
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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【就活の軸で長く働ける】就活の軸で長く働けるはありか
結論から言うと、会社向けに「長く働ける」を就活の軸として伝えるのはあまり良くありませんが、自分の企業選びの軸として考えるのであれば問題ありません。
出産や育児などの事情で休暇を取った後でも、しっかり職場復帰できる環境があることは重要です。
「長く働ける」を軸とすることは合理的な判断であり、自分にとって適切な企業を見つけるための有効な基準となります。
この軸を元に企業を選ぶことで、長期的に満足できる職場を見つけることができます。
※安定が欲しいと思われる可能性
就活の軸として「長く働ける」を挙げることは、企業から受け身な印象を与える可能性があります。
企業は学生に対して、組織への貢献や成長意欲を重視する傾向があります。
そのため、「長く働ける」を軸とする場合、単に安定を求めているだけではなく、自身のスキルや価値観が企業とどのようにマッチしているかを具体的に示すことが重要です。
例えば、「企業のビジョンに共感し、長期的に貢献したい」という形でアピールすることで、受け身ではなく積極的な姿勢を伝えることができます。
さらに、「長く働ける環境で自身のスキルを磨き、より良い結果を残したい」といった前向きな表現に置き換えることで、企業に対する魅力的なメッセージとなります。
このように、軸を工夫して伝えることで、「長く働ける」ことを肯定的に受け取ってもらうことが可能です。
【就活の軸で長く働ける】企業が何を見ているのか
企業が就活の軸を聞いてくる理由は、就活生の価値観や将来のビジョンを把握し、自社とのマッチ度を確認するためです。
特に、長く働いてくれるかどうかは、企業にとって重要なポイントとなります。
自社とのマッチ度
企業が就活の軸を聞いてくる意図の一つは、どのような価値観を持っているか、企業とのマッチ度を見極めるためです。
そのため、就活の軸を通じて、今後どのようなことをしたいのか、どのようになりたいのかを具体的に聞き、判断します。
これにより、自社の理念や方針と合致するかどうかを確認し、長期的に活躍できるかを見ています。
企業との相性を見極めるためには、自分の軸を明確にし、それが企業の価値観と一致していることを伝えることが重要です。
入社後長く働けるか
もう一つの理由は、就活生がどのくらい長く働いてくれるかを確認するためです。
採用には多くのコストや時間がかかるため、企業は早期退職などのミスマッチを避けたいと考えています。
そのため、企業は就活の軸を通じて、長期的に自社に貢献してくれる人材かどうかを見極めようとします。
将来のビジョンを明確に伝えることが大切ですが、「長く働ける」だけでは受け身すぎるので、具体的な目標や意欲を示すことが重要です。
【就活の軸で長く働ける】自分軸としての企業の判断基準
就活において「長く働ける」を軸とする場合、企業選びの基準を明確にすることが重要です。
長期間働き続けるためには、離職率や福利厚生の充実度、自分の価値観との一致、さらにはスキルアップの機会があるかを総合的に判断する必要があります。
以下では、「長く働ける」ことを判断するためにチェックすべきポイントを具体的に解説します。
離職率はどのくらいのパーセントか
企業で長く働けるかを判断する際、離職率は重要な指標の一つです。
特に若手社員の離職率が高い場合、労働環境や成長機会の不足、過重労働などの問題が潜んでいる可能性があります。
例えば、3年以内の若手社員の離職率が30%を超えている企業は、注意が必要です。
平均勤続年数が長い企業は、比較的安定した労働環境が期待できるため、採用情報や企業データを調べて確認しましょう。
さらに、企業口コミサイトや説明会を活用することで、実際の職場環境や働きやすさを具体的に知ることができます。
社員の生の声を参考にしつつ、企業が掲げる理念や制度が実際に運用されているかを確認することが重要です。
こうした情報を総合的に判断することで、離職率の背景にある要因を見極め、自分にとって働きやすい環境かどうかを判断できます。
産休・育児などの福利厚生の充実度
長期間働くうえで、ライフステージの変化に対応できる環境が整っているかは非常に重要です。
例えば、産休や育休の取得率が高く、男女問わず復職率が高い企業は、社員がライフイベントを経ても働き続けられる環境が整っていると考えられます。
また、介護休暇制度の有無や、時短勤務、フレックスタイム制度などの柔軟な働き方を支援する制度も重要なポイントです。
これらの情報は、企業のウェブサイトや採用パンフレットで確認できることが多いですが、口コミサイトや説明会で具体的な運用状況を聞くことも有効です。
制度があるだけでなく、実際に利用されているかどうかを確かめることで、企業が社員を長期間サポートする体制を本気で整えているかを判断できます。
こうした福利厚生が充実している企業では、ライフステージの変化に柔軟に対応しながら、安心して働き続けることができるでしょう。
その企業で長期間働く自分がイメージできるか
どれだけ条件が整っていても、企業の文化や働く環境が自分に合わなければ長続きしない可能性があります。
そのため、自分がその企業で「自分らしく働けるかどうか」を判断することが重要です。
具体的には、社風や職場の雰囲気、挑戦を歓迎する文化や風通しの良さなどが自分に合っているかを確認しましょう。
さらに、キャリアパスの透明性も重要なチェックポイントです。
昇進や異動のプロセスが明確で、自分が長期的にどのように成長できるかをイメージできる企業であることが望ましいです。
OB訪問や説明会を通じて、社員同士の雰囲気やチームワークの実態を確認することも役立ちます。
こうした情報を基に、自分がその企業で成長し続けられる姿を想像できるかどうかを判断することで、長期間働くイメージを具体化することができます。
スキル面においてどの企業に長期間いるメリットはあるか
長期間働くためには、同じ企業で働くことが自身のスキル向上にどう寄与するかを見極めることが重要です。
まず、研修制度の充実度を確認しましょう。
新入社員向けだけでなく、中堅社員や管理職向けの研修が用意されている企業では、継続的な成長が期待できます。
また、キャリアアップの機会が多く、新しいプロジェクトへの参加や部署異動、海外勤務などの経験を積める環境も重要です。
さらに、自分の専門分野においてスキルアップが可能かどうかを確認しましょう。
特定の業務や技術に特化したスキルを習得できる企業では、自身の市場価値を高めることができます。
これらの情報は、企業説明会や求人情報からだけでなく、OB訪問や口コミを通じて具体的に収集することが可能です。
企業で得られるスキルと自分のキャリア目標が一致しているかを確認することで、長期間働くメリットを最大化することができます。
【就活の軸で長く働ける】良く表した言い換え例
「長く働ける」の言い換え表現として、以下のようなものがあります。
- 1つの企業で経験
- キャリアを築きたい
- 企業の成長とともに自身も成長したい
ただし、どの企業にも当てはまる表現ではなく、その企業ならではの内容にすることが大切です。
【就活の軸で長く働ける】長く働けるを軸としているときのポイント
「長く働ける」を就活の軸とすることは、多くの就活生にとって魅力的な選択肢です。
しかし、単に「長く働ける」と伝えるだけでは受け身に感じられ、印象が良くないこともあります。
そこで、以下の3つのポイントを取り入れることで、より良い印象を与える志望動機を作成することができます。
受け身ではなく積極性
「安定している」「福利厚生が良い」などの要素は会社側が提供する利益であり、「恩恵を受ける」という意味に受け取られるため、受け身に感じられ、これでは印象が良くありません。
そこで、「長く働ける」うえで、自分から積極的に貢献できることを伝えることが重要です。
例えば、「長期的に企業の成長に貢献するために、新しいプロジェクトに積極的に参加したい」といった具体的な意欲を示すことで、積極性をアピールしましょう。
将来のビジョンを入れる
「長く働ける」という軸を理解してもらったうえで、入社後にどのような姿になりたいのか、将来のビジョンを伝えることが大切です。
面接官に入社後の活躍するイメージを与えられるほか、入社後にどうなっていたいのかを具体的に考えたという意欲を伝えることができます。
何年後にどのようなポジションに就きたいかなど、具体的な数字を用いるとより効果的です。
先に深堀をしておく
就活の軸は志望動機に直結するため、「なぜ志望するのか」「入社したらどうしたいのか」といった深掘り質問をされることがあります。
「長く働ける」は簡潔すぎるため、そのような質問をされる可能性が高く、基軸がしっかりしていれば、どんな質問が来ても一貫性を持って対応できます。
「長く働きたい」と考えた根拠をしっかりと固め、自分の軸として深掘りしておくことが重要です。
【就活の軸で長く働ける】印象のいい伝え方
就活の軸を企業に伝える際は、明確な構成が重要です。
軸を何か(結論)→その理由→入社後の貢献
の順番で話すことで、面接官に分かりやすく伝えることができます。
1.軸は何か
まずは自分が持っている就活の軸を結論から伝えます。
いきなり経験談を語り始めると、面接官が理解しづらくなるため、最初に軸を明確にすることが重要です。
軸が複数ある場合は、一つ一つ説明するのではなく、すべてを一度に紹介するのが良いです。
例えば、「私の就活の軸は『長く働ける環境』と『成長できる機会』です」といったように、簡潔に伝えることが求められます。
2.なぜその軸なのか
伝えた軸に対して、なぜその軸を大切にしているのか理由を話します。
理由を話すことで、自分が大事にしている価値観や考え方が伝わります。
この際、経験談やエピソードをプラスすることが大切です。
3.入社後の貢献
最後に、入社後どのように貢献していくのか、入社後のビジョンを伝えます。
「長く働ける」を軸としている場合には、期間を用いて明確に伝えることで、相手に具体的なメリットを示すことができます。
例えば、「5年後にはチームリーダーとして、プロジェクトを主導できるようになりたいです」といったように、具体的な目標を示すことで、企業側も安心して採用の検討ができます。
【就活の軸で長く働ける】長く働けるを伝える時の注意点
「長く働ける」を就活の軸とすることは、多くの企業に対してポジティブな印象を与えることができます。
しかし、単に「長く働きたい」とだけ伝えるのでは不十分です。
具体的な理由を明示し、柔軟性を示すことで、企業側からの信頼を得ることができます。
具体的な理由を用意しておく
単に「長く働きたい」という就活の軸を示すだけでは、企業側から良い印象を受け取れるとは限りません。
そのため、具体的な理由や背景を明記することが大切です。
例えば、企業の理念やビジョンに共感していること、成長機会が豊富であることなど、自分の価値観や目標が企業の特性と合致していることを示すと良いです。
具体的な理由を用意することで、面接官に対して納得感を与え、自分の軸がしっかりとしていることをアピールすることができます。
柔軟性を示す
「長く働きたい」という軸を伝える際には、同時に柔軟性を示すことが重要です。
長く働くうえでは、企業に何かしらの変化やチャレンジが起こるものです。
そのため、そういった状況に柔軟に対応できる姿勢を示すことが求められます。
具体的には、企業の変化や新しいプロジェクトに対して積極的に対応し、適応していく意欲をアピールすることが大切です。
これにより、企業側からの信頼を得ることができ、自分が長期的に貢献できる人材であることを印象付けることができます。
【就活の軸で長く働ける】例文
私の企業選びの軸は、「長期的なビジョンで自分の夢を体現する」ことです。
長期的な視野を持つことで、個人としても成長し、企業の発展にも貢献できると考えています。
大学時代、ゼミで新しいプロジェクトを立ち上げ、長期間にわたる計画を策定し実行しました。
特に、年間計画を作成し、チーム全体で目標を共有しながら取り組むことで、発表会で優秀な成績を収めることができました。
御社は長期的なビジョンを持ち、持続可能な成長を目指している企業であり、その点に強く共感しています。
例えば、御社の5年計画や、持続可能な社会を目指す取り組みは、私の価値観と一致しています。
御社で長期的なプロジェクトに携わり、自分の夢を実現しながら、企業の成長にも貢献したいと考えています。
まとめ
「長く働ける」という就活の軸は企業からしても魅力的ですが、「安定したい」「ゆるい環境で長く働きたい」といった考えが透けて見えたらNGです。
長く働くことで、自分がその企業にどんな貢献ができるのかという点にフォーカスしてアピールすることが重要です。
就活コンサルタント木下より
「長く働ける」は多くの人が持っている軸ですが、自分の経験を通じて内在化させ、唯一無二のものにすることで、他の就活生との差別化を図ることができます。