インターン選考!グループディスカッション成功への道とテクニック紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就活を成功させるためには、インターンに合格し、実地経験を積むことが非常に重要です。

そこで今回は、インターンの選考に用いられることが多いグループディスカッションについて、求められる能力はもちろん、どのような種類があるのか、役割分担や、効果的な結論の導き方などについても紹介していきます。

自分が与えられた役割をこなすための対策はもちろんのこと、グループディスカッション全体が成功するための方法やテクニックについて紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

【GDインターン】グループディスカッションの意義と評価ポイント

グループディスカッションについて考える前に、グループディスカッション自体の意義と評価のポイントについても理解しておく必要があります。

コミュニケーション能力や協調性を評価するための非常に重要なツールであり、インターンだけでなく、企業の本選考にも用いられる場合が多いため、しっかりと対策をしておくことで就活にも役立てられます。

企業は参加者がどのようにして意見を述べ、チーム内での役割を果たし、問題解決に貢献するかを確認しています。

具体的な評価ポイントについて3つ、焦点を当てて一緒に確認していきましょう。

コミュニケーション能力

どのような企業でも求められるコミュニケーション能力の高さをアピールできれば、グループディスカッションにおいて良い印象を与えられます。

明確で適切な発言、聞き手への配慮、積極的な参加、柔軟なコミュニケーションスタイルがポイントとして考えられるため、積極的にコミュニケーション能力をアピールしていきましょう。

協調性

協調性も、企業において活躍するために重要であり、グループディスカッションにおいても大きく評価される可能性が高い能力の1つです。

チームプレイヤーとしてどのように課題に取り組んでいるか、リーダーシップを発揮できているか、活躍できていない、参加できていないメンバーへのフォローができているか、問題解決能力や、ポジティブな態度、そして柔軟性などをアピールしましょう。

参加度と貢献度

どのくらいグループディスカッションに参加できているか、そして貢献できているかは、最も評価軸として重要なものであると言えます。

熱心にディスカッションに参加しようとする意欲があるか、そして発言をしているかはもちろんのこと、適切なタイミングで発言をしているか、発言の内容が妥当であり、新しい視点を提供できているかなどが考慮されています。

グループディスカッションに貢献できるということは、就職後も、柔軟なアイデアを出せる、前のめりで業務に取り組む人材である可能性が高いと判断されるため、貢献度のアピールが非常に重要なのです。

【GDインターン】インターンと本選考のグループディスカッションの違い

インターンと本選考のグループディスカッションの違いについても理解しておきましょう。

まず結論として、評価や議題に対して大差はありません。

しかし、「企業への熱量」という面で、インターンと本選考には多少の違いがあると言えます。

本選考においては、自分のアピールが重要なだけでなく、企業の徹底的な調査や他者や業界に対する理解も不可欠です。

インターンを受ける段階では、「なんとなく入りたい業界こそ決まっているものの、どの企業に入りたいのかについてはまだ明確に決まっていない」就活生が多いです。

「なんとなく名前を知っているから応募する」という人や「評判が良いから参加する」という人もいるのです。

よって、企業への熱意を伝えられると差別化を図れますが、最も重要なのは自分の能力についてアピールすることです。

【GDインターン】グループディスカッションの種類と特徴

グループディスカッションにも様々な種類がありますが、代表的なものには自由討論型、選択型、課題解決型、ディベート型があります。

それぞれの特徴を理解しておくことで、本番も落ち着いて取り組めるため、一緒に確認していきましょう。

自由討論型

グループディスカッションの自由討論型では、与えられたテーマに基づいて、参加者が自由に意見を交換します。

この形式の特徴は、その開かれた討論の雰囲気であり、特定の問題解決や目標達成を目指すというよりも、テーマについて様々な角度から分析し理解を深めることに焦点が置かれています。

参加者各自が持つ知識や経験、視点を共有し合いながら議論を進めていくことが求められます。

それぞれが積極的に関与し、自主的に取り組むことが重要視されており、異なる意見や視点を尊重しながら受け入れる姿勢も求められます。

自由討論型のグループディスカッションは、討論があまりにも自由になることがあるため、議論が議題と逸脱しすぎた場合は、軌道修正を促せると良い印象を与えられます。

選択型

選択型のグループディスカッションにおいては、与えられた複数の選択肢の中から最も適切と思われるものを選び出すことが目的です。

選択肢を評価し、比較することが大切です。

参加者は、各選択肢のメリットとデメリットを検討し合い、議論を通じて最適な解決策を共同で導き出すことが求められます。

問題解決能力や、批判的思考能力を試す場として活用されることが多いです。

チームワークや、説得力、相手の話を聞く傾聴力などが求められ、自分の意見をわかりやすく伝えることと同時に、他者の意見に耳を傾け、全員が納得できる選択肢を選ぶことが求められます。

課題解決型

課題解決型は、その名の通り、与えられた特定の課題に対して全員で協力して実行可能な解決策を導き出すことが主題です。

参加者の論理的思考力や創造性、問題解決能力を試すものであり、具体的な課題に対して効果的なアプローチをどのようにして取るかが見られています。

実際のビジネスシーンで遭遇し得るものから、抽象的または仮想的なものまで、様々な課題が与えられますが、いずれにおいても適切に回答を導き出し、課題を解決するために、柔軟な発想ができる人物が高い評価を受ける可能性があります。

ディベート型

ディベート型は、つまり討論を行うものであり、参加者が肯定派と否定派に分かれて、与えられた課題に対して賛成の立場と反対の立場から意見を交わします。

異なる視点からの意見を検証し、批判的思考ができるかを確認されている場合が多いです。

説得力や、反論への対応能力、自らの立場を明確に主張する力なども見られています。

各参加者は、自分の意見に対する根拠を明確にした上で、効果的な論拠を提供しながら、相手の意見を理解することが求められます。

これにより、1つの問題に対する深い理解と多角的な分析が促され、議論を通じて問題の本質を追求することも可能です。

他者と建設的な議論を行う上での協調性や相互理解能力を有しているかも確認されています。

【GDインターン】成功のための進め方と役割分担

続いて、グループディスカッションを成功させるための進め方と役割分担について一緒に考えていきましょう。

グループディスカッションは自分の役割をこなすことだけでなく、グループの目的が達成されることも評価基準になります。

そこで効果的なディスカッションをする必要があり、リーダーやタイムキーパー、記録、発表などの役割を明確に分担することが重要です。

また、時間管理を徹底し、全員が意見を述べる機会を持つことも重要と言えます。

ここからはそれぞれの役割について確認しつつ、成功のための進め方について考えていきましょう。

リーダー又はファシリテーター

リーダーまたはファシリテーターは、ディスカッションを円滑に進行させ、効果的な結果を導くことが求められます。

司会者としての役割も果たし、議論の構造を理解した上で、参加者全員が意見を共有できるようにまとめる力や傾聴力などが求められています。

目的を明確にし、話題を提供、議論の進行管理といった多岐にわたる役割を担います。

1人だけが話す状況を作るのではなく、各参加者がそれぞれ意見を述べられる機会を平等に設けられるように配慮する必要もある役割です。

議論の流れを注意深く理解した上で適切なタイミングで介入し、焦点を合わせながら話を進めていく必要があります。

また、意見が生じた際には中立な立場を保ち、建設的な対応を促進することも役割の1つです。

タイムキーパー

タイムキーパーはその名の通り、時間管理を担う役割です。

限られた時間内に目的を達成するために非常に重要な役割の1つであると言えます。

時間管理を適切に行うことができなければ、議論が目的とするポイントに到達せずに中途半端なまま終わってしまう可能性もあります。

ただ時間を計るだけでなく、話題がそれないように適切にコントロールする発言力も時には重要です。

特にモチベーションが高い人が集まっているディスカッションであればあるほど、話題が弾んでしまい、熱中しすぎて時間が足りなくなることがあります。

そこで、次の話題に移動することを促したり、残り時間の警告を行ったりする必要があります。

参加者に丁寧かつ明確な立場で残り時間を示すようにしましょう。

記録

記録係はディスカッションの過程において交わされる意見や提案、結論などを記録する重要な役割を担っています。

議事録として、後から参照する非常に重要なものであり、ディスカッション内容を正確かつ効果的に要約することが求められます。

議論の中で提起された重要な問題点や対立してしまった意見、そして最終的に合意に達した内容や未解決の問題点などを記録することが重要です。

これにより、ディスカッションの透明性を保つことも可能です。

参加者が合意したのはどのような内容であったのか、明確にすることで発表前に混乱することも防げます。

発表者

発表者は、ディスカッションの過程で全員が導き出した結果や合意点などについてまとめた上で、その内容を他のグループや面接官に明確に伝えることが役割です。

グループ内で行われた議論の主題についてしっかりと理解し、整理して、簡潔かつ明確に表現する能力が求められています。

ディスカッションの目的は何であったのか、議論の主題は何であったのか、異なる意見には何があり、その根拠は何であったのか、最終的にグループがどのような結論に至ったのかなどについて、相手が理解しやすいように伝える必要があります。

重要な情報を選別し、論点を明確にした上で、聞き手の視点に立って情報を整理するスキルが求められていると言えます。

【GDインターン】効果的な結論の導き方

続いて、グループディスカッションを効果的に結論に導くための方法について一緒に考えていきましょう。

意見を整理し、グループとしての結論を導くためには、結論を導くためのPREP法の活用がおすすめです。

これは、まず主張(Point)を提示し、その後にその根拠(Reason)を説明し、具体的な事例(Example)で補強した後、再度主張を繰り返して強調(Point)するという構成です。

PREP法を活用すれば、聞き手は発表者の主張を最初に把握した上で、その後、主張がなぜ妥当なのか理由や例によって具体的に理解できます。

この明確に説明できる構造は、発表者の意見や結論をグループとしてどのように導き出されたのかを理解しやすくし、発表内容の信頼性や説得力を高めることも可能です。

この構造に沿って発表内容を準備すれば、全員の考えを整理しやすく、発表中に思考が整理されているため、スムーズに情報を伝えることも可能であり、ミスを減らせるのも特徴と言えます。

意見をまとめるテクニック

意見をまとめるテクニックも、1つ紹介しておきます。

それはマインドマップを作成し活用することです。

主題に関連するキーワードやアイディアをマインドマップでまとめて、関連性が高いもの同士を線で結んでみましょう。

これにより構造が明確になり、それぞれの意見がバラバラになることなく構造化でき、まとめやすくなります。

意見がブレることなく、簡単に要点をまとめられるため、マインドマップは必ず活用するようにしましょう。

【GDインターン】グループディスカッションで避けるべきNG行為

グループディスカッションを成功に導くためには避けなければならないNGの行動も1つありますので紹介します。

結論として、それはいわゆるクラッシャーと呼ばれる行動です。

他人の意見を尊重せず、一方的に話を進めることや、議論を妨げるような行動は避けるべきです。

これは自分は絶対にそんなことはないと思う人も多いですが、モチベーションが高すぎるあまり、自分をアピールしたい気持ちが強く、クラッシャーになってしまう人も少なくありません。

そこで、自分だけはそんなことにはならないという思い込みは捨てて、クラッシャーにならないようにしましょう。

また、クラッシャーへの対処法についても紹介します。

クラッシャーへの対処法

クラッシャーへの対処法には様々なものがありますが、クラッシャーは往々にして発言権を持っている可能性が高いです。

そこでしっかりと時間をコントロールし、軌道がずれてしまう場合はすぐに直すように発言する勇気が求められます。

その人ばかりが話しているという状態にならないよう、適切に対処し、全員が発言できるような空気づくりをすることが重要です。

【GDインターン】オンラインインターンのグループディスカッション

最後に、オンラインでのグループディスカッションについても簡単に確認しておきましょう。

コロナ禍以降はZoomやGoogle Meetなどといったビデオ通話を活用してグループディスカッションを行う企業も多いです。

オンラインでのディスカッションは、非言語的なコミュニケーションが限られてしまうため、カメラ目線や明確な発言が求められます。

自分の身振り手振りが大げさに見えるかもしれないと思う人も多いですが、想像以上に視覚的な情報が限られてしまうため、やや大げさなくらい非言語的なコミュニケーションを取るようにしましょう。

オンラインの難点

オンラインでのグループディスカッションの最大の難点は、何と言っても細かい仕草や頷きなどが伝わりにくいことです。

そこで重要なのは、先ほども述べたように非言語的なコミュニケーションをより身振り手振りなどで大きめに行うこと、そしてもう1つは積極的に発言し、参加することです。

発言しすぎてクラッシャーになるのは良くありませんが、相手に与えられる情報が少ない分、自分をアピールするためには適切な発言や案の提供が求められます。

【GDインターン】まとめ

今回はインターンの選考におけるグループディスカッションの対策方法や、流れ、効果的な結論の導き方などについて紹介してきました。

グループディスカッションは初めて取り組む人にとって難しいものではありますが、しっかりと準備ができれば問題なく自分をアピールすることは可能です。

ぜひ、本記事の内容を参考に、目標とするインターンに参加できるようグループディスカッションの対策に取り組んでみてください。

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