HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
自己PRで「責任感」をアピールしたい就活生へ。
「自己PRでどうすれば「責任感」を強みとしてアピールできるか?」という疑問を解決するために、責任感のアピールポイントをお伝えします。
印象に残る自己PRが書けるようになりましょう。
責任感とは?
あらゆるところで耳にする「責任感」。
責任感とは、結果に対して責任をもつ意識です。
仕事においても責任感を問われる場面は多々あります。
最後まで一つの仕事をやり切れる人間であるかを企業側は採用時に判断します。
責任感が強い人は、それだけ仕事に対してコミットして結果を出すという期待がもてます。
逆に責任感がない人だと大きい仕事・小さい仕事で判断し仕事を途中で放棄するといった恐れもあります。
金融・インフラなど少しの細かなミスも注意を配らなければならない分野では特に重視される資質です。
自己PRで「責任感」をアピールするポイントは、以下の2つです。
「困難の中、結果を出した責任感」を伝える
自己PRで責任感を伝えるときには「困難の中で結果を出した」エピソードを選んで書きましょう。
責任感を持って仕事をする人は何事も粘り強く取り組む姿勢があるので、もし失敗に終わったとしても経験として蓄積されて長期的な成功につながることもあります。
ビジネスを行う上では、結果に対する責任が求められます。
苦境に立たされた中でも、諦めずに結果を出し切れることをアピールしましょう。
ある時、お目当ての商品を探しにきたお客様が私が働いている店舗に来店した時には既にその商品は在庫切れとなっており、入手するのが困難な状況になっていました。
どうすればお客様が喜んでくれるのかを考えた結果、在庫の確認をおこなうのと共に類似商品のご提案を行うことにしてみました。
結果、お客様には両方購入していただき、今でも大事なお客様としてお付き合いさせていただいております。
このように、私には責任感をもって最後まで仕事に取り組む力があると思っています。
貴社の業務でも、最後まで与えられた仕事に取り組み責任を持って仕事をしていく所存です。
常にお客様の要求に沿ったリクエストに応えてきました。
ある時、お目当ての商品を探しにきたお客様が、私が働いている店舗に来店した時にすでにその商品は在庫切れとなっており、入手するのが困難な状況になっていました。
ここで「在庫切れになっております」と帰すのではなく、他店やセレクトショップにも問い合わせ、何とかその商品を取り寄せられるか確認をおこないました。
また、その商品が入手できない時のことを考えて、それと近い類似した商品のご提案もさせていただきました。
その結果、お客様からは喜ばれ在庫切れしていた商品を購入しただけでなく私がご提案した類似商品も買っていただくことができ、今ではVIPのお客様としてお付き合いさせていただいております。
貴社の業務でも、最後まで取り組み責任を持って仕事をしていく所存です。
【改善のポイント】 今回注目するポイントは、「お客様が求めている商品がなかった」ときの対応方法です。
NG例では結果のみが記載されており、それに伴う詳しい過程が書かれていません。
一方、改善例では実際にどうしたのかが詳しく書かれており、お目当ての商品がなかった場合の類似商品の提案に関しても詳しく書かれています。
採用担当者が注目する部分は「与えられた仕事に対して責任をもって全うしたのか」です。
改善例のように、責任感が伝わるエピソードとして起承転結を意識してまとめてみてください。
「自ら目標を立て、やり遂げた責任感」を伝える
「自ら目標を立て、やり遂げた」エピソードを伝えましょう。
自身で目標を立てて、それをやり遂げることができる人間は仕事においても十分なパフォーマンスを発揮してくれると期待されます。
目標を立てるだけでなく、大切なのは「最後までやり遂げることができたのか」です。
有言実行は社会人において最も大事な要素の一つ。
自分の発した言葉に最後まで責任を取らない人は周りからの信頼を勝ち取ることはできません。
ビジネスで周りからの信頼を勝ち取る上でも自身の発言に責任を持ち、最後までやり遂げることができたエピソードは企業からの評価も高いです。
「やらされてやった」のではなく、自発的に立てた目標に対してきちんと責任をもつ姿勢をアピールしましょう。
私は、大学時代に宅建の資格の取得を目指し、就活までには取れるよう毎日1時間の勉強に取り組みました。
継続して毎日取り組んだ結果、見事合格することができました。
毎日続けたことが報われた瞬間に目標を立てることの大切さと、やり遂げることの重要さに気づき、それと同時に、自身の強みにもなりました。
自身で決めた「毎日1時間勉強する」という目標と「就活前までに取得する」というゴールに向けて、見事やり遂げられた経験は大きな自信へとつながりました。
御社においても入社したら、自身で目標を立て、最後までやり遂げるために仕事に勤めてまいります。
私は、不動産業界に就職したいと思い、大学時代に宅建の資格の取得を目指しました。
書籍や、実際に宅健を取得した人に勉強方法を聞き、自身で独学で勉強を始めました。
就活が始まる前までに取得するという目標を定めて毎日最低でも1時間の勉強をおこないました。
毎日取り組み続けた結果、大学3年生時に合格することができました。
自身で決めた「毎日1時間勉強する」という目標と「就活前までに取得する」というゴールに向けて行い、見事やり遂げられた経験は大きな自信へとつながりました。
御社においても入社した後自分自身で目標を立て、最後までやり遂げるために仕事に勤めてまいります。
【改善ポイント】 自ら目標を立ててやり遂げることを伝える際に、「なぜその目標・ゴールを設定したのか?」を伝えるようにしましょう。
これが明記されていないと目標を立てて、やり遂げた経験は伝わってもいまいちなぜそれをやる必要があったのかが頭に入ってきません。
NG例では「何故目標に設定したのか」は記載されていません。
一方、改善例では「不動産業界に就職したいと思い」と目標に対してのゴールがきちんと明確に書かれています。
エピソードを伝える際は「なぜそれに取り組んだのか」を伝えることも忘れないようにしてください。
責任感を就活でアピールするために
エントリーシートの自己PRで責任感をアピールする際に、押さえておくべきポイントは以下の通りです。
責任感はビジネスの場でも重要な資質。
責任感のある人は仕事をする上でも活躍できる可能性が高いです。
責任感を適切にアピールできるポイントを押さえながら、採用担当者に響くような自己PRを書いてみてください。
結果に対する責任感をアピールして、内定に一歩近づきましょう。