
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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はじめに
インターンシップの選考、特に面接は多くの就活生が不安に感じる最初の関門ではないでしょうか。
この記事にたどり着いたあなたも、どんな質問が来るのか、どう答えれば良いのか悩んでいるかもしれません。
本記事では、インターンの面接でよく聞かれる質問30選を具体的な回答例と共に徹底解説します。
この記事を最後まで読めば、面接で聞かれる質問の意図を理解し、自信を持って自分をアピールできるようになります。
事前準備をしっかり行い、面接官に良い印象を与え、希望する企業への参加切符を掴みましょう。
インターンシップ面接でよく聞かれる質問30選
インターンシップの面接では、あなたの人柄やポテンシャル、企業への意欲などを測るために、様々な角度から質問がされます。
ここでは、面接で頻繁に聞かれる質問を「自己紹介・自己PR」「志望動機・参加理由」「学生時代の経験・スキル」の3つのカテゴリーに分けて30個紹介します。
どの質問にも自分なりの答えを準備しておくことで、本番で落ち着いて対応できるようになります。
質問の背景にある企業の意図を理解し、効果的なアピールにつなげるためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
しっかり対策をおこない、万全の状態で面接に臨みましょう。
自己紹介や自己PRに関する質問10選
自己紹介や自己PRは、面接官があなたの第一印象を判断する重要なパートです。
あなたという人間を短い時間で理解してもらうため、簡潔かつ魅力的に自分を伝えるスキルが求められます。
企業はこれらの質問を通して、あなたのコミュニケーション能力や人柄、自社で活躍してくれる可能性を見ています。
頑張ってきたことや自分の強みを、企業の求める人物像と関連付けて話すことがポイントです。
以下に代表的な質問例を10個紹介します。
自分の言葉で話せるよう、具体的なエピソードを交えながら回答を準備しておきましょう。
1. 自己紹介を1分程度でお願いします。
2. あなたの自己PRをしてください。
3. あなたの長所と短所を教えてください。
4. 周りの人からどんな人だと言われることが多いですか?
5. あなたの強みと、それをどう仕事に活かせると考えますか?
6. 学生時代に最も力を入れたことは何ですか?(ガクチカ)
7. あなたの弱みと、それをどう克服しようとしていますか?
8. これまでの人生で最も大きな挑戦や困難だった経験は何ですか?
9. あなたを表すキャッチフレーズを教えてください。
10. あなたが他の学生に負けない点は何ですか?
志望動機や参加理由に関する質問10選
志望動機に関する質問は、面接において最も重要と言っても過言ではありません。
企業は、学生が「なぜ多くの企業の中から自社を選んだのか」「なぜこのインターンシップに参加したいのか」という点から、その意欲や熱意を評価します。
そのため、企業の事業内容や業界について深く理解し、自分の興味や目標とどう結びついているのかを明確に伝える必要があります。
付け焼き刃の知識ではなく、自分自身の言葉で志望理由を語れるよう、しっかりとした企業研究が不可欠です。
以下に志望動機や参加理由に関する質問を10個挙げますので、自分なりの答えを考えておきましょう。
1. なぜこの業界に興味を持ったのですか?
2. 数ある企業の中で、なぜ当社に興味を持ったのですか?
3. このインターンシップに応募した理由を教えてください。
4. このインターンシップを通して何を学びたいですか?
5. 当社のサービスや仕事内容について、どんなイメージを持っていますか?
6. インターンシップで経験したい職種はありますか?その理由も教えてください。
7. 参加にあたって、何か気になっている点や不安なことはありますか?
8. インターンシップでご自身のどんな強みを活かせると考えますか?
9. 当社の理念やビジョンについてどう思いますか?
10. このインターンシップ経験を今後のキャリアにどう活かしたいですか?
学生時代の経験やスキルに関する質問10選
学生時代の経験やスキルに関する質問では、あなたが過去の経験から何を学び、どのような行動特性を持っているのかが確認されます。
面接官は、あなたが自社に入社した後、困難な仕事にどう立ち向かい、チームの中でどのように貢献してくれるのかをイメージしようとしています。
そのため、単に経験を話すだけでなく、その経験を通して得た学びや身につけたスキルを具体的にアピールすることが大切です。
大学での学びやサークル活動、アルバイトなど、どんな経験でも構いません。
自分の行動や考えが伝わるエピソードを選び、話す練習をしておきましょう。
1. 大学ではどのようなことを学んでいますか?
2. 学業以外で頑張ったことは何ですか?
3. チームで何かに取り組んだ経験について教えてください。
4. アルバイト経験から学んだことは何ですか?
5. これまでにリーダーシップを発揮した経験はありますか?
6. 意見が対立した際に、どのように対応しましたか?
7. 目標達成のために努力した経験を教えてください。
8. あなたの得意なこと、スキルは何ですか?
9. 最近気になったニュースや社会問題は何ですか?
10. 今後、身につけたいスキルや学びたいことは何ですか?
インターンシップ面接での逆質問の重要性
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる逆質問の時間は、単なる疑問解消の場ではありません。
これは、あなたの意欲や企業理解度をアピールできる最後のチャンスです。
良い逆質問をすることで、面接官に「この学生は本気で自社に興味を持っているな」という強い印象を与えることができます。
逆に「特にありません」と答えてしまうと、意欲が低いと判断される可能性もあります。
この時間を有効に活用するために、事前にいくつか質問を準備しておくことが重要です。
企業の将来性や仕事のやりがいなど、前向きな質問を心がけましょう。
逆質問を通じて企業への理解を深める
逆質問は、あなたが企業を評価する貴重な機会でもあります。
Webサイトやパンフレットだけではわからない、企業のリアルな情報を知るチャンスです。
例えば、社員の方の働きがいやキャリアパス、職場の雰囲気など、実際に働いている人だからこそ答えられる質問をすることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
調べればわかるような基本的な情報を聞くのは避け、企業研究をしっかり行った上で、さらに一歩踏み込んだ質問を準備しましょう。
あなたの質問を通して、企業側も自社の魅力を再確認することができます。
お互いにとって有益な時間にするためにも、質の高い逆質問を意識することが大切です。
効果的な逆質問の例
では、具体的にどのような逆質問をすれば良いのでしょうか。
ここでは、面接官に好印象を与え、あなたの評価を高める効果的な逆質問の例をいくつか紹介します。
これらの例を参考に、自分自身が本当に知りたいことと結びつけて質問を考えてみてください。
ポイントは、企業の成長や仕事内容、働く人に関連する前向きな質問をすることです。
- 「本日お話しいただいた〇〇という業務について、最もやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?」
- 「貴社で活躍されている社員の方に共通する特徴やマインドセットはありますか?」
- 「〇〇様(面接官)が、この仕事を通して成長できたと感じる点は何ですか?」
- 「インターンシップに参加する前に、何か勉強しておくべきことはありますか?」
- 「今後の事業展開について、差し支えない範囲で教えていただけますか?」
インターンシップ面接での想定外の質問への対策
面接では、準備してきた質問以外に、あなたの思考力や人柄を見るための想定外の質問をされることがあります。
「あなたを動物に例えると?」「無人島に一つだけ持っていくなら?」といった、一見すると突飛な質問です。
こうした質問には絶対的な正解はありません。
企業が見ているのは、予期せぬ事態にどう対応するかという柔軟性や、あなた自身の考え方です。
慌てずに、なぜそう考えたのかという理由やプロセスを論理的に説明することが求められます。
日頃から物事を多角的に見る習慣をつけておくと、いざという時に役立ちます。
想像力のいる質問への対策
「もしあなたが当社の社長になったら何をしますか?」といった想像力が求められる質問は、あなたの視座の高さや課題発見能力を見ています。
この種の質問に答える際は、まず企業の現状や課題を自分なりに把握していることが前提となります。
その上で、自分ならどう解決するか、どんな新しい価値を提供できるかという視点で回答を組み立てましょう。
壮大な夢を語るだけでなく、実現可能性や具体的なアクションプランにも少し触れると、説得力が増します。
正解を出すことよりも、あなた自身のユニークな視点や、物事を深く考える姿勢をアピールするチャンスだと捉え、落ち着いて自分の考えを述べることが大切です。
自己理解を深めるための準備
どのような質問にも対応できる土台となるのが、徹底した自己理解、つまり自己分析です。
自分がどんな人間で、何を大切にし、将来どうなりたいのかを深く理解していれば、想定外の質問をされても自分なりの軸を持って答えることができます。
学生時代に頑張ったことや、やりがいを感じた瞬間を振り返り、「なぜそう感じたのか」を何度も自問自答してみましょう。
自分の強みや弱み、価値観が明確になれば、それがあなたの回答の一貫性につながり、面接官にあなたの人物像がはっきりと伝わります。
自己分析は時間のかかる作業ですが、ここをしっかりやっておくことが、面接通過への一番の近道です。
インターンシップ面接での通過率を上げるための対策
インターンシップ面接の通過率を上げるためには、付け焼き刃の対策ではなく、戦略的な準備が必要です。
多くの学生が応募する中で、面接官の印象に残り、高い評価を得るためには、他の学生との差別化を図らなくてはなりません。
その鍵を握るのが、事前の入念な準備です。
具体的には、これから解説する「企業研究と自己分析」、そして「想定質問への準備と練習」が非常に重要になります。
これらを徹底的に行うことで、自信を持って面接に臨むことができ、結果的に通過率を大きく高めることができるでしょう。
企業研究と自己分析の重要性
面接対策の基本であり、最も重要なのが「企業研究」と「自己分析」です。
企業研究とは、その企業の事業内容、理念、業界での立ち位置などを深く調べることです。
これにより、なぜこの企業でなければならないのかという明確な志望動機を語ることができます。
一方、自己分析は、これまでの経験を振り返り、自分の強み、弱み、価値観を理解する作業です。
この二つを深く行うことで、「企業の求める人物像」と「自分自身の強み」の接点を見つけ出し、自分がいかにその企業に貢献できるかを具体的にアピールできるようになります。
このマッチング度合いをしっかり伝えることが、面接通過の大きなポイントです。
想定質問への準備と練習
企業研究と自己分析が終わったら、次に行うべきは具体的な質問への回答準備と実践練習です。
この記事で紹介したような頻出質問に対して、自分ならどう答えるか、具体的なエピソードを交えて文章に書き出してみましょう。
文章が完成したら、それで終わりではありません。
必ず声に出して話す練習をしてください。
時間を計りながら、簡潔に分かりやすく話せているかチェックします。
大学のキャリアセンターや就活サイトが提供している無料の模擬面接サービスなどを活用して、第三者からフィードバックをもらうのも非常におすすめです。
練習を重ねることで、本番の緊張を和らげ、自然体で話せるようになります。
インターンシップの面接での回答のポイント
面接で話す内容はもちろん重要ですが、それと同じくらい「どのように話すか」という伝え方も評価されています。
せっかく良い経験や考えを持っていても、それが面接官に伝わらなければ意味がありません。
ここでは、あなたの魅力を最大限に伝えるための回答のポイントを3つ紹介します。
これらのポイントを意識するだけで、あなたの話は格段に分かりやすく、説得力のあるものになります。
面接はコミュニケーションの場です。
相手にしっかり思いを届けるための話し方を身につけていきましょう。
結論ファーストを意識する
面接での回答は、必ず「結論」から話すことを意識してください。
これは「結論ファースト」と呼ばれる基本的なコミュニケーションスキルです。
最初に「私の強みは〇〇です」「理由は〇〇だからです」と要点を述べることで、面接官はあなたが何を話したいのかをすぐに理解できます。
その後に、具体的なエピソードや理由を説明することで、話に説得力が生まれます。
話が長くなると要点がぼやけてしまい、結局何が言いたいのか伝わらないという事態に陥りがちです。
特に短い時間で自分をアピールする必要がある面接の場では、この結論ファーストの話し方が非常に有効です。
具体的なエピソードをつける
あなたの強みや考えを裏付けるために、必ず「具体的なエピソード」を添えて話しましょう。
「私には継続力があります」とだけ伝えるよりも、「大学の〇〇という活動で、毎日2時間の練習を3年間続け、目標であった大会出場を果たしました」と話す方が、はるかに説得力があります。
面接官は、そのエピソードを通して、あなたがどんな状況でどのように考え、行動する人物なのかを具体的にイメージすることができます。
学生時代に頑張ったことなど、あなたの人柄やスキルが伝わるエピソードをいくつか準備しておき、質問内容に合わせて話せるように整理しておくことが大切です。
面接官に伝わるようはっきり回答する
自信を持って、はきはきと話すことも非常に重要なポイントです。
小さな声で話したり、語尾が聞き取れなかったりすると、自信がなさそうな印象や、意欲が低いという印象を与えてしまう可能性があります。
少し大きめの声を意識し、相手の目を見て話すことを心がけましょう。
緊張してしまうのは仕方のないことですが、伝えたいという気持ちを前面に出すことが大切です。
また、難しい言葉を使う必要はありません。
自分の言葉で、分かりやすく丁寧に話す姿勢が、面接官に良い印象を与えます。
オンライン面接の場合は、特に対面よりも声が聞き取りにくいことがあるため、普段より少しはっきりと話すことを意識してください。
インターンシップ面接でのマナーと心構え
インターンシップの面接では、質問への回答内容だけでなく、社会人としての基本的なマナーや心構えも厳しくチェックされています。
どんなに素晴らしい自己PRや志望動機を語れても、マナーが守れていなければ評価は大きく下がってしまいます。
学生気分が抜けきらないと判断されないよう、服装や態度など、基本的な部分でマイナスの印象を与えないように注意が必要です。
ここでは、面接に臨む上での服装や身だしなみ、そして当日のコミュニケーションで気をつけるべきポイントについて解説します。
服装や身だしなみのポイント
面接の服装は、企業から「私服可」「服装自由」などの指定がない限り、リクルートスーツを着用するのが基本です。
スーツやシャツにシワや汚れがないか、事前に必ずチェックしておきましょう。
髪型や爪、靴など、清潔感が何よりも重要です。
派手な髪色やアクセサリーは避け、面接の場にふさわしい、誠実な印象を与える身だしなみを心がけてください。
見た目がすべてではありませんが、第一印象を決定づける大きな要素であることは間違いありません。
採用担当者に「この人と一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるよう、細部まで気を配ることが大切です。
面接時の態度やコミュニケーション
面接会場に入室してから退室するまで、あなたの行動はすべて評価の対象です。
受付での挨拶から始まり、面接官への丁寧な言葉遣い、正しい姿勢など、社会人としての基本マナーを徹底しましょう。
面接官が話している際は、相手の目を見て真摯に耳を傾け、適切な相槌を打つことも重要です。
これは、あなたのコミュニケーション能力や傾聴力を示すことにつながります。
質問の意図がわからない場合は、臆せず「〇〇というご質問でよろしかったでしょうか」と確認することも問題ありません。
終始、明るく前向きな態度で、この企業で働きたいという意欲を伝えることを意識してください。
インターンシップ面接の流れと進行
面接当日に慌てないよう、事前に面接全体の流れを把握しておくことは非常に重要です。
面接形式には、企業に直接訪問する「対面面接」と、PCなどを使って自宅から参加する「オンライン面接」があります。
どちらの形式であっても、基本的な進行は同じですが、それぞれに特有の注意点が存在します。
ここでは、それぞれの面接形式の一般的な流れと、各段階でのポイントを解説します。
流れを頭に入れておくことで、心に余裕が生まれ、本来の実力を発揮しやすくなるでしょう。
対面面接の流れ
対面面接の一般的な流れは以下の通りです。
まず、指定された時間の10分前には会場に到着できるよう、余裕を持って移動しましょう。
受付で大学名と氏名を伝え、指示に従って待合室で待ちます。
名前を呼ばれたら、面接室のドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われたら「失礼します」と挨拶して入室します。
面接官にお辞儀をした後、椅子の横に立ち、大学名と氏名を名乗ります。
「お座りください」と言われてから着席しましょう。
面接中は正しい姿勢を保ち、面接官の目を見て話します。
面接が終了したら、お礼を述べて立ち上がり、ドアの前で再度「失礼します」と一礼して退室します。
オンライン面接の流れ
オンライン面接は、場所を選ばないメリットがありますが、特有の準備と注意が必要です。
まず、開始時間前には指定されたURLにアクセスし、カメラの角度や音声、背景などを必ずチェックしておきましょう。
背景は無地の壁やバーチャル背景を使用し、生活感が出ないように配慮します。
面接が始まったら、まず最初に挨拶と自己紹介をします。
話す際は、カメラのレンズを見るように意識すると、相手と目が合っているように見えます。
対面よりも表情や声のトーンが伝わりにくいため、少し大きめの声で、はきはきと話すことが重要です。
終了時は、相手が接続を切るのを確認してから退室するのがマナーです。
おわりに
この記事では、インターンシップの面接でよく聞かれる質問30選とその対策、さらには面接のマナーや流れに至るまで、網羅的に解説してきました。
面接で最も大切なことは、自分を偽らず、自分の言葉で考えや経験を正直に伝えることです。
そして、その企業で働きたいという強い意欲を示すことです。
今回紹介した内容を参考に、しっかり準備を進めれば、自信を持って本番に臨めるはずです。
面接はあなた自身をアピールする場であると同時に、企業との相性を確かめる場でもあります。
ぜひ、この記事を何度も読み返し、万全の対策でインターンシップ選考を突破してください。
新卒採用の面接で聞かれることについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。