【新卒の商品開発】人事から高評価を受ける自己PR作成方法を徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

商品開発という職種は就活生に非常に人気の高い仕事です。

そこで今回はそんな人気職種の商品開発職に対する自己PRとして、人事から高評価をもらうにはどうしたらいいかというポイントについて解説します。

【新卒商品開発職の自己PR】商品開発ってどんな仕事?

商品開発は、製品やサービスを創造する仕事です。

顧客のニーズや市場のトレンドを把握し、それに基づいて新しいアイデアやコンセプトを具体的な商品にする業務です。

商品開発は、自社の部門だけで完結するのではなく、マーケティング、研究開発、生産、広報など様々な部門との連携が必要です。

さらに、商品が市場に投入された後のフィードバックを収集し、次の商品開発に活かすサイクルを回すことも重要です。

【新卒商品開発職の自己PR】商品開発に向いている人

商品開発に向いている人にはいくつかの重要な特性があります。

これらの特性を持つ人は、顧客のニーズに応え、競争力のある製品を生み出す力を持っているので、自分が下記に挙げる特徴に当てはまるか確認してみてください。

情報やトレンドに敏感な人

商品開発に向いている人の一つの特徴は、情報やトレンドに敏感であることです。

自分の持つ情報だけでなく、外部の情報も積極的に取り入れることで、新しいアイデアを生み出す力が強化します。

具体的には、業界ニュースや市場レポート、ソーシャルメディアのトレンドを日常的にチェックし、得た情報を商品開発に活かすことが重要です。

競合他社の製品やサービスを分析し、それを基に自社の商品の改善点や新たな機会を見つける能力も求められます。

このような情報感度の高さが、成功する商品開発には必要です。

相手目線で考えられる人

消費者目線で考えられる人も商品開発に向いています。

消費者が何を望んでいるかを理解し、そのニーズを満たす商品を考えることが重要だからです。

また、商品の完成時には、消費者が不快な思いをしないかどうかを考慮することも大切です。例えば、商品のデザインや機能、価格設定などにおいて、幅広い消費者層の意見を取り入れることが求められます。

消費者のフィードバックを積極的に収集し、それを商品改良に活かすことで、より良い商品を提供することができます。

分析する能力

商品開発においては、分析する能力も重要な要素です。

需要を予測し、顧客がどんな思いで商品を買うのかを確かめることが必要で、これにより、売り逃しや無駄を防ぐことができます。

またデータを基にした市場分析や顧客の購買行動の分析を行い、商品開発に反映させることが求められます。

例えば、販売データや顧客アンケートの結果を分析し、消費者のニーズやトレンドを把握します。こうした分析能力により、戦略的に商品開発を進めることができます。

商品の設計書を作成するだけではなく、それぞれの部門と連携してコミュニケーションをとる能力も商品開発には不可欠です。

各部門の意見を調整し、最善の解決策を見つけるためには、高いコミュニケーション能力が求められます。

例えば、マーケティング部門からの市場データをもとに商品コンセプトを練り、研究開発部門と協力して技術的な実現性を検討し、生産部門と共に製造プロセスを計画します。

各部門の専門知識を統合してコミュニケーションすることで、優れた商品を開発することができます。

一つの物事に粘り強く取り組む人

商品開発はすべてが成功するわけではなく、多くの失敗を経験することが一般的です。

そのため、一つの物事に真摯に向き合い、粘り強く取り組む姿勢が重要です。

失敗から学び、改善を繰り返すことで、最終的に成功に導くことができます。

例えば、新しい商品の開発プロセスで予期しない問題が発生しても、あきらめずに解決策を見つける努力を続けることが求められます。

粘り強さを持って取り組むことで、創造的なアイデアを実現し、競争力のある商品を開発することが可能です。

商品開発には、戦略立案の能力も必要です。

特にSTP戦略(市場細分化、標的市場の選定、ポジショニング)が重要で、消費者のニーズに合わせた戦略を立てることが求められます。

また市場細分化では、「消費財市場」と「生産市場」に分け、それぞれの特徴を把握します。

標的市場の選定では、セグメントの中からターゲットとなる顧客層を選び、ポジショニングでは、自社商品が最も魅力的であると感じる位置にポジショニングします。

これにより、消費者にとって価値のある商品を提供し、競争優位を確立することができます。

S(市場細分化)

Sは「市場細分化」を意味し、「消費財市場」と「生産市場」に分け、それぞれの特性を把握します。

消費財市場は一般消費者を対象にし、生産市場は企業や業務用を対象にして分けることが一般的です。

T(標的市場の選定)

市場を細分化した後、セグメントごとにターゲットとなる顧客層を選定します。

これをTの「標的市場の選定」といい、各セグメントの消費者のニーズに合わせた戦略を立てるフェーズのことを指します。

P(ポジショニング)

最後にPは「ポジショニング」を指し、自社商品を最も魅力的に感じてもらえる位置にポジショニングすることです。

これにより、競合他社との差別化を図り、顧客の選択肢として優位に立つことを目指します。

【新卒商品開発職の自己PR】商品開発で人気な業界

商品開発職において人気のある業界は、特に消費者の生活に密接に関わる食品業界と化粧品業界です。

これらの業界は、消費者のニーズやトレンドに敏感であり、新しい製品を次々と開発することが求められます。

それぞれの業界の特徴を詳しく解説します。

食品業界

食品業界は「食べることが好き」「食品に興味がある」な人に非常に人気があり、たばこ、飲料、パンなどが特に人気の高い分野です。

また食品業界は、消費者の嗜好や健康志向の変化に敏感であり、新しい商品を次々と開発する必要があります。

なので、市場のトレンドを常に把握し、消費者ニーズに応じた製品を提供することが求められます。

また、食品は生活に密接に関わるものであり、安全性や品質管理が非常に重要です。

このように、食品業界は多様なスキルと知識を活かせる魅力的な分野です。

化粧品業界

化粧品業界は「化粧品が好き」「化粧品を通して自信を持ってほしい」といった人に人気があります。

また、化粧品だけでなく、日用品(トイレタリー)も含まれます。

化粧品業界は、美容トレンドや消費者のニーズを敏感に察知し、新しい製品を市場に投入する能力が求められます。

さらに、化粧品業界は国際的な市場でも競争が激しく、グローバルな視点での戦略立案が重要です。

商品開発の過程では、多くの部門との連携が不可欠であり、高いコミュニケーション能力も求められ、食品業界と同じく多様な知見が必要な分野と言えます。

【新卒商品開発職の自己PR】新卒でもつくことができる?

未経験の新卒でも商品開発職に就くことは十分可能です。

市場のニーズを捉える力、商品の知識や製造に関する基本的な知識が求められますが、これらは入社後に学べることが多いです。

そのため、熱意と努力をもって臨む姿勢があれば、新卒でも商品開発職に挑戦することができます。

また、大学での専攻やインターンシップの経験を活かすことができる場面も多くあります。

このように、新卒でも適切な準備と意欲があれば、商品開発職で活躍することが可能です。

【新卒商品開発職の自己PR】自己PRで見られているポイント

自己PRでは、具体的なエピソードを交えて自分の強みをアピールすることが重要です。

まず、長期間続けられるかが見られます。

自己PRと志望動機の違いを理解し、実際に活かせるスキルや働く現場をイメージした内容を作成することが大切です。

長期間続けられるか

企業は、長期間続けられるかを重要視します。

自己PRでも短期間での成功ではなく、長期的に成果を上げ続ける能力が求められます。

特に商品開発職では、製品のライフサイクルが長いため、プロジェクトの一貫性を保ちながら継続的に取り組む姿勢が重要です。

過去の経験を通じて、年単位等の長期間のプロジェクトや活動に従事した実績を示すことで、企業に対して自分の持続力と信頼性をアピールすることができます。

好きなことよりも毎日続けられる業務

自己PRでは、趣味などの「好きなこと」よりも、仕事やアルバイト、部活などの「業務」に重きを置くことが大切です。

好きなことはモチベーションになりますが、仕事は必ずしも好きなことばかりではありません。

仕事においては、日々の業務に対する真摯な姿勢と継続力が評価されます。

例えば、アルバイトでの長期的な取り組みや、部活動での粘り強い努力を示すことで、企業に対して自分の仕事に対する取り組み方と責任感をアピールすることができます。

挫折経験・苦労したこと

自己PRでは、成功体験だけでなく、挫折や苦労した経験を述べることが重要です。

売上を2倍に伸ばした、全国大会で優勝したといった成功だけでなく、その過程でどのような困難に直面し、それをどのように乗り越えたかを具体的に語ることが求められます。

挫折や困難を経験することで得た学びや成長を強調することで、企業はあなたが困難な状況においても粘り強く努力し、乗り越える力を持っていることを理解できます。

また、具体的なエピソードを交えて、自分の強みを説得力のある形で伝えることが重要です。

チームでの経験

企業ではチームでの働き方が重要視されます。

そのため、自己PRでは個人の成績だけでなく、チームでの成果を強調することが求められます。

例えば、プロジェクトでの役割分担やチームメンバーとの協力、コミュニケーションを通じて達成した成果を具体的に述べると良いです。

チームで働くことで得た学びや、チーム全体の目標達成に貢献した経験を示すことで、企業に対してあなたが協力的でリーダーシップを発揮できる人物であることをアピールできます。

数字を用いているか

自己PRでは、具体的なエピソードに数字を用いることで、説得力を高めることができます。

例えば、売上を1年間で50%増加させた、チームの成績を前年の2倍に引き上げたなどの具体的な数字を示すことで、実績の具体性と信頼性が増します。

また、固有名詞を使うことで具体的なイメージを伝えることも効果的です。

これにより、企業はあなたの実績を明確に理解しながら、評価することができます。

【新卒商品開発職の自己PR】志望動機との違い

自己PRと志望動機は、それぞれ異なる目的を持っています。

自己PRでは、実際の働く現場をイメージし、そこで活かすことができる自分のスキルや経験を強調します。

一方、志望動機では、企業の社風やサービスの良さ、ビジョンに対する共感を示します。

なぜその企業を選んだのか、企業のどの点に魅力を感じているのかを述べることで、企業に対するあなたの関心と熱意を伝えることができます。

【新卒商品開発職の自己PR】自己PRの書き方

自己PRは、自分の強みを効果的に伝える重要な部分です。

結論、具体的なエピソード、入社後に貢献したいことの3つの要素をバランスよく含めることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

結論

自己PRの書き方では、まずはじめに結論として自分の強みを明確に述べることが重要です。

採用担当者は多くの応募書類を読むため、最初に何を伝えたいのかを明確にすることで、興味を引くことができます。

強みとは、自分自身が努力してきたことや熱中してきたことです。

例えば、「私の強みは問題解決能力です。」というように、簡潔に自分の強みを述べます。

この一文が自己PR全体の中心となり、その後の具体的なエピソードや入社後に貢献したいことを支える基盤となります。

強みを明示することで、採用担当者にあなたの特長を瞬時に理解させることができ、次の内容に興味を持たせる効果があります。

具体的なエピソード

次に、その強みを裏付ける具体的なエピソードを述べます。

ここでは、過去の経験や実績を詳しく説明し、どのようにしてその強みを発揮したかを示します。

例えば、大学でのプロジェクトやアルバイトでの経験を通じて、どのような困難に直面し、それをどのように解決したかを具体的に記述します。

また、成功した結果や学んだことを明確に述べることで、あなたの強みが単なる主張ではなく、実際の行動と成果に基づいていることを示すことができます。

この部分では、数字や具体的な成果を用いると、より説得力が増します。

例えば、「売上を20%向上させた」「プロジェクトを3ヶ月前倒しで完了させた」など、具体的な数値を示すことで、読み手に具体的な成果をイメージさせることができます。

入社後に貢献したいこと

最後に、実際に入社した後にどのように貢献できるかを述べます。

ここでは、これまでに培ったスキルや経験をどのように活かして、企業に貢献できるかを具体的に説明します。

例えば、「私の問題解決能力を活かして、新製品の開発プロジェクトで課題を解決し、スムーズな進行に貢献します」等のように、入社後の具体的な活躍をイメージさせます。

この部分で、企業のニーズや業界の特性に合わせて、自分のスキルがどのように役立つかをアピールすることが重要です。

これにより、企業に対して自分が即戦力となる人材であることを強く印象づけることができます。

また、具体的なプロジェクトや業務内容に触れながら、自分がどのように貢献できるかを詳細に説明することで、具体的なビジョンを示し、信頼感を高めることができます。

【新卒商品開発職の自己PR】自己PRの例文

ここからは商品開発職志望の自己PRの例文をいくつか紹介します。

それぞれ自分がアピールしたい強みに分けて紹介するので、自らの強みと合致するものや近いものがあれば、是非参考にしてみてください。

継続力

私の強みは、どんなことがあっても冷静に物事に取り組むことができる継続力です。

この力は、野球部の活動において特に発揮されました。

私たちのチームは長い間予選敗退状態が続いていましたが、私はその状況を改善するためにチームメンバーとともに足りないものを徹底的に分析しました。

トレーニングスケジュールを見直し、個々のプレイヤーの技術向上に必要な練習を計画的に組み入れました。

また、メンタルトレーニングも導入し、試合での冷静さと集中力を高める努力を続けました。その結果、次のシーズンでは予選を通過し、リーグ戦での好成績を収めることができました。この経験を通じて、私は粘り強く取り組む姿勢と、困難な状況でも冷静さを保つ能力の重要性を学びました。

入社後は、この継続力を活かして、着実に行動し、成果を残すことで会社に貢献したいと考えています。

目標を達成するために計画的に取り組み、困難な状況でも冷静に対処し、持続的な成果を生み出す力を発揮したいです。

向上心

私の強みは、周りに影響を与えるような向上心で、この力は資格取得の際に特に発揮されました。

私は宅地建物取引士(宅建)の資格取得を目指し、3ヶ月間集中的に勉強しました。

効率的に学ぶために、青ペンで参考書を解くという方法を取り入れ、記憶力を向上させる工夫をしました。

この取り組みの結果、無事に資格を取得することができました。

この勉強方法は周りの同じ資格を目指す仲間にも高評価を受け、多くの人が私の方法を取り入れてくれました。

この経験から、向上心を持ち続けることで自分自身の成長だけでなく、周りにも良い影響を与えることができると実感しました。

入社後は、常に新しい知識や技術を吸収し、自己成長を続けるだけでなく、その過程で得た知識や方法を周りと共有し、チーム全体の成長に貢献したいと考えています。

情報収集や最新のトレンドを把握し、常に良い影響を与えられるような存在を目指します。

リーダーシップ

私の強みは、チームを陰で支えるリーダーシップです。

この力は、居酒屋のアルバイトで特に発揮されました。私は200人規模の居酒屋でリーダーとして働いていました。

当初は、新人に業務を教えることが難しく、効率が上がらない状況が続いていました。

しかし、私はこの課題を解決するために、業務のマニュアルを作成しました。

マニュアルには、業務の具体的な手順や注意点を分かりやすく記載し、新人が迷わず業務に取り組めるようにしました。

また、定期的に新人教育の時間を設け、実際に業務をシミュレーションすることで、理解度を高めました。

この取り組みの結果、業務の効率が大幅に向上し、店舗全体の売上にも貢献することができました。

入社後は、このリーダーシップを活かして、チームを陰で支えながら目標達成に貢献したいと考えています。

陰でのサポートを通じて、チーム全体が一丸となり、高い成果を上げる環境を作りたいです。

協調性

私の強みは、相手の目線になって考えることができる協調性です。

この力は、カフェのアルバイトで特に発揮されました。

ある日、お客さんが注文の方法がわからず困っている場面に遭遇しました。

私はその状況をすぐに察知し、わかりやすく注文の手順を説明しました。

具体的には、メニューの選び方やオプションの選択方法を一つ一つ丁寧に説明し、安心して注文していただけるように努めました。

その結果、お客さんは満足して注文を終えることができ、私も接客賞をいただくことができました。

この経験から、相手の立場に立って行動することの重要性を学びました。

入社後は、この協調性を活かして、社内外の様々な関係者との円滑なコミュニケーションを図り、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

相手の目線に立って行動することで、信頼関係を築き、チーム全体がスムーズに動くようサポートしたいです。

まとめ

商品開発職では、消費者に受け入れられるような商品を開発するための「相手目線で考える力」や「分析力」等の必要なスキルが必要です。

他にもこの記事にあげた商品開発職に必要なスキルや力を最大限アピールできるような、自己PRをつくることを意識してください。

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