【大学4年生】6月からの就活ですべきことや就活のやり直し方法について徹底解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【大学4年生】就活は6月からでも間に合うのか

大学4年生でもう6月だけど、今から就活を始めても間に合うのかな?と不安を感じている方もいるかもしれません。

結論から言うと、まだ十分に間に合います。

就職活動は早期に始めるに越したことはありませんが、6月以降も多くの企業が採用活動を続けており、内定を獲得するチャンスは十分にあります。

大切なのは、残された期間でいかに効率的に、そして戦略的に行動するかです。

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この記事では、6月以降の就活スケジュールや、具体的な対策について詳しく解説していきます。焦らず、しかし着実に、内定獲得に向けて行動していきましょう。

【大学4年生】就活スケジュールにおいて6月はどのような時期か

就職活動における6月は、多くの企業で選考が本格化し、内定が出始める時期です。

特に大手企業においては、この時期までに選考を終え、内定を出すケースが多く見られます。

しかし、だからといってチャンスがなくなるわけではありません。

6月以降も採用活動を継続する企業は存在し、特に中小企業やベンチャー企業、あるいは大手企業の二次募集や秋採用といった形で、新たな機会が生まれることもあります。

この時期の就活の特徴を理解し、戦略的に行動することで、内定獲得に繋げることが可能です。

選考のほとんどは面接

6月以降の就職活動では、選考のほとんどが面接へと移行しています。

エントリーシート(ES)の提出やWebテストといった初期選考を終え、企業は学生との直接的な対話を通じて、人柄や能力、入社意欲を深く見極めようとします。

この段階では、ESに書かれた内容だけでなく、あなたの話し方や論理性、コミュニケーション能力、そして企業への熱意が重要視されます。

面接対策として、自己分析を深め、自身の経験を具体的に語れるように準備しておくことが不可欠です。

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企業が求める人物像を把握し、それに合致する自身の強みや学びをアピールすることも非常に重要となります。面接の場では、論理的に話すことはもちろん、質問の意図を正確に理解し、簡潔かつ的確に答える練習を重ねることが、選考を突破するための鍵となるでしょう。

募集はベンチャー企業や中小企業が多い

6月以降の就職活動では、ベンチャー企業や中小企業の募集が多くなる傾向があります。

大手企業が採用活動を一段落させる中で、これらの企業は通年採用や追加募集を行うことが少なくありません。

ベンチャー企業や中小企業は、大手企業とは異なる魅力を持っています。

例えば、若手のうちから裁量のある仕事に挑戦できたり、企業の成長を肌で感じながら働くことができたり、アットホームな雰囲気の中で働けるといった点が挙げられます。

また、採用過程においても、大手企業に比べて個々の学生とじっくり向き合う傾向があり、あなたの個性や潜在能力をより深く評価してくれる可能性があります。

これらの企業に目を向けることで、新たな可能性を発見し、自分に合った企業を見つけることができるかもしれません。

企業規模にとらわれず、自身の価値観や目標に合致する企業を探すことが、6月以降の就活では特に重要となります。

二次募集や秋採用が始まる

大手企業の中には、6月以降に二次募集や秋採用を開始するところもあります。

これは、当初の採用計画に満たない場合や、辞退者が出た場合などに行われることが多く、一度選考に落ちてしまった企業でも、再挑戦できるチャンスが生まれる可能性があります。

また、夏から秋にかけてインターンシップを実施し、その参加者の中から採用を行うインターンシップ採用も増えてきています。

これらの機会を逃さないためにも、企業の採用ページや就職情報サイトをこまめにチェックし、最新の情報を収集することが重要です。

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二次募集や秋採用は、通常の選考とは異なるスケジュールで進むことが多いため、それぞれの企業の採用動向に合わせた対策を立てる必要があります。諦めずに情報収集を続け、積極的に行動することで、大手企業への内定獲得の道が開ける可能性も十分にあります。

【大学4年生】6月の内定率は最新の内定率を解説

就職活動における内定率は、多くの学生にとって大きな関心事でしょう。

特に6月に入ると、周囲の友人が内定を獲得し始める中で、自分だけが取り残されているような不安を感じるかもしれません。

しかし、内定率は常に変動しており、時期によって状況は変化します。

最新の内定率の傾向を把握し、自身の就職活動に活かすことが重要です。

ここでは、26卒の最新の内定率データと、25卒の動向から予測される今後の内定率について詳しく解説していきます。

26卒の最新内定率(2025年5月1日)

就職みらい研究所(リクルート)が2025年5月14日に発表した就職過程調査(2026年卒)によると、大学生の5月1日時点での内定率は75.8%でした 。

この数字は、多くの学生がこの時期までに内定を獲得していることを示していますが、裏を返せば、まだ内定を獲得していない学生も一定数存在するということを意味します。

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このデータはあくまで全体像であり、個々の学生の状況はそれぞれ異なります。焦らず、自身のペースで就職活動を進めることが大切です。

25卒からみる6月以降の内定率予測

リクルートが運営する就職みらい研究所の調査就職過程調査(2025卒)によると、去年の大学4年生の5月1日時点での内定獲得率は72.4%でした 。

これは4月と比べて約15%伸びる形となっています 。

25卒と26卒を比較すると、4月と5月のどちらも26卒の方が3%ほど内定率が高い傾向にあります 。

この傾向が6月以降も続くと仮定すると、2026年6月1日時点では約85%、7月1日時点では約91%の学生が内定を獲得すると予測できます 。

これらの予測はあくまで過去のデータに基づいたものであり、必ずしもその通りになるとは限りません。

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この数字から、6月以降も内定獲得のチャンスが十分にあることが理解できるでしょう。内定率の推移を参考にしつつ、自身の状況に合わせて具体的な行動計画を立てていくことが重要です。

就活を6月から始めて内定を獲得するためのスケジュール

大学4年生の6月から就職活動を始める場合、効率的かつ戦略的に動くことが内定獲得への鍵となります。

すでに選考が進んでいる企業も多い中で、どのように時間を使い、何を優先すべきかを明確にすることが重要です。

ここでは、6月から就活を始めて内定を獲得するための具体的なスケジュールと、陥りがちな失敗スケジュールについて解説します。

計画的に行動し、納得のいく形で就職活動を終えられるよう、ぜひ参考にしてください。

就活を6月から始めるときのおすすめスケジュール

6月から就活を始める場合、効率的な時間配分と優先順位付けが非常に重要です。

闇雲に動くのではなく、明確な目標を持って各フェーズに取り組むことで、内定獲得に近づくことができます。

以下に、おすすめのスケジュールと各時期にやるべきことをまとめました。

6月前半~企業選びの方針を固め、数社の企業説明会にエントリーする

就職活動のスタートダッシュとして、まずは企業選びの軸を明確にすることから始めましょう。

どんな業界で働きたいのか、どのような企業文化が自分に合うのか、譲れない条件は何かといったことを具体的に洗い出します。

自己分析を通じて自身の強みや興味を再確認し、それと合致する企業群を絞り込んでいく作業が重要です。

同時に、興味を持った数社の企業説明会に積極的にエントリーしましょう。

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この段階では、多くの企業に触れることで、自身の視野を広げ、本当に働きたいと思える企業を見つけるきっかけにもなります。焦らず、しかし着実に、企業選びの土台を築いていく意識を持つことが大切です。

6月後半~企業説明会に参加しながら、ESやテストの準備を進める

6月後半は、参加を決めた企業説明会に積極的に足を運びながら、並行してエントリーシート(ES)や適性テストの準備を進める時期です。

企業説明会では、企業の事業内容や文化、働き方について深く理解を深めるとともに、社員の方々と交流する機会があれば、積極的に質問を投げかけてみましょう。

これにより、企業のリアルな雰囲気を掴み、ESや面接での志望動機に深みを持たせることができます。

ES作成では、これまでの経験を具体的に記述し、企業が求める人物像と自身の強みがどのように合致するかを効果的にアピールできるよう準備を進めましょう。

また、多くの企業で実施されるWebテストや筆記試験の対策も、この時期から始めておくことで、本番で落ち着いて臨むことができます。

7月前半面接に進むことができた企業の選考対策を最優先にしながら、選考突破を目指す

7月前半は、いよいよ本格的な選考が始まる時期です。

ESやWebテストを突破し、面接に進むことができた企業の選考対策を最優先で進めましょう。

面接では、これまでの経験や自身の強みを、企業の求める人物像に合わせて具体的に伝える準備が必要です。

想定される質問に対する回答を事前に用意するだけでなく、模擬面接などを通じて、話し方や立ち居振る舞いも意識的に練習することが重要です。

また、逆質問の準備も怠らないようにしましょう。

逆質問は、企業への関心度や入社意欲をアピールする絶好の機会です。

企業研究を徹底し、具体的な質問を用意することで、面接官に良い印象を与えることができます。

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この時期は、選考を突破することに全力を注ぎ、目の前の課題を一つずつクリアしていくことに集中しましょう。

7月後半内定間近の企業への意志決定の準備を進めつつ、落ちたら追加でエントリーする

7月後半は、内定が視野に入ってくる時期です。

もし内定間近の企業がある場合は、その企業への入社意思を固めるための情報収集や、企業への質問事項を整理するなど、意思決定に向けた準備を進めましょう。

同時に、もし選考に落ちてしまった企業があった場合でも、落ち込むことなく、すぐに気持ちを切り替えて追加で企業へのエントリーを開始することが重要です。

この時期にも、中小企業やベンチャー企業、あるいは大手企業の二次募集などが活発に行われている可能性があります。

新たな企業の情報を収集し、自身の興味や強みに合致する企業が見つかれば、積極的に応募していきましょう。

最後まで諦めずに、常に次の一手を考えて行動することが、内定獲得へと繋がります。

8月前半~内定獲得、十分な企業理解の上で意志決定をする

8月前半には、内定を獲得する学生が増えてきます。

内定が出た場合でも、すぐに意思決定をするのではなく、その企業が本当に自分に合っているのか、入社後に後悔しないかを十分に見極めることが重要です。

企業の事業内容、社風、働き方、キャリアパスなど、多角的に情報を収集し、疑問点があれば人事担当者に確認するなどして、不安を解消しておきましょう。

複数の企業から内定をもらっている場合は、それぞれの企業を比較検討し、自身のキャリアプランや価値観に最も合致する企業を選ぶことが大切です。

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後悔のない選択をするためにも、焦らず、しかし決断力を持って、自身の将来を真剣に考える時間を持ちましょう。

8月後半~9月学生最後の夏休みを楽しむ

内定を獲得し、入社企業を決定した後は、学生生活最後の夏休みを存分に楽しみましょう。

これまでの就職活動で培った経験や学びは、今後の人生において必ず役立つはずです。

この期間は、友人との旅行や趣味に没頭するなど、心身のリフレッシュに努めることが重要です。

社会人になると、学生時代のような長期休暇はなかなか取れません。

貴重なこの時間を大切にし、心ゆくまで学生生活の思い出を作りましょう。

リフレッシュすることで、入社後の新たな生活に向けて気持ちを切り替え、充実したスタートを切ることができます。

10月1日~内定式参加

10月1日は、多くの企業で内定式が開催される日です。

内定式は、正式に企業の一員となる第一歩であり、同期となる内定者たちとの顔合わせの場でもあります。

内定式に参加することで、改めて入社への意識が高まり、社会人としての自覚を持つ良い機会となるでしょう。

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企業によっては、内定式後に懇親会が開催されることもあります。積極的に参加し、同期や先輩社員との交流を深めることで、入社後の不安を軽減し、スムーズに職場に溶け込むための良い準備ができます。

就活を6月から始めた人のよくある失敗スケジュール

就職活動を6月から始める学生の中には、効率的な進め方を知らずに失敗してしまうケースも少なくありません。

特に、情報収集や自己分析の優先順位を間違えたり、選考対策が後手に回ったりすることで、思うような結果に繋がらないことがあります。

以下に、6月から就活を始めた人が陥りやすい失敗スケジュールとその問題点を解説します。

これらの失敗を避けることで、よりスムーズに内定を獲得できる可能性が高まります。

6月前半~業界研究を始めて、志望企業を探す

6月前半にようやく業界研究を始め、そこから志望企業を探し始めるのは、出遅れの原因となる典型的な失敗パターンです。

多くの企業がすでに選考を進めている中で、この時期に業界研究から始めるのでは、エントリーできる企業が限られてしまう可能性があります。

本来、業界研究や企業選びの軸は、就職活動の早い段階で固めておくべきものです。

この段階でスタートを切ると、焦りから十分な検討ができず、本当に自分に合った企業を見つけられないまま、手当たり次第にエントリーしてしまうことにも繋がりかねません。

6月後半~自己分析やESを作成する

6月後半になってから自己分析やエントリーシート(ES)の作成に取り掛かるのも、よくある失敗です。

自己分析は、自身の強みや弱み、興味関心、価値観などを深く理解するために不可欠な過程であり、ESや面接で効果的に自己アピールをするための土台となります。

これを後半に回してしまうと、ES作成に十分な時間をかけられず、内容が薄くなってしまったり、自身の魅力が十分に伝わらないESになってしまう可能性があります。

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ES作成と並行して多くの企業のES提出期限が迫ってくるため、精神的な負担も大きくなります。

7月前半会社説明会に行く

7月前半にようやく会社説明会に参加し始めるのは、選考の機会を逃してしまう可能性が高い失敗パターンです。

多くの企業では、この時期にはすでに会社説明会の受付を締め切り、選考が本格的に始まっています。

参加できる会社説明会が限られてしまい、興味のある企業を見つけても、すでにエントリーの機会が失われているという状況に陥りかねません。

会社説明会は、企業の事業内容や社風を理解し、自身の志望度を高めるための重要な機会です。

この時期に初めて参加するのでは、十分な企業研究ができず、選考で不利になることも考えられます。

7月後半面接を詰める

7月後半になって慌てて面接対策を詰めるのも、十分な準備ができないまま面接に臨むことになりかねない失敗です。

面接は、企業に自分自身をアピールする最後の砦であり、事前の準備が合否を大きく左右します。

この時期に面接対策を始めるのでは、想定される質問への回答準備や模擬面接など、十分な練習時間を確保することが困難になるでしょう。

その結果、面接で緊張してしまったり、質問の意図を正確に捉えられず、自身の魅力を十分に伝えられないまま終わってしまう可能性があります。

8月前半~残りの面接をこなす

8月前半になってもまだ多くの面接をこなしている状態は、就職活動が長引いているサインであり、精神的な疲弊も大きくなるでしょう。

この時期には、多くの学生が内定を獲得し、就職活動を終えているため、周囲との比較から焦りを感じやすくなります。

残りの面接をこなすことに追われ、一つ一つの面接に対する集中力が低下してしまうことも考えられます。

結果として、納得のいく形で内定を獲得できないまま、不本意な選択をしてしまうリスクが高まります。

8月後半~9月内定がもらえたが、企業の情報を知らないまま入社を決意

8月後半から9月にかけて内定を獲得できたものの、企業の情報を十分に知らないまま入社を決意してしまうのは、入社後のミスマッチに繋がる大きな失敗です。

焦りから、内定が出た企業に深く検討することなく飛びついてしまうケースが見られます。

しかし、企業の事業内容、社風、働き方、キャリアパスなどを十分に理解せずに決めてしまうと、入社後にこんなはずではなかったと後悔することになりかねません。

入社後の後悔を避けるためにも、内定が出たからといって安易に飛びつくのではなく、企業への理解を深める時間を必ず持つようにしましょう。

10月1日~内定式参加or納得が行かず就活続行

10月1日の内定式に参加するものの、企業の選択に納得がいかず、就職活動を続行するかどうか迷う状況は、6月から就活を始めた人に多く見られる失敗の末路です。

焦りから十分な検討をせずに内定を承諾してしまった結果、本当にやりたいことや、自分に合った企業ではなかったと後悔してしまうケースです。

この段階で就職活動を続行するとなると、精神的な負担も大きく、選考の機会もさらに限られてくるため、非常に厳しい状況に追い込まれることになります。

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このような事態を避けるためにも、早期から計画的に就職活動を進め、納得のいく形で内定を獲得することが何よりも重要です。

【大学4年生】6月から就活を始める学生が内定獲得のためにすべきこと5選

大学4年生の6月から就職活動を始めることは、決して遅すぎるわけではありません。

しかし、限られた時間の中で効率的に内定を獲得するためには、戦略的な行動が不可欠です。

ここでは、6月スタートの学生が内定獲得のために特に注力すべき5つのポイントを解説します。

これらのポイントを意識して行動することで、納得のいく結果に繋がる可能性を高めることができます。

自己分析をして就活の軸や強みを明確にする

就職活動を始めるにあたって、自己分析は非常に重要なステップです。

特に6月から始める場合、時間をかけずに効率的に自己分析を進めることが求められます。

これまでの経験を振り返り、自分がどのようなことに興味を持ち、どんな時にやりがいを感じるのか、どのような能力を発揮してきたのかを具体的に洗い出しましょう。

これにより、就職活動の軸、つまりどのような企業で働きたいのか、仕事を通じて何を成し遂げたいのかという方向性が明確になります。

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自身の強みや弱みを客観的に把握することで、エントリーシート(ES)や面接で効果的に自己アピールができるようになります。自己分析が曖昧なままだと、企業選びの軸がぶれたり、面接で説得力のある回答ができなかったりするため、最初にしっかりと時間をかけて取り組むことが大切です。

5社~8社ほどに絞ってエントリーする

6月以降の就職活動では、無闇に多くの企業にエントリーするのではなく、ある程度絞り込んで質の高いエントリーを心がけることが重要です。

やみくもに多くの企業にエントリーしても、ESの作成や面接対策に十分な時間を割けなくなり、結果として一つも内定が得られないという状況に陥りかねません。

自身の興味や適性、そして就職の軸に合致する企業を5社から8社程度に絞り込み、それぞれの企業に対して丁寧な企業研究を行いましょう。

そして、その企業への志望度の高さや入社への熱意を具体的にアピールできるESを作成し、面接対策に注力することが、内定獲得への近道となります。

一つ一つの企業に真剣に向き合うことで、質の高い選考対策が可能となり、内定獲得の確率を高めることができます。

募集状況に合わせて、複数の業界にエントリーする

6月以降の就職活動では、大手企業を中心に採用活動が一段落している傾向があるため、募集状況に合わせて柔軟に複数の業界に目を向けることが内定獲得の鍵となります。

例えば、大手企業に絞りすぎると、選考のチャンスが限られてしまう可能性があります。

そこで、これまで検討していなかった業界や、中小企業、ベンチャー企業なども視野に入れることで、新たな可能性が広がります。

特にベンチャー企業や中小企業は、この時期も積極的に採用活動を行っていることが多く、大手企業では得られないような裁量権の大きな仕事や、企業成長を肌で感じられる環境があるなど、独自の魅力を持っています。

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業界や企業規模にこだわりすぎず、自身の強みや学びを活かせそうな企業を幅広く探し、積極的にエントリーしてみましょう。

面接対策に力を入れる

6月以降の就職活動では、選考の大部分が面接となります。そのため、面接対策に最も力を入れるべきです。

ESやWebテストを通過したとしても、面接で自身の魅力や能力を十分に伝えられなければ、内定を獲得することはできません。

自己分析で明確にした自身の強みや経験を、企業が求める人物像に合わせて具体的に語れるように準備しましょう。

想定される質問に対する回答を事前に用意するだけでなく、模擬面接などを通じて、話し方や表情、立ち居振る舞いといった非言語的な要素も意識的に練習することが重要です。

また、逆質問の準備も怠らないようにしましょう。

逆質問は、企業への関心度や入社意欲をアピールする絶好の機会です。

企業研究を徹底し、具体的な質問を用意することで、面接官に良い印象を与え、内定へと近づくことができます。

ひとりで就活を進めず客観的なアドバイスをもらう

6月から就職活動を始める学生は、効率的に内定を獲得するためにも、一人で抱え込まずに客観的なアドバイスをもらうことが非常に重要です。

家族や友人、大学のキャリアセンターの職員、就職エージェントなど、頼れる人に積極的に相談しましょう。

特に、就職活動のプロであるキャリアセンターの職員や就職エージェントは、ESの添削や模擬面接、企業選びに関する具体的なアドバイスなど、多岐にわたるサポートを提供してくれます。

自分では気づかない強みや弱みを指摘してもらえたり、業界の最新情報や選考の傾向を教えてもらえたりすることで、より効果的な対策を立てることができます。

客観的な視点を取り入れることで、自身の就職活動をより良い方向に導くことが可能になります。

【大学4年生】就活を6月から始める学生が内定獲得のために意識すべきこと

大学4年生の6月から就職活動を始める場合、時間が限られているからこそ、効率的かつ戦略的に行動することが内定獲得への鍵となります。

すでに早期から活動している学生がいる中で、後れを取り戻すためには、いくつかの点を意識して行動する必要があります。

ここでは、6月スタートの学生が内定獲得のために特に意識すべきことについて解説します。

なるべく早く選考に参加する

6月から就職活動を始める場合、何よりもなるべく早く選考に参加することを意識しましょう。

多くの企業がすでに選考を進めている中で、悠長に構えている時間はありません。

興味のある企業が見つかったら、企業の採用ページや就職情報サイトをこまめにチェックし、募集が開始されたらすぐにエントリーできるよう準備を整えましょう。

特に、ベンチャー企業や中小企業の中には、通年採用を行っているところや、選考のサイクルが比較的早いところも多いため、そうした企業を積極的に狙うのも有効な戦略です。

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準備が完璧でなくても、まずは行動を起こし、選考の場数を踏むことで、自身の課題が見えてきたり、面接に慣れたりすることができます。

10月までに終わらせる意識を持つ

就職活動を6月から始める場合、10月までに終わらせるという明確な目標意識を持つことが非常に重要です。

10月1日は一般的に内定式が行われる日であり、多くの企業がこの日までに採用活動を終えることを目指しています。

それ以降も採用活動を続ける企業はありますが、選択肢は狭まり、さらに厳しい戦いとなることが予想されます。

そのため、限られた期間で集中して活動し、できる限り早く内定を獲得することを目標に掲げましょう。

この目標を設定することで、各選考に臨む際の集中力が高まり、効率的に就職活動を進めることができるようになります。

持ち駒を切らさないようにする

就職活動において持ち駒とは、選考を受けている企業のことを指します。

6月から就活を始める学生は、この持ち駒を常に複数抱えている状態を維持するよう意識しましょう。

選考は思い通りに進まないことも多く、途中で不採用となるケースも少なくありません。

もし持ち駒が少なくなってしまうと、不採用になった際に次の選考先がなく、精神的に追い込まれてしまう可能性があります。

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常に複数の企業にエントリーし、選考を受けている状況を作ることで、万が一の事態に備えることができます。これにより、精神的な余裕も生まれ、一つ一つの選考に落ち着いて臨むことができるでしょう。

業界は広げすぎない

就職活動の後半戦から参入する場合、焦りから手当たり次第に多くの業界にエントリーしようとしてしまう学生がいますが、これは避けるべきです。

受ける業界を増やしすぎないようにしましょう。

業界を広げすぎると、それぞれの業界に関する知識や企業研究が浅くなり、結果としてどの企業の選考でも説得力のある志望動機を伝えられなくなってしまいます。

また、それぞれの業界に合わせたES作成や面接対策に時間を割くことも難しくなり、効率が著しく低下します。

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自己分析で明確にした自身の興味や強みに合致する、少数の業界に絞って深掘りし、その中で複数の企業にエントリーする方が、内定獲得の可能性を高めることができます。

【大学4年生】就活をやり直したい人はまずボトルネックを特定しよう

大学4年生になり、就職活動が思うように進まない、あるいは一度内定をもらったものの、本当にこの企業で良いのかと疑問を感じている方もいるかもしれません。

就職活動をやり直したいと考えるのは、決して珍しいことではありません。

しかし、闇雲にやり直すのではなく、まずは何がうまくいっていないのか、いわゆるボトルネックを特定することが重要です。

自分の就職活動のどこに課題があるのかを明確にすることで、効果的な対策を立て、次こそは納得のいく内定獲得へと繋げることができます。

就活の軸があいまい

就職活動がうまくいかない原因として、最も多いのが就活の軸があいまいなケースです。

就活の軸とは、企業選びの基準となる自分が仕事を通じて何をしたいのか、どんな環境で働きたいのか、何を大切にしたいのかといった価値観のことです。

この軸が明確でないと、応募する企業に一貫性がなくなり、バラバラな業界や企業に手当たり次第に応募してしまいがちです。

その結果、企業への志望動機が浅くなってしまったり、面接で説得力のある回答ができなかったりして、選考を突破できません。

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こうなるとまるでスタートラインに立てていないような状況に陥ってしまい、内定獲得に繋がらないという悪循環に陥ってしまいます。

自分に合わない業界企業を志望している

自己分析や業界研究が不十分なまま、なんとなくで企業や業界を選んでしまっている場合も、就職活動が停滞する大きな原因となります。

周りの学生がエントリーしているから、有名企業だからといった理由だけで志望していると、いざ選考に進んだ際に、その企業や業界の仕事内容や企業文化が自分に合わないと感じてしまうことがあります。

そうなると、心の底から入社したいという熱意が生まれず、志望動機が表面的なものになってしまいます。

結果として、面接官にはその熱意が伝わらず、選考を突破できないという状況に陥ってしまいます。

自分に合わない企業を志望し続けることは、時間の無駄にもなり、精神的な疲弊も招いてしまいます。

志望動機に魅力がない

選考で落とされてしまう大きな理由の一つに、志望動機に魅力がないという点が挙げられます。

ここでいう魅力がない志望動機とは、企業の事業内容や特徴をただ羅列するだけで、なぜその企業でなければならないのか、自分がその企業でどのように貢献したいのかが具体的に伝わらないものです。

表面的な情報しか盛り込まれていないため、企業への熱意や本気度が感じられず、採用担当者の心に響きません。

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汎用的な内容で、他の企業にも使い回せるような志望動機では、その企業への志望度が低いと判断されてしまい、選考を突破することは難しいでしょう。

面接対策ができていない

エントリーシート(ES)や適性テストを通過し、面接に進むことができたとしても、面接対策が不十分であれば内定獲得は困難です。

話す内容自体は十分魅力的であるにもかかわらず、それを効果的に伝える能力が低い場合、面接官にあなたの魅力や能力が伝わりません。

具体的には、質問の意図を正確に理解せずに的外れな回答をしてしまったり、論理的に話せず伝えたいことが伝わらなかったり、緊張から声が小さくなったり、表情が硬くなってしまったりといったことが挙げられます。

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どんなに素晴らしい経験やスキルを持っていても、面接の場でそれを表現できなければ、選考を突破することはできないでしょう。

【大学4年生】ボトルネック別の対処方法

就職活動のボトルネックを特定したら、次はその課題を解決するための具体的な対処方法を実行に移すことが重要です。

闇雲に努力するのではなく、自身の弱点に焦点を当てて対策を講じることで、効率的に内定獲得へと近づくことができます。

ここでは、それぞれのボトルネックに応じた具体的な対処方法を解説します。

就活の軸があいまいな場合

就職活動の軸が曖昧な場合は、自己分析を徹底的に行うことが何よりも重要です。

過去の経験を深く掘り下げてみましょう。

どのような時に喜びを感じ、どんな課題に直面し、どのように乗り越えてきたのか、具体的なエピソードを書き出してみてください。

アルバイトや学業、サークル活動など、どんな経験でも構いません。

それぞれの経験を通じて、自分が何を学び、どんな能力を身につけたのかを明確にします。

さらに、将来どのような働き方をしたいのか、どんな社会人になりたいのかといったビジョンを具体的に描いてみましょう。

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就活の軸を定めることで、自身が本当に求めるものが明確になり、企業選びの軸が定まります。この軸が定まれば、なんとなくでエントリーすることがなくなり、自信を持って志望企業を選ぶことができるようになるでしょう。

自分に合わない業界企業を選んでいる

自分に合わない業界や企業を選んでいると感じるなら、業界研究と企業研究を改めて行い、視野を広げることが重要です。

まずは、業界地図や業界研究本などを活用して、世の中にはどのような業界があり、それぞれどのようなビジネスモデルで成り立っているのかを幅広く理解しましょう。

その上で、興味を持った業界については、オンラインで開催される合同説明会や、個別の企業説明会に積極的に参加してみるのが一番です。

実際に企業の人から話を聞くことで、ウェブサイトだけでは分からない企業の雰囲気や働き方、社員の方々の生の声に触れることができます。

また、様々な企業を見ることで、これまで知らなかった魅力的な企業や、自分に合った働き方ができる企業に出会える可能性があります。

魅力的な志望動機ができていない場合

魅力的な志望動機を作るためには、単に企業の特徴を述べるだけではなく、なぜその企業なのかという点を具体的にアピールする必要があります。

そのためには、まず自身の就活の軸を明確にすることが不可欠です。

自分が仕事を通じて何をしたいのか、どんな環境で働きたいのかといった自身の価値観と、企業の事業内容、企業理念、社風、求める人物像などがどのように一致しているのかを具体的に示しましょう。

例えば、貴社の〇〇という事業に魅力を感じたのは、私の△△という経験で培った能力が活かせると感じたからですといったように、自身の経験や強みと企業の特徴を紐付けて説明することで、より説得力のある志望動機になります。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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(Digmedia監修者)

企業への理解度と、自身の貢献意欲を具体的に伝えることで、採用担当者の心を動かすことができるでしょう。

面接対策ができていない場合

面接対策が不十分だと感じるなら、とにかく模擬面接を重ねることが最も効果的です。

大学のキャリアセンターや就職エージェントなど、模擬面接の機会を提供している場所を積極的に活用しましょう。

模擬面接では、本番さながらの状況で練習できるため、緊張感の中でどれだけ自分の力を発揮できるかを確認できます。

また、面接官役の人からフィードバックをもらうことで、自身の話し方、声のトーン、表情、視線、姿勢といったマナー面はもちろん、質問に対する回答の論理性や具体性、説得力などを客観的に評価してもらえます。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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繰り返し練習することで、自信を持って本番の面接に臨めるようになり、自身の魅力を最大限に伝えることができるようになるでしょう。

【大学4年生】就活をやりなおす人が特に意識すべきこと

大学4年生で就職活動をやり直すと決断することは、とても勇気のいることです。

しかし、一度立ち止まって再スタートを切ることは、納得のいくキャリアを築く上で非常に大切な選択となるでしょう。

やり直すからには、これまでと同じ過ちを繰り返さないことが重要です。

ここでは、就職活動をやり直す際に特に意識すべき3つのポイントを解説します。

これらのポイントを意識して行動することで、次こそは内定獲得に繋げられるはずです。

今までのやり方にこだわらない

就職活動をやり直すと決めたからには、これまでのやり方を一度すべて見直し、固執しないことが重要です。

これまでの方法でうまくいかなかったのであれば、どこかに改善すべき点があるはずです。

例えば、特定の業界や企業規模にこだわりすぎていなかったか、自己分析や企業研究が不十分ではなかったか、面接対策が甘かったのではないかなど、客観的に自身の活動を振り返ってみましょう。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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そこで見えてきた課題に対して、積極的に新たなアプローチを試みる勇気を持つことが大切です。過去の失敗から学び、柔軟な姿勢で臨むことで、新たな道が開ける可能性が高まります。

ひとりで進めない

就職活動をやり直す際、一人で抱え込まずに周りを頼ることが非常に重要です。

孤独に就活を進めていると、客観的な視点を見失い、自身の強みや弱みに気づきにくくなることがあります。

大学のキャリアセンターや就職エージェント、信頼できる友人や家族に、積極的に相談してみましょう。

特にキャリアセンターや就職エージェントは、ESの添削や模擬面接、業界情報提供など、就職活動のプロとして具体的なアドバイスを提供してくれます。

彼らからの客観的なフィードバックは、自分では気づかない改善点や、新たな可能性を発見するきっかけになります。

誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちの整理ができ、前向きな気持ちで就活に臨むことができるでしょう。

様々な難易度の企業の選考を受ける

内定が取れない原因の一つとして、志望する企業の難易度が偏っていることが挙げられます。

就職活動をやり直すとしても、最大手企業ばかりに集中してエントリーしてしまうと、内定に繋がらない可能性が高いことを認識しましょう。

もちろん、目指したい企業があることは素晴らしいことですが、現実的に内定を獲得するためには、様々な難易度の企業選考を並行して受けることが重要です。

大手企業だけでなく、中堅企業、中小企業、ベンチャー企業など、幅広い選択肢に目を向けることで、内定獲得のチャンスを増やすことができます。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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(Digmedia監修者)

様々な企業の選考を受けることで、面接の場数を踏むことができ、自身の経験値も上がります。そうした経験が、本命企業の選考に活かされることも少なくありません。

まとめ

大学4年生の6月から就職活動を始めることは、決して遅すぎるわけではありませんが、残された時間を最大限に活用するための戦略が不可欠です。

最新の内定率データから、6月以降も内定を獲得できる学生は多数存在することが予測されますが、焦らず、着実に準備を進めることが重要です。

最後に、就職活動をやり直す際は、これまでのやり方に固執せず、一人で抱え込まずに周囲のサポートを積極的に活用しましょう。

また、様々な難易度の企業の選考を並行して受けることで、内定獲得の可能性を高めることができます。

諦めずに、ポジティブな気持ちで就職活動に臨むことで、きっと納得のいく結果に繋がるはずです。

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