HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活は「よーいドン!」と号令があるわけでもなく、いつ始めれば良いのか分からないもの。
そこで今回は就活を始めるのに最適な時期と、出遅れないための準備方法をお伝えします。
【就活いつから】就活っていつから始まるの?
大学3年生の3月に情報解禁、4年生の6月に採用解禁が、就活の一般的なスケジュールです。
しかし、本当にこのスケジュールで大丈夫なのか、他の就活生に遅れを取らないか、不安もあります。
就職戦線に乗り遅れず、内定を早期獲得するためには、計画的に進めることが大切です。
企業によって、採用スケジュールが違うこともあります。
周りの就活生から遅れを取らないように、アンテナを張っておきましょう。
就活解禁時期より前にできる就活の準備もあります。
中でも、企業研究や業界研究は大切です。
早いうちに進めておきましょう。
事前にできる準備を進めておけば、就活へのスタートダッシュを切ることができます。
できることから準備を進め、志望する企業への応募に備えることが重要です。
【就活いつから】早めに就活準備することは大事?
まず結論として、早めに就活の準備をすることは非常に重要であると言えるでしょう。
実際には大学3年の秋頃から選考が始まる企業も珍しくはありません。
特に年明けからは業界問わず選考が行われ始めます。
なぜなら経団連に所属している企業は約1500企業程度で、世の中には所属していない企業の方が多いからです。
そのため、上記のように早期化することが常であると言えるでしょう。
早く終われば終わるほど良いとは限りませんし、早く終わらせるのではなく、第一志望の企業の選考が始まるまで粘った方が良いという考え方もあるかもしれません。
しかし、早い段階に就活の準備をしておき、1社でも内定を獲得しておけば非常に心に余裕を持って就活を進めていくことができるので、重要であると言えるでしょう。
【就活いつから】早期内定取るなら早いに越したことはない
先ほども軽く述べましたが、早く内定を取れるならば早いに越したことは基本的にありません。
志望する業界にはよりますが、基本的に外資系の大手企業などは本選考を始める時期が早いので、外資系を目指している方は特に早い段階で就活を終えることもできるでしょう。
就活を早く終えることができれば卒論に注力することもできますし、友人の就活を手伝うことも可能です。
その他アルバイトに力を入れたり、他の企業のインターンに参加したりなど、さまざまな重要な経験を積むことができ、心にも余裕ができます。
よって、早い段階で内定を取れれば、それに越したことはありません。
早期選考のスケジュール
早期選考のスケジュールについても確認していきましょう。
大学3年生の4月から2月までの場合に分けて詳しく紹介していきます。
大学3年生4月~6月
大学3年生の4月から6月はインターンシップの情報が解禁される時期です。
人気のインターンシップは選考ありの場合が多いため、対策をし始めた方が良いでしょう。
この時期はまずしっかりと対策をするために、何からすべきであるかの整理を行っておきましょう。
自己分析などは早く始めれば始めるほど良いですし、他のESの作成なども、早く始めることで何か弊害が生じるわけではありません。
大学に入った瞬間に始めろとは言いませんが、むしろ2年生の段階で始めている人も居ます。
よって、早期選考を受けることをあらかじめ決めている場合、この段階で積極的に対策を始めても構いません。
大学3年生7月~9月
大学3年生の7月から9月は夏期のインターンシップが行われる時期です。
自身の興味関心と現実をインターンシップを通じてすり合わせる非常に大切な時期なので、絶対にインターンシップに参加するようにしましょう。
そのため、この段階では志望の業界はあえて絞らないというのも選択肢の一つであると言えるでしょう。
確かに、絶対に就職したいと考えている企業がある場合はその例には当てはまらないでしょうが、自分の興味関心の幅を狭めてしまうのはもったいないことです。
さまざまな業界の企業のインターンシップに参加し、さまざまな経験を積むことで自分が想像もしていなかった、就職するとは考えていなかった業界への強い興味が湧いてくる人も多いです。
またここでESやWebテストの対策を着実に行い、秋に備えておくことも非常に大切です。
就活は取り組まなければならないことが多く、後回しにしてしまうとバタバタして心に余裕がなくなってしまいます。
そこで、秋の本選考に向けて面接練習などもしっかりと行っておく必要があると言えるでしょう。
大学3年生10月~12月
大学3年生の10月から12月は外資系の企業やベンチャー企業の本選考が始まってきますし、何より冬期インターンシップが始まってきます。
冬期のインターンシップで本選考が繋がっている企業も多いため、ここでは可能な限り自分の興味関心がある、就職したいと考えている企業のインターンシップに参加することが大切です。
夏期のインターンシップの場合はあえて興味関心の幅を絞らずに、自分が何をやりたいのかどのような仕事に就きたいと考えているのかについてさまざまな選択肢を持つべき時期でもあります。
しかし、この段階でもまだ方向性が定まっていないと、就活がなかなか終わらない人もいます。
また、志望する企業の選考が終わってしまうことも多いです。
そこで、受けようと思っている企業についてはしっかりと情報を集めておく必要があると言えるでしょう。
大学3年生1月~2月
大学3年生の1月から2月は、外資系やベンチャーの最大手に関しては選考を締め切り始めるところも多いので、どうしても就職したい、志望度の高い企業については必ず選考を受けるようにしましょう。
年明け頃からは選考を始めていなかったベンチャー企業、中小企業なども本選考を始めるようになっているため、この時期においても、気になる企業があれば必ず応募するようにしましょう。
早期選考のスケジュールであればこの時期には数社内定が出ている状態になるので、この段階で何個か自分が就職したいと考えている企業の内定を勝ち取れるようにしておくと心に余裕が出てくるでしょう。
その後の選考スケジュール
大学3年生の3月以降のスケジュールについても一緒に確認していきましょう。
これについてしっかりと覚えておくことで心に余裕ができ、予定を立てて就活を進めていくことができるようになります。
大学3年生3月~大学4年生5月
大学3年生の3月から大学4年生の5月に関して解説していきます。
3月1日からは基本的に大手の企業など経団連に所属している企業が説明会などの広報活動を積極的に始めるようになってきます。
つまり就活解禁と呼ばれるのがこの時期のことです。
大手の企業はこの日から本選考のシーズンに入りますが、去年のインターンシップに参加した人材や良い成績を納めた人には優遇などがあるので、積極的に取り組んでおきたいところです。
ということは自分がインターンシップに参加していなかった企業の場合は全く同じ状態ではない、つまり横並びではなく先に進まれている可能性があるということも考慮してしっかりと就活をし、ESを作成していく必要があります。
また、この時期はWebテストなども実施され始めるため、対策をしていない人はここで必ず対策をしておかないと、遅れをとってしまうでしょう。
大学4年生6月~9月
大学4年生の6月から9月は経団連所属の企業をはじめとする全ての企業が本選考を開始するので、いよいよ就活も終盤に差し掛かってきたと考えて良いでしょう。
選考開始1ヶ月、2ヶ月ほどで内定が出始めるので、なかなか内定を勝ち取れない場合は焦る人も多いのではないでしょうか。
特に友人が多い、サークルなどに積極的に顔を出している人の場合は顔が広いので、内定を勝ち取れた知り合いの数も多く、焦ってしまうでしょう。
しかし、ここで諦めてしまってはこれまでの努力が水の泡となってしまいます。
あなたがなかなか就活において良い成績を収められていないということは、絶対に受かりそうな企業ではなく、あなたがしっかりと入りたい企業を選んで受けているということになります。
自分の就活への努力に誇りを持って、焦らずに改善点を考えながら続けていくことが大切なのです。
大学4年生10月以降
大学4年生の10月以降になってくると正式な内定が出されるところが多くなってきます。
すでに内定を持っている人は内定式などが開催されることも多いので、失礼の無いよう、指定された服装などで参加することを大切にしましょう。
内定のない人は秋選考を実施している企業も多くあるので、受けてみることが大切です。
ただ、ここまで内定がないということは何か問題があるということでもあるので、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談してみるのも選択肢の一つと言えるでしょう。
4年生の秋から就活を成功させるためのコツについてはこちらの記事を紹介しておきます。
また、ジョブコミットというおすすめの就活エージェントも紹介しておきます。
アンバサダーをサポートしてくれ、ESや面接など何かしら問題があるであろう部分を浮き彫りにしてくれるので、就活がなかなか終わらない人でも問題点を解決することができます。
「就活相談に本気で向き合ってくれる会社」というアンケートでも3年連続で1位に輝いているので信頼性が高く、なかなか就活が終わらず悩んでいる人にも丁寧に対応してくれます。
【就活いつから】どんな対策をすればいいのか
さて、就活を始めるにあたってどのような対策をすれば良いのかということについては他の記事で読んでいる人も居るかもしれません。
しかし、再度確認しておく必要があるので一緒におさらいしていきましょう。
自己分析で自分の強みと弱みを把握する
まずは自己分析を行います。
自分の強みと弱みを把握し、応募するべき業界や職種を絞り込んでいきましょう。
自己分析で明確になった目指していくべき方向性は、「就活の軸」となります。
自分自身の就活の軸がしっかりしていれば、面接ので質問や志望動機もこわくありません。
軸に沿って回答していけば、説得力のある回答ができるはずです。
そのためにはまず、自己分析をきちんと進めておきましょう。
企業研究をしっかり行い、エントリーする企業を絞り込む
自己分析と並行して進めておきたい準備が企業研究です。
企業研究とは、企業が何を目指しているのか、どのようなビジネスモデルを用いて利益を生み出しているのかを把握すること。
自己分析で見つけた自分の興味のある業界や、適性の合う業種について、積極的に調べていきましょう。
自分に合った業界だけでなく、今まで知らなかった業界にも目を向けてみると、意外な発見があるかもしれません。
エントリーシートや履歴書の準備を始める
続いて、エントリーシートや履歴書の準備を進めておきましょう。
就活が始まってから用意するのは、とても大変になります。
企業の説明会やインターンシップなど、参加するべきものや、やるべきことが倍増するからです。
前もって準備を進めておくことで、提出時に慌てずに済みますよ。
特に準備しておくべきなのは、自己PRです。
自己PRは、どの企業のエントリーシートでも、必ずと言っていいほど聞かれる質問。
家族や友人、キャリアセンターの担当者などに、話を聞き、どのエピソードを記載するか、検討しておきましょう。
筆記試験の準備を始める
新卒の就活で多く経験するのが、筆記試験(SPI)。
面接と違い、あらかじめ予習しておけば、きちんと点数を取ることができる選考です。
筆記試験は就活生の足切りに使われることが多いため、しっかりと点数を取れるようにしておきましょう。
市販のテキストを使って、本番さながらの問題を解くのがオススメ。
実際に同じ問題が出た就活生もいますし、たいていの場合、テキストを少しひねった問題が多いので、準備をすることが大切です。
OB訪問も検討する
OB訪問を検討するのも就活の対策を進める上で選択肢の一つと言えるでしょう。
自分が志望している企業や業界に同じ大学の卒業生がいるのであれば、OB訪問も積極的に行う必要があると言えます。
実際にそこで働いている人の話は非常に参考になりますし、実際の面接で話題に出すことができれば、自分が就活対策をしっかりしている、熱意のある人間であることを強くアピールすることができます。
OB訪問の仕方は大学のキャリアセンターで連絡先を教えてもらうのは当然のことながら、OB訪問専用のサービスを使って行うのも選択肢の一つです。
「OB訪問で聞いておきたい質問16選」という記事があるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
面接対策で苦手意識を払拭する
面接対策をしっかりと行い苦手意識を払拭しておくというのも非常に重要なポイントです。
面接はほとんどの就活生が苦手としているものであり、得意と自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか。
面接はさまざまな対策方法がありますが、場数を踏んでおくのが最も手っ取り早く、そして効果的な方法であると言えるでしょう。
特に苦手意識を持っている人は早めに対策をしておく必要があります。
大学のキャリアセンターや就活エージェントの人はもちろんのことながら、親しい友人や就活をすでに終えた先輩などがいる場合はそのような人に相談してみるのも良いでしょう。
就活の面接対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【就活いつから】インターンに参加しよう
就活本番がスタートする前にやっておきたいのが、インターンへの参加です。
大学3年生の6月からインターンが始まるので、早めに参加しておきましょう。
インターンとは、実際に企業の中で働くことで企業への理解を深めるためのものです。
インターンを通して、仕事内容を深く理解したり、実務を経験することで自分の方向性が正しいかを確認します。
自己分析や企業分析で興味を持った仕事に関して、インターンに参加することで、自分の理想との違いを把握しましょう。
理想通りであれば就活の方向性は間違っていませんし、もし違和感を感じたら考え直す必要があります。
インターンシップを終えたら、感想を具体的な言葉にしておきましょう。
「楽しかった」や「興味を持てなかった」という感想だけでは不十分です。
どうして楽しいと感じたのか、なぜ興味を持てなかったのか、具体的に言葉にしておくことで、自分の考えを掘り下げることができます。
実際に仕事を経験してみた感想は就活の軸としても使えるので、きちんとまとめておきましょう。
就活の方向性を変えるのであれば、就活本番が始まってからでは周りの就活生から遅れをとることになってしまいます。
万が一、就活の方向性を変える必要が出てもいいように、インターンへの参加は早めに参加しておくことが大切です。
【就活いつから】エントリー時期は3月でいいのか
大学3年生の夏・秋・冬とインターンシップが行われ、3月1日にエントリー開始というのが就活の建前です。
しかし実際には、インターンで活躍した学生を対象に選考をおこない、早めに内定を出してしまう企業も多くあります。
冒頭でお伝えしたように、経団連の取り決めでは選考の解禁は大学4年生の6月です。
しかし、多くの企業では、就活の解禁となる大学3年生の3月にエントリーをスタートします。
早いところでは、3月中に応募を締め切るところもあるようです。
インターンに参加している就活生を対象にした選考は、これよりも早く、大学3年生の1月~2月に行われることもあります。
したがって、就活の準備は大学3年生の12月までに済ませておく必要があるのです。
就活は早い者勝ちで進みます。
第一次募集が一番間口が広く、募集回数が増えるごとに、どんどん倍率も高くなるのが現実。
応募したい企業の一次募集に出遅れることがないよう、注意が必要です。
周りの就活生に合わせて就活解禁を待っていると、実はもう選考が進んでいる人がいるかもしれません。
積極的にインターンシップに参加するとともに、就活の準備を確実に進めておきましょう。
【就活いつから】業界によって内定が出る時期は異なる
業界によって内定が出る時期が異なるということは覚えておいた方が良いでしょう。
なかなか内定が出ず、焦ってしまうと就活も進まないものです。
内定出しが早い業界
外資系企業全般
IT業界
ベンチャー企業全般
人材業界
マスコミ・テレビ業界
プラントエンジニアリング業界
内定を出すのが早い業界はそもそも選考を早くから始めている場合が多いということを忘れてはいけません。
特にマスコミ業界など就活の解禁日から選考が始まることが多いのです。
マスコミ業界が優秀な人材を確保したいと強く願っていますし、人材が集まりづらい業界です。
よって、早めに内定を出すことで人材の確保を狙っているのです。
就活解禁日よりも早めに選考を始める企業も多いので、早い段階で対策をしておいて損はないでしょう。
内定出しが遅い業界
日系企業全般
商社業界
アパレル業界
公務員
広告業界
金融業界
一方で内定を出すのが遅い企業業界というものも存在します。
準備時間が長く取れるということで、安心してダラダラしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、のんびりしている暇はありません。
内定が遅いということは不採用だった場合に他に受ける企業がもう残っていないという場合が多いからです。
「絶対に合格しなければならない」というプレッシャーが存在するでしょうが、焦らずしっかりと自己分析や企業分析をし、自己PRなどをしっかりと作成しておく必要があります。
また、就職浪人を避けるためにも、先ほど紹介した、内定が出るのが早い業界の中から自分が興味のあるものを探して、数社から内定を得られるように応募してみるのも良いかもしれません。
【就活いつから】早めに内定を獲得しよう!
就活が始まる時期は、経団連の取り決めによって変動します。
内定が出る時期も、業界や企業によって違うものです。
早い時期に内定が出る業界は、その分、早く選考が始まります。
準備を早めにスタートしておくことが重要です。
自分の応募したい企業や業界の内定が遅い場合には、早めに内定を出す業界・企業を狙って就活するのも良いですね。
内定が出ないと焦ってしまいます。
その結果、自分の理想に合っていない企業へ入社してしまったり、焦ってミスをしてしまったりと悪循環に陥りがちです。
早めに内定を獲得すれば余裕を持って就活できるので、内定を早期獲得しておくことをオススメします。
周りの就活生とスタートから差をつけて、理想の内定先をゲットしましょう。