【例文3選】ガクチカでダンス経験をアピール|構成や書き方の注意点まで徹底解説

【例文3選】ガクチカでダンス経験をアピール|構成や書き方の注意点まで徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

この記事のまとめ
  • ダンス経験であなたの人柄と能力をアピールしよう!

  • 企業は協調性、集中力、継続力を持つ人材を求めている!

  • 結論から具体的なエピソードで、企業で活かせる強みを伝えよう!

【ガクチカでダンス】ガクチカの定義をおさらい

「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」を指し、特に大学生や専門学生の時期の取り組みを意味します。

高校卒業後にすぐ就職する場合は高校時代、専門学校卒業後にすぐ就職する場合は専門学生時代、大学卒業後にすぐ就職する場合は大学生時代の力を入れたことが対象です。

ただ大学生の就活生が高校時代のエピソードをガクチカに選ぶと「大学で何もしていない」と勘違いされてしまうので、出来れば避けた方が無難です。

「ガクチカ=すごい事を成し遂げた」は間違い

ガクチカは、必ずしもすごい成果を成し遂げることを意味しません。

ガクチカで重要なのは「成果」や「結果」よりも、その「過程」にあり、例えば「3ヶ月アメリカへ留学に行った」という事実は評価されません。

「何を目的に取り組んだのか」
「どんな行動をしたのか」
「どんな困難に遭遇したのか」
「どのように乗り越えたのか」
「最終的にどんな学びがあったのか」
が重視されます。

同様に、「バイトリーダーになった」という成果よりも、「どのようにしてお店の売上に貢献するための行動を取ったのか」が評価されるポイントです。

この視点で見れば、「ダンス」もガクチカのテーマとして十分に活用できます。

ダンスを通じて何を学び、どんな努力をし、どう困難を克服したかを伝えることで、ガクチカとしての価値を高めることができます。

【ガクチカでダンス】企業側の質問の意図3つ

企業がどんな意図でガクチカを聞いてきているのかを理解しておくと、企業に評価されやすくなるガクチカを作成することができます。

企業によって採用基準は異なりますが、一般的にガクチカを企業が聞いてくる理由を紹介します。

企業の意図
  1. 即戦力になるか
  2. モチベーションの源泉
  3. 取り組みの姿勢

即戦力になるかを評価したい

企業は、学生がビジネスに必要な考え方を既に持っているかどうかを評価したいと考えています。

例えば、PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)、仮説立て、批判的思考などができる学生は、入社後すぐにその思考力を発揮することが期待されます。

例えば専門職採用では、ガクチカのエピソードと入社後の仕事内容が似ている場合、その学生が即戦力として結果を出すまでの時間が短縮されると評価されることがあります。

モチベーションがどこにあるか知りたい

企業は、学生の行動の動機やモチベーションを知ることで、仕事でのモチベーションも予測しようとします。

例えば、「人のため」に行動するのか、「自分の成長のため」に努力するのかといった動機は、その学生が仕事に対してどのような姿勢を持つかを示す指標となります。

この情報を基に、企業は自社の文化価値観とその学生のマッチング度を測っているということを意識してください。

目的や課題への姿勢を見たい

企業は、学生がどのように思考し行動するかを知ることで、その人の人柄や大切にする価値観を把握しようとします。

輝かしい成果がなくても、目的や課題に対してどのように取り組んだのか、その過程が重視されます。

企業は、「こんな人材が欲しい」「この人と働きたい」と思わせるような姿勢や価値観を持つ学生を求めています。

なので、困難に直面したときの対応や目標達成への努力の姿勢などが見えると高評価を得ることができます。

【ガクチカでダンス】作成前準備

ガクチカを書く際には、まず自己分析と企業分析を行うことが重要です。

急に書き出すと表面的な内容しか書けず、中身の薄いガクチカになってしまう可能性があるので、以下のステップをしっかりと踏んでください。

自己分析

自己分析を行うことで、自分の強みやアピールポイントを明確にすることができます。

自分の過去の経験を振り返り、その中で成長したことや感じたことを深掘りすることが大切です。

例えば、ダンスに取り組む中で培ったチームワークやリーダーシップ、目標達成への努力など、具体的なエピソードを思い出し、それがどのように自分を成長させたかを分析します。

自己分析を通じて、自分の価値観や強みを明確にすることで、内容の濃いガクチカを書くことができます。

企業分析

企業分析は、企業にマッチしたガクチカを作るために欠かせないステップです。

企業のビジョンやミッション、事業内容、企業文化などを理解することで、その企業が求める人材像に近づくことができます。

業界全体の動向や競合他社との比較を行い、企業の強みや独自性を把握しましょう。

例えば、応募する企業がチームワークを重視している場合、ダンスを通じて培ったチームでの協力やコミュニケーションスキルを強調することが効果的です。

企業分析の最低ライン
  • どんな商材サービス
  • 誰に
  • どんな想いを込めて
  • どのように提供しているか

を理解している程度

【ガクチカでダンス】ダンス経験からアピールできること

ダンス経験は、様々なスキルや特性をアピールするための強力な材料となります。

ここでは、ダンス経験から得られる具体的なアピールポイントについて、体力、協調性、コツコツ取り組む姿勢、努力の量という4つの観点から詳しく説明します。

体力

ダンスを通じて培われた体力は、仕事においても重要な資産となります。

特に新卒の場合、成果を上げるまでには時間がかかることが多く、その間に必要なのは行動力・行動量です。

ダンスは体力を必要とする活動であり、長時間の練習やパフォーマンスを支える体力は、仕事でも活かせるポイントです。

体力があることで、タフな仕事環境でも耐え抜くことができ、持続的に高いパフォーマンスを発揮することができます。

また「圧倒的な行動量」といった表現に言い換えることで、より具体的に自分の強みを伝えることができます。

協調性

ダンスはチームで行うことが多く、周りを意識した協調性が必要です。

この協調性は、仕事においてもチームワークを重視する場面で大いに役立ちます。

周囲の意見を尊重し、自分の役割を果たしながらチーム全体の成果を目指す姿勢は、企業にとって非常に魅力的な特性です。

ダンスを通じて得た協調性は、職場での円滑なコミュニケーションや効果的なチームワークに直結すると言っても過言ではありません。

コツコツ取り組める

ダンスを続けるには、一つの振り付けや曲を完成させるために長期間にわたる練習が必要です。

ダンスを1年以上続けている場合、継続的に努力を続ける能力があることを示し、一つの目標を成し遂げるためにコツコツと努力を続ける姿勢は、仕事でも重要です。

長期間にわたって地道な努力を続けることで、大きな成果を生むことができます。

このような姿勢は、企業が求める継続力や粘り強さをアピールするのに最適です。

努力の量

ダンスの大会や発表会など、期日が決まっている状況では、最後まであきらめずに努力することが求められます。

センスや感覚的な要素に左右されるダンスでは、発表間近になっても完成していない場合、自己努力で乗り越える必要があります。

こうした経験は、仕事においても同様に困難な状況を克服する力となります。

諦めずに泥臭く練習し続けた経験は、企業に対しても「この人は簡単に諦めない」という印象を与えることができます。

【ガクチカでダンス】注意点

ガクチカとしてダンスの経験をアピールする際には、ただ成果を述べるだけではなく、その経験が仕事にどのように活かせるかを具体的に示すことが重要です。

以下に、具体的な注意点を紹介します。

仕事に繋げる

ダンスで得られたスキルや学びが、志望する企業での業務にどのように活かせるかを明確にアピールすることが重要です。

企業は、自社の求める人物像や価値観に合致する人材を探しています。

例えば、ダンスで培った体力や協調性、努力を継続する姿勢が、どのように職場で役立つかを具体的に示しましょう。

これにより、企業側に「この人はうちの会社にマッチする」と感じさせることができます。

成果だけをアピールしない

ガクチカとして「大会優勝」や「10年間続けた」といった成果や事実だけに焦点を当てるのは避けましょう。

企業が重視するのは、その成果に至るまでの過程や、そこから得た学びです。

例えば、大会で優勝するためにどのような努力をし、どのような困難を乗り越えたのか、その過程でどんなスキルや知識を得たのかを具体的に説明しましょう。

これにより、単なる成果の羅列ではなく、成長過程を通じて得た経験や考え方をアピールすることができます。

【ガクチカでダンス】構成

ガクチカを作成する際の構成についてポイントを解説します。

結論から始まり、背景や目的、達成するための過程、結果、学びと入社後への紐付けを順序立てて述べることで、わかりやすく伝えることができます。

結論「私のガクチカ=〇〇」

ガクチカとして取り上げる内容を最初に分かりやすく示すことで、選考担当者に一貫したメッセージを伝えることができます。

ここでは、「私のガクチカは中学から続けているダンスの経験です」と述べます。

このように最初に結論を述べることで、企業の選考担当者が関心を持って読み進められるようになるので、ぜひ意識してください。

背景「なぜ力を入れようと思ったのか」

つぎに、ダンスに力を入れた理由を説明します。

この部分では、ダンスがどのように自己成長やチーム活動に結びついているかを具体的に述べます。

例えば、幼少期からのダンスへの興味や、大学に入ってからの新たな挑戦としてのダンスサークル参加の動機などを説明することで、企業に背景を理解させることができます。

目的・目標・課題

ダンスに取り組む中で設定した具体的な目的や目標、そして直面した課題について述べます。

これは、活動の具体的な方向性や、その中での挑戦を示す重要な要素で、目標設定の理由や達成に向けた障壁について詳細に説明します。

例えば、ダンスの技術向上や大会での優勝を目指す中で、どのような課題や困難があったのか、それを克服するためにどのような計画を立てたのかを具体的に述べます。

達成/解決するための過程

課題を克服するために取った具体的な行動や戦略を説明します。

この部分では、問題解決のプロセスや具体的なステップ、チームとの協力方法などを詳細に述べます。

具体的な取り組みを示すことで、行動力や実行力をアピールします。

例えば、練習方法の工夫や、チームメンバーとの連携、フィードバックを受け入れる姿勢など、どのようにして目標達成に向けた努力を積み重ねたのかを具体的に説明します。

その結果(成果)

取り組みの結果として得られた成果を述べます。

ここでは、成果自体だけでなく、その過程で得た学びや成長も強調します。

結果はあくまで活動の一部であり、その背景にある努力や学びを示すことが重要です。

例えば、目標を達成したことで得られた自信や、新たなスキル、他のメンバーとの信頼関係の構築など、具体的な成果とその意義について詳細に述べます。

学び・入社後への紐付け

最後に、ダンスを通じて得た学びやスキルが、入社後の業務にどのように活かせるかを具体的に説明します。

ダンスで培った協調性や忍耐力、目標達成に向けた努力が、職場でのプロジェクトやチームワークにどのように貢献できるかを示します。

例えば、ダンスを通じて学んだリーダーシップや問題解決能力が、具体的にどのように仕事に応用できるかを述べ、企業への貢献度を示します。

PREP法は面接でも有効!

PREP法は面接でも非常に有効な手法です。

文章の提出では何度も見直しや添削ができる一方、面接では即興で話す必要があり、その場で焦らずに自分の考えを効果的に伝えるスキルが求められます。

PREP法とは、最初に結論を述べ(Point)、その後に理由を説明し(Reason)、具体例を挙げ(Example)、最後に再度結論を述べる(Point)という構成です。

この方法を用いることで、話の方向性が明確になり、論理的に一貫した説明が可能になります。

PREP法を頭に入れておけば、面接でも焦らずに伝えたいことを効果的に伝えることができ、論理的かつ説得力のある話し方が身につきます。

【ガクチカでダンス】例文

ここからはガクチカでダンス経験をうまく取り入れている例文をいくつか紹介します。

部活、サークル、習い事それぞれの視点の例文を取り上げているので参考にしてみてください。

ダンス部での経験

私のガクチカはダンス部での経験です。

部長として部員をまとめ、大会のFINALに出場することができました。

ダンスに力を入れた理由は、大学で自分を表現できる活動を探していたからです。

最初は意見の対立やスケジュールの調整が難しく、課題が山積みでしたが、ミーティングを重ね、コミュニケーションを密に取りながら解決していきました。

最終的には、全員が一丸となって大会に臨み、FINALに出場することができました。

この経験を通じて、チームで目標を達成するためには、協調性とリーダーシップが重要であることを学びました。

入社後も、チームで働く場面でこの経験を活かし、円滑なコミュニケーションと協力を通じて成果を上げたいと考えています。

ダンスサークルでの経験

私はダンスサークルに力を入れました。

チームリーダーとして、サークルメンバーとともにダンス動画をYouTubeに公開しました。

動画を公開することを目標に、毎週の練習を計画的に進め、メンバー全員が参加しやすい環境を作りました。

課題としては、メンバーのスケジュール調整や振り付けの完成度の向上がありました。

これを解決するために、練習時間を細かく調整し、定期的にフィードバックを行いながら進めました。

最終的には、高品質なダンス動画を完成させ、YouTubeで公開することができました。

この経験から、継続的な努力とリーダーシップの重要性を学びました。

入社後も、プロジェクトのリーダーシップを発揮し、チームの一員として成果を上げるために努力を続けたいと考えています。

習い事としてのダンスの経験

私のガクチカは、習い事としてのダンス経験です。

大学の勉強と両立しながら、大会メンバーに選出されるまで努力を重ねました。

ダンスに力を入れた理由は、自分の限界に挑戦し、成長したいと考えたからです。

大学の勉強とダンスの練習を両立することは大変でしたが、時間管理と自己規律を徹底しました。

特に、試験期間中や大会前の練習スケジュールの調整が大きな課題でした。

これを克服するために、勉強時間と練習時間をバランスよく配分し、効率的に取り組むことを心がけました。

その結果、大会のメンバーに選出され、優秀な成績を収めることができ、努力と自己管理の重要性を学びました。

入社後も、この経験を活かし、複数の業務を効率的にこなし、成果を上げるために全力を尽くしたいと考えています。

【ガクチカでダンス】まとめ

今回はダンスをガクチカで使用する場合のポイントや注意点を解説しました。

ダンスは十分ガクチカとして機能しますが、成果重視ではなく、なぜダンスなのか、どんな困難をどう乗り越えたのか、といった過程をしっかりとアピールすることが重要です。

例文も参考にしながら、納得のいくガクチカを作成してください。

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