
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
【大学4年生】就活は6月からでも間に合う?
就活は6月からでも間に合います。
株式会社キャリタスが公表したデータによると、2025年3月卒業予定の大学4年は2024年6月1日時点で「就活を継続する」と回答した人が35.8%でした。
回答した人のなかには、すでに内定を持っている学生もいます。
しかし、就活を継続する背景には、多くの企業が継続して採用を実施していたことが挙げられます。
そのため、6月から就活を始めた人でも内定を勝ち取るチャンスはあると言えるでしょう。
参考:<確報版> 25卒学生の6月1日時点の就職活動調査|株式会社キャリタス
【大学4年生】6月から内定を獲得するための就活スケジュール
6月から内定を獲得するための就活スケジュールを、以下の5つに分けて解説します。
- 6月前半〜6月中盤
- 6月中盤〜6月後半
- 7月〜8月
- 9月
- 10月1日
就活は自分で立てたスケジュールに沿って行動していくことが重要です。
しかし、就活を始め立ての人は、どのように計画するべきか迷うでしょう。
本章では時期ごとに取るべき行動を解説するので、ぜひ参考にしてください。
【大学4年生】6月の内定率は最新の内定率を解説
就職活動における内定率は、多くの学生にとって大きな関心事でしょう。
特に6月に入ると、周囲の友人が内定を獲得し始める中で、自分だけが取り残されているような不安を感じるかもしれません。
しかし、内定率は常に変動しており、時期によって状況は変化します。
最新の内定率の傾向を把握し、自身の就職活動に活かすことが重要です。
ここでは、26卒の最新の内定率データと、25卒の動向から予測される今後の内定率について詳しく解説していきます。
26卒の最新内定率(2025年5月1日)
就職みらい研究所(リクルート)が2025年5月14日に発表した就職過程調査(2026年卒)によると、大学生の5月1日時点での内定率は75.8%でした 。
この数字は、多くの学生がこの時期までに内定を獲得していることを示していますが、裏を返せば、まだ内定を獲得していない学生も一定数存在するということを意味します。
25卒からみる6月以降の内定率予測
リクルートが運営する就職みらい研究所の調査就職過程調査(2025卒)によると、去年の大学4年生の5月1日時点での内定獲得率は72.4%でした 。
これは4月と比べて約15%伸びる形となっています 。
25卒と26卒を比較すると、4月と5月のどちらも26卒の方が3%ほど内定率が高い傾向にあります 。
この傾向が6月以降も続くと仮定すると、2026年6月1日時点では約85%、7月1日時点では約91%の学生が内定を獲得すると予測できます 。
これらの予測はあくまで過去のデータに基づいたものであり、必ずしもその通りになるとは限りません。
この数字から、6月以降も内定獲得のチャンスが十分にあることが理解できるでしょう。内定率の推移を参考にしつつ、自身の状況に合わせて具体的な行動計画を立てていくことが重要です。
6月前半〜6月中盤
6月前半から中盤は、就活に出遅れていることを自覚しつつ、最速で準備を始めてください。
大学4年生の6月から就職活動を始める場合、時間は限られています。
しかし、多くの企業が本格的な選考を開始する時期であり、まだ十分に間に合います。
効率的かつ戦略的に行動することで、志望企業から内定を獲得しましょう。
まずは、これまでの経験(学業やアルバイト、サークルなど)を深掘りし、自己分析してください。
さらにこれまでの学生生活から「楽しかったこと」「つらかったこと」「頑張ったこと」から、自分の強みや弱み、価値観を明確にします。
自己分析ツールを利用することで、効率のよい自己分析が可能です。
6月中盤〜6月後半
6月中盤から後半は、興味のある企業にエントリーしながらES対策しましょう。
同時進行することで、待ち時間が少なくなります。
その結果、多くの企業に挑戦する機会が得られるでしょう。
6月は内定が出始める時期でもあります。
企業によっては募集を打ち切る場合もあるでしょう。
そのため、少しでも早くエントリーしてください。
エントリーした企業を軸に自己PRや志望動機を作成し、ESを完成させましょう。
最初は、文章が思いつかなくても問題ありません。
大学のキャリアセンターや就活エージェントの力を借りつつ、作成してください。
6月から就活し始める人は、遅れを取り戻すためにも周囲のサポートを受けて、効率よく準備しましょう。
7月〜8月
7月〜8月は、エントリーした企業からの選考結果が届き始める時期です。
不採用の連絡が続いたとしても、前向きに捉え、就活を続けるようにしましょう。
志望企業からの不採用通知に落ち込む気持ちは理解できます。
しかし、出遅れた分を取り戻すには行動することが大切です。
Webテストやグループディスカッションの対策、面接の練習を進めていきましょう。
6月と同様にキャリアセンターや就活エージェントの力を借りてください。
就活のプロから見た改善点やアドバイスしてもらうことで、内定獲得に必要な要素が身につきます。
7月〜8月は夏休みに入るため遊びたい気持ちもあるでしょう。
そこで基本的には就活ですが、たまには友達と遊んだり、旅行したりして気分転換してください。
9月
9月は内定獲得に向けてラストスパートです。
就活の疲れが出始める頃ですが、集中力を切らさずに情報を集めてください。
9月は秋採用が開始されるからです。
新たな求人が登場するため、積極的にエントリーしましょう。
さらに、二次募集する企業も登場します。
春先での募集に間に合わなかった企業に挑戦するチャンスです。
しかし、募集人数が少ないため採用倍率が高くなります。
また、必ず二次募集があるわけではないので注意が必要です。
6月から8月にかけて就活がうまくいかなかった人は、自分のどこが不足していたのか振り返ってください。
分析、修正、実践を繰り返すことで内定獲得の確率が上昇します。
10月1日
10月1日は内定式があります。
今までに複数社から内定をもらった場合、就活の軸と照らし合わせ、どの企業に最終的に入社するかを慎重に決めてください。
不安があれば、キャリアセンターや就活エージェントに相談しましょう。
第三者目線からあなたに合った企業を教えてくれます。
しかし、最後に決断するのはあなた自身です。
他人の判断に任せてしまうと、大きく後悔する原因になります。
アドバイスは参考程度に留めて、自分で入社先の企業を決めましょう。
また、10月1日時点で就活に納得いかない人は継続することも可能です。
秋から冬にかけて、求人を出している企業もあるため、チャンスはあります。
最後まで諦めずに就活することをおすすめします。
【大学4年生】6月から就活を始める学生が内定獲得のためにすべきこと5選
大学4年生の6月から就職活動を始めることは、決して遅すぎるわけではありません。
しかし、限られた時間の中で効率的に内定を獲得するためには、戦略的な行動が不可欠です。
ここでは、6月スタートの学生が内定獲得のために特に注力すべき5つのポイントを解説します。
これらのポイントを意識して行動することで、納得のいく結果に繋がる可能性を高めることができます。
自己分析をして就活の軸や強みを明確にする
就職活動を始めるにあたって、自己分析は非常に重要なステップです。
特に6月から始める場合、時間をかけずに効率的に自己分析を進めることが求められます。
これまでの経験を振り返り、自分がどのようなことに興味を持ち、どんな時にやりがいを感じるのか、どのような能力を発揮してきたのかを具体的に洗い出しましょう。
これにより、就職活動の軸、つまりどのような企業で働きたいのか、仕事を通じて何を成し遂げたいのかという方向性が明確になります。
自身の強みや弱みを客観的に把握することで、エントリーシート(ES)や面接で効果的に自己アピールができるようになります。自己分析が曖昧なままだと、企業選びの軸がぶれたり、面接で説得力のある回答ができなかったりするため、最初にしっかりと時間をかけて取り組むことが大切です。
5社~8社ほどに絞ってエントリーする
6月以降の就職活動では、無闇に多くの企業にエントリーするのではなく、ある程度絞り込んで質の高いエントリーを心がけることが重要です。
やみくもに多くの企業にエントリーしても、ESの作成や面接対策に十分な時間を割けなくなり、結果として一つも内定が得られないという状況に陥りかねません。
自身の興味や適性、そして就職の軸に合致する企業を5社から8社程度に絞り込み、それぞれの企業に対して丁寧な企業研究を行いましょう。
そして、その企業への志望度の高さや入社への熱意を具体的にアピールできるESを作成し、面接対策に注力することが、内定獲得への近道となります。
一つ一つの企業に真剣に向き合うことで、質の高い選考対策が可能となり、内定獲得の確率を高めることができます。
募集状況に合わせて、複数の業界にエントリーする
6月以降の就職活動では、大手企業を中心に採用活動が一段落している傾向があるため、募集状況に合わせて柔軟に複数の業界に目を向けることが内定獲得の鍵となります。
例えば、大手企業に絞りすぎると、選考のチャンスが限られてしまう可能性があります。
そこで、これまで検討していなかった業界や、中小企業、ベンチャー企業なども視野に入れることで、新たな可能性が広がります。
特にベンチャー企業や中小企業は、この時期も積極的に採用活動を行っていることが多く、大手企業では得られないような裁量権の大きな仕事や、企業成長を肌で感じられる環境があるなど、独自の魅力を持っています。
業界や企業規模にこだわりすぎず、自身の強みや学びを活かせそうな企業を幅広く探し、積極的にエントリーしてみましょう。
面接対策に力を入れる
6月以降の就職活動では、選考の大部分が面接となります。そのため、面接対策に最も力を入れるべきです。
ESやWebテストを通過したとしても、面接で自身の魅力や能力を十分に伝えられなければ、内定を獲得することはできません。
自己分析で明確にした自身の強みや経験を、企業が求める人物像に合わせて具体的に語れるように準備しましょう。
想定される質問に対する回答を事前に用意するだけでなく、模擬面接などを通じて、話し方や表情、立ち居振る舞いといった非言語的な要素も意識的に練習することが重要です。
また、逆質問の準備も怠らないようにしましょう。
逆質問は、企業への関心度や入社意欲をアピールする絶好の機会です。
企業研究を徹底し、具体的な質問を用意することで、面接官に良い印象を与え、内定へと近づくことができます。
ひとりで就活を進めず客観的なアドバイスをもらう
6月から就職活動を始める学生は、効率的に内定を獲得するためにも、一人で抱え込まずに客観的なアドバイスをもらうことが非常に重要です。
家族や友人、大学のキャリアセンターの職員、就職エージェントなど、頼れる人に積極的に相談しましょう。
特に、就職活動のプロであるキャリアセンターの職員や就職エージェントは、ESの添削や模擬面接、企業選びに関する具体的なアドバイスなど、多岐にわたるサポートを提供してくれます。
自分では気づかない強みや弱みを指摘してもらえたり、業界の最新情報や選考の傾向を教えてもらえたりすることで、より効果的な対策を立てることができます。
客観的な視点を取り入れることで、自身の就職活動をより良い方向に導くことが可能になります。
【大学4年生】就活を6月から始める学生が内定獲得のために意識すべきこと
大学4年生の6月から就職活動を始める場合、時間が限られているからこそ、効率的かつ戦略的に行動することが内定獲得への鍵となります。
すでに早期から活動している学生がいる中で、後れを取り戻すためには、いくつかの点を意識して行動する必要があります。
ここでは、6月スタートの学生が内定獲得のために特に意識すべきことについて解説します。
なるべく早く選考に参加する
6月から就職活動を始める場合、何よりもなるべく早く選考に参加することを意識しましょう。
多くの企業がすでに選考を進めている中で、悠長に構えている時間はありません。
興味のある企業が見つかったら、企業の採用ページや就職情報サイトをこまめにチェックし、募集が開始されたらすぐにエントリーできるよう準備を整えましょう。
特に、ベンチャー企業や中小企業の中には、通年採用を行っているところや、選考のサイクルが比較的早いところも多いため、そうした企業を積極的に狙うのも有効な戦略です。
準備が完璧でなくても、まずは行動を起こし、選考の場数を踏むことで、自身の課題が見えてきたり、面接に慣れたりすることができます。
10月までに終わらせる意識を持つ
就職活動を6月から始める場合、10月までに終わらせるという明確な目標意識を持つことが非常に重要です。
10月1日は一般的に内定式が行われる日であり、多くの企業がこの日までに採用活動を終えることを目指しています。
それ以降も採用活動を続ける企業はありますが、選択肢は狭まり、さらに厳しい戦いとなることが予想されます。
そのため、限られた期間で集中して活動し、できる限り早く内定を獲得することを目標に掲げましょう。
この目標を設定することで、各選考に臨む際の集中力が高まり、効率的に就職活動を進めることができるようになります。
持ち駒を切らさないようにする
就職活動において持ち駒とは、選考を受けている企業のことを指します。
6月から就活を始める学生は、この持ち駒を常に複数抱えている状態を維持するよう意識しましょう。
選考は思い通りに進まないことも多く、途中で不採用となるケースも少なくありません。
もし持ち駒が少なくなってしまうと、不採用になった際に次の選考先がなく、精神的に追い込まれてしまう可能性があります。
常に複数の企業にエントリーし、選考を受けている状況を作ることで、万が一の事態に備えることができます。これにより、精神的な余裕も生まれ、一つ一つの選考に落ち着いて臨むことができるでしょう。
業界は広げすぎない
就職活動の後半戦から参入する場合、焦りから手当たり次第に多くの業界にエントリーしようとしてしまう学生がいますが、これは避けるべきです。
受ける業界を増やしすぎないようにしましょう。
業界を広げすぎると、それぞれの業界に関する知識や企業研究が浅くなり、結果としてどの企業の選考でも説得力のある志望動機を伝えられなくなってしまいます。
また、それぞれの業界に合わせたES作成や面接対策に時間を割くことも難しくなり、効率が著しく低下します。
自己分析で明確にした自身の興味や強みに合致する、少数の業界に絞って深掘りし、その中で複数の企業にエントリーする方が、内定獲得の可能性を高めることができます。
【大学4年生】6月から就活をやり直したい人はボトルネックの特定と解消が鍵
6月から就活をやり直したい人は、うまくいかない原因の特定と解消が重要です。
本章では以下の3パターンに分けて解説します。
- 就活の軸が曖昧な場合
- 仕事内容が自分に合わなかった場合
- より志望度の高い企業がある場合
就活がうまく進まない人には共通点があります。
自分がどれに当てはまっているか自覚することで、適切な対策が可能です。
6月から就活し直す人はぜひ参考にしてください。
就活の軸が曖昧な場合
就活の軸が曖昧な場合、根拠のある自己PRや志望動機が言えず選考に落ちてしまいます。
面接官に対して、自分の魅力が伝えられないからです。
また、選択に迷った際の判断基準がないため、企業選びに時間がかかります。
その結果、満足のいく就活にならず、後悔が残るでしょう。
たとえば「良い企業に入社したい」と考えたとします。
「良い企業」と判断するための基準を決めていない人は、出会った企業が自分にとって良い企業なのか見極められないでしょう。
そこで、6月から就活をやり直す際は、自分なりの就活の軸を決めることが重要です。
軸があれば、自分の現在地を確かめたり、誤った方向に進んでいないか確認したりできます。
就活の軸が曖昧な場合の対処法
就活の軸が曖昧な人は、自己分析に力を入れてください。
自分の強みや価値観について、あらためて自覚することで就活の軸を決めるために必要な材料が手に入ります。
たとえば、自己分析した結果、積極性が強みであると判明したとします。
求人を選ぶ際、自分の強みが発揮できる環境かチェックすることで、就活の軸にマッチした企業にエントリーすることが可能です。
自己分析には自己分析ツールの利用がおすすめです。
簡単かつ手短に結果が出るため、スムーズに自己分析が終えられます。
もちろん、自分で自己分析することは可能です。
しかし、AIの力をうまく借りることで、効率よく自己分析ができます。
就活の軸が定まっていない人は、自己分析からやり直しましょう。
仕事内容が自分に合わなかった場合
仕事内容が自分に合わない場合に就活を再開するのは正しい判断です。
違和感を覚えた状態で仕事を始めたとしても、モチベーションの低下や早期離職につながります。
本当は営業職を希望していたが、企業から事務職の配属になると聞かされることがあります。
事前に配属先の聞き取りはされますが、必ずしも自分の希望通りになるとは限りません。
そこで6月の段階であれば就活し直すことが可能です。
自分の挑戦したい仕事内容と事業内容がマッチしている企業を探しましょう。
同じ業界に所属していても企業が変われば、価値観や文化、採用基準が大きく異なります。
そのため、同業他社を中心に探すのがおすすめです。
業界まで変えてしまうと最初から情報を集める必要があるため、時間と手間がかかるので注意してください。
仕事内容が自分に合わなかった場合の対処法
仕事内容が自分に合っていない人は、合わない理由を具体化しましょう。
原因を見つけることで、同じ過ちを回避できます。
仕事内容が合わない背景には、以下のことが考えられます。
「ルーティンワークは苦手だから変化のある仕事がしたい」
「チームで協力するより、個人で完結する仕事が向いている」
「顧客と直接関わる仕事の方がやりがいを感じる」
募集要項や面接官から説明を受けた内容をもとに、自分が希望する仕事内容に相違がないか確かめましょう。
また、業界・企業分析も重要です。
業界のトレンドや企業の経営方針を明らかにすることで、やりたい仕事とマッチしているか判断しやすくなります。
より志望度の高い企業がある場合
より志望度の高い企業がある人は、就活を継続しましょう。
「さらに魅力的な企業がある」という気づきは、次のステップへ進む強いモチベーションになります。
なぜ、より志望度が高いと感じたのかをきちんと把握し、就活につなげることが重要です。
福利厚生が良かったのか、企業理念に共感したのかなどが挙げられます。
「きっとさらに良い企業があるだろう」と考えるのは避けましょう。
就活を終えるタイミングが見つけられず、ダラダラと続けてしまうからです。
また、周囲の影響も同様です。
「同級生がまだ就活している」「友人より良い企業に入社したい」といった考えは、目的と手段が入れ替わってしまうため注意してください。
より志望度の高い企業がある場合の対処法
より志望度の高い企業がある人は、志望動機を練り直してください。
再び就活する理由を言語化することで、面接で質問された場合にうまく回答できます。
もし、なんとなく就活していると、面接官から「入社意欲が感じられない」と思われ
内定の獲得は困難です。
そこで以下のように回答してください
「ボランティアの経験から、自然環境との共生に強い関心を持つようになりました。
貴社の森林事業は、私の計画性という強みを活かして、より大きな社会貢献ができると確信し、強く志望しております」
なぜ、再び就活することになったのかが明確になり、面接官も評価しやすくなります。
【大学4年生】6月から就活をやり直す場合の注意点
6月から就活をやり直す場合は、以下の3点に注意してください。
- なぜこの時期にやり直しをしているのかを具体的にする
- 今までの就活のやり方にこだわらないようにする
- 様々な難易度の企業を受けるようにする
就活は時間が限られています。
すべてをやり直すには時間が足りません。
また、優良企業から採用枠が埋まる傾向にあります。
そのため、時間を無駄にしないためにも、本章で解説する注意点に気をつけてください。
なぜこの時期にやり直しをしているのかを具体的にする
まずは、なぜ6月から就活をやり直すのか具体的に示してください。
面接官から就活し直す理由を質問されるからです。
もし、曖昧な回答になってしまうと、面接官の印象が悪くなります。
真剣な気持ちで就活していることをアピールするためにも、就活をやり直す理由を明確にしましょう。
面接官には論理的かつ、具体的に伝えることが重要です。
自分自身の気持ちを伝えることも大切ですが、面接官に納得してもらえる説明にしましょう。
過去の就活での反省点や自分が失敗したと考えた点を伝えてください。
以前の就活を前向きに捉え、今に活かしていることがわかり、ポジティブな印象が与えられます。
今までの就活のやり方にこだわらないようにする
就活をやり直す人は、今までの就活のやり方にこだわらないようにしましょう。
前回の方法に固執してしまうと同じミスを繰り返すからです。
もし、前回の就活でネームバリューのみで企業を判断していた人は、別の要素から企業を見つけましょう。
企業理念や職場の雰囲気、事業内容などです。
新しい視点を加えることで、前回と同じミスをする可能性が低くなります。
ほかにも、大手の求人サイトを利用していた人は、逆求人サイトや就活エージェントを利用してみましょう。
今までになかった企業に出会える確率が高くなります。
納得のいく就活にする方法は1つではありません。
無数にある選択肢のうち、自分に合ったものを選択することが重要です。
様々な難易度の企業を受けるようにする
エントリーでは、様々な難易度の企業を受けるようにしましょう。
「A社に絶対就職する」という強い思いは大切ですが、選択肢を狭めすぎると、内定獲得の機会を逃すリスクが高まります。
とくに大手企業に絞るのは避けてください。
日本に存在する企業のうち、大手企業は約0.3%と言われています。
さらに志望業界に絞ると、より少なくなるでしょう。
そこで大手企業から中小企業、ベンチャー企業など、幅広いジャンルの企業にエントリーしましょう。
大手企業=自分の価値観に合うとは限りません。
中小企業の方が自分の強みを活かせることがあります。
また、中小企業やベンチャー企業の中には、大手企業に負けない技術を持った企業も多く存在します。
偏見や思い込みに囚われず柔軟な発想と視点から企業に応募しましょう。
まとめ
大学4年生の6月から就職活動を始めることは、決して遅すぎるわけではありませんが、残された時間を最大限に活用するための戦略が不可欠です。
最新の内定率データから、6月以降も内定を獲得できる学生は多数存在することが予測されますが、焦らず、着実に準備を進めることが重要です。
最後に、就職活動をやり直す際は、これまでのやり方に固執せず、一人で抱え込まずに周囲のサポートを積極的に活用しましょう。
また、様々な難易度の企業の選考を並行して受けることで、内定獲得の可能性を高めることができます。
諦めずに、ポジティブな気持ちで就職活動に臨むことで、きっと納得のいく結果に繋がるはずです。
伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)
伊東美奈
(Digmedia監修者)
このデータはあくまで全体像であり、個々の学生の状況はそれぞれ異なります。焦らず、自身のペースで就職活動を進めることが大切です。