HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活の自己PRでは、何を売り込んだら良いでしょうか?
得意な分野を売り込めば良いと思いますが、観察力なども評価してもらう事は可能でしょうか?
今回は、自己PRで観察力をアピールする方法を解説します。
例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
観察力で自己PRを作成したい人
自己PRに自信がない人
書類選考を突破したい人
観察力を強みとしてアピールする方法
書く際の注意点
観察力を用いた例文
【自己PRで観察力】自己PRとは
自己PRは就活の場面で使用される事が多く、おもにesや面接で聞かれる事が多い質問の1つです。
自分のスキルや能力をアピールする場であり、自分の強みを最大限にアピールして理解してもらう事が大切です。
企業が自身を採用する上でのメリットを示して、入社後にいかにして活躍できるかを売り込み、評価をもらうために自己PRを行います。
企業に評価されるかどうかは非常に重要であり、企業が求める人物像に合わせてアピールを行う必要があります。
【自己PR】観察力とは
観察力とは、周囲の状況や人々の行動、物事の変化を細かく注意深く見て、そこから情報やヒントを得る能力のことです。 この力は、単なる注意深さだけでなく、得た情報を分析し、それを次の行動や判断に結びつけるスキルも含みます。 観察力が高い人は、他人の言動や環境の微細な変化に敏感であり、問題の早期発見や適切な対策を講じることが得意です。 たとえば、職場において同僚が困難な状況にあることをいち早く察知し、適切にフォローすることでチーム全体の効率を高めることができます。
【自己PR】観察力には種類がある
観察力と一言でいっても、いくつかの種類に分類される事をご存じでしょうか?
大きく分けると3つの種類の観察力に分けられます。
ここでは、3つのそれぞれの特徴を解説します。
どれが自分に当てはまるかを考えながら、ご覧ください。
自己観察力
1つ目は自己観察力です。
自己観察力とは、自分の内面についての観察力を指します。
この能力の高い人は、セルフコントロールに長けているため、内省的に物事を考え判断する事ができます。
また、ストレスへの対処を上手にできる人が多く、自分をセルフコントロールできるため、目標達成能力が高い事が特徴です。
このため、自己観察力の高い人は、目標達成能力の高さも同時にアピールすると、さらに内容は良くなるでしょう。
状況観察力
2つ目は状況観察力です。
これは、その言葉通り状況を観察して判断を行う能力を指します。
自身がおかれた状況などの把握に長けており、対処に必要な情報を集める事ができます。
その場の空気を読む事が得意であり、この能力のある人はトラブルなどへの対応力が高いことが特徴です。
さまざまなイレギュラーな事態への対応能力も高く、企業の担当者からも良い評価を受ける事ができます。
このため、状況観察力を活かしてトラブルなどを未然に防いだり、解決する能力が高い事をアピールするのが良いでしょう。
人間観察力
最後は人間観察力です。
観察力と聞くと、人間観察力の事を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
この能力は周囲の人間を観察して、情報収集し相手の気持ちなどを把握する能力を指します。
人間観察能力は、人間関係の柔和やトラブルの回避などに役立ちます。
また、この能力に優れている人材は、言葉だけではなく表情やしぐさから相手の真意を読み取る事も得意としており、少ない手がかりからでも、気持ちを読み取りトラブル回避が可能です。
【自己PR】観察力がある人に向いている職業
観察力は、細かい変化や状況を注意深く見つめる能力です。 このスキルは、多くの職業で必要とされ、特に周囲の情報を分析し、適切な行動や判断をする力が求められる場面で役立ちます。 ここでは、観察力が重要な職業について、それぞれの具体的な内容を解説します。
マーケティング職
マーケティング職では、観察力が非常に重要です。 この仕事では、消費者の行動や市場の動向をデータとして観察し、それをもとに傾向やパターンを読み取る力が求められます。 観察力が高い人は、数値データだけでなく、消費者の心理や社会的なトレンドも注意深く分析できます。 たとえば、新商品の売上が伸びない場合、その理由をデータや顧客の声から察知し、改善策を立てることが可能です。 さらに、観察力を活かして競合他社の戦略を分析し、効果的なマーケティング施策を打ち出すこともできます。
カウンセラー
カウンセラーは、クライアントの言葉だけでなく、表情や仕草、声のトーンからも情報を読み取る必要があります。 観察力は、相手の深層心理や悩みを理解し、適切なアプローチをするための重要な能力です。 たとえば、クライアントが言葉では「大丈夫」と伝えていても、表情や態度から本心を察知することが求められます。 また、話している内容だけではなく、沈黙や間の取り方からも、心理状態を読み解く力が必要です。 観察力のあるカウンセラーは、相手が気づいていない問題点や解決の糸口を見つけることが得意です。
営業職
営業職では、顧客のニーズや要望を的確に把握する観察力が必要です。 ただ商品を売るだけでなく、顧客の表情や反応、質問内容から潜在的なニーズを読み取る能力が求められます。 観察力が高い営業担当者は、顧客が何を求めているのかを迅速に理解し、それに応じた提案を行います。 たとえば、商品の特徴だけでなく、顧客が抱える問題や悩みに寄り添った説明をすることで、信頼関係を築くことができます。 さらに、観察力を活かして顧客の反応から次の行動を計画し、長期的な関係を構築することが可能です。
教育職
教育職において観察力は、生徒一人一人の個性や理解度を把握し、適切な指導を行うために必要なスキルです。 生徒の得意な分野や苦手な分野を見抜き、それに応じた教育方針を柔軟に調整する力が求められます。 観察力のある教育者は、生徒の小さな変化にも敏感に気づきます。 たとえば、授業中の態度や提出物の内容から、学習の進捗状況や理解度を察知します。 さらに、観察力を活かして、生徒同士の人間関係や学校生活の中での困難にも早期に対応できます。
研究職
研究職では、観察力が求められる場面が多くあります。 研究対象を注意深く観察し、そこから得られるデータや現象を分析することが仕事の中心です。 たとえば、実験結果のわずかな変化や、仮説に対する予期せぬ現象にも気づくことが必要です。 観察力が高い研究者は、他の人が見過ごすような細部にも着目し、新たな発見を生み出すことができます。 また、得られたデータをもとに、次の仮説や研究計画を立てる力にも観察力が活かされます。
自己PRで観察力をアピールするポイント
観察力を自己PRの中で売り込むためには、いくつかのコツがあります。
これらの点を理解して文章を構成する事で、分かりやすく、担当者に伝わりやすい文章が作成できます。
読みやすい文章の構成を紹介しますので、上手に活用していい評価をもらえるようにしましょう。
まず結論を書く
最初のポイントは、まず結論から書く事です。
まず最初に結論を短く書く事で、簡潔に要点が伝えられます。
逆に冒頭から長くエピソードなどを書きはじめると、要点が分かりにくい文章になり、最終的には何が伝えたかったのかが分かりにくい文章になる可能性が高くなります。
このため、最初の書き出しでは、結論から入り、できるだけ簡潔に書くのが良いでしょう。
読みやすい文章を作成する事で、担当者からの評価も高まります。
具体的なエピソードを書く
次に結論に関連する具体的なエピソードを書きましょう。
このエピソードについては、信ぴょう性を持たせる必要があります。
特に観察力をアピールするためには、何らかの問題を解決したり、困難な課題に対して立ち向かい解決したエピソードなどをアピールする必要があります。
このためには、数字などを使ってできるだけ詳細に伝えるのが効果的です。
その時の状況や、心境などを深掘りし、担当者にうまく伝わるようにアピールしましょう。
仕事への活かし方を書く
最後は、今後の仕事への活かし方を書きまとめます。
アピールしたい能力である観察力を活かして、どのように活躍するのかや、どのように会社に貢献できるのかといった部分を明確にして説明する事で、採用担当者も働いている姿をイメージしやすくなります。
ここでは、うまく伝える事で会社への自身の志望度をアピールする事も可能です。
このため、能力を活かして仕事で活躍する様子を具体的にしっかりと伝える事が重要です。
【観察力で自己PR】アピールする際の注意点
次に注意点についてをいくつか紹介します。
これらの注意点に気をつけて作成しなければ、逆に評価がマイナスになる可能性もあります。
以下に紹介する点に注意を払いながら作成を進めて、しっかりと評価が受けられる自己PRを完成させましょう。
完璧主義という印象を付けない
観察力が高いと売り込む事で、細かい部分まで観察する完璧主義であるとの印象を与えやすくなります。
完璧主義は一見、良いイメージを与えると思われますが、評価としてはマイナスのイメージの方が強いでしょう。
これは、完璧主義の多くの人は常に周囲の評価を気にする傾向があり、失敗を恐れて始動が遅くなるなどのデメリットがあります。
このデメリットの部分が評価に影響し、マイナスのイメージを与えてしまいます。
このため、観察力が高い事を売り込んだとしても、完璧主義者ではないと理解してもらう事が重要です。
観察力が高いからこそ、行動できたエピソードなどを中心に話す事で印象は変わってきますので、活用すると良いでしょう。
人間観察力はアピールしない
観察力が3つの種類に分けられる事は紹介しましたが、その中の1つである人間観察は積極的に売り込まない方が良いでしょう。
人間観察力は受動的な印象を与えやすいためです。
今後、仕事を行っていく上で、受動的な人材よりも自分で考え主体性のある能動的な人材の方がより好まれやすいでしょう。
また、人間観察は自分も観察されているかもしれないといった印象を与えやすい傾向があります。
特に何もない人であっても、必要以上に他人から観察される事は良い気がしないでしょう。
自分が観察されていると知れば、不快感を感じる場合もあると思います。
これらの事から、人間観察はあまり好まれないため、全面的に売り込むのは避けた方が良いでしょう。
自己分析をしっかりと行う
自己PRを作成する前に、自己分析を行う事は重要です。
自分の事を知らなければ、アピールはできないですし、自己分析を行う事で自分では分かっていなかったアピールポイントに気づける場合などもあります。
特に、自身が観察力に優れている事に気づいていても、具体的にどのような点に優れているかが分かっていない人や、どの点をアピールしたら良いかが分からない人は、自己分析を行う必要があるでしょう。
過去の経験を思い起こして、自分から行動できていた事を見つけ出し、観察力についてを説明できるようなると内容は良くなりますので、実施してみてください。
洞察力との違いを明確に
観察力をアピールする上では、洞察力と混同しないように気をつける必要があります。
これらは、ニュアンスも似ているため同じ意味合いと混同している方も見受けられますが、異なる意味を持っていますので、双方をしっかりと理解して使い分ける事が大切です。
観察力は、周囲に気を配るなどで状況を把握したり、自身の内面の状況や状態を理解する情報収集能力の事を言います。
これに対して、洞察力は物事の本質までを見抜く深い考えができる事を言います。
端的に表現すると、観察力が表面的な部分を見る事に対して、洞察力は見えていない部分を見抜くといった大きな違いがあります。
これらの違いをしっかりと理解して、自己PRを行う事が重要です。
観察力という言葉を使わない
自己PRを作成する際に、観察力という言葉を直接的に使うのは避けた方が良いでしょう。
1点目に観察力は言葉の意味の幅が広いため、どのような事を指しているのかが分かりにくくなってしまいます。
2点目としては、完璧主義という印象が強いためです。
完璧主義との印象を与えない方が良い事は前述しましたが、マイナスの印象を与える可能性が高いため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
これらの理由からも、観察力を直接的に表現する事は避けて、別の言葉に置き換えて伝えた方が良いです。
「周囲に気配りができる」や「現状から自分の行動をすぐさま考え実行できる」など前の文章や全体の流れに合わせて適切な表現に言い換えながら、自己PRを作成しましょう。
【自己PRで観察力】エピソード別の例文集
ここまで紹介してきた内容を踏まえて、観察力をアピールした自己PRの例文をいくつか紹介します。
自己観察と状況観察に分けて、それぞれ紹介していますので、自分のアピールしたい内容に合わせて参考にしてください。
例文×観察力×ゼミ活動その1
例文×観察力×ゼミ活動経験その2
例文×観察力×アルバイト経験その1
例文×観察力×アルバイト経験その2
例文×観察力×サークル活動その1
例文×観察力×サークル活動その2
例文×観察力×趣味
例文×観察力×ボランティア活動
例文×観察力×長期インターン経験
例文×観察力×部活動経験
例文×自己観察力×ゼミ活動その1
私の強みは何か問題があった際にすぐに行動し、修正ができる事です。
大学時代のゼミ活動では、英語力を試すコンクールに参加しました。
優勝を狙って、すぐに練習と資料の作成に取り掛かりましたが、講師の先生から良い評価をもらう事ができずにかなりの苦戦をする事になりました。
そこでチームで協力し、言いやすい部分をお互いに教え合い、意見交換する時間を多く取るなどの工夫を行い、見事に優勝する事ができました。
この経験から、問題があった際にはそれらを客観的に捉えて考え直す事で、良い方向に導ける事を学びました。
入社後も、この経験を活かして問題が発生した際にはすぐに行動を起こし、修正する事で目標を達成できるように努力を重ねていく事ができます。(311字)
例文×観察力×ゼミ活動経験その2
私は、観察力を活かしてメンバーを支え、チーム全体の成果を向上させる力があります。 ゼミ活動では、複雑なデータ分析を行う際、メンバーの業務負担が偏っていることに気付きました。 そのため、各メンバーのスキルや負荷状況を観察し、タスクを適切に再分配することを提案しました。 具体的には、分析が得意なメンバーに統計作業を任せ、発表資料作成は文章表現に長けたメンバーに依頼しました。 この調整により、全員が効率よく作業を進められる環境を整えることができました。 結果として、全体のモチベーションが向上し、研究の進捗が予定よりも早まりました。 また、この経験から、観察力だけでなく、課題解決に必要な適切なコミュニケーションの重要性も学びました。 企業においても、観察力を活かして状況を冷静に分析し、職場での効率化やプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。(367字)
例文×状況観察力×アルバイト経験その1
私の強みは、周囲の状況判断に応じて適切な行動ができる事です。
大学入学後から飲食店でのアルバイトをしていますが、時間帯によってはお客様の来店が多くなってしまうため、お客様を待たせてしまう事があります。
できるだけ、お客様を待たせる事がないようにするために、周囲のアルバイトたちの状況を確認し、常に声を出して連携を欠かさないように努力をしています。
こうする事で、アルバイトたちの無駄な動きが減るため、ロスなく円滑に接客対応を行う事ができます。
会社に入社してからも、このような経験を活かして、周囲の状況を常に把握しながら仕事を進めていきたいと考えています。
状況を把握をしながら、それらに応じた的確な判断をしていけるように心がけたいと思います。(317字)
例文×観察力×アルバイト経験その2
私は、お客様の表情や行動を観察し、適切に対応する力があります。 アルバイト先の飲食店で、お客様が料理に関して迷っている様子に気づいたことがありました。 そこで、過去に人気があったメニューや季節のおすすめを提案したところ、満足いただけたようで、その日の売上にも貢献しました。 また、混雑時にはスタッフ間の動きが滞ることが多かったため、状況を観察して迅速に指示を出すことを心掛けました。 具体的には、経験の浅いスタッフには簡単な業務を任せ、熟練者に難易度の高い業務を依頼するなど、役割を明確化しました。 その結果、混雑時でも効率よく業務を進められる体制が整い、全体のパフォーマンス向上に繋がりました。 この経験を通じて、観察力が顧客対応だけでなく、チーム全体の動きを円滑にする役割を果たすことを実感しました。 私は、このスキルを活かして、顧客満足度向上や業務効率化に寄与したいと考えています。(387字)
例文×状況観察能力×サークル活動その1
私の強みは、周囲の状況を瞬時に把握して行動に移せるところです。
大学生時代は、軽音サークルに所属し、サークル長を務めていました。
毎年、大学祭ではライブを行いますが、ある年のライブ中に機材トラブルが発生してしまい演奏が止まってしまうトラブルが発生しました。
機材交換のために数分間の時間がかかりましたが、その間私が急遽アコースティックギターを使い演奏をつなぐ事で、問題なくライブを終える事ができました。
このような経験からも、瞬時に状況を読んで行動する事は私の強みです。
入社後も、いろいろな問題が発生すると思いますが、すぐに状況を把握して行動に移す事ができます。
これらの強みを活かし、トラブルを防いで会社に貢献していきたいと考えています。(315字)
例文×観察力×サークル活動その2
私の強みは、観察力を活かして問題点を発見し、具体的な改善策を実行する能力です。 サークル活動では、参加メンバーが減少傾向にあることに気付き、その原因を探るためアンケートを実施しました。 その結果、活動の時間帯が参加しづらいことが主な理由であると判明しました。 この状況を改善するため、スケジュールを柔軟に調整し、メンバーが参加しやすい環境を整えました。 さらに、活動内容を刷新し、魅力的な企画を導入することで、新たに参加者を増やすことにも成功しました。 例えば、新メンバーに向けた体験イベントを開催し、活動の楽しさを直接伝える取り組みを行いました。 これにより、サークルの参加率が30%以上向上し、全体の活気が大幅に改善されました。 この経験を通じて、課題を的確に把握し、状況に応じた改善策を提案する力が身に付きました。 私は、この観察力を業務でも活かし、業務の効率化やプロジェクトの成果向上に努めたいと考えています。
例文×観察力×趣味
私は、観察力を活かして物事の細部に注目し、それを魅力的に表現する力があります。 趣味である写真撮影では、構図や光の変化を細かく観察し、その瞬間の魅力を捉えることを意識してきました。 その経験を活かし、大学祭の広報活動に参加した際には、来場者の関心を引くポスターやSNS投稿を作成しました。 具体的には、イベントの見どころを写真で表現し、視覚的なインパクトを持たせたデザインを制作しました。 また、来場者層に合わせた訴求ポイントを工夫することで、広報活動を効果的に行いました。 その結果、前年よりも来場者数が20%増加し、広報チームの成果として高く評価されました。 この経験から、観察力がクリエイティブ業務や集客活動において重要であることを学びました。 このスキルを自社の広報やマーケティング業務に応用し、成果を上げることを目指しています。(362字)
例文×観察力×ボランティア活動
私の強みは、観察力を活かして相手の状態に応じた対応を行う力です。 ボランティア活動で、不安そうにしている子どもの様子にいち早く気づきました。 子どもの安心感を高めるために、優しく話しかけながら保護し、保護者を探すサポートを行いました。 この対応により、子どもは落ち着きを取り戻し、保護者とも速やかに合流することができました。 また、その後も現場で他のスタッフと連携し、同様のケースが起きた際の対応マニュアルを提案しました。 具体的には、子どもを安心させるコミュニケーション方法や保護者への連絡手順をまとめ、実施しました。 これにより、現場全体の対応が迅速化され、トラブル発生時にもスムーズに対処できる体制が整いました。 私は、この観察力を活かして、顧客のニーズに応じた対応やサポート業務に貢献したいと考えています。 また、問題を未然に防ぐ仕組みづくりにも積極的に取り組みたいです。(382字)
例文×観察力×長期インターン経験
私は、観察力を活かして業務の効率化を実現する能力があります。 長期インターンで、日々の作業フローを観察し、非効率な部分を洗い出しました。 その結果、改善策として作業手順の簡略化や新しいツールの導入を提案し、実行しました。 具体的には、手作業が多かった部分をデジタル化することで、時間短縮とミスの削減を実現しました。 さらに、業務進行状況を見える化する仕組みを提案し、チーム内での情報共有を円滑にしました。 この取り組みにより、業務時間を約10%短縮し、同時に社員の負担を軽減する成果を上げました。 また、提案だけでなく、実行後の効果検証やさらなる改善案の作成にも積極的に取り組みました。 このプロセスを通じて、観察力が業務改善だけでなく、長期的な効率化に繋がることを実感しました。 私は、この経験を企業で活かし、業務プロセスの最適化や組織の成長に貢献したいと考えています。(378字)
例文×観察力×部活動経験
私は、観察力を活かしてチームの状況を的確に把握し、適切なサポートを行う力があります。 部活動では、練習中に疲労が蓄積している選手の様子に気づき、休憩を提案しました。 その結果、選手の怪我を未然に防ぎ、試合に万全の状態で臨むことができました。 また、選手それぞれの体調や技術的な課題を観察し、練習メニューを個別に調整する取り組みを行いました。 具体的には、負荷を軽減するメニューを一部取り入れることで、全体の練習効率を高めました。 さらに、チーム内でのコミュニケーションを重視し、選手間の連携が向上するよう工夫しました。 このような取り組みにより、チームの成果が安定し、練習や試合での充実感が高まりました。 私は、この観察力を活かして、企業でのチーム運営やプロジェクト管理に積極的に取り組みたいです。 また、課題発見から改善に繋げるプロセスを通じて、組織の成果向上に寄与したいと考えています。(387字)
【観察力で自己PR】評価されにくいNG例文
次に、他の志望者と差別化されにくいなどの理由により低評価となってしまう自己PRの例文を上げていきます。
改善点まで示してあるので悪い例として参考にしてください。
内容に具体性がない自己PR
自慢話で終わってしまっている自己PR
強みと企業があっていない自己PR
内容に具体性がない自己PR
私の強みは、観察力を活かして問題を発見し、改善策を提案できることです。 大学祭の運営に携わった際、準備が進まないブースがいくつかあることに気づきました。 その原因を調査するため、各担当者と話し合いを行い、備品の管理や情報共有が不足していることがわかりました。 その後、備品リストを作成し、担当者間で共有する体制を整えました。 また、準備の進捗状況を定期的に確認する仕組みを導入しました。 これにより、全てのブースが予定通りに準備を完了し、イベントを成功させることができました。 私は、この経験から得た観察力と課題解決能力を活かして、貴社でのプロジェクト管理や業務効率化に貢献したいと考えています。 具体的には、組織の課題を早期に見つけ、円滑な運営を支える仕組みづくりを行いたいです。
自慢話で終わってしまっている自己PR
私の強みは、観察力を活かして状況を分析し、適切な行動を取る力です。 サッカーサークルの試合では、相手チームの守備が特定のエリアに偏っていることに気づきました。 その観察結果を基に、チームメンバーにサイド攻撃を強化する作戦を提案しました。 この戦術変更により、チームの攻撃が活性化し、逆転勝利を収めることができました。 この試合を通じて、状況を見極める自分の力の素晴らしさに気付き、これは将来的なキャリアでも効果的なスキルになることの確信を得ることができました。 これ以降の試合でも、チームの状況を冷静に把握し、適切なアドバイスを行うことでチームの成績向上に貢献しました。 私は、この観察力を活かして、貴社での業務改善や戦略立案に貢献したいと考えています。 特に、課題発見から解決策の実行までをスムーズに行い、成果を上げる役割を担いたいです。
就活コンサルタント木下より
この例文の問題点は、エピソードが「試合に勝った」という結果に終始しており、自己アピールが自慢話に見える点です。 また、「サイド攻撃を提案した」という行動がチームにどう影響したのか、具体的な成果や学びが詳細に記されていません。 改善するには、「観察力を活かして何を見つけ、どのように解決策を実行したか」を明確にし、成果だけでなく、その過程で得た成長や学びを強調することが有効です。
強みと企業があっていない自己PR
私の強みは、観察力を活かして異文化に適応し、コミュニケーションを円滑にする力です。 短期留学中、ホストファミリーとの生活で文化の違いに直面しましたが、相手の表情や会話のトーンを観察することで、信頼関係を築く方法を模索しました。 たとえば、遠慮を重視する文化背景を理解し、配慮のある言葉遣いや行動を心掛けました。 その結果、ホストファミリーとの関係がより親密になり、スムーズな生活を送ることができました。 この経験を通じて、観察力がコミュニケーションの円滑化や異文化適応において重要であることを実感しました。 私は、このスキルを活かして、貴社の国際的なプロジェクトや多文化対応の業務に貢献したいと考えています。 また、異なる価値観を持つチームメンバーとの協力を通じて、より良い成果を創出したいです。
就活コンサルタント木下より
この例文の課題は、エピソード自体は良いものの、企業の求めるスキルや仕事内容との関連性が薄い点が課題です。 異文化適応力を強みとしていますが、企業の求める能力がプロジェクト管理や分析力である場合、アピールが弱く感じられます。 改善するには、企業が求める具体的なスキルや業務内容に関連付けて、観察力をどのように活用できるかを明確に述べます。 これにより、自己PRが企業の求める人物像と一致する内容に変わります。
【観察力で自己PR】まとめ
自己PRで観察力をアピールする方法を解説しました。
観察力といっても幅が広いため、自分がどの観察力をアピールするのかを明確にして的確に伝える必要があります。
効果的なアピールを目指して、他者との差がつく自己PRの完成を目指しましょう。
就活コンサルタント木下より
この例文では、具体性が足りない点が課題です。 「備品の管理に問題がある」と述べていますが、具体的にどのような問題があったのかが曖昧です。 また、「情報共有を促した」という部分も、具体的な方法やその結果が明確に記されていません。 改善するには、観察した内容を具体的に描写し、どのように問題を特定したか、さらに提案した解決策の詳細とその効果を記載します。 これにより、エピソード全体に説得力が増し、観察力の実際的な効果が伝わる内容に改善できます。