【例文3選】マーケティングの学問を自己PRにするコツについて徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

マーケティングに関する知識やスキルは実際に業務でも活用できるもので、上手くアピールできれば即戦力の印象を企業に与えることができます。

そこで今回の記事ではマーケティングを学ぶことで得られる強みや、効果的なアピールの仕方を解説します。

マーケティングの学問は自己PRになる?

マーケティングの学問は、自己PRにおいて非常に有効な素材となり得ます。

マーケティングは、消費者のニーズや市場の動向を分析し、戦略を立てる学問で、この知識を持っていることは、ビジネス全般において大きな強みとなります。

例えば、マーケティングの知識を活かして、データを分析し消費者の行動を予測することで、効果的なプロモーションや商品開発に繋げることができるでしょう。

マーケティングの学問は、ただ理論を学ぶだけでなく、実際に市場調査や分析を行うなど、実践的なスキルを身につける機会が多い点が特徴です。

この実践経験を通じて得た知識やスキルを、自己PRにうまく組み込むことで、企業に対して自分が即戦力となることをアピールすることができます。

人事が自己PRを聞く理由

効率的な自己PRを作成するためには、人事がなぜ自己PRを聞くのかを理解することが重要です。

自己PRは単に自分の強みを述べるだけではなく、企業が求める要素を的確にアピールする手段でもあります。

以下のポイントを押さえて、説得力のある自己PRを作成しましょう。

人柄を知るため

仕事はチームで進められることがほとんどです。

そのため、企業は応募者の人柄を非常に重視します。

単にスキルや経験があるだけでなく、チームメンバーとして他者とどのように関わり、どのように協力して目標を達成できるかが重要視されます。

コミュニケーション能力や協調性、責任感、柔軟性などが具体的に表現されている自己PRは、企業にとって非常に価値があります。

また、自分の性格や価値観を具体的なエピソードを通じて伝えることで、深い印象を与え、信頼感を得ることができます。

企業が求める能力や適性について知るため

企業は、応募者が自社のニーズに合った能力や適性を持っているかどうかを見極めるために自己PRを重視します。

例えば、問題解決能力やリーダーシップが求められる職種では、それらのスキルを実際にどのような状況で発揮したのか、具体的な事例を交えて説明することが求められます。

適性が企業の求めるものと一致していれば、それだけで選考の際に有利になります。

また、職種や業界に対する理解と自分の適性を関連付けて述べることで、自分がそのポジションに最適であることをアピールできます。

自己分析が出来ているかを知るため

自己分析は、自己PRを作成する上で最も重要なプロセスの一つです。

企業は応募者が自分の強みや弱みをしっかりと理解し、それをどのように活かせるかを把握しているかを確認したいと考えています。

自己分析が十分に行われていれば、自分がどのような状況で最もパフォーマンスを発揮できるかを明確に伝えられます。

また、他者からのフィードバックを取り入れた他己分析も行うことで、自己PRの内容がさらに深みを増し、説得力が高まります。

志望動機との違い

志望動機とは、就職活動において「なぜその企業を志望するのか」といった、応募者のキャリアビジョンや企業選びの理由を問うものです。

一方、自己PRは「自分が頑張ったこと」や「自分の強み」を具体的なエピソードを通じて述べ、企業に自分の価値をアピールするためのものです。

志望動機では、応募者がその企業でどのように活躍し、成長していきたいのかを伝えますが、自己PRでは過去の経験や成果を通じて、自分の能力や人柄を示し、企業にとってどのように貢献できるかを強調します。

マーケティングを学ぶことで得られる強み

マーケティングを学ぶことで得られる強みには、多くのスキルが含まれます。

マーケティングの学びを通じて培った強みをしっかりと理解し、自己PRや志望動機に効果的に取り入れることで、自分の価値をより高めることができます。

以下では、マーケティングを学ぶことで得られる具体的な強みを紹介します。

問題設定力

マーケティングを学ぶことで、問題設定力が自然と身につきます。

マーケティングの基本概念を学ぶ際には、まず目的やゴールを明確にすることが求められます。

何を達成するためにマーケティングを行うのか、どのような課題が存在するのかをしっかりと考える力が養われます。

このスキルは、単にマーケティングに限らず、ビジネス全般や日常生活の問題解決にも役立つ力です。

問題を正確に設定することで、効果的な解決策を導き出すための土台ができます。

計画性

マーケティングの学びを通じて、計画性を養うことができます。

マーケティング戦略を考える際には、短期的・長期的な計画を立てることが不可欠です。

また、試験や課題に向けた勉強でも、試験日から逆算して、どの科目に何時間を割くべきかを計算しながら勉強を進めることで、計画性が鍛えられます。

このスキルは、時間管理やプロジェクト管理など、様々な場面で活かせる重要な能力です。

計画的に物事を進めることで、効率的かつ効果的に目標を達成することができます。

戦略力

マーケティングの学習では、戦略力を高めることができます。

マーケティングとは、顧客に選ばれるために何をやるべきか、逆に何をやらないかを見極める作業です。

ターゲット市場の選定や、自分たちの強みを活かすための戦略を考える際に、この力が求められます。

戦略力があると、企業やプロジェクトが成功するための具体的な手段を策定することができ、ビジネスの現場で高く評価されるスキルです。

論理的思考力

マーケティングを学ぶことで、論理的思考力も向上します。

物事を体系的に理解し、矛盾のない仮説を設定する力は、マーケティングにおいて非常に重要です。

どこに着目すべきかを論理的に考えることで、より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

また、このスキルは、他のビジネス分野や日常生活においても、問題解決や意思決定の際に非常に役立つ能力です。

論理的思考力を高めることで、複雑な課題にも冷静に対応できるようになります。

紹介できる題材

マーケティング力を自己PRとしてアピールする際には、具体的な経験を挙げることが重要です。

経験に基づいたアピールは、マーケティングに対する理解を深めていることを示すだけでなく、実際にどのようにその知識を活用したかを伝えることができます。

以下に、効果的にマーケティング力をアピールするための経験をいくつか紹介します。

いい成績を取った

マーケティング関連のテストや試験で優れた成績を収めた経験は、マーケティング力を証明する一つの方法です。

単に「良い成績を取った」というだけでなく、具体的な数字やデータを示すことが重要です。

例えば、「マーケティング戦略のテストで95点を取得し、クラス平均の75点を大きく上回りました」といった具合です。

こうした具体的な数字を示すことで、あなたの学業成績がどれほど優れていたか、また、その結果がどれほどの努力や理解を反映しているかを、企業により強くアピールできます。

ゼミでの活動

マーケティングゼミでの活動経験も、自己PRとして非常に効果的です。

ゼミでは、実際のビジネスシナリオに基づいたマーケティング戦略の立案や、データ分析を行う機会が多くあります。

この経験をアピールする際には、単に「ゼミに参加した」という事実だけでなく、具体的な役割や成果について言及することが重要です。

さらに、自分なりに工夫した点や、プロジェクトを進める中での学びを加えることで、あなたの創意工夫や問題解決能力も伝えることができます。

自己PRの書き方

自己PRを書く際の基本的な流れを押さえることで、採用担当者にあなたの魅力をしっかりと伝えることができます。

まずは結論から始め、次に具体的なエピソードを交え、最後に入社後の貢献を述べることで、論理的で説得力のある自己PRを作成することができます。

結論

自己PRの最初に、自分の強みを明確に述べることが大切です。

採用担当者は大量のエントリーシートを短時間でチェックするため、最初に何が言いたいのかを明確にすることで、注意を引きつけることができます。

「私の強みは○○です」といった具合に、シンプルかつインパクトのある一文を最初に置くことで、読み手に「この人は何ができるのか」を即座に理解させることが重要です。

結論がはっきりしていないと、読み手の印象に残らず、自己PR全体の効果が薄れてしまう可能性があります。

逆に、明確な結論を最初に持ってくることで、その後の内容に対して期待感を持たせることができます。

具体的なエピソード

次に、結論として述べた強みを裏付ける具体的なエピソードを述べましょう。

この際、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって)を意識して書くことで、読み手に状況を理解させやすくなります。

例えば、アルバイトやゼミ活動、サークルでの経験を通じてどのようにその強みを発揮したかを具体的に述べることが重要です。

「アルバイトでの接客経験を通じて、顧客のニーズを正確に把握し、売上を10%向上させました」といった具体例を挙げることで、あなたの強みが実際にどのように役立つかをイメージしやすくなります。

このように、説得力を持たせるためには、できるだけ具体的な数字や成果を取り入れると効果的です。

入社後に貢献したいこと

最後に、入社後にその強みをどのように企業で活かしていくかを述べます。

企業は、自社の成長に貢献できる人物を求めているため、自分の強みがどのようにしてその企業の利益に直結するのかを明確に伝えることが大切です。

例えば、「私の強みであるコミュニケーション能力を活かして、御社のチームの一員として顧客満足度の向上に貢献したいと考えています」といった具体的な貢献方法を伝えます。

こうすることで、採用担当者に「この人を採用することで得られるメリット」を明確に伝えることができます。

また、具体的な役割や目標についても触れると、入社後のビジョンがよりクリアに伝わるので重要なポイントです。

例文

ここからはマーケティング力を自己PRに使っている例文をいくつか紹介します。

学業やゼミなど、経験別に分けて紹介するので、自分が持っている具体的なエピソードと近しいものを特に参考にしてみてください。

学業

例文

私は計画性を持って目標に向かって行動する力を強みとしています。

特に、マーケティングの学問を学ぶ中でこの力を培いました。

大学でマーケティングの授業を受ける際、S評価を取得することを目標に掲げました。

授業開始時から試験日までの期間を逆算し、1日2時間の勉強時間を確保する計画を立てました。

さらに、学んだ内容を復習し、関連する事例を自ら調べて理解を深めるなど、計画を着実に実行していきました。

その結果、無事にS評価を取得することができました。

この経験から、計画を立て、その計画を着実に実行することで成果を出すことができると実感しました。

入社後は、この計画性を活かし、マーケティングの専門知識をもとに、効果的な戦略を立てて御社の売上向上に貢献していきたいと考えています。

また、常に目標から逆算して行動することで、確実に成果を出し続けることを目指します。

ゼミ

例文

私の強みは、問題を的確に設定し、その解決に向けて行動する問題設定力にあると自負しています。

この力を最も発揮したのは、ゼミ活動において退学者を減らすプロジェクトに取り組んだ際です。

当初、ゼミの退学者が増加していることが問題視されており、その原因を明らかにすることが求められていました。

そこで私はまず、ゼミ生全員にアンケートを実施し、どのような点に不満を感じているのかを明確にしました。

その結果、指導方法やカリキュラムの内容に問題があることがわかり、具体的な改善策を提案しました。

その後、これらの改善策を実施することで、退学者は前年よりも20%減少しました。

この経験から、問題の本質を見抜き、効果的な対策を講じることが重要であると学びました。

入社後は、この問題設定力を活かして、貴社の課題を解決し、業績向上に貢献していきたいと考えています。

ゼミ

例文

私の強みは、複雑な問題を分解し、論理的に解決策を導き出す論理的思考力で、この能力を発揮したのは、ゼミのプロジェクトでの経験が顕著な例だと思っています。

プロジェクトの初期段階では、計画が思うように進まず、メンバー全員が困惑していました。

そこで私は状況を冷静に分析し、計画のどの部分に問題があるのかを一つずつ分解して考えることにしました。

例えば、タスクの割り振りが不均等であったり、情報共有が不十分であったりしたため、これらの問題を明確にし、改善策を提案しました。

その結果、プロジェクトは順調に進行し、最終的には当初の目標を達成することができました。

この経験から、論理的に物事を考えることで、複雑な問題にも冷静に対応し、成果を上げることができると実感しました。

入社後は、この論理的思考力を活かし、貴社の業務改善やプロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。

自己PR作成する際の注意点

マーケティングを自己PRで使用する際の注意点についていくつか解説します。

ただ自分が言いたいことを伝えるのが自己PRではなく、企業の意図やニーズにマッチしたアピールをすることが重要なので、以下で挙げる点はすべて意識しましょう。

学業の結果のみをアピールする

結果だけでは、採用担当者の心に刺さりません。

それまでにどのような努力や工夫がなされたのかを書き出すことが重要です。

例えば、高い成績を取得した際には、その成績を達成するためにどのような計画を立て、どんな困難に直面し、それをどのように乗り越えたかを具体的に説明しましょう。

単なる数字の羅列ではなく、そこに至るまでのストーリーを描くことで、採用担当者にも努力や工夫が伝わりやすくなります。

マーケティングを必要としていない

マーケティングを専門とする企業では、その知識や経験が評価されますが、営業職や他の職種においてはその効果が薄れる場合があります。

そのため、自己PRを書く際には、自分のスキルが応募先企業や職種にどれだけマッチしているかを確認することが重要です。

企業が求めるスキルや適性に焦点を当てた内容に調整し、マーケティングに固執せず、その職種に必要な能力をアピールするようにしましょう。

例えば、営業職に応募する場合には、マーケティングの知識を活かして顧客分析や市場調査を行い、売上向上に貢献した経験などを強調すると良いです。

人を巻き込んだ経験があるか

一人で完結する仕事は少なく、チームでの取り組みや他者への影響力も評価されるポイントです。

周りにどのような影響を与えたのか、どのようにしてチームやメンバーを巻き込んでプロジェクトを進めたのかを自己PRに盛り込みましょう。

リーダーシップや協調性を示すエピソードを通じて、あなたが組織の中でどのように貢献できるかをアピールすることが大切です。

さらに、チーム内での役割分担や意見調整をどのように行ったのか、メンバーが持つ強みを引き出して協力体制を築いた経験なども具体的に記載すると、より効果的です。

まとめ

マーケティングは効果的にアピールできれば企業からしても非常に魅力的な強みになります。

しかしマーケティングという学問が非常に専門的で付け焼刃のアピールでは逆効果になってしまいます。

この記事で紹介している例文やアピールのポイント、注意点等をしっかりと意識しながら自己PRを作成することが内定への鍵となります。

また、企業へどう貢献できるか強調することも忘れないようにしましょう。

 

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