する際には、問題を解くことに集中するだけではなく、問題のクセや解き方をパターン化して覚えるとスピードアップにつながります。

出題問題には必ず傾向が存在します。

この傾向を覚え、数値や文言が多少入れ替わっている問題は即座に対応できるようにしておきましょう。

無理に傾向を見つけようと、気を取られすぎる必要はありません。

繰り返し問題集を解く事で、自然と身についていきますので、複数回繰り返す事を意識して取り組みましょう。

使用する参考書を絞る

テスト対策のために、新たな参考書を終えるたびに何冊も買いなおす人がいますが、あまりおすすめの対策ではありません。

さまざまな参考書の問題を解き、多くの問題に精通するよりも、同じ参考書を何度も解き続け問題の傾向やパターンを理解する方が、効果的に学習ができます。

同じ参考書を何度も繰り返し解く事で、出題傾向が確実に理解できます。

いろいろな参考書を解かないと不安になる気持ちもありますが、できるだけ1つか2つ程度に絞り、繰り返し解く対策をおすすめします。

【総合商社WEBテスト】GABを回答する際のコツ

試験を行うにあたって、いくつかのコツがあります。

このコツを理解する事で、スピードアップにつながったり、効率良く問題を解くことができます。

3つのコツを紹介しますので、ぜひ実践でも使用して、WEBテストの合格を勝ち取りましょう。

言語理解・英語は設問から概要を把握

言語理解や英語の問題では、長文問題が多いため問題文が長い特徴があります。

そのため、長文問題を読んで意味を理解してから、答えを検討していては制限時間に間に合わなくなるでしょう。

このため、先に選択肢を読んで、どのような事を問われているのかを把握してから長文を読む事で

スピードアップにつながります。

同時に長文の内容も理解しやすくなる効果がありますので、おすすめです。

多少の訓練が必要だと思いますが、すぐに慣れるでしょう。

計数理解は図形の読み取りスピードが重要

計数理解は図形やグラフを見て問題を解いていきます。

このため、図形などを読み取るスピードはかなり重要です。

この読み取る能力は、短期間で習得できるものではないため、参考書などを利用して重点的に問題を解く訓練が必要です。

ただし、計算自体は与えられた選択肢から最適なものを選んでいくため、計算で大まかな答えが導き出せれば正解は見つける事ができるでしょう。

参考書を活用して、何度も問題を解くことで慣れと、解き方の型が身につけられるように対策を行ってください。

性格診断は一貫性をもつ

性格診断では、問題を解いて点数を獲得していくといった要素がないため、あまり積極的に対策している人はいないかもしれません。

しかし、性格診断の結果によっては落とされる場合もあるため注意が必要です。

代表的なものとしては、回答がどっちつかずであったり、適当にやっていると判断された場合は危なく、落ちる可能性も出てくるでしょう。

このため、性格診断では一貫性を持って回答していく事が一番重要です。

できるだけ、回答を操作しようとせずに、ありのままで答えていく方が良いでしょう。

まとめ

総合商社向けのWEBテストでのポイントなどについて解説しました。

理解できたでしょうか?

WEBテストは多くの企業で実施されており、種類も数多くあるため、必ず事前に対策しておく事が必要です。

紹介した内容を参考にして、十分な対策を行い、WEBテストで落ちる事がないようにしていきましょう。

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