HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
多くの就活生を悩ませる、就活中のバイト問題。
就活とバイトの両立はできるのか、注意すべきポイントをお伝えします。
就活とバイトの両立とは?
「就活を始めたらバイトは辞めるべき」
「就活とバイトの両立は難しい」
と言われることも多く、就活生の多くが悩むバイト問題。
そうはいっても、就活では交通費や消耗品などのお金もかかるため、両立したい学生も多いですよね。
結論をいうと、就活最優先で生活したほうが良い結果に繋がります。
今回は、なぜ就活とバイトは両立しないほうがいいのか、どうしても両立したい場合のバイトの選び方をお伝えします。
これから就活を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
本来は就活最優先で生活すべき
就活は、あなた自身のキャリアを左右する大切な分かれ道。
そのため、就活を始めたら就活を最優先にして生活をするべきです。
バイトを並行することで、就活もバイトも中途半端になってしまう就活生は意外と多いです。
そのため、就活中はバイトをせずに、就活に専念したほうが効率よく進められるのです。
そうはいっても、就活資金が不安という人もいるでしょう。
就活でかかる費用は、あらかじめ貯めておくのがおすすめです。
その場になって慌てないよう、就活を見越した準備を進めておきましょう。
バイト経験が就活に役立つのでは?
就活とバイトを両立しないほうがいいことを伝えると、「バイト経験は就活の役に立つのでは?」という疑問が浮かぶ人もいます。
確かに、バイトをしていたほうが社会人として仕事をするうえで役に立つことは事実です。
バイトをした経験がないよりも、バイト経験があるほうが「社会経験がある」という印象になるでしょう。
しかし、就活に役立つのはあくまでも“就活を始めるまで”のバイト経験です。
バイトしながら就活することが求められているわけではありません。
一度でもバイトを経験したことがあるのなら、そのことを自己PRに含めることもできます。
アピールする時に「現在もバイトを続けていること」という決まりはありません。
「自分にはこのような経験があります」ということを伝えるだけで十分なのです。
バイトをすべきではないという時期もある
就活が始まったら、バイトよりも就活に注力するべきだとお伝えしましたが、絶対にバイトをすべきでない時期もあります。
それは、面接予約の解禁が始まってから内定が出るまでの期間。
適性検査などの結果によって、合格したらすぐに面接予約をいれなければいけないためです。
この期間にバイトが入っていると「バイトがあるから面接が受けられない……」ということになりかねません。
最近ではインターネットでの予約が主流なため、面接予約が取れるかどうかは基本的に早い者勝ちになっています。
バイトの合間を縫って確認していると、希望の日時に予約が取れない可能性があるのです。
また、時期によっては複数社の面接が重なることもあります。
面接予約が取れる日時とバイトの時間が重なってしまう可能性が高いのです。
就活面接は人生の一大事なので最優先したいところですが、バイトのシフトを入れた以上、突然キャンセルすると迷惑をかけることになってしまいます。
バイトとはいえ、シフトを急にキャンセルするのは社会人として避けるべき行為です。
二次面接、三次面接と進んでいくと、面接当日に合否についての連絡があり、次の面接日程を決めることもあります。
その際にバイトのシフトを確認し、調整するのはスマートではありませんよね。
そのため、面接予約の解禁が始まってから内定が決まるまでは、絶対にバイトを入れないほうがいいでしょう。
「面接の時間だけ取ればいい」との考えは甘い
バイトが就活に影響するのは、特に面接が始まってからです。
「それなら面接の時間だけ空けておけばいいのでしょう」という人がいますが、その考えは甘いです。
面接の時間だけ確保して、それ以外の時間はバイトをして稼ぐというやり方で受かるほど、就活は甘くはありません。
時間をかけて面接の準備をしている人とそうでない人の差は、面接での受け答えで明らかになります。
たくさんの面接で就活生を見てきた企業の採用担当者からすると、準備不足の学生を見抜くのは容易です。
面接担当者に「準備不足」という印象を持たれないよう、企業研究や面接対策にはある程度の時間が必要です。
そもそも就活生には、就活かバイトかという両立以前に、学業があります。
肉体的にも精神的にも疲れた状態で就活を乗り切るのは難しいのです。
就活後のためと考えて続ける必要はない
バイトをしている理由が「就活後のバイト先を確保するため」という人は要注意です。
時間的な余裕がないにも関わらず、就活が終わった後のバイト先をキープするためだけに無理をすると中途半端になる可能性があります。
就活の時期は就活だけに集中することで、就活期間を長引かせなくて済むはずです。
今までのバイト先を辞めたくないのなら「就活があるので」と一定期間休みを申し出てみたり、どうしても通常通りのシフトを求められるなら思い切って辞めることも検討してみましょう。
バイトと就活を両立させるには?
就活中はバイトを休止し、就活に専念したほうがいいとお伝えしてきました。
そうはいっても、想定よりも多く費用がかかったり、急な出費でお金が必要になったりすることもあるでしょう。
そのような緊急時にするアルバイトとしては、
・週末や祝日などにシフトを入れる
・日雇いのバイトや自由に休みを入れられる
という2つのポイントを意識して選んでみてください。
まず、現在バイトをしていて、就活中も同じバイト先で働く場合には、週末や祝日などにシフトを入れましょう。
週末や祝日は多くの企業が休みのため、企業からの連絡はありません。
バイト中に面接予約が始まったり、電話がかかってきたりすることもないので、安心してバイトに集中できるはずです。
次に、新しくバイトを始めるという場合には、日雇いのバイトや自由に休みを入れられるバイトを選ぶようにしましょう。
日雇いであれば面接などのない空いた日に働くことができますし、自由に休みを入れられるバイト先なら面接が入ったら休みにすることができます。
どうしてもお金が必要になった緊急時でも、就活の邪魔をすることなく、バイトができるでしょう。
ただし、何度も言うように就活中は就活に専念するのが基本です。
就活中にバイトをしなければいけないほどお金に困ることがないように、あらかじめ準備しておきましょう。